※この作品はR-18です。

エロ短編集   作:いかじゅん

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Twitterアンケート1位第二弾、現士実似々花様。現実のネネカ様です。初代のキャラなのに現実版の登場はリダイブからという。まあ初代のネネカ様って完全に敵ですからね……。

話し合いの末にプロットが完成した監禁調教。ちなみに竿役はキモデブです。なんかこう、キモい!的なイメージを詰めました。なので閲覧には注意です。同人誌と違ってビジュアルが出ないから何とかイメージで頑張ってね!

ちなみに1話では全く完結してません。ぶっちゃけ導入で字数使い果たしました。ワロス。





現士実似々花(監禁拘束、調教)

 

 

「……ぅ」

 

 彼女がその聡明な瞳を気怠く押し上げたのは、どれだけの時間意識を失っていた頃だったか。

 

「……?」

 

 思考より先んじて生じる反射的な肉体の反応。小学生とそう大差がない小柄すぎる体躯に、彼女は次に違和感を覚えたように首を傾げた。

 逆に言えば、首以外を動かせなかった(・・・・・・・)

 

「な……」

 

 聡明な紅色の色彩が驚愕に歪む。ベッドに寝かされた彼女の身体は、四隅の柱に張り詰めた鎖で繋がる拘束具を手足それぞれに嵌められ、全く身動きが取れなくなっていた。

 しかも所持品どころか衣服まで剥ぎ取られて少女のような女体の全てが晒されており、彼女は辛うじて首を上げて自身の恥辱姿を観察することができる程度の自由しかない。

 こうなってしまえば究極の個、七冠(セブンクラウンズ)の彼女であれ無力には違いない――――あちら(アストルム)なら容易く突破してみせる拘束であろうと、リアルの現士実似々花(うつしみねねか)には不可能なことなのだ。

 

「――――化院(かいん)

 

 ただ、それでも似々花は聡明すぎる頭脳で犯人に当たりを付け、忌々しげに唇を歪めながらこうなる前の記憶……つまりは意識を失う直前の(・・・・・・・・)記憶を鮮明に思い返した。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……」

 

 らしくもなく、似々花はスーツ姿でため息を吐いた。それは退屈などから来るものではなく、身体を動かすことが億劫である、率直な疲労からの吐息だった。

 

(さすがに今回の案件は骨を折られました……ですが、これでようやくあちら(・・・)に集中できますね)

 

 デスクに腰を預け、カールを巻いたピンクの髪に指を差し込み、身長故に少々と余る椅子の背を軋ませる似々花。その顔には普段の素面とは異なる、ありありとした疲労が滲んで見えている。

 如何な七冠(セブンクラウンズ)と言えども、純粋な生理現象、肉体的な疲労には逆らえない。VRゲーム『レジェンド・オブ・アストルム』の開発者、そのトップの七人のうちの一人、及び内閣情報調査室所属のスパイと様々な立場がある似々花はするべきこと、為すべきことが非常に多大であり、直前までその多大の中の極みにあったのだ。

 しかし、それもようやく終わったと息を吐き、彼女は缶コーヒーを手に掴み、中身が空であったことに眉根を微かに潜めた。

 

「……まったく。いけませんね、この程度のことで苛立ちを覚えてしまうとは。やはり疲労は効率を阻害します」

 

 飲み物がないのなら買ってくればいい。その程度の動きを煩わしく思ってしまった自分を戒めるように、似々花は仕方なく立ち上がろうとし――――差し出されたペットボトルに目をぱちくりとさせた。

 

「ど、どうぞ……似々花先輩……」

「……ああ、あなたでしたか、化院」

 

 一瞬、似々花は彼女のボディガードである青年を期待――こう表現すると似々花は否定する――したが、眼前に映り込んだ人物に落胆の声色を零した。

 単なる部下であったなら、似々花がこう露骨な態度を取ることはない。見た目に反して似々花の実年齢は24と大人であり、知識と相応に立ち振る舞いも大人びている。そんな似々花が振る舞いを崩すのは自身の外見を目撃し無礼な態度を取った者が相手か、はたまた不快な対象(・・・・・)であるか、だ。

