異世界転移した種付けおじさんのテイワット冒険記 作:黒胡椒サラミ
さて、色々あったが、このテイワットでの生活にもかなり慣れてきた。科学技術的な面では元居た世界に当然劣るけど、それと引き換えに元素魔術というものがあるからか、食料とか衛生の水準なんかは決して低くない。というかむしろ快適だ。
僕はアンバーやバーバラとイチャイチャしつつ、彼女たちに元素の手ほどきやこの世界について教えてもらったりしながら、生活費程度は自分で稼ぐため、城下町の外に出てスイートフラワーやググプラムなどを拾い集めるという呑気な日々を送っていた。
「――とうっ!」
僕が突き出した槍を胸に受けて、小型のヒルチャールが地面に倒れた。ヒルチャールの死骸は、しばらくすると黒い煙のようになって消えていく。あたりに脅威がなくなったことを確認すると、僕は槍を元素の状態に戻して空間にしまった。
「ふ~む」
自分でやっておいてなんだが不思議なもんだ。アンバーに教えてもらった通りにやったらできてしまったのだが、一体どうなっているのだろう。「神の目」とかいうやつが僕にあるお陰らしいけれど、原理が良く分からない。改めて首をひねっていると、後方で僕を援護していたバーバラが駆け寄って来た。
「おじさま、お疲れ様っ、かっこよかったよっ、怪我してなぁいっ?」
今日はアンバーが西風騎士団の仕事でいないので、バーバラだけが僕に付き添っている。僕は大丈夫だよと言ったけれど、バーバラはわざわざ僕の身体のあちこちをぺたぺたと触って、僕が負傷していないかどうかを確かめた。その確認が終わり安心すると、バーバラは胸をなでおろしながら僕に言った。
「本当にこんなところにヒルチャールたちがいるなんて……びっくりしたね」
僕が今日引き受けた冒険者任務は、少しだけ危険なものだった。街道にバリケードを作ったヒルチャールの討伐である。と言っても、小型ヒルチャールが五匹ほど群れていただけなのだが……それでも危険であることには変わりない。
冒険者協会受付のキャサリンさんによると、最近モンドのあちこちで、こんな風にヒルチャールや「アビス教団」とかいう奴らの目撃情報が相次いでいるそうだ。
ちなみに、僕が槍を使えるようになっていて、タイマンなら小型ヒルチャールくらいには勝てるようになっているのは、きちんと訓練したからだ。訓練をつけてくれたのは何を隠そう、他ならぬ西風騎士団のジン団長である。実は先日、こんなことがあった。
「あなたは最近、バーバラと城下町の外に出かけているそうですね?」
あれはアンバーにくっついて騎士団の建物を訪れた時だった。通路で偶然すれ違ったジン団長が、何を思ったか立ち止まって振り向くと、僕に声をかけてきたのだ。バーバラのことについて尋ねられ、僕は思わずドキリとした。彼女を無理やりレイプしてメス堕ちさせ、それからも、お部屋やお外でハメまくっていますなどとこの人に知られたら、腰に差さっている長剣で一刀両断間違いなしだ。
とりあえず、もっともらしく誤魔化さなければならない。
「あ~、いや~、まあそうですね。実は僕が冒険者の仕事を始めたので、バーバラちゃんが心配して付いてきてくれてるんですよ。本当に優しい子ですよね」
「なるほど……そうでしたか」
おっと、僕の白々しい言い訳を素直に信じたみたいだぞ。どうやらこの人は、見かけよりもチョロいところがあるのかもしれない。と言うか、バーバラのことなら本人に訪ねれば良さそうなものだが、それをあえて僕に聞いてくるというのは、前から思っていたが、この姉妹の距離感は少し複雑なようだ。
「そうなんですよ。僕は特に剣とかが使えるわけじゃありませんからね。というか、バーバラちゃんがああ見えて強くて驚きました。元素魔術も使えるし、僕なんかよりずっと――……どうしました?」
「……剣も使えないのに、冒険者になろうと?」
しまった。ジン団長からの好感度が露骨に下がった気がする。そりゃあそうだ。今の感じだと、ジン団長からしてみれば、このオッサンが妹を盾にしているのだと受け取ってもしかたない。発言の選択を間違えた。修正しなければ。
「――そう! それなんです!」
「ん?」
「僕が今日ここに来たのは、実はそのためなんですよ!」
その場をもっともらしく取り繕うのは、生まれた時からの僕の得意技である。その特技を生かし、僕は口が動くままに喋った。
