公爵家次期当主好色物語 作:ルペッタ好き
「んああっ、あっ、あーっ、んにゃぁーつ♡」
発情した牝猫のような叫びが響く。
グレモリーの城の一角、次期当主とその女たちのために用意されたその場所の一室で黒歌は今日も男と交わっていた。
キングサイズのベッドの上、仰向けに組み敷かれた黒歌は、近く主となる男に乱暴に腰を打ち付けられる。
「ああっ、深いっ、深いっんん♡ なん、で、こん、なぁぁ♡」
初めて肌を重ねた日から、しばらくの月日が過ぎていた。その間、黒歌は週に一度か二度ほど呼び出され、そのたびに情交を繰り返してきていた。
他愛のない会話をした後に、口説かれながら寝た日。
二人で出かけて遊んでまわり、その後にその場で部屋を借りて行為に及んだ。
少し接し方に慣れてきたころに悪戯を仕掛けてみた結果、おしおきと称して外で抱かれたこともあった。
「うあっ、あっ、ひぁっ♡ 激し、はげっしいのぉ、んんっ、んくっ……にゃぁ♡ どうし、て……ぇ♡」
これまで、こんなに激しくされたことはなかった。男との行為はいつも優しく繊細さを感じさせるもので、必ず長くしつこすぎるくらいの前戯から入っていた。
繋がるのは、いつも黒歌の方から「ほしい」と求めてしまうくらいにドロドロに蕩けさせられてからだったのだ。
それが今日に限って、いきなり押し倒され力づくで股を開かされてて、強引に押し込まれた。
「お前がいつも優しくしないでくれって言うからだ」
「んにゃぁっ、そ、れは……あぅっん♡ あっん、ああっ、ふあんっ♡」
ごりごりと男の腰が押し付けてくると、女の両脚がくいっとさらに開いて腰が浮き始める。がつんがつんと叩き込まれるリズムに合わせて、黒歌の乳房がふるふると揺れた。
白い二つの半球には、男の指が食い込んだ際についた赤い跡が残っている。
「ああっ、噛んじゃ……ひぃん♡ ちぎれちゃう」
根元から絞る様に握られ歪に形を変えられた乳房、そのぷっくりと膨らんだ乳輪の中央で主張している先端。そこに男の歯が食い込む。
「にゃぁぁ、許してぇ……、いやぁ、ああン♡」
「許す? お前の望む通りにしてやっているだけだ。どうやらこっちの扱いの方が好きらしいからな」
子宮を突き上げられるたびに、黒歌は身悶えして悦んでいた。
暴力的なピストンと玩具のような扱い。それなのに、感じてしまう、気持ちよくなってしまう。
男と女の結合部から聞こえる、ばちゅん、ばちゅんと淫蜜の弾ける音が止まらない。
「にゃんっ♡ ひあっ……あひっ、あひぃん♡ ちが、ちがうの」
もう身体の何処を触れられても気持ちいい。
弱いところ、感じてしまうやり方。自分自身ですら知らなかった性感帯。これまでのまぐわいの中で、黒歌のすべては男によって把握されてしまっていた。
「何が違うんだ? 最初っから濡れまくっていたじゃないか」
会えばいつも交尾していた。ベッドのある部屋に連れ込まれるのは、行為の始まりの知らせだ。
なら、もう少しでそれが始まるのだと思ってしまえば、女は濡れる。腰を抱かれ、この部屋に連れてこられた時点で黒歌の秘所は準備を終えていたのだ。
いきなりぶち込まれても何の痛痒も覚えず、すぐに感じて乱れてしまう。黒歌はそんな女にされていた。
数度の性交で、あるいは最初の行為のその日から、黒歌はモノにされてしまっていたのだ。
「ちがうの、違うのよ……んあっ♡ ああっ♡ あっ、あっ、あっ♡」
「こんなによがっておいて、おかしなことを言う」
乱暴に扱われても感じてしまうのは、最初の日の、そしてこれまで男から受けた「優しい」扱いのせいだ。
