新たな特異点の観測。ノウム・カルデアは迅速にその異常を収束、修正するべく行動を起こした。まずは特異点の特性、原因を究明する必要がある。つまりは、マスターとサーヴァントによるレイシフトだ。
人類史に残された唯一にして小さな希望であるマスターを失う事態は避けなければならない。そのため、マスターの護衛となるサーヴァントもよりすぐりの者たちが選ばれた。
「ふむ、私に同行を? いいでしょう。我が夫、そしてマスターを守るのがサーヴァントとしての務め。我が力、存分に扱って見せなさい」
「私を連れ往くか、まあいいだろう。私を殺すことができる強者に期待しようではないか」
「請け負った。私は何者にも屈しない……私の勝利を信じてくれるな、マスター」
妖精國の女王・モルガン。
影の国の女王・スカサハ。
パルミラ国の戦士女王・ゼノビア。
奇しくも女王として国に座した者たちが選ばれたが、彼女たちは英霊。単に玉座にふんぞり返る女ではなく、類稀な才覚を持つ女傑である。
狂戦士、槍兵、弓兵から選ばれた彼女たちの顔は自信に満ち溢れている。マスターの信頼を勝ち取ったカルデアの中でも屈指の実力者たち。彼女たちならばどんな特異点であってもマスターを守り通し、気高い立ち振る舞いを崩すことはないだろう。
モルガン、スカサハ、ゼノビアと共にレイシフトによる特異点修正に向かったマスター。レイシフト後、カルデアとの通信が絶たれるというトラブルに見舞われたものの、誰一人欠けることなく無事に特異点へと到着した。
特異点自体はこれまでに比べ、そう代わり映えするものではなかった。中世に近しい街並みの郊外に現出したマスターとその一行は、それだけでは情報不足だと感じて一番近い街を目指すことにした。
「おい、誰の許可でここを歩いてんだ、あぁ!? ここは俺たちの縄張りだぜ!」
「随分不用心じゃねぇか。この辺じゃ見かけねぇ格好だな」
すると、この特異点で初の接触者となる者たちが彼女たちを取り囲んだ。気配を察知していたサーヴァントたちは油断なくマスターを守る陣形を取るが、彼らに対して鼻で笑うような失笑を見せる。
「賊ですか……随分と、とはこちらの言葉ですね」
「ああ。この程度の雑兵が相手では、肩慣らしにすらならん」
「今すぐ去るなら止めはしない。そうでないのなら、貴様らが敗者となるがいい」
多少の武装はしているようだが、見るからに雑兵、ならず者、チンピラという様相の男たちを嘲笑う女王サーヴァントたち。彼女たちからすれば取るに足らない、奴隷の方が労働力として優れているだろう雑魚エネミーだ。
「あぁ? 何言ってんだこの女、状況わかってねぇのかよ?」
「へへ、仕方ないかもな。あんな痴女みたいな格好してやがるんだからな。見ろよ、あの銀髪のへそ丸出し」
「おっぱいタイツ……初めて見るぜ、たまんねぇなぁ」
「あの褐色女、どっかの奴隷かよ。くい込みやべぇ〜」
そして、そんな力量差を弁えていない彼らは矮小故に傍若無人な態度で女王たちを視姦する。女王たち、特にゼノビアはその出自と全盛期があられもない姿で固定されているため注目の的だ。
モルガンのへそを丸見えにした衣装。スカサハのグラマラスな体型を浮かび上がらせるピッチリタイツ。黄金の鎖で縛られ、足回りが最も隠れているノーマルな下着以上に扇情的な奴隷姿のゼノビア。
「……下がっていなさい、我が夫。今すぐこの者共を塵芥に帰します。先に進むのはその後です」
「身の程を知らない愚者には、相応の仕置をせねばなるまい」
「痴れ者が――――一片の慈悲もない。女王の前にひれ伏すがいい」
自らの格好を侮辱され、性的な意味で貶められる。信頼するマスターを前にして、矮小な者たちに僅かでも神経を逆撫でされた女王サーヴァントたちが静かに殺気と怒りを表にする。
カルデア最強のサーヴァントと小さな特異点の雑魚エネミー。結果など目に見えている。マスターはこれ以上ない安心感を胸に、彼女たちに戦いの全てを任せるのだった。
そうして彼女たちは弱く、小さく、愚かしい者たちを打ち倒し、無事に特異点修復の旅を再開する。
「そこに立て! 俺たちの許可なく動いたらタダじゃおかねぇぞ!」
「「「っ、っっ!?」」」
はずだった。なぜか、取るに足らない雑魚の恐喝に対して反撃できず、武器を手放して立ち竦むことをしなければ、それはあまりに簡単な戦いであるというのに。
(な、なぜ彼らの言葉を……魔術? いえ、私がそのようなものにかかるはずが……)
(儂の身体が動かぬ!? いや、震えている……!)
