※この作品はR-18です。

エロ短編集   作:いかじゅん

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やっぱり気を抜くと更新をサボりまくる男





五河琴里、村雨令音(無様エロ、魅了洗脳)

 

 これから始まるはずだった少年と精霊たちの戦争(デート)を紡ぐ物語に現れた【ご主人様】。彼という謎の存在は、世界の歴史を全て塗り替えてしまうほどであった。

 そんな彼が世界に降り立ち始めたことがある。そう、自分だけの組織を創ることだ。

 【ご主人様】は雌が好き。気高く強い存在が〝無様〟を晒す瞬間、愛と快楽の絶頂で本性を剥き出しにした無様な女が大好物だった。

 彼はそれを叶えるだけの力を持っていた。しかし、その力を好き勝手に振るい、全てを終わらせては楽しめない。それでは刹那的な快感だけで終えてしまう。じっくりと楽しみ、形に残るものが【ご主人様】は欲しかった。

 だから彼は無様な雌たちと踊る戦場を創りあげるべく、とある秘密組織の乗っ取りを画策した。戦場を創るため、何より集えた雌の無様を楽しむ場を生み出すために。

 

 これは【ご主人様】が精霊保護を目的とする組織〈ラタトスク〉を支配した未来から見て、過去の話。即ち――――――無様な雌たちの確定した敗北録である。

 

 

 

 

「一体これはどういうことかしら、令音。サプライズプレゼントにしては、ちょっとやりすぎよ?」

 

 強がりな態度を表にしようと、その焦りは隠し切ることが出来ずにいた。額から流れる汗が何よりの証拠だ。

 汗を拭うことも出来ず、ブリーフィングルームの椅子に後ろ手で縛り付けられた赤毛の少女。彼女はこの空中艦〈フラクシナス〉の司令官。幼いながら、この艦の全指揮権を持つ少女の名は五河琴里。だが今彼女は、部下たちの前で縛り付けられて身動きが取れない。

 クーデター。そんな言葉が過ぎった。琴里を相手にあの部下たちが、ありえない。そんな考えも彼女の頭に浮かんでいた。しかし、誰よりありえないと思える人間が、悠然と語りかけてくれば信じたくもなった。

 

「……手荒な真似をしてすまないね、琴里。だがこれも、必要なことなんだ」

 

 目元の深い隈と憂いを帯びた大人の美貌が特徴的な女が琴里に言葉を返した。足取りがフラフラとしていて、不健康で今にも倒れてしまいそうな彼女はいつも通りだ。

 村雨令音。この〈フラクシナス〉の解析官であり歳こそ離れているが、琴里のかけがえのない親友だ。

 そのはずなのだが、彼女は琴里を罠に嵌めて拘束した。部下たちと共謀し、謀反を起こした。

 

「必要、ね。この行為のどこが必要なのか、是非教えてもらいたいのだけれど」

「……君もすぐにわかる。あの方にお会いになれば、ね」

「あの方?」

 

 あの令音が心の底から敬意を払う呼び名を用いる人間。それが謀反を促した人間の正体だと、琴里は察することが出来た。

 だがどのような人物が琴里に忠誠を誓う部下と、大事な親友を誑かしたのか。敵対する組織か、それとも自分と同じ〝精霊〟か。

 答えはどちらでもなかった――――琴里の前に現れたのはたった一人の男だった。

 

「……ご主人様♥」

「な……」

 

 だが異様だったのは、男が扉を開けて現れた途端、琴里に向けられていた視線が全て彼に吸われていったことだ。

 否、視線だけではない。甘く蕩けるような声色。傅くような態度。彼以外の全てが、令音たちの中から消え去ったような盲信。

 琴里は彼が現れた瞬間、身の毛がよだつ感覚を覚えた。根源的な恐ろしさとでも言うのだろうか。言葉を交わすまでもなく、琴里は【ご主人様】を絶対的な脅威と認定した。

 

「……琴里、これでわかっただろう? 私は君のことを無二の親友だと思っている。ただ――――ご主人様は、哀れで惨めな雌である私たちを愛してくれる、誰より素晴らしいお方なんだ♥」

 

