※この作品はR-18です。

エロ短編集   作:いかじゅん

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これ書いたの1ヶ月前なの時の流れを感じる。かなり気合いを入れて書いたド直球なチン負け天城さん+趣味で犠牲になった長門です。何かFANBOXにオマケがあったような気がしますので気が向いた際にでもどうぞ。






天城、長門(調教、快楽堕ち)

 

 パチン、パチン。碁盤を小さな駒が叩く。慎重に、正確に。彼女の指は冷静かつ冷淡。だからこそ情だけに流されずあらゆる策を練り上げ、形にすることができる。

 けれど、そんな彼女――――重桜・巡洋戦艦天城の策は棒銀。単純な故に強力であり弱所ともなり得る。犠牲を前提とした戦術の構築。

 

「……やはり、これしかありませんね」

 

 そして棒銀の役は自らの妹でも、時代を担う彼女でもない。身体だけが生き長らえ『KAN-SEN』としての先がない、彼女自身。

 重桜の参謀としてこのような策しか出せない不甲斐なさを、この身を以て精算する。

 

「天城お姉様? どちらへ……」

「入用ができました。少し、出かけてきます」

「でしたら私も」

 

 襖を開けて外へと躍り出れば、彼女そっくりの顔をした赤城が不安げな表情で名乗り出る。そんな赤城に心配をかけまいと天城はふわりと微笑み、彼女の頭を撫でることで収めた。

 

「いいえ。加賀がここを訪ねてくるでしょう……留守を頼みます。ああ、くれぐれも仲良く、ね?」

「う……わ、わかりましたわ。身体に気をつけて、お早いお帰りを」

 

 さすがにゲンコツは懲りていると見える態度だが、本人を目の前にした際の売り言葉に買い言葉が見えている。できるだけ早い帰りを、という言葉には同意したい天城だったが、上手く言葉を濁すことで騙し通す。

 

(早く……それは、無理でしょうね)

 

 全ては『あの方』次第ではあるけれど。天城の足取りは虚弱を差し引いても軽いとは言えない。しかし迷いはなく、何度も思案した策とも呼べぬ物を歩みという形で天城は遂に再考することをしなかった。

 

 重桜の総本山。総旗艦であり神子、祭事を取り仕切る御狐(みこ)として奉られる少女の主城――――そのさらに裏側に天城が足を踏み入れた。

 和風な作りは変わらない。が、この場を知っているのは重桜の中でも極一部の人間のみ。中にいる少女や重桜の参謀、つまりは天城。将来的には赤城や加賀も知ることにはなるだろうが、少なくとも天城は良い顔を出来なかった。

 

「夜分遅くに失礼いたします。天城です」

『――――ほう、珍しい来客だな』

「っ!」

 

 背筋が凍る。襖の前で膝をついた天城の狐尾。加賀との対局などでは得意げに立てられるその尾が、緊張のあまり力なく地に伏せる。

 声は薄い壁の一枚を繋ぐ通信機からだ。天城が慄いた声すら生のものではない。特殊な技術で防音されたこの部屋は、外からの声を通し中からの声を防ぐ。

 

『入れ』

「はい。失礼しま……っ!?」

 

 つまり、どういうことかと言えば。男の相手がどれだけ〝暴れて〟いようと、外に漏れることはないということになる。

 

「お゛ッ♥♥ お゛ッお゛ッお゛〜〜〜〜♥♥♥ おぐっ、おぐおぐおぐぅぅぅぅ♥♥♥♥」

 

 たとえば、敷かれたベッドの上に汗と愛液を撒き散らし、後背位で突かれる幼き少女のケダモノ声も、この瞬間に至るまで一切外には漏れていなかったということだ。

 

「長門、様」

「んおぉぉぉぉ……お゛ぅ゛♥♥♥ そ、そこっ、よわ……あ゛ぁぁぁぁぁぁ♥♥♥♥」

 

 天城の姿など彼女には、長門には見えていなかった。まだ幼い裸身を晒し、結合部から見える巨大な魔羅を小さな秘所に咥え込んでいる。顔は、あの気丈に振る舞う神子としてのものでも、年相応になる子供のものでもない。

 

「すまないな。俺の女(ペット)が騒がしいか。少し黙らせよう」

「っ!? いえ、そのような――――」

 

 天城に語りかけているようで、天城の静止など聞きはしていなかった。長門の細い腰を掴んでいた彼の手が振りかぶられたかと思うと、一瞬にして小さな果実に叩きつけられた。

 

「ふんぎぃ!?♥♥♥」

「ふん? さらに騒がしくなったか。まあ許せ」

「……っ」

 

 天城は息を呑むことしかできない。ある程度は想像をしていた。果たして、この男が何をしているのかを。重桜の秘中、その奥底で行われるものを天城は思い描いていた。

 結果は想像以上。整った顔立ちに筋肉質な身体の男は、一見して紳士的にさえ見える。だが、本質は違う。彼は重桜の神子を捕まえて女(ペット)と称した。さらに飼われた少女は尻を殴打されながら、痛みに目を見開きながら――――喜悦の声を吐き出していた。

 

「さて……俺に何用だ、天城」

「…………」

 

 じろりと目で嬲られる。未だ彼の身体は長門を抱いている。荒々しく猛々しく、幼かろうと女であろうと彼女を性欲処理のモノとして扱っている。

 そして、天城を見る目も同じだ。思わず呼吸すら失ってしまいそうな雄の目つき。見惚れるような雄の肉体。長門の女性器と結合しながら形をしっかりと見せつけるあの――――

 

(……呑まれては、いけませんね)

 

