公爵家次期当主好色物語 作:ルペッタ好き
魔力関係ない説明部分が長くなったので、サブタイ飛ばします。
冗談だって言ってたのに……。
俺は今、兄の嫁さんに身体を洗われている。いつもはメイドさん達が洗ってくれるのでいつも通りと言えばいつも通りなのだけれど、ここ数年は義姉さんがしてくれることは無かったはず。
いや、別に一人でも洗えるのだが、なんだかもうこれに慣れてしまったのだ。
「まだ治まらないの?」
うん、アンタが洗ってるから槍がビンビンに尖ってるんですよ義姉さん。そんな「しょうがない子ね」って感じの目で見ないで欲しい。
くそっ、これが義姉さんではない一般メイドだったならそのまま押し倒してスッキリしているというのに──ああ、それでか。
そんなことをしていたら遅くなってしまうし、婚約しましたというその日に相手を待たせてメイドに手を付けてましたでは困るだろう。確かに。
「でも、あんなに小さかったのに……子供が大きくなるのって早いわね」
義姉さん、それはどこを見て言っているのでしょう。ミリキャスだってすぐにこうなるわ。年経た悪魔の感覚では、十年なんて本当にあっという間なはずだから。
しかし……本当にデカくなってるなコレ。いや、サイズはそう変わっていない気がするけれど、なんというか、こう形状がエグい。悪魔の肉体は魔力で変化する、それは知っていたしたっぷりと実感もしたことだ。でも、いや、こうしてじっくりと見るとこの変化にビビってしまう。
キノコに例えるとこの傘の部分の開き方がすごいことになっているというか、これゴリゴリ引っ掛けるよねという形になっている。この形で腰を前後した場合を想定すると──丁度レイヴェルが好き、好き、イイ、イイと鳴いていた付近にクリティカルヒットするのではないだろうか。そこをこう抉るようにガリゴリとこすりそうというか。正常位で当たりそうなところも、バックでぶち込みそうな付近も、実にクリティカルになっておられる。
「あの子のこと、よっぽど気に入ったみたい」
ゴシゴシと洗浄されながら。「良かったね、お義姉ちゃん安心よ」そんな雰囲気の義姉の声を聞く。
ふむ、気に入ったからこの形なのか。つまり俺のちんちんは、レイヴェルのマンコの形にされてしまったのか……。「俺のカタチになってきたな」なんて一度は言ってみたいセリフだが、どうやら俺はそれをレイヴェルから言われてしまう立場だったらしい。
勝負に勝ったと思ったら、実は負けていた感。いや、引き分けということにしておこう。あっちだって影響あったはずだ。そのはずだ。
ところで義姉さん、そのときどき立派なお胸がぽよぽよ当たるんですけど。当ててんのよとか言ってくれるならいいけど、聞いてみたら完全に子ども扱いだと凹むので聞くに聞けない。くそ、この水着っぽい浴場担当メイド用の服め。
けしからん! 俺はもう経験済みなんだぞ! こんなんで治まるワケないだろうが!! 「仕方ないわね。私が鎮めてあげるわ」とか言って手でも口でもいいから、スッキリさせてくれたりは……しないんだろうなぁ。
「義姉さん、俺も、もう子供じゃないんで……」
「そうね……」
まぁ、生れた時から前世記憶持ちだったのですが。
「思えばあなたは、赤ちゃんの頃から、私やヴェネラナさまだけならともかく、レヴィアタンさまにまでイタズラしていたわ」
無邪気な子供のイタズラ。グヘヘ、だから構わないだろう。なんてやってたのが、赤龍帝の籠手出現後にいろいろバレてヒドイめにあったことを思い出す。
我が母上は見た目は大学生美女くらいなので普通にいけてしまう。義姉上もそう。四大魔王の一角、魔王レヴィアタンさまことセラフォルーさんは、それよりちょっと若作りだが、まぁロリババ魔法少女は俺の守備範囲内だ。ロリってほど幼い外見でもないが。
