※この作品はR-18です。

夏休み、グループ課題で僕の部屋を訪れた結城明日奈と桐ヶ谷直葉   作:黒胡椒サラミ

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⑫(直葉)

 前回から少し間が開いて、直葉が僕の部屋に来た。間が開いたと言っても4日間だ。家の都合で、どうしても来られなかったらしい。でも、既に僕のチンポ無しでは3日も我慢できなくなった直葉にとっては、相当長い時間だったようだ。

 玄関のドアがノックされ、僕がカギを外してガチャリとドアを開けると、ワンピース姿の小柄な直葉の身体が、僕に向かって飛び込んできた。

 

「先輩――っ!」

「うわっ」

「先輩! 先輩! 先輩!」

 

 直葉はお泊まり道具の入ったバッグを部屋の外側に落とし、身一つで僕に縋り付いた。驚いた僕の胸に手のひらを添えて、ため息をつきながら頬ずりする。時おり僕の胸に鼻を埋め、目一杯に息を吸い込む。まるで一年間も飼い主に会えなかった飼い犬のような仕草だ。僕は、そんな直葉の頭を抱え、よしよしと髪を撫でた。

 

「んぅ……先輩……」

「久しぶり、直葉。僕も直葉に会いたかったよ」

「せんぱい……」

 

 直葉はうっとりとした表情で、彼女に向けて微笑んでいる僕を見上げた。そして、彼女はそっと目を閉じると、つま先立ちになって唇を僕に差し出す。僕は直葉のあごを指で持ち上げ、唇を与えてやった。

 

「ん……ちゅ……♡」

 

 優しくついばむようなバードキス。それを何度も繰り返す。今は昼間で、玄関のドアは開いたままだ。ほとんど往来と変わらない場所で、僕らは愛し合う恋人のようなキスに浸っていた。

 

「会いたかったです……先輩」

 

 15分以上キスをして、直葉はようやく落ち着いた。バッグも部屋の中に入れ、玄関のドアも閉じた。それでも僕らは離れがたく、部屋の中央に二人で立って、抱き合ったままだった。その時、ようやく直葉が口にしたのが、さっきのセリフだ。それに対して、僕は直葉の耳元で優しく囁いた。

 

「おかえり、直葉」

「はい、先輩」

 

 直葉は別に旅行とかに行っていたわけではない。それでも僕が口にするのは、「おかえり」という単語である。直葉も、まるでそれが当たり前であるかのごとく、ほっとしたように息を吐きながら頷いた。

 

「先輩、あたしがいないあいだ、寂しくありませんでしたか?」

「寂しかったよ」

 

 腕に力を込めながら、僕は本気でそう言った。例え直葉がいないあいだは明日奈とヤリまくっていたとしても、直葉とヤレないのは、それとは違う問題だ。

 

「直葉は?」

「寂しかったです……。ずっと先輩の声が聞きたかったです。先輩は?」

「僕もだよ」

 

 僕らはハグしたまま、延々と似たようなやり取りを続けた。離れていた時の寂しさと切なさ、また会えたことの嬉しさと喜びについて、言葉にして何度も確かめ合った。

 

「先輩……もう一回キスしてもらってもいいですか?」

「ああ、もちろん」

「――んぅ♡」

 

 言葉のやり取りに満足すると、再び唇を押し付け合った。今度はさっきのとは違う、お互いの舌で相手の口内をねぶりあうような、大人のキスだ。長々とキスしてから直葉から離れると、二つの舌の先端に、つぅっと光る橋が架かった。直葉の表情は全体的に緩み、瞳は潤み、頬は赤らんでいる。

 

「先輩、お願いします……あたし、もうガマンできません」

「何が? 何が我慢できないのか、ちゃんと口で言ってくれないと」

「またそんなイジワルするんですね……?」

 

 直葉は可愛らしくぷくっと頬を膨らませた。でも、彼女はきちんと正直に口にした。

 