「冒険者としてやっていくって決めたのに、剣も振れないなんて情けないですよね。だから、アンバーに頼んでここに来たんです。ここには、武器の訓練をする施設なんかもあるそうじゃないですか」
「ふむ……そういう訳でしたか」
「そういう訳なんです」
よしよし、また納得してくれた。やっぱりこの人は少しチョロいぞ。などと内心でほくそ笑んでいたら、話が妙な方向に転がった。
「では、私が基礎を訓練してあげましょう」
「――……え?」
「僭越ですが、私が剣技の手ほどきをして差し上げます」
「――い、いやいや、それは悪いですよ」
「何か問題でも?」
「いや、だってジン団長はお忙しいでしょうし――」
「私の予定くらいは何とでもなるので」
それは絶対に嘘だ。アンバーが、「ジン団長っていつ寝てるんだろう」と首を傾げていたから知っている。マズいな、妹のためにできることがあると知って、ジン団長のお姉さん心に火がついてしまった感じだろうか。
「それでは、裏手の広場に来てください。私は訓練用の武器などを用意してきますから」
「今からですか⁉」
「やるなら早いほうがいいでしょう?」
「いやしかし、僕は今日はアンバーの付き添いで……」
「彼女には伝言を残しますから大丈夫ですよ」
「…………はい」
完全に逃げ道を塞がれてしまった。訓練したいと言ったのは僕だし、これは逃げられそうにない。僕は諦めると、少し肩を落として頷いた。
という訳で、僕はジン団長じきじきに武器の扱いの手ほどきを受けたのだ。ジン団長が得意とする剣ではなく、槍の使い方を教えてもらったのは何となくである。槍のほうが相手から離れて戦えるから、それだけ危険が少なそうだと考えたのだ。
どうせ汗をかくなら女の子との交尾で……と思っていたけど、西風騎士団代理団長による個人トレーニングは、短期間でも確かに僕の身になっている気がした。お陰で僕は、闘争とは無縁の現代日本から来たオッサンでありながら、何とか小型ヒルチャールと渡り合えるくらいには成長したのだ。
それに、ジン団長の指導はキツかったけど、考えようによっては悪くない。彼女と個人的に話す機会を得られたというのは大きい。お願いすれば、彼女はまた僕に訓練をつけてくれるだろう。
ジン団長はバーバラのお姉さんだけあって、バーバラを一回りか二回り大人っぽくしたようなスタイルと顔立ちをしている。モデルかよと言いたくなるような脚の長さで、剣で鍛えられた身体はバーバラよりも引き締まっている。開いた胸元から見える胸はぷるんと柔らかそうだ。訓練中、隙を見てたっぷりと視姦してやった。というか、騎士団の団長があんなスケベな衣装を着ていていいのだろうか。脚はぴっちりしたタイツのように見えるし、腋も丸見えで、お陰で僕は勃起を抑えるのに苦労した。
腕力では絶対に敵わない。しかしいつかはぜひ、ジン団長も僕のメスに堕としたいものだ。ああいう責任感の強い子をメス堕ちさせたら、意外にチンポに依存してしまうかもしれない。バーバラとの姉妹丼にも夢がある。その機会をうかがうためにも、僕はこれから定期的にジン団長の訓練を受けるつもりだった。
「おじさまスゴイね! このあいだよりずっと強くなってる!」
それに、女の子からこういう称賛を受けるのも、男として悪い気はしない。物思いから意識を戻すと、すぐ目の前でバーバラが僕を見上げていた。
ああ、ジン団長を犯すことを考えていたせいで、その面影のあるバーバラの顔を見ていると、なんだかチンポがむずむずしてきたぞ。
「……あっ、おじさまのズボン、膨らんでる……」
バーバラも、僕が獣欲に支配された血走った眼で彼女を見ていることに気付いたようだ。彼女はぽっと頬を赤らめると、恐る恐るといった感じで僕の股間の膨らみに指を沿わせた。
「苦しいの……? パンパンで痛そうだよ……? 治さなくて、いい……?」
純粋無垢な少女の顔に混じる、何かを期待するメスの色。こんなのを見せられたら、レイプしたくなるのは当然だ。
「ねぇ、おじさま……♡ ――きゃっ!」
辛抱たまらなくなった僕は、バーバラの手首をむんずと掴むと、彼女を強引に街道脇の茂みに引っ張っていった。
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「いやぁ~、モンド地方も久しぶりだなぁ、蛍。アンバーやジンは元気かなぁ?」
「元気だと思うよパイモン。そんな長いあいだ離れてたわけじゃないし」
