※この作品はR-18です。

めぞん一刻 二次小説 流れる季節の中で   作:今津晶

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番外編13 初めてのデート

五代君夫婦の一人娘である中学2年生で14歳の春香ちゃんは古本屋に行くのが好きだ。勉強熱心とまでいかないが特に英語は興味があるので辞書などを本屋で探してしまう。

学習教材として必要ならばママである響子さんも快く本代を出してくれるのだが新品ばかりだと特に辞書は高い。子供なりに気を遣って古本屋で掘り出し物がないか漁るのは結構楽しい作業で時間が経つのを忘れてしまう。

帰り道にちょっと遅くなっちゃったなと思って駅前の時計坂商店街を歩いていたら仕事帰りの父親である五代君と遭遇した。

妻の響子さんに良く似ていて美少女の春香ちゃん。セーラー服が似合う可愛い少女と冴えない中年の男性でペアで歩いていると実際本当に血の繋がった親娘なのだが通報されんかな?と内心ではちょっとだけ心配してしまう五代君である。

 

そこで目に入ったのは老舗の喫茶店「ま・めぞん」だ。この店には思い入れと言うべきか懐かしい記憶があるから通り過ぎてしまうが何故か惜しくなっったので・・・・。

少し夕食まで時間があったので五代君は娘に”中学生として”パパとの初デートを提案し・・デザートで釣ったのは確かだったが娘は応じてくれた。

 

実はそこで響子さんと初めてのデート(響子さんは単なるお礼の食事と思っていたが)にて待ち合わせにしていた場所なのだが、実は響子さんが場所を「豆蔵」と聞き間違えたため、3時間半以上も五代君は待ちぼうけを食らうこととなった思い出の場所だ。

何杯もコーヒーをお代わりして最後には涙目になっていた五代君を見て店員たちも女性に振られたのかとヒソヒソ噂話をしながらも気の毒そうに同情してくれたが、その後に場所の間違いに気付いた響子さんが慌てて駆け付け、ようやく出会えた時に・・・

彼女もポロリと涙を流してしまい店員たちから、今度は女性を泣かして酷い男ねと勝手に思われてしまった。

4時間前後も待ち続けてくれた五代君が外を歩きながら響子さんの肩を抱いた時に「仕方ないわよね、これだけ待たせたんだから」と彼女が思って拒否されなかったので、つい五代君は調子に乗ってキスを迫ると・・・結果的に最後は思い切り引っ叩かれてしまったのだ。

もう丁度20年も前の話だ。汚点とまでは思わないが・・立派な失敗談だ。悪夢とまでは思わないが誇れないし少しだけ恥ずかしい話なのは・・確かである。

 

どうして父親が珍しく喫茶店になど行こうと思ったのか、その理由を大好きなプリン&フルーツのデザートをぱく付く春香ちゃんにその逸話を話した。

「春香・・この喫茶店って思い入れって言うかさ、懐かしさがあってね。昔、パパがママを初めてデートに誘った時って、その待ち合わせ場所がここだったんだ」

「え?え?それってホント?・・いつ頃?」

びっくりする事実を聞いて彼女は視線をデザートから父親に移す。

「う~ん・・ああ、丁度20年前になるのかな。本当に懐かしいなあ・・・」五代君は本当に感慨深めだ。

「へえ~。じゃあ、その後、どこに行ったの?デートだったんなら、あちこち他にも行ったんでしょ?」

春香ちゃんは興味津々に尋ねる。両親のエピソードでまだ知らなかった話だ。是非とも詳しく知りたい気持ちになるのも当然だ。

「いやそれがね・・・実はパパ、ここで4時間近く待ちぼうけを食ったんだよ」

「へ?何で?いきなり最初から振られちゃったの?」

春香ちゃんは目を丸くする。

「はは、いやいや・・そうじゃなくてね。パパは喫茶店の”ま・めぞん”と言ったつもりがママには居酒屋の”豆蔵”に聞こえたんだよ。だから、ママは逆に豆蔵でずっと待っててくれてたんだ」

「え~?それじゃ擦れ違いの行き違いだね。・・じゃあ結局は会えなかったの?」

「うん?・・いやでも4時間後にはね、ちゃんとここで会えたよ。お互いに場所を誤解していたのも判明したし、パパはそれからデート開始するつもりだったけれども・・・でも、ま、上手くいかなくて怒らせて帰らせちゃったよ。だから懐かしいけど苦い思い出だなあ」

ちょっぴりバツの悪い気がするのか頭を掻きながらボヤいてしまう五代君。

「それじゃあ当分の間、冷戦状態?」

「いやそんなことはなくて・・・口も聞いてくれたし仲直り?・・は直ぐに出来たのかな?・・・でも20年後の今、パパはママと夫婦になっていて娘のお前と一緒に暮らしているんだから・・まあ、ちゃんと夢は実現できたんだって思っているよ」