 

「ふ、ひひ……仕事、お疲れ様でした」

「ええ。不衛生なあなたの顔を見なければ、気分よく仕事を終えることができたのですが」

 

 つまり、似々花が不機嫌な顔で対応する部下(・・)は後者に当たる、ということになる。

 中肉中背。見るからに偏った食生活、運動不足を見せる外観。種堕化院(たねだかいん)は、似々花の罵倒に気味の悪い笑みを浮かべて、さして気にした様子を見せなかった。それに対しても、似々花は呆れた顔で彼に僅かな思考を割いた。

 

(仕事はできるのですから、これでもう少し外観や性格がマシなら……)

 

 天才中の天才、技術的特異点を超えたシステムを作り出した七冠の一人、似々花をして仕事ができると太鼓判を押さざるを得ない才能――――似々花や七冠が言えたギリではないと自覚をしながらも、彼女は化院に不快感を示していた。

 それは何も外観だけの話ではない。その言動もである。

 

『ヒヒッ……その、キャラ……エロいですよね』

『……言葉を慎みなさい。二度目はありませんよ』

『あぁ……すいません。思わず言ってしまいまして。次からは気をつけます……ヒヒッ』

 

 アストルムのNPCデザインを担当する似々花を前にして、直に侮辱をするような内容。これが似々花を小馬鹿にするためにしているのならまだしも、彼は性根から腐っていた。

 それでも似々花の部下でいられるのは、やはり優秀であるから。今もこうして、似々花の疲労を察して飲み物を提供することから気遣いのやり方自体は間違えていないのだ。

 

「ですが、気遣い自体は感謝します。あなたにしては、気が利きいていますね」

「ヒヒッ、ありがとう、ございます……」

 

 何度も聞いた特徴的な笑いとその気味の悪い表情に辟易しながらも、部下の好意自体を無下にはしない似々花は素直に飲み物を受け取り、そのキャップを空けて口をつけた。

 余程疲労が嵩んでいたのだろう、その動作には警戒心などは見られない。化院を男としては見下しているが、仕事面や能力は割り切って評価しているという考えも、似々花の油断(・・)に拍車をかけた。

 

(マサキのようにうるさくなれ、とは言わないまでも、少しは見習って……くれ、れば……?)

 

 ――――パシャッ。

 

 その音を似々花が正しく認識したのは、だらんと肘掛に垂れた腕からペットボトルを落とし、スーツのスカートに深い水染みができた頃であった。

 

「ぁ……ぁ……」

(身体と意識……声、も……まず――――)

 

 実のところ、意識を失う似々花に失策は少ない。

 大前提として、落ちかけた瞼で似々花が見やる憎たらしい笑みの化院は、それなりの付き合いである部下なのだ。情報を抱えて警戒心が強い似々花と言えど、僅かな油断は咎められない。

 そして極度の疲労。徹夜続きで身体の不快感を削ぎ落とす時間も最低限だった似々花は、飲料を取りに行くことすら億劫なほど消耗していた。気を張っていなければ、確実に寝入っていたことは間違いない。故に、これも過失には入らない。責めるのなら、そうするように仕向けた(・・・・)対象であろう。

 

 ならば彼女の過失はただ一つ。これは意外なことに、似々花の得意とする観察を外した(・・・)結果なのだ。

 

「ふひっ、ヒヒヒッ……おやすみなさい――――似々花先輩」

 

 言動の異常。嗜好の下衆さは知っていても――――まさか、その欲求が似々花の幼く見える身体(・・・・・・・)に向いているなど、彼女をもってして夢にも思えなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(まさか、ここまで愚か者だとは……私としたことが、見誤りました)

 

 一通りの流れを思い出した似々花は、己の観察眼が鈍っていたことを恥じ入った。

 あれから何時間経った。仕掛け(・・・)はどうなっているのか――――裸で身動き一つ取れず、時間の感覚も怪しい似々花の元に、足音が響いた。

 

「っ!」

「ヒヒッ……おはようございます、似々花先輩」

 

