ある日の朝。
「ん……あぁ……?」
拓哉が目を覚ますと布団の中でもぞもぞと何かが動く感触があった。
――またか……。
その正体を彼はよく知っている。
「おい、優香」
「あ、ごめん。起こしちゃった?」
拓哉が布団を持ち上げると、その中から幼馴染の優香が顔を見せた。
「起こしちゃった? じゃねぇよ。毎朝潜り込んでくるのはやめろって言ってるだろ」
「そんなこと言われたって、お腹空いてるんだもん」
さも当然であるかのような顔で彼女は言う。それを聞いた拓哉は溜息を吐くが、優香はそんな彼の様子を気にする事はない。
「もう、何が不満なの? 拓哉は気持ち良くなれる。私はお腹がいっぱいになる。これってWin-Winな関係、ってやつでしょ?」
「だからって毎日搾り取りやがってよぉ……」
「しょうがないじゃん。だって私、サキュバスなんだもん!」
彼女はそう言って笑い、拓哉のズボンと下着に手をかけると、躊躇う事なく脱がし始めた。彼もそれがいつもの事であるため、諦めてされるがままだ。
「にひ♪ 文句言ってる割に、拓哉のここは硬くなってるよ~?」
「いや、それただの朝立ちだから」
「でもこうすれば……」
優香は軽く拓哉のペニスを撫でながら、裏筋から亀頭へと口付けをしていく。
「っ……!」
優しい刺激に彼の剛直はピクリと反応を見せる。
「ほらほら、気持ちいいでしょ?」
肉棒を撫でる手は止めずに彼女は問いかけるが、拓哉は余裕であるかのような表情をした。
「いいや。その程度じゃ、優香の朝ごはんの前に学校行く時間になっちまう」
その一言は、サキュバスとして優香には聞き捨てならなかった。
「あ、言ったなーっ!? だったら本気出しちゃうもんね!」
そう言って彼女は上半身を起こすと、その身体を変化させていく。角や翼、尻尾を生やした優香はニヤリと笑う。
「それじゃあ遠慮なく……朝ごはん、いただきまーす!♡」
元気よく宣言したかと思うと、そのままの勢いで拓哉のペニスを頬張る。
「おまっ、いきなり……!」
驚く彼の声を無視して、しかし歯を当てないよう気を付けながら、優香はぢゅぽぢゅぽと激しく口内で剛直を扱き始めた。その刺激に、拓哉は思わず彼女の頭に手をやる。
その手の感触に気付きながらも、優香はフェラチオによる責めをやめない。
「んぐ♡ ん♡ んんっ♡ んふー♡」
咥えたまま舌を動かして裏筋を刺激し、さらにもっと深く咥え込んで喉奥で亀頭を締め付ける。彼女の口の中は唾液が溢れ、拓哉からすれば、それはまるで膣穴に陰茎を突っ込んでいるかのような感覚だった。
「そんなにしたら出るってっ!」
さっきまでの余裕はどこへやら。その刺激の強い快感に、彼の肉棒は今にも射精してしまいそうになっていた。
その拓哉の表情を上目で見た彼女は、一気にラストスパートをかける為にペニスを強く吸い上げる。
「ぐぅっ……!」
我慢の限界に達した彼は、初めは止めようとして伸ばしていた手で優香の頭を押さえつけてしまう。
そして遂に――
――出るッ!
拓哉の剛直がドクンと大きく震え、彼女の喉奥へと精液を解き放つ。
「んぶっ♡ ぐ、んぐ♡ んぐ♡ んぐ……♡」
頭を押さえつけられた事、そして射精の勢いに優香も最初は驚くが、しっかりと受け止め残さず飲み干していく。
それからひとしきりの吐精を終えた拓哉の陰茎を、彼女は先程までの激しいフェラと変わって、舌で優しく舐めながら尿道内に残った精液を吸い出す。
「ん……ぷはぁ! にひひ、ごちそーさま♡」
優香はそう言うと、ベッドの上から降りてサキュバスの変身を解く。
「ほら、学校行くよ?」
「自分の食事が済んだからって普通にしてんじゃねぇよ……」
搾り取られた彼は身体を起こしながら複雑そうな顔で下着を履き直すと、ハンガーにかかっていた制服を手に取って着替え始める。
その間に、搾り取った張本人である幼馴染のサキュバスは、平然とした様子で部屋を後にして行った。