美琴が工藤たちを監禁してから3日目。
月曜日の夕方のことだった。
麻美は浩一の家に来ていた。
両親が留守で、中間テストも近いので勉強する予定で呼び出したのだ。
1時間は確かに勉強したのだが、若い男女が他に誰もいない場所で2人っきりになっているのだ。
欲情を抑えられる筈がないのだ。
どちらからともなくキスを求め、お互いの舌を舐め回していた。
舌を絡ませながら、右手でブラウスのボタンを外していき、両肩からブラウスをずり下げ、手から抜いた。
ブラの上から胸を鷲掴みにし揉みしだく。
ブラのホックを外して、ブラも外した。
麻美を布団の上に寝かせて、いやらしい音を立てながら乳首を力強く吸い出した。
「浩一くん、気持ち、いいよ〜」
麻美にはもう恥じらいはなかった。
「あ〜〜ん、は〜、は〜」
幾度となく喘いだ。
スカートを脱がし、ショーツも一気に脱がせたら、また、陰毛あたりから舐め回して、膣を満遍なく舐めた。
「今日は後ろ向きでしたいんだけど」
「いいよ」
麻美がそう言うと、
ベッドに置いてあるコンドームを取って封を開けた。
麻美が、
「用意してたんだね」
と、言うと、
「お互い、高校はちゃんと卒業しなきゃいけないからね」
そう言った浩一に激しく口づけをしてから、
「私、浩一くんを選んでよかった」
と言った。
麻美は四つん這いになった。
「お尻の穴まで見られるの恥ずかしい」
そう言われて、
「麻美の全てを見たいんだ。別に恥ずかしいことじゃない」
ペニスに手を添えて、麻美の膣にねじ込んだ。
麻美の胸を揉みながら、激しく腰を動かし、やがて絶頂に達した。
行為が終わってから、
「気持ち良かった?」
麻美が言った。
「うん、麻美のこと、毎日、どんどん好きになっていくんだ……」
浩一がそう言うと、
「ありがとう。私もだよ。一杯エッチしたい」
そう言われて、浩一は軽い気持ちで聞いてしまった。
「麻美って、俺が初めてじゃないのかな?なんか最初から痛がったりしなかったから。あっ、だからって好きな気持ちは変わらないんだけど」
浩一にそう言われて、しばらく俯いた麻美は泣き出してしまった。
声を上げて、激しく……
浩一は慌てた。
「ご、ごめん俺、変なこと聞いちゃって。俺、麻美のこと、本気だし、嫌いになったりしないし」
麻美は首を振って、
「私、やっぱり秘密には出来ない」
そう言ってから、意を決したように話し始めた。
「私、強姦されたの」
「強、姦?」
「浩一くんとファーストキスして、しばらくしてから……浩一くんの家から帰る途中で、無理矢理車に押し込まれて……」
「思い出したくないなら無理に話さなくていいよ」
麻美を抱きしめて言った。
「話さなきゃいけないって思うから、話させて」
浩一は頷いた。
「男は4人で、そのうちの1人は2組の工藤くんだった」
なんだって?それじゃ俺が麻美を襲わせたようなもんじゃないか?
しかし、そんなこと、この場で言えるはずもない。
浩一は黙って聞くしかない。
「私はね、キスだって浩一くんが初めてだったの。なのに、あの人達は変わるがわる私に乱暴して、動画や画像も撮ったの。ばら撒かれたくないなら言うことを聞けって言われて、次の日も工藤に呼び出されたの」
そこで一旦切ってから、
「浩一くんに黙って帰った日があったでしょ?あの日だよ。でも、私は言いなりになりたくなかった。浩一くんを失うなら死んでもいいって思ったの。だから工藤に言ったわ。動画や写真は好きにすればいい。私に変なことしないで。ダメなら今すぐ殺してって」
工藤の野郎、絶対許さね〜。浩一は拳を強く握りしめた。
その拳に手を添えて、麻美は更に続けた。
工藤が交換条件で美琴の裸を撮るように命令したこと、美琴が襲われるのを承知で工藤の家に行ったこと、その工藤達に睡眠薬を飲ませて今まさに監禁していることまで話をした。
浩一は麻美に、
「麻美は春風の電話番号知ってるのか?」
と尋ねた。
「うん、知ってるよ」
「麻美が襲われたのも、春風が襲われたのも全部俺の責任だ」
言われて、聞き返した。
「どう言うことなの?」
浩一は小学生の頃の話から全てを話た。
「俺は麻美を好きだから抜けたんだ。その時あいつに言った。麻美に何かしたら必ず殺すって」
麻美は浩一を止めようとした。
「やめて、そんなことしたら捕まっちゃうよ」
浩一は首を横に振る。
「麻美、俺と別れてくれ」
今度は麻美が首を横に振る。
「私は、絶対に別れない、それなら共犯になってもいいわ」
その目には強い意志が感じられた。
「分かった。ならまずは春風に連絡したい。番号を教えてくれないか」
頷いて、番号を教えた。
「隠し事はなしだ。麻美も聴いていてくれ」
うん、と頷く。
美琴に電話をかけて、山本だと名乗った瞬間、
「聞いたのね」
と言った。
「ああ、全部聞いたよ。麻美が襲われたのも、春風が襲われたのも俺の責任だ。謝って済む問題じゃないけど本当にごめん」
そう言うと、
「いいわよ、処女なんて、いつかは誰かに奪われるものでしょ?」
それに、と言ってから続けた。
「今してることは私が勝手にしてることだし、あなたには関係ないわ」
いや、関係なくなんかない。
「春風だけを犯罪者には出来ない。それに、俺はあいつらに警告しておいたんだ。麻美に何かしたら殺すって。なのにしやがった。俺だって奴らを許せない」
聞いてから美琴が、
「今野さんは?そばにいるの?」
「あぁ、もう隠し事は無しだ」
「ちょっと変わってもらえる?」
麻美にスマホを渡した。
「春風さん、ごめんなさい。やっぱり、内緒には出来なかった」
そう言われて、
「あなたの性格じゃぁ、隠し通すのは難しいかな?とは思ってたからね。話したことは責めないわ。でも、山本くんはああ言ってるけど、あなたはそれで構わないの?」
「2人で話して決めたの。私も協力するわ」
麻美がそう言うと、
「分かった。正直、運び出す方法が思いつかなくて、男の人が居れば助かるわ」
浩一が電話を代わった。
「麻美も納得してるから、いいよな?」
「2人で決めたなら構わないわ。まだ夕暮れまでに時間あるからこっち来る?工藤の家」
「ああ行くよ」
続く