 現れたのは無論、件の男だ。似々花が不快感を催す笑みは、この状況か或いは似々花を上手く嵌めることができたからか、より一層に気味が悪いものとなっていた。

 

「……ええ。おはようございます。この私に、実に趣味の良い待遇を用意してくれたものですね」

 

 しかし、そんな怯えにも近い感情はおくびにも出さない似々花が余裕を持って言葉を紡ぐ。

 

「狙いは私の立場ですか? 生憎、七冠(セブンクラウンズ)の席はあなた如きが座れる者では――――」

「いやだなぁ、そんなもの興味ないですよ」

「は?」

 

 ――――本当に珍しいことが立て続けに起こった。

 似々花が素で驚愕し、冷静な目をいつもは見せない大きく見開いた形にした。それほど、似々花からすれば予想外のことだったのだ。

 現士実似々花の立場を狙う者……【七冠(セブンクラウンズ)】という世界の管理者と言い替えても過言ではない立場を狙い、無謀な考えを持った人間はこれまで掃いて捨てるほどいた。それほど魅力的であり、狭い席が七人の天才たちの座る場所なのだ。

 似々花が化院の〝異常性〟に気がつけなかった。その異常性の正体を当然ながら似々花は知っている――――知っていたはずなのに、化院が縛られた似々花の足に指を触れるまで悟ることができなかった。

 

「僕が欲しいのは、似々花先輩ですよ――――ああ、最高のツルペタボディ(・・・・・・・)。ここに来てから、ちゃんと洗ってあげたんですよぉ。スベスベだぁ」

「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?」

 

 鳥肌が立つ、という生理現象を似々花は知っていた。知っていてなお、生まれて初めてその感覚を得た。そう思えるほどおぞましい鳥肌が彼女を襲い、文字通り身の毛がよだつ不快感が全身を駆け巡った。

 こんな男に触れられているという事実。こんな男に身体を洗われたという新しい事実――――この男が自分の身体をそういう目(・・・・・)で見ているという事実に、似々花は不快を面に浮かべて声を発した。

 

「……っ、化院……初めから……私を……」

「ヒヒッ、ふひっ……そう、そうですよぉ。似々花先輩から隠すのに苦労したんですからねぇ」

 

 そう。ある意味では、似々花が嫌悪を抱く彼の性格が隠れ蓑となっていた。だから似々花は化院の本質を見誤ってしまった。

 それ以上に、似々花はそういった手合いの相手を知識としては知りながら、本能的に自分ではありえない、と定義してしまっていた。

 似々花は実年齢と外見が釣り合わず、だというのにその釣り合わない外見で判断をされれば理論武装でねじ伏せてしまえる頭脳と口上手な女性だ。故に、口では気にしていないと言いながら当然のコンプレックスではあった小さな体型を愛する――――ロリコンが己の部下だったなど似々花は疑いもしていなかった。

 

「……なるほど。あなたがどうしようもない変態だということは理解しました。ですが、私にこのようなことをすれば――――――」

 

 だが、一度そういうものだと受け入れてしまえば、似々花にとって思考の構築は造作もないこと。即座に態度を毅然としたものへと変え、声を発した。

 

「ああ、大丈夫ですよ。似々花先輩が仕掛けていた〝罠〟は、全部解除してありますから」

 

 が、似々花の性格を読み取っていた化院はベッドの上で彼女を見下ろし、平然と言葉を返してくる。

 ピクリと眉根を上げた似々花に、今度は化院が口早に言葉を発した。

 

「さすが似々花先輩ですねぇ……自分に何かあった時、先輩なら必ず対抗策(カウンター)を用意して置いてあるのは知ってましたけど、知ってても解除に結構時間かかっちゃいましたよぉ。あ、仕事の方は心配ないですよ? 僕、()に顔が効くんです。ちゃんと出張(・・)ってことにしてあります」

「…………」

 

 人物的な嫌悪感を抱く相手を自分の部下に留めておいた理由――――結局、種堕化院が〝優秀〟であったから、の一言に尽きる。

 似々花が仕事はできる、と表現した通り、彼は似々花の下に付くだけの技量を持ち合わせているのだ。その手腕は似々花の拉致監禁にも遺憾無く発揮され、似々花は名実共に身ぐるみを剥がされてここに連れてこられたことになる。