 滔々と【ご主人様】の素晴らしさを語る令音。その表情は恍惚と歪み、憂いを失った瞳は淫猥なハートマークを浮かべて彼のことを見つめている。

 それは琴里の知らない令音であり、本来ならばありえないはずの令音だ。他のクルーたち――全員女――も同様だ。

 

「そう……十分理解したわ、令音――――あなたたちを侮辱しているのは、その男ってことをね」

 

 瞬間、琴里は拘束を引き千切り炎を纏った。その焔は衣服に絡まると、琴里の姿をまるで天女であり鬼である幻想的なものへと変えた。

 精霊の霊装展開。封印された霊力の解放。本来なら決して破ることをしない琴里の全力が開放されたことで、彼女は【ご主人様】を全ての力で排除すると宣言したのだ。

 

「覚悟なさい。私の部下を……親友を。こんな風に辱めた代償は高くつくわよ」

「……ご主人様、ここは私が――――ん、了解した。それなら仮想訓練室を使うといい……んちゅっ♥」

 

 琴里の霊力解放を見た【ご主人様】は、隠されていた事実を知っていたかのように振る舞う。当てつけのように令音とキスを交わし、琴里から背を向けてその姿を消した。

 

「っ……待ちなさい!!」

 

 消えた【ご主人様】を追いかける琴里。令音たちのことは気にかかるが、彼の目的が琴里ならば一旦は問題がないはずだ。令音たちを操って琴里を拘束したのだから、用がないとは言わせない。あのような男を放置する方が危険だと、令音との会話で聞こえてきた〝仮想訓練室〟を目指した。

 顕現装置と館内設備を併用することで様々な環境を再現できるその場所は、この世界の現代において類を見ない技術であり、強度の関係で全力の琴里が暴れてもある程度は耐えることが出来る場所でもある。そこをわざわざ好んで選んだのは、霊力を解放した琴里と戦う意思があるということ。

 事実、天宮市の街並みに変化した仮想訓練室に琴里が転移すると、彼は仁王立ちで彼女のことを待ち構えていた。かかってこい。そう言わんばかりの立ち振る舞いは、令音たちを操った卑怯者とは思えぬ威風堂々としたものだった。

 

「――――〈灼爛殲鬼〉」

 

 琴里は油断なく武器を構えた。小柄の少女の身の丈を遥かに超えるそれは、焔の赤みを帯びた漆黒の戦斧。軽く振るうだけで空気を焼き焦がし、人が触れようものなら灰燼に帰す。

 それを人に向けて振るうことに、琴里も抵抗がないわけではない。だが、目の前に立つ男が琴里には〝人間に見えない〟のなら、彼女はその躊躇いを打ち消すことができた。

 

(精霊ですらない、未知の〝何か〟……怪異とでも考えた方がいいわね)

 

 精霊ではない、魔術師ではない。恐らく琴里の常識では計れない異質な存在。人の形をした怪異。この世で比類する者が同族以外に殆ど存在しないだろう精霊という種が、彼という者を怪異と識別する。

 アレは恐ろしい何かだ。絶対に油断するなと琴里の五感が告げていた。同時に、能力の解放によって表に出た強烈な破壊衝動がアレを壊せと叫んでいた。今日ばかりは、忌々しい破壊衝動と意見が合致したことに琴里は皮肉な笑みを浮かべた。

 

(何らかの精神制御、支配の能力を持っていることは間違いない。けれど、発動条件がわからない……なら、迷う時間も惜しい)

 

 正体不明の敵に対して効果的な手段を見い出せないのは、はっきりいって愚策だ。が、琴里には迷っている時間がない。

 不確定要素が多すぎる彼女は、身を蝕む破壊衝動が表に出る前に【ご主人様】を排除し、令音たちの洗脳を解く手段を探さなければならない。さもなくば琴里は見境なくこの艦の中で暴れ、全てを無に帰すこととなる。そうなる前に事を終わらせるには、彼が能力を発動する隙を与えない速攻を仕掛けるしかない。

 

「っ――――はぁぁぁぁぁ!!」

 

