というわけで記念すべき100話目は結局デアラかーい、な七罪&四糸乃です。今回もよその子が出張した有償リク作品となります。あとすまん。やっぱこのペアでやったら耐えられんかったわ。キス止まりだけど若干百合っぽいのあるから気をつけてください。あくまでメインはなっつんの調教です!マジです!てか本気出したらガッツリレズセするかふたなりさせるかになるのでかなり手加減してゲッフン!!!!お気に入りが記念に近づく中でまた減りそうなものをお出しするこの精神よ。
ではどうぞ〜。
風を切る。翠玉色の髪が靡き、少女が空を駆ける。
「四糸乃……っ!」
跨るは長柄の箒を思わせる〝天使〟。翠玉の髪に被る魔女を思わせる帽子。
精霊。その特殊な存在としての力の一部分、封じられていたはずの霊力を七罪は迷うことなく行使した。それほどまでに精神を乱す理由は、彼女が握り締めたウサギのパペット――――四糸乃が肌身離さず物事を共有する友人、よしのんがその一端を担っている。
四糸乃の意識を介さない限り、よしのんは物言わぬパペットでしかない。だから七罪はよしのんに残された痕跡を頼りに四糸乃の行方を〝独り〟で探し求めていた。
当然ながら、と言うべきなのか。七罪は自身の能力に驕ることはない。むしろ過剰に卑下にするほどであり、四糸乃が行方知れずになったとはいえこうしてたった一人で駆けずり回る効率の悪い手段は取らない。
卑下にするということは自分の力を信用しないことだ。誰かを想いながら、自分ではない誰かならもっと上手くやる。そういう想像の遥か斜め下を行く、いっそ他者への僻みだけであればまだ楽な思考回路の持ち主が七罪という少女なのだ。
(私ならともかく、なんで四糸乃が……いや私ならマジでわかるっていうか明日に忘れられててもおかしくないっていうか、え、あいつ何仲間面してるの? あんな陰湿なことしてたくせにマジないわー、とか思われてても仕方ないけど! 四糸乃はないでしょ!)
――――と、七罪が一通りの思考を終えるまでそう長い時間は必要なく、これでも彼女のネガティブ思考を一部分しか取り出せていないというのだから、七罪という精霊の心を開いた者たちは相当に人が良いと言わざるを得なかった。
そんな七罪がたった一人で、しかも封印された霊力の一部を取り戻してまで天宮市を飛び回っている理由は、よしのんの持ち主である四糸乃その人だ。
ある日ある時間、なんてことのない、受け入れ始めることが出来た日常の中で――――七罪の友人である四糸乃の姿が消失した。
姿だけならまだ良かった。それなら探しようがある。精霊を保護し膨大な財力と行動力を有する組織である〈ラタトスク〉の力、そして信頼できる友人たちの、ありのままの七罪を受け入れてくれた彼らがいれば。
(……やっぱり精霊? あの四糸乃が〝忘れられる〟なんてありえない。そもそも、いた痕跡のほとんどが残ってないなんて……)
だからそうしなかったのは、七罪を除いた取り巻く世界の全てがおかしくなったから。
抜け落ちていた、という表現は非常に近しい。四糸乃という少女の存在が何もかも抜け落ちて、覚えているのは七罪だけで、存在証明は『よしのん』というパペットのみ。
そこで七罪が、元々自分がおかしかったのだと開き直ることをしなかった理由は勿論、跡地ですらなかった四糸乃の部屋の前に落ちていた『よしのん』があったことと、皮肉にも自分ならともかくあの四糸乃が忘れられるとかありえないわー、マジないわー、いや底辺存在の私ならともかくあの慈愛の女神がありえないでしょ世界がおかしいわ……などというネガティブが回りすぎて功を奏したことが原因だった。
七罪らしいのかもしれない。みんなからは呆れられるかもしれない。けれど、それが四糸乃の手掛かりに繋がったのなら彼女は弄れた己に感謝さえ覚えていた。
「……ッ!」
と、七罪が跨った箒に急ブレーキ、急速転換をかけて移動方向を変えた。
見つけた、と彼女の唇が僅かに動いた――――本人は頑なに認めたがらない才能を持つ七罪ではあるが、唯一彼女自身が認めるに足る才覚があった。
それは、病的なまでに鍛え上げられた観察眼。並大抵の実力ではない精霊たちの中で、模倣という力を司る七罪。彼女は純粋な力こそ他人に劣る。劣るが故に、他者や物事を見極める観察眼というものが群を抜いていた。
それだけは誰にも負けない。模倣の天使を十全に扱うことが叶う唯一無二の精霊、それが七罪だということを彼女は四糸乃の手掛かりを見つけるという一点で証明して見せた。
「四糸乃! 四糸乃、いるんでしょ! ていうかいてくれないともう手掛かりがないから本当にお願い! どっかの誰かみたいに人海戦術とかできないから! ――――そもそもこういうのは士道がやるようなことで私とか不適任にも程があるっての! どこの誰だか知らないけど、四糸乃に変なことしてたらカエルに変えて踏み潰してやるからね!」
ただし、七罪が四糸乃のことで目に見えた泣き言を発するということは、それだけ後がないという証明でもあった。普段の彼女であれば恐ろしいまでに慎重になるところを、わざわざ自分の姿を晒して声を出して探し回るというのだから、尚更そう感じてしまうところであろう。