肩を露出した白いドレスのような服を着た少女が、フワフワと飛行する妖精のような生き物を連れて歩いている。その金色の髪に、白い百合のような花をあしらった少女の名は、蛍。彼女は双子の兄といくつもの世界を渡り、このテイワットを訪れた際に、謎の「神」の力によって封印された。
つい先日目覚めた彼女は、同時期にモンドを襲った災厄を解決し、西風騎士団の「栄誉騎士」の称号を得た。今は主に璃月方面で兄の手がかりを探している。
彼女の周りにまとわりつくように飛んでいるのは、パイモンという出自不明の生物だ。その航跡に星座のような光を残しながら、パイモンは蛍に色々とたわいもない話しをしている。蛍はそれを適当にあしらいつつ、街道を歩いてモンドの城を目指していた。
「モンドのお城に着いたら、『鹿狩り』でスイートフラワーの漬け焼きを食べようぜ! それからアップルサイダーも――……どうしたんだ? 蛍」
「――しっ。……静かに、パイモン」
柔らかかった蛍の表情が急に厳しくなり、パイモンも口をつぐんだ。蛍の手には、既に空間から取り出した片手剣が握られている。既に蛍は戦闘態勢に移行していた。
パイモンはおずおずと囁くように蛍に聞いた。
「何かいるのか……?」
蛍は何も答えない。ただ、街道の周辺に目を凝らし、周囲の気配を探っている。
華奢な少女の見た目だが、蛍の戦闘能力は折り紙付きである。それこそ、ファデュイの執行官と戦っても引けを取らない。パイモンには何も感じられなかったが、蛍は警戒に値するだけの何かに気付いたのだ。この一見平穏に見える街道に潜む、未知の脅威に。
(動物……? ううん、魔物……? ヒルチャール?)
蛍は元素視覚も活用しつつ、脅威の居所を探った。どこかに何かが居るのは確かだ。その気配は人間ではなく、もっと原始的な、野生の動物に似ている。ヒルチャールかもしれないと思ったが、それとも違う感じがする。
(……?)
蛍の警戒心は、少しずつ弱まってきた。どうやら、相手は自分とパイモンの存在に気付いていない。待ち伏せされているのではなさそうだ。魔物でもない。それほど邪悪な気配はしない。やはり、動物か何かだろうか。
(あの茂み……?)
街道を少し逸れると、草や木が繁茂している。目を凝らすと、その中にガサガサと揺れる茂みがあった。蛍は念のため警戒を続けながら、足音を立てずにそこに接近していった。
「――っ♡ ~~っ♡ ――っ♡ ~~~~~っ♡♡」
その茂みの中から悲鳴に似た声が聞こえて、蛍の警戒レベルは再び上昇した。誰かが何かに襲われているようでいて、しかしそれとはどこか違う声。声を上げている者が命の危機にさらされているとしたら、こんな甘い色は音に混じらない。
では、悲鳴でなければ何なのだろう。蛍はむしろ好奇心に誘われて、その茂みをそっとかき分けた。
「あっ♡ あっ♡ ひっ♡ おじさまっ♡ いいよぅっ♡ すごいよぉっ♡ あっ♡ いっ♡ いっ♡ んぅ~~~っ♡♡」
「…………? …………――!!??」
蛍は目の前で何が起こっているのか理解できず、一瞬固まった。それからしばらくして、彼女は声にならない悲鳴を上げかけ、とっさに両手で口を塞いだ。
蛍が覗いた茂みの奥には、二人の人間が地面の上に折り重なるようにしていた。蛍と同じ年ごろの少女の上に、それよりずっと年上の男がのしかかって、身体全体で少女を圧し潰すようにしていた。
蛍の側からは、二人の下半身しか見えない。しかし、茂みの隙間から二人を除く蛍の頬は、見るからに赤らんでいた。蛍も、あそこで行われている行為が何なのか、実体験は無くとも知識として知っていたからだ。
「ん~……? なぁ蛍、あの二人、あんなとこで何やってんだ……?」
「――――っ!!!!」
横に出てきたパイモンに問われて、蛍は心臓が口から飛び出るほど驚いた。声を出すことだけは防いだが、腰が抜けたようになり、そのままそこにへたり込んでしまう。パイモンはあそこで行われている行為の意味が分からないようで、眉をひそめて首を傾げている。
「なんか……股のところに棒が刺さってる? あんなに抜き差しして……痛くないのかな――ぶわっ⁉」
頼むから黙っていてと、蛍は右手でパイモンを捕まえると地面に押し付けた。パイモンはモガモガともがいている。その間も、蛍の目は茂みの奥の二人から離れなかった。
(こ……これってセックス……だよね。初めて見た。こんな外で……あんなスゴイものなの?)
