※この作品はR-18です。

エロ短編集   作:いかじゅん

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前回の続き物です。エルーンのお毛毛が等しく下品になってます。






ユエル、ソシエ、ユイシス、アンスリア、ヘルエス、フォリア(常識改変、無様エロ)

 空に浮かぶ島々の間にある噂が流れ始めた。その流れは数ヶ月前、あるいはそれより以前からのこと。

 始まりは一人の少女が姿を消したことから。しかしそれを理解する人間はいなかった。なぜなら、少女を筆頭に各地で失踪する者たちが頻繁に現れたからだ。

 忽然と姿を消すのは必ずエルーンだった。それも、容姿端麗の女だった。

 そして、姿を消したエルーンの少女たちは決まってある施設に宿泊する、という噂が立ち始めていた。

 その館はありえない場所に立つという。その館を見たエルーンは一目で見惚れてしまうという。その館に足を踏み入れたエルーンは二度と帰って来ないという。

 

 全てが眉唾物の噂話でしかない。けれど、空の世界からエルーンの美しい女たちが姿を消したことに間違いはない。

 彼女たちが姿を消したその場所には、建物があったと思しき広い土地と、本人のものと思われる武器と衣服だけが残されている――――――

 

 

 

 

 その館は広大だった。仮に全空に存在するエルーンの女をここに集めたとしても、容易に収めてしまうことだろう。

 時間と空間を超越した館。それはエルーンを支配するためだけの場所。一人の『支配人』と【ルール】のみが絶対であり、泊まり込んだエルーンたちはそこに一切の疑問を挟まない。

 そうして日常は繰り返される。今日もまたどこからか朝日が差し込み、その何日目かの宿泊が目覚めを迎えた。

 

「ふぁぁぁぁ……ソシエー、もう朝やで。はよ起きい〜」

「ん……ふふ、ユエルちゃんこそ、目が寝坊助さんや」

 

 二人のエルーンは大きく特徴的な狐の尾を揺らし、狭苦しいベッドの上で軽く伸びをして瞼を開けた。ユエルとソシエ、ある使命を帯びて旅を続けていた親友同士のエルーンだ。

 が、それも今や昔のこと。二人は宿泊しているエルーンの中でも古参であり、この小屋にも似た相部屋で裸で抱き合って寝ることに何ら違和感を覚えていない。

 ベッドの上で背を伸ばすことさえ狭苦しさを感じる。裸の身体は匂いの籠る窮屈な部屋に新鮮な雌エルーン臭を行き渡らせていた。ユエルの黒毛、ソシエの白毛、それぞれの腋や股間にもっさりびっしりと生えた下品で不衛生な剛毛から『むわぁ♥』といやらしい匂いを解き放っているのだ。

 【獣であるエルーンに毛の処理とケアは必要ない】。ここに住まうエルーンは、マンコからケツ穴まで獣の淫毛を見せつけるように生え散らかしていた。全てはルールに乗っ取り、腋の下まで余すことなく剛毛を生い茂らせることを〝当然〟としている。

 

「ふぁ……んー、まだ眠いわぁ。目覚ましついでに始めよか、ソシエ」

「うん。ユエルちゃんからでかまへんよ」

「りょーかいや♥ ほないくでー――――あんっ♥♥」

 

 クチュッ♥

 

 心地が良いとは言えない雌臭が混じる目覚めの中、伴うようにユエルの甲高い声が響いた。官能の声はマンコに差し込んだ指先から鋭く伝わる快感によるもので、ユエルはマンコでオナニーをしながらソシエの胸に顔を埋めた。

 

「おっ♥ ソシエのおっぱい♥♥ 蒸れ蒸れでたまらんわぁ……おまんこすぐ濡れてまう♥♥ あっあっ、おっほ♥♥」

「はしたない声たくさん出とるよ♥ うちのおっぱい、そないにえぇの?♥ ユエルちゃんの顔、お鼻の下が伸びてみっともないわぁ♥」

 