箒から降りて駆け出し、どこともしれない、いつできたかもわからない不可思議な建造物――――近づいてようやく異質さを察することができるような建物を駆け巡り、七罪は片っ端から扉を開いて、あるいは〈贋造魔女〉が持つ変質の光で無力化していく。恐らく、建物の異質さから隠れるより大胆に探し回る方が良い、という判断もあったことが伺えた。
「っ!」
実際、七罪の考えは率直に正しいものだった。扉を開いた視界の端で、それを見つけて息を呑む。
見違えるはずもない。海のさざ波を思わせる美しい蒼色のウェーブ――――四糸乃の頭髪だ。
「よし――――っ、は……?」
ぐらり、ぐらり。七罪の世界が歪んだ。落ちていった。
歪んでいるのが自分の視界で、落ちているのは自分の身体だと気がつくまで、一秒。
「――――あっぶないなぁ。予想より一日以上早いんだけど……こんな凄いのに、よくそこまで複雑な性格でいられるね?」
瞼が落ちる。支えにするべき己の天使が消失した。
罠。深く沈む意識の中で七罪の鼓膜を震わせた声にその一文字を頭に浮かべ――――七罪の思考はプツンと途切れた。
「っ……ぅ……」
カラカラと喉が乾いて、ズキズキと頭が痛い。そんな鈍い目覚めの中で七罪はゆっくりと深く鮮やかな――彼女から言わせれば濁っている――エメラルドの瞳を覗かせた。
「――――四糸乃!」
「あ、目が覚めた?」
「っ!」
直前の記憶の糸を手繰り寄せ、起きがけに友人の名を叫びながら起き上がった七罪は、見知らぬ広い部屋に響いた自分以外の声にハッと警戒の視線を向けた。
「誰……?」
知らないが、声は知っている。七罪を気絶させた黒髪の少年。気取りながら妙に似合っているのが癪に障る、というか似合ってなければあんな仰々しい服着れないでしょ見窄らしい私みたいなミジンコに喧嘩売ってんのか、あぁ? ……と、こんな時でも通常運転で走る七罪の思考が、瞬時に少年が自分を気絶させた相手だと認識し、敵意を込めた視線を向けた。
知人だと言うのなら自分が悪いという思考になる七罪だが、逆にこうなると馬鹿にしてるのか、という当たり散らすネガティブ少女になるのが特徴だ。が、少年は七罪の不機嫌そうな――そう見えるだけで元からだと言うが――視線を前にしても、超然とした笑みを崩さず言葉を返した。
「俺はアクラ……キミ〝たち〟精霊とは違う、淫魔って呼ばれてる人外さ」
「…………」
え、胡散くさ。自分から淫魔はちょっと痛くない? そもそもそんな淫魔様が一体自分になんの用で――――などと、アクラすら超然とした笑みを崩し苦笑いをするような思考の最中、七罪は彼の言葉の一部を切り抜き、カッと目を向いて踊りかかる。
「あんたが四糸乃を……!」
「うん、そうなんだけど……身体、隠した方がいいんじゃない?」
「は…………」
たっぷり二秒の時間を使い、存外に自分を客観視できない――出来ていたらそんな性格はしていないだろうが――七罪が、立ち上がった自分自身の格好を見下ろした。
何もない。ぺったんこな胸板、未成熟であばら骨が浮き上がっている(七罪フィルター)腹部。女らしさの欠片もない(七罪の特別視点)秘部の割れ目。
つまるところ、履いてない、どころの騒ぎではなかった。
「ギャーーーーーーーーーーッ!?」
年頃の女の子としては若干色気というものがない悲鳴をあげ、七罪が両手で局部を隠して蹲る。見窄らしくて見るに堪えない貧相な裸体とはいえ、見ず知らずの男に見られる露出狂の趣味はない、と言いたげな動作にアクラが笑いを堪えられずに声をあげた。
「ははは! ごめんごめん。霊装だっけ? あれを強引に戻したら元の服まで消えちゃっててさ。何かを着せてあげてもよかったんだけど、キミの身体が魅力的でつい眼福と思っちゃってね」
「え゛」
乙女に欠ける悲鳴は二度目。ただし今度は『正気かこいつ。異常性癖も大概にした方がいいと思うんだけどいくらロリコンって言っても私はないでしょ私は。どんだけ見る目ないの当てがないの目が腐ってるんじゃない? ていうか私の裸とか見てると本当に目が腐るわよ? 腐って落ちて発火するわよ?』……という意味合いがこもった悲鳴と固まった視線である。
「何だか調子狂うなぁ……ま、いいか。キミみたいな子は滅多にいないし。――――さて、キミが探している子は四糸乃だよね? 今の様子を見せてあげる」
「え……」
が、さしもの七罪も崩された調子を取り戻すように髪を掻き上げ、空中に大きなモニタを広げたアクラには呆気に取られることになった――――どちらかと言えば、その電子的な映像の中に映り込んでいたモノに目と思考を奪い去られることになる。
『ひゃめ……て……あっ、あっ♥ ふぁっ、ふぁぁぁぁ〜〜〜〜♥♥』
四糸乃と、アクラ〝たち〟。アクラに〝囲まれる〟四糸乃は、その未熟ながら女神的な輝きの裸身を晒し、まだ育ち切っていない妖しさすら感じられる蜜壷と乳首を指で優しく嬲られ、腰を跳ねさせている。
『ひゃ、め……やめて、ください……士道さ……たす、け……あ、あ♥♥ やだ、やだ、よしのん……あっ――――七罪、さん……♥』
「――――――っっ!!」
電流は、他ならない四糸乃によって停止した思考に四糸乃の声で火花を散らし、七罪は今度こそアクラに掴みかかった。
「やめて! 今すぐ止めさせて! お願い!」
彼女は自分の姿が恥ずかしい、などという思考を一瞬にして頭から消し去った。必死になって衣服を掴み、彼の身体を揺らして一刻も早い四糸乃の救出を願った。それでもアクラに命令的な暴言を吐かないのは、四糸乃の姿を見て力の関係を七罪が理解したから。
