このくらい明るい?浮気ものも良いかと。
「んっ……」
白い布団がもぞもぞと動く。金色の長い髪が揺れ、キャロットがのっそりと起き上がった。朝日に目を擦りながら隣を見ると、一晩を共に過ごした男が寝息を立てていた。
(き、昨日……私……)
そこで昨晩の熱さを思い出した。
『なるぅ♡ あなたの女になる♡ だからもっと気持ち良くしてぇ♡ たくさんイカせてぇ♡』
(う、うわぁ……私なんてこと言っちゃったんだろう……)
顔を赤くしながら、横目で男を見る。昨日両手で数え切れない程交わったにも関わらず、その股間部は天井に向かってそそり立っていた。
「うん~……おぉ、おはようキャロ」
「お、おはよう……」
男は起き上がると直ぐにキャロットの肩を抱いた。
「あ、あのA君……」
(言わなきゃ……やっぱりあなたの女にはなれないって)
昨日は飽くまで性欲に流されただけ。まだ引き返せる……まだ……。しかしその淡い期待は、彼のねっとりとしたキスで簡単に打ち砕かれてしまった。
「んっ、んぅ~♡」
舌と舌の間に糸が伝う。そして男の手が秘部に伸びると、キャロットは一際甘い声を漏らした。
「昨日あれだけしたのに、もうこんなに欲しがってるんだな。ホント、キャロはエロい女だな」
「……うん。私エッチな女だから……だからたくさん可愛がって♡」
キャロットは自身の媚肉を開いて男を求める。
海の家に戻るまでの間、彼らはしばらく甘い行為を楽しんだ。
キャロットが海の家で接客をしていると、Aと仲間の男たち、そして友人の花騎士たちがやってきた。
「あっ、今日も来たんだ……」
「うん! やっぱ海は良いよね~。ひと夏の恋を楽しむんなら、やっぱり海だよね!」
「はいはい。惚気なら他でやってね」
しかしキャロットは『ひと夏の恋』という言葉に反応した。果たして自分のソレはひと夏の恋なんて甘く爽やかなものだろうか。
いや、これは浮気だ。そんな綺麗なものではない。でも、だからこそその背徳感に身体が疼いてしまう。そう、今この瞬間にも。
(A君……早く仕事終わらせてシたいなぁ♡)
そんなキャロットの思いを察したのか、Aは彼女の指先にちょんと触れた。
「わりぃ、ちょっとトイレ」
そう言って席を外したA。キャロットは少し時間を置いてから彼を追いかけた。
「んっ、んんっ♡ あぁんっ♡」
「おいおい、そんなに声出すなよ。バレてもいいのか?」
トイレの個室で、キャロットがバックから激しく突かれている。口に手を当てているが、どうしても嬌声は抑えきれないようだ。
「だって……だってぇ♡ 気持ちいいんだもん♡ おちんぽ、おっきくて激しくて……♡」
「へへ、まぁ旦那はいないし、最悪バレてもいいか」
「うん……うん♡ だからもっとシてぇ♡」
キャロットは自身の尻をAの腰に押し付け始める。彼らの足元は既に愛液でびしょびしょに濡れていた。
「ほら、イクからもっとマンコ締め付けろ」
「あんっ、わ、私もイクぅ♡」
キャロットの秘所から小水が飛び散る。Aは震える膣からペニスを抜き、精液で膨れたコンドームを彼女の尻の上に置いた。
「お疲れ様でしたー!」
閉店時間となった。キャロットが店の外を見ると、夕日の中にAが立っていた。
「待っててくれたの?」
「ああ。一緒に帰ろうと思って」
そう言って手を繋いでくる。
「あっ……」
(手……黒くてゴツゴツしてて……おっきい)
キャロットの顔は夕日のような色に染まっていた。
「んっ……♡」
(おかしいよ……手繋いでるだけなのに)
しばらく歩いていると、キャロットは自身の股が濡れていることに気付いた。
