測定師。ある騎空団団長に気に入られ、スカウトという形で入団した男のことを言う。以降、騎空艇グランサイファーを根城とし名前通りあらゆる【測定】を行っているらしい。
「入るぞ」
「ようこそ、スツルムさん」
それが歴戦の傭兵、スツルムが得た彼の少ない情報であった。無遠慮で大胆、失礼に当たるような振る舞いで【測定室】に入室したスツルムだったが、測定師・ログは椅子に座ったまま素面で彼女を歓迎をしてみせた。
スツルムが来ることを知っていた、というのもあるのだろうが、呼び出された彼女は眉根を顰めてじろりと彼を睨みつけた。
(印象に残らんやつだが……こういう手合いが、一番面倒な時もある)
これといった特徴や雰囲気はないし、害意も今は感じない。事前に調べ上げ、先んじて騎空団の者たちにそれとなく聞き込みもした。その時点では、彼から怪しい点が何一つ出てこなかった。一時期は怪しんでいたが、彼は誠実な人間だ。戦えないやつだけど、その分便利で気が利く……そうした肯定意見ばかりが聞き取れた。
それでもスツルムは警戒を解かない。彼女の傭兵としての直感が、何故か測定師を危険だと感じ、嫌悪感を隠し切れずにいる。これも彼女が騎空団所属ではなく、あくまで協力者止まりだからなのだろう。
「スツルムさんが騎空団に所属したのは最近のことでしたね。本日が初めての【測定】となります」
「知っている。あたしもおまえと会うのは初めてだからな……それとあたしは傭兵だ。今は調べ物があるから留まっているにすぎない」
「それは失礼、謝罪します。しかし、郷に入っては郷に従えという言葉の通り、スツルムさんも【ルール】は守ってくれているようで安心しました」
「? 何を言っている」
スツルムはログの言うことが欠片も理解できず首を傾げ、彼に対する警戒心を高めながら声を発した。
「この騎空艇に入った女は、日によって決められた衣類を着用する。今日は『Vストリングの水着』。あたしの武器や前の服は今頃空の下にある。あれ以上装備の持ち合わせはないし、規則に従うのは当然だ」
騎空艇内に浸透した正常な【ルール】を覚えている、馬鹿にしているのかと言わんばかりにV字型の真っ赤な紐水着を着用したスツルムは鋭い声を返した。
ドラフのスツルムは種族の特徴に漏れず低身長で豊満な肉体。それでいていつでも激しい戦闘を行えるよう鍛え上げられた女体美が、逆三角形の紐によって股と胸を締め付けられながら全てを暴かれていた。
だが、そんな恥ずかしい格好を男の前で見せつけてもスツルムに羞恥はなく、相変わらず彼への警戒心を優先していた。この騎空艇の常識的な【ルール】を持ち出し、気を引こうとしてもそうはいかない。そう言いたげな紐水着の女ドラフに、ログは人当たりのいい笑みを浮かべていた。
「……やはりおかしな奴」
「いえいえ、自分はしがない測定屋。本日もスツルムさんの【測定】を担当させていただくまでですよ」
それが怪しい、とスツルムは睨んでいる。高々【測定】というだけで騎空団の中枢に潜り込んだ手腕、そしてスツルムの直感が告げている彼の危険性。
こいつの正体はあたしが必ず暴く、と恥部はほぼ丸見えなエロ水着を堂々と見せつける痴女ドラフは彼から視線を外さない。壁に張り付け、記された夥しい数の【測定数値】と変態的な写真たちには目もくれていない様子だった。
「では早速、身体の【測定】に入ります……身長は130cm。バスト102、ウェスト57、ヒップ90。ドラフの中でも非常に優秀な雌のラインが生成されていますね」
「っ……なるほど。測定とやらは本物か」
女性であれば男に明言などされたくないスリーサイズを平然と言い当てられながらも、スツルムは羞恥より彼の能力が偽りなき物であったことに息を呑む。
