ヒルチャールに関して独自の設定が登場しますので、独自設定が苦手な方はご注意ください。(ヒルチャールの正体が原神のゲーム内イベントで触れられる前に執筆した作品です)
雷元素が迸る。
夜の闇を切り裂く閃光が消えると、そこには無数のヒルチャール達が倒れ伏していた。
「こんなものかしらね」
ツーサイドアップに纏めた紫の髪を左手で払いながら、少女──刻晴は呟いた。
その右手には、未だ僅かに紫電を纏う細身の剣を携えている。
最近この近辺で行方不明者が続出するという報告を受け、刻晴は璃月七星として見過ごせないと自ら調査を買って出た。
現場で見つけたのは大量のヒルチャール。
大柄なヒルチャール・暴徒なども含めてかなりの数を始末した。
「とはいえ、行方不明者の手がかりは特に無しね……何処へ消えたのかしら」
剣を収め、腕組みをして考える刻晴。
しかしわからない。確かにヒルチャールは平時よりも多かったが、異常という異常はそれくらいだった。
行方不明者の中には名の知れた冒険者もいた。
いくら数が多くとも、ヒルチャールに負けるような冒険者では無かったと刻晴は記憶していた。
「考えている暇は無さそう、ね!」
刻晴は背後から気配を感じ、飛び退く。
直後、先程まで刻晴が立っていた場所を巨大な物体が通り過ぎた。
体勢を立て直しつつ、刻晴は攻撃の主を睨み付ける。
ヒルチャール・暴徒。その大盾による攻撃だったようだ。
「本当に多いわね。さっきので終わりだと……!?」
溜息をついた刻晴の身体から、突如として力が抜けた。
膝を着きそうになったのをかろうじて耐える。
「なに……これ……?」
混乱する刻晴。
攻撃は受けていない。疲れが溜まるほどの戦闘もしていない。
しかし、確かに刻晴の身体からは力が抜けている。
そして刻晴は気付く。
「この匂い……まさか、発情期……!?」
ヒルチャールには発情期のようなものが存在する。
オスの個体しか存在しないヒルチャールは、他種のメスを母体として繁殖を行う習性があり、その補助をするのが発情期のヒルチャールの放つ体臭である。
発情期のヒルチャールの体臭には強力な催淫成分が含まれており、嗅いだものをも発情させる。
(さっきの盾の攻撃……あれは体臭を『扇いだ』ってこと……?)
体臭の催淫成分の強さは、ヒルチャール自身の発情度と強さに比例する。
発情期真っ只中の暴徒レベルになると、一嗅ぎで人間の女性をメスにするほどの強さを持つ。
事実、刻晴もギリギリ理性を保ってはいるが下腹部が疼き、立っているのがやっとの状態だった。
(なんとかして離脱を……)
離脱の方法を考えるが、身体の疼きが邪魔をする。
少しでも気を紛らわせようと、刻晴は唇を噛んだ。
「〜〜〜〜!?」
それは、今の状況では最も悪手であった。
発情期のヒルチャールの体臭には、嗅いだものを発情させる効果の他にもう一つ効果がある。
それは、『痛み』を『快感』に変換する効果である。
その効果を知らぬまま、刻晴は自らに『痛み』を与えた。それがそのまま『快感』に変換され刻晴を襲う。
脚がガクガクと震え、自らの武器である剣を杖代わりにしなければ立っていることすら出来ない。
(マズイマズイマズイ……!)
事態は最悪に向かって一直線で進んでいる。
刻晴の強い精神力があるからこそまだ理性の一部を保っているが、一般人であれば既に理性など消し飛んでいるであろう。
それでも、もう時間の問題であった。
刻晴は頭の中でこそ離脱の方法を考えているが、その視線はヒルチャール・暴徒の股間に釘付けになっており、太ももは自らの蜜でビショビショに濡れている。
息は荒くなっていき、無意識に生唾を飲んだ。
そんな刻晴に、ヒルチャール達が歩み寄る。
(こんな……ヒルチャール、なんかに……負けて、たまるもんですか!)