 

(化院は私の〝身体〟が欲しい……そして上は私という七冠(セブンクラウンズ)の一人を飼い慣らし(・・・・・)たい。仮に化院が失敗したとしても、彼らは知らぬ存ぜぬ、トカゲの尻尾切りを実行すればいい)

 

 そしてそんな優秀な化院を従えていた似々花も、並外れた思考速度の持ち主なのだ。この全てが無力化された状況で、しかも生理的嫌悪を抱く男に触れられながら発狂することなく状況を俯瞰し、フッと笑みを浮かべた。

 

(舐められたものですね――――全員、地獄以上に苦しませて殺して差し上げましょう)

 

 化院も、そして彼に一枚噛んだ者たちを似々花は必ず追い詰め、死すら生ぬるい制裁を与えると決めた。

 似々花が用意していた仕掛けが解除されている、というのは化院のスキルからして嘘偽りはない。が、似々花には純粋な立場というものがある。いつまでも不在で通せる身ではない――――人の手を借りるのは似々花のプライドを損なう行為であるが、それ以上に化院への憎悪と嫌悪感が凄まじいのだろう。

 

「能無しのあなたにしては、見事な対応だと褒めてあげましょう。しかし、肝心の目的――――あなた如きに、私を堕とせるとお思いなのですか? 思っているのだとしたら、あなたは自分が思っている以上の愚者ですよ、化院」

 

 言って、侮蔑の嘲笑を見せる似々花。全裸でベッドに磔られた少女とは思えない、彼女の圧倒的なプレッシャー。

 似々花をして見事な対応、手腕だと褒め称える拉致監禁。が、似々花を手中に収めるには、肝心の似々花自身を堕とす(・・・)必要があるのだ。当然、似々花は何をされても(・・・・・・)首を縦に振るつもりがない。いずれ救出される時まで、耐え抜けばいいと知っているからだ。

 しかし、現士実似々花は忘れていた。否、実感ができなかった、というべきか。

 

「ヒヒッ、ヒヒッ……それにしても似々花先輩――――見た目の割りに、意外と濃い(・・・・・)んですねぇ」

「は……――――っっ!?」

 

 侮蔑の嘲笑が羞恥と屈辱の面へと書き換えられた。

 似々花はそこでようやく僅かに(・・・)実感した。性的に辱められることの意味。知識としては知っていながら、味わって初めて感じる絶対的な屈辱(・・)を。

 

「オマンコも腋もモッサリしてて……けど綺麗なピンク色ですねぇ。駄目じゃないですかぁ、僕には不衛生だって口酸っぱく言ってたのに、マン毛と腋毛を処理してないなんて」

「これは……っ!」

 

 処理をしていない、わけではなかった。いつも(・・・)であれば似々花は手入れを欠かしていない。

 しかし、休む間もない徹夜続きに加え、何日気を失っていたかもわからない状況。結果的に処理を怠った似々花の腋と秘部には、髪色と同じ毛が生え揃ってしまっていた。

 剛毛、というほどではない。だが秘部は整えられていると言えるものではなく雑に生い茂り、腋など化院が数本を束ねて伸ばして遊べるほどまで映え揃い、妙齢の女性としては不衛生と言わざるを得ないものだった。

 

(私としたことが……!)

 

 これが己の失策でなかったのなら、似々花は即座に言葉を返すことができた。だが仕事を敷き詰められ、不当な監禁下に突入させられたとはいえ似々花自身の不衛生が原因ともなれば、屈辱に顔を歪ませてしまうのも無理はない。

 しかも化院がその陰毛と腋毛を指で摘んでニヤニヤと笑っているのだから、似々花の気丈さを女性的な屈辱と生理的嫌悪が勝るなど仕方がないことだった。

 

「ふひっ、なかなか良い触り心地ですけど……似々花先輩にはツルツルの方が似合いますよぉ」

「っ……」

 