 幸いにも物理攻撃的な再生能力が活き、破壊力は精霊の中でもトップクラスの琴里。素手の【ご主人様】の攻撃は耐えられると踏み、また焔を纏う戦斧の一撃ならば彼を討ち果たせると確信した琴里が、速攻の一振を浴びせようとする――――――

 

「ぬ゛お゛ォッ♥♥」

 

 刹那、その少女の勇ましい顔から放たれたのは、成人男性顔負けの野太い嬌声だった。

 腹の底からひり出された下品な声は、時が時なら身悶えするほどの羞恥を琴里に与えたはずだ。しかし、今彼女は美しい霊装を纏って【ご主人様】と戦っている。ならばそこに在るのは羞恥だけではなく、圧倒的な無様だ。

 戦斧を振りかぶり、地を蹴って【ご主人様】に向かった琴里。けれどそこに彼はいなかった。精霊すら知覚し切れない速度を以て【ご主人様】は琴里の背後に回ると、白い和装の下に両手を潜り込ませて彼女の尻を万力のように鷲掴みにした。

 

 小ぶりな尻を大きな両手で包み込んだ【ご主人様】は、その指を巧みに動かすことで柔らかい肉の形を卑猥に変質させた。

 

 もみもみもみもみもみぃ♥

 

「おほひぃぃぃぃぃっ!?♥♥ ほひっ、のほっ♥ おっ♥ ほっ♥ おひりっ、なんれっ♥ はひぃーーーーッ!!?♥♥♥♥」

 

 それは衣服に手を差し込んで行う痴漢のような行為だが、やり方はあまりに大胆すぎた。もし仮に琴里が喘ぐことなく反撃に出れば、彼女の脚が炎を纏って【ご主人様】を蹴り飛ばしていたことは想像に難くない。

 だが琴里は出来なかった。戦闘中に尻を揉みしだかれながら、あまりの気持ちよさに『はひーっ♥』などとみっともない声を上げ、股間をびちゃびちゃに濡らしてしまったからだ。

 単に尻を揉まれているだけのはずが、全身を揉みくちゃにされているような快感を琴里は感じる。それは【ご主人様】が琴里のケツを揉みしだき撫で回すことを止めるまで続いた。

 

「はぁ、はぁ……な、何するのよ、変態!」

 

 命のやり取りをする戦いの場で尻を揉みしだかれるとは思わなかった琴里は、彼が距離を取ると片手で尻を庇うようにしながら戦斧を構えた。その仕草は非常にみっともないが、意味不明な『エロ攻撃』に激しい快感と羞恥を覚えた琴里はそこまで気が回らないようだ。

 そして琴里は、たった今【ご主人様】から与えられたものを具体的に推し量ることができなかった。如何に聡明で優秀な司令官と言えど、琴里はまだ幼すぎた。幼い少女は【ご主人様】がもたらした快感がどれほど〝異常〟であるのかを理解し切れず、彼を排除するための戦闘行為を継続してしまったのだ。

 

 琴里へ『エロ攻撃』が加えられた直後から、その場は彼女の望む戦闘ではなく【ご主人様】の望む〝無様な戦場〟へと移り変わった。

 これから先、数多くの精霊と血肉が沸き踊る戦場を盛り上げる〝予行練習〟とばかりに、彼は琴里の常識で計れない『エロ攻撃』を駆使し、いたぶるように責め立て始める。

 

「あひっ♥ きゃんっ♥ ひぃんっ♥ ば、バカにしてぇ……っ!」

 

 圧倒的な速度で琴里を翻弄し、パンツ越しに手垢がついた尻を高速で引っぱたく。一発一発に鋭い反応を返した琴里が【ご主人様】を目で追うため必死で動き回るが、その努力を嘲笑うように彼は新たな『エロ攻撃』を繰り出した。

 

「はぁ、はぁ……どこに……むぶぅ!?」

 

 度重なる尻責めに背後を警戒した隙を突き、琴里の下半身を守る和装のスカート部を束ねた【ご主人様】。琴里の上半身が和装に包まれ、焔を帯びた羽衣が外側頭上で硬く結びつけられる。

 

『むぶっ、ごっ、むぅぅぅーッ!?』

 