 一瞬、身体の中心に溜まりかけた熱を天城は息を吐いて追い出す。その熱の溜りが一体どこのもので、何を見てそうなってしまったのかを考えず彼女はゆっくりと頭を下げた。

 

「僭越ながら、あなたに……〝総指揮官様〟に、再考いただきたいことが」

「言ってみろ」

 

 総指揮感。重桜の神子をモノのように扱う男を崇める。心の底から覚える冷静でない感情を捩じ伏せ、天城は頭を垂れたまま言葉を継いだ。

 

「――――加賀の〝解体〟を、取り止めていただきたいのです」

 

 それは、重桜の未来を願う者の真摯な言葉であった。それを聞いた男は何を思ったか唇にニヤリと笑みの形を作り、声を返す。

 

「決定事項だ。これからの時代、改装に反抗する戦艦は必要ない。あの跳ねっ返りの返答など目に見えている。なら、手間を掛けない方が重桜の利になるだろう」

「それを、どうか……!」

 

 時代の転換は急性だった。セイレーンの筆頭。青い海を駆ける艦船を集結させたアズールレーン連合。そんな中、加賀は強者たる自分に固執して空母への改装を拒絶する……と、男は予想していた。天城も同意見だ。だからこそ、KAN-SENとしての自身に残された時間を使って加賀を諭す策を練っていたのだ。

 だが、男はその時間を与えなかった。組織に必要のない癌は即刻排除。彼にはそれだけの権限があった。上との繋がりがあり、力がある。それこそ長門をモノのように扱う絶対的な力が。

 

「どうか、どうかお願いします。私が、天城にできることならどんなことでも助力いたします。何卒、ご再考を」

 

 無論、天城はその流れに抗おうとした。彼をどうにかして排斥できないか、とさえ考えた。しかし、天城が練った策は尽くが壁に阻まれた。まるで大いなる意思が無駄なことは止めろ、抗うなと天城を諭すようにその権謀術数を無に帰したのだ。

 それほどまでに男は強大だった。時間がない天城に彼を切り崩す策は残されていない。ならばどうするか。その力に取り入り、籠絡を狙えばいい。艦船の生きる道さえ自在に操れる彼を誘惑し、天城が伯楽の役目を担うことさえできれば加賀、ひいては重桜の未来を開くことができる。

 

「ほぅ……どんなことでも、か」

 

 問題は、天城が彼の行いに耐えることができるか、だ。

 天城がこの策を最後の砦とした最大の理由。それは、堅牢な守りで並の者では近づくことも叶わない重桜中核の長門。彼女を文字通りペットにして弄び、事実上重桜の権力を全て握った彼の力を見極めることが、天城の聡明さを以てしてもできていないことが要因だった。

 一体、彼はどのようにして総指揮官という重鎮に着いたのか。天城の目すら欺き、どのような力で重桜中枢を制したのか。それを計らずして天城は懐に飛び込むしかなかった。棒銀とは名ばかりの苦渋の策だ。

 

「はい。どのようなことでも……」

 

 追い詰められた策謀の将が巡らせる最後の計略。女という身体を使った、男に対しての特効。

 頭を下げて起死回生を願う天城は気づかなかった――――男の顔は、まさにそれを待っていたと言っていることを。

 

「……いいだろう。おまえの働き次第では、再考もやぶさかではない。この女とその随行だけでは物足りなくなってきたところだ。おまえのような女体を使用(つか)うのも、まあ悪くはない」

「あ、ぁぁ……♥」

「っっ!」

 

 ずるり♥ こぷっ♥ 肉棒が膣内から音を立て引き抜かれ、少女に似つかわしくない淫靡な表情で名残惜しげに長門がベッドへと倒れ込む。

 大きい。体液でべっとりと濡れた男の肉棒の全容は、頭を上げた天城が生唾を呑み込む存在感を有し、長門から溢れるほど精を注いでいるにも関わらず一切の衰えが見られない。それどころか、天城という新たな雌の匂いを嗅ぎ一層滾っている様が見受けられた。

 

「ありがとうございます。では」

「ああ。しかし頭を下げて頼むのなら、もう少し〝らしい〟格好があるだろう?」

 

 立ち上がりながら言葉をかける男に天城は僅かに表情を強ばらせた。が、覚悟はしていたとばかりに、彼女もまたゆらりと立ち上がる。

 けれどそれは男のように上位に立つためではない。むしろ逆。青紫の瞳を並々ならぬ覚悟で揺らめかせながら、天城は己の装束に手をかけた。

 

 天城によく似合う赤と紺の着物。栗色の長髪との調和があまりに見事だ。だが、これから始まる戦の装束としては似つかわしくない。

 衣擦れの音を立てて着物が落ちる。肉欲を唆る天城の女体がボディタイツ越しに露になる。

 

「くく、虚弱というには些か似合わぬ胸だな?」

「……ぅ」

 

 僅かに声が出かかり胸を抑えかけるが、グッと堪える。経験豊富な天城も、面と向かって自らの巨乳を揶揄されたのは初めてのことなのだろう。公開露出をしていくはしたなさも加え、常に妖しい微笑みを蓄えた面に朱色が走る。

 ここで退き、恐れを見せてはならない。地面に落とした着物の中にボディタイツを付け加え、天城の豊満な胸が顕となる。夜も更け始めた中、仄かな明かりに照らされた巨乳は見事なハリを持ち、肌色と異なる中心の色を曝け出す。

 

「残すは褌(ふんどし)か。この国の雌はなかなか良い趣味をしている」

「…………」

 

 不躾で聞くに絶えない評論は緊張で聞き流すフリをして、天城は残った白い腰布をしゅるりと引き抜き、余すことなく女の全てを晒した。

 

