淫辱次元ゲイムネプテューヌ 〜敗北女神の末路〜 作:ぴんころ
女神、そして女神候補生は、少女の形をしてはいるが、その本質は少女ではなく国の守護者。
信仰心によって半永久的に生き続けることができる彼女たちは、どれだけ足掻こうと悲恋にしかならない。
故に結婚願望それ自体は小さめだが、けれど同時に少女の精神性がある以上、綺麗なウェディングドレスや、花嫁という存在への憧れは確かにある。
だから、これはネプギアという女神候補生の少女性全てに対する陵辱だった。
約一ヶ月ぶりとなる椅子に座るという行為。食事すらも地に伏し、犬の餌皿に入れられたものを食べるような毎日を過ごしていたころに比べれば、非常に大きな躍進だ。
けれどネプギアはそれを喜ぶこともなく沈痛な表情を浮かべ、下を向くことも、前を向くこともできずに視線を彷徨わせている。
前を向けば、鏡が今の彼女の姿を映し出す。俯けば、彼女の今の状態が視界に映し出される。
そのどちらも彼女に現実を突きつけるもので、幾度となく犯されて心が憔悴しているネプギアには耐えられない代物だった。
「なんで……こんなことに……」
それはもはや諦観の色すら乗った声。女神には似つかわしくない嘆きは、少女の心の色を写し取ったもの。
思い出した数々の記憶に心が落ち込み、視線もつられて下がったことで、ついに彼女の瞳は逃避しようとした現実を直視する。
そこにあったのは、肌が透けて見えるような薄布に覆われた自分のお腹。そこには数日前との決定的な違いが一つ。
見て、その部位を意識してしまったことでネプギアはもうダメだ。胎内で心臓の鼓動を響かせる、自分は望んでいなかった大量の新たな命を認識してしまう。
シェアエナジーを卵として作られた命は通常とはまるで違う速度で育ち、一瞬で彼女を妊婦に変えてしまった。
あと数日もあれば生まれてくるであろう命は何の罪もなく、まだ無垢な命である以上、女神である彼女は祝福しなくてはならない。
「ううん……でも、この子たちを産めばお姉ちゃんたちには手を出さないって言ってたから」
産みたくもない子供を喜ばねばならないという状況に涙がこぼれそうになるネプギアは、そう言って自分を奮い立たせる。
どれだけ信用できたものかわかったものではないが、それでも彼女が犯されている間、彼女の姉を含めた四女神が彼の陵辱に晒されず、ゲイムギョウ界を危険に陥れる何某かの作戦を進められないというのは事実なのだ。
自分に言い聞かせるような言葉ではあったが、それでも彼女には十分。形はどうあれ女神として国を守るための行動だとどうにか納得して、力のなかった瞳に意思を宿し、顔を上げる。
「あっ……」
そうして、顔を上げた先。自分の姿を映す鏡を真正面から見つめて、彼女の中の少女としての部分が悲鳴をあげた。
そこに映ったのは当然ネプギアの姿。つい数日前、妊娠させられた時と同じプロセッサユニットなのだが、細々とした変化がビキニのようだった印象をガラリと変えている。
はっきりとした布はビキニ部分だけ。サイバーチックなニーソックスは分解され生足を露出させているが、腰部分を覆うプロセッサの周囲に、巻きつくような黒の薄布があり、パレオのような、スカートのような独特の形状を模り、素足を隠す。
それ以外の、お腹、胸元、腕なども同質のシースルーが覆っていて、同色のヴェールが桃色の髪を包んだその姿は通常の女神化に比べ、過剰なほどに艶かしさを演出する。
少々特殊なその姿は、中の下着が見えているウェディングドレス、といったところだろうか。
つまり、これから行われるのは結婚式。女神である以上は諦めて、けれど少しの憧れがあった、自らが愛し、また自らを愛してくれる男性と行うはずだった行事。それを自らを辱しめ、楽しんでいる男に踏み躙られに行くのだ。
「なん、で……」
ぽろぽろと溢れる涙も仕方ないことだろう。
逃げ出したいけれど逃げ出せない。逃げ出せば姉とその友人たちがひどい目にあうことはわかりきっている。
ここがギョウカイ墓場……ゲイムギョウ界の通常世界と違う以上、助けが来るという期待は無意味。
彼女の一生涯は、もうこれから先に希望なんて一切ない。そんな未来が、彼女は頭ではなく心で先に理解してしまった。
だから悲嘆する心の理由をはっきりと明確にできず、涙が止められない。
けれど、時間はそんな彼女を待たずに無情に過ぎる。
「ネプギア様、時間です」
「あっ、はい」
聞こえてきた声は、確かこの結婚式場の亡霊のものだったか。
泣いていた姿を見られ、有る事無い事吹き込まれて姉にまで危害が及ぶのは見過ごせない。