安堵した表情で娘に返答する五代君。さささやかじゃなくて途方も無い夢。自分が響子さんと恋人になって結婚する。それが何とか正夢として現実であることに嬉しさは常にある。

「あ!じゃあ20年も前から決めてたんだ。すっごいね、パパってば。・・・今までパパとママを見ているとね、お互いにホント理想の相手と夫婦になったんだなあってね、娘としても分かるけど・・でも危なかったね?初めてのデートが大失敗だったから」

「いやいや、そんな失敗なんて実はまだ序の口で・・もっと危ない場面はそれこそ山ほどね、あったんだよ。まあ、春香も知っている話だったりするけどね。一の瀬さんとか朱美さんから聞いて知っているんだろ?・・全部じゃないだろうけどさ」

 

コーヒーを啜りながら娘に話し掛けつつ・・五代君には余りにも多い懐かしい思い出・・嬉しくて仕方ない話もあれば苦くて悲しい記憶もあったりする。紆余曲折なんてまだ意味としては不足なくらい遠い回り道であった自分たち夫婦の恋路・・・。

響子さんと初対面の時は自分は浪人生で19歳だった・・それが今では今年で40歳だ。月日の経つのは早いもので現状が信じられない気がしたりもする。でも実際に自分は響子さんという生涯の伴侶を得て、目の前に居る娘の春香も授かっている。

幸運過ぎる自分の人生に感謝をしておかないと、とは思っているのだ。妻である響子さんに、見捨てられる、振られる、とか普通の次元の話ではなかったのだから尚更だ。そう、ただの男女の恋愛なだけではなかった。彼女のと間の障壁は途方も無く・・ぶ厚くて高かった。

何せ彼女は・・響子さんは初対面時に既に・・・・未亡人であったのだから・・・・。

初めてその事実を知った時の衝撃は・・・今でも忘れられない。自分が一目惚れした素敵な女性に・・・そんな過去があるだなんて・・驚愕なんてもんじゃない。頭で理解しても心が追い付かないなんて初めての経験だった。

同情?そうではない。そんな考え自体が間違いだ。男と女では感性が違うが・・自分がもしも同じ立場ならと考えても、それはただの想像に過ぎないし理解したつもりでも決して本当の意味で理解など誰にも出来ない。

彼女を救いたい!・・救うというのもまた間違いではないかとも思う。それこそ中途半端な同情が入り混じっているかのようだ。だからこそ純粋に響子という女性そのものに恋愛を申し込む、それが正しい道だと考えて結論を出した。

だがそれが実現するまでは・・・恐ろしくも険しい道のりであった。何度足を踏み外して滑落していくことを覚悟したことか。おれが全然、彼女の、響子の望みを適えていないと出来ていないと情けなくて心の中でだけでなく何度実際に泣き叫んで号泣したことか・・・な。

夢とは実現しないから夢なのだと友人たちから諭されて諦めろと忠告を何度も受けたが・・・おれはどうしても諦めるなんて出来なかった。だってそれ程までに響子は魅力的で素敵な女性であったから・・・・。こんなに恋焦がれるなんて他には居なかった。

それは今でも全く同じ考えである。あんなに上品で慎み深くて・・でも堅苦しくなくて、優しくて朗らかで・・・微笑みが可愛くて可憐で、凄く綺麗で・・もう今年で42歳になるのに若々しいままで、自分の中では何にも歳を取らない麗しい女性が妻の響子なんだ。

痴話喧嘩も何度も何度も数え切れないくらいに繰り返して・・見苦しいと苦情も周囲から散々に言われた。ヤキモチを妬かれても手ひとつも握らせてくれなくて・・でも仲直りしたら優しく嬉しそうに見詰めてくれて・・それだけで天にも昇る気持ちだった。

結ばれたのは出会えてから5年以上が経過していた。その場所は響子の部屋・・一刻館の管理人室で初めて愛し合ったのは忘れられないのではなく決して忘れない最も大切で大事な記憶で思い出だ。そして結婚してからも9年間はそこで暮らしたのだから懐かしくもあり

今でも訪れると切なくて嬉しい気持ちが湧いて来る。もう現在はそこでは暮らしていないが響子はまだ管理人として働いているから普段は日中そこに居る。春香も学校帰りはよく立ち寄っているみたいだ。娘も物心着いた時から暮らしている場所が懐かしいのであろう。

 

「あ、ねえ、パパ?そろそろ帰らないとママが心配するよ。帰ろうよ」デザートをぺろりと軽く片付けた春香ちゃんから時刻も遅くなったことを告げられる。

「うん?ああ、そうだな。よし、帰るぞ。・・ああでも、ママにもケーキを買って帰ろうよ。今日の夕食後にみんなで食べよう」

娘に話し掛けられて我に返った・・愛妻家の五代君は響子さんにもお土産という訳ではないが、娘にだけ饗応をしないし自分だけにもしない。必ず妻にも何かをと考える男なのだ。