「策謀で引きこもることなく、自らも前線に赴く……そんなおまえらしい見事な女体だな、天城よ」

「……お褒めの言葉、嬉しく思いますわ」

 

 虚弱体質を抱えるにしては似合わない。そう評価された天城の肉体は、言い換えてしまえば女として優れているということになる。

 豊満な肉胸。細い腰のクビレに丸みを帯びた巨尻。栗髪を程よく蓄えた股間部には、雌を象徴する割れ目が魔羅と対峙するように座している。性的な魅力を詰め込んだ女体。ここより外の言葉を使うならグラマラスというものが相応しい。

 弱った身体でよくこのようないやらしい身体を持っていたものだ。暗にそう褒め称えられ、天城は複雑な嫌悪をひた隠しながら頭を下げる。そのまま、彼女は膝をついた。三つ指を突いた。身体を折った。

 

「総指揮官、この天城の身体をあなたに捧げ……」

「違うだろう?」

 

 重桜の正式な土下座。それも全裸で行われる全てを投げ打った美しいまでの屈服。だが、天城のプライドを捨てた全裸土下座を彼は易々と踏み躙った。

 

「ぎ……っ!」

「俺が欲しいのは策を巡らせるおまえじゃない。その策を巡らせる頭で、俺に媚を売る女(ペット)の言葉だ。わかったか?」

「はい……承り、ました」

 

 踏み躙ったというのは比喩表現ではなく、全裸で土下座する天城の頭を足裏で踏みつけた。そうして天城の頭脳を評価しながら、その頭脳で媚びて見せろと言い切る。大切な部分はあくまで言わせる。女癖の悪さ以外に、性根の腐り具合も再評価せざるを得ない悪辣さだ。

 

 ポタッ♥

 

「っ♡」

 

 足蹴にされた天城の眼前、垂れた頭の先に水滴のようなものが落ちた。水滴にしては粘り気があり、生臭く鼻につく。それがどこから滴ったもので、どうしてそのように疼くのかは、天城には理解できないしする必要はない。

 ただ一時、男を籠絡できれば良い。それだけを考えて彼女は思案を巡らせた。言行から成る彼の嗜好。求められる己の言葉。

 今一度頭を垂れる。狐耳を閉じ、狐尾を沈めた。全身を見下されるように完璧なまでに畳んだ。

 

「ご主人様♥ どうか、その立派な魔羅でこの天城のだらしない身体を、躾てくださいませ♥」

 

 決して、断じて、彼に屈したわけではない。尻尾を振るフリをして彼を探り、掌握するためだ。屈辱感に耐え、重桜の暗雲を自らが切り開く――――ポタッ♥ 天城はどこからか響いた水音の存在を見て見ぬふりをして、男の手に堕ちたのだった。

 

◆

 

『天城姉様、いらっしゃいますか?』

「っ……赤、城?」

 

 不味い、と襖を隔てた部屋の内側から、いつになく慌てた天城が赤城に向かって声を発する。

 

「ごめん、なさいっ。今日は、少し……けほっ、けほっ。体調が、すぐれ、な、くぅ♥」

『な……お待ちください。今私が』

「だめっ!♥」

 

 襖から見える僅かな影が肩を震わせた。それほど、天城の声が驚くほどに轟いていたのだろう。理知的で穏やかな天城らしさのない、余裕が見られない声。

 

「大丈……夫♥ けほっ、養生していれば……きょ、今日は一人に、して……っ♥」

『……わかりましたわ。必要なものがあれば、すぐに赤城が参ります』

「あり、がとう……赤、ぎぃ♥♥」

 

 ぐちゅっ♥♥ 粘液が絡み合い、ビクリと跳ねた天城の反応は、幸いにも薄い戸を挟んだ赤城には伝わらずに済んだようだ。よくバレずに済んだものだ……後背位で深く男と繋がった、ふしだらな交尾の姿で。

 

「なかなかの演技だったな?」

「お戯れ、をっ♥ 事が知れてお困りになるのは、総指揮官様、ですわ……あぁっ♥♥」

 

 パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥

 

 人が去った天城の部屋に激しく響き渡る肉と肉の音色。天城の柔らかい尻肉が男の腰肉に弾かれ、幾度となく波を打つ。その都度、敷布団に這った天城の嬌声が混ざり合う。

 几帳面な整理が行き届いた天城の自室。病床に伏すための場に充満するのは、雄と雌の強烈な臭い。互いの粘液は一晩中乾くことなく淫靡な音を響かせている。そう、天城の自室に押しかけた総指揮官は、有無を言わさず彼女と盛りあった。それも一晩中、赤城が来るまで激しさを衰えさせることなく。

 

「どう、して……私の、部屋で……このような場所より……あっあ♥♥」

「何、この部屋でする方が楽しめる。おまえはただ、俺の女らしく喘いでいればいい」

「あ、あぁぁぁぁぁ!♥♥♥」

 

 ――――彼が何を考えているのか、天城には理解ができなかった。

 表向きには屈服したあの日から、男が天城を求めない日はなかった。わかったことは、一晩中盛りあっても留まることをしらない性豪であること。本当に女側をペット、愛玩動物くらいにしか感じておらず、配慮など全く行わないこと。さらにもう一つは、天城が今まさに感じていること。

 

(この、方……私の、弱い、部分……をっ♥)

 

 上手い。天城が夜伽の経験を持たないにしても、ただひたすらに彼は性交上手。睦言で誤魔化す暇を与えず、策謀を巡らせる女に戻る隙を与えず、天城を〝雌〟にする。

 

「あ、ふぁっ♥♥ ふ、おぉぉぉぉ〜〜〜〜♥♥♥」

 