(私はもう誰にも、何者にも屈しない……その誓いが、この程度の男どもに!?)
モルガン、スカサハ、ゼノビア。最強の女王サーヴァントたちは、チンピラ紛いの男たちの言葉に従い、マスターを守ることすらできずに困惑していた。マスターを守るという使命、命令が男たちの『動くな』という粗末な恐喝に屈している。
【デバフ︰恐怖状態/対象の攻撃、恐喝によって霊基が恐怖に染まり切っている状態。精神力、対魔力による対抗を無効化し、進行によってサーヴァントの行動が変化する】
彼女たちは知る由もない。この特異点に住まう人々の言葉はサーヴァントの霊基に干渉し、特殊な状態異常を及ぼすことを。
だが、あらゆる特異点を乗り越えてきたマスターは彼女たちが異常な状態にあることを察知し、その右手を掲げた。
――――モルガン、スカサハ、ゼノビア! 架せられた戒めを解き放て!
『ッ!!』
令呪による魔力のブースト。マスターは矮小な敵を侮らず、サーヴァントのために令呪の三角を消費した。それの命令により、モルガンたちの霊基に魔力が満ち溢れ、恐怖は打ち払われ――――――
「動くなって言ってんだろうがビッチども!」
「「「ひぃ!?」」」
「返事!!」
「「「はいっ!!」」」
――――ることはなかった。令呪による潤沢な魔力があろうと、それを行使する霊基が恐怖で竦んでいては全く意味がない。反撃のため僅かに身体を動かした途端、ギロリと男に睨みつけられ怒鳴られ、さらには恐喝に対して姿勢を正しながら情けない返事までしてしまう。
威厳と自信に満ち溢れた女王たちの貌はそこになく、あるのは恐怖で竦み上がった身体で胸を揺らし、両手をピタリと腋に付けて正面のモルガン、斜め右左にスカサハとゼノビアがチンピラの前に並ぶ……恐怖でカチカチと歯を鳴らし、目尻に涙を浮かべた女王サーヴァントにあるまじき醜態であった。
「おいおい、こいつら泣いてやがるぜ。ちょっと脅しすぎたかね、くははは!」
「生意気な女は脅して分からせるに限るな……おい、そのおまえ!」
「はひっ……は、はい。私、で……しょうか」
目下の者に向ける慣れない敬語がたどたどしい。指で刺され、女王の威厳を損なう上擦った声での返事をしたのは妖精國の女王、モルガン。
「そうだ。おまえ、俺たちに命乞いしてみろ」
「い、命乞い……だと。私がなぜそのようなことを」
命乞い。それは、勝つことを諦めた者がすることだ。彼の妖精國で女王として君臨し、その崩壊を防ぎ続けたモルガンが軽々しくしていいことではない。鉄の女王がプライドを取り戻し、威圧的な声で睨みを効かせて返した。
「早くしろ! ぶっ殺されてぇのか!!」
「ひぃぃぃぃっ!?」
だが次の瞬間に響くのはチンピラの怒声とそれに屈したモルガンの嘆かわしい悲鳴。霊基がチンピラへの【恐怖】に染まり切った彼女は、殺されるという低俗な脅し文句に鼻水を垂らしながらしゃがみ込む。
「ゆ、ゆるしてください! 何でもじまず! 降参! 降伏! モルガンはあなた方に敗北しましたぁ!! 許してぇぇぇぇっ!」
そして叫ぶ。太ももとふくらはぎを密着ながら尻を地面ギリギリまで下げ、スリットが入ったスカートの中身がモロ出しになる股広げの姿勢。両手は肘を胸の横に添えて軽い握り拳を作る――――まるで犬が飼い主に服従をする『チンチン』ポーズで屈服を宣言した。
「っ、くふぅ……う、うぅ……」
その時、マスターはモルガンがチラチラと彼に視線を送っていることに気づいていた。こんな姿を見ないで、或いは助けてくれと乞うように。普段は女王として高圧的ながら美麗なモルガンが、情けないポーズで涙を浮かべてマスターに助けを乞う。
