※この作品はR-18です。

夏休み、グループ課題で僕の部屋を訪れた結城明日奈と桐ヶ谷直葉   作:黒胡椒サラミ

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⑤(直葉)

「直葉、ちゃんと着替えとか持ってきたか?」

「は、はい、先輩」

 

 相変わらず暑い夏。地面には太陽が照り付け、蝉がひっきりなしに鳴いている。僕はアパートの部屋の扉を開けて、部屋の内側から、外に立っている直葉に話しかけている。直葉は私服のワンピース姿で、足はサンダル、手には大きめのバッグを持っていた。

 直葉の顔は、いつもより緊張している。顔が首元までほんのりと赤くなっているのは、猛暑のせいだけではなさそうだ。この子は僕の部屋に、ただ遊びに来たわけじゃない。彼女はここに、僕とセックスするために来たのだ。しかも、今日はここに泊まる用意までして。まだ親と同居している学生なのに、セックスするために男の部屋に泊まりにくる。直葉をここまでエッチな子にしてしまったのは、僕だ。

 

「家の人にはなんて言ってきたんだ?」

「友達の家に泊まるって……」

「そっか、じゃあおいで」

「……お邪魔します」

 

 僕が身体を玄関脇に避けると、その横を直葉の身体が通過する。ふわりと揺れた髪から、朝ついたばかりらしいリンスの匂いが漂ってきた。

 そして、直葉の姿が完全に飲み込まれると、僕の部屋のドアはバタンと閉じた。

 

「直葉、今日はここに何しに来たのか、ちゃんと分かってるか?」

 

 直葉が部屋のカーペットの上に立つと、僕は彼女からバッグを取り上げ、それを壁際に置きながら、彼女に尋ねた。薄い水色のワンピース姿の直葉は、少しうつむき、恥ずかしそうに小声でつぶやく。

 

「先輩と、セックスしにきました……」

「ただのセックス?」

「いいえ、違います……」

 

 直葉の声は、泣きそうなくらい震えている。僕のチンポは、もうズボンの中ではち切れそうなくらい膨らんでいた。

 

「今日は一日中……先輩の部屋にお泊りして、一晩中……ずぅっと、セックスしてもらいます。――アっ♡ はぁ……っ♡」

 

 直葉が甲高い声を上げる。僕は単に、後ろから彼女の両肩に手を置いただけだ。それだけで、直葉の膝は一瞬ガクガクっと震え、彼女は危うくバランスを崩しそうになった。僕はそんな直葉の耳元で、ヒソヒソと囁いた。

 

「直葉はエッチな子だな」

「――あっ♡ ひっ♡ は、はい、直葉はエッチです。先輩に、こんなエッチな子にされちゃいましたぁ……っ。初めてセックスされてから、カラダのうずうず、止まらないんです……!」

「もうスケベなトロ顔になっちゃってるぞ? チンポ欲しいなら、ちゃんと欲しいって言ってごらん」

「は、はい。お、おチンポ、先輩のおチンポ、ください。エッチな直葉に、いっぱいください」

 

 直葉はこうしている間も、僕の手によってどんどんエッチで淫らな子に育っていっている。義理の兄貴がこの子――いや、こいつの変化に気付くころには、きっと手遅れになっているだろう。こいつはもう、僕のセフレというより、僕の女だ。

 僕の女である直葉に対して、僕は高圧的な態度で命令した。

 

「自分で脱いでみろよ、直葉」

「――! は、はい」

 

 そこからしばらく、僕はベッドに腰掛けて、直葉のストリップショーを鑑賞した。直葉は最初はためらっていたけれど、やがてワンピースのボタンに手をかけると、真っ赤になりながらもそれを脱ぎだした。着込んでいないから、すぐに下着姿になってしまう。小柄だけど大きな直葉のおっぱいは、ブラに包まれていても相変わらずのド迫力だ。お尻も大きくて、いかにも元気な赤ちゃんを産めそうである。それなのに腰はくびれていて、剣道で鍛えられたお腹も引き締まっているから凄い。

 直葉が下着姿になると、僕はそこでいったん止まるように指示した。

 

「直葉の下着は、少し子供っぽいな」

「そうですか……?」

「直葉はもう大人の女なんだから、もっとエロいのを付けてみろよ」

「あの、先輩、恥ずかしいです……あんまり見ないで……」

「もうたくさんエッチしただろ? それなのに下着姿で恥ずかしいの?」

「だ、だって、なんかいつもと違います……」

「これからここに泊まって、一晩中エッチするから?」

「んくっ……♡ は、はい、そうです」

 