 エルーンとしては十分に大ぶりなソシエの胸に顔面を埋めたユエルの表情は恍惚としており、涎を垂らしながら鼻の穴を広げて雌の匂いに酔いしれている様が伺えた。汗で蒸れた乳圧に挟まれながら、ユエルは股に両手を擦り当てて快楽を貪る。

 

「はぁ、はぁ……あかん、もうイク、ソシエのおっぱいでおまんこイクッ!!♥♥♥♥」

 

 絶頂までのスパンは極度に短く、まるで常に発情期のユエルは軽いオナニーで『ブシュッ♥』と愛液を噴射してアクメする。よくよく見れば、二人のベッドのシーツは体液が染み込み深く変色している。消えない匂いが染み込むことは日常茶飯事のようだ。

 【朝起きたら必ずオナニーをする。オナニーの回数は一日に多ければ多いほど良く、場所を問わずにしたくなったらする】。このルールに沿って早朝の館からはオナニー絶頂の喘ぎ声が絶えず、各々の部屋から外に変態エルーン臭が漏れ出ている。そしてユエルやソシエのように相部屋になった者たちは、互いの雌臭い体臭を嗅ぎ合いながら激しくオナニーをするのだ。

 

「はぁぁぁ……次はソシエの番やな♥ ほぉら、うちのここ、好きなんやろ?♥ ソシエも大概好き物やなぁ♥」

「んん、ゆ、ユエルちゃんのいけず……♥」

 

 今度はユエルが体臭を分け与える番だ。彼女はソシエに向かって片腕を上げると、上半身の中で最も匂いが濃厚な部分を指で掻き分けて相方を誘う。

 ユエルの腋下から『むわむわむわぁ♥』と噎せ返るような雌臭が漂った。青みがかった黒色の毛がボーボーと生い茂り、ユエルが指で掻き分けた中心には汗ばんだ窪みがマンコのように穴を広げている。ソシエは恥ずかしがりながらも、ユエルの腋毛マンコに鼻先から突っ込んだ。

 

「むぶぉ゛♥♥♥ く、くっさ♥ ユエルちゃんの腋まんこ♥ ありえへんくらい雌臭い♥ すぅぅぅぅぅ……ぅ゛お゛♥♥♥ ヤバッ、まんこ濡れてまうっ♥♥♥」

「あはは、こないに可愛い乙女を捕まえて臭いとかひっどいなぁ♥ まあ雌臭いのは事実なんやけど♥」

 

 ユエルはソシエの腋毛に顔面をチクチクと刺されながら、匂いの中心である窪みに鼻を立てて全力で吸い上げる。それだけでマンコからドバドバと淫汁が垂れ流され、雌の香りが一段と強くなった。

 この館に招かれたエルーンは【ルール】を遵守し、その身にいやらしい匂いを纏う。彼女たちの体臭は日を追う事に雌臭さを増し、今では互いを発情させる濃厚な体臭を当たり前のように全身から発していた。マンコの茂みからケツ穴の奥、腋の窪みまで全てが発情エルーンのそれだ。

 もし仮に男のエルーンがこの館に踏み込んだのならば、彼女たちが発する匂いだけで性器を勃起させ、あちこちに染み付いた匂いで性器を絶頂させることだろう。

 

「すぅ、はぁ、すぅぅぅぅ♥ はぁぁぁぁぁ……う゛お゛ッ♥♥♥ ユエルちゃんの腋マンコ嗅いで♥ イクッ、うちのおまんこ、イグッ!!♥♥♥♥」

 

 雌同士であっても例外ではない。内気なソシエさえ【淫語は隠さず積極的に使う】というルールを常識だと認識し、ユエルの腋の中で下品なアクメ顔と言葉を使ってマンコオナニーでイキ狂う。

 その後も二人は互いを求め合うように身体を交合らせた。

 

「あっあっ♥ そ、ソシエぇ……んちゅ、れろっ♥♥ あひっ♥♥♥ んひぃぃぃぃぃぃ♥♥♥♥」

「んふ♥ ユエルちゃん、ぎょうさんイッてかわえぇなぁ……うちのおまんこも