 たとえば天城の膣内に収めた魔羅を引き抜く動作一つを取ってもそうだ。素早く大胆に思えて、その実天城の膣壁を丁寧に繊細に擦り捲り、彼女に途方のない快感を与えてくる。気づけば漏らすまいとしていた天城の声は、発したことのなかった野太い嬌声に様変わりしてしまっていた。

 

「お、おぉぉぉ……ん゛お゛ぉ゛ッ♥♥♥♥」

 

 どちゅんっ♥♥♥

 

 そして戻す。あるべき場所となった天城の奥、子宮口まで容易に届く絶大な肉棒を押し戻され、天城は背筋を反ってさらに野太い絶叫を響かせた。

 これも真夜中から数えて何度目のことか。数え切れないほど白目を剥き、舌根を突き出して首を反って絶頂する。今なら、あの日の長門が何を感じて何を思っていたのか天城にも理解ができる――――何も、考えられない。

 策を巡らせることも、男の真意を手繰り寄せることもできはしなかった。天城に許されるのは男の魔羅を受け入れ、男の魔羅に突かれ、男が望むままに官能の声を叫ぶこと。

 

「果てる際はどう言うか……あの小さな雌ペットならともかく、おまえなら二度は教える必要があるまい?」

「お゛♥♥ お゛ぉ゛ぉぉ……っ♥♥♥」

 

 あとは男の言葉。虚弱な天城がいつ事切れてもおかしくない獣の交尾。だというのに、何故か倒れることも男の言葉を聞き逃すこともできない。子宮口にグリッ、グリィ♥ と亀頭を押し付けられて天城の視界が明滅する。脳髄が快楽物質で染め上げられ、あの一瞬に聡明な頭脳が白い奔流に呑み込まれた。

 

「お゛ぉ゛ッ♥♥♥ イクッ、イグゥ!♥♥♥♥」

 

 快楽の垂涎が飛び散る。上の口からも、そして下の口からも。盛り合う雄と雌の体液が床に伏せる行為を否定し、寝床を汚し尽くす。

 初めは『果てる』や『達する』で誤魔化していた。しかし、その苦渋の策はたった一日足らずで下品な嬌声か喉奥からひり出す絶頂宣言に取って代わられた。子宮をグリグリと潰すように嬲られるだけで、天城はイッてしまう身体にされた。

 元々から天城の身体が感じやすいのか。それとも――――彼の魔羅が特別なのか。

 

「良い。頭の良い雌ペットは久方ぶりだ」

「おぉっ♥♥♥ あっ、おっ♥ あっあっあ♥♥ おぉぉぉーーーーッ!♥♥♥♥」

 

 そんな馬鹿げたことがあっていいはずがない。掠れた思考から浮上した世迷言を沈め、天城は彼の魔羅に突かれるだけの女(ペット)でい続けた。いつか、彼を掌握するチャンスが訪れるその日まで。

 

 意外なことに、そのチャンスは巡っていた。一ヶ月。永遠と刹那を両立する矛盾した感覚、快感を与えられた天城。ひたすら男に抱かれ続けるのみだった彼女の生活は一変した。

 

「こうした女の胸を味わうのも久しい。あれらはメスマンコとしては優秀だが、おまえのようなデカ乳はないからな」

「……そういった物言いは、殿方としてお控えした方がよろしいかと思われますわ」

 

 男の無骨な両手が背後から天城の胸を揉みしだく。男の大きな手を限界まで開いて鷲掴みして、それでも一度に全ては扱えない肉の塊。人体の脂肪という成分は変わらないというのに、男を惹き付けてやまない魔性の果実。

 

「ふん。ケダモノのように喘いでいた女がよく吠えるようになった。得意の余裕が出てきたか?」

「いえ、そのようなことはありませんわ。天城は、あくまで総指揮官様の手の中に……」

 

 だが、そのお陰で時間を稼ぐことができている。天城自身が望んだわけではないが、少なくともこの男が弄ぶ豊満な胸に感謝の意を示していた。

 男の腕に抱かれている現状は変わらないが、魔羅に性感帯を突かれるよりは思案も阻害されない。男の言葉に余裕を持って返すことができている。天城を求めながら、その心で何を望んでいるのかは相変わらず読めないが、これで機が熟す時間を稼ぐことができるだろう。

 

 そう未だに男を甘く見ていた数日前の自分に、天城は激しい叱責を加えたい気持ちでいっぱいになっていた。

 

「ふ……くっ、ふぅぅ……ふぐっ♥♥」

 

 性感帯でないのなら? 馬鹿なことを言う。脂肪の塊だからと考えていたのなら、参謀が聞いて呆れる愚かしさだ。

 今、男の手が天城の脂肪を揉みしだいている。指の内側が蠢き、天城の考える脂肪にくい込んでいる。たったそれだけだというのに、天城は口の端から涎を垂らしながら喘ぐ声を無理やり塞いでいた。

 

「どうした天城、今日はやけに口数が少ないな。得意の戦術を披露してくれるんじゃなかったか?」

「っ……も、もうし――――――」

 

 余裕のなさを露呈させてはいけない。もはや手遅れだと明らかな思考で口を開いてしまうほど、天城は胸への愛撫だけで態度を取り繕えずにいた。

 そして、天城が口を開いた瞬間、柔らかい乳房が力強く握り潰される。

 

「おぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜♥♥♥♥」

 

 雌の声。幸いにも今日は外に漏れる心配のない奥の間での情事だ。両胸が変形するほど握り潰され、チカチカと明滅する目を見開き、男を背にして座り込んだ股座から水を吹き上げる無様な絶頂を晒したとしても、誰に見咎められることもない。存分に声を伸ばし、飛沫を潮吹きに合わせながらイキ果てれば良い。