だから声だけは気丈に、これから先の陵辱に満ちた未来に震える足を抑えて立ち上がり、彼女はその神生を終わらせる墓場へと向けて扉を開いた。
「おおー、似合ってるよネプギアちゃん」
「あ、ありがとうございます……」
その先に立っていたのは、彼女がこれから先、姉を守るためにも身を捧げ続けなければならない男。
向けられるのは情欲に満ちた視線。一ヶ月前までならば嫌悪の対象だったはずのそれが、今となっては向けられただけで体が歓喜し、じくりと秘部に熱が宿る。
小さく快楽を堪えるような表情になったネプギアに、男が楽しそうに笑う。
「ところでネプギアちゃん。実はね、この時間ってちょっと予定よりも早いんだよ」
「えっ」
「ああ、じゃあなんで、ってことでしょ? そんなの決まってるじゃないか。今日でネプギアちゃんは僕の
「……」
許されるのならば、もちろん断りたい。好きでもない男に体を捧げる回数はできる限り少ない方が嬉しい。
けれど。
「でも、ネプギアちゃんが嫌だっていうならしょうがないかな。ネプギアちゃんの初夜が失敗しないように、君の目の前でお姉ちゃんにお相手してもらって──」
にやにやと笑う男がそんなことを許すはずがない。
姉のために身を差し出すしかないネプギアは、ほんのわずかに断っても姉が犯されない未来を期待して、その度に裏切られている。
今日も、それと一切変わらない一日だった。
「……いえ、お姉ちゃんなんかより、私にご主人様のお相手をさせてください」
言いたくもない言葉も言い慣れてしまった。
ネプギアに対する調教は、毎度ネプギアが乞い願う言葉で始まる。その事実は、きっと永遠に変わることはないのだろう。
「おいおい……あの女神様、何やってんだよ」
「言ってやるなよ。自分の結婚式だから、一生の記憶に残したかったんだろ。ま、あんな姿は頭おかしいって言われてもしょうがねえけど」
「俺たちでも結婚式ってなったら多少は見た目整えるくらいはすんのによ」
バージンロードを歩く二人は、通常の結婚式に照らし合わせれば異様にすぎる光景だった。
いや、異様と呼ぶべきは女だけであるが、その異様さを意にも解さないという一点で男もまた異常。
けれど、招待客たちはその男の異常性はよく知っている。だからこそ女に向けられる視線に、彼女は羞恥で俯いてしまった。
黒の薄布で作られたヴェールに塗布されているのは大量の白濁。もはやそれは白濁がヴェールを形作っているような様相だ。
本来、その美しさを際立たせるはずのメイクもまた同種の精液。顔謝された少女はもはや一人ではまともに立てぬと男の腕に抱きつき、半ば引きずられるような形で歩いている。
その足跡としてバージンロードに落ちるのは、黒のシースルーの内側で内腿を伝う様が見えるザーメン。
直前まで苛烈な調教を受けていたことを指し示すその有様。けれど賓客は誰一人としてそれに顔をしかめることはせず、代わりに女神の女神らしからぬ様を、あれでは花嫁ではなく性奴隷になりに来たのと何が違うとあざ笑う。
そしてその揶揄は何一つとして間違いではない。
彼女はこれから、姉を守るために女神としてのあらゆる尊厳を投げ捨てて、彼の所有物になると宣誓しなければならないのだ。
「どうしたの、ネプギアちゃん」
朗々と、神父役の亡霊が文言を放つにつれ、その時が近づいてくる。
その実感とともに、周囲の嘲笑による羞恥が拭ったはずの涙を眦にまた宿し、男はそれを目ざとく見つけた。
神父の言葉の最中の会話に文句をつけようにも、どんな反抗が姉への危害に加わるのかわかったものではない。
びくりと肩を震わせた彼女の胸のラインを、観衆に見せつけるように撫でながら、周囲の小さな歓声に紛れるように男は告げる。
「そんなに嬉しいの? 女神としての責任を全部投げ出して、これから先の人生をぜーんぶ僕に捧げられるのが?」
「は、い……」
そして、それに応える言葉はイエス以外持ち合わせていない。
ぎゅっと、女神としての本領を発揮しているころに比べれば赤子のような力で抱きついた腕を掴む。
「もう、今の私はご主人様に全てを捧げられるのが嬉しいんです」
今にも壊れそうな儚い笑みとともに発したのは、媚びて、媚びて、媚び続ける言葉。
聞かれてしまえばネプギアが築いて来た全ての関係をおじゃんにするような言葉が、彼女の口から発せられる。
女神候補生としての全て、ネプテューヌの妹としての全て、ネプギアという個人としての全てを投げ捨てるような言葉ではあるけれど。
(でも、しょうがないよね……?)
