工藤は麻美にメールを送った。
日本のスマホは写真撮影時にかなり大きな音がする。
動画は最初と最後の音だけで早めに起動させれば誤魔化しはきくがスマホ自体が大きく、寝かしたままでは撮影が出来ないなどの不便があったので、撮影するための小型カメラを用意していた。
それを渡す為のメールだった。
帰りは途中まで山本がいるから、別れた後で渡すという。
麻美が待ち合わせ場所に来ると、カバンから太めのボールペンを一本取り出して麻美に渡した。
え?ボールペンを私に渡してどうするつもりだろうかと思ったが、どうやらこれが小型カメラになっているらしい。
広範囲の撮影が出来るようである程度向きを合わせればそれで撮影出来るらしい。
「お前は動画を確認する必要はない。撮影出来たら俺に渡せばいいだけだ」
そう言った。
「わかったわ」
と返事して帰ろうとした麻美を呼び止め、工藤は言った。
「最後にもう一度だけフェラチオをしてくれないか?」
麻美は絶対に嫌だと突っぱねた。
「そんなこと言うなら二度と会わないわ。撮影だってしない。それが約束の筈よ」
そう言われては引き下がるしかない。
美琴の裸に期待するしかないな。
あと一週間ほどでプールも始まる。
そうすれば、よほど用心深いやつでなければ、胸のポロリくらいは撮影出来るだろう。
それを脅しの種にして美琴を襲うしかない。
楽しみに待っていよう。
10日後、麻美からメールが来た。
体操着の着替えと水着の着替えの動画が撮れたというメールだった。
待ち合わせ場所を指定して、麻美が来るのを今か今かと待ち侘びた。
20分ほど待たされて、ようやく麻美が現れた。
ボールペンを渡して、麻美は言った。
「春風さん、水着に着替える時はある程度隠してたけど、水着から着替える時は身体を拭くでしょ?結構大胆になってたわ。私は約束は守ったわ。次は貴方達が守ってよ。二度と関わり合いたくないの」
工藤は春風の動画を手に入れて満足な様子だった。
「分かった、二度と近づかない」
そう言って二人は別れた。
ウキウキしながら家に帰り、ボールペンからMicroSDカードを抜きとってパソコンに差し込む。
ソフトを起動させると、まず体操着に着替える、青色のブラに隠されたDカップ……いや、ひょっとしたらEカップはありそうな美琴の胸が写っていた。
まぁこれはブラが邪魔だから付録程度の価値だな。
さらに動画を進めると、水着に着替える美琴と、水着から制服に着替える美琴が全て写っていた。
麻美の言った通り、水着に着替える時はある程度ガードしているが、それでも時々乳首がポロリしていたし、水着から制服に着替える時は身体を拭く為ガードが甘くなり胸はもちろん、陰毛までバッチリ写っていた。
これは脅しのネタにできると工藤は確信していた。
続く