いつかそういう機会があるかもしれないと、俺の使い魔には服だけを溶かすスライムくんとか、マッサージの得意な触手生物くんとかもいる。自称魔法少女さんはやや際どいくらいの撮影もオッケーなので、そのうちけしかけてやりたい。使い魔くんたちでは瞬殺されるだろうが。
魔法少女はえっちな目に合わされてからの悪堕ちがセオリー。だというのに最初から魔王とはこれ如何に。
「もし、あなたが嫌がっているようなら、断ってもいいと言おうと思っていたの」
「レイヴェルはいい子だよ。嫌なんてことはない」
とてもえっちで俺は大変満足している。
「そうだったみたいね。でも、私はあなたに好きな相手がいるのではないかと考えていたのよ」
「そんな風に見えてた?」
「ええ、あなたレヴィアタン……セラフォルーと二人で時々籠っていることがあるでしょう? 結界まで張って」
ただの撮影会です。公爵家の次期当主ともあろう者が、カメラ小僧よろしく魔法少女コス撮影パシャパシャしてる様なんて、使用人にも見せられない。平然と魔法少女の恰好で出歩くばかりか、放映までしてしまうお方もいるが、俺はあそこまで吹っ切れていない。
「てっきり、その彼女が……年下趣味なのかと」
ショタ美少年を密室に連れ込んでイケナイことをしている魔王少女。そんな疑惑を我が義姉は抱いていたらしい。悪魔故あり得なくもない想像なのかもしれない。
それならそれでもいいか、と放置されていたっぽいのが気になるが。
「あー、そういうのではないかな。別に年齢差は気にならないけど。たんに趣味に付き合っているだけだから」
正直、悪魔になって以来見た目さえイケれば年齢差とかはどうでもよくなっている。人外ヒロインにはありがちな属性であるからして。
この目の前の義姉さんももう──歳だし。単に魔法少女に(いやらしい方向で)理解があることを知られて、付き合っているだけである。なかなか変わった方だが、あれでも外交関係を担当している魔王だ。仲良くしておいて損はない。コネは大事、前世で覚えた。
「シトリーのソーナちゃんとも仲が良かったわよね? あとアガレス家の──」
「シーグヴァイラというか、アガレス家は嫌だ。それにソーナもそうだけど次の当主だからありえない」
シトリー家のソーナは、姉のセラフォルーさんが魔王レヴィアタンを襲名した関係で繰り上がってシトリー家の次期当主となっている。俺と兄であるサーゼクス・ルシファーとの関係に似た感じだ。
我が母上がセラフォルーさんの小さい頃によく面倒をみていたらしく、その関係もあって家同士の付き合いも多かった。
現在はともかく、幼少期は前世の記憶持ちな俺の方が精神年齢が高かったので割とソーナの面倒を見たと思う。でも、最近はこまっしゃくれてきて、「おにーたま、おにーたま」と慕ってくれたワガママ幼女の頃の面影はない。ただ、近頃はなにやら教育関係に関心を寄せているようで、人間社会の学校経験者としての意見などを聞かれることは結構ある。小難しくなりおって。
シーグヴァイラ・アガレスとの関係は、「ロボ」だ。もうそれしかない。アイツはロボット大好き女なのだ。
付き合いの始まりは、俺が前世の日本人の記憶持ちだと判明した頃に、向こうから連絡を取ってきたところから。それまで特に交流も無かったのに何事かと思ったら、とにかくロボットものについて語り合う相手が欲しかったらしい。シーグヴァイラの中で日本は「ロボの聖地」と化している。否定できない。
あるとき悪魔にふさわしい「ダンガム」は何かといった話題になり、安直にデビルダンガムを推したら「あれは、ロボっぽくない」と否定されたことから始まる「ナノマシン系はロボっぽいか否か」論争は記憶に新しい。
ちなみにアガレス大公家への婿入りだけは絶対に御免だ。あの家は現在の悪魔社会における二大派閥、四大魔王派と大王バアル派のどちらにも所属せず、間を取り持って実務を進めていく中立派の家だ。気苦労多く、報いは少なく、胃は痛くなること間違いなしのポスト。アガレスだけは嫌だ。未来のアガレス大公に敬礼。
「義姉さんは、俺がどこかの家に婿に行ったほうが良かったの?」