そういうことを極自然に行う五代君という父親には春香ちゃんも一目置いているのだ。見せ掛けでない優しさと愛情を持っている証だから。

((うん、合格合格!ママに優しいパパって見るのが、あたし好きだな。ママが喜ぶ姿もね・・・でもまあ、そうでないと結婚できないよね?あんなにすっごく綺麗でとっても優しい女性とさ・・恋愛結婚したんだからね・・・・怒るとちょっぴり・・まあ少しだけ怖いけど、ね))

((ママが本気で嫉妬とかで怒ると・・普段優しいだけに・・すっごいからなぁ。パパも冷や汗と脂汗を同時に掻いて流しているし・・歯までカタカタ鳴らすし・・顔面蒼白の生きた見本だもんね。呂律まで回んないから言い訳も出来ないみたいだから全面降参で無条件降伏だもん))

((でも・・パパが必死で謝って弁解して・・・ママの両肩とか手を握って・・・お詫びなのかご機嫌取りか不明だけど・・・取り成ししてるのが・・要はさ、パパがママのこと構っているわけで・・そうしていると『もう知りません』って拗ねたママにパパが言うもんなぁ))

((『ごめんごめん・・でも、響子がおれにヤキモチ妬いてくれるのって今でも光栄だしさ・・嬉しいよ。ぷうって膨れっ面になるのもとっても可愛いくてさ、響子みたいな素敵な女性が奥さんでおれ嬉しいんだ』))

((・・なあんてね・・娘が傍に居ても気にせずに・・・目の前でも堂々と口説くんだもん・・呆れちゃうけど。まあどうせいつも半日もしないうちに仲直りしているから・・結局は元の鞘に収まってベタベタしてるし・・今じゃ心配する気もあたしは起きないけどね?))

 

会計を済ませてお土産のケーキも3人分確保した五代君と春香ちゃんは喫茶店”ま・めぞん”を後にして帰路に着いた。途中で色々とまた娘には聞かれることになった。

「ねえ、パパ?初めてのデートって失敗だったけど、やり直しのデートとかしなかったの?その、”豆蔵”と”ま・めぞん”で」

「え?ああ、う~ん・・・何度もちゃんとしたデートはしたけれど、別に待ち合わせ場所に拘っている訳じゃないから。・・ああ、でも1度だけ同じコースではしたかな?ちゃんとした恋人同士になれた後にね・・やっぱり懐かしくてさ」

そう、切なくて悲しい思い出のままだとあんまりなので・・・結婚直前?・・いや、婚約して間もない頃だったよなあと五代君は記憶を辿る。もう、擦れ違いは勘弁と思ったから待ち合わせ時刻の20分前に行ったら響子は既に待っていてくれてた。

『あたしも擦れ違いは嫌だから』と、にっこり微笑んでくれた彼女の表情が素敵で印象的だった。

その時点で大人の男女関係になれていたから・・食事にも行って・・庶民的なレストランだったけど・・お酒を飲みにまでは行かなかったな。その夜は一の瀬さんや四谷さんにも邪魔されず、管理人室で朝まで一緒に過ごしたな。

初めてのデートでキスを迫って失敗した当時を思えば、本当に夢みたいだった。だってキスはもちろん、その夜は同じ布団の中で愛し合えたんだから。すっごく艶めかしく何度も何度も愛し合った後に・・・。

『響子さんとデートして、こうしてキスして・・響子さんを抱けるなんて・・・おれ、夢みたいです』って、正直感激してしまって・・おれがそう言ったら・・。

『ふふ・・五代さん?・・あたしたちって婚約しているんだから・・・当たり前でしょう?・・・でも、あたしも嬉しいの・・・確かに・・・夢・・みたいね?』

響子がそう呟いてくれて・・・そんな彼女が更にもっと愛しくなって・・・・かなり励んだよなあ・・嬉しくて、おれ。・・でも。あの頃って胸ばっかり攻め過ぎて呟きもしたっけ。

『響子さんの胸って凄いです。おれ、もう見て触って揉むのが夢だったから・・・実際の揉み心地は想像以上に弾力あって柔らかくて滑らかで・・・信じられないくらい気持ち良くて最高です!!』その時の表情って喜色満面で・・だらしなかったかも知れない。

『もう・・五代さん?・・・そんなにあたしの胸が好きなの?・・・他の所は興味が無いのかしら?』って、響子がわざと怒り顔みたいな表情で探るように・・ちょっぴり不満そうに諭すように言われたよなあ・・・。恋人同士の甘い会話だったから逆に嬉しかったけど。

『いや、他も勿論大好きで興味津々ですけど・・響子さんの乳房って見事で素晴らし過ぎて男の、おれの理想を遥かに越えてますから・・・絶品なんで、もういつでも揉んでキスしたいんです!!・・何かこう富士山が2つそびえ立っているみたいで絶妙に物凄いんです』

おれの反論は・・理屈が通っていたのであろうか?・・自分でも意味不明に近いから呆れたかもな?・・富士山ネタは受けなかったし・・・エベレストみたいとでも言うべきだったかな?