さっき感じた気配を、蛍が人間ではない動物だと思ったのは、ある意味正しかった。そこにいる二人は、ほとんど理性を失った野生の獣に等しかったからだ。
「あおっ♡ おっ♡おっ♡おっ♡おっ♡ んひっ♡ ~~~っ♡ おじさまっ♡ おじさまっ♡ んぅ~~~~っ♡♡」
犯されている少女が漏らす声で、犯しているほうが「おじさま」という人間なのは何となく分かる。でも、二人の口からそれ以外に意味のある言葉は発されない。ひたすら呼吸を荒くして腰を振り、鼻にかかった甘い鳴き声を上げるだけだ。
マン繰り返しさせられた少女の高く上げられた片脚には、脱ぎかけの白タイツとショーツが引っかかっている。それに男がのしかかって、種付けプレスで腰だけ動かす生ハメピストンを行っている真っ最中だ。処女である蛍が初めて目撃するには、あまりにも刺激が強すぎるド迫力の本気交尾。犯されているほうの少女が、自身とも面識のあるバーバラだということにすら、混乱の極みにある蛍には認識できなかった。
他人の情事を無断で覗くなど、本来はセクハラ出歯亀親父しかしない変態行為である。しかし蛍は、自分自身も鼓動と呼吸を速めながら、瞬き一つすることもできずに、大柄な中年男と華奢な少女のガチ交尾に見入っていた。
蛍の位置からは、二人の結合部が一番良く見える。ごん太のグロテスクなデカマラが、少女の瑞々しくピチピチの割れ目を限界まで拡張し、一定のリズムを保ったストロークで、先端から根本まで出入りしている。裏筋は精液が詰まってパンパンに張っており、肉竿全体が淫靡な液体で濡れて怪しく光っている。
「あ゛~っ♡ お゛~っ♡ お゛~っ♡ お゛っ♡ お゛~っ♡」
本来ならば澄み切った鈴の音のような少女の声が、「堕ちたメス」としか表現しようのない下品な喘ぎへと変わっている。チンポに完全敗北したことを示す、屈辱的で、それでいてとても幸福そうなメスの声。あんなものを挿入されたら、女の子は誰でもみんな――蛍自身を含めた全員がああなってしまうのだと、蛍は頭ではなく身体で悟っていた。
初めて経験するどうしようもない疼きに苛まれて、いつの間にか、蛍の左手は自身の太もものあいだに差し入れられていた。蛍の太ももはじっとりと汗ばんでいる。だが、彼女の左手を包んだ熱と湿度は、必ずしも汗のせいだけではなかった。
「んむっ♡ んちゅぅ♡ ちゅうう♡ じゅるっ♡ んはっ♡ ちゅぅ~♡ はぁっ♡ ちゅるるるっ♡」
声が聞こえなくなって、代わりに水音が響いてきた。あの二人の上半身がどうなっているのかは、蛍にはよく見えない。頭部がもぞもぞと動いているようだから、あの二人はキスをしているのだろうか。しかし、キスでどうして、こんなに何かの液体を吸うような音がするのだろうか。あそこでは、一体どういう行為が行われているのだろうか。蛍の脳内で、妄想だけが先走っていく。
ただ一つ分かるのは、男にのしかかられて身体の自由を奪われているかに見える少女は、確かに男から受ける行為で悦んでいるのだ。それは、頭のほうに見える二人の手が、五指を絡めて硬く握られていることからすぐに読み取れた。
(ああ……す、すごい……。セックス……。これがセックスなんだ……)
初めての本格的な行為を見せつけられて、蛍という少女の中に眠っていた「女」は、急速に目覚めつつあった。胸や膣、そして子宮や卵巣といった、子どもを孕み、産み育てるための器官が、役目を思い出したように活発に疼きだす。太ももに差し入れていた左手は、ショーツ越しの割れ目に沿って、恐る恐る指を這わせていた。
やがて蛍は、茂みの向こうで犯されている少女が、まるで自分自身であるかのような幻想に浸り始めていた。あんな風に服をはぎ取られ、身体の自由を奪われて、「ここ」にあの太いモノを突き入れられたら、一体どんな感覚が待っているのだろう。
(――んっ♡ ――んっ♡ ――んっ♡ ――んっ♡)
少年少女が、どのようなきっかけで自慰に目覚めるかは予測できないものだ。今の蛍が左手でしている行為は、紛れもなく、己の内側から湧き上がる性衝動を鎮めるための自慰――オナニーだった。
(何これっ♡ 何これっ♡ ジンジンするっ♡ お股のとこピリピリするよぉっ♡)