 僕は直葉をソフトに言葉責めしていく。このくらいでも、直葉は被虐的な快感を味わっているようだ。自分がダメにされていく快感。堕ちていく快感と言い換えればいいだろうか。直葉ほどではないにせよ、僕もそれを味わっていた。

 僕と直葉が本当の恋人関係なら、ここまでの背徳感は伴わないはずだ。僕は直葉の処女を奪って、そのあと何度も彼女とセックスした。直葉は僕に唇を許したし、僕の部屋に泊まることも了承した。でも、僕らは決して恋人じゃない。そのことは直葉だって分かっている。分かっているからこそ、直葉はあれほど淫靡な顔をして、ショーツの股間に縦スジ状の濡れ染みが浮き上がってきているのだろう。

 

「直葉、僕のズボンも脱がせてくれよ」

「はい……♡」

 

 直葉の中で限界を超えた羞恥心は、やがて曖昧になっていく。直葉は下着姿のまま、ベッドに腰掛ける僕の足元に跪いた。そして、ズボンのジッパーを下ろし、窮屈に閉じ込められていたモノを解放する。トランクスの前を押し上げるそのモノに、直葉は愛おしそうに鼻を近づけた。

 

「すん、すん……はぁっ♡ 先輩のおチンチンの匂いだぁ……♡ すっごく濃いよぉ……っ♡ すん、すん……」

「直葉が来るまで、朝からずっとムラムラしてたんだ」

「あたし、このおチンチンで、今から泣かされちゃうんですね♡ すん……あっ♡ お腹のナカ、じわぁって熱くなってきました……♡」

 

 直葉もだいぶノって来たようだ。彼女の蕩けたような笑みを見て、僕はニヤリと笑った。直葉に僕の服を脱がせて、僕は直葉の下着を脱がせた。これから余計な事は全部忘れてセックスするんだから、身に着けるものなんか無くていい。最初はどういう体位がいいか直葉に尋ねると、彼女は再び恥じらいを取り戻したように頬を染めた。

 

「キスしながら、して欲しいです」

「ああ、いいよ」

 

 僕は笑いが大きくなるのを堪えられなかった。この前のキスハメセックスを、直葉はずいぶんお気に召したようだ。でも、唇を含めて、この子の全部を貪りたい気分なのは僕も同じだ。僕らはカーペットの上で、対面座位で繋がることにした。

 

「ん……♡ ちゅ……♡ はぷぁ……♡」

 

 真っ裸で正面から抱き合って、僕らは舌と舌を絡め合うキスをした。僕の五感の全部が、直葉で染められていく。そして、それは直葉も同じだろう。彼女の口と舌の動きは前回よりも積極的で、自分から頭の角度を変え、ちょうどいい形を探している。僕の胸にあたってつぶれた直葉のおっぱいは、乳首が既に立っていた。

 この対面座位という姿勢だと、動きの主導権を握るのは、むしろ上にいる直葉のほうだ。直葉はキスを続けたまま、腰を浮かせ、トロトロと雫を垂らす割れ目で、僕のチンポの先をとらえようと試みる。

 そして、下の口でも僕らがキスをした瞬間、直葉の上の口の動きは今までより激しくなった。僕の口内の唾液が舐めつくされるかと思うくらい、彼女は夢中で舌を動かす。そしてそのまま、一気に腰を沈めた。

 

「んんっ♡ ちゅるぅ♡ ちゅるるるっ♡♡ ――んんぅ~~~~~っ♡♡♡♡」

 

 前回さよならを言ってから、数十時間も離れていた僕らは、再び一つに繋がった。彼女の身体が僕を待ちわびていたことは、中の動きだけで良く分かる。ぴっちりぎゅぅっと締め付けてきて、チンポが痛いくらいだ。奥に侵入した亀頭の先が、下がっていた直葉の「何か」にぶつかって押し返す。その瞬間、直葉は呆気なくイってしまった。

 

「む――っ!!??♡♡♡ ん~~~っ♡♡♡ ~~~~っっ♡♡♡♡」

 

 呼吸が困難になるほど、直葉は僕の口に吸い付き、両腕で硬く抱き締めてくる。彼女の両脚は僕の腰を完全にホールドしており、岩に貼り付いた貝のようになっていた。

 僕らは単に挿入して繋がっただけだ。それだけで、一往復もピストンしていない。でも、たったそれだけなのに、直葉は繰り返し絶頂し、僕も彼女の締め付けに耐え切れず、精液を吐き出してしまった。

 

(ううっ、チンポ絞られる――⁉ 直葉――!!)