(でも実は性器だって十分に触って弄ってキスしてたけど・・乳房への執着度合いには及ばなかったかな、その頃はね)

『ふう・・まあ・・いいんですけど・・・でも、キスマークはね・・銭湯で見られて、からかわれるから・・・その、ちょっとだけ・・遠慮して下さいね・・・五代さん?』

ちょっとだけ真面目な顔で響子がおれに言ってくれたのは・・『乳房を愛でるのは構わないけどキスマークには十分注意して下さいね』であった。・・・・でもあんまし・・・守れなかった記憶しかないから・・・響子に翌朝とかに言われたなあ。

半分呆れ顔で・・・『昨夜あんなに注意したのに胸がキスマークだらけ・・もう、しょうがないわね・・五代さんたら』・・こんな感じで、ぼそっと呟かれたのが・・・ちょっと申し訳なかった。

でも呆れながらも・・溜め息を吐いている響子がまた可愛くて・・結局どんどん求めてしまったから・・乳房をキスは控えて舐めたりする方向に調整はしたけど・・・大いに励む姿勢に変化は無かったから・・どうだったのだろう?・・許容範囲を超えずに済んだとは思っている。

((励むのは今でも一緒だけどな・・・でも最近はペースが2日に1回・・強くらいだから・・・足らないかも知れない・・もっと頑張ろう!))

 

「うふふ・・パパ?独身時代にママと初めてデートの待ち合わせをした場所で・・ママが産んだ娘とデートするって、どんな気分?」

春香ちゃんはちょっと悪戯っぽく笑って父親に尋ねる。その表情は母親の響子さんにそっくりだ。とっても可愛らしくて・・声も良く似ているから、五代君も内心ではドキッとする気分だ。

「いやあ、ははは・・・それは感慨深いし嬉しいよ。当時の20年後、その女性の響子と本当に結婚できて自分の娘を産んでもらってさ・・・その女の子とデートしてるんだから夢みたいな話だね」

五代君は正直な気持ちを娘に述べる。

「うん、へへへ・・あたしってママに似ているって言われるから中学生の時もママって今のあたしみたいだったのかな?」

「う~ん??・・どうだろう。パパの知っているママって大人になってからだし・・中学生時代の写真は見たことあるけど、実際にこの目で見た訳じゃないから・・はっきりは断言できないけど・・良く似ているからそうなんだろうなあ」

そう、五代君にとって響子さんは初対面の21歳の時のままで歳を取らない印象だから、そのままだ。だから響子さんの少女時代は余り想い浮かばないのだ。

ママみたいに綺麗で家庭的な女性に春香ちゃんは本気で憧れているから父親に断言して欲しかったので心の中ではちょっぴり不満だ。でも美辞麗句とかには無縁なのが自分のパパと知っているから不機嫌にまではならない。

((やれやれ・・お世辞でもいいから言って欲しかったけど・・・それを言わないのがパパなんだよね。ママに対する評価が恐ろしく高いからなあ・・・全てに於いて、ね・・・・点数で言うと100点満点でも120点以上で計測不能だなんて真顔で言うんだからねえ・・・))

((ママに対する不満なんてゼロで皆無って断言して宣言してるから・・・どんだけ溺愛してるのかが良く分かりますけど、ね・・・まあ、だから夫婦円満なんでしょ・・・仲が良過ぎるくらいにラブラブだもんね。日本一か東京一かは不明だけど少なくても時計坂一よね?))

((食後に”ご馳走様でした”・”お粗末様でした”って言いながら挨拶のキスを交すなんて日本人同士なのにホント凄いよ。風俗習慣?風習を超えているんだから))

 

五代君にとって響子さんは大好きで絶対に必要な存在の愛する女性であるのは確かだが、響子さんにとっても五代君は絶対にどうしても必要な大好きで愛する男性なのだ。その事実は20年以上も前から何も変わらない。

だからこそ今でも春香ちゃんだけでなくて周囲が唖然呆然として圧倒されてしまうくらいに仲睦まじくて相思相愛の夫婦が五代裕作・響子の二人なのだ。

たかだか近所の時計坂商店街で一緒に買い物をするだけで楽しくて嬉しいデートと二人は思っていて、それも本当に事実である。

腕を組んだり手を繋いだりして、ぴったりと寄り添ってゆっくりと歩き、買い物だからあちこちに視線を向けるのだが、それでもすぐに見詰め合って微笑みを返している姿には商店主たちからも冷やかすどころか・・信じられないくらいの仲の良さに対して