 

「ふ、ふーっ♥♥ ふぅぅぅぅ……ひぃんっ♥♥♥」

 

 息を整えようとして荒くなる。荒くなった息の隙間を捉えられ、今度は胸の先端を軽く指で弾かれる。

 

「デカ乳の乳頭もいい感度……策謀を巡らせるより、女の身体を行使した政の方が向いていたな、天城?」

「譫言、を……おぉっ♥♥」

 

 本当に譫言だろうか。熱に浮かされ、自覚がないのはどちらだろうか――――臀部に擦り付けられた魔羅は、果たしてどちらの意思で距離を詰めているのだろうか。

 その答えを出せず、天城の時は過ぎる。あれほど惜しかった時は緩慢に流れて、また一ヶ月。

 

「――――あっ♥ あぁぁっ♥♥♥ 主、さまぁ♥ あっあっあぁ♥♥♥」

 

 性交の間には雌の声が響いていた。絶倫と久方ぶりに交合う喜悦の声が鳴り響く。ただしそれは、天城のものではなかった。

 

「主様♥ 余を放っておくなど酷いであろう♥ もっと、もっとその魔羅を……」

「そう吠えるな。俺がペットをどうしようが、俺の勝手だ。特に、教えられたこともできないような不出来なペットの願いを聞く理由はないな?」

「ご、ごめんなさい♥ 余は、余はご主人様の雌ペット♥ 焦らされマンコでおちんぽを楽しませる、ロリオナホ♥ たくさん、可愛がって……ください♥」

 

 パン、パンッ♥ 数十日ぶりに交尾の活気が取り戻され、幼い少女が正常位で抱かれて媚を売っている。それが連合艦隊司令のKAN-SEN、長門であることに疑問はない。

 

「……っっ♥」

 

 激しい情事を見せつけられながら、ただ座って動くなと命じられた天城は疑問にも思えなくなっていた。一月よりさらに前、長門とは共に獣の声を上げていた仲であったのだから。

 しかし、今の扱いは雲泥の差だ。長門は恍惚としたトロ顔で彼に抱かれ、片や天城は部屋の隅に全裸で正座。あれほど天城に執心であり、長門の貧相な身体を乏していたにも関わらず、今は見向きも――――――

 

(……私は、何を思案して……)

 

 いいや、それで良かった。抱かれず、身体を甘く嬲られることもない。これで彼を掌握する方法を思案できるというものだ。

 天城は目を閉じて思いに耽ける。重桜の未来を思えば、周囲の音など雑音に等しいものとして扱える。彼女に必要なのは、その頭脳から成る権謀術数。重桜の策謀を担う天城であれば容易いはずだ。

 

「…………」

「あっあっ♥♥ あぁぁぁぁぁっ♥♥♥♥」

「っ……」

「くるっ♥ おく、にぃ……きて、るぅ!♥♥ 一ヶ月ぶりのおちんぽ♥♥ 人前でもおまんこ濡れて我慢できなかったの♥ おちんぽ欲しくてたまらなかった♥ やっときてくれた♥♥」

「……っっ♥」

「おっ、おほっ♥♥ おほぉぉぉ〜♥♥♥ しきゅーにきてる♥ おちんぽびくびくして、膣内に……きてるぅぅぅぅぅっ♥♥♥♥」

「〜〜〜〜〜〜っ♥♥♥」

 

 集中が乱れる。思案は何も浮かばず、天城の頭には長門の至極の悦びしか届かない。今の天城には、その快感が酷く理解できてしまった。

 荒々しく一ヶ月抱かれて続け、天城の秘部は彼の魔羅に染まった。それから一ヶ月胸を嬲られ続けた。当然だが、彼はその一ヶ月一度足りとも天城の秘部には触れなかった。天城も日夜問わず求められ、自ら慰めるなど考えもしなかった。

 その結果が今身を結んでいる。彼が痺れを切らすという考えは、長門や他の雌ペットの存在に潰えた。膝の上で湿った両手を開き、太股と鼠径部に水を浮かべた秘部を掻き毟ってしまいたい。そんなことはいけない。彼を掌握する手を考えなければ。そうだ、彼の行為を告発すればいい。その愚かな策を見抜かれれば、彼はお仕置きとして自分を抱いてくれるかも――――――

 

「っ!?」

 

 ハッと伏せた目を開けて、天城は自らの思考を疑った。何か、恐ろしいことを考えていたような気がすると、熱に浮かされ呆然と頭を振る。

 彼を探る思案は後にしようと天城は息を吐いた。きっと、部屋の熱気に当てられたに違いない。事が終えれば、次は。

 

「天城」

「はいっ♥」

 

 ――――その瞬間の天城は、輝くような笑顔だった。

 狐耳を立て、別種である犬のように尾を揺らす。ようやく主人に声をかけられた雌ペット。裸体正座を恥ずかしがることのない浅ましい雌。幸運と言うべきなのか、天城がその自覚を得ることはなかった。

 

「掃除しろ。口でな」

「…………は?」

 

 目の前に差し出された竿に思考停止の息を零す方が先だった。いつの間に近づいてきていたのか、雄と雌の臭いを混ぜ合わせた魔羅を正座した天城の顔面に突き出している。長門は、ごぽりと膣口から溢れた精液をだらしなく股を開いて見せつけ、舌を口から放って余韻に浸っていた。

 

「ふ、く……っっ♥」

 

 一ヶ月ぶりに間近で感じる魔羅は凄まじい臭いだ。けれど、天城の心に嫌悪はなかった。あるのは悦びと屈辱。彼は長門を抱いたそのチンポを、天城の口で掃除させるためだけに声をかけた。女としてこの上ない屈辱だろう――――女として彼を意識している証拠を、天城はたった今暴かれたのだ。