 顔面に頭陀袋を被らされたように和装を結ばれた琴里は、天女の如き鬼から濡れた下半身を露にしたマヌケ極まりない格好にさせられ、籠り声を漏らした。

 なまじ強固な霊装で結んでいるため、不自由な手で内側から解放することが難しい。霊装を再構築する方法も焦った琴里では取ることが出来ず、彼女は両手と視界が使えないマヌケな格好で倒れ伏せてしまう。

 そんな無防備で無様な琴里を【ご主人様】が見逃すはずがなかった。彼は琴里の濡れた下着を引き抜くと、さらけ出されたパイパンマンコにその口を当てて舐め回した。

 

 じゅる、じゅるるるっ♥ ぶぢゅぶちゅぶちゅうぅぅぅぅぅぅぅ♥♥

 

『ひっ!?♥ やっ、イグッ!♥♥♥♥ やめっ、イく、イくぅ!♥♥♥ おひ、ひぐぅぅぅぅぅ!♥♥』

 

 未通の乙女を舌根で嬲る。屈辱的な舌攻撃は女性器の全体を舐め回した後、その真下にある肛門に狙いを定めた。

 清らかで幼い乙女の不浄の穴。皺が放射状に広がった少し固めのアナルを【ご主人様】は中心から吸い上げた。

 

 ずぞぞぞっ♥ ずぼぼぼぼぼぼっ♥

 

『ん゛ッほぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!?♥♥♥♥ う゛お゛っ、う゛ほほっ♥♥ んほぉぉぉぉぉおおぉおおぉおぉんっ!!♥♥♥♥』

 

 もはや言葉も出ないのだろう。肛門が火山口の如く歪に尖るバキューム攻撃に、くぐもってもわかる琴里のオホ声アクメが響き渡った。彼女はアナルを口で吸い上げられるという汚らしい変態攻撃で、下品なケツアクメをキメてしまったのだ。

 

『ぶッ、ぐ、オォッ!!』

 

 だが、琴里は渾身の力を振り絞って【ご主人様】を蹴り飛ばす。それは司令官としてというより、人として、乙女としてのプライドが引き起こした最後の力だ。

 初めて反撃に転じた琴里は霊装を再構築し、上空へと飛んだ。

 

「はっ、はっ♥ これが、ご主人様の♥ 力なの……っ♥♥」

 

 凄まじい快楽の奔流に羞恥と屈辱を忘れてしまいそうになった。辱められているのに、気持ちいい。屈辱的な格好にされたのに、身体中から快楽が迸った。

 あまりにふざけた力に琴里は慄く。しかし、快楽を理解してもその意味までは理解できなかった琴里は、その心を蝕むモノに気づかずにいる。

 だとしても【ご主人様】の危険性は十分に理解した琴里は、上空から必殺の一撃で彼を葬ることを狙う。

 

「あなたはここで、私が殺す――――〈灼爛殲鬼〉ッ!!」

 

 巨大な戦斧が蠢動し、琴里の右腕に大砲を思わせる装備となる。その砲身は全てを灰燼に帰す必滅の炎を一呼吸で吸い上げると、地表にいる【ご主人様】を呑み込む真紅の光を解き放つ。

 天使〈灼爛殲鬼〉が持つ最大火力・【砲】。その炎が放たれれば地表は炎に覆われ、如何に【ご主人様】が琴里を上回るスピードを持っていようと逃れられるものではなかった。

 

「灰燼と化せ! メギどォォォォッ!!?♥♥♥ お゛ッ、お゛ォッ♥♥ お゛ほーーーーーーーッ!!♥♥♥♥」

 

 ――――それを放つ瞬間、琴里の尻肉を【ご主人様】の腕が割って裂いた。

 琴里が天高く飛ぶのなら追うだけのこと。極光が琴里の視界をほんの一瞬遮った刹那、彼女の背後に移動した【ご主人様】は、再構築し切れず恥ずかしいノーパンスタイルを見せつける琴里の尻臀を開き、その手を彼女の尻穴へとぶち込んだ。

 直腸を抉るような腕の挿入に琴里が空中で舌出し仰け反りアクメをキメる中、彼はその手に〝モノ〟を掴んで一気に抜き取る。

 

 ギュッッポンッ!!♥

 