 言いながら、化院が取り出したのは剃毛用のジェルと剃刀――――どうやら生え揃った毛に興奮しきるほどではないようだ。もっとも、似々花の身体に気味の悪いこだわりを持っているだけなのかもしれないが、それでも似々花に冷静さを取り戻させるには十分だった。

 

「……ええ。少々と忙しく、手が回らなかったもので。やってくれる、というのなら感謝してあげても構いませんよ」

「ヒヒッ、恥ずかしくないんですか、似々花先輩?」

「恥ずかしい? 愚問です――――(家畜)に裸を見られて恥ずかしがる趣味は、私にはありません」

 

 全裸を晒し、不衛生な腋毛と陰毛を晒し、あまつさえ処理をされる。そんな屈辱にも似々花は屈しない。

 

「……ふひひ、ひひっ! あぁ……」

「っ!」

 

 しかし、似々花の気丈な態度に化院は笑った。口内の粘膜を見せつけ、思わず似々花の表情が歪むほどの薄気味の悪い笑みで笑っていた。

 似々花には何を考えているのか理解ができない。だが、彼自身には理解ができる――――現士実似々花という女の未来(・・)を想像し、彼は笑みを堪えられなかったのだと。

 

 

 

「……さあ、出来ましたよ似々花ちゃん(・・・)。立派なツルペタボディに慣れたお礼くらい言ってくださいよぉ」

「地獄に落ちなさい、変態」

 

 似々花にしてはまた珍しい、比喩表現を用いない直球な罵倒。

 まあ、陰毛と腋毛を綺麗に処理された挙句、己のコンプレックスを刺激されればそうもなろう。しかし、似々花の罵倒に笑みを浮かべる化院の構図は変わらず、彼女は尚も歯噛みをして耐えることしかできなかった。

 

「あぁ、本当に綺麗だなぁ……文句なしのロリマン。処女膜もしっかり……先輩の実物が見れるなんて夢みたいだぁ」

(豚に触れられているだけ……極力、平常心を維持。そうでなくとも、反応を見せなければいい)

 

 ツルツルに剃られた似々花の秘部。本当に毛が一本たりともなく、加えて体躯に見合った美しく小さな閉じた割れ目。

 そこへ不細工な顔を近づけられ、不躾な手で触れられる不快感は想像を絶する。それでも、似々花は平常心で耐え忍ぶ。たとえ平常心を失おうとも、無様な声だけは避けねばならないと己に言い聞かせた。

 

「けど……僕のを挿入れる(・・・・)にはちょっと小さすぎるから、拡張(・・)していきますよぉ」

「な――――んんっ!?」

 

 ぐちゅう♡

 

 脈絡は一言、しかも事前確認ではなく殆ど事後報告の形で、似々花の膣口に小道具(・・・)が差し込まれた。

 身体を起こせない似々花からは見えないが、それは細い棒状の器具。ローションが塗りたくられ、真っ直ぐに伸びた棒と先端が曲がった棒が似々花の膣内に侵入した。

 ローションを塗ってあるとはいえ、硬い膣口を強引に割っての挿入。それを不意打ちで二本同時に行われ、濡れた物の感覚と異物感に似々花の腰が僅かに上がる。しかし、声を殆ど漏らさなかったことに化院は感心したように笑い声を零した。

 

「ヒヒッ、オマンコ弄られたんですから、もっと声を出してもいいんですよぉ?」

「あなたのような男に何をされても、私は感じることなどありません。故に、声を漏らすことも有り得ませんね」

「そうですか、残念だなぁ」

 

 グリ、グリ♡ ぐちゅ、ぐちゅ♡

 

 己を見下し、侮蔑した似々花の言葉を聞いていながら、化院は彼女の秘部に挿入した細い棒の器具を動かしていく。

 時に深く、時に浅く。膣内を傷つけないよう細やかに、それこそ言葉通りの拡張を目指して二本の棒を一心不乱に操っていった。

 十数分ほどだろうか。彼がその作業を続けていると、膣内の肉の蠢きが激しくなり始めた。長い棒の細竿が肉に当たり、曲がった先端は肉を引っ掻き、ピタリと閉じていた割れ目、陰裂がヒクヒク♡と反応を示し――――ぐちゅ♡と、ローションとは異なる液体が秘部から溢れた。