 

「すぅぅぅぅ、はぁぁぁぁぁ♥」

 

 だが、そんな屈辱よりも天城には噛み締めたいものがあった。魔羅がある。精液と愛液に汚れた穢らわしい雄のチンポ。それを前にして、天城は浅ましく臭いを嗅いだ。無自覚無意識に、彼女はチンポの味を求めてしまう。策謀と術数をかなぐり捨て、ただの雌になる。

 

「遅い」

「んぶごぉ!?♥♥」

 

 そうしてじっくり久方ぶりのチンポを嗜み、掃除に移ろうとしたところを我慢弱い男が無理やり咥えさせた。一ヶ月天城を抱くことを素面で耐えられるというのに、肉棒を綺麗にする時間が惜しいと天城の口に汚れたモノを放り込んだ。

 

「んぼっ、ごっ♥♥ お゛ごッ、ごっ、ごぉ゛ぶ♥♥♥ おごっおごっ、ごぉぉぉ……♥♥♥」

 

 天城の大きな狐耳をハンドル代わりに、彼女の体調など気にもかけないイラマチオ。喉奥を激しく突かれ、息が続かず鼻穴を広げて息を吸う。儚げな天城の面が鼻穴を広げてチンポをしゃぶる不細工なフェラ顔に変わり果てる――――なのに、彼女の秘部はどうしようもなく濡れていた。

 

「お゛ぶぶぉぉぉぉ〜〜〜〜っ♥♥♥」

 

 ドビュッ、ボビュルルルルルルルッ!♥♥

 

 掃除だというのに射精は欠かさない。有無を言わさず喉奥に精液を流し込む。逆流したザーメンが鼻孔から吹き出して彼女の面をより卑猥に飾り立てる。それでも天城の表情は苦痛に歪むどころか、目を上擦らせ先までにない多幸感に打ちひしがれていた。

 病弱で儚げだった天城の貌は、知らぬ間に雄を盛らせる雌ペットのものになっていた。口で感じるザーメンの味は、子宮で覚えたモノと同一。しかしやはり物足りない。ごきゅごきゅと喉を鳴らしながら、天城は植えていた。

 

「じゅる、じゅぽぉ……ぶっぽ♥♥」

 

 口から汚らしい音を立て、唾液洗浄されたチンポを引き抜く。その唇に塗られた淫靡な煌めきは、彼女の切なさを表しているようだった。

 

「次も準備しておけよ」

 

 労いの言葉一つなく、彼は再び長門の元へと魔羅を向けた。雌ペット足りえないモノに向ける言葉などないとばかりに。

 

「……ふぁい♥」

 

 口いっぱいに性臭を溜め込み、舌足らずに返事を返す天城。その恍惚とした思考はただ一つのことを思案していた。

 それはもちろん重桜の未来――――――

 

(……どうしたら、またあの〝おちんぽ〟を♥)

 

 などでは、なくなっていた。

 

◆

 

「貴様、私を馬鹿にしているのか!?」

 

 盤上が宙を舞う。積み上げられた駒が一面に散らばっても、天城は顔を上げることさえしなかった。

 

「この程度で……私など、まともに相手をする必要もないと……答えろ天城!」

「…………」

「っ、もういい! 身体が優れないというのなら、さっさと床に伏せてしまえ!」

 

 尻尾を逆立たせた加賀が天城の部屋から去っていく。怒りと失望の中で、天城への複雑な思いを感じさせる言葉を残して。

 加賀は天城に負けたから激情を発露させたのではない。むしろ、天城の対応はその真逆であった。日々の対局で、目に見えて手を抜き始めた天城に堪忍袋の緒が切れてしまったのだ。

 それほど天城の指し手には力がなかった。何も考えず、ただ培った手の動きで将棋を指す。対局の相手を見ていない、自分はその程度で十分だと言うのか。加賀の考えは概ねこんなところだろう。強者として手を抜かれること、弱者に見られることが我慢ならないのだ。

 

「……っ、は♥ あ、ぁ♥」

 

 加賀が立ち去った物音一つない部屋に、熱い吐息が発せられた。それは気づかれなかったことへの安堵と、身を焦がす情欲、欲求不満。

 美しい姿勢が折り曲げられ、天城の手が着物に伸びる。その指先が股部に触れた途端――――カツンと金属音が鳴り響いた。

 

「ぁ、あぁ……っ♥♥」

 

 カツ、カチ、カツ、カチャン。和風な部屋の異様な金属の音色。如何に上質な着物であろうと斯様な音は奏でられない。衣擦れの音が精々だろう。

 

「は……ぅ♥」

 

 息を呑み、吐き出す。思わず背筋を伸ばして反り返り、滴った涎を拭くこともできず吐息を漏らす。

 数秒を超して、ようやく天城の吐息と金属音以外の音色が部屋に響く。

 

「天城姉様――――え?」

 

 入れ違いで現れた赤城が見たものは、加賀の手で投げられ、何者かに〝蹴り飛ばされた〟盤上の痕だった。

 

 重桜の未来を想起するための盤上を捨て、天城は足早に基地内を駆けていた。以前の虚弱は見て取れず、足取りは軽い。ポタリポタリと足を伝う汁を拭うこともせず、一心不乱に先を目指した。

 それは数ヶ月前、覚悟を持って彼の前に身を差し出した日と同じ。違いと言えば天城の気力が有り余っていることと、奥の間の意味を正しく理解しながら迷うことなく襖をその手で開けたことだ。

 

「よう、天城」

「…………総指揮官、さま」

 