その点、七罪は本当に聡明であった。上下がハッキリとしている相手に対し、下手に出ることを躊躇わない。嵐のやり過ごし方を弁えている。
「お願い、します……!」
――――それ故に、自分一人だけが助かるのならいくらでもやりようはあるはずなのに。
だが、七罪は四糸乃の助命を願った。あんな酷いことを彼女にして欲しくないと。何も差し出せるものはないが、逃げ出すことをしない。私なんかに、という言い訳は四糸乃を見つけ出すまでに根こそぎ奪われていた。
七罪しかいない。拐われ、犯され、助けを求める四糸乃を救えるのは七罪しかいなかった。
「いいよ――――その代わり、俺は七罪が欲しいな」
その七罪の成長、培われた大事な大事な記憶。幾度輪廻転生を繰り返し、彼女自身が成功を収める人生を得ようと、今生に勝るものはないと心の底で感じていたもの。それをアクラは、何の躊躇いもなく利用した。
「……はへ!?」
「そんなに意外かな? ああ、もちろん七罪が考えているような扱いをしたいわけじゃない。俺が七罪を抱きたい、めちゃくちゃにしたいって言っているんだ。――――そうだ、ゲームをしよう」
着実に逃げ道を塞ぎ、選択肢を奪う。七罪が思い描く労働的、虐待的な奴隷ではない。自分では無理だ、仕方がないという悲観的な考えも摘み取った。
あとはその耳、その脳髄にアクラが言霊で語りかけるだけでいい。
「少しの間……うん、今から一時間くらいが公平かな。七罪が俺に従うなら四糸乃を解放してもいい。その一時間の間、四糸乃にも手を出さない。必ず返してあげるよ」
「……終わった時に、私が〝私〟でいられるなら、ってこと?」
「ふふ、聡明だ。大丈夫、七罪を壊し切るつもりなんてないよ。それじゃあ楽しめない――――でもキミは、友達のために〝自分〟を賭ける勇気があるかな?」
淫魔というよりかは、悪魔に等しい囁き。友のために自分の身体を捧げる勇気はあるか、と。
「……す、好きに、すればいい、でしょ」
それがないのなら、七罪はここにいなかった。部屋の隅で縮こまり、隠れ、天災が過ぎ去るのを待っていた。
そうでないから、そうでなくなった考え方を得た七罪だからこそ、アクラに対して物怖じせずに立ち向かえたのだ。
「わ、私なんかで遊んで、あとで満足できなかったとかはなし、なしよ! クーリングオフとか、不良品を回収しろとか嘘ついたら〈贋造魔女〉で一生人形にしてやるから!」
「そんなつもりはないけど……不思議な予防線を張る子だなんだね、七罪は」
この期に及んで心配しているのが〝自分自身の価値〟が四糸乃と釣り合っていないという逆の自信であることに、アクラは頬をかいて三度の苦笑を見せる。
七罪にその価値がなければわざわざ連れて来たりはしていない。余裕を見せながらその実、誰より慎重な性格のアクラは七罪と不用意に接触をする慢心を自身に許可していない。
――――七罪がどこか、アクラに対して物怖じを忘れてしまった理由もそれだ。七罪は無意識に感じている。アクラが自分を下に見ていないこと。アクラが七罪に対して敵意を持ち込んでいないこと。
「それじゃあ、始めようか」
「ひゃ――――んっ!?」
少女の華奢な、痩せすぎている腰を抱き、唇と唇を重ねるだけの〝好意〟に嘘偽りがないことを。
「ん、んんっ!? ん、ふぁ……ちゅ、ちゅる……っ! っ!?♡♡」
キス。唇と唇の熱い接触。七罪とて知っている。知ってはいるが、意味が違った。
七罪の知るキスは好意を感じられる、どこか多幸感溢れるものだった。だが、アクラのキスはそれとは違う。
七罪がアクラに対しての好意を覚えているわけがない。だから感情的な熱意を焦がす情欲は、幸福感は吹き上がらない――――しかし、ただひたすらにアクラは〝上手い〟のだ。
「……っ、っ!♡♡ っ〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡」
唇を啄まれ、あっさりと口を割られ、逃げ出す舌根を一瞬で絡み、組み伏せ、引き上げられ、犯される。
このキスは甘いものではない。ひたすら、ひたすら、ひたすら。七罪という存在の思考を侵略する淫魔の口付け。
身体が弛緩し、抵抗の様相を呈していた手足がだらんと崩れる。外側の侵食は終わり、身体の裡に魔の手が伸びる。身体の中を愛撫される。逆流したまま残存していた七罪の霊力が引き上げられ、現実的な形となって光が走る。
七罪の身体に純白のカーテン、ドレスが纏われた。その上から兎を模した外套が七罪の顔まで覆う。
雨が舞い踊る中であれば、これほど少女に合う〝霊装〟は二つと存在しない。そう思わされる装束。
「……ぷはっ♡ ……れい、そう……これ、私のじゃ……にゃい……♡」
息を吸う動作を思い出したような力強い呼吸の後、七罪が身に纏う精霊の霊装を認識し、蕩けた表情で自分のものではないと咄嗟に口走った。
「ああ。四糸乃の霊装も、七罪によく似合ってるね」
そう。アクラが彼女の裡から引きずり出した霊力で編み込んだ精霊の城は、七罪に対応したものではなく四糸乃に対応した霊装だった。
しかし、それが〝普通〟という言葉が着くかは甚だ疑問だ。何せ、シャツの下には下着などという気の利いたものはなく、見てくれと言わんばかりの透明度は七罪の肌をさらけ出し、彼女からすれば似合わないもの筆頭のハートマークの切れ込みが局部を晒している。