「剣光よ……」
フラつく身体に鞭を打ち、右手に剣を握りしめる。
紫電が走った。
「世の乱れを、斬り尽くせ……!」
『天街巡遊』。
刻晴の誇る技の一つ。
雷元素を纏う無数の斬撃で敵を斬り捨てる、刻晴が生み出した剣術中最速の剣技。
今のコンディションだと剣速はかなり落ちているが、それでも強力な技である。
が、これすらも悪手であった。
ヒルチャールの一体が持っていた松明に剣撃が触れる。
その瞬間起こるのは、まさに最悪の反応。
『過負荷反応』。
炎元素に雷元素が触れた時、その場で小規模な爆発が生じる。
それが、刻晴の至近距離で発生した。
『痛み』を『快感』に変換されている身体の目の前で。
刻晴の細い身体が爆風に舞う。
身体中を快感が駆け巡った。
刻晴は、声も無く連続で絶頂を迎えていた。
地面に投げ出された身体は小刻みに痙攣し、その秘部からはプシュ、プシュと断続的に潮が噴き出していた。
もう、刻晴には立ち上がる力どころか、上半身を起こす力も残されていない。
「あ…………」
倒れた刻晴の身体に、新たにやってきたヒルチャール達が殺到する。
その全てが発情期の個体。
内一体が腰布を乱雑に投げ捨て、バキバキに佇立した肉棒を露出させる。
刻晴の視線は釘付けになった。
より濃い発情期の体臭を纏う肉棒が刻晴の顔へ近づいていく。
そして、ヒルチャールはそのまま肉棒を刻晴の口内に捩じ込んだ。
「んう……!?」
喉奥まで捩じ込まれた肉棒。
鼻先に押し付けられる陰毛から漂う、濃厚な性臭。
それだけで、刻晴は再びの絶頂を迎える。
(やだ……もう、この臭い嗅がせないで……あたま、おかしくなるぅ……)
口を塞がれ、酸欠になるまいと鼻から空気を吸えば、鼻が曲がりそうになる悪臭が鼻腔を通り抜け、犯し、刻晴の頭を蕩けさせる。
そんな刻晴に、更なる追い討ちがかけられる。
それはそうだ。刻晴の身体を狙うヒルチャールは一体ではないのだから。
群がっていたヒルチャールの一体が刻晴の衣服を無造作に引きちぎる。
タイツも同じようにビリビリと穴を開けていく。
これでもか溢れ出した刻晴の蜜がむわっとメス臭を周囲に漂わせた。
それを受けて黙っているヒルチャールではない。
衣服を破ったヒルチャールが自身の肉棒を遠慮なく刻晴の膣内へと挿入する。
ブチッ、と何かを突き破る音がしたと同時、刻晴の身体に強烈な快感が流れ込む。
破瓜の痛みすら、快感へと変換されているのだ。
(いや、なんで……!こんなの、嫌なのに……嫌な、はずなのに……)
刻晴の瞳から涙が溢れた。
しかしそれで止まるヒルチャールではない。
行為はむしろ激しさを増した。
「んぅっ!んむぅ、んっぷ……んごぉ」
喉の最奥を叩くように肉棒をピストンさせるヒルチャール。
同時に膣内も同じように蹂躙される。
そんな一方的な責めを受けているにも関わらず、刻晴の膣は愛しい異性を抱き締めるかのように、優しく、しかししっかりとヒルチャールの肉棒を締め付けていた。
(やだ、嫌なのに、身体が勝手に求めてる……♡ヒルチャールの精液、欲しがっちゃってる♡)
ヒルチャールの動きが更に激しくなる。
刻晴は本能的に理解した。その時が間近に迫っている事を。
(来る……来てしまう……!きて、きてぇ……!)