蛍はセックスというものを生で見て、実際にオナニーをする方法も学んだ。この短時間で、少女は色々なことを学んで大人に近づいた。彼女のオナニーは、ショーツの上から恥丘をなぞるだけの可愛らしいもので、向こうで行われている生ハメ交尾とは比較にならないおままごとだったが、それでも、それによって味わう快楽は、蛍が今まで感じたことのないものだった。
数多の世界を渡り歩き、人々を救うための戦いに明け暮れてきた少女とて、いや、それゆえにこそ、蛍はこのような世界があることを知らず、恐怖と恍惚とが同時に伴った未知の体感に翻弄されていた。
同じころ、男に犯されている少女のほうも、蛍と共に果てを迎えつつあった。男と絡め合った両手をより強く握り、口は男の唾液を求め、両脚は男を逃がさないように彼の腰に巻き付いた。女性器からチンポが引き抜かれようとするたび、マン肉が名残惜しそうに吸い付き、逆にチンポが突き入れられると、奥から新しい愛液を垂れ流し、子宮口が自ら出迎えて悦んでいた。
男と、男に犯されている少女と、そして蛍。三者の肉体は繋がってシンクロしているかのように昂っていき、やがてその時が来た。
「――んむぅっ♡♡ ~~~ぉっ♡♡ ~~~~~っ♡♡」
茂みの向こうにいる二人が、今までになく身体を密着させた。抽挿を繰り返していた肉棒は、完全に少女の胎内に収まったところで停止し、腰のピストン運動は、かき混ぜるようなグラインドに変わった。男と少女の腰は別の生き物のようにガクビクと痙攣し、男から少女へ、何かがドクドクと注ぎ込まれている気配が、蛍にも伝わって来た。
(――んっ♡♡ ふぐぅ~~~~~~~っ♡♡♡)
蛍もまた、二人と同時に声を殺して絶頂していた。
(な、なにこれぇっ! 腰、ビクビクって――! 浮いちゃう――! 落ちちゃうよぉ――っ♡)
重力から解き放たれ、方向を失って飛ばされていくような衝撃。視界が一瞬真っ白に染まって、自分がどこに居るかもわからなくなる。動物みたいに思いっきり叫びたい。目の端から涙が零れる。
茂みの向こうでは、絡まり合った二人の結合部から、収まりきらなかった白濁が逆流して漏れ出していた。ぷぅんとあたりに漂った生臭い匂いが、蛍の鼻にも届く。初めて経験する絶頂の感覚と一緒に、その匂いは蛍の脳内に摺り込まれていった。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
ようやく波が引いた時、蛍は息も絶え絶えになっていた。今まで彼女を突き動かしていた衝動は、波と共に去っていた。凄まじい罪悪感に襲われて、ここから逃げ出したい気持ちだった。
そして、先ほどの絶頂は、決して蛍の肉体を満足させなかった。ただひたすら、切ない後味が残っただけだ。茂みの向こうで幸福そうな余韻に浸っている二人とは対照的だ。
(何やってるの私……のぞき見なんかして。――! あの二人、まだするつもりなんだ……!)
蛍が罪悪感に苛まれていたころ、茂みの向こうの二人が腰の動きを再開した。さっきよりもねっとりとした、お互いの愛情を確かめ合うような動作が、見ている蛍の身体に、再び例の疼きを灯しそうになる。
そして、それを恐れた蛍は、このままあの二人を見ていたいという欲望を振り切って、その場から情けなく逃走することにした。
「――んぶぅっ! ほ、蛍! なにすん――ふぐっ!?」
小脇に抱えたパイモンの口を塞ぎ、後ろも見ずに脱兎のごとく逃げ出した。幸いにして、相手のことだけに夢中になっている茂みの向こうの二人には、蛍のことは最後まで気付かれなかった。
だが、慌てていた蛍は、そのときに不覚をとった。小枝に髪をかすられて、二つ付けていた花飾りのうちの一つを、その場に落としてしまったのだ。しかし、蛍がそのことに気付いたのは、もっとずっと後になってからのことだった。
その時の蛍は、街道を走って一目散にモンドの城下町を目指し、逃げ込むように宿の部屋に入ると、そのまま布団をかぶって寝てしまった。
しかし、そんな彼女を心配するパイモンも寝静まった深夜、蛍のベッドからは、くぐもった甘い音色とかすかな水音が、しばらく途切れることなく響いていた。