しかし既に傍観者となったマスターにできることなどない。彼はサーヴァントがいなければならず者にすら及ばないのだ。
「何でもするってんなら犬の真似でもしてみやがれよ。できるんだろ?」
「く……くぅん、きゅんきゅ~ん♥ きゃんっ、くう~ん♥」
蹲踞で露になった尻をフリッ♥ フリッ♥ と振って媚びた鳴き声を上げようと拳を握り悔しげに傍観するしかない。
――――女王モルガンが股をおっぴろげた犬蹲踞で人体の急所を晒し尽くし、信じられないほど情けない声で尻を振って泣き喚く。ありえない光景にマスターは絶句し、男たちは嘲笑の声を上げた。
「ぎゃはは! いいぞいいぞ! 次はおまえだ、変態タイツ女ぁ!」
「ひっ……」
モルガンのチンチン降伏を満喫した彼らの次なる獲物はスカサハ。恐怖で身を竦ませ、短い悲鳴を上げるという勇ましい彼女らしさのない様相のスカサハを信じられない目で見るマスターだが、サーヴァントの霊基に【恐怖】を刻まれた以上はどれほどの英傑であろうと逆らうことはできない。言うなれば理屈ではなく本能で彼女たちは男に屈しているのだ。
「てめぇは……よし、そのまま漏らせ。姿勢を変えずにな」
「な、何だと!? この儂にそのような粗相を――――」
「やれぇ!! 雑魚がいちいち口答えすんじゃねぇ!!」
「ひ、ひーッ!?」
ちょろっ♥
「あ……」
スカサハも一瞬、戦士として恐怖に打ち勝とうと声を上げた。しかし無駄だ。逆らえば逆らうほど、彼女たちは惨めに堕ちて往くだけ。
年の功を感じさせるスカサハの硬い声色は雑魚と侮った者への引き攣った悲鳴に変わり、股間部から発した水音と間抜けな吐息が野道に響く。
ちょろっ、ぢょろろろっ♥ ぷしゃあぁぁぁぁぁぁ♥♥
「いひぃぃいぃぃ!? わ、儂が失禁など……こ、このような連中に……!? み、みるなっ、みるなマスター! 見ないでくれぇ!」
緩み、恐怖のあまり崩落した膀胱から股当てとタイツを突き抜ける小便アーチ。姿勢が固まり、直立した美脚に夥しい量の黄金水が滴り落ちる。言われて目を逸らそうにも戦闘中であるためそれはできない。加えてあのスカサハの惨め無様な恐怖失禁――――下卑た笑いで正気を保たなければ、マスターさえ恐怖に呑み込まれてしまいそうだった。
「あはははは! ひー、ひーっだってよ! あーあ、ババアみたいな喋り方しておしっこ漏らすとか股が緩すぎんだろ」
「しかもくっせぇ。どんだけ溜めてたんだか……最後はてめぇだ、褐色女」
「は、はい……♥」
「ん?」
最後は戦士女王ゼノビア。全盛期の姿、奴隷に堕ちた身分を乗り越え真なる女傑となった生き様を呼び起こすため、黄金の鎖とくい込みビキニという破廉恥な格好をしたゼノビア。
敗戦の屈辱を乗り越え、何者にも屈しない誓い。自らの恥辱を受け入れた彼女の黄金の精神は、この中で最も【恐怖】に勝ち得るものであろう。しかし、ゼノビアの身体は恐怖で震えるどころではなかった――――そのくい込み激しい薄布が変色するほど、びっしょりマンコを濡らしていたのだ。
「こいつマジか、この状況でマンコ濡らしてやがる! 殺されるかもしれねぇってのによぉ!」
「ぎゃはっ、ぎゃはははは! こいつは傑作だ、どこの国の女王様だって? 怯えてマンコを濡らすマゾ女王様のお国はさぞ楽しいだろうなぁ〜」
「っ〜〜〜〜〜♥ こ、このような愚者どもに……っ♥」
言い返せない罵倒の数々に頬を真っ赤に染め上げ、全身を震えさせながらビシュッ、ブシュッ♥ と割れ目を開いた膣口から愛液を吹き出す恥知らずの女王。
奴隷に成り下がった命乞いの醜態は彼女の記憶に残っていない。だが、霊基に刻まれた記録は定かではないからこそ【恐怖】と干渉し合い作用する。ゼノビアの身体は、命を脅かされるという錯覚から快楽物質を凄まじい勢いで生み出し、マン汁を垂れ流すという結果になったという訳だ。モルガン、スカサハ同様に見せる反抗の意思も、彼女たちに比べれば取るに足らない小さな声だ。
