夏休み、グループ課題で僕の部屋を訪れた結城明日奈と桐ヶ谷直葉 作:黒胡椒サラミ
「先輩……今日も凄かったです」
「直葉も可愛かったぞ。たくさんエッチな声で鳴いててさ」
「もう……先輩のいじわる」
真夏の午後、僕は裸でベッドで仰向けになり、同じく生まれたままの姿の直葉を腕枕していた。直葉は身体を少し横向きにして、そのたわわなおっぱいを僕に押し付けるように寝ている。直葉の右手は、僕の胸の上に置かれており、彼女はそれまで快感の余韻が残る声で、今日のセックスの感想を僕の耳元で囁いていた。
「でも、ほんとにいっぱいエッチな声でちゃいました……。先輩のおチンチンが、おくにズンズンってくるたびに、胸がきゅうってなって……」
「直葉、お前もすっかりセックスが大好きになったなぁ」
「はい……♡ あたしは先輩とのセックスが大好きです……♡ ――ん♡ ちゅ♡」
僕の頭に、伸び上がった直葉の頭が影を落とす。直葉はそのまま僕に覆いかぶさるように、キスの雨を降らせてきた。
すっかりヤリ部屋となった室内には、丸めたティッシュと3個の使用済みコンドームが転がっている。
これで三度目のお泊り。しかも、前回からそれほど間を置かず。いくら友達の家に泊まるっていっても、これまであまり外泊をしなかった子がそんなことをすれば、家族に怪しまれるに違いない。それは直葉だって分かっているはずだ。でも、直葉は僕の部屋に、また泊まりに来た。来てしまった。いや、来ざるを得なかった。
今やあいつの可愛い義妹は、僕のチンポをハメられなければ、3日も我慢できない身体になってしまったのだ。
「せんぱい……♡ ちゅ……っ♡ せんぱい♡ ちゅぅ……っ♡」
直葉は甘く蕩けるような声を出しながら、僕を唇でついばんでいく。彼女がキスする箇所は、口から首筋、鎖骨から胸へと、段々と下に移動していく。僕は直葉の潤った唇の質感や、身体を這い回る直葉の手の感触、押し付けられる膨らみの柔らかさなどを感じながら、力を抜いた姿勢のまま、彼女のしたいようにさせていた。
「あ……ん♡ ちゅるぅ……っ♡ はぁ……っ♡ れろぉ……♡」
直葉の身体が視界から消えてしばらくすると、僕のチンポが暖かな粘膜に触れた。直葉の舌が、チンポの裏筋を付け根からカリの段差まで舐め上げる。僕は思わず、腰を浮かせてわずかに身をよじった。
「せんぱいの……おチンポ……♡」
直葉のうっとりとした表情が目に浮かぶ。竿にぴとりと当たったのは、直葉の頬の感触だ。彼女は僕のチンポに頬ずりをしてから、亀頭に唾液をトロリと垂らした。そして、ぱくりとそれを頬張った。
亀頭部分だけが直葉の口内に侵入し、暖かく湿った空気に包まれている。そして、小学校低学年の児童が縁日でりんご飴を舐めるように、直葉は夢中で舌を動かす。彼女が小学生と違うのは、ただ舐めるだけじゃないという点だ。
時には舌先で亀頭をつつくように、時にはカリ首に舌でマフラーを巻くように。真面目で努力家の直葉ちゃんがこんな技術を持っていると知ったら、彼女の友達は腰を抜かしてしまうだろう。ちょっと童顔だけど、美少女の桐ヶ谷さんに密かに憧れている同級生の男子も多いはずだ。そんな子が学校のモブっぽい先輩の部屋で、美味しそうにチンポを頬張っていると知ったら、彼らは絶望してしまうんじゃないだろうか。
「先輩、なに考えてるんですか?」
「ん?」
「おチンチン、さっきより膨らみましたよ。おっきくて、あたしの口に入らないくらい」
「いやぁ、直葉は本当にエロくなったな~って」
「もう……今日の先輩、やっぱり意地悪です。先輩のせいでこうなったんだから……」
「悪い悪い。ほら、フェラ続けて」
「ん……♡ はい♡」
僕が手を伸ばすと、直葉はそこにあごを乗せるようにしてきた。僕は飼い猫にしてやるように、彼女のあごの下を指でくすぐる。直葉は嬉しそうに眼を細めて、すっかり機嫌を良くした。そして、僕のチンポに対するフェラ奉仕へと戻っていく。チンポを舐めしゃぶる直葉のヒップが、ゆらゆらと揺れているのが見えた。
直葉が持っていた淫らな才能を、ここまで開花させたのは僕だ。