身体を【測定】されることはこの騎空団では絶対の行為。そこにスツルムの疑問が介在する余地はなかった。
「続いて唇の測定を始めます。スツルムさん、キスの経験は?」
「何でおまえにそんなことを――――」
「測定のためですよ」
「……ちっ。ない。そんなことに現を抜かす暇はないからな」
一日を生き抜くことに必死になる時もある。それが傭兵という稼業なのだ。口付けなどという恋人を作る行為をしている暇はないし、スツルムには口に出さないが放ってはおけない異性の相棒もいる。
何故こいつにこんなことを、と思うも〝測定なら仕方がない〟とスツルムは口を割る。
「なら今日がファーストキスですね。測定のため、僕の唇に自由なキスをしてください」
「……忘れるな。測定がなければ、おまえにキスなどしない」
全ては測定があるから、こんなことをしているのだと。椅子に座ったログへ目線を合わせ、彼の唇へ勢いよく己の唇を合わせるスツルム。測定でなければこんな奴とキスなどと、という嫌悪の感情を目に浮かべながらスツルムは口と舌を動かし始めた。
「ちゅっ♥ んむっ、ちゅ……ちゅるっ♥ ちゅぱっちゅるちゅるれろぉ♥ んんっ、ちゅっ♥」
慣れないなりに見よう見まね。唇を合わせ、啄み、舌根を積極的に絡ませる。無愛想なスツルムが不器用ながら行うキスは、彼女を得も言えぬキス顔へと導いた。
「んちゅ……ぷはっ。これで、十分か」
「はい、ありがとうございました。不器用ながら大胆、記録向上の余地はあり、と」
余計なお世話だと言いたい測定結果に苛立ちながら、スツルムは唇を念入りに拭き取って彼から離れる。
「基礎測定はこれで終わりです。続く測定は……スツルムさん、理解していますか?」
「……馬鹿にしているのか、おまえ」
そんな常識的なことを知らないはずないだろう、とスツルムは眉根を上げて〝構え〟を取った。
「オナニー測定、基本その一。記録に不正がないことを証明する【測定の姿勢】を維持。その二、どんなオナニーでも力を出し尽くし、全力の結果を見せつけろ……姿勢はガニ股、オナニーはおっぱい乳首、クリトリス、そしてオマンコ潮吹きの順。何か欠落はあるか?」
スツルムはフン、と鼻を鳴らしてログを侮蔑する。基礎的な知識はとっくに頭の中へ叩き込んでいると、彼女にしては珍しいくらいの饒舌で【ルール】を解説してみせた。紐のような下着が喰い込み、筋どころかビラがはみ出したマンコを突き出すガニ股ポーズ。低身長グラマラスな女ドラフであれば、無様と下品さはヒューマン以上の惨め姿勢をスツルムは惜しげもなく晒した。
「流石ですね。では乳首の測定を始めましょう。こちらは……」
「あたしの爆乳デカ乳輪でチクニーする。時間の無駄だ、さっさと始めろ」
「……ふふ。失礼」
爆乳を潰すように圧迫していた紐水着をズラし、スツルムは己の乳輪と乳首をブルンッと露出させる。色は鮮やかなピンクで乳輪も乳首も大きく、苛烈で寡黙な性格とは対象的で美しく淫猥な乳房だ。
中腰ガニ股で乳首に指を添えた間抜けな女ドラフへ零れた嘲笑を見せながら、ログは静かに声を発した。
「測定開始」
「乳首勃起測定スタート。チクニー開始」
静かだが卑猥な単語を平気な顔で口にして、スツルムは己の乳首を指で擦り始めた。
指で触りながら痛まない程度に擦って弾く。捏ねくり回し、時には抓る。オーソドックスな乳首オナニー故に、絶頂までは時間を要するだろう。
「スツルムさんはどうしてこの騎空艇に?」
「その質問に、答える意味が、見いだせない」
「ふむ……円滑な測定のためのコミュニケーション、ですね」
そう【測定】に絡めてしまえば、スツルムは疑問を感じる余地もなく答える他なくなる。とはいえログへの警戒心は消していないため、渋面のような仏頂面で乳首を弄りながらの返答ではあるが。