男の手の暖かさに、汗の匂いに、吐息の音に。些細なことにもドキドキしてしまう。
「キャロ、どうかした?」
「あ、あのね……A君♡」
「早くぅ♡ 早く挿入れてぇ♡」
草むらの中、キャロットはスパッツを膝まで下ろし、その形の良いヒップをフリフリ振って男を誘っている。
「おいおい。家に着くまで我慢できないのかよ? ホントに淫乱だな」
「私を淫乱にしたのはA君でしょ? 責任とってたくさん可愛がってよ♡」
「はいはい」
男はキャロットの尻を掴み、巨大なペニスを一気に挿入した。
「あぁぁぁっ♡」
「あっ……あぅ♡」
ガクガクと震える脚。挿入されただけでイってしまった。
「おいおい、いくらなんでも感じ過ぎだろ……ほらっ」
「んぁぁっ♡ はっ、はぅ、あぁん♡」
キャロットが絶頂しても、男の腰は止まることがない。それどころかどんどん激しさが増していく。
「ふぁぁぁっ♡ ダメぇ、気持ち良すぎる♡ 何も考えられなくなっちゃうよぉ♡」
「いいんだよそれで。キャロは俺のチンポのことだけ考えてろ」
(……そうだ、私はA君の女なんだから、この人のチンポだけ考えてればいいんだ)
そう意識した途端、その巨大さ、その形の禍々しさがよりはっきり分かるようになった。その一突き一突きが、キャロットの脳内までも犯していく。
「あへぁ♡ イグぅ……またイクぅ♡」
キャロットは全身を大きく震わせ絶頂した。もはや焦点の定まらなくなった瞳が、よだれの止まらない口元が、彼女がAの物であることを証明していた。
外されたコンドームから、ドロッと精液が滴り落ちる。白濁色に汚されながら、キャロットはビクビク痙攣していた。
「あっ、あぅ……はぅ♡」
「キャロ、続きは部屋でしようぜ」
男がキャロットの形の良い尻を撫でながら、耳元でそう呟いた。
「……はい♡」
「あっ、あっ♡」
パンパンと乾いた音が鳴り響く。
玄関には脱ぎ捨てられた服が散乱し、ベッドの上には使い捨てられた大量のコンドーム。そして浴室の扉には二人のシルエットがあった。
「あぁぁぁっ♡」
ビクンと大きく身体を跳ね上げ、キャロットはまたも絶頂した。男がペニスを引き抜くと、彼女は膝をついて座り込んだ。
「んちゅっ……ちゅぱっ」
丁度目の前に現れたペニスを、キャロットは愛おしそうにしゃぶり始める。
「フェラが終わったらまたベッドでヤろうぜ」
「……♡」
ベッドの上、寝そべる男の上にキャロットが跨がっている。手を恋人のように繋ぎ、股をビショビショに濡らしてペニスを受け入れようとしている。
「それじゃあ挿入るよ……んっ、んぁぁ♡」
キャロットが腰を下ろしてペニスを根元まで挿入した。
「はっ、はぁっ♡ あぁん♡」
キャロットの腰が滅茶苦茶に振り乱れる。その様子を男はにやついて見ていた。
「がっつき過ぎだろ。キャロはホント俺のチンポ好きだよな」
「うん♡ 好き……好きぃ♡」
何度も身体を重ねた。何度も何度も絶頂した。この男に愛されて、求められて、
(幸せぇ……♡)
キャロットは心の底からそう思っていた。もはや夫のことなど頭の片隅にも入っていなかった。
そうしてくたくたになるまで交わり合い、再び二人一緒に朝を迎える。Aは一つあくびを打つと、キャロットの肩を抱いた。
「キャロ、いつ帰るんだっけ?」
「三日後には……」
「そっか、それじゃあ最後の日は、一日中やりまくろうぜ」
「……♡」
俯いてしまったキャロット。その頬は赤く染まっていた。
次回でバナナオーシャン編は最後です。
その後は……まぁ色々と……。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。