彼女は僕に犯されるまで、義理の兄である桐ヶ谷和人に、異性に対しての愛情を抱いていた。それが叶えられなかったのは、家族のことと、それ以上に明日奈の存在があったからだ。「明日奈さんという素敵な恋人がいるから、自分はお兄ちゃんとは付き合ったりできない」。直葉はそれを理解しながら、さりとて自分の想いを捨てることもできなかった。そしてそれこそ、彼女自身が考える以上のフラストレーション――欲求不満が、直葉の中に溜まっていく原因になったのだろう。
これは、直葉に直接聞いたわけじゃない。態度や言葉の端々からの、単なる僕の妄想だ。でも、僕に犯されたあの日から、直葉は何かふっ切れたように、肉の繋がりがもたらしてくれる快楽にのめり込んでいった。
「うっ……直葉、それいい……っ」
「んぐっ♡ じゅっ♡ れろぉっ♡」
直葉のフェラは「献身的」の一言だ。僕が気持ち良くなることだけを配慮して、一生懸命に舌を動かしてくるので、とても健気で可愛らしい。フェラの時に下品にザーメンを吸いつくしてくる、彼女の将来の「お義姉さん」に見せてやりたいくらいだ。そんなことを考えて苦笑した僕の顔を、フェラに夢中の直葉は見ることができなかった。
そして僕は、直葉の次のスイッチを入れるために、魔法のキーワードを口にした。
「直葉、好きだ」
「――♡♡♡」
僕がその言葉を口にした瞬間、直葉の舌の動きはさらに活発になった。口内に溢れる唾液も、量と熱さを増す。
「大好きだよ、直葉」
可能な限り優しく、誠実かつ真摯な声で、直葉の耳にはっきりと届くように、僕はそれを囁いた。すると、僕のチンポが、直葉の口内のさらに深いところに飲み込まれた。
「んっ、ぐぅ……!」
チンポに塞がれた喉の隙間から、直葉は凄く苦しそうな声を漏らす。でも、彼女が喉奥まで使って僕に奉仕しようとするのは、僕が強制したからじゃない。直葉自身が、それを望んでやっているのだ。
直葉の喉が、反射的にチンポを吐き出そうと蠢いて、それが逆に僕の快感となる。直葉は本当に苦しんでいる。しかし、そんな苦しみと引き換えにしてでも、彼女は僕を気持ち良くしようと頑張っている。
そのひた向きさにじんわりと胸が温かくなり、心地よい射精感が込み上げてきた。
「直葉、出る……! ううっ!!」
「んぶぅっ⁉ ぶふっ⁉」
直葉の喉奥に押し付けられた鈴口から、熱い欲望の塊が食道に直接噴射される。突然の出来事に鼻から息を漏らしながらも、直葉は暴れまわるペニスを一生懸命頬張って、ごくごくとザーメンを飲み干していく。だけど、直葉の小さなお腹に、やがて限界が来た。
「――んっ、ぐぅっ⁉ ゲホっ!! ゲホっ!!」
直葉はチンポから口を離すと、眉を寄せて喉を抑え、今までの呼吸を取り戻すかのように激しくえずいた。直葉が飲み切れなかったザーメンの残りが、チンポからぶびゅるぶびゅると空中に吐き出され、僕の下腹部に降りかかった。
「ゲホっ!! ゴホっ!! はぁっ、はぁっ、はぁっ……! ご、ごめんなさい先輩、あたし、最後まで――」
「大丈夫だよ、直葉」
僕に酷いことをされたのに、直葉は顔色を変えて謝ろうとする。そんな彼女の頭と背中を、僕の腕が包む。ベッドに座る直葉を抱き寄せながら、僕は彼女に囁いた。
「ありがとう、頑張ってくれて。僕を気持ち良くしようとしてくれたんだよな? ありがとう、大好きだよ、直葉」
「せん……ぱい……。ああ…………」
熱い吐息と一緒に直葉が漏らした声は、誰かに抱きしめられ、愛を囁かれる心地よさに酔っているようにも、堕ちていく自分自身を嘆いているようにも聞こえた。直葉は体重を全て僕に預けている。ずっしりとした人の重み、肌の感触、確かな体温が心地いい。これに依存したくなる気持ちは、僕も良く分かる。分かってあげられるからこそ、直葉は僕にコントロールされてしまう。
抱き締める腕に力を込めて、僕は本気で嘘をついた。
「ごめんな直葉、お前が優しいからって調子に乗って」
「先輩、そんなこと……」
「お前のことが好きだから、つい甘えちゃうんだ。ダメだよな、こんなの。ごめん、大好きだよ」
僕は本当に彼女のことが好きなんじゃないかと、僕自身で思い込んでしまいそうになるくらい、本気の嘘だ。