 

 不思議だ。これだけ激しくて、どうかすると辛くて苦しいくらいの快感なのに、相手とキスしているというだけで安心できる。泥の津波のような快楽の中、自分がどこにいるかすら覚束なくなっても、しがみつく相手がいると思うだけで怖くない。カラダは確かに気持ちいい。でも、カラダの気持ち良さ以外に、心が満たされていくような気がする。

 これには、明らかに依存性がある。

 絶頂が収まると、僕と直葉はいったん唇を離した。二人の間に、唾液でできた銀色の端がかかる。

 

「はぁ……はぁ……せんぱい……」

「ふぅ……挿れただけでイっちゃったな、直葉」

「はい……凄かったぁ……」

 

 うっとりとした表情で、直葉は僕の鎖骨のあたりに頬ずりした。僕はそんな直葉の頭を抱え、髪を撫でてやる。直葉はまるで、子猫のように喉を鳴らしていた。

 

「――んぅっ♡ あっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」

 

 やがて、僕らは緩やかに腰の動きを再開する。すぐ耳元で鼻にかかった直葉の喘ぎ声が聞こえ、熱い吐息がゴソゴソと耳を鳴らす。脳が痺れていく。

 

「先輩のおチンポ、先っぽが膨らんで、あたしのお腹ゴリゴリしてますよ……♡ これ、とってもイイです……っ♡」

「直葉、お前のマンコも、ザラついてて気持ち良いぞ」

 

 やっぱり一回イってからくらいのほうが、落ち着いて互いの性器を愉しめる。僕らはあくまでゆっくりと動いた。こうして抱き締めていると改めて分かる。直葉の「女」の身体は、僕の「男」の身体と明らかに、構造からして違う。鍛えられて筋肉がついていても、細く、むっちりとしていて、きめ細やかな肌に触れた部分が吸い付くようだ。耳元で囁かれる直葉の甘え声も、そこに確かに生身の女の子がいて、それを抱いているのだという実感を増幅させる。

 それに今日のセックスは、直葉の門限が来てもお開きにしなくてもいい。この子は、僕の部屋で一夜を過ごし、朝になるまで帰らないのだ。まだ時間はたっぷりとある。そう思うと、性急ではないスローペースなセックスを楽しむ心の余裕もできた。

 

「直葉のおっぱい、柔らかい……」

「先輩の胸、けっこう逞しいんですね……男の人って感じです」

 

 僕らは互いの身体に関する感想を述べあったり、時にはくだらない話をしながら、二人だけの世界に没入していった。

 

==

 

「直葉、直葉おきろ」

「……ふぁ? せんぱい……?」

「ほら、しっかりしろよ。イキすぎて疲れたのか? ぽーっとなってるぞ」

「せんぱぁい……♡♡」

 

 夕方、小休止のついでにベッドで眠ってしまった直葉が、僕に肩を揺すられて目を覚ました。そのまましゃっきりと起きるかと思ったら、彼女は寝起きの蕩けた表情のまま、僕の手を捕まえて頬ずりを始める。そして、それに飽き足らず、僕の首に縋り付いて熱烈なキスをしてきた。

 

「ん……っ♡ ちゅ……っ♡ せんぱい♡ ちゅぅ……♡ せんぱい……♡」

 

 僕はしばらく、すっかりキス魔になった直葉のしたいようにさせてやった。

 

「直葉、晩御飯は何が食べたい?」

「え? え~っと」

 

 直葉が完全に目を覚ますと、僕は彼女にそう尋ねた。夕食には少し早い時刻だけど、昼も食べずにセックスしてたから、これくらいで丁度いい。

 

「一応、食材は買ったんだけど。コンビニとかのほうが良いか? それとも、どっか食べに行く?」

「食材……。先輩が作るんですか? ……作れるんですか?」

「だって一人暮らしだし。最近は面倒だからあんまりだけど……まあ、やろうと思えば」

「へー……」

 

 それから何となくの流れで、夕食は僕が作ることになった。と言っても、本当に大したものは作れない。それでもカップラーメンとかじゃなく、パスタを茹でてサラダも作ろうと思ったのは、やっぱり相手が女子だからだ。いくら何でも裸で火を使う気にはなれず、僕はシャツとトランクスを身に着けて料理を始めた。

 

「あたし、パジャマとか持ってきたんですけど、よく考えたら要りませんでしたね。先輩の部屋、暑いし……。それに、どうせ裸になるし……」

「え? 何か言った?」

「何でもないです。あの、シャツとかお借りしてもいいですか?」

 