気が付けば、刻晴は自らヒルチャールの肉棒に吸い付いていた。
自らの意思で顔を前後に動かし、舌を絡ませていた。
ヒルチャールが一際大きな声を上げた。
両手で頭を掴まれ、肉棒を乱暴に奥まで捩じ込まれる。
直後、口内と膣内、両方の肉棒から白濁液が解き放たれる。
「んぼぉ!?んっ、く……んく、んく……じゅる……」
吐精の勢いに一瞬目を見開いた刻晴であったが、すぐに吐き出された白濁液を嚥下していく。
ネバついて絡みつく液体が喉を流れていく感覚に身を震わせる。
刻晴は愛おしい相手にそうするように、尿道に残った精液を吸い出していく。
「じゅるるる……れろ……ちゅ……んはぁ」
最後の一滴まで飲み干し、ようやく刻晴は肉棒から解放される。
その表情は蕩けきっていた。
ヒルチャール達は一度刻晴から離れ、様子を確認する。
『獲物』が堕ちたかどうかを。
「中にも……たくさん……♡」
刻晴は身体を横たえたまま、左手で腹部を撫で、精液が溢れ出している膣口を右手で押さえていた。
溢れ出した精液を右手で掬い上げ、口元へ運び、深く息を吸い臭いを鼻腔に染み込ませる。
そしてゆっくりと、いやらしい水音を立てながら精液塗れの指を舐めまわした。
その様子から、ヒルチャール達は『堕ちた』と判断する。
全てのヒルチャールが腰布を外し、刻晴に歩み寄る。
その様子に、刻晴は目を輝かせた。
◇◆◇◆◇◆
「ほら、どう、かしら……?きもち、んぁっ、いい……?」
数時間後。
刻晴は横たわったヒルチャールの上で自ら腰を振っていた。
七星として仕事をしていた面影は、既に消え去っている。
「ん、そんなに押し付けないで。焦らなくても、れろぉ……シて、あげるから……」
騎乗位で腰を振る刻晴に周囲のヒルチャールが肉棒を押し付けると、刻晴は嬉しそうにその肉棒を握り、愛おしそうに舐め始める。
逆側からもう一本差し出された肉棒も、その細い指を巧みに使い扱き始めた。
「あっ♡中で、大きく……ピクピク、してぇ……♡もう、ぁんっ、出そう、なのね……?」
膣内で肉棒が痙攣し始めると、刻晴は待っていましたと言わんばかりに腰振りを激しくする。
挿入しているヒルチャールが、小さく呻き声をあげた。
「んうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!キタぁ……♡」
あっけなく射精するヒルチャール。
うっとりとした表情の刻晴に、手コキされていたヒルチャール達も限界を迎えてぶっかける。
「んぅ……♡くっさぁ……すー……すー……んはぁ♡」
ぶっかけられた精液の臭いを、臭いと言いつつ嗅ぐのをやめられない刻晴。
それほどまでに、刻晴は堕ちていた。
そこへ、今まで見ているだけだったヒルチャール・暴徒が歩み寄ってきた。
ついにその時が来たかと刻晴が思っていると、ヒルチャール・暴徒は何かを刻晴に差し出した。
「これ、は……」
それは、ヒルチャールの被っている仮面だった。
怪しげな紋様は薄い紫色の光を放ち、バチバチとした音も聞こえてきた。
絶対に着けてはいけない。
着けたら二度と戻れなくなる。
そんな考えが一瞬、刻晴の頭をよぎる。
それでもそれだけだった。
何故なら刻晴は、もう『戻りたいと思っていない』。
戻れなくなるというのは、拒む理由にはならないのだ。
刻晴はゆっくりと仮面を裏返すと、自らの顔に近付けていく。
バチバチという音が大きくなる。
心臓が暴れている。
これを着けたらどんなことをしてもらえるのかと期待してしまう。
そして
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
仮面が、装着された。
頭の中で電気が弾けるような感覚。
何かを失っていく感覚。
何かを与えられる感覚。
そして、強烈な快感。
それらが同時に刻晴に襲いかかった。
刻晴はビクビクと身体を痙攣させ、絶頂を連続で迎える。
ヒルチャール達がその様子を眺めている。観察している。
少しして、刻晴の身体は崩れ落ちた。
絶頂の余韻に身体を震わせ、荒い呼吸を繰り返す。
しかしそれも数秒のことだった。
刻晴はすぐに、何事もなかったように立ち上がる。
そして右手で仮面を少しズラした。
「これで、私も……」
刻晴がヒルチャール達の方を振り返ると、刻晴の顔には薄い紫色の紋様が刻まれていた。
ヒルチャールの仮面のものと似たそれは、刻晴がヒルチャールの所有物になった証。
喜ぶヒルチャール達に歩み寄り、刻晴はその場で座り込み、自らの膣口を見せつける。
「私、刻晴は……正式に皆様の所有物となりました。卑しい私のおま○こを、どうかヒルチャール様の逞しいチ○ポで教育してください……♡」