「あぁ……? 俺たちがなんだって?」
無論、耳聡いチンピラたちがゼノビアの声を聞き逃すはずもない。聞き返された途端、反抗の意思を引っ込めざるを得ない本能的な動きで姿勢を正し、引き攣った顔になるゼノビア。
「っ、っっ……そ、そうだ! 貴様らのような愚者に、私は決して屈しはしない!! 我が誇りが、この程度の恐怖で砕けるものか!」
だが、その反抗の意思はゼノビアの後悔によって勇ましい女王の声を引き出すこととなった。生前、戦に敗北して命惜しさに頭を下げた持ち得ない記憶。それを真実にしないため、今度こそ屈服はしない――――
「な、何でもありませんでしたぁ!!♥ 今のは私自身への罵倒です!♥ 私は馬鹿で間抜けなクソザコ女王、ゼノビアですぅ!!♥ 二度と逆らいませんっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……っ!♥」
その十数秒後、剥き出しの尻に真っ赤な手形を付けたゼノビアが涙と鼻水を流したぐしゃぐしゃの顔で、震えながら謝罪をした。宝石で彩られ引き回されるほど美しい面が、恐怖と体液でその過去以上の惨めさで彩られる。
「私は夫がいた身でありながら、このような売女まがいの、いいえ、痴女そのものの格好をして男を誘っていますっ♥ 未亡人の痴女女王はケツをぶっ叩かれて、たった今完全に屈服しました!!♥」
恐怖に支配された者の態度はあまりに惨めで無様極まりない醜態だ。それを理解していても逆らえないのが恐怖であることは、モルガンの犬乞いとスカサハの失禁を鑑みて明らか。故に、命乞いの真実を否定するゼノビアもまた末路は同じだ。
尻を打たれ、恐怖を加速させる攻撃を受けたと判断した霊基がゼノビアの精神を汚染し、生前の身分を尽く陵辱への餌として扱った。
「そら、腋を見せて股開け! 一回でも躊躇ったらすぐに殺してやる!」
「は、はひっ、許してください! 私もおまえたち……い、いえっ! あなた方に降伏します!」
ガニ股腋見せ屈服の姿勢。極度の緊張でムワァと濃厚な汗を発する腋を頭の後ろで手を組む降伏の両手で見せつけ、足を高潔な戦士にあるまじき下品な水平開きにし、マン汁に塗れたムチムチの太股と股間をアピールする。
「次はおっぱいダンスだ!」
「お、おっぱ……? は、いえ! やります! ――――おっぱいぶるんっぶるんっ♥ デカ乳ブルンブルンッ♥ 褐色デカパイぼいんぼい〜ん☆」
考えるより先に絶対的な心のプライドを身体が踏み躙る。黒いビキニに包まれた巨乳を左右にぶるんっぶるんっと言葉通り力強く振り乱し、布から乳首や乳輪が零れようと鼻の下を伸ばし寄り目になって媚びに媚びた間抜け面で構わず『おっぱいダンス』を踊る。
「いいぞ、次はパンツをマンコにくい込ませろ!」
「はいっ♥ くひぃぃぃぃぃッ♥♥♥♥」
元々からデカケツ丸出しで股間に変態的なV字ラインを描く黒ビキニパンツ。その細い腰に回された小さな紐を両手で掴み、強く引き上げる。
ゼノビアの細指は信じられないほどの力でゴムを伸ばし、マンコの割れ目と陰核に布地がくい込んで彼女は首の根を反らして絶頂した。その腕力があれば彼らなど取るに足らないというのに、彼女は【恐怖】に苛まれて女王失格の媚び売りを行う。
その後は再び胸を揺らし、ケツを掲げて上下に小刻みな尻ダンス。二度と屈しない戦士女王が、誰よりも汗を流しながら奴隷として命令に忠実な姿――――ゼノビアの情けないダンスを見る前にマスターが殴られ、気絶させられたことはある意味で幸運であり、サーヴァントとして不幸なことであろう。