それをどうしても身体と心が思い出してしまうから、何をされても気持ちよくなってしまう。
しかも、黒歌には「負い目」があった。そのことを思うと、こんな風にされるのも当然のように思えて来てしまう。
「優しいの、好き。ああっ、でも、んっ♡ 好きだから、好きになっちゃうから……ダメなのよ、うにゃんっ♡」
男に入れ込み過ぎるのは良くない。母の二の舞はごめんだ。
強い牡の精を受けて子供を作りたくなるのは種の本能だから、それは構わない。
でも、それ以外のことを男に期待してしまったら……。それで欲しくなって、でも手に入らなかったら……。
「ふん、まぁいい。これからのお前の扱いはこうしてやる。どうやら俺のことが嫌いらしいからな」
男の手が腰をガッチリと掴んだ。そうして、勢いよく男性器を突き込んでくる。
ゴリゴリゴリと深く肉槍を突き立てられ、赤子を孕むための器官に刺すような悦楽が奔り、黒歌は牝の悲鳴を上げた。
「ひぃぃっ、ひぃやぁぁっ♡ んひぃ、んひいぃぃィ゛♡♡!! きらいじゃ、嫌いじゃにゃいのぉ……」
気持ちいい。もうこのまま性奴隷のように扱われていくのだとしても、それはそれでいいのかもしれない。そんな風にさえ思えてくる。
情欲のはけ口として道具のように酷使され、子供ができても見てさえもらえず……そんな未来を想像してしまっても感じてしまう。
「どっちなんだ? はっきりしろ!!」
ガンッ! ガンッ! ガンッ! と力任せに撃ち込まれる肉の杭に身体と理性が軋んでいく。
「ああっ、イクっ! イっちゃう♡ はぁん、あっ♡ もう、もうっ……んあぁぁっ♡゛!!」
ヘンになる。おかしくなっている。
男の肉槍がどちゅ、どちゅっと牝肉を抉り回すと強烈な悦楽が脳髄を犯して、頭の中が爆発しそうになってしまう。
「なら、イケ! おら、イケッ! 中に出してやるからそれに合わせろ!」
「んにゃぁぁ♡ ああっ、好きィ! 赤ちゃんの部屋、いっぱいにしてぇ♡!! 私の中……滅茶苦茶に壊してぇ♡♡!!」
見上げる男の瞳が情欲に染まり、食いしばった口の端から涎を垂らしながらさらに動きを加速させてくる。
黒歌の子宮がキュンキュンと収縮し、牡の射精を貪ろうと駆け上がっていく。
腰が動く咥え込んだ牡の逸物を離すまいと、締め付けたまま激しく踊る。
強い牡の精を求める猫又の本能が、叩き込まれる快感と合わせった黒歌をどこまでも恥知らずによがり狂わせる。
「堕ちろッ! 堕ちろッ! そら、イケぇぇッ!!」
「ああああっ! いいい゛っッッ♡ んにゃぁぁッッッッ♡ イってるぅっ♡♡!」
女の両脚が男を逃すまいと、無意識に相手の身体に巻き付く。胎内に注ぎ込まれる精を一滴たりとも無駄にしないように、膣内が蠢いて内へ内へと男根を誘い込む。
それに応えて、男の腰がぐいぐいと押し付けられた。黒歌を子宮の入口を突き破らんばかりの強烈な圧迫に、膣の最奥が痛いほどに痺れて意識が混濁していく。
「はぁ、すごい、主さんのおちんちん……すごいにゃぁぁ……」
焦点の定まらない瞳で、黒歌は開きっぱなしの口から荒い吐息と共に言葉をこぼした。
そんな女の様子を見下ろす男は、それを見て満足そうに笑みを浮かべると。その背に回された彼女の両脚をほどき、亀頭が半ばまで見えるほどに腰を引くと、一気に突き込んだ。
「いにゃああッ♡! ああっ、まって、んあっ、んんっ、いま、いま、イッた、とこ……んあぁぁっん♡♡!!」
絶頂の余韻に浸る間もなく、きわめて敏感になっているタイミングでのピストンの再開。
男は情欲の塊をつい今しがた吐き出したばかりだと言うのに、まったく衰えることのない熱く硬い剛直を遠慮も容赦もなく叩きこんできた。