「お゛ッッッッッッ♥♥♥♥」

 

 モノが引きずり出された瞬間、琴里が『ぶしゃぶしゃぴしゃあっ♥』と淫ら汁を股間から吹き出し、地表に向かって墜落する。

 精霊の身体は受身を取ることなく無傷で済む。だが『どべしゃっ♥』と地面に落ちた琴里は、顔を地面にめり込ませてぽっかりと穴を広げた尻を掲げた品性下劣なおマヌケポーズで痙攣した姿を晒してしまう。生きてはいるが、生きているから恥ずかしい。いっそ、死んだ方がマシな醜態を琴里は見せつけた。

 

 ケツ穴をみっともなく晒して痙攣する琴里の背後に降り立つ【ご主人様】。その手には、小さな赤い宝石のようなものが握られていた。とても少女の腸内にあったとは思えないそれを――――彼はこねくり回した。

 

「ぬッほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!?♥♥♥♥」

 

 途端に琴里が下品な雄叫びを上げ、突き上げた下半身から猛烈なイキ潮を噴射した。

 それは琴里、引いては精霊の中核である霊結晶を〝模したモノ〟。敢えて別の名称を言うなれば『尻子玉』。五河琴里の一部分を物理的なモノとした何か、だ。

 それをこねくり回し、形を変えるということは五河琴里を変質させるということ。それに触れるのがあらゆる『エロ攻撃』を駆使する【ご主人様】となれば、琴里が声を上げてイキ狂うのも無理はない話だろう。

 

「おしょ、ほひぃ!♥♥ かわ、変わる!♥♥♥ わだぢが、かわりゅぅぅ!♥♥♥♥ やべぇぇぇ!♥♥ んびょぉぉぉ!?♥♥」

 

 小さな宝石が形を、大きさを、色を変えていく。その度に琴里はのたうち回り、ブリッジを描き、小便を漏らしてよがり狂う。全身から体液という体液を吹き上げ、自分の中核が及びもつかない感覚に蝕まれる事実を肌で感じ、思考がイク。

 やがて【ご主人様】の手で琴里の尻子玉は全く別物になる。小さな赤い宝石は、ドス黒いハート型の玉へと変えられた。

 それを見た琴里は震え上がる。皮肉にも気持ちよすぎる絶頂で気を失えなかった彼女は、自身の〝終わり〟を悟ってしまったのだ。

 

「あ、あぁっ♥ いや、いやぁぁぁぁぁっ!!♥」

 

 琴里は羽をもがれた虫のように這いずって逃げる。しかし、そんな緩慢な動きはあってないようなものだ。燃え盛る羽衣を掴まれ、引きずり戻される。あれほど空気を焦がしていた業火が風前の灯火に見える光景だった。

 

「あ、ぅぅ……ごめん、なさいっ!♥ ごめんなさい、許してください!♥ 入れないで、戻さないで!♥ そんなもの私の中に入れないでぇぇぇぇ!♥ やだやだやだぁ!♥ たすけておにーちゃん!♥ おにーちゃあぁぁぁぁぁぁんっ!♥」

 

 ケツ穴を晒して失禁しながら最愛の兄に助けを求める。黒いリボンの誓いが完膚なきまでに崩れ去った――――そんな矮小な黒を塗り潰す漆黒の尻子玉が琴里の直腸に挿入された。

 

 ズプンッ♥

 

「ぽぴょッ♥♥♥♥」

 

 垂らしていた鼻水を吹き出し、唇を尖らせて素っ頓狂な声を上げる琴里。

 彼女は全てを察した。【ご主人様】の手でこねくり回された尻子玉が彼女の中の霊結晶とリンクした瞬間、己の過ちに気づいてしまった。

 彼の能力は洗脳や支配などではない。だから打ち破ることは決してできない。

 令音たちは操られていたのではない。彼女たちは本心で【ご主人様】に従っていた。

 

 そして、琴里はその絶対的な理由を叫んだ。鼻の下を伸ばし、虚空を見上げ、噛み締めた歯の隙間からヨダレを垂らして叫び上げた。

 

「すぎぃ゛ぃ゛ぃ゛ーーーーーーーーーッッッ!!♥♥♥♥♥♥」

 