みんな感嘆してしまうのか溜め息しか出て来ない様子だ。

そんな夫婦二人の内、奥さんである響子さんが本当に綺麗で上品な・・慎み深くて優雅な・・滅多に居ないであろう類稀な美貌の女性であり、しかも素晴らしい巨乳でスタイルも抜群だから目立つこと実際この上ない。

着飾る必要など全く無くて普段着のエプロン姿でも輝いて見える美しさに溢れ、お化粧も基本的にはしなくて、例えしても薄いナチュラルメイクのみだがスッピンでも元の造作が美しいから微笑むだけで相手を(特に五代君を)虜に出来るのが響子さんという女性だ。

商店街や外では人前だから挨拶代わりのキスは公衆の面前ということで常識を弁えて行わないが自宅では娘が居ても(春香ちゃんが自分たちの創造した人間だからか)全然気にせずにキスやハグを遠慮無く交している。なかなかに恐ろしいラブラブ夫婦だ。

実際の年齢は中学生の娘が居る母親らしく42歳であるが、最愛の夫である五代君に対して『恋する乙女』の雰囲気が漂い顔立ちも美しいので身体全体が本当に若々しく30歳そこそこくらいにしか見られない、物凄い魅力的な女性が五代響子さんなのである。

だから夫の五代君が頭が上がらないのは見え見えで実際完全に尻に敷かれているのであるが誰からも同情などは冗談でもして貰えない。買い物の時の会話などで響子さんが優しく愛情を込めて五代君に話し掛けている姿からして彼女は夫に対してが一番優しいのは明白だからだ。

『ねえ、あなた♪こっちの方があなたには良く似合うからこれにしましょう?』とか『今日はあなたの大好物が大安売りだから助かったわ。今夜のメインはこれに決まりね?』とか主導権をきっちり握りながらも、どう考えても愛情表現が豊かな言葉が溢れている。

言われた五代君は口数少なく『うん、そうだね』とか『ああ』と肯定し頷くだけであるが奥さんである響子さんに優しく面倒を見て貰っているのが嬉し過ぎて至福の笑顔が止まらない。

(口の悪い知り合いなどからはヘラヘラする暇が有ったら、”奥方様のおっしゃる通りで御意にございます”・”ははぁ~畏まりました”・”恐悦至極に存じます”ぐらいのことを言えよなどと毒舌も吐かれている)

あんなに綺麗なだけでなくて本当に心も優しい奥さんに世話を焼かれて尽くして貰えるのならば男は誰でも尻に敷かれたいよと本気で羨ましがられてしまっている。

 

夫婦でなくて母娘でも頻繁に買い物に行くが、そこで春香ちゃんの同級生たちと遭遇すると皆一様にびっくり仰天してしまう。

彼女らの感想は”そっくりだから親子なのは分かるんだけども・・春香のお母さんって若々しくて凄い美人だね”と、目を大きく見開き瞬きをぱちくりさせて呟くのが常だ。

(もっとも春香ちゃんからしたら大好きな母親が褒められるのは嬉しいけれど”そっくりで良く似ているって言われるのに何であたしは美人って言われないんだろ?”と、ちょっぴり複雑な気分を味わってしまう)

(春香ちゃんも美少女の範疇に入るのだが童顔の為か、少女の雰囲気が強くてまだ”可愛い女の子”としか周囲は見てくれない。スタイルもスレンダーでスマートだが大人の女性の滑らかさはまだ出ていない)

(響子さんからは『まだ14歳なんだから、春香もこれから大人になればもっと綺麗に成長出来るわよ』とは言って貰えているが、娘だからこそ響子さんの内面から滲み出る美しさは良く分かっているので、

『大人になってもママみたいな美人に成れる自信・・ちょっと無いな』と)

(謙遜ではなくて、『ママにはちょっと敵わないよ』と白旗を揚げて降参したい気持ちが少しだけある。将来どのような女性に春香ちゃんが成長出来るかは正しく神のみぞ知る、だ)

(確かに基本の素材からして響子さんは本当に美人だが大好きな愛する男性の五代君と一緒に居るだけで心底嬉しそうにニコニコと微笑んでいる姿が更に輝いていて余計に美しいので

春香ちゃんからしたら『ここまで好きだと思える男性とあたし巡り会えるのかな?』と考えてしまう)

(だから彼氏が欲しくない訳ではないが異性の交際相手を探す意欲までは今の所は湧かないので同じ女性の友人たちと過ごす方が楽しい心境なのが五代家の一人娘である春香ちゃんなのだ)

((ママってば世話焼きだし、ちょっぴり頼りないパパを目が離せないのってずうっと見詰めてるし、パパだって威張ることなんて無縁で、すっごく優しくママを大切にしたいって思ってて、ママがちょっぴり寂しがり屋なこと分かってるから極力一緒に過ごそうとしてるしね))