 そういうやり取りがあって、直葉は僕のTシャツを借りて、裸の上にそれを着た。ダボっとした生地をおっぱいが持ち上げて、かなりエロいことになってしまった。僕の服を女の子が着ているという事実にも興奮する。でも、今は栄養補給が優先だから、僕は出来るだけ、カーペットの上にぺたんと座っている直葉を見ないようにしながら、料理を進めた。

 

「できたぞ、ほら」

「わ……普通にちゃんとしてる」

「なんか酷いコメントだな、それ」

「ふふ、ごめんなさい。……美味しそう」

 

 茹でたパスタに、一応フライパンでトマトソースを作ってぶっかけた。サラダはトマトを切って、レタスを千切っただけの代物だ。あとは、マグカップに注いだ冷たいジュースだけ。でも、直葉は意外に喜んでくれた。新しく買った皿に、パスタの小麦色とトマトソースの赤が映えている。マグカップも、直葉の小さな手に丁度いい。買っておいてよかったと思った。

 食べていると、どうしても無言の時間が生まれる。この部屋にはテレビも無いから、フォークやスプーンが皿に当たるカチャカチャという音が、やけに大きく聞こえた。

 

「先輩は、どうして一人暮らしなんですか?」

 

 食べている途中に、二人の間であった発言はそれだけだ。

 直葉の問いに、僕は答えなかった。

 

「片付きましたよ、先輩」

 

 食べ終わると、洗い物は直葉がしてくれた。最後の皿を置くと、布巾で手を拭きながら、彼女はそう言った。ベッドに寄りかかる形で座っている僕の横に、直葉は寄ってきた。肩が触れ合う位置に、彼女も座った。

 

「ん……♡ ちゅ……♡ はぁっ♡ ちゅぅ……♡ あ……♡ せんぱい……」

 

 そして、僕らは再び舌を交わらせる。食事の前までヤリまくっていたことを身体が覚えていて、キスしているだけで、すぐにセックスできる状態まで興奮が高まっていく。セックスしたら食欲を満たし、食欲が満たされたらすぐにセックス。まるで野生動物になった気分だ。それとも、猿山の猿だろうか。

 Tシャツの上から分かるくらい、直葉の乳首は立っている。それをカリカリと指で引っ掻きながら、彼女の身体をカーペットに押し倒した。

 

「ふふ、先輩のおチンチン……硬くなってますね。あたしの太ももに、擦れちゃってます」

「直葉のここも、もう準備できてるだろ」

「あっ――♡ イヤっ、そんな、ぐちゅぐちゅしないでっ♡ 音、立てないでくださいっ♡ ――ヒィっう♡♡♡♡」

 

 直葉が一際大きく鳴いて、全身を弓なりにさせたのは、僕の手が彼女のマンコを弄っていたからだけじゃない。美味しそうに見えた耳たぶを甘噛みすると、直葉は面白いくらい身体を跳ねさせた。

 

「あ……ここも直葉の弱点かぁ」

「ア――っ♡♡ ヒッ――♡♡ 耳元で、こしょこしょしないでっ♡♡」

「どうして? さっきはお前が僕にやったじゃん」

「――アっ♡♡ んぅ~~~っ♡♡」

 

 耳の穴に向かって息を吹きかけると、直葉はガチンと歯を鳴らしてのけ反った。マンコからじゅわっと汁があふれ出し、僕の指を食い千切りそうになる。僕は指先を曲げて膣内も刺激しながら、直葉の耳を責めた。

 

「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ ひぃっ♡」

「直葉、もう我慢できないからチンポ挿入するぞ」

「はぁっ♡ はぁっ♡ ご、ゴム……」

「分かってる。ちゃんと付けたから。ほら、行くぞ」

「あああ……っ♡♡ いいいっ……♡♡♡」

「あー……キッツ……なんかスイッチ入っちゃった? 直葉」

「わ、分かんないぃっ♡♡ せ、せんぱいぃっ♡♡」

 

 直葉が両手を伸ばしてきたから、僕は彼女に覆いかぶさり、彼女の身体を抱きしめた。直葉の腕も、すぐに僕の背中に絡んでくる。直葉の指が、僕の背中に少し食い込んだ。

 

「はぁっ!♡♡ はぁっ!♡♡ はぁっ!♡♡ せんぱいっ、もっとぎゅってしてっ!!♡♡」

「してるよ?」

「違う! もっと! もっとぎゅってしてっ!!」

 

 なんだか、直葉は駄々っ子になってしまった。でも、ワガママな直葉も可愛かった。

 快感の火花が、直葉の瞳の中でバチバチ跳ね回っているように見える。マンコが締まり過ぎて、チンポが動かし辛いくらいだ。仕方ないから、前後運動ではなく円を描いてこねくり回す。直葉は歯をカチカチと鳴らし、首をのけ反らせた。