「ひゃひゃっ、口だけの連中で助かったぜ。その癖顔は身体は見たことねぇくらい一級品と来たもんだ」
「ああ――――こいつは高く売れる。街での成り上がりも夢じゃねぇな」
もう一つの不幸は、彼らの所属にあった。もしこの特異点で最初に出会った下級身分に属し、犯罪行為で成り上がりを目指す彼らでなければ、サーヴァントたちが異常に気づいて身を潜め、解決策を引き出すことができたかもしれない。
しかしそうはならなかった。彼女たちの前に立ち塞がったのは、国の中心地で成り上がりを目指すチンピラたち。彼らはモルガンたちの容姿に目を付け、人身売買という手法を取らんとした――――それによってサーヴァントたちの状態異常は極限まで膨れ上がった。
人身売買などされようものならどういう扱いを受けるか。サーヴァントとしての知性と、何より女王としての知識が恐怖を叫ぶ。想像だけで絶対的な恐れを抱いた彼女たちのデバフは遂に【恐慌】状態へと陥った。
「「「お願いします、それだけはご勘弁ください!!」」」
つまりは、揃いも揃って恥知らずで情けない助命嘆願の時間である。恐怖はまだ辛うじて人格を保った状態だが、恐慌は違う。霊基が人格を無視し、ただ楽な方に逃れようと必死になる。
「なんでもします! 私はあなた方の役に立ちますから、傍においてください!」
チンチン降伏から尻もちを突いたモルガンは下着を脱ぎ捨て、M字にした足をパタパタと開閉して汚れていないマンコを見せつけ別の価値をアピール。
「わ、儂も……な、何でもしよう! 殺してこいと言われたら、誰でも殺す! だから、だから売り払わないでくれ! 売れ残りババアのマンコを使ってくれぇ! こ、この通りだ……っ!」
スカサハは自慢の戦闘スーツをその手で引き裂き、生尻まで晒した挙句に生き恥の土下座。自らの恥辱である小便溜まりに顔を突っ込み、掲げた尻を全力で左右に振り回す。
「わ、私は……奴隷に、なります!♥ 性奴隷、いえ、小便器で構わない!♥ こうして身体も縛って、このケツ穴をおしっこをする穴にして欲しい♥ 命乞いにオマンコ濡らしたド変態マゾ女王を、奴隷便器として召し上げてくださいませ♥」
ゼノビアは唾棄すべき奴隷の身分、それ以下になることを甘んじて受け入れた。数少ない奴隷の衣服さえ脱ぎ捨て、黄金の鎖を全身に巻きつけて尻を向ける扇情的なポーズを取りながら、尻臀に指を食い込ませてケツ肉を開きアナルを小便ケースにして欲しいと宣う。
全員が生き残りをかけて必死だった。女王という身分など頭にない。なぜサーヴァントであるかなど興味はない。マスターという存在を忘れ去り、下等な人間に恐れ慄き従う道を選ぶ。
「ぶははは! こんな馬鹿な連中みたことねぇ! おい、どうする?」
「いいんじゃねぇか? 飽きるまで使ってやろうぜ!」
「よし、俺たちに頭を垂れな! 逆らわない道具としてならこき使ってやるぜ!」
凛々しく気高く美しく。国の上に立ち、導く者たちが女王であるならば。
「「「ありがとうございます! ありがとうございます! ありがとうございます!」」」
身体を丸めて地面に頭を擦り付けて、命乞いの成功に感謝の意を露にした三人はそうではない――――無様な慰み者が精々であろう。
◆
マスターである少年が目を覚ました時、その視界に映る光景は絶望でありながら――――代え難い淫靡なものであった。
太い木に荒縄で身体を括られ、口さえ猿轡で縛られたマスターの眼前には男と女の祭典が広がっている。それも卑しい身分のチンピラたちと、女王と呼ばれた極上の美女たちの交合いが。
「いいぞぉ、もっと腰入れて動け! ケツ叩かれねぇとわかんねぇのかぁ!?」