 

「ヒヒッ、似々花先輩のマン汁……なんだ、ちゃんと感じてるじゃないですかぁ」

「単なる生理現象です。女性への知識も欠けているのですか?」

 

 にべもなく似々花は返答する。確かに秘部から膣分泌液は生成されているが、性的な興奮などありえない。ただ下手な秘部への異物に防御反応を身体が示したに過ぎないと。

 その会話からまた十数分。ひたすら膣内を棒でまさぐる拡張の作業に愛液が溢れ、似々花の極小の尻穴が濡れぼそり、彼女の意思に関わらず濃厚な雌の香りが秘部から発せられた頃。

 

「……んっ♡」

 

 膣壁の直上を曲がった棒が引っ掻いた瞬間、甘い官能の声が僅かに似々花から零れた。そして、最低限の音しか存在しない監禁部屋に、その声音と微かな身動ぎはよく響く。似々花を嬲るように言葉を使う化院が、その隙を見逃すはずがなかった。

 

「あれぇ? 似々花先輩、今の声はなんですかぁ? ロリマンコを弄られたって声を上げたりしないー、とかイキってたのは嘘だったんですかぁ?」

「誰がそのような下品な言い方を――――あんっ♡♡」

 

 煽って口を開かせた瞬間、曲がった先端が似々花の膣壁上段、ついに見つけた快感のポイント(・・・・・・・)を刺激し、彼女から本物の喘ぎ声を引き出すことに成功した。

 さしもの似々花と言えど自身の艶声に赤面し、口を覆おうとしたのだろう。しっかりと張られた鎖が鳴り、何も出来ない似々花の惨めな立場を実感させた。

 

「あっ♡あっ♡♡ や、やめ……ん、あぁっ!♡♡」

 

 先程までの我慢(・・)が崩れ、執拗な快楽ポイントへの責めに声を上げる。我慢を重ねようとしても、崩壊した壁は似々花に堪えようとして堪えられない、という屈辱を与えるだけ。

七冠(セブンクラウンズ)と言えど、人間の生理現象からは脱せられない。それは食欲、排泄――――性的な興奮も例外ではなかった。

 

「あ、あっ♡♡ んん……ふぁっ!♡♡♡」

 

 膣を執拗に弄ばれれば愛液を溢れさせ、快感を覚えれば身体を痙攣させながら声を震わせる。現士実似々花は天才中の天才、七冠(セブンクラウンズ)であり、同時に雄への肉体的なアピールという機能を含んだ雌でもあった。

 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅぅ♡と興奮の蜜液が音を鳴らし、皮肉を吐き出すはずの口からは平坦な声色とは程遠い官能の色が絶えず発せられる。しかも、化院はポイントを軽く(・・)突いているだけなのだ。

 

「ほら先輩、そろそろイキそうですよね? イク時は〝ロリマンコイキます!〟って宣言しないと駄目ですよぉ」

「ふざけ――――あぁぁぁぁぁぁっ!?♥♥」

 

 品格の文字を感じない命令に従うはずがない、と低い声を荒らげた似々花が、首を逸らして声高に叫びを上げた。

 恐らく、冷静沈着な似々花が数年、下手をすれば十数年発したことがないであろう激しい悲鳴。軽く小突く程度だった快感ポイントを棒の先で執拗に擦られ、似々花の脳に耐え忍んでいた思考が焼き尽くされるような快感が溢れ返った。

 

「ほらぁ、Gスポットは気持ちいいでしょう? オマンコイク、オマンコイクー、でもいいですよ。ちゃんと絶頂は宣言してくだちゃいねー、似々花ちゃん♪」

「ば、ば、あっ、あっ♥♥ んんっあぁぁぁあぁぁぁっ!♥♥♥」

 

 馬鹿にして、か、馬鹿にしないでください。どうであれどちらであれ、似々花に言葉を発する余裕などない。心底馬鹿にし尽くされた揶揄に、唯一の自由である反抗の言葉すら使えない。声は快感を覚え、何とか逃れようという悲鳴に変換され、化院を招き入れるようにおっぴろげにされた股は自然と浮き上がり始めて――――