そうなると繰り上がりで息子のミリキャスがグレモリーの跡継ぎになれますね。
「……そういうことではないわ」
俺の言葉に、義姉さんはひどく悲しそうな顔を見せた。
現在グレモリー家には、次の当主として俺を推すリヴラクス派と、現魔王サーゼクスと「最強の女王」グレイフィアの一人息子を当主にと願うミリキャス派がある。
既に魔王級を大きく超えた魔力とそれをさらに数百倍にする神器を宿し武力において圧倒している俺と、混じりけのない最高峰の純血悪魔であるミリキャス。
ミリキャスの母である義姉上が、どちらと考えられているのかは記すまでもないことだ。
今回のレイヴェル・フェニックスとの婚約によって、どうやら父上は俺を外に出すつもりがなく元々の継承順どおりに進める考えだと家臣連中から受け取られているようだが……。
「でも、そうね。私がこんなことを言えば、そう受け取るしかないわよね。ごめんなさい」
かけられた湯が身体をザっと流れていく。
領民・家臣共や兄上・義姉上がどう考えていようとも、俺はこの家の次期当主の座を渡すつもりはない。
仮に俺が次期当主の座をミリキャスに譲ってシトリー家に婿に行ったとしよう。その場合、その先でハーレムを作れるか? いや、厳しいだろう。わざわざ自分から次期当主のポストを捨てるのだ、それはきっとソーナとの間に深い恋愛関係があったのだろうってことになる。その状態で婿入り先で「あ、俺ハーレム作るつもりだから。よろしくな」なんて言えようか。俺は言えない。
つい先日までは、ハーレム構築完成後にそれでも来てくれと請われたのならやぶかさではなかった。ライザー義兄さんのような立場だな。
ただ、もし今からそうなった場合は、レイヴェルとお別れすることになる。それはもう考えられない話だ。
「いいよ、別に。ただ、俺はレイヴェルを気に入ったし、もう手放すつもりはないから」
「……そう、あなたが良ければいいのよ。ただ、前にバアル家との話もあったでしょう?」
「養子にって話だったっけ。あれは叔父上を焚きつけるためのものだったと思ってるんだけど」
鏡に映る自身の瞳を見る。俺の髪は父上からのグレモリー家の血を示す紅だが、瞳の色は母上の実家バアル大王家の血統を継ぐ証である紫だ。
『バアルの
で、家からでた異母姉の子を養子に迎えて家を継がせるなんてありえない! と奮起して子供の出来にくい純血悪魔としては異例ともいえる早さで次の子供をこしらえたのだ。その頃はミリキャスがまだいなかったから、父上が俺を手放すことなんてまずないだろうに。サイラオーグを産んだミスラさんとは違う奥方相手に、毎日毎日、朝から晩までパコパコしたのかね。叔父上は頑張ったよ。
とそんな感じで、バアル家中のゴタゴタに関する当て馬にされた俺だ。おかげで今でも叔父上からは警戒マシマシの塩の効いた対応をされる。今のグレモリーにはミリキャスいるしね……。
跡継ぎがちゃんといるところにわざわざ波風立てて、昔の与太話掘り返して乗っ取りなんて仕掛けませんよ、俺は。そう伝えても、向こうにそれを信じる気がないのでどうにもならん。
さすがに悪いと思ったのかどうなのか、バアル家先代当主(母上の父、俺の祖父)や初代バアル殿(こちらも祖父と呼んでいる。前世からの人間の言語感覚では一万年前からのご先祖を表現できない)からの扱いは悪くないのだけれど。
まぁ、バアル家は現当主よりも初代や存命の歴代当主の発言力が強い家なので、これはこれで良いコネではある。もしも兄上と対立でもして、魔王派を離脱するようなハメにでもなったならここを頼ることになるだろう。母の実家で兄上の政敵だしね、「おじいちゃーん、兄さんがいじめるのー。たすけてー」といった感じか。
「ジオティクスさまはどうお考えなのかしら……」
「さぁ? ただとりあえず俺は力を付けことにするよ。もっともっと出来る限り」