「先輩に、セックスしてもらいたいです。裸で抱き合って、キスして、あたしのナカで、いっぱいおチンチン気持ち良くなってもらいたいです」

「直葉が気持ち良くなりたいだけなんじゃないのか?」

「違います……! 違わないけど、違います。あたしは先輩と一緒に気持ち良くなりたいんです……!」

「ははは、怒らなくても分かってるさ。ああ、僕も直葉と気持ち良くなりたいよ。しばらく会えなかったぶん、直葉のマンコでたくさんチンポ扱きたいよ」

「ありがとうございます、先輩……」

 

 直葉は本当に嬉しそうに礼を言うと、また僕の胸に頬ずりをした。だけど、そんな直葉の表情が、僕の一言で一気に曇る。

 

「でも、ダメ」

「え……」

 

 直葉は僕を見上げた。どうしてこんなにお預けされるのか分からない。自分に何か落ち度があったのだろうか。そんな表情だった。僕は直葉を安心させるために微笑むと、彼女の背中をさすりながら言った。

 

「せっかく久しぶりなんだから、直葉とセックス以外のこともしたいな、って思ってさ。例えば、一緒に外に出かけたりとか」

「あ……」

 

 直葉の顔が、今度はパっと明るくなった。僕の一言一言でこんなにも感情を揺さぶられる彼女のことが、可愛くないわけがない。僕はかがみこんでもう一度直葉にキスすると、「どうかな?」と彼女に問いかけた。

 

「はい、あたしも先輩とお出かけしたいです」

「じゃあ、そうしよっか」

「はいっ!」

 

 ということで、今まで部屋に閉じこもって来た僕らは、初めて日の当たる場所での「デート」に出かけることになった。そうは言っても、最初から計画していたことではないし、この真夏の太陽の下を長時間歩くのは嫌だ。だから手近な場所で、駅近くの商業施設を一緒にぶらつくことにした。

 駅前まで移動する最中、直葉は僕の左腕に両手を絡め、僕に寄りかかるようにして歩いていた。直葉は「今日も暑いですね」とか言いながら、全然離れようとしない。住宅街から大通りに出て、人通りが増えても僕にくっついたままだった。

 

「えへへっ、先輩っ」

 

 僕の腕が当たっている部分の服の生地に汗が染みていくのも構わずに、そんな風に、無邪気な笑顔で僕を呼ぶ。その笑顔は、ベッドの上はもちろん、学校で見るときの直葉よりも、ずっと幼い印象だ。

 直葉は、昼間に僕と外を歩くということを、本当に嫌がっていなかった。この辺で他の生徒を見たことはあまりないけれど、誰か知り合いに遭遇する可能性は十分にあるというのに、それも気にしていないようだった。以前までなら、「お兄ちゃん」に見つかることを恐れて、二人での外出など絶対に断ったに違いないのに。

 直葉は、本当に僕のモノになりつつある。それを実感できて、僕はこのデートから、セックスとは別の方向での強い満足感を味わっていた。

 駅前のショッピングセンターに着くと、僕らはガンガンに効いたエアコンで涼みながら、適当にいろんな店を見て回った。

 

「あ、このフライパン使いやすそう。どうですか先輩」

「ちょっと大きくない?」

「先輩の部屋のって一人用ですよね? あれだと、二人分作るのに手間がかかるんですよね……」

「そっかぁ。まあ、そんな高くないしな……。じゃあ、これ買おっかな」

 

 最初に見たのは、キッチン系の雑貨店だ。平日午前中の店内にいるのは主婦が中心で、高校生くらいのカップルなんかは僕らしかいない。僕と直葉は、まるで同棲している恋人のような会話をしながら、商品を眺めていく

 

「このエプロンとか、直葉に似合うんじゃないかな」

「着てほしいんですか?」

「駄目?」

「いいえ、ふふっ、いいですよ、着てあげますね」

 

 他にも直葉の服を見たりして、昼ごはんもそのショッピングセンターで食べた。ただそれだけなのに、正直、もの凄く楽しかった。それからもあちこち見て回って、最後は地下の生鮮食品売り場に行って、二人で夕飯の食材を買い足した。ショッピングカートを押して、野菜や肉売り場を眺めながら歩く直葉の後ろをついていくだけで、なんだかとても、一言では言い表せないくらい胸がいっぱいになった。僕は左手に、直葉は右手に買った商品の袋を下げて、腕を組んで帰り道を歩くだけで、ずっとこの時間が続けばいいのにと思った。