「……団長がおかしな男を引き入れた、と人伝に聞いた」
「それは僕のことですね」
「ああそうだ――――いいか、あたしはお前のことを信用しない。この騎空団の誰よりも、だ」
面と向かって信用に値しないと言い切ったスツルムは続ける。
「この船でおかしなことをしたらあたしが斬る……いや、剣は捨てたな。殴って縛り付ける。覚悟しておくんだな」
「けれど僕は皆さんを【測定】したいだけなんです。スツルムさんがオナニーを見せてくれているみたいに」
「それは勝手にしろ。おまえが【測定】だけしていれば、あたしも余計なことはしない。精々あたしのオナニーを測って満足するんだな」
全裸より卑猥な衣装で、太股と股が水平になるほど間抜けなガニ股でスツルムはログへ啖呵を切る。付け加えるなら、常識を持つなら人に見せない自慰行為の真っ最中に、だ。
「なるほど。スツルムさんが勤勉だと言うことはわかりました。ならオナニー測定も同じくらい真面目にしてくれますよね?」
「んっ♥ 当然、だっ♥」
オナニーをしながら警戒対象に啖呵を切るという人生の恥、傭兵失格のみっともない行為をしでかしたスツルムの声に、僅かながら官能の色が生じた。
「実況も、オナニー測定の基本、かっ♥ はぁ、ん……あふっ♥ 指で乳輪をクルクル掻くと、背筋がゾクゾクしてくる♥ んんっ、あたしのデカ乳首は摘めるくらいあるから、チンポみたいにシコシコできて便利だ♥」
数々の団員を【測定】してきたログをして大きいと言える乳輪を指で回すように掻いて刺激し、勃起し始めた乳首を親指と人差し指で摘んで上下に扱く。
「あ、んっ、あっん♥ マンコが少しずつ濡れてきたな。乳首をシコシコしてると身体が火照って、膣内から愛液が垂れてくる。普段ならこのままマンズリするが、オナニー測定だから乳首で果てないと、か……あっ、あ、あっ、あぁんっ♥♥」
普段口数の少ないスツルムから紡がれる性事情と、紐水着に染み込む淫らな蜜壷の液まで語り尽くすオナニー実況。段々と甲高い声が増していき、警戒心を解かずにいた険しい表情に色っぽさが芽生える。
「ふぅ、うっ♥♥ 勃起乳首しこしこ良い……気持ちいい♥ あ、あれが来そうだ……ぜ、絶頂時は声を張り上げてどこで『イク』か宣言が常識っ♥ わかって、いるっ!♥♥」
測定に必要な行為だと〝刷り込まれて〟いるのもあるが、純粋にログから何かを指摘されることが気に入らないのだろう。
何もかもを口に出す。ともすれば傭兵として致命的な迂闊さもオナニー測定には大事なのだ。そう信じて止まないスツルムはせめて余計な顔は見せまいと歯を食いしばりながら腰を据え、乳首を高速で扱き上げた。
「んんんっ、あぁっ♥ んはっ、はうぅぅぅぅ……い、イクッ!♥ 乳首しこってイクッ、イク〜〜〜〜〜ッ!♥♥♥♥」
だが最後の一瞬は耐え切れず、よりおかしな表情で鼻の下を伸ばして叫び上げた。腰がビクンッと跳ね、爪先を張ったスツルムが愛液をピュッピュッと飛ばして絶頂する。
全力のオナニーに我慢という余計な行為を挟んだことで、息を荒くしたスツルムは爆乳を大きく上下させる。だが、測定師の能力にその程度で誤差は生まれない。
「乳首測定。長さ2.7cm、太さ5.2cm。横太りのデカ乳首。補足、乳輪直径9.5cm。ドラフの乳に相応しい巨乳輪。記録完了です」
「ちぃ……測定感謝する」
彼の口を縫い合わせたい気持ちがスツルムから溢れ出るが、測定の結果を口にすることも、測定された側が感謝をすることも最低限の常識とマナーだ。警戒心対象においそれと隙を見せることはしないスツルムは、あくまで測定という行為に対して感謝を示す。決して、ログという青年への敵意を解いたわけではない。
