※この作品はR-18です。

転移後即死したら美醜逆転ロリ&ムチ肉長乳竜人族に保護されて主様(ヒモ)になりました。   作:hentai提督

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明けましておめでとうございまぁす!!(激遅定期)

今回は3大種族様に対してちょい露骨気味にアンチ・ヘイト的描写があるので3大種族様LOVE♡ずっきゅん! な遺伝情報&脳みそ破壊済みのお客様はご注意願いまぁす!





一応聞くけどそんなやつおる? おったらビビるわぁ……。




#27 Dirty deeds done dirt cheap 2

 

 

オーク領近辺 とある丘

 

 

「あら、これはこれはお久しぶりですね紅炎竜様……え、大丈夫ですか。ただでさえ醜いお顔がもっと醜く、うわぁ……」

「…………久々にしては随分なご挨拶だな、セレスティア。そもそも五十歩百歩だろう」

「それはまあそうなんですけれど、今日は輪をかけて酷い有様でしたので」

 

 5部族の集合場所にいの一番に辿り着いて即座に瞑想に耽り、精神的ダメージから幾分立ち直ってきたと思った矢先にこのエルフは……。

 そんなに酷い顔をしていただろうか、と火の精に心中で尋ねると、皆一様にウンウンその通りと頻りに頷いてくれたので余計に凹んだ。辛い。ぬいぐるみ抱き締めたい。

 ……よし、考えるのはもうやめよう。今はさっさと役目を果たして帰還することのみに集中するんだローゼ。……そうでもしないと辛すぎる。あ、また泣きそう。

 

「……本当に大丈夫なんですか。まさかそんな状態でオークの方々にお目通りなさるおつもりで?」

「…………いや、もう大丈夫だ」

 

 なんとか気を取り直し、久々に息苦しく感じて外していた顔布を着けなおして件の性悪エルフに向き直る。

 

「まあ、大丈夫と仰るなら構いません。ですがこちらまで先方の不興を買うのは御免こうむりますよ」

「相も変わらずクドクドと……これだから年寄りのお説教は敵わんな」

「口の利き方には気をつけろと何度言えば覚えるのです? ああ、小娘風情には過ぎた望みでしたね、これは失礼」

「今日の私は虫の居所が悪くてな。此方の自制に期待はするなよ?」

「ええ、ええ。可愛げのない赤トカゲにそこまで期待はしていませんよ」

「……」

 

 どうにも怒りが募り、力を抑えきれずに可視化できるほどのオーラを身に纏ってしまった。このままだと挑発どころでは済まなくなるが我慢が効かない。向こうもネフライトのそれより濃い深緑の薄膜を発現させて此方を見据えてくる。

 突然の事態に周囲の動植物達は気配を押し殺し、足元の小石や土が僅かな悲鳴をあげて浮かび上がる。エルフ特有の長い耳に飾られた、複雑な意匠を施された耳飾りが力の奔流に弄ばれて発する金属音のみが、か細く静寂に響いている。

 

 暫くそうして睨み合っていたが、セレスティアがふっとオーラを解いてこちらに柔和な笑みを向けてきたので、毒気を抜かれハッとする。いかん、流石に冷静さを欠きすぎていた。

 

「……すまない。無礼を許してほしい」

「いえいえ、私も大人げなかったですね。それはもう猛省しておりますよ」

「ぐっ……」

 

 喧嘩を売ってしまった手前何も言い返せず、勝ち誇ったセレスティアの見下ろす視線が心底憎らしいがここは耐えねば。ああもう泣きたい……。

 

 それにしたってエルフもまあ醜い。……いや、全くもって相手のことを言えた立場ではないがどうしてもそう思う。別に悔しくて言っている訳ではない。断じてない。

 3大種族とは似ても似つかない、か細く、肩幅もなく、肉ののらない華奢な身体は貧相そのもの。そのくせ乳房や尻、腰回りに太ももばかり肉がつくものだからチグハグで均整さの欠片もない。顔も小さく体毛だって頭髪以外は極端に薄い。全くもってその姿形からは力強さを感じることなく、しかし内包した力は他種族と隔絶した妙ちくりん極まりない存在――それが5部族だ。