「はひぃぃ! 分かりました! こう、こうですか!? 気持ちいいですか!?♥ えへ、えへへ♥」
妖精國の女王モルガンは、神域の天才魔術師たる女体の全てをさらけ出し、中腰ガニ股でチンポを挿入し腋見せポーズで一心不乱に腰を振る。その色白の肌に浮かべた玉の汗を震わせ、自信に満ちていた貌は男の怒りを買わないようにニヘッとモルガンらしさのない歪んだ笑みに染まっていた。
「じゅぽっ、じゅるじゅぷっ♥ ぢゅぞ、ぢゅぽぉ♥♥」
「れろっ、んちゅっ、れろれろぉ……んげぇ♥」
「おぉう、どっちも良い口と舌をしてやがる!」
スカサハは自ら切り裂いたスーツの残骸、ゼノビアは鎖を身に纏い男をサンドイッチ。身体を押し付ける、などと生易しいものではない。ゼノビアが肉厚な唇を横に広げ、頬を窄める美貌台無し不細工貌でチンポをしゃぶり、スカサハが男の汚らしい尻に顔を埋めて嗚咽混じりに尻穴を舌で奉仕。その上、這いつくばった二人を他の男がチンポで犯す。
三人に拒否権はない。その精神は【恐慌】に支配され、全く正しい判断ができなくなっている。人気のない森の中で猥りがましい背徳の乱交。上位者の女王から敗北者の慰み者になったモルガンたちの姿を見せつけられたマスター。そして、彼の呆然とした目覚めに気づいた男たちがこぞって声を上げた。
「お、ガキが目ェ覚ましたみたいだなぁ!」
「せっかくだし見せつけてやっか! おら、ケツ並べの時間だ!」
ケツ並べ。そんな下品な命令に女王サーヴァントたちが従うはずがない。
「「「はい……っ」」」
しかし、モルガンたちは声を揃えて尻を並べた。声は震えながら尻はハッキリと。雁首を揃えてならぬ生尻を揃えて。モルガンの色白からゼノビアの褐色まで。右から左へ色が濃くなる尻。スッキリと剥かれたモルガン、半端に剥かれたスカサハ、鎖がくい込んだゼノビア。兎にも角にも形容し難い、言葉にし難い雌のフェロモンを醸し出す尻の並びに、ブピュッブピュッ♥ とザーメンをひり出すマン屁が備わる。
それをわざわざマスターに、中腰ガニ股で頭の後ろで武器を取る手のひらを重ね、完全敗北を晒しながら彼女たちは尻を並べた。その一瞬の絶望がどれほどのものか。魅惑的な女体に魅了されながら、鉄の意志で耐え抜いてきたマスターが絶望したその数秒後、永遠に届かない彼の渇望を嘲笑うように男たちがモルガン、スカサハ、ゼノビアの尻を両手で掴み、マンコにチンポを繋げた。
「「「あひぃぃぃぃんっ♥♥♥」」」
チンピラたちの汚いケツの向こう側でモルガンたちのマンコがチンポと結合し、甲高い嬌声が上がった。恐怖に負け、恐慌のあまり快感の声を耐えられない女王失格のビッチたち、その官能の声だ。
「あっあっ♥ 最高です♥ 女王まんこの奥まで届くおちんぽ♥ 我が夫たちよりも長くて太い、雄々しオスの象徴♥ だめ、不貞セックスでイッてしまいますぅ♥♥」
「荒々しい腰使い……っ♥ 肉の槍が儂の中古まんこを蹂躙している♥ 今までのどんな勇士たちよりも逞しくて……師匠まんこは屈服した♥ おまえたち、否、あなた様方のおちんぽに比べるものはありませんっ♥」
「夫とは全然違うぅーっ!♥ こんな激しいの初めてだ♥ 未亡人まんこが新しいチンポで上書きされて忘れてしまう♥ 奴隷穴がっ、再婚したいって叫んでるのぉ♥」
彼女たちにも多くの経験や出会いがある。女王として多くの逞しい男たちと夜を共にすることもあった。しかし今、彼女たちはそれらの記憶を媚を売る餌にし、雌声で喘ぐ。どんな英傑たちより、恐怖の対象である彼らのチンポが恋しいと。
「へへ、調子のいい奴らだぜ。あのガキと比べたらどうだ! それともこんな女を侍らせて手を出せないインポ野郎だったのか?」