直葉は聡明な女の子だ。軽薄で最低な僕の嘘くらい、思考がはっきりとした状態なら、彼女ならすぐに見破れたはずだ。でも、これまで何度も肉体を重ねてきたという事実、それによって溺れそうなくらいの快楽を得てきたという、直葉の身体に染み込んでしまった経験が、彼女の判断を誤らせる。
「……あたしも、先輩のことが」
ためらいがちに、怖々とした調子で、例えそれが彼女にとっての本心でなくとも、それを言ってしまったらどうなるのだろうという好奇心にも突き動かされて、直葉は唇を動かした。
「好きです」
僕に強制されて言うのではなく、正真正銘、自らの意志で。
「大好きです、先輩」
「僕もだ、直葉」
「大好きなの」
「僕もお前が大好きだよ、直葉」
お兄ちゃんに言いたかったであろう台詞を直葉は口にして、お兄ちゃんの口から聞きたかったであろう言葉を、僕は直葉に与えてやった。そのまま好きだと囁きながら、僕は直葉の首筋に、唇で痕を残す。
「ん……ああっ」
さっきとは違い、今度は直葉のほうが、僕にされるままになっている。彼女の身体は、ぷるぷると小刻みに震えていて、少し押すと、簡単にベッドの上に倒れた。
首につけた最初のキスマーク以外は、鎖骨の下あたりを中心に、服を着ていたら見えない場所につけていく。そんな「証」が増えていく様子を、直葉は顔を覆った両手の隙間から、息を荒くして凝視していた。
「乳首……もう立ってるね」
「――あっ♡ きゅぅっ⁉」
わざと前歯を立て、存在を主張するピンク色の乳首にカリっと噛みついた。ビクリと大きく震える直葉に構わず、僕は彼女の乳房にも自分の歯型を残した。前に背中にキスマークをつけた時は、どこか遠慮する気持ちが有ったけど、今度はそうじゃない。直葉が絶対に人前で服を脱げなくなるくらい、大っぴらにまんべんなく、僕という「男」の痕を残していく。直葉が後戻りする道なんか、無くしてしまえと思っていた。
「好きだよ、直葉」
何十回もその言葉を繰り返す。
「あたしも、先輩が好きです」
直葉にも、何十回と復唱させる。
そして僕は、恥じらいで閉じられた彼女の股を手で広げ、その中心に顔を埋めた。
「あっ!? ああっ♡ せんぱいっ♡ そんなの――っ♡♡ ひぅっ!?♡♡」
肥大したクリトリスを舌で舐めると、直葉は面白いくらいに腰を跳ねさせた。マンコも午前からの行為で既にドロドロになっている。僕はそこにも無遠慮に舌を伸ばした。
「あっ♡ んぅっ♡ んん~~~っっ♡♡」
凄い力で直葉の脚が閉じようとするけれど、僕はそれを許さない。彼女の膝をガシッと掴んで、無理やりこじ開ける。直葉に口で気持ち良くしてもらったお返しに、僕も直葉を良くしてやる。両手で頭を押されても、僕はクンニを止めなかった。
「あおっ♡♡ いっ♡♡ ああああっ♡♡ せんぱいっ、そんなの汚いっ」
直葉の抗議の声も無視した。むしろ僕は、音を立てて彼女の奥からあふれ出る愛液を啜った。M字に開かせた直葉の太ももを抱え込み、ひたすら彼女に奉仕した。壁際に置かれたベッドの上で、直葉はその壁に背中を預け、時には壁紙を爪で削りながら、身もだえしてイキまくった。
「あ゛……♡ あ゛……う゛あ…………っ♡♡♡」
どれくらい時間が経ったのか、時計を見ていないから分からない。直葉がぐったりとして、ぴくりぴくりとしか動かなくなっても、舐め回し続けてあごがガクガクになるまで、僕は彼女を責め立てた。
「ひぅっ!?!?♡♡♡」
途中、直葉はマンコの上あたりから透明な液体を噴き出し、それが僕の顔にかかった。おしっことは違うみたいだったけど、例えそうでも構わなかった。とにかく、今は直葉に気持ち良くなってもらう。それだけに集中していた。
そして、直葉の瞳からハイライトが消えたころ、僕はようやく身体を起こし、彼女の耳に口を近づけた。
「う……あ゛……」
「直葉、大好きだ」
「は……っ♡ ひっ♡」
「大好きだよ」
「うう゛…………っ」
再び何度も何度も好きだと囁くと、最終的に、直葉は涙を流し始めた。それでも、僕は彼女に囁くのを止めない。しゃくり上げる直葉の耳を通って、その単語が脳に焼き付くまで繰り返した。
「直葉、もう一回チンポ挿れるぞ」
「はい……っ、お願いします……」
直葉の思考をグチャグチャにしてから、とっくの昔に復活していたチンポを、彼女の膣内に挿入する。彼女のマンコはいつもより緩やかになっているようだったけど、熱さとうねりが半端じゃなかった。無数のザラついたヒダがざわざわと蠢き、チンポ全体を甘やかしてくる。