そうすれば、まだ四女神は純潔を保ったままでいられる。
まだ、この世界の象徴として犯罪組織と戦う旗頭になることが許される。
今の、何の力も持たない彼女ができることとしては、それが最上ではないだろうか。
女神候補生でありながら何もできないことを思い知らされて。
所詮はただの雌でしかないと体に教え込まれてしまって。
そう口にするだけで、女神としての心と乖離してしまった肉体が性奴隷としての疼きを発露する。
「女神候補生ネプギア。あなたはこの男を主人とし、健やかなる時も、病める時も、求められればすぐに体を差し出す性奴隷となることを誓うか?」
「……はい、誓います」
瞬間、湧き上がるのは大歓声。憎き女神が、候補生とはいえ自分から堕ちると宣言したのは大変スカッとしたのだろう。
神父役の言葉に従い、差し出されたペニスへとキス。こんなことをするなど一ヶ月前までは一度も考えたことのなかったはずの少女の誓いのキスは非常に艶かしい。
饐えた匂いが彼女の鼻には非常に心地よく、触れただけで先の精臭の名残を嗅ぎ取った体がもはや隠しようもないほどにメスとしての姿を晒す。
沈んだ色の瞳には快楽への期待、精液だけではなく愛液も溢れ落ち、男の体に縋らなければ立っていられない。
そして男の腕に抱きつけば、押し付けた胸が形を変え、それだけで衆人環視の中で声を出さない軽い絶頂。
(あ、……私、見られてるのに……イって……)
自覚すると体が震えてしまう。それは屈辱か、気持ち良さによるものなのか。
けれど、そんなことを気にしている暇はない。
彼女が聞き届ける余裕なんてなかった神父役の言葉が終わりを告げ、これで形だけの結婚式もまた終了。
「それじゃあ戻ろ……って、もしかしてイっちゃって腰ぬけてる? それとも、俺から離れたくないだけ?」
その直後、ネプギアを見た男から発せられたのは珍しい問いかけだった。
普段は男を悦ばせる言葉を選べばいいだけなのに、今日に限っては淫らなメスであると認めればいいのか、それとも男に媚びればいいのかわからない。
「ま、どっちでもいいや。離れないっていうなら離れさせずに、皆に性奴隷だってことがわかる形で戻ろうか」
「ぇ……?」
だから、普段は形だけとはいえ答えを求めるというのに、それすらしなかったことでネプギアの思考に生まれた空白。
それに擦り込むようにさらなる質問が繰り出される。
「じゃあ、前と後ろ、どっちがいい?」
「え、えっとその……それは……どういう……」
「わからないなら言い方を変えるけど、ボテ腹を僕に捧げてお腹の子供の命まで差し出す奴隷としての姿と、本来性器でもなんでもないアナルを犯されて快楽で蕩けきったメスとしての顔を晒しながら犬みたいに歩く姿、どっちを皆に見られたい? どっちも嫌、はダメだよ」
「え、あ……」
「ああ、もしかしてどっちも魅力的で選べないの? なら、両方にしようか。……自分で言ってみたけど、なかなかの名案だと思わない」
「はい……ご主人様に両穴を犯されるのは望外の喜びです」
震えながらの言葉は、何度も何度も懇願させられたことですらすらと出てくる。
心は恐怖を感じているのに、ネプギアの体はやってくるであろう陵辱の嵐を待ちわびるように疼きが強まり、想像だけでさらに一度イってしまう。
この場の主役として注目される中での絶頂を見て男は嗤いながら、少女の軽い体を持ち上げる。
「うんうん、僕も喜んでもらえて嬉しいよ。じゃ、しよっか」
「へ……? お゛っ、ん、ぅ……くぅっ」
熱いほどの熱を持った肉棒の狙いは尻穴。開発され、性器に勝るとも劣らない快楽期間に変えられたその箇所に剛直が突き込まれると、少女の恥じらいと困惑は一瞬で快楽に蕩けきった顔に変わった。
主人に背中を向け、腕を掴まれ引っ張られることで倒れて顔を隠すこともできず、衆人環視の中で女神らしからぬ雌奴隷の姿を見せつける。
普段であれば快楽に身を委ね、周囲の状況など気にする余裕もないほどに開発されきった彼女なのだが。