「あなたのその魔力とその神器。それが既に政治的にも大きな影響力を持っていることは分かっているのよね?」
この悪魔や神々のいる人外魔境の
そして俺は、その万軍を一騎で滅ぼせる個人である。まだ成熟していない、成長期の悪魔でありながら、もうその領域に立っている。
父上はそんな俺を他家にくれてやりたくはないだろう。おそらく、だが。
「『
強くさえあれば、最悪、悪魔社会から離脱したってやっていける。暴力を背景に「死にたくなけりゃあ、お宝と食い物、あと女をよこしなぁ! 逆らうようなら皆殺しだぁ、ギャハハハ!!」なんて邪悪なドラゴンライフだって出来るだろうさ。昔々にドライグとそのライバルの二頭のドラゴンが、天使と悪魔と堕天使相手に大暴れしたように。
「その言葉には覚えがないけれど、ひとつの真理であることは認めざるを得ないわね」
強いヤツが偉い。『力』ほど純粋で単純で美しい法律はない。『力』こそがすべてを司る真理だ、と前世で見た大魔王も言っていた。
実にドラゴンしている。
◆◇◆
欲情我慢の大浴場をあとにした俺は、着替えた後にレイヴェルと朝食だか昼食だか分からない食事を取ることになった。
この後、両家の親と話し合いがあって、その後に解散といった流れだ。
「そういえば、どうして学校に通ってこられないのですか?」
レイヴェルとの距離感は近い。ベッドイン前とは雲泥の差である。あの頃のドキドキソワソワした貧弱男子はもはやいないのだ。
これが一皮むけたってヤツだ。
「三日ぐらいかな、通ったんだけど。……ゼファードルって知ってる?」
「グラシャラボラス家の方でしたよね? 同級生から聞いたことがあります。なんでも引き籠っていらっしゃるとか」
「アイツにしつこく絡まれたんで、ついカッとなって腹にこう──」
レイヴェルのお腹に拳をポンと当てる。
「──パンチしたら、ゼファードルの腹が消えて上半身と下半身が分かれちゃったんだ」
「まぁ! 怖いですわ」
お腹をポンポンと撫でる。ここには、もしかしたら俺の子がもう宿っているかもしれないのだ。大事大事。
「消滅魔力の制御が緩んでいたみたいで、フェニックスの涙が必要な事態になってさ。それで俺の魔力量も考えると、万一暴れたときに教師では抑えられないし、まさか兄上に常駐してもらうワケにも行かないから……出席禁止になった」
まさかの学校出禁である。子供のケンカで希少な純血上級悪魔を失うわけにはいかないので仕方がない。魔王クラスがいないと抑えられないってことで、その後は家庭教師と消滅魔力制御の権威のところへ時々練習に出かける日々である。
母上でもいいだろうに何故かバアル家に出向かされているのは、たぶん政治的な理由があるのだろう。こっちも次期当主くんに魔力増大トレーニングの指南を頼まれているので、案外それが目的だっただけかもしれないけれど。にしても、こっちも一応教えに行っている部分もあるのに叔父上の態度はさ、もうね。イヤになるね。
「それで、その膨大な魔力もあってついた二つ名が『紫紅の龍帝』ですか」
「バアルの紫とグレモリーの紅って単純な名前だけどね」
そう、悪魔の社会には二つ名だの異名だのの文化がある。俺の『紫紅の龍帝』なんてまだカワイイもので、母上なんて『亜麻髪の
こいつが、ヒュー、カッコイイ! と茶化すのではなく本気でそう受け取られているのだから、これはなかなかくるものがある。
なお、異名の中にドライグの赤がないのは、紅の中に含まれている扱いらしい。ついでに、たぶんこの紫紅は至高とかけられている。今までで最も強い赤龍帝ということだろう。
そうなると、ライバルの白龍皇が『究極の龍皇』とかになっていそうでややコワイ。至高vs究極の天龍一ドッカンバトル武闘会が始まりそう。
それにしても略すと紫紅帝。前世の記憶があることと合わせて、中華な大陸の偉人の転生者のようだ。この世界、英雄やら偉人の魂を受け継ぐ者が普通にいるらしいのだが、早とちりするバカはいないよな。俺の前世は、ただの一般オタピープルである。