 

「あ、んあ――――あああああああああぁぁあああああああああああーーーーーっ!♥♥♥♥♥」

 

 ぷしゃぁ♥

 

 秘部から愛液が溢れ、似々花の聡明な思考が真っ白に塗り潰された。反り返った顔の瞳からは理性というものが失われ、閃光のように散る快感の光だけが似々花の視界となる。

 

「はー♥ ……は、はひ……はー♥」

 

 ちょろっ♥ちょろろろ♥と愛液の漏らしが滴り、似々花が恥も外聞もなく必死に荒れた息を整える。そうせざるを得ないほど、与えられた快感はこれまでに感じたことのないものだったのだ。

 絶頂、アクメ。やはりどのような表現であれ、似々花が化院にイカされた(・・・・・)という事実に変わりはなく、あまりの屈辱に正気に返った彼女の目尻には涙が浮かんでいた。

 

「あぁー、もう何してるんですかぁ」

「ひっ!?♥♥」

 

 ぐちゅぐちゅぐちゅ♥♥

 

 しかし、そんな余裕も膣の前壁を再び擦り出した棒の動きと音に押し流されて消える。ついでに言えば、もう一本の棒も彼女の秘部を拡張せんと小さくはない動きを見せ始めていた。

 

「教えたことは守ってくれないと困りますよ。仕方ないから、ちゃんと絶頂宣言できるまで、ずっとイカせて(・・・・・・・)あげますよ、似々花先輩♪」

「あっ♥あっ♥ あ、あっ、あーーッ!?♥♥♥♥」

 

 ――――プシャッ♥

 

 響く少女のような悲鳴と絶頂の水飛沫。知的な現士実似々花という女が、快楽によって剥き出しにされたその雌の声。

 

(わ、私が……イクっ♥♥ あ、イクゥ!?♥♥♥♥)

 

 そんな初めて得る快楽でさえ、まだ序の口であることを似々花は知らない(・・・・)

 知識にあっても経験がなければ、知ったとは言えない。絶対的な存在だったはずの現士実似々花が、見下していた男に飼われ(・・・)――――生娘の虚勢を剥ぎ取られるまで、一体どれほど耐えていられるだろうか。

 

「ひぁぁぁぁぁあぁああぁあぁぁっ!♥♥♥♥」

 

 よがり狂う雌だけが、その限界を知っていた。

 

 

 






短編の導入編で1万近くの文字を使うなってそれ1……まあネネカ様の現実版だから仕方ないね!!私は開き直るぞ!

というわけで何か最近普通のエロ小説みたいな作りと書き方してるね、とか思ってるいかです。みんな前みたいなダイナミックなのとこういうネチネチしたのどっちが好きなんでしょうね。ちなみに私の手癖はほぼ後者だと思ってる。むしろしつこ過ぎる気すらしてるけど癖だから仕方がない。
陰毛と腋毛は意見と解釈一致でした。生やしてどうするかなーと考えたけど、ロリコンなら剃るよね!という展開に。似々花様に腋毛生えてて陰毛が若干ボーボー気味とかめっちゃ勃起してゲッフン!!

感想、評価、お気に入りなどなどありがとうございます!そんなこんなで続きます。これ前編後編で収まんなくね?と私の直感が囁いているので多分3話くらい……?ただ連続で書くかはわからんシャナ方式にしました。や、マジで書きたいのが多い。Twitterアンケートも定期的に取っていきたい。というかこの方式なら前編だけ完成したフェルト投げていい気がしてきた。更新空いた時に投げます。
モチベ的には昨日辺り体調悪くして普通に止まったのが痛てぇとか思えるほどです。評価もらえば貰うほどホクホク顔で書いちゃいます。めちゃくちゃ嬉しいです。
次回は書けたらリクから空の境界のふじのんを書いてみたいなぁとか。ついでにこの後書けそうな原作をリクボにまとめて置こうかなとかも思ってます。ではまた次回〜
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