 そもそも体毛に関してはどうしようもなかったし、身体付きも雌としての部位以外はどうあっても肉がのらないので皆諦めざるを得ないのが実情なのだ。我が王は胸にものらないと常々嘆いておられるがそれもまあ仕方ない、忘れよう。

 

 ――が、そんな醜い我ら竜人族を、格別に美しいと称してくれる雄の個体が現れた。しかも私の姿を見て嫌悪を抱くどころか欲情すらしてしまうという稀有な存在。

 まさしく、ああまさしく、主様は存在が奇跡。紛うことなき奇跡そのものだ。堪りません。一刻も早く抱いてくださいお願いします。

 え? 主様だって線は細いし体毛も薄いだろって?

 そもそも私より背の高い雄という時点で色々とおかしいので何の問題もありません。あとあの雄! って感じの匂いも堪りません。抱いて。

 

 ……だめだ、思い返せば返すほどにここ最近ありえない幸福に満たされ過ぎててまた泣きそう。

 

「……今日の貴方は本当にどうかしていますね、あの程度で激怒したかと思えばまた泣きそうに。何かありましたか?」

「あ、いや、すまない。最近水晶竜の奴のがうつったか情緒不安定気味でな」

「なるほどなるほど、それはそれはご愁傷様です。――そういうことにしておきましょうか、今は」

「……何?」

 

 

――

 

 

一方

ゴブリン領辺境伯 敷地内 応接の間

 

 

「で、お前もまた曖昧な立場に終始するというのだな」

「誠に恐縮ではございますが、此度は中立とさせていただきます」

「此度は、ではなく此度もだろうが。チッ……醜女どもめ。もうよい、下がれ。視界に入られては気味が悪くて敵わん」

「お目通りが叶い幸甚にございました、それでは此の身はこれにて――」

「全く、こんな化け物どもの相手をしなければならん身にもなって欲しいものだな。聞いているのか、おい!」

「はぁ……」

 

 おやおや、今回お相手の殿方様は随分と高圧的だね。まあまだ若そうだし、若気の至りってやつかな。うん、そんなところも可愛いくて堪らないね。子どものように小さな身体で威勢良く声を張る姿は実に良い……。いやはやゾクゾクしてしまうよ!

 

 ――なんて、今までなら罵倒されようが周りのお目付けリア充雌どもに笑われようが何だろうが感慨に耽りながら妄想を膨らませていたものだが、今回は何の感傷も抱かなかった。というより単純にイライラする。あれ、これヤバくないか? こんなこと初めてだぞ……抑えろ、抑えるんだネフライト。ここで事を荒立てたら後々面倒なのは確定だ。さっさと終わらせて主様に目一杯抱いて嬲ってハメ潰してもらわないといけないのに……やばい、涎が――、

 

「罵倒されて涎を垂らすとはいよいよもって気色の悪い! おい、お前! お前だ緑トカゲ! わかっているのか? こっちは忙しい合間を縫って会ってやっているんだぞ! 全くこんな出来損ないどもに僅かでも我らの精をくれてやらねばならんとは……恐ろしくて身の毛もよだつわ! 大体――――」

 

 あ、キレそう。

 

 

「おい緑の。貴様どうかしたのか?」

「……いいかいナキル、何度も言うが僕を緑って呼ぶのはやめ――」

「ほんとほんと。どうしちゃったの緑ちゃん、らしくなかったよー全然らしくなかったよー」

「…………バルバトス、だから緑と――」

「ま、緑の失態のお陰で我ら吸血種の株も上がったというものだな! 我のフォローには感謝するのだぞ!」

「そーそー! これはウチら魔族に融通してくれる精の量が増えちゃうかも! もちろん増える分は緑ちゃんのとこから来ちゃうって寸法なわけ!」

「なー!」

「ねー!」

「ちょっと砂漠に行こうぜアホ蝙蝠にバカ烏……久しぶりに……キレちまったよ……」

「さっきも殆どキレかけておったろうが、何を今更」

「うぐっ……」

「そーそー。ほんとにどしたの? 悩みごと? また派手にフられちゃった?」

「うるさいやめろ思い出させるんじゃない」

 