 その瞬間、琴里の好感度は全ての上限を破壊し、彼女という存在そのものが【ご主人様】で埋め尽くされた。

 琴里の中にある大切な記憶が【ご主人様】への〝好き〟に取って代わる。

 琴里の信念が【ご主人様】への〝愛〟に塗り潰され、

 琴里という雌が【ご主人様】のために存在するモノとして成り立った。

 精霊・五河琴里の霊装が光へと還る。それは彼女という精霊が【ご主人様】に心酔した何よりの証だった。

 

「ずぎぃぃ!♥♥♥♥ ずき、すきすきぃぃぃ!♥♥♥♥ スキ過ぎてイグ、イグッ!♥♥♥♥ ご主じんしゃま、だいしゅきぃぃぃぃぃィィィィィッ!!♥♥♥♥♥」

 

 その意味を知った時、雌は【ご主人様】に屈する――――いいや、自らの意志で彼に従う悦びを得るのだ。

 

 その日、精霊を保護するために設立された〈ラタトスク〉は、たった一人の【ご主人様】によってあっけなく崩壊した。

 

 

「これより! 精霊捕獲組織〈ラタトスク〉の結成式を開催します!!」

 

 最新鋭の空中艦〈フラクシナス〉では新生〈ラタトスク〉の決起が行われていた。

 艦橋に集ったクルーたちが横一列に並び、一糸乱れぬ直立を見せる。その中には真紅のジャケットを肩掛けにした司令官の琴里まで混じっていた。

 当然だ。彼女はこの船の司令官ではあるが、それ以上に大事な立場に着いているのだから。

 

「今日この日を以て、我々〈ラタトスク〉は精霊保護などというくだらない理念を捨て、ご主人様のための変態無様ハーレムとして戦うことを誓います!♥」

「全ての雌はご主人様に捧げ、偉大なる愛をお恵みいただくことを史上の悦びとします!♥」

「……その一欠片でさえ、我々はみっともなくアクメすることをここに宣言します!♥」

「我々は〈ラタトスク〉戦闘員! ご主人様の期待に応え、粉骨砕身の心で任務に臨む雌集団であります!♥」

 

 これからは幼い司令官だろうと有能な解析官だろうと、皆が等しく【ご主人様】の戦闘員。言うなれば下級人員(モブ)の一人。ならば、琴里が【ご主人様】を崇め奉るべく彼女たちが並ぶ一角に立つのは必定なのだ。

 

「それでは、任命の儀式をお願いします!!」

 

 自分たちの信念を誓い終えた琴里たちは【ご主人様】を絶対の君臨者とした新生〈ラタトスク〉の結成式に際し、自らの立場を確固たるものとする儀式を執り行う。

 おもむろに衣服を脱ぐ。衣服どころか下着、靴まで脱いで生まれたままの姿となった琴里たちは、それを畳んで目の前に置くと【ご主人様】に差し出すように土下座をした。

 

「ご主人様、お納めください♥」

「……私たちが人間として生きていた証、ご主人様にお返しする♥」

 

 自分たちの全ては【ご主人様】のモノ。であれば〝人としての権利〟を自ら持つことは罪。

 彼女たちは【ご主人様】の言葉なくして二度とその衣服を身につけることはできない。琴里は兄にプレゼントしてもらった大切なリボンを。令音は肌身離さず持ち歩いていた傷だらけのぬいぐるみを。自分たちのどんな持ち物より大事なそれを、迷うことなく全裸土下座で差し出すことで忠誠を誓う。

 今までの自分たちに別れを告げ、ご主人様の変態無様ハーレムの雌として生きることを誓う儀式。その儀式で五河琴里や村雨令音の尊厳は踏み躙られる、否、踏み躙って欲しいと彼女たちが差し出したのだ。

 人権を返還した琴里たちに与えられたのは変態無様ハーレムに必要な戦闘員の衣装だった。

 

「「「「ご主人様に絶対の忠誠を誓います!♥」」」」

 

 ビシッ♥

 