「私、実はリヴラクスさまのこと、家で会う前から知っておりましたの。『紫紅の龍帝』に憧れていた、とも申しますわね」
「パーティーとかで会っていたかな?」
「いえ、魔王級の魔力を《赤龍帝の籠手》で最大まで増加させた際のレーティングゲームに与える影響試験のときです」
そんな試験はあった。俺が試されたのではなく、悪魔たちがする戦争遊戯『レーティングゲーム』の会場がどれだけ俺の力に耐えられるかの実験だ。
たしか、《赤龍帝の籠手》が発現してそう日も経たない頃に行ったはずだ。
「あったな、そんなこと。あれでゲーム中の神器使用に制限が付くことになった」
「はい! あの時、フェニックスの不死身で耐えられるかどうか見ておこうということになりまして、我が家の皆で見に行っていましたの」
実験の結果、最大まで威力を倍増させた滅びの魔力球はレーティングゲームの会場を塵一つ残さず消滅させてしまった。ゲーム用の特殊空間を粉砕し、冥界の通常空間にまで広がった大規模消滅破壊。
くるりと綺麗にくり抜かれた広大な大地を見て、「うわー、これヤバイ。ドライグ怖い」と我がことながら思ったものだ。
俺は歩く核弾頭貯蔵庫、残弾数は二千発で毎日全回復します。そんな感じ。
「素敵でしたわぁ」
俺にお腹を撫でられながら、大規模破壊の光景を思い出してうっとり顔のレイヴェル。
悪魔に限らず人外異形の
つまりレイヴェルが最初から好意的だったのは、俺が力ある者であることを先に見せていたからか。
やはり『
「それで、あの……お願いがあるのですが」
お腹を見て顔を赤くしつつ、レイヴェルはおねだりの姿勢。ただし、下の話ではなさそうだ。
視線で続きを促すと、彼女はためらいがちにそれを口にした。
「私をあなたの最初の眷属にしてくださいませんか? 昨日から『悪魔の駒』の使用が許されているのですよね」
「それ、意味は分かって言ってる?」
婚約ならば破棄できる。たとえ婚前交渉があったとしても、それはまだ確定ではないのだ。両家の都合、悪魔社会内外の状況の変化、それらによって覆ることはある。
しかし、『悪魔の駒』による眷属化は、それとはまた話が異なる。基本的に、『王』この場合は俺の許可がなければトレードによってフェニックス家に戻ることも出来なくなるのだ。圧力などで強制されることもあるだろうが、基本としてはそうなる。
そして、それは俺がもし何らかの事情によってグレモリー家の者ではなくなったとしても変わらない。もし俺が「やっぱり当主なるのやめて独立するから」などと言い出したならば、それについていくことになるのだ。
「フェニックス家とグレモリー家の結びつき、ということだけでしたら婚約からの結婚だけでよろしいのでしょう。でも、私は
そう言って、レイヴェルは再度お腹の辺りを見ながら「本当に……素敵でしたわ♡」と続けた。
なるほど、下腹部がキュンキュンしているから、どこへでもついてきてくれる、と。そう受け取ることにしよう。俺的には物理的に強いからより、そっちの方が嬉しい。
「その、寝室で何度も何度もおっしゃってくださったことですけど……」
もじもじとするレイヴェルの耳に軽く口づけを落とした。自信がつくとこういう真似も出来る。今の俺はイケメンで権力のある金持ちで、四大魔王の内の二人くらいは倒せる身の上だ。
「覚えてる。本当だ。フェニックス卿の許可がでたら、俺の眷属になってずっと一緒にいてくれ」
「はい!!」
ギュッと抱き寄せてまたイチャイチャしようとしたら、使用人にそれとなく注意されてしまった。
そうだね、これからお義父さんの許可とらないとだからね。遅刻厳禁。
グレイフィア(清掃中)「あら、写真が……セラフォルーの写真がこんなにたくさん! そういうことだったのね!」
究極白龍皇&そーそー「超魔王級純血悪魔の赤龍帝で、呼び名がシコウテイ!? つぇんだろうなー、オラわくわくすっぞ!」