「ひぃっ♡ ひんっ♡ あ、まっ、んやぁ♡ ああっ、イった、イッてるからぁッッ、つよ、すぎるの、ひぃぃぃぃィ゛♡♡♡!!」
やめて、やめてと懇願しても男は力任せなストロークを止めてくれない。黒歌の事情など知ったことではないとばかりに、ズブズブと抉り叩きつけてくる。
「ひぃぃっ♡ ひぃっ♡ あ゛あ゛ッ♡♡」
普段の悪戯めいた余裕のある面影など粉微塵にされ、黒歌は大きく開いたまま閉じられなくなった唇から覗かせた舌をビクビクと震わせ、強すぎる快感にぐちゃぐちゃになった瞳で男を見上げるばかり。
彼女の手は男の腕を必死で掴んで縋り付く、立てた爪が彼の腕の肉に食い込んでいく。
「あぁぃぃ♡ んんっぎぎぃ♡ はぁん゛ッ、んはァンンッ♡♡ イッてる、また、ああ゛ッ、おりて、おりてこられにゃいィィん゛♡♡」
反り返った背が戻らない。ダラダラと垂れ流されっぱなしの涎と淫蜜。
黒歌の意識と全身が男のもたらす圧倒的な悦楽に染め上げられていく。
…………。
「許して……、もう許して……」
終わりのない連続絶頂の淫獄から黒歌が解放されたのは、それから一時間は過ぎてからだった。
胸や腹を大きく上下させる荒い吐息を繰り返し、ぐたりとした様子で黒歌は男に許しを乞う。
もう無理だ。これ以上されたら、おかしくなっている頭がもっとおかしくなってしまう。
「何を言っている? まだこれからだぞ」
ベッドの上で倒れ伏す黒歌の横で、男は水を飲んでいた。ペットボトル容器の半分ほどを飲み干すと、彼はそれを黒歌に差し出してくる。
受け取るやいなや、こぼれるのも構わずに喉を潤す黒歌に男はまだ終わりではないと告げてきた。
「はぁ……、はぁ……、んんっ……、はぁ……、そん、な……」
幾度も男の精を受け、ドロドロになった黒歌の牝穴。表に見えている場所は真っ赤に膨れ上がっていて、これまでの行為の激しさを物語っている。
胸も背も腰も、唇も、男の乱暴な愛撫によって赤く染まっていた。
「まだ答えを聞いていないからな。キツイ方が好きってことでいいのだろう? なら、そうしてやるだけだ」
黒歌はグイッと身体を転がされ、うつ伏せにされた。その背中に胸板を当てるようにして、男が覆いかぶさってくる。
俗に寝バックなどと呼ばれる体位を取らされた。
「んにゃ、ンふぅっ……、ああっ、なに、を……えっ、コレッ!? ひぃっ!!」
股の間からずるりと入り込んだ逸物が、黒歌のクリトリスをザリザリとなぞっていった。
その感触がおかしい。通常の男根とは異なる、異様なほどにブツブツとした刺激だったのだ。
「俺は最近、龍に変化する術を覚えたんだが……。それでイロイロと試していたら、こういうことが出来るようになってな」
顔の横に彼の手が置かれる。それは黒歌の見ている前で徐々に姿形を変えていき、鋭い爪と硬い鱗を備えた異形のモノとなった。
「ドラゴン……?」
「そうだ。身体の一部分だけを龍のそれに変化できるようになってな……」
ジクジクジクッっと凶悪な刺激がクリトリスに連続して突き刺さる。たまらず悲鳴を上げて仰け反る黒歌を、男の手がベッドに押し付ける。
「うっそ……まさか……。や、やぁ……やめて、やめて、やめてぇぇぇ!!」
首を横に何度も振って拒否する黒歌に頓着せず、男はそのあまりにも凶悪な代物を彼女の膣へと沈めていく。
未だ連続絶頂によって足腰が立たず、力の入らない黒歌にその侵入を退ける術はない。
びっしりと逆さの肉棘を生やした刺々しいドラゴンペニスが、黒歌の牝の中心を貫いた……!