(え、なん、なんで……)
周囲にどう見られているのかわかる。わかってしまう。
彼女の痴態に口笛を吹く男、今晩のオカズにするのか動画を撮り始める男、高値で売れそうだ、なんて笑い合う男。それらがなぜかはっきりと理解できてしまい、急激な羞恥が湧き上がる。
彼女が自分の姿に目を向ける余裕があったならば、あるいは気づけただろうか。自分の姿が女神ネプギアとしてのそれからただの少女としてのネプギアに変わってしまっていたことに。
「やっ」
思考とは別に、声が漏れる。快楽が溢れさせた声だが、一度出てしまえばもうダメだった。
「やだぁ……やだ、やだやだっ! みな、見ないで、見ないでくださいっ! 見ないでよぉっ……! こん、こんな女神らしくな……ひゃん、む、胸、いじめなっ、ひぅっ、ずんって奥突かなっ……あ、ぁっっ」
髪を振り乱しながら泣きわめくネプギアは、彼らにとって最高の肴だ。
女神が全てを諦めて犯されるのを受け入れるのも乙なものだが、ただの少女のように泣き叫ぶ姿なんて、犯罪者を喜ばせるだけだということに彼女は気づけない。
わかるのは、自らの奥を蹂躙する肉棒がより硬く、強靭にメスを犯す凶器と変わったことだけ。
女神化の解除に伴い、男の手によって再形成されたセーラーワンピ。普段の彼女との違いは、ピンクと白のストライプだった下着が子供っぽい、女神たる姉のデフォルメされた姿がプリントされたものに変わっているくらいだろうか。
邪魔だと裂かれ地に落ちたその下着の上に、少女は小水と愛液と精液を塗り込むように絶頂する。
その変化は、当然女神化の解除に伴うもの。
女神化に伴いほとんど性格の変わらないネプギアではあるが、多少は好戦的にもなる。その好戦的な部分が最後の最後、彼女の精神の砦を守っていたけれど、それが解除されてしまったものだから、防波堤は決壊してもう何一つとして我慢ができない。
やだ、助けて、もう無理。辱めに絶叫しながら、主人に希い、あっさりと棄却されてそれを肴により陵辱の時間が伸びる。
「や、やぁ、おねが、お願いしますぅっ……ご主人様、許し……〜〜〜!!」
「あははっ、許されないといけないようなことしたの?」
「えっ……ひゃっ……イっ、ちゃう……いやぁっ……いや、なのにぃっ。また、イっくぅぅ!」
「君は悪いことなんてなーんにもしてない。女神として国民を守ろうとして犯罪組織に立ち向かい、女神として大事な人を守るために体を差し出す。ああっ、なんて素晴らしい精神なんだ! 僕もその精神に応えて上げないと! ちゃんとお姉さん達にあげるはずだった分も君を辱めてあげるからね!」
陵辱されきった体だけではなく心まで堕ち始めるネプギア。
女神候補生パープルシスターとして保っていたはずの心は、女神でなくなった瞬間に崩れ始め、あらゆる懇願を尊厳とともに踏み躙られる姿は、もはやただの少女と大差ない。
陵辱が終わらないことを示すように、ずるりと引き抜かれた肉棒が今度は秘部をこじ開けながら侵入したことで体位は駅弁と呼ばれる形に。
両足を腰に絡みつかせ落ちないように必死なネプギアを連れて、会場中をねっとりと一回り。彼女の耳に嘲笑の言葉がはっきりと聞こえるように足を逐一止めては、また歩き出す。
最後に彼女が宣誓した祭壇に登り、もう一度アナルの蹂躙が始まった。
「さあ、ネプギアちゃん。これで式はおしまいだよ。このまま帰ろうか。……ほら、歩きなよっ」
「うぁ……や、もう、やだぁっ」
立ちバックで犯されるネプギアは腕を引っ張られ倒れることも許されず、まるで犬のようにそのまま歩くことを強要される。
女神の威厳を粉微塵に砕く、精液と愛液を股から零す少女の見た目に似合わぬ艶と、泣きじゃくる少女としての姿が入り混じり、一歩ずつ進むその様は、式場から二人の姿が消えてもなお、賓客たちの心を掴んで離すことはなかった。
女神候補生パープルシスターなら耐えられたけど、少女ネプギアには耐えられなかった。そういうお話。