「いや、自分の女を犯されてチンポ勃起させてるかもしれねぇなぁ! ほら、あそこで縛られてるやつに今の気持ちを聞かせてやれよ!」
「ちゃんと〝正直に〟な!」
パンッ、パンッ、パンッ♥
激しい肉と肉のぶつかり合い、己の肉棒ではなく見ず知らずのチンピラに誉れ高き英霊女王たちが犯されている。かつての英傑たちとの交合いのみならず、一度も身体を重ねたことがないマスターとの差を語れと強要された彼女たちに、彼はビクリとチンポを震えさせた。
期待がなかったわけではない。彼女たちの強さをマスターである彼は知っている。誰より近くでその力を見て、彼女たちの想いを知り、期待に応えんとした彼だからこそ。
「――――我が夫、申し訳ありません♥ あなたの為の貞操は、このように、ならず者によって奪われてしまいました♥ あなたにはもう手が届かない、私のまんこに精液が熱く注がれて……あひっ♥ でも、マスターのチンポではこんな奥まで届かないに決まってます♥」
「マスターが悪いのだぞ♥ あれほど熱く誘ってやったというのに結局手を出さず……今更、その粗末な魔羅を勃起させたところでもう遅い♥ 例えマスターとセックスすることになろうと、もう満足など絶対にできない身体になってしまった♥」
「マスター♥ あまり、そんな目で熱く見ないでくれ♥ ああ、見えていないのに感じるっ、マスターの視線を、感じ過ぎて、おかしく……イクゥぅうぅ!♥♥♥♥ はぁ、あっあっ♥ 人妻まんこで筆おろしさせれなくて済まない♥ この私たちの艶姿で精々興奮してくれ♥ こんな女を信頼した自分の粗チンを、恨んでぇ♥♥」
だから、完全に屈した彼女たちに失望すら抱いた。たとえ脅され、本心でなかったとしてもそれは誇り高き英霊の口から出る言葉ではない。低俗な情婦から吐き出される言葉だ。
しかし、彼女たちが屈する場を見届けることもできなかったマスターに何かを言う資格はない。ゼノビアが言うように精々チンポを惨めに勃起させ、哀れに歪んでいるであろう女王たちの貌を目にせずに済んだ幸運――――
「おらぁ! マスターとやらに今のおまえらを見してやれやぁ!」
それすら許されない。人類史最後のマスターが最大の信頼を置くサーヴァントたちは、両足を持ち上げられて背面駅弁で開いた股にチンポをぶち込まれ子宮にピストンされる哀れ惨めな姿を晒す。
チンピラに戦慄し、頭を下げて助命を請い、マンコにチンポを嵌めてまで生き延びる道を選んでしまった英霊失格の女王たち。そのヘラヘラと笑ったアヘ顔に、彼女たちへの信頼とかつて見た美しい面の記憶がひび割れる音がした。
「はいぃ!♥ 氷の魔女モルガン♥ 荒くれペニスに蹂躙されて無様に屈服します!♥ マスター、クソザコ無能バーサーカーの膣内射精アクメ、見て聞いて射精してください♥」
「スカサハが……影の国の女王が惨めに犯されて絶頂するところを目に刻むのだぁ!♥」
「女王ゼノビア、いや雌奴隷ゼノビアが不貞まんこでイき狂う!♥ マゾアクメします!♥」
どちゅっどちゅっどちゅんっっ♥♥ ビュルビュルッ、ビュクルルルルルッ!♥♥♥♥
「「「イグゥゥゥゥゥッ!♥♥♥♥♥」」」
鼻の下と舌根を伸ばし、媚びた貌で射精を受けてアクメする女王、否、巨乳敗北雌奴隷たち。モルガン、スカサハ、ゼノビア。哀れで惨めでけれど美しい彼女たちを見てマスターはズボンの下に熱を溜め込みながら、目の前が暗くなっていく感覚を覚えた。
敗者たちの歴史は戦い抜くからこそ美しい。けれどそこにある感情が加わることで、惨めで無様で淫猥な歴史となる――――強き者が恐怖し命を乞う。それは何物にも代えがたい、この特異点のみに許された背徳の果実なのだ。