「アアッ! アアァァッ♡♡!!!」
グチグチグチグチグチィッっと音が鳴るような刺激が、黒歌の膣内を通り抜けた。無数の逆棘が肉襞と快楽肉粒をかき分けて、最奥まで撫で上げて行った刺激によるものだ。
「なんだ、入れただけでイったのか? それじゃあ、この後がもたないぞ」
「痛い、痛いぃぃ、のに……ンァァァッ、キモチイイィィ♡♡」
奥まで刺し貫いたモノを、男がグリグリと捩じる。すると膣内に入り込んだ肉棘に引っ掛けられて、黒歌の中身まで捩じれていく。
男が身体を左右に傾け、腰を捻るのに合わせて、黒歌は啼いた。身も世もない痛みを覚える快感から逃れようと、必死で後ろに顔を向け哀願の眼差しで男に許しを乞うも、
「はは、おらっ!」
「イい゛ッ、ヒぃぃぃン゛♡♡」
涙があふれてくる。膣内をズタズタにされているかのように痛みが奔るのに、それがどうしてだか気持ち良くて仕方がない。
「ぬい、て……抜いてぇ……、これ、ダメっぇぇ……、もう、アアッ、もう、こんあぉぉ♡♡」
「いいのか? ……じゃあ抜いてやろう」
黒歌の尻肉に触れていた男の下腹部の感触が遠ざかる。男か腰を引くのと同時に、強すぎる快感が黒歌を襲った。
入れられただけで絶頂させられた侵入時の比ではない、激烈な官能。痛いのに、気持ちいいという矛盾。
「あ、ダメぇ、抜いちゃダメ、ダメ、ダメェェっ!!」
肉棒の逆棘が、女の中にある襞と内向きに生えた快楽粒に引っ掛かる。ミチミチミチとひっくり返される膣内。
咥え込んだ牡を逃がさず精を搾り取るための牝猫の性器と、突き刺した牝に確実に注ぎ込むための牡龍の性器ががっちりと噛み合って、互いに強烈な快楽を発生させる。
「くっ、オオオッ! ウっおおお、ぐっ!!」
少し腰を引いたところで、男はすぐに押し込んできた。男もまた、交尾相手を逃がさないための生殖機構同士が噛み合ったことによる強烈な刺激に耐えられなかったのだ。
萎えるまで抜けそうにない。強引に引き抜けば女の中を引き裂いてしまう。この結合は精力が尽きるまで終わらない。
「あっ、ああっ、ンアアアッッッ♡♡! んはっ、んはぁっ、んはぁっ♡♡!」
子宮が猛烈な勢いで動いた。それが黒歌には分かってしまった。身体が孕もうとしている、すぐに子を宿そうとしている。
「あっ、できる! できちゃう! ♡ これ、孕む、赤ちゃん、アッ、アッ、アアアアっッ♡♡」
少しだけ引いて、すぐに最奥をノックされる。素早くごく短いピストンが排卵を促してくる。
仙術により生命の気配を感じ取ってしまう黒歌の脳裏に、排出された卵子に牡の精子が群がるイメージが浮かんでは消えていく。
「んにゃぁぁぁ♡♡ 切れる、消えちゃう、アアッん゛、術が解けちゃ……うぅぅ♡♡」
発情期をコントロールしていた仙術が、官能に押し負けて解けていく。
「なんだ、術? なんの術だッ!?」
「んあっ、ああっ、しちゃう、しちゃう、にゃぁぁん、発情期、来ちゃう、来ちゃうぅぅ♡♡♡」
制御が効かない。身体が孕もうとしている。この牡の子種を受け入れて、万全の状態で子を作ろうと蠢きだしてしまっている。
「そうかッ! そうかッ! いいぞ、黒歌! 俺の子供が欲しいんだな!?」
「うにゃん、欲しい、欲しい、欲しいのぉぉ♡♡ もっと、もっと突いてぇぇ、子種、たくさんちょうだいぃぃっ♡♡」
「いくらでもくれてやるぞ! おら、おら、おらァッ!!」
「んひぃぃん、みぎゃぁぁん♡♡ ああっ絡めないで、ふあぁっ、魔力までぇぇ♡♡」
意識してなのか、無意識なのか、男の膨大な魔力が黒歌のそれを呑み込もうとしてくる。
オーラが混じり合う。心の中のイメージに左右される魔力に引きずられて、男の強大なオーラに心までも惹きつけられていく。
「アアッ、好き、好き好き好き好き好きィィィ♡♡!!」
「なんだ、やっぱり、痛いぐらいの方がイイんだな!!」
「ちがっ、違うの、優しい方が好きィィ、ああっ、でも、でもぉ、ンァァィィん゛♡♡」
発情したオスとメスの声に混じって、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅと泡立った粘液の音が室内にこだまする。
「くぅおおっ!! 出すぞ、出すぞッ! 孕めよ、孕め、孕めッ! 俺の子を産めぇぇ!!」
「いにゃぁぁ♡♡ うむ、産む、産むッ、主さんの子供ぉぉ♡♡!! ん゛あ゛あ゛、イ゛ッグゥゥっ♡♡♡♡!!!」
超越的な魔力に支えられた、尽きることのない龍帝の精力。
黒歌は気を失うまでそれをひたすら受け止め続けた。
初日から二か月ほど経過してるってことで