 

「先輩」

「ん?」

「一緒にお出かけできて、楽しかったです」

 

 直葉は僕の肩に頭を預けている。夏の夕焼けが、雲を茜色に染めていた。

 

「ただいま」

 

 鍵を開けてアパートの部屋のドアをくぐるとき、僕は隣にいる直葉にそう言った。

 

「おかえりなさい」

 

 直葉は、僕が期待していた通りの言葉を返してくれた。

 

==

 

「あっ♡ んぅ……♡ せんぱい、くすぐったい……♡ えへへっ、もうガマンできないんですか?」

 

 首筋に顔を埋めてキスを繰り返す僕に対し、直葉は赤ん坊に向けるような口調でそう言った。今朝お預けをした僕に対する、彼女なりのお返しらしい。僕は返事をせず、直葉の首や鎖骨を吸い続けた。

 

「あ――っ♡ ふぁあっ♡♡」

 

 直葉の声はどんどん高くなっていく。テーブルの上には、二人で作って食べた夕食の皿が、片付けもされずに乗っている。そのテーブルの横で、僕と直葉は身体を押し付け合っていた。

 

「直葉、キスマーク全部消えちゃったから、もう一回念入りに付けなおすぞ」

「は、はいっ、お願いしま――んぅうっ♡♡」

 

 今日の穏やかなデートの時間は、逆に僕らの身体に火をつけることになった。僕のチンポは既に信じられないくらいガチガチだし、直葉もどこを撫でても声が出るくらい出来上がっていた。

 

「せんぱいっ♡ ――ちゅ♡ おチンポっ♡ ――ちゅぅ♡ おチンポくださいっ♡」

 

 まだ完全に服を脱がせていない段階から、直葉は必死なおねだりを繰り返した。僕の顔のあちこちにキスをする直葉は、切なさで壊れてしまいそうな表情をしている。これ以上焦らすのはさすがに可哀そうだ。僕は直葉から服を全てはぎ取りつつ、自分も裸になった。そしてゴムを装着すると、もう濡れそぼっている直葉のマンコに、正面からおもむろに勃起チンポをぶち込んだ。

 

「ああああっ♡♡♡ おチンポぉ♡♡ せんぱいのおチンポだぁ♡♡ しゅ、しゅごいよぉっ♡♡」

 

 軽くトリップ状態に陥っていた直葉は、マンコにチンポを突き刺されただけで、首と背中をのけ反らせて悦んだ。昼はあんなに可愛かった直葉が、僕のチンポでこうも簡単にアヘヨガり、淫らなメスへと変わってしまう。やっぱり、愛おしくてたまらない。もっと鳴かせたくなる。

 

「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ せんぱっ、最初からはげしっ♡♡ ――んおっ!?♡♡ おっ♡♡ おっ♡おっ♡おっ♡おっ♡」

 

 直葉のナカは熱くてドロドロだ。4日も逢えなかった僕のチンポに、熱烈に絡みついて全力で射精をおねだりしてくる。僕はすぐイってしまわないように歯を食いしばり、こみ上げる射精衝動を必死に堪えて腰を振った。

 

「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡んっ♡ おっ♡おっ♡おっ♡おっ♡ ――せ、せんぱいっ♡ 大好きっ♡ 大好きぃっ♡ ――ちゅぅ……っ♡♡♡♡」

 

 僕の首に、直葉の白い腕がしゅるりと巻き付いてくる。かと思うと、強く引き寄せられて唇同士が合わさる。小細工も何もない、正常位でのキスハメセックス。4日もお互いに逢うことを我慢した僕らには、これが最も自然な交わり方だった。

 射精したい。直葉のナカで射精したい。僕はもう、脳ではなくチンポに思考を支配されていた。その思考が命じてくる。我慢などせず、このメスの中で全てを吐き出せと。僕はあっけなく、そのいとも甘美な誘惑に負けてしまった。

 