 彼はいた。王の如く重桜の中心に居座っている。その椅子にしている〝少女〟は天城だけでなく、重桜の宝である。けれど天城は少女に見向きもしなかった。

 相手を見ていないという加賀の考えは正しい。より正しさを求めるのなら――――天城は自分を〝躾ける〟男のことしか見ていない。

 

「総指揮官様♥」

 

 躾て欲しいと確かに天城は言った。それを隠れ蓑に彼の弱所を探り、策謀を巡らせ、危険な男を籠絡せしめんとした。

 だが籠絡されたのはどちらだろう。微笑みは見る影もない。妖艶ではなく卑猥という笑みを浮かべて天城はかつてのように衣服を脱ぎ捨てた。雌ペットが服を着ている方が不自然だと言わんばかりに裸身を晒す。

 しかしあの日と違うことがあった。天城の股間を隠すものが守りではなく戒め――――重苦しい貞操帯であることが、天城の雌顔と同じだけ違う。

 

「くく、あの猫に作らせただけあってよく似合っているぞ、天城」

「〜〜〜〜♥」

 

 いざ揶揄されると別の熱が登り、天城の頭を熱して冷やす。羞恥というものだ。何せ、大の女性が股間部にだけ鉄のパンツを履いているのだ。天城が優れた女体を持つからこそ、金属の戒めは悪く目立つ。

 全体の黒色、排泄口の銀色。二色で構成された貞操帯。貞操帯の意味は知っている。主に被装着者の性交や自慰を防ぐ施錠装置つきの下着。性交はともかく、まるで天城が自慰を止められない猿であるようではないか。

 

「これ、を……外して、くださいませ♥」

 

 ――――実際、そうだろう。腰を突き出し、唯一鍵を持つ主に懇願をする雌が性欲盛んな猿でなければ何なのだ。

 

「何を外して欲しいって?」

「……自慰行為を……お、オナニーを我慢できない、雌ペットのために……貞操帯を、お外しください♥」

 

 耳が真っ赤に染って火を吹き上げそうだ。男の手が天城に触れて約三ヶ月。貞操帯で戒められてから一週間。実に雌臭い女(ペット)になったと聞き返した男が笑う。

 

「お、おまんこが疼いて、我慢ができませんわ♥ 胸……デカ乳を揉みしだいて絶頂しても、子宮にどうしても届かず♥ 夜も眠れず、おちんぽのことしか、考え、られ……っっ♥♥」

「ほう、それで?」

 

 一ヶ月のセックス。一ヶ月の愛撫。そして一ヶ月の焦らしに耐えかねた盛んな自慰行為を、始めた途端に取り上げる。

 天城は彼の考えを理解した。理解できなかったからこそ、身体でわからされた。一度教えられた甘味を取り上げられる辛さを。未来を思えば、後に託す志を持てば耐えられると信じていた。

 

 愚かなことを考えていた。KAN-SENなどと名を抱いたところで、人の形をした雌であることに違いはない。男の椅子になった重桜の若き神子も――――頭を垂れた天城自身も。

 

「申し訳ございませんでした!♥」

 

 土下座。全裸手前の貞操帯土下座。尻尾は力なく垂れるのではなく、力強く男に向かって垂れている。力の差を理解させられ、策謀を投げ打った雌が謝罪を試みる。

 

「何の謝罪だ。おまえは俺の雌ペットだろう?」

「っっ……あ、天城は、雌ペットの分際で、ご主人様への反抗を企てておりましたわ♥ あなたを利用し、策を巡らせていました♥ どうかお許しください♥」

「ほほう。ペットに反抗を企てられたのは初めてだな」

 

 白々しいにもほどがある反応だ。少女の背中で肩を竦めた男は、さも知らなかったと天城に言っている。彼女がどんな想いで男に頭を下げたのか、彼はその目で見たというのに。

 

「はい、申し開きのしようもありませんわ♥ この天城、心を入れ替えて全身全霊を以てあなた様に……」

「違うだろう?」

「あぁんっ♥」

 

 繰り返し。だが、頭を足蹴にされた天城に苦痛はなかった。

 

「俺とおまえの利害は一致している。そうだろう?」

 

 頭を踏みつけられ、尊厳を踏み躙られ、けれど天城の心に〝変化はない〟。

 

「……魔羅を、お恵みください♥」

「んん?」

「ひぐぅ♥♥♥」

 

 それは策謀者気取りだった女の儚き抵抗だろうか。悲しいかな、身体と地面に激しく乳房を潰されて、ギシギシと音を立てた貞操帯から滴り落ちる雌汁に流されて消えた。

 

「――――おちんぽを、ください!♥♥♥♥」

 

 今この瞬間、巡洋戦艦天城は消えた。衝動に従い、肉の快楽を求めるだけの雌ペットが産声を上げたのだ。

 

「おちんぽ♥ おちんちん♥ おまんこにください♥もう我慢できませんわ♥ 頭の上から足の先までザーメンぶっかけて、おちんぽ狂いの馬鹿KAN-SENに天城を変えて欲しいのです♥ オマンコしてくれなくなってからずっと、ずーっと頭の中がご主人様のおちんぽでいっぱいでしたわ♥ おちんぽ、おちんぽ、おちんぽおちんぽおちんぽ〜♥♥♥」

 

 フリ♥ フリ♥ フリ♥ フリ♥ フリ♥

 

 狐尾が貞操帯からはみ出したデカケツと共に揺れる。思案を巡らせていた際はあれほど悩ましげに垂れていた尻尾が、この数ヶ月の鬱憤を晴らすが如く主の下品な言葉の数々に合わせて振り乱された。

 