そして直葉は、挿入だけで深い絶頂を迎えてしまった。
「あ゛っ♡♡ い゛い゛~~~~~っ♡♡♡ ぅ~~~~~~っ♡♡♡」
足の指を丸め、目をぎゅっとつぶり、僕の背中に爪を立てて、直葉はどうにか快感を外に逃がそうとしているようだった。でも、出口なんかどこにもない。感極まって、直葉は僕の肩に噛みついた。僕の背中と肩に滲んだ血が、たらりとシーツに落ちていく。
そして、直葉が気持ち良くなっているという事実から、そんな痛みなんかどうでも良くなるほどの充足感を得て、僕は腰をゆっくりと揺らしていた。身体を密着させ過ぎたせいで、僕と直葉の動きは制限されていた。腰もグリグリと押し付けるようにしか動かせない。でも、直葉はそれが好きらしく、僕の肩に複数の歯型を並べた。
多分、僕はどこかで射精していた。だけど、それが曖昧になるくらい、挿入しているという事実だけで気持ち良かった。僕らはまるで、蛹になりかけの芋虫のように、その場でもぞもぞと身体を動かしていた。いつまでも、いつまでも途切れることの無い満足感に包まれながら。
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「直葉、何が食べたい?」
「う~ん……先輩の手料理なら、なんでも」
「それだと逆に作りづらいんだけどなぁ……」
「えへへ……」
直葉が笑うと、息が胸にかかってくすぐったい。お互いの身体に沢山の痕を残すセックスを終えて、僕らはまだ抱き合っていた。ベッドに寝転んで正面から抱き締め合い、暑苦しいのにタオルケットでお互いを包んでいる。
「て言っても、僕もそんなにレパートリー持ってないけどさ」
「じゃあ、今日はあたしも手伝います。一緒に作りましょう?」
「そうしよっか。冷蔵庫に鶏肉が有るから、照り焼きでも……あ」
「どうしました?」
そう言えば、醤油を切らしていたんだった。
「直葉は使う? 醤油」
「え……どうでしょう、食材を見てみないと……でも、たぶん、はい」
「仕方ないかぁ」
そこでようやく、僕は二人でくるまったタオルケットからもぞもぞと脱出した。
「待ってて、そこのコンビニで買ってくる。ついでに飲み物とかも。あー……シャワー浴びてから」
適当に服を着てと思ったけど、改めて自分の身体を見ると酷い惨状だ。とにかく血まみれである。これで外には出られない。
「あ……っ! それ、あたしが……ごめんなさい……つい……」
直葉は顔を真っ赤にして謝ったけど、上半身を起こしてはらりと落ちたタオルケットの下から、僕の歯型やキスマークまみれになった自分の身体が出てきたのを見て、さらに真っ赤になってしまった。
僕はそんな直葉の前で、何かをごまかすように後頭部を掻いて笑いながら、もう片方の手を彼女に差し伸べた。
「一緒に浴びようか」
「……はい」
それから僕らは、ユニットバスでイチャイチャイチャイチャしながらお互いの身体を洗った。
「あれ?」
「どうかした?」
「いえ……あの……。やっぱり何でもないです」
直葉は終始はにかんだような微笑みを浮かべていたけど、それが一瞬途切れた瞬間があった。洗面所に置かれた、二本の歯ブラシを見た時だ。本当に一瞬、彼女の瞳の中で、何かものすごい色が閃いた気がした。
身体を拭いて、ようやくラフな服装に身を包むと、僕は玄関まで見送りに出た直葉に言った。
「じゃあ、行ってくるね」
「はい、いってらっしゃい」
「…………」
「……? 先輩、どうしました?」
「いや、何でも」
僕はサンダル履きでドアを開けた。いくらクーラーが故障気味でも、部屋の中よりずっと暑い空気が、むわっと入ってきた。外は真っ暗だ。どこかの草むらで虫の声が聞こえる。ここは色々と不便な安アパートだから、最寄りのコンビニまで歩いて十分くらいだ。僕は部屋の前の通路を歩きだした。
「あのっ」
でも、十歩も行かないくらいのうちに、僕の背中を声が追いかけてきた。振り返ると、僕の部屋のドアから直葉が半身を出している。
「……あたしも一緒に、行っていいですか?」
彼女はしばらく悩むようなそぶりを見せてから、僕にそう言った。