「――うっ!!!! あっ、ぅ……っ!!!!」

「…………♡♡♡♡」

 直葉に唇を塞がれたまま、僕は呻きながらドクンドクンとザーメンを発射した。ドクンドクン、ドクンドクン、ドクンドクンと、直葉たちとセックスし始めてから日に日に量を増す白濁した粘液が、直葉のナカでゴムの先端を膨らませていった。

 

「はぁっ……はぁっ……はぁっ……ふぅ……」

「あっ♡ はぁ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡」

「……気持ち良かった? 直葉」

「……はい、とっても」

 

 直葉は僕の身体の下で、蕩けた微笑みを浮かべた。

 

「先輩はどうでしたか?」

「ああ、僕も良かったよ」

 

 そう、彼女と同じく、僕もとても気持ち良かった。それは間違いない。でも、何かが違うという気もする。こんな射精では、直葉を僕のモノにはできない。そんな気がする。

 

「……先輩」

 

 難しい顔をする僕の下で、直葉もまた、微笑みを消して僕を見ていた。彼女がちらりと視線をやったのは、僕の左肩だ。そこには一つだけ、直葉が付けたのではない噛み痕が残っている。それを見た時の直葉は、とても暗い情念のようなものを、瞳の中に燃やしていたように見えた。

 

「あの、先輩」

「ん?」

「もし……先輩さえ良ければ……」

 

 その次の台詞を、直葉はどういう気持ちで口にしたのだろうか。それは分からないけれど、僕がいつか彼女に要求しようと考えていたことを、直葉は自ら、僕に提案してきた。

 

「先輩さえ良ければ……次は、つけずにしませんか?」

 

 頭にカッと血が上って、僕は逆に冷静になった。何をつけずに何をするのかなど、一々聞き返すまでもない。色々なものを僕に許してきた直葉が、最後に残していた大切なもの。女の子にとって、最も重要なかけがえのない場所に到達する資格を、直葉は僕に与えようとしている。

 

「…………いいのか?」

「……はい」

 

 先輩にならいいですと、直葉は確かに頷いた。

 僕は直葉のマンコにはまりっぱなしだったチンポを引き抜くと、そいつからコンドームを外した。赤黒く膨張した亀頭には精液の残滓が付着し、バキバキに硬くなった竿にはミミズのような血管が浮いている。こんなに激しく勃起したのは、僕の人生でも初かもしれない。

 

「直葉のマンコに、生で挿入するぞ? 射精したら、直葉の子宮に僕の精液が入る。それでいいのか?」

 

 僕が厳しい声と表情でそう言うと、直葉はゴクリと唾を飲み込んだ。彼女は言葉で返事する代わりに、頬を赤らめながら、自分で脚をM字に広げた。僕は無言で、直葉の割れ目に亀頭をあてがった。

 初めての時も、僕は生で直葉を犯した。でもあの時のことは、まさに無我夢中で我を忘れていたので、どこか現実離れした記憶になっている。だけど、今夜の直葉は、自分から僕に生挿入を許した。これが意味するのは、一体何なのだろうか。亀頭と割れ目がキスをして、いざ挿入しようとする直前、僕は直葉に確認した。

 

「直葉、今から、お前を僕のモノにする。それでいいな?」

「は……い」

「セフレとは違うよ? 一生離さないからな? それでもいいのか?」

「はい」

「『お兄ちゃん』にも返さない。桐ヶ谷直葉がこの世で一番好きなのは、桐ヶ谷和人じゃなくて、僕だ。それでいいな?」

「はい……っ。あたしの一番は、先輩です……!」

「……よし」

 

 直葉が安全日とかを考慮に入れているのかどうか、それも僕には関係なかった。むしろ、危険日なら本当に僕の子どもを孕ませてやる。桐ヶ谷直葉の人生を、取り返しのつかないめちゃくちゃなものにして、僕を愛するしか選択肢が残らないようにしてやる。

 僕は改めて、直葉の割れ目に亀頭を押し付けた。そして、とてもゆっくりとした速度で、腰を前に突き出していく。僕のチンポには、今まで必ずつけていたコンドームがついていない。「ナマ」の感触と温かさに、チンポの先端から根本までが、徐々に飲み込まれていった。

 

「直葉」

「は……いっ」

「どんな感じだ?」

「先輩のが、あったかいです」

 

