翌日曜日、10時に家を出て、工藤の家に向かう。
途中、コンビニで弁当と、緑茶、あとおにぎりを2つだけ買ってから向かった。
家に着くと周りに人通りがないことを確認してから門を開けた。
2階に上がってドアを開けると、糞の匂いと尿の臭いが混じり合ったなんとも言えない悪臭が漂っていた。
男たちは口を塞がれていて、口をもごもごさせて喋ろうとしているが声が出せないようだ。
そりゃそうだ。
そのために口を塞いでいるのだから。
尿や糞は用意した段ボールの中にしていたが、何せ夏も近く気温が上がっているため、直ぐに悪臭を放つのだろう。
これでは弁当を食べる気分にもなれない。
とりあえずこの段ボールの中の尿と糞を何とかしよう。
ゴミ袋の上を完全に括り、もう一枚ゴミ袋を用意して、便器の上でハサミを使って尿と糞を流し、垂れなくなってからもう一枚のゴミ袋に入れて、庭に持って行った。
部屋にはまたゴミ袋を用意して段ボールにセットした。
それほど食べてもいないし、水分なんて必要最小限だ。そのうち出る量も減ってくるだろう。
窓を開けて空気の入れ替えをした。
空気の入れ替えをしてからリピートモードで音楽をかけて……そこまでしてからガムテープを外してやった。
外した途端、食料をよこせだの水を持って来いだの偉そうに喚いている。
一番喚いていた古角の元へ行き、往復ビンタを喰らわせてから、
「立場を弁えろ、クソ野郎が」
と言ったら4人とも黙ってしまった。
美琴は戸川と古角のスマホを取り出し、メールを打ち始めた。
戸川が、
「俺のスマホで何してるんですか?」
と聞いてきた。
「お前と古角の親に週末まで帰れないってメールしてるんだよ。
連絡無しに帰らなかったら怪しまれるだろう?」
戸川は心の中で、
春風は馬鹿だ、電話で直接話すなら信用するが、メールなんかで信用するかよ。
何かあったと思うに決まってる。
しばらくしたらうちの親か警察がここに来るだろう。
そしたら俺たちは助かる。
絶対仕返ししてやる。
しかし美琴は、そんなことは分かっていた。だから古角の親には戸川のスマホから。
戸川の親には古角のスマホからメールを送ったのだ。
スマホが故障していることや、田舎町の工藤の知り合いの家にいるから電波が届かない事、かけれるようになったらこっちから連絡するとも伝えた。
メール送信が終わると、モバイル通信機能をオフにして、着信は留守番サービスにつながるようにした。
美琴は買ってきたお弁当と緑茶を机の上に置き、蓋をとって食べ出した。
工藤が恐る恐る美琴に尋ねた。
「春風さん?僕らの分はないんでしょうか?」
「あるよ。袋の中におにぎりが二つ」
今度は戸川が喚いた。
「男4人だぞ。おにぎり2つで足りるわけねーだろ」
美琴は、置いて帰ったバックの中からナックルを取り出し、タオルを巻いてから、戸川の顔面を殴った。
タオルを巻いたのは怪我をさせないためだ。
血が出ると後が面倒になる。
美琴は机に戻ってまた弁当を食べ出した。
食べ終わると、美琴は言った。
「今からケツの穴にペニスを入れてシコシコしてもらうからな。
アナルプレイってやつだな。先に済ませたいやつはいるか?」
誰も何も言わない。
「いないならまずは工藤兄弟が入れられる方だな。射精したら前後交代だ。ほら、早く用意しろよ。またナックルパンチするぞ」
言ってもしようとしないので、全員の顔面にナックルパンチをおみまいした。
「やります、やります」
言いながら、工藤兄弟が四つん這いになり古角と戸川が後ろに回った。
ペニスを入れようとするが肛門が乾燥していて中々入らない。
「しゃーねーなー」
と言って、洗面台にあった掃除用の手袋をはめて、洗面器に少し水を張り、トイレットペーパーにたっぷり吸わせてから、肛門に押し当てた。
「乾く前に早くしろよ〜」
言われて戸川と古角は腰を振り出した。
挿入されるまでに数分かかったがなんとか挿入し、やけくそ気味に腰を激しく振った。
挿入してから数分で2人とも射精した。
美琴が前後入れ替われといい、次は戸川と古角が入れられる番になった。
美琴はまたトイレットペーパーに水を染み込ませ戸川と古角の肛門に塗りたくった。
工藤兄弟は意外に早く挿入させることができたようで、5分ほどで射精を済ませた。
美琴はその全てを動画撮影し、どんどん保存していった。
「春風さん、ちょっと聞いてもいいですか?」
古角が言う。
「答える気になったら答えてやるよ。言ってみろよ」
言われて、
「俺らがその……強姦してた時の春風さんと、今の春風さん。どっちが本当の春風さんなんですか?」
美琴が言った。
「どっちか当ててみろよ」
言われてて古角は、そうであって欲しいと願いながら、
「襲われてる時の春風さん」
と言ったが、
聞いた途端、美琴は吹き出し た。
「ははは、本当におめでたい奴らだなお前ら。あんなもんは演技だよ演技」
「いや〜、やめて〜、そんなことしないで〜ってか!ははは」
古角は期待を裏切られショックで俯いてしまった。
「私があの時まで処女だったのは間違いない、処女だったし、男とキスや手を繋いだこともなかった。それは本当の話だ」
「お前らは処女がみんなお淑やかだと思ってる。それはただの妄想さ。私はあの時ここに来る前から処女を奪われることなんて想定してたし、全員にフェラチオさせられるとこまで想定していた。結果的にしたのは工藤だけだったけどな」
一息ついてから続けた。
「お前らに復讐することだけ考えてたから感じないし気持ち悪くも良くもならない。乳首を吸われても膣を舐められても、何の感情もなかったさ。処女幕を破られた時に痛いって思ったくらいだな。こういう時はなんて叫ぶんだろうとか、そろそろ涙流さないとな〜とかな」
「だから今の私が本当の私ってことになるだろう」
美琴がそう言うと、戸川が別の質問をした。
「俺たちはこれからどうなるんですか?」
「逆の立場ならどうするのよ。こんな屈辱的なことをした女を
許せるの?私が逆の立場なら手足の骨を砕くくらいの"復讐の復讐"をするな、間違いなく」
4人の口にまたガムテープを貼ってから、
「ちょっと出かけてくるからな」
そう言って、美琴が向かった先は薬局だった。
コンドームを買いに来たのだ。
美琴が使うためではない。
アナルプレイをさせる時に床を精液で汚さないためだ。
それに、コンドームをつけていた方が挿入しやすいだろうこともあった。
まぁ、死ぬ前にもう一度だけ夢を見させてあげてもいい気はするが……と、一瞬思ったが、直ぐに打ち消した。