転移後即死したら美醜逆転ロリ&ムチ肉長乳竜人族に保護されて主様(ヒモ)になりました。 作:hentai提督
マナーって大事だよね(挨拶)
「ほ、本当に済まぬ! この通りじゃ! どうか! どうか非礼の限りを許してはくれぬだろうか……! どうか……どうかっ…………!!」
「え、えぇ……」
男がドラゴン幼女の角をひたすらに弄り倒して失神させた後、ようやっと覚醒した彼女がとった行動は男の予想の遥か斜め上を行くものだった。
ゆっくり目を開いて男と視線がかち合ったかと思えばかなりの時間固まった後、「…………ぁ」と蚊の鳴くような声を発したと思えば文字通り飛び上がって取り乱し、ベッドに投げ捨ててあった顔を隠す為の随分と煌びやかな布――中東のニカブみたいだが白基調で若干透け気味のやつ――に飛びついてあたふたと顔を隠して床に頭を強打する勢いで土下座してしまったのだ。なんならこっちが土下座でもなんでもして許しを乞おうと思っていたのにこの展開はあまりにも想像の埒外過ぎて男の思考はまたしても停止してしまう。
「そ、そなたをたまたま東の平原で見つけて。もう心の臓を貫かれておったがまだ時も浅かった故、無礼を承知で我が宝玉をもって蘇生を図った。なんとか一命をとりとめたが予断を許さぬ状況であったので、その……居城に招き我が魔力を注いでおったのだ。し、しかしそなたの……えっと……あ、あまりの性の色香にやられてあんな事を…………。済まぬ! 本当に済まぬ! しかしどうか……どうか! 今回の助命でもって我が蛮行を見逃してはもらえぬだろうか…………!!」
「…………え、っと」
物凄い早口で捲し立てられ、さらにあまりの必死さにも圧倒され、さっぱり判断のつきかねる男は全く思考が纏まらずに意味のない言葉を発する。
そんな男の様子に深く絶望の色を瞳に宿した彼女は力なく顔を伏せてしまい、絞り出すように声を発した。
「…………そ、そうじゃな。謝って済む話ではない。我が肉体の一部がそなたを犯しているも同然。僭越ながらそなたは我が霊角に興味がおありのようだ。これを持ってすれば強力な魔力の触媒にも、威光を示す手助けにもなろう。……あぁ。もう角だけと言わず、我が身の全てを捧げるが故、此度の対価とさせてはもらえぬだろうか。この身は贓物から爪先に至るまで、余すところなく相応の価値を生む。故にどうか、我が祖国に僅かばかりの救いを恵んでいただきたい――」
「ちょ、ちょっと待って。待って下さい」
なにやら死ぬことを前提としたとんでもない事を言い出したので、流石の男も考えるのをやめベットから転げ落ちそうな勢いで件の彼女の傍に立つと、床に膝を付けて止めにかかるが――。
「まだ何か……。あ、そうだ、うちの城にある財宝も好きなだけ持って行って良いです。それなりに価値はあると思います、はい…………」
(アカン、目が死んでる……)
恐ろしくネガティブな思考に沈むドラゴン幼女を目の前に、男は兎にも角にもまともに話ができるよう無い知恵を絞って元気付けるのであった。
――
「えっと、その……取り乱してしまって申し訳ありませんでした。つい……」
「いや、謝るのはこっちの方で……。ほんとすみませんでした。ほんの出来心だったんです」
「ああいや、それは全然……。寧ろ私――こほんっ。わ、妾の方が余程の無礼を……」
あ、そのキャラで通すんだ。
もうだいぶ手遅れなのではと思いつつ、またネガティブに陥っておっかないことを言い出されても困るので黙ることにする。無言は金なり。ていうか散々無礼を働いたのは自分の方だと思うんだがほんとに怒ってないんだろうか。ないみたいだからいいか。
「えーっと、それでは確認したいことがいくつかあるんですが……。というより、教えて頂きたいことが山ほど」
「……う、うむ」
至極真っ当な罪悪感を抱きつつ、男は目の前の幼女を見据える。床に2人して正座で向かい合う奇妙な光景。しかも一方は角と羽と尻尾を生やし、最早神々しさすら感じられる美しさの褐色幼女だ。残念ながらそのご尊顔は瞳以外隠されてしまっているが。ていうか何故隠す。減るもんでもないだろう。是非とも余すことなく拝ませてくれたまえ、良い子だから。
相も変わらず頭の悪い思考に耽られる程にこの訳の分からん状況にも幾分か順応してきた男は、
(にしても、商談でも始めるみたいな空気だな)
なんて社畜思考で考えながら口を開いた。
「それではまず、この世界の事なんですが――」
「そ、その前に良いだろうか」
「はい?」
とにかく現状を把握したいので質問しようとしたらいきなり遮られた。おいおい、相手の話はとりあえず最後まで聞くのがビジネスマナーってもんですぜ幼女の旦那。なんてアホなことを考えたが、そもどう考えても一生物としては彼女の方が圧倒的上位であることに疑いはない。比べる事すらおこがましいレベルである。死んだ生き物を蘇生できるとか一体全体どういうことなの……。
すなわちこの目の前の、実に愛らしくちょこんと正座し、身を護るかのように長い尻尾で自分を囲い、心配そうな紅蓮の瞳で男を見遣るこの幼女は、まさしく雲の上の超常的存在である。そんな人物(?)を相手に相対して正座させていることがそもそも不敬に感じられてきた矢先に、それまでモジモジと言い淀んでいた件の幼女が口を開いた。
「話を遮ってしまい申し訳ない。しかし、どうにも気になって……」
おお、しっかりマナーも弁えておられるではないか。流石ですね。なんて殊更アホなことを考えていたが、またしても黙りこくってしまった幼女にどうしたものかと悩んでいると、意を決したかのように男を見据え、震えながら言葉を紡ぐのじゃロリドラゴン。くっそ可愛い。
「ふ、服を着てもいいだろうか…………。あ、あと、そなたもどうかその……。そ、その逸物を隠していただきたい…………♡」
「…………失礼しました」
マナーがどうとかってレベルじゃねーぞ。
全裸で正座待機ってこういうことだよ(白目)
次も1時間後に投稿されます。読んでください!(シャクティ並感)