「次は陰核測定。皮を剥いたクリトリスの勃起サイズを測る」
「はい、ご理解いただけているのならこちらを使ってください」
「何だ?」
半透明でブヨブヨとして、口にも似た小さな穴の中は無数の細やかな窪みようなものが着いている。非常に小さい器具をログから手渡されたスツルムは訝しむように首を傾げた。
「陰核専用のオナホール。素早く正確、さらに気持ちのいいオナニー測定が可能になります」
「……まあ、いい。測定に必要なものなら使ってやるさ」
あくまでも測定に必要なものなら受け取る。スタンスは崩さず、一線を引いているつもりのスツルムは陰核オナホを指で摘んで水着を横にズラし、愛液で艶やかに光る陰部に隠れた豆粒に装着した。すると。
「……ん゛お゛ッ!?♥♥♥ く、かひゅっ♥ あ、あぁぁぁぁっ♥♥」
スツルムが野太い嬌声を上げ、測定の姿勢を内股になって初めて崩しながら股間を両手で抑え込んだ。
「な、何だっ♥ 陰核に、吸い付いて……ッ!?♥♥」
「天才錬金術師に依頼し、作成していただいた全自動のクリオナホ。効果のほどは本人のお墨付きです」
「先に、言えっ♥ くふっ♥♥ うおっ♥ おっおっおっ♥♥♥ 自動なら、あたしは何をしてれば……!」
膣の如き柔らかな壁が陰核を包み込み、極小ながら最も鋭い性感帯であるクリトリスを強く刺激する。
人の手では得られない圧倒的な刺激に涎と下品な声で悶絶するスツルムだが、これでは肝心のオナニー測定で彼女自身が手持ち無沙汰だ。
「そうですね……オナホの動きに合わせて腰を振りながら、角を扱くのはどうでしょう?」
「く……クリオナホ装着♥ クリオナニー開始っ♥」
このままでは測定開始の宣言前に絶頂してしまう。そんな厚顔無恥は御免だ、とスツルムは腰砕けの下半身を優れた体幹で強引に持ち直し、ガニ股で己の角をギュッと握り締めた。
女ドラフ特有の低身長と豊満な身体に、もちろん紆曲した屈強な角をスツルムは持ち合わせている。自身をドラフたらしめる両角を握り、彼女は勢いよく擦りながら腰を振り乱し始めた。
「ふっ、ふっ、ふっ♥♥ ほっほっほっ♥ んんっ、おっ♥♥♥ ぐ、ぅ……はぁ、はぁ……んひぃっ!♥♥♥ くそ……ま、まだ……ッ!♥」
ヘコヘコと腰を前後に振り、シコシコと角を上下に扱く。手足を忙しなく、否、みっともなく動かしながら陰核から伝わる激しい快感にスツルムは伸ばした鼻の下を必死に引き戻そうとしていた。
「ふぐっ、う゛おっ……い、陰核っ♥ クリが、うねうねした膣内に包まれて、解れて……こ、こんなっ♥♥ 耐えられ……い、イクッ!♥ クリオナホでイクッ!!♥♥♥♥」
プシャッ、と先の乳首オナニーとは比べ物にならない時間で絶頂汁を解き放ったスツルム。蠢いて皮を剥き、締め付けながら陰核を扱く。天才が創り出した卑猥なオナホの威力は、言うなれば童貞チンポが名器のマンコで即射精してしまうようなものだ。
「お゛ぉっ♥♥♥ っ……イッ、てる……!!♥ ま、また……クリ、がっ♥ うねうねシコシコ……ッ、ッ〜〜〜〜〜♥♥♥ イクイクッ、イクッ!!♥♥♥♥」
一度絶頂すれば陰核の勃起は事足りるのだが、オナホは彼女のクリトリスを離すことなく吸い付き刺激し、スツルムは腰を振ることも角を扱くことも忘れて腰を浮かせてイキ声を上げる。最低限、卑猥な実況だけは欠かすまいと気を張って言葉を吐き出すスツルムだったが。
「おっおっおっ♥♥♥ イクッ、クリイクッ!!♥♥♥♥ はぁ、ひぃ、ひぃぃぃ〜〜〜〜♥♥ イクッ、イクッ、イクゥ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」