 いつも通り派手にやかましいバカコンビに心底疲れつつ、それでも確かにフォローしてくれたので一応、念のため、誠に不本意ながら感謝はしてる。

 

「しかしまあ、我らにならともかくあの方々相手にあの態度は流石に不味いのではないか?」

「そーだよー。ウチらも大概ヤッバいけどさー。竜ちゃんたちもかなーりきびしーんでしょ?」

「いや、うん、まあそうなんだけどね……」

 

 一々気の抜けるやり取りも相変わらずでこっちまでおかしくなりそうだ。……いや、今色々とおかしいのは間違いなく僕だな。この2人はいつもこんなだし。吸血種と魔族の中でもとびきり変な奴代表だし。僕ら竜人族とよく似たアレな見た目だし……ン? てことはこの馬鹿2人も主様から見ればとんでもない美女に見えるってことか?

 ……今更だけど主様の感性というか価値観ってとびきりおかしいんだね。とてもじゃないけどこの2人を目の前にしてそんな風には思えないよ。ああ、もう駄目だ、1秒でも早く主様の胸に飛び込みたい……くんくんしたい……いっぱい無様に鳴かされたい……。

 

「はあ……早く帰ろ……」

「なあ飄翠竜」

「だから緑って……?!」

 

 ウンザリしながらそう言うと、ナキルの異様な気配に飛び退いて身構える。が、即座にバルバトスに背後を取られたので完全に挟撃される形となってしまっていた。

 常時ふざけているもんだからつい忘れてしまいがちだが、この2人は馬鹿だが強い。本当に馬鹿なんだが普通に強い。1対1ならやり方次第でなんとでもなるだろうが、1対2では勝機など欠片もないのが正直なところだ。我が王なら軽くあしらえるんだけどね……。

 

「また我のことを馬鹿だ馬鹿だと馬鹿にしておるんだろう、全く心外よ」

「良く気付いたね流石だよ。で、これは一体どういうことかな」

「んー。これはなんとなーくなんだけどさー。飄翠竜、すっごく良いことあったんでしょ?」

「はて、何のことかな。そんな曖昧さでこれはどうかと思うんだけどね」

 

 ドス黒いオーラを周囲にバラ撒きながら微笑みかけてくるナキルとバルバトス。この2人のは久々に見たな。元は同じ種族だからかオーラの色もよく似ている。

 ――呑気に考えている場合じゃないか。なんせ口元は吊り上がっているが目はどちらも笑ってない。あれ、もしかして主様のことバレてる……?

 

「……くはっ! この程度でビビったのかぁ? ん~? 緑のぉ?」

「……は?」

「ぷーくすくすw ウチとナキちゃんが手組むわけないじゃーん! 緑ちゃんとヤるならタイマンに決まってるっしょ!」

「…………は??」

 

 なんだコイツら。

 

「貴様の様子がおかしいもんだからちょ~っとからかってやっただけよ。いやはや傑作であったなぁ!」

「んっふふー! 戻ったら皆に言いふらしちゃおーっと! じゃーねー!」

 

 馬鹿2人は言うだけ言って満足したのか、クソ憎たらしい笑顔を張り付けて飛んで行ってしまった。

 

「……帰ろ」

 

 

――

 

 

「バルバトス」

「ナキちゃん」

「緑絶対変だったよな」

「緑ちゃん絶対変だったよね」

 

 2人は屈託のない笑顔でにーっと笑い合うと大声で叫んだ。

 

「報告だな!!」

「報告だね!!」

 

 






Q.この2人ほんとにこんなんで外交やってんの?
A.ヒモ男とかいうジョーカーの存在がおかしすぎて釣られて常識ガバガバになってるだけだから……普段はもっとちゃんとしてるから……ギャグ時空だから……(震え声)
 あとクッソ強いし守り固めたら絶対抜かれないからへーきへーき!
 ※現有戦力(個体数10,000)が維持される場合のみ。
  このままヒモ男が現れず数が減ってけば順当に3大種族にすり潰されて吸収されてたと思う。

(こんな話書いといてなんですし次はクォーツァイトさんと天使族が出てくる予定だけど竜人族以外は書く気)ないです。つまり新キャラは全てモブ。スマンノ。

Twitter(@hentai16852860)もよろしこァ!!

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