 用意された新たな制服を着て敬礼をする琴里たち。その敬礼は本物の軍隊にも勝る素晴らしいものでありながら、その格好は女という種の中で底辺に位置するもの。

 小さなキャップとネクタイ、そしてハイレグシースルー。乳首に張り付きマンコが浮かぶ変態無様なエロ衣装。統一されたが故に無個性でありながら、個性豊かなクソダサ制服。

 

「……私たち卑しい雌ごときに、このような素晴らしいお召し物をいただけたこと、慈悲深いご主人様に感謝申し上げます♥」

「ありがとうございます、ご主人様♥ 我らハーレム戦闘員♥ 変態無様の名に恥じぬ働きをお誓いします♥」

 

 だが琴里たちは目に忠誠心と愛に溢れたハートを浮かべ、口々に感謝と隷属を誓う。無様こそ自分たちの生きる意味。【ご主人様】に悦んでもらえる変態性こそ、自分たちの祝福なのだと。

 【ご主人様】は戦闘員に生まれ変わった琴里たちに初めての命令を下す――――人の証を汚すことで別れを告げろ。

 

「はっ! 各員、ご主人様の命令を受諾、速やかに実行!」

 

 命令を受けた琴里たちは、右手の敬礼をそのままに下半身を全力で開く。両脚のみならず、くい込んだ生地をズラしてマンコを指で開いた。その先にはもちろん、彼女たちの衣服と大切にしていた私物がある。マンコから飛び出すものは、それで汚せという命令。

 

「放尿作業準備……戦闘員、膀胱制御開始!♥」

「……マンコバルブ開放、尿道ライン開通、尿意全開!♥」

 

 出すものは決まっていた。琴里たちは戦闘準備をするように大真面目な顔でガニ股敬礼マンコ開きを繰り出し、下品無様な排泄を開始した。

 

「「「「「放水準備よし!♥ 放尿開始!!♥」」」」」

 

 ぷしゃぷしゃぷしゃぁぁぁぁぁぁ♥ じょぼおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥

 

 大きな声の合図と共に琴里たちの膀胱が解放され、黄金色のアーチが艦橋に幾つも連なって飛び交う。

 それは琴里のブーツの中に水溜まりを作り、リボンを変色させる。令音の制服を汚し、ぬいぐるみに消えない染みを浮かび上がらせる。

 

「「「「「おしっこしーしー♥ おしっこしーしー♥」」」」」

 

 敬礼おしっこが彼女たちの人権を否定する。マヌケな掛け声に合わせて人格を否定する放尿は、異臭と蒸気を発して艦橋に打ち捨てられたモノを薄汚れた色に変えた。

 

「放水作業完遂!♥ 人格、品性、理性をおしっこ除菌♥ オールコンプリート!♥」

 

 己だけのハーレム戦闘員を築き上げた【ご主人様】は、その手を翳してさらに告げる――――発進準備。

 

「はっ! ハーレム戦闘員、発進準備!!」

 

 全指揮権を【ご主人様】に委ねた空中艦は、ハーレム戦闘員たちが配置につくことで発艦の準備を完了する。

 琴里が艦橋上段の司令席、令音たちが下段の席に〝ガニ股〟になり、椅子の中心に立つ〝カンチョー〟に〝肛門〟を向けた。

 【ご主人様】の指を模すことで力を帯びた卑猥な像。ハーレム戦闘員たちは真面目な顔でガニ股を揃え、期待でケツ穴を濡らす。

 

「発進準備よろし! 全指揮権をご主人様へ返還! 変態空中艦〈フラクシナスEX(エクスタシー)〉――――発進ッ!!」

 

 琴里が勇ましい声で発進を命じる。瞬間、ハーレム戦闘員たちのケツは一直線にカンチョーの先端へと堕ちていった。

 

 ズッッッッボォォォォッ!♥

 

「「「「カンチョーキクぅ゛ぅ゛ぅ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ♥♥♥♥♥」」」」

 

 轟く咆哮。無個性に揃えられた個性あるアヘ顔カンチョーアクメ。

 

 【ご主人様】に相応しい戦場を創る船が天を駆ける。未来で待つ精霊たちに彼を送り届けるために――――――逃れられない『エロ攻撃』を彼女たちに与えるために。

 

 

 to be continued……?

 

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