やがて狂ったように『イク』ことしかできなくなり、マンコから潮を吹き上げながらアヘ顔になって甲高いアクメ声を部屋に響かせるのであった。
「――――記録完了です。7回の絶頂があれば陰核サイズに誤りはありえません。お疲れ様です、スツルムさん」
「はぁ、は……そ、測定、感謝、するっ」
取り外されたクリオナホに勃起させられた陰核は、真っ赤になって膨張して激しい絶頂の余韻を感じさせる。それが足の裏が床に着いて離れてを繰り返す疲労の振動で揺れているため、彼女の股座は非常に卑猥な光景になってしまっている。
それでもなお強気な態度で感謝を口にしたスツルムに対し、ログはクスリと笑って言葉を返した。
「お疲れでしょう。次の測定姿勢は疲労用のもので構いませんよ」
「おまえからの施しは、必要ない……くっ!」
強がりを言うスツルムだが、膝は連続絶頂にガクガクと笑うように痙攣し、普通に立っていることさえ辛そうだ。如何にスツルムが鍛えた傭兵と言えど、絶頂による体力の消耗は万人と変わらない。
「しかし、測定に支障をきたす可能性がありますので……」
「…………ちっ」
何度目かの舌打ちをして、スツルムは気に入らない彼からの同情ではなく【測定】のために姿勢を変える。
もっとも、仰向けになって足を頭まで持ち上げ、性器とデカケツを強引に露出させる姿勢がとても〝疲労用〟には見えないが。
「続いては絶頂時の潮吹き測定。まんぐり返しでの記録となりますので、こちらをお使いください」
卑猥な水着を着崩して身体や顔を火照らせながらまんぐり返しをする爆乳ドラフ、今すぐ肉棒を叩き込んで欲しいと言わんばかりの姿だ。だが、ログも彼女の意識に植え付けられた【測定】という体を崩さず、その腹にピンク色の棒を置いて渡した。
「またおかしなものを……このバイブをマンコにハメろってことか」
太ましいピンクのイボ付き棒と持ち手の底にスイッチが付いた淫具。ずっしりと重みを感じさせるバイブを手に持ちながら呆れるまんぐり返しのスツルムに、ログは素直な言葉を返す。
「はい。潮吹き絶頂と膣サイズを同時に測れる優れもの。皆さんからも好評をいただいている逸品です」
「どうだかな。おまえの言葉は信用できない。まあ、自分で使って確かめるだけだ」
これ以上無用な問答は不要。早く測定を終わらせて、この男の目的を暴くために準備をしなければならない。スツルムは会話を断ち切るようにバイブを自らの膣口へ構えた。
「催眠お間抜け傭兵スツルム。潮吹きバイブオナニー開始」
必要最低限の言葉を淡々と口にしたスツルムは、8回の絶頂を見せつけたマンコに天才錬金術師謹製のバイブを挿入した。
「ん゛おほっ♥♥♥ おほぉぉおぉおぉおぉッ♥♥♥♥」
瞬間、スツルムは口を縦に大きく開いて9回目の絶頂を雄叫びのように叫んだ。
「イグッ!♥♥ おまんこイグッ、イグーーッ!?♥♥♥♥」
声だけではない。デカケツが天井に向くほど掲げられた下半身から、ブシュゥと凄まじい潮吹きが飛び出した。スツルムの首の根が限界まで反れた先、頭上側の壁に向かってイキ潮が噴射する。本来とは真逆の歪な方向へ飛んだ潮吹きであろうと、ログはあっさりと計測して見せた。
「記録6.3m……一度目にしてはかなりのものですね。ちなみにそのバイブは」
「んお゛ぉ゛ぉ゛ッ゛♥♥♥ 壁っ、イボがゾリゾリ削って♥ 先端っ、子宮を突き上げてっ♥ 単純、なのにっ、出し入れっ、止まらな……イィ!♥♥♥♥」
マン汁をたっぷり絡めたバイブの棒部分が抜き上がり、再び膣奥に突っ込まれる。スツルムが自らの手で行うバイブピストン。ログが語るまでもなくバイブの素晴らしさはその口から次々と飛び出した。
「僕が立案したバイブをそこまで理解してくれるなんて……スツルムさんとは話が合いそうです。測定が終わったら、一緒にお茶でもどうです?」