 直葉の目の端には涙が浮いていたが、その表情はとても満たされて見えた。僕は頷くと、ゆっくりと腰を前後させる。何も隔てるものが無い今、チンポを包む肉ヒダの感触が、あまりにもリアルで刺激的だ。

 そして、こうしているあいだにも、僕のチンポに付着していたザーメンの残滓は、直葉の膣内に塗り込まれていく。これが奥の子宮まで届いてしまえば、直葉はちゃんと妊娠してしまう。彼女の身体は、既に「母親」になってもいいように完成されているのだから。

 僕はさらに腰を振る。気持ち良くなりたいという欲望もあったが、それ以上に、ドロドロの新鮮なザーメンを直葉の奥で発射して、彼女が妊娠する確率を上げてやろうと思っていた。なぜなら、直葉はさっき僕のセフレじゃなくなったからだ。桐ヶ谷直葉は僕のモノで、僕の女で、僕の可愛い恋人だ。それを自分の種で妊娠させたいと思うのは、僕が哺乳類のオスとして生まれた以上、当然の理屈だった。

 僕が直葉の腰を掴んでピストンしているあいだ、彼女は始終ガクガクと全身を震わせていた。食いしばった歯のあいだからは、断続的なイキ声が漏れ続けている。直葉が生き地獄のような快楽に翻弄されていても、僕は容赦しなかった。生でする以上、子宮への種付けが済むまで、セックスは終わらない。いや、それ以前に、僕らがしている行為はもうセックスとは呼べない。僕らは何度もセックスをしてきたこの部屋で、初めての交尾を行っているのだ。

 脳内麻薬が溢れすぎ、時間間隔すら曖昧になった。何時間も腰を振り続けていたような気もするし、反対に一瞬で限界に達してしまったような気もする。でもとにかく、ドバドバと湧き出る多幸感が、直葉以外の全てを僕の視界から消し去った。

 睾丸が凄まじい勢いで精液を生産している。これが種付けのための本番射精だと、肉体が理解しているからだ。尿道にはザーメンがミチミチに溢れかえり、裏筋がパンパンになっている。亀頭が充血して傘を広げていくのは、発射した精液が逆流しないよう栓をするためだ。

 そして、直葉の肉体も、僕の遺伝子を受け入れるために精一杯活動していた。膣壁は柔らかく、それでいて隙間なくチンポ全体に絡みつき、ストローでも吸うように吸い付いてくる。奥から僕の亀頭を迎え入れるように降りてきているのは、彼女の子宮口なんだと分かった。僕はそこに亀頭を押し付け、鈴口でキスをして、口を開けて入れてもらおうと試みる。できるだけ深いところで、直接ザーメンを注ぎ込むために。

 もう音が聞こえなくなっていた。直葉が舌を出して泣き叫んでいるのに、それも聞こえない。射精する。射精する。射精して種付けする。それだけに意識を集中していた。

 

「――あっ」

 

 唯一、射精する瞬間に、何かが途切れたような直葉の声だけが聞こえた。その瞬間、僕らはきつく抱き合って、腕や脚でお互いを固定し、完全に身動き取れない状態になった。チンポが爆発して直葉のナカで溶けたようになって、そこからザーメンがドバドバと吐き出されていった。

 僕の遺伝情報を詰め込んだ精子たちは、ゴムに遮られることなく、女の子としての直葉の、一番大切な部屋へと侵入していく。桐ヶ谷和人ではなく、僕が直葉のつがいに選ばれた瞬間だ。

 途端に、いま抱き締めている直葉のことが、これまでとは全く異なるものになった気がした。直葉は僕のモノだ。これまで口に出して言ってきたことが、口に出さなくてもよくなるくらい、完全に腑に落ちた。この少女は、僕のモノだ。この瞬間からは、誰もそれを否定できない。それが完全に理解できた。

 桐ヶ谷直葉は、僕のモノだ。

 

「せんぱい……。これで直葉は、あなたのモノです……♡」

 

 長い長い子宮への射精が終わったころ、ようやく音が戻ってきて、直葉がそう囁いているのが聞こえた。

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