ついでに臀部の風通しが妙に良い。恐らく、乳首は秘部と全く同じ切り抜きがなされ、七罪の尻を間抜けに暴いているのだと気づいた時、彼女は蕩けた顔を自然と険しく変えていた。
「……なに? 私を笑いものにしたいの? それで満足するならいくらでもすれば?」
へそを曲げてそっぽを向く。大方、自分に四糸乃の可愛い霊装は似合わないと思っているのだろう。しかも彼女からすれば小馬鹿にするような改造が施されているのだから、尚更くだらないと感じているに違いない。
「別に笑いものにしたつもりはないんだけど……本当に似合ってるよ?」
「………………」
バカにしやがって、という類の視線。先までの可愛い蕩けはどこへやら、すっかり元に戻った七罪だったが、アクラの余裕はそれでも崩れない――――その勘違いした自虐も、十数分あれば懐かしさすら感じるようになると知っているのだ。
「けどそうだね、もう少し恥ずかしがってもらった方が楽しめるかな……ねぇ七罪――――――」
「…………………………はぁぁぁぁぁぁっ!?」
相変わらず乙女とか、色気とかそういったものを気にもしない――そういったことを気にする相手がそもそもアクラではないのだろうが――叫び。内訳は信じられない、ありえない、この変態、だろうか。
「出来ないならいいよ? 四糸乃はこのまま俺がもらっちゃうけどね?」
「ぐ……ぐぬぅぅぅぅぅ……」
七罪が渋面を作り、公平のためにわざわざ呼び出したであろう壁の電工時計に目を向ける――――まだ開始から五分と経っていない。
彼女に要求されたのはとある行動と懇願。それが単純に七罪を貶めるもの、自虐を絡める単語であれば彼女は四糸乃のために羞恥はすれど躊躇いは持たなかった。
だから逆。アクラの要求は全くの逆だ。七罪を辱める行動をさせながら、より彼女に効果がある言葉をその口で自ら吐き出させる。これは強制的に操るより七罪にダメージを与えられるものだと、彼は確信をしていた。
「……う、がぁ……お、覚えてなさいよ……」
「うん、一生忘れない」
「〜〜〜〜〜〜〜っ!」
墓穴を掘った七罪が屈辱に呻く声にならない声をあげ、フードを深く被って真っ赤になった顔を隠す。
そうして一つ目、七罪を辱めるポーズ。両手を頭の後ろで組ませ、腰を〝限界まで〟下ろさせながら、ゆっくりと股を開かせる。必然、ハート型に切り抜かれた局部は全面的に押し出され、腰同様に限界まで開かれた股は、惜しむことのないガニ股で固定された。
これならいい。これならまだ七罪は耐えられる。運動不足ながら、精霊の霊力が循環する身体は立派なガニ股屈服ポーズを維持できていた。が、問題はここから先だ。
「か……わ、私を……ぉ、ぉかして、く……ださい」
「ん?」
聞こえていない〝フリ〟をしたアクラの笑みは、ある種の救いであり地獄である。一時間、アクラに従うという盟約を破棄しかけた七罪に対しての温情と、絶対に逃がさないという視線が蛇のように七罪を締め付けた。
二度目はあるか、時間を稼げるのもここまで。七罪はすぅっと息を吸い込み、心を無にする努力をし、肺腑を満たす羞恥や屈辱ごと叫び声と聞き間違える懇願を口に出した。
「か、か、か……可愛い! 私を! 犯してください!♡ 可愛い私を調教してください!♡ めちゃくちゃにして、自分から可愛さを認められるようたっぷり愛してください!♡ お、おまんこ、私の可愛いおまんこをおちんぽケースにしてぇ!♡」
ヘコ♥ヘコ♥ヘコ♥ヘコ♥ヘコ♥ヘコ♥
屈辱極まる腰振り前後ダンス。七罪の未成熟な身体で繰り返されるハメ請いダンスは、彼女のような体躯の子でしか得られない味がある。
だが七罪にとってはそれ以上に、懇願そのものが屈辱だと涙を浮かべていた。卑猥な淫語や己の価値を貶めるようなものはいい――――可愛いという自身を褒める言葉を一番に躊躇ってしまっているのは、実に七罪らしいと言えた。
多少は認められるようになったとはいえ、七罪の底に眠る根本的な原因が取り除かれない限りは……まあ、取り除かれたとしても付き合うことになるだろうネガティブ思考にとって、自分を可愛いなどと呼称しながら抱いてくれ、と浅ましく懇願する行為は屈辱以外の何物でもなかった。
「あぁ……本当に、七罪は可愛いよ」
それが、愛らしい。それが、可愛らしい。
淫魔の王として様々な女で弄んできた彼ではあるが、七罪のような思考回路の少女は二人といない。可愛いという何気ない〝事実〟一つで一憂する彼女は、アクラにとって――――最高に堕としがいのあるメスだった。
「それでは、お言葉に甘えて」
「っ!!」
言わせておいて何を言う。心にもないことを。絶対喜ぶような反応なんかしてやんないから。
手に取るように読み取れる思考。だがアクラが関わったどの人間、特殊な生命体とも違う思考。珍しく高揚した意識を諌め、アクラが睨みを効かせる七罪の身体に手を伸ばす。
(……何が私をめちゃくちゃにしたいよ。私の身体なんて……こんな身体くらい、好きにすればいいじゃない)
対して、羞恥を叩き切る仏頂面で七罪はアクラを睨みつける。いいや、タカをくくっている、というのが正しい。
観察眼に秀でた七罪だが、やはり事自身においては目が曇っている。七罪の友人ならともかく、淫魔を名乗る見ず知らずの不審者(顔の良さとかはまあ認める)を相手に信じるような彼女ではないのだから、当然といえば当然の話だった。