「ふ、ぅ゛っ♥♥ おことっ、わりだっ♥♥ あたしは、おまえを信用、しないっ♥ 何度も、言わせる、なぁっ♥♥ おまえは精々ッ、あたしのバイブオナニー♥ 潮吹き絶頂の測定だけっ、眺めていろォ♥♥ おっほ♥ マンコイクッ、イグゥ!♥♥♥♥」
「そうですか。残念ですね……潮吹き記録、6.5m」
とても残念に思っている人間の声色ではなく、ログは信用しない相手にまんぐり返しの潮吹き絶頂を見せつける淫乱ドラフを眺めて楽しんでいた。
「ああそれと、底のスイッチを押せばもっと良い記録が出せると思いますよ」
「ぐっ、お゛ッ♥♥ おまえの、指図……でぇ!?♥♥ ほっ、ほぉおぉおおぉおぉんッ♥♥♥♥ イグッ!♥♥ バイブっ、動いてっ、ん゛ぐお゛ッ゛♥♥♥ つ、突いてッ!?♥ んほぉおぉおぉおおぉおぉおぉ〜〜〜〜〜〜ッ♥♥♥♥」
その記録に嘘偽りはない。彼は『測定師』の名に恥じぬ【測定】をする。たとえば目の前のまんぐり返しお間抜けドラフのように、膣内で動き回って子宮を連続突きされてイキ果て、何度目か吹き上がる潮を正確に推し量る。
「おまんこイグッ♥ 子宮イグッ♥ マンコいぐっ、いぐぅ!♥ イグゥゥゥウゥウ゛ウゥウ゛ゥウゥウ゛ゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ゛!!♥♥♥♥♥」
「記録、7.4m――――おめでとうございます。新記録ですよ、スツルムさん」
それだけは偽りない真実だ。もしくは、それ以外の全てが偽りなのかもしれないけれど。
「……測定は感謝する。だが、やはりおまえは怪しすぎる。この騎空団で何をするつもりだ」
スツルムが威圧感のある鋭い視線で男を睨んでいる。鍛えられた傭兵の眼力に射抜かれ、萎縮しない者はそういないだろう。乳輪がたっぷりはみ出したVストリングの水着を着て、たった今測定されたばかりの記録を部屋の壁に張り出されていなければ、もう少し威圧感があったかもしれない。
「僕は単に【測定】をしたいだけ……話の続きは次の測定日にしましょう。これから団長さんとルリアさんの測定の予定がありますので」
「アイツらに手を出したら容赦しない。覚えておけ」
起伏こそ薄いが、敵意を剥き出しにした警告を発したスツルムが踵を返す。丸見えのエロケツを振って立ち去ろうとする傭兵女ドラフにログは声をかけた。
「そうだ。スツルムさんは明日からの予定を把握していますか?」
「一々当たり前のことを聞くのが趣味なのか? ――――起床後は指定の衣服に着替えて甲板でオナニー体操。朝はおっぱいマッサージオナニー。昼は膣拡張オナニー。夜は就寝まで自由時間だが、常にマンズリをして股を濡らしておくこと。この騎空艇では常識だ」
「ええ。ですが、たまに忘れてしまう方がいらっしゃいまして……」
「あたしはそんな間抜けじゃない。ここに滞在するなら、常識くらいは守る」
騎空艇グランサイファーでは【測定】のための常識となっている【ルール】を語るスツルムは、当たり前のことを問いかけすぎるログを訝しむように顔を歪めた。
やはりこいつは信用ならない。必ず正体を暴いてみせる、と。
「ああそれと、測定のために許可のない退船は禁止しましたので、スツルムさんはしばらく僕を警戒しながらオナニーでもしていてください」
「ふん、勝手なやつだ。あたしは好きにオナニーさせてもらう」
自らが騎空艇という巨大な箱の中に囚われているなど知る由もない。箱から出ない限り催眠に囚われ続け、抜け出すという考えさえ禁じられる。
傭兵女ドラフは卑猥な衣装を着込み、オナニーを測定されながら警戒を怠らない――――書き換えられた常識の範疇で、間抜けな警戒を怠ることはない。