((パパが夕食後に『今日はちょっと仕事が疲れたなあ』って言ったら

ママも『まぁ?そうなの?・・じゃあ、ここでゆっくり休んでね』ってソファーとか畳の上で自分の膝枕を提供して、すっごく優しい目線でパパを見詰めてるから・・はは、娘のあたしは退屈なのよね。妹も弟も居ないし))

((ママもパパも人間だから絶対にデコボコした部分ってあると思うけど、それがこの二人は本当に余程ガッチリ、ピッタリと噛み合ってるんだよね。しかも柔らかい人体だから、しっくりとね。いつも自分たちだけの世界を作って過ごしてるからホント感心するよ))

((もう、今からでもいいから妹か弟を作ってよ!ってね、言いたくなるのよね。冗談じゃなくて結構ね、本気だよ?ちゃんと姉らしく面倒だって見るから・・さ。

ママなら出産するの絶対に今でも可能だよ・・42歳なのは知ってるけれども、32歳でも充分に通用する若さなんだから))

・

・

親子で仲良く帰宅した五代君と春香ちゃんは響子さんに出迎えられる。

”あらあら、二人一緒になんて珍しいわね?”と言われたが・・先頭は春香ちゃんでお土産のケーキを持って食卓のテーブルまで移動する。後ろに続いた五代君は響子さんからお帰りなさいのキスを頂戴し、きゅっと数秒だけ抱き締め合う。いつもの習慣だ。

なおケーキを響子さんに直接手渡すのが五代君が行った。(パパから渡さないと!と娘から言われたのである)

夫から娘と喫茶店に行っていたと・・しかも場所が”ま・めぞん”だったと告げられた妻は一瞬だけ考えるが、”懐かしいわね”と、すぐにその場所を思い出してくれた。やっぱり五代君夫婦にとって大切な思い出の場所であることには変わりはない。

 

夕食後に寛いで食卓で向かい合って座っている響子さんと五代君。食後にはお土産のケーキで談笑していたが、もう20時を過ぎたので春香ちゃんは宿題とテスト勉強に集中するため自室に移動済みだ。

食事中の話題は春香ちゃんからパパとママの初デートを振られてしまったのだが・・・失敗談なのであんまり具体的に言うことは出来なかった。

更には当時を思い出して懐かしいやら気恥ずかしいやら・・・でも結局は夫婦の歴史の一部だ。スムーズに行かなくても最終的な結果は最良だったのだから悲観することではない。

 

響子さんが両手で五代君の右手を握り締め、そのまま自分の頬まで寄せて呟く。

『懐かしいわね・・・あの頃はまだあたし・・気持ちが定まっていなかったから・・・・キスを迫られて、あなたを引っ叩いてしまったけれど・・・・でも20年後の今、あたしはあなたと夫婦になっているんだから・・・ふふふ』

『う・・ん、でも・・・響子からしたら未来が・・今の現実が・・その、不思議かな?』

五代君は少し不安気に呟く。

決して響子さんも現状に不満は感じてはいない自信というか・・それは思うけど・・ちょっとだけ愚痴でも言われてしまうのかな?・・・気を遣って言われないのも返って嫌だから・・・愚痴でも何でも聞こうと決心する。

『え?・・・・・不思議・・・じゃないわ。・・うん、予想していた訳ではないけれど・・・・・何て言えばいいのかしら・・・ねえ・・何故あたしがあなたとの食事に付き合う気になったと思う?』

響子さんはちょっぴり悪戯っぽく謎掛けをする。その表情は五代君にだけしかしない、特別な微笑み・・・瞳に愛情を込めて佇んでいてくれる・・彼女が愛する男性にしか見せないものだ。

『う・・ん、それはその・・一応、信頼はしてくれてたのかな?・・真面目にね、普段のお礼がしたいんだって言ったおれの気持ちを・・・あ、でもおれはもう当時、あの時から響子のことが好きで・・それで誘ったんだよ・・』

『ええ、それは・・分かってるわ。そうでないと4時間近くも待ってなんかくれないでしょう?・・ふふ、だから・・何故あたしがOKしたと思う?』

五代君からしたら返答に困る質問だ。まだ妻から当時では自分のことを恋愛対象とは思っていなかったと断言されているから・・・・??・・本当にどうして受けてくれたんだろう?・・彼女は昔から男性からの誘いを安直に・・容易に了承する女性ではない。

だからこそ自分は苦労したのだ・・・それもとんでもなく長い年月を費やしたから・・・。別にここで正解しないと激怒される危険性は・・無いと思う。ただの昔話だ。それで現実が何か変化がある訳ではないし、でも単純に降参!と言うのも・・抵抗がある。