しかし、七罪は淫魔という存在の意味をわかっていない。自分が魅力に溢れる幼いメスである価値を理解していない――――ハート型に切り抜かれた局部の真上、下腹部にトンっ♥とアクラの指が触れた。
「……へっ?♥」
瞬時の熱。思考より速い熱伝導の快楽。
「イグッ!?♥♥♥♥」
ブシャッッッ!♥♥♥♥
可愛らしいメスとして、これまで勿体ないほど溜め込んでいたメス汁がマンコから弾け飛ぶ。未熟な陰裂が花を咲かせるように開き、蕩ける。
不機嫌な目が見開かれ、翠色の瞳の五割がひっくり返り、唾液を引く唇がだらしなく開帳され、七罪が人生で初めて浮べる〝アヘ顔〟という未知の表情が顕になる。
「七罪の弱点は〝ここ〟だね」
トン♥
指で一突き。そこは七罪の子宮口の表面。ポルチオ器官を有するメスの欠点。七罪は特にそこが弱い。
「イグッ!♥♥♥♥♥」
だから、指先を押し込まれただけで〝マジイキ〟というものをしてしまう。思考が追いつかない絶頂感覚をフォローするように、身体が勝手に絶頂したことを報告する。
トン♥トン♥トン♥
「イグッ、イグッ、イグゥ!♥♥♥♥♥♥」
表面を優しく叩かれるだけで、子宮を握られるような衝撃が七罪の身体を突き抜ける。全身から汗が吹き出し、アヘ顔は絶頂の度に深みを増し、限界まで開いたガニ股が内股と外股をガクガク♥ガクガク♥と繰り返して踊り狂う。
「イグッ!♥イグッ!♥イグッ!♥ やべ、イグッ!♥♥ やべでイグッ!♥♥ そごっ、イクイクイッグゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!♥♥♥♥♥」
プシャァァァァァァァァァァッ!♥♥♥♥
七罪という少女が快楽に塗り潰され、ポルチオ絶頂を繰り返すだけの淫乱なメスに成り下がった。流し込まれたアクラの力が具現化し、七罪の下腹部に卑猥な形と色をした淫紋が浮かび上がる。全神経が集中した腰部が跳ね上がり、メスの愛液シャワーを打ち上げた。
観察や思案、そんなものは関係ない。精霊だから。それも関係はない。女だから、答えは〝それ〟だ。
雄と雌。その関係性がある限り、七罪はアクラの指一本にすら敵わない。身体を好きにさせる、という淫魔に対して事実上の敗北宣言を行った時点で、七罪がアヘ顔を晒す未来は決まっていたのだ。
この先は、正しく性の蹂躙。一方的すぎる調教の始まりだった。
「……んお゛っ♥」
数十回のポルチオ責めから開放された七罪を、数秒後に得も言えぬ感覚が襲った。自分の醜い声がさらに野太く下品に飾られるような声を、尻の穴から捻り出される。
「んー、いい声。四糸乃と同じ反応だ。お尻の穴まで仲がいいんだね♪」
「よし、の゛ぉ゛!♥♥♥ う゛ぉ゛♥♥ お゛ぉ゛♥ お゛ぉーーーっ♥」
アクラの指先と七罪の身体を潤滑する力が結合し、七罪の小ぶりな臀部の血色、肉付きがどこか輝きを増し、指を呑み込む極小の穴を中心にして淫紋が広げられていく。
「ふふ、少し休憩しようか――――可愛いよ、七罪」
「ひっ♥」
それは、フードを退けられて音の通りがよくなった鼓膜に注がれる囁き。七罪は恐怖ではなく、根源的な快感に官能の悲鳴をあげた。
子宮が疼く。尻穴がひりつく。耳朶から中の肌がアクラの声を受け、鼓膜を突き抜け脳髄を溶かす。
「可愛い、可愛い。七罪は自分の価値を理解しよう。七罪はとても可愛い。四糸乃にだって負けていない。本当は、気づいているんだろう?」
「ひゃ……ちが、私は、可愛くなんて……ないっ♥」
プシッ♥プシッ♥
嘘を言う口の代わりに、大陰唇が悦びの真実を顕にする。いくら否定したところで、囁かれる淫魔の言霊は彼女の真実を伝える。繋がれた淫紋を通して、正直な快感を身体が叫びあげていた。
ぴちゃ♥ぺちゃ♥ ちゅぷっ、ちゅるっ♥♥
「ひゃぁぁぁぁ……♥ そこ、汚いぃ……♥ うひぃ!♥♥♥」
「汚くなんてないよ。可愛い七罪の耳は、とても可愛らしくて美味しい」
「ひゃ、あっ♥あっ♥ あぁ〜〜〜〜〜〜っ♥♥♥♥」
耳を丹念に、丁寧に、愛するように舐め上げる。七罪からすれば、膣内を犯されているようなものだった。
股部からとめどない愛液が落ち行き、可愛らしい四糸乃の霊装の先に淫らな雨粒を生み出した。とっくにガニ股は崩れ、アクラに支えてもらわなければ立ってもいられない。
あと――分。見えない、わからない。時間が、永遠のように感じられた。
「っ……、っ♥♥♥♥ っ、っ、っ!♥♥♥♥♥」
パンッ♥パンッ♥パンッ♥パンッ♥パンッ♥
淫魔というだけあり、優しいだけの責めではない。仰向けに〝持ち上げられた〟七罪の身体が、地面に向かって反り返っている。目は白目を剥き、腰はアクラの手と締め付ける膣内を大胆に、それでいて的確に突き上げる肉棒によって支えられ、七罪の思考は絶頂という快楽の沼に沈められつづけていた。
「ほら、起きて。反応がないと勝負にならないでしょ?」
グリッ♥ ごりゅっ、ごりゅぅ♥♥
「――――お゛ッ!♥♥♥♥ ぬほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!♥♥♥♥♥」
絶対的な力の差を感じさせる肉棒の硬さ、大きさ。卑猥な性感帯に変貌させられた子宮を穿たれ、無意識の呼吸だけを繰り返していた喉が強制的に開かれ、七罪の意識が激しく覚醒させられた。