「天城は本当の意味でご主人様の雌ペットに志願致します♥ この天城の智謀と身体、どうかお使いくださいませ♥ いいえ、使ってくださいお願いします! ご主人様に! おちんぽ様に! 天城の淫乱ドスケベマンコをお使いいただきたく! デカ乳デカケツエロマンコ♥ 全てご主人様に捧げますわ♥」

 

 知略智謀、策略を武器とする知将であればこそ――――雌に堕ちた瞬間の味は極上だ。

 優れた戦術を生み出したその口で、低脳淫乱な言葉を吐き散らす。やってはいけない、求めてはいけないという倫理観が欲求に負けて雄に頭を垂れることを選ぶ。

 

「上等だ。良い仕上がりになったな」

 

 全て、男の望み通りの形となった。この重桜に来て、自ら望ませてやりたいと考えた雌をペットにすることができた。

 

「立て。これからおまえは俺に服従するだけの女(ペット)だ」

「はい♥ 天城を……お心のままに、可愛がってください♥」

 

 どんな女もこのザマだ。あれほど気高く、恨みつらみを呑み込み隠し通した女が本音をぶちまけ、貞操帯を外される瞬間を心待ちにしている。

 ――――早く堕とすだけならいくらでも方法はある。そこに転がっているロリペットのように。

 

「あぁぁ……♥」

 

 しかし、マンコの解放感に声を上擦らせるのは焦らした雌の専売特許。

 ムワッ♥ と芳醇な雌臭が広がる。一ヶ月男の味を知り、一ヶ月触れられずイカされ、一ヶ月膣内で覚えたモノを口内で焦らされ、最低限の自慰さえ一週間封じられた天城のマンコ。手入れが届かず盛られた栗毛が愛液で張り付き、酷く卑猥だ。

 

 それでも問題にならないのは、天城のマンコよりも卑猥なものがそこに突き立てられるからだ。

 

「ウぅお゛お゛お゛お゛お゛オ゛オ゛ッ゛!!!!♥♥♥♥♥」

 

 一言で言うなれば獣。野生の獣であるなら、理性を失ってもここまで品のない雄叫びは上げない。まだ太陽の日が昇る中、皆が重桜のために尽力をする中で、天城は下品極まるまんぐり返しで子宮をチンポに押し潰され、野太い嬌声を上げて絶頂した。

 

「お゛ぅ゛♥♥♥ ぬ゛ほぉ゛♥♥♥ おほぉぉぉぉぉぉぉっ!♥♥♥♥」

 

 それも一度ではない。どちゅんっ♥ ドチュンッ♥ ドチュンッ♥ 何度も何度も奥を突かれ、喉の形を浮かび上がらせ舌の根を見せつけながら喘ぐ、喘ぐ、喘ぎ続ける。

 

「くはは! いつもの笑いはどこいった。そんなにチンポが恋しかったか?」

「んほぉぉぉっ♥♥♥ そうれすっ♥♥ ちんぽっ、ほしかった、ですわ♥♥ このオチンポ、子宮に、ぐる゛ッ゛!♥♥♥♥」

 

 ――――彼はあらゆる力が強大だ。しかし、最も警戒すべきはそんなものではなかった。

 雌を従わせる究極の魔羅(チンポ)。見た瞬間、子宮が屈する音がするような絶対者の象徴。あの日、この魔羅に頭を下げた時、否、それより前に目にしていた瞬間から、天城の敗北は決定付けられていたのである。

 

 初めから知っていなければならなかった。彼の目的など至極単純明快なものであると。彼は重桜を手にして何かをしようとしたわけではない――――ただ雌を支配することのみを考える獣なのだ。

 

「正直な雌ペットはずっと使ってやる。おまえが言ってた加賀……あとおまえの妹も、俺の好きにしていいんだな?」

「はいっ♥ 加賀も赤城も、重桜の雌♥ 全員、ご主人様に明け渡しますわ♥ だから、もっとおちんぽくださいませ♥♥ ちんぽ、子宮にザーメンちんぽぉ♥」

 

 もっとも、その獣に敗北した雌の末路はより見るに堪えない。尻尾を獣の背に絡みつかせ、種付けを求めて淫語で求め続ける。浅ましく卑しい下賎な雌ペット。重桜の未来を案じていた天城でさえ、彼の魔羅には抵抗虚しく雌を曝け出された。

 

「お゛ほぉ!♥♥♥♥ イグ、イグ、イグーーーーッ゛!♥♥♥♥♥ ザーメンぎでっ、イグゥ♥♥♥♥♥」

 

 どんな強大な力を持っていようと、たとえKAN-SENであろうとセイレーンであっても彼には叶わない。権謀術数とて無駄なこと。

 なぜなら、彼女たちは雌だからである。魔羅(チンポ)に屈するメス。獣以下の肉便器。

 

「おほぉおぉぉおおおぉおぉぉおおぉぉッ♥♥♥♥ イ゛グッ、イッグ♥♥♥♥ 子宮イグッ、イグイグイグゥゥゥゥゥゥゥゥッ!♥♥♥♥♥」

 

 マンコをチンポに犯され子宮をザーメンに蹂躙され、雄にアヘ顔で媚を売る雌。

 天門は落城した。今宵より、否、彼がこの地に立った時より重桜は支配される雌たちの宴の地だ。

 

「ん゛オ゛オオオオオオオォォォォォォォォッ!!♥♥♥♥♥」

 

 憂う未来を失いし女が、新たな時代を開くように鳴き続けていた。その貌を、雌ペットに相応しいモノへと変えながら。

 






天城だった理由は自分で書かないと無いからですね!以外なことに読んでもらえて私はびっくりした。天城さん元のキャラがあるから無様映えるけどその分難しいねんな。

感想、評価、お気に入りなどなどありがとうございます!ではまた次回〜
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