当てずっぽうとか、いい加減な回答でなければ大丈夫だと考えて五代君は率直に推理した答えを述べてみる。

『う~ん・・・響子からしたら頼りない弟分が見栄張って・・お姉さんに奢ります!バイト料が稼げたから、って言った気持ちを折角だからって汲み取って応じてくれたって・・ことかな?・・・どうだろう?』

『わぁ・・凄いわね、あなた。ほぼ正解よ・・・流石はあたしの旦那様で理解者よね。・・・・でも・・・少しだけね・・足りないわ』

響子さんの表情は上機嫌で笑顔だが・・瞳だけはかなり真剣だ。他愛もない戯言でこの場を終わらせるつもりはないようだ。響子さんが当時、貧乏学生でただの住人と管理人の関係でしかない五代君からの誘いに応じてくれた理由・・・真相は何なのであろう?

五代君からしたら、ちょっとこれ以上の正解は思い付かない。もう降参してもいいかな、とも思える。

『参ったなあ・・・・・ゴメン、降参だよ・・・・正解、教えてくれないかな?響子』

『ふふふ・・・・・降参?・・・うん、そうよね。・・・だってそれは、あたしの気持ちだから・・・・あのね・・・・無意識だったのかも知れないけれど・・・少なくても・・・あたしも既に・・あなたに好意は持っていたと思うし、気になる存在だったのよ』

響子さんの瞳は真剣だけれど厳しい目付きではない。真正面から真面目な話をする気概が感じられる。

『え?・・え、えぇ?・・・ほ、本当に?』五代君は予想外の真実に少々驚きを隠せない。

『ええ、そうよ。・・だからね、ただの食事会になるのか・・それとも男女のデートになるのか・・・それは、あなた次第だと思っていたから、あたし楽しみだったのよ?』

『や、でも・・嬉しいけど・・・まさか、そこまで考えていてくれただなんて・・・いや、何と言うか・・・・・うん、嬉しいよ』

五代君は照れ臭くなって頭を掻きながら・・自分の顔が紅潮していくのが分かる。響子さんと恋人同士になれた、あの冬の夜・・・そこで初めて彼女から告白されたのだ・・『ずっと前から五代さんのこと、好きだったの』と。それがいつからなのかは忘れてしまったとも・・

言われたけれども・・・でも自分のことを本気で好きになってくれる前から・・・気にしてくれて、好意だけは持っていてくれて・・それが徐々に好きな気持ちに、愛情へと昇華してくれたのだから・・・順番としてはそれが当然なのかも知れない。

五代君は現在、響子さんの夫だ。それは紛れもない事実だ。結婚して15周年を越えて娘も中学生だ。自分が一目惚れした女性とこうして家庭を営んでいるのだから・・その幸福にはどっぷりと浸かっているし凄く嬉しい気持ちは常に感じている。

女性と男性が異性を好きになる過程はやはり異なるものであろう。一目惚れはあるであろうが、根本的に考え方や行動は男女は違うのだから。

 

『だからね?・・・あたしがあなたと今、こうして夫婦なのは不思議じゃないわ。・・・お互いに知らないうちに自然にね引き寄せ合って、成れた部分って結構大きいかも?・・勿論、好きな気持ちの部分が有ることが大前提だけど』

響子さんの瞳はようやく表情と同じく優しい微笑みが輝いている。心底から好きで愛する男性を見詰める慈愛豊かな眼差しだ。

『うん、凄くね・・・何度も言うけど、おれ・・嬉しいよ。・・・響子にね・・あの当時から気に掛けてくれて・・・男としてどうなのかを見極めてくれていたんだから』

喜色満面に近い喜びを顔に浮かべて五代君は愛する妻に正直な気持ちを伝える。自然に好きになってくれていたという事実には嬉しさを隠せない。

『ええ。あ・・でも・・うふふ・・・結局はデートどころか食事も出来なかったわよね。・・残念ながら』

響子さんはくすくす笑いながら顛末を語る。もう既に20年以上も前の・・彼女にとっては笑い話に過ぎない。

もっとも五代君にとっては格好の悪い話だ。何せ待ち合わせ場所を間違えたから五代君から肩を抱かれても”仕方ないわよね”と彼女が考えて拒絶しなかったら・・調子に乗った五代君がキスを迫って頬を叩かれたのだから・・振られたようなものだ。

彼は昔から響子さんに格好良い場面を見せることはあまり出来てない。ほんの数える程だ。かなりの格好悪い、バツの悪い場面が多過ぎて・・・情けない気がするのは今でもある。タイムマシーンでも存在しない限り過去を遡って、そんな負の歴史を変えることなんて不可能だ。