「イグッ!♥♥ おちんぽイグゥ!♥♥♥♥ む゛り゛ぃ゛♥♥♥ しきゅう、しんじゃう♥♥ ちんぽで逝くっ!♥♥♥♥ お゛っほお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ!♥♥♥♥♥」
――――七罪はそれなりに死にかけた経験を持っている。
それは精霊である〝前〟だっかもしれない。それは精霊である〝後〟だったかもしれない。
だがどちらの死の感覚も、今のエクスタシーに比べれば安いものだと微かに残った意識の中で彼女は思った。それでいて――――死ぬほど気持ちいいという経験を、彼女は初めて得たのだ。
「お疲れ様、七罪」
「…………………………っ♥」
言葉の意味を理解するのに、長い長い沈黙が七罪には必要だった。
お疲れ様、とアクラは言った。全身がだるくて、けれど余韻が染み渡っていて、こぽぉ♥と股から流れているザーメンが熱くて、気持ちよくて――――そんな虚ろな精神の七罪が、唇を震わせた。
「よし、の……、四、糸乃……四糸乃を……」
「へぇ、凄いな、七罪は」
――――凄いものか、と七罪は吐き捨てた。
なんてことはない。七罪はとっくに快楽に流されている。楽な方に流れるのは人間的に正しい思考回路だ。
ただ、七罪はそういった甘い汁をとことんまで信じないタチだった。だから快楽に翻弄される身体と、ほんの一部分の思考を切り離して耐えた。今、七罪が七罪らしいと言える思考は四糸乃を助ける……たった一つ、彼女の中に残された確固たる意識だ。
耐えた。耐え抜いてやった。ざまあみろ。子宮も尻穴も、耳も鼻も口も胸も、淫紋に至っていえば全身の至るところ、あれだけ小さかったというのに指で摘めるほど肥大化した陰核にも刻まれて、一秒だって正気でいたくない。けれど――――七罪は耐えた。誰より、自分を受け入れてくれた少女のために。そんな少女とみんなの元に帰るために。
「約束は約束だね。四糸乃を〝解放〟してあげるよ――――四糸乃がそれを望んでいるかはともかく、ね」
「………………ぇ」
七罪はよく頑張った。これ以上なく努力した。彼女でなければこの極上の結末には到達し得なかった――――七罪以上に、この淫魔は狡猾で度し難い快楽の化身であった。
「――――七罪さん♥」
確かに、四糸乃は七罪の前に現れてくれた。約束通りに――――ただし、一時間前とは全くの別人に見える妖艶な笑みを見せながら。
四つん這いで歩行する幼子の首に巻き付く首輪から、もう一人のアクラがリードを引いている。衣服は、よりにもよって七罪の霊装。翠色の宝石が散りばめられた魔女帽子。ただ仮装を思わせる霊装部は、肥大化した勃起乳首と幼さと矛盾したメストロマンコの局部をハート型で飾り、紐で結んだような卑猥な水着もどきに変化させられていた。
「な、つみ、さん……よ、かった……ん、ぉ゛♥♥♥」
「……ょ……し……、の……」
その〝よかった〟は、果たしてどのような意味なのだろうか。
七罪が無事でよかった? それとも――――ビチビチと尻穴で踊り狂う触手の刺激にイキ顔を我慢する堕ちた彼女が、共にいられる大切な友人を見つけたことだろうか。
堕ちている。四糸乃は、もう堕ちていた。それを瞬時に理解できたのは、七罪とて大して変わらない精神状態であるからだ。四糸乃の姿が、あまりにも彼女の知るものとかけ離れていたからだ。
――――淫魔が楽しげに、二人を見下ろしているからだ。
「だま……した……っ!」
「人聞きが悪いなぁ。七罪を相手にそんなことできると思う? ――――まあ、時間くらいは弄らせてもらったけどね」
七罪の認識では、一時間前の四糸乃は真実だった。彼女はまだ耐えていた。ただ、そこから時間を巻き戻した。アクラ自身の数を増やした。そもそも時間を繰り返した――――いくらでもやり方はあった。
如何に七罪の洞察力が人間どころか淫魔すら及ばないものであろうと、知覚外の事象を観測することができなければ意味はない。つまり、七罪の認識上では一時間前、確かに四糸乃は映像の姿だった。その前提さえ残っているのなら、約束は破られていない。本当に四糸乃は、七罪の体感一時間の間には何もされなかった。
全くもって屁理屈、非常識、悪辣。最後の力を振り絞ってアクラを睨み付ける七罪。
「七罪、さん♥」
「あっ♥」
その頭上、眼前。どちらでも構わない。仰向けに力なく倒れた七罪に覆い被さるように、堕ちた四糸乃が全てを塞いだ。
この世の『可愛い』を全て凝縮し成形したのなら、四糸乃という存在が完成する。それほど可憐な面は変わらず、だがどうしようもないほどの淫靡、淫ら、そういうものが付与された四糸乃の顔が……ゆっくりと、七罪に近づいていく。
「四糸乃……らめ……あんな、やつ、に……」
「七罪さん、七罪さん……♥」
――――あ、これダメだ。
「んっ♥」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
察するは一瞬。堕ちるもまた、一瞬。
合わせられた蒼の少女の唇が、翠の少女の唇を犯す。唇から鼻腔を駆け抜け、唇から肺腑を満たし、唇から脳髄を焼き尽くす。
理性の一線は四糸乃のためだけにあった。その一線を四糸乃自身が犯すというのなら、七罪が抗える理屈はない。