 

「う゛~~~っ!!♡♡ あう゛~~~っ!!♡♡」

「直葉……! もっと感じて、直葉!」

「はひぃっ⁉♡♡ みみっ、噛んじゃやらぁっ!!」

 

 どこでどうスイッチが入るかなんて、本人にも誰にも分からない。でも、今の直葉の身体には、明らかに火が付いていた。マッチの炎くらいだった火は、あっという間に延焼し、直葉の身体全体を焼き焦がしていく。どうせこの状態になったなら、楽しまないと損だ。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、直葉! 直葉!」

「い゛っ♡ いっ♡いっ♡いっ♡いっ♡ せんぱい、せんぱいっ!!」

 

 カーペットの上を揉み合うように転げまわり、時には背中がテーブルにぶつかったりもした。だけど、僕らはそんなことも一向に介さずに、相手を芯まで貪って、とにかく気持ち良くなることだけに集中していた。

 

「なぁ直葉、お願いだよっ!」

「あっ♡ ああっ♡ イっ♡ うっ♡ おっ♡おっ♡おっ♡おっ♡」

「好きって言ってみなよ! 僕のことをさ!」

 

 僕は腰を振りながら、いつの間にか、そんなことを口走っていた。

 

「一回だけ、言ってみてよ!」

「――っ♡♡ ~~~~っ♡♡♡」

 

 直葉は涙を流すくらいものすごく感じていたのに、僕の要求に対して、彼女は首を横に振った。ここまで僕に何もかもを許しても、彼女はまだ、誰かのために何かをとっておいている。「好き」という言葉も、彼女はきっと、大好きなお兄ちゃんのために。そんな直葉の様子を見て、僕は――

 

「言うまで止めないからな! 言うまで!!」

 

 それが僕にとってのスイッチだったのかもしれない。僕の中で、プツンと何かが切れた音がした。まるで、初めて彼女を犯した、あのときのように。

 僕は身をよじる直葉の身体を強引に押さえ、荒々しい抽挿を繰り返す。これまで見つけた直葉の弱点を攻めまくり、彼女の絶頂が途切れないよう、一瞬も休ませなかった。チンポはガッチガチで、今にも発射しそうだったけれど、お尻と足に力を入れて何とか堪えた。直葉が僕の言うことを聞くまで、絶対に射精したくない。半ば意地のようなものだった。

 

「あ゛っ♡♡ ひっ♡♡ お゛っ♡♡ んぉお゛っ♡♡ せんぱっ、イクっ、もうイってりゅのっ♡♡ ヤメっ♡♡ んぃいっ!!??♡♡♡♡」

「直葉! ふっ! ふっ! ふっ! 直葉ぁ!!」

「んぅううっっ!??!♡♡♡ お゛っ♡♡ うう゛ううう~~~っ!!♡♡♡♡」

 

 人間がセックスをしているというより、発情期の猫どうしがサカり合っているような。僕の背中のところどころが、直葉に引っかかれて血がにじんでいた。時間も忘れて、とにかくひたすら、直葉に「あの言葉」を言わせたかった。そして――

 

「すきです……」

 

 僕は無理やり、彼女にそれを口にさせることに成功した。

 

「せんぱい、すき……だいすきです…………あっ♡」

 

 その時、直葉の中でも、何かの糸が音を立てて切れた。その音を、僕は確かに聞いた。僕は今日一番の力を込めて、直葉を硬く抱き締める。今まで我慢していた射精感が、津波のように轟々とせり上がってくる。気付けば、ゴムが破裂しそうな勢いで、僕は射精していた。

 

「せんぱい……」

 

 僕は歯を食いしばりながら、直葉の中に出していた。正直、ゴムがあることを忘れて、彼女の子宮の中に吐き出しているつもりだった。

 

「せんぱい、大丈夫ですよ……」

 

 もっともっと出したい。もっともっと精液を出して、直葉の中に塗り込んで、僕の匂いが取れないようにしてしまいたい。もっと、もっと。

 

「今夜は、あたしが一緒にいますから……」

 

 直葉にそっと抱きしめられながらの射精は、魂が抜けそうなくらい心地よかった。

 

「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ せんぱい、好きっ♡ 好きですっ♡」

 

 例え演技だとしても、別にそれでいい。その言葉を聞きながら、僕は直葉を犯し続けた。深夜になっても、ベッドをギシギシ鳴らしながら。腰を振り過ぎて疲れたけど、疲れたという感覚は、その時は無かった。ありったけのコンドームを消費して、ひたすら直葉のマンコの中でイった。

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