でも、そんな五代君を響子さんは好きになってくれたのだ。だからこそ現実には実際に夫婦になることが出来た。

『・・・うん。残念だったよ・・・でも今は・・おれ、響子とキスできるもんな・・いつでも毎日、毎朝、毎晩さ。だから・・・やっぱり笑い話かな、あの初めてのデートは』

『そうね・・笑い話よ。今だったら・・いつもキスして・・愛し合っているのにね?・・あなた♪』

響子さんの表情はとっても上機嫌でにこにこしてくれている。そんな屈託の無い眩しい微笑みを自分が独占しているかと思うと五代君は嬉しさをどう表現していいのか分からないくらいになってしまう。

『響子・・』とだけ呟いて五代君はキスを求める。とっても自然に顔を近付けて唇を密着させる。彼女のふっくらとした唇の感触をこの瞬間も味わって堪能してしまう。自分が心から愛する女性にいつでもキスをして構わない幸運と幸福には素直に感謝する。

『・・んん・・・あなた・・・これって、お休みのキス?・・それとも・・何のキスなのかしら?』

響子さんはキスの間、瞑っていた目を見開いて夫に尋ねる。

『うん・・お詫びのキス。・・おれが紛らわしい名前を言って擦れ違って待ち合わせにならなかった20年前のお詫び』

『それだけ?・・お詫びだけなのかしら・・あなた?』

『い、いや・・お詫びだけじゃなくてさ・・・響子が今夜も、とっても綺麗なことへの賞賛のキスと・・・おれ、君が大好きな気持ちを込めたキス、だな』

『うふふ・・・それって、お世辞?・・・それとも本気なら、ね?・・・・・綺麗だなんて言ってくれて・・大好きな女性に・・・キスだけ・・なの?』

響子さんの表現は・・・・五代君への・・お誘いの言葉だ。夫婦同士でなければ交せない台詞である。五代君からしたら悩むことなど一切せずに即実行すべき事柄ではないか!!彼だっていつでも彼女を抱きたいのだから。それは昔から何も変わらない願望だ。

ガタタッと椅子の音を響かせて五代君は立ち上がる。ここ、食卓では夫婦の営みをする訳にはいかない。中学生の娘の目の前で行うようなもので絶対に厳禁だ。だから当然、夫婦の寝室へ移動しようとする。二人一緒に。

五代君が椅子に座っていた響子さんを立ち上がらせて右肩を掴んで寄り添い、そのまま歩き始める。妻は夫の肩に頭を傾けて委ねて共に歩く。寝室へ向けて。20年前には有り得なかったことを実行する喜びへの期待が膨らんでしまう。それは二人共通の思いだ。

恋人時代、新婚時代、一緒の布団で愛し合うたびに身も心も繋げている感覚が嬉し過ぎて最高に幸せだった・・・それは今でも回数が多少減っても同じ感覚であるからには今宵も頑張って妻の響子さんを満足させる為に奮闘するぞ!と五代君は誓うのであった。

((おれは20年前だって、その前からもずっと響子を抱きたかったんだ・・ずっとずっとキスだけじゃなくて全部!だから今夜だって簡単には寝かさないぞ・・覚悟してくれよ、響子!))

夫が内心でそう考えて張り切る表情なのを響子さんも熱意を直ぐに感じ取って・・・頬が紅潮していくのを自覚していた。

((あぁ・・またキスマークだらけにされちゃうのね?・・結婚してから欲求不満なんて無縁だし・・凄く逞しくて男らしいから・・・性器も口内も精液でぬるぬるに・・どろどろで・・・でも、この人ったら後始末が・・丁寧で優しいけれど・・・・油断できないの))

((直前まで生々しくエッチしてたのに・・じっくり観察するみたいに・・目を大きく見開いて凝視しながら・・精液とか体液を拭きながら・・・あたしの性器を指とか弄って・・確かに綺麗に拭ってくれるけど・・・でも姿勢を和式便器に跨るみたいなね・・))

((まるでヌードモデルの・・・撮影みたいに破廉恥な格好させられるから・・・嫌じゃないけど・・時々そのまま再戦を挑まれて迫られるから・・・あたし実は・・嫌いじゃなくて・・あなたに後始末してもらうの・・・本音を言えばね・・恥じらいも感じるけど・・大好きなの))

((ふふふ・・普段は男の子みたいな可愛らしさが抜けないのに・・男女の営みでは大人の男性として振舞ってくれて・・・あたしを気持ち良く満足させて・・・性的快感と絶頂まで必ず導いてくれるんですもの・・凄く素敵よ・・・あなた♪♪今夜もあたしを可愛がってね♪♪))

 

今宵の営みも熱烈な愛の告白を兼ねた物凄い濃密で甘い・・微笑ましさを超越した艶めかしい交わりであるだろう。実際にシャワーを使わなければ綺麗に流し落とせないくらいに後始末に少々苦労する激しくも破廉恥な情事だって決して稀ではない。

五代君夫婦は毎夜の如く頻繁に寝室にて絶対に人前では披露できない痴態も互いに繰り広げて愛し合うのだ。

 

 

 

 

(完)

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