止めようと力なく肩を押していた七罪の手が四糸乃の背に伸びる。四糸乃の身体と七罪の身体が密着し、濃厚な口付けの味だけが世界を支配した。
「んぼぉっ!♥♥♥♥」
直後、蕩けていた七罪の目が剥き出しになる――――四糸乃の尻穴から尻尾のように垂れていたアクラの一部である触手が、七罪側の尻穴に侵入したのだ。
「お゛っ♥ お゛っ♥ おぉ?♥♥♥」
「大丈夫、です……怖くないです♥ 七罪さんと一緒なら……アクラさんに、おねだりしましょう♥」
何を、どうして、という問いかけは尻穴で結ばれた二人には不要のものだ。
ずりゅ♥ずもっ♥ずりゅりゅ♥ 七罪の腸内を何か柔らかいものが押し広げ、また未知の感覚が七罪を身悶えさせた。
「ぬほっ♥♥♥ ぬおっほぉぉぉぉ……お、おっ♥♥ ケツ穴、らめっ♥♥ もれ、もれるっ♥♥ もれちゃうっ♥♥」
「お、おほっ♥♥♥ こ、これ、とっても気持ちよくて、とっても恥ずかしいんです♥ でも、アクラさんになら見られてもいいって……んほぉ♥♥」
ぶりっ♥ ぼりゅっ♥ ぶぼぶびっ♥ ぷっ♥ぷっ♥ ぷぴ〜♥
役割を終えた触手が抜け落ち、貝合わせした愛らしいマンコと肛門淫紋をヒクヒクと蠢かせ、抑えきれない放屁をひり出すロリケツマンコが上下に並んだ。
確かに〝それ〟はおねだりだ。愛する者にすら見せられない人間の恥でありながら、どうしようもない原初の解放感。それを晒せる相手になら、全てを捧げられる。
「四糸乃♥ 四糸乃ぉ゛♥♥ で、でるっ♥♥♥ でちゃう!♥ おなかいたいっ♥♥♥ もうがま、んっ♥ むりっ♥♥ ごめん、ごめんよしのぉ゛♥」
「いい、ですっ♥ いっしょに、なつみさんん゛っ♥♥♥ いっしょに、ケツマンコ、イグッ!♥♥♥ アクラ、さん、にぃ゛♥♥」
むりゅ♥
『あっ♥』
下の穴から頭を出した、蒼と翠の流動体。解放感に、二人の中の何かが致命的な音を立てて欠落した。
ハート型に切り抜かれた愛らしい淫紋尻から、猛烈な勢いのゼリー排便が行われたのは、その瞬間からだった。
『お゛、イ゛グッ!♥♥♥♥ 屈服ゼリーうんち排便、ロリケツマンコからぶりぶりでりゅうぅぅぅぅぅぅぅぅ!♥♥♥♥♥♥』
ぶりっぶりゅぶびぃ!♥♥♥ ぼびぃ!♥ ぶちゅちゅっぬちゃぁ……!♥♥ ぶりゅ、ぶぼぼ、ぶびっ!♥ ぶりゅぶりゅぶりゅりゅりゅりゅ!♥♥♥♥
恥ずべきことは何もない。隠すことは何もない。弱者になった精霊(メス)が強者の淫魔(オス)に屈する簡単な図式だ。
ひり出し千切れ落ち、飛び出し捲り上げ。二人のケツ穴から極太のゼリー排便、全てを見せる屈服宣言が下の口から存分に語られた。
「おほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!♥♥♥♥♥♥♥」
「お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ゛!♥♥♥♥♥♥♥」
生来の叫びは七罪が、尻穴の感度による下品で野太い声という点では四糸乃が優れている。
どちらにせよ、尻穴からゼリー排泄で屈服を表現した幼き精霊たちの恥辱にさしたる差はない。
「ふふ、あはははは――――最高だよ七罪、四糸乃♪」
ただその絶唱を。ケツ穴の叫びを。凄惨たる音色を、淫魔の王は極上のオーケストラを観賞しているかのような笑みで浸り切っていた。
荘厳な鐘の音の祝福。幼き姫たちが優美で純白のドレスを身に纏い、神父――に扮した何人目かのアクラ――の言葉をベールで顔を隠して聞き届ける。
「汝、ここに愛を誓いますか?」
「精霊・七罪♥ おまんこに誓います♥」
「精霊・四糸乃♥ ケツマンコに誓います♥」
言葉ほどではないにしろ淫猥な白ドレス。胸の中心、淫紋がよく見える縦の切れ込みに、外に広がったスカートと純白のTバック。無論、霊装を変質させたウェディングドレスは局部をハート型で抜き取って隠そうともしていない。
淫紋が刻まれた肥大化クリトリスには、銀色に輝くエンゲージピアス。誓いの唱和も十二分に果たされる中――――七罪と四糸乃のベールを上げた〝二人の〟アクラが、同時に誓いのキスを落とす。
『ちゅっ♥』
今までに比べれば甘く、だが深く重なる口付け。幼い少女たちの妖艶な口付けは、ただの一度では終わらない。
「はむっ♥♥ ちゅ、ちゅるっ♥ ちゅ……♥」
「んっ、ちゅぱっ♥♥ ちゅるちゅる、ちゅっ♥」
今度は〝一人の〟アクラが背伸びをした七罪と四糸乃と舌を絡ませ合い、濃厚なキスを交わし合った。四糸乃は少し控えめに、そんな四糸乃に対して、アクラに対しても素直になった七罪が積極的に。そして二人を繋ぎ、愛するようにアクラが熱く大人の口付けを。
「四糸乃♥」
「七罪さん♥」
そして、結婚式の最後は盛大に祝われる。二人の花嫁が両手を繋いで向かい合い、スカートを翻した下半身を愛する者へと突き出す。
誓いは済ませた。ならあとは、
「――――七罪のおまんこに熱いおちんぽぶっ刺して、婚姻ザーメンで幸せにしてください♥」
「――――四糸乃のケツマンコに硬いおちんぽ挿入れて、婚姻ザーメンで幸せにしてください♥」
ブーケトス代わりに、幸せの塊(白濁の液)をそれぞれ一番大事な場所に注ぎ込むだけだろう。
ずりゅっ!♥どちゅ!♥
「んっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!♥♥♥♥♥」
「んっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!♥♥♥♥♥」
お互いに隠すものがなくなった、排泄顔さえ見せあった少女たちが、ちんぽケースと化した自らの穴の刺激に耐えかね婚姻の場でアクメ顔を披露する。
「あっ♥あっ♥あっ♥ すきっ♥ 四糸乃、アクラ、すきっ♥♥ しゅきぃ!♥♥♥♥」
「おっ♥おっ♥おっ♥ すきですっ♥ 七罪さん、アクラさん♥ す、きっ、んほぉ!♥♥♥♥」
純白の花嫁たちが手を繋ぎ合って愛を叫ぶ美しい光景。
淫魔に精霊が犯される淫らな宴の光景。
「俺も七罪のこと、愛してるよ」
「俺も四糸乃のこと、愛してるよ」
囁き合い、与え合う――――鼓膜が震えて、その愛の囁きが脳髄に到達した瞬間、二人の淫紋が神々しいほどの輝きを放った。
ドビュル!♥ ドビュブリュブリュブビュルルルルルル、ブビューーーーーーーッ!♥♥♥♥
『膣内射精アクメ、おまんこ(ケツマンコ)イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥』
ただ幸福に浸る。ただ快楽に浸る。淫紋が形を変えて、二人の首に輪を作り、飼い主のための淫らな首輪となる。
いつまでもいつまでも、二人は飼われる。淫魔という逃れられない絶対強者に七罪と四糸乃は絡め取られ、堕ちて――――その口付けは、一生離れることのない絆になるのだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――――ッ!!」
怨嗟が篭った右ストレート。〈ラタトスク〉謹製の丈夫な壁に突き刺さり、七罪の手のひらが真っ赤に腫れ上がった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 四糸乃になんてことしてんのよあんたはぁぁぁぁぁぁっ! この頭かっ! この頭かぁぁぁぁぁっ! このどぐされ煩悩がっ! 不細工七罪風情が調子にのんなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
次いで、壁にヘッドバッド。あまりの狂乱に語彙力までもが低下し、七罪自身何をしているかわかっていない。とりあえずふざけた夢を見せてきた脳を露出させて破壊するつもりなのかもしれないが……途中で誰かが飛び込んできて制止をかけて無駄に痛い思いをしただけで終わると察し、ズルズルと頭を擦って滑り落ちて行った。
「………………謝ろ。土下座で。何か夢の中でしてなかった気がするし」
特別、七罪という少女に土下座の義務はないのだが、地上と天上の女神四糸乃を穢した罪として最低限の償いはしなくてはならない。高々夢の出来事に七罪はフラフラと外へ足を向けた。
手と頭から血を流して歩く少女の姿はなかなかのホラーであったが、アドレナリンが出過ぎて事を終えるまで痛みを感じることのない七罪と、今朝早くで〝少年の足音〟が前から響く以外に人気のない精霊マンション内では些細なことだった。
「……えっ?」
それは、夢で見た少年とよく似ていた。
「――――キミは可愛いよ。そう言っただろ?」
それは、夢の中で愛を囁いた少年の声そのものだった。
「ひぅっ♥♥♥♥」
プシャッ♥
ぺたんと座り込んだ七罪のスカートから、ちょろちょろと愛液が溢れた。脳髄を焼き尽くすような快感が突き抜け――――その代わりに、狂乱で自らに与えた手と額の傷がお詫びの印のように消え去っていた。
「え……へっ?♥」
七罪がぐっしょりと濡れた秘部を手ですくい、戸惑い振り向いたところでそこには何もいない。ただ七罪が子宮で激しくイッた、という記録だけが残る。
それは夢か現か幻か。その答えは、まだ誰にもわからない。
真実は、七罪という可愛らしい少女を狙った悪い淫魔がいた。夢と現の境界線で――――交わるはずのない者たちの宴は、彼女たちの記憶のみに収められた。
んー七罪って難しいからどうだろうなぁ→どの原作よりも文字が早いし地の文を容易に侵食してきおるわこのネガティブ娘HAHAHA。
というのが執筆時の感想でした。正直個人解釈の違いは出ても精霊はどの子も余裕で書ける。つかエロを書いたことない本編出身の精霊って七罪変身バージョンと最終巻限定の例外的な子くらいだな私。デアラのエロ小説で後れを取るつもりは誰にもないぞふふふふ、とちょっと自惚れてみる。
アナルゼリーは土下座と差し替えで、好きな人相手にも見せたくない排泄を見せつければ実質屈服宣言になるだろと。ドルフロと若干ネタが被る偶然があったのでその辺との差別化も測ったというのも裏話にありはしますがね。なのでなっつんの台詞は若干のメタネタである。この子のネガティブ私なりにやってますが、原作のキレはこんなもんじゃない。とことんネガるけどそれはそれとして相手の顔が良いとか可愛いとかは認めるのが七罪。認めた上で馬鹿にしたがってぇぇぇぇぇ!こんちくしょぉぉぉぉぉ!とキレるのも七罪だ。そんな七罪が崇める大天使、この世に降り立った女神四糸乃をすこれ。
感想、評価、お気に入りなどなどありがとうございます!これからものびのびとやらさせていただきます。本当にしばらくは有償リクが続きますが、私は懲りずに依頼をお待ちしております。俗物くんは依頼がある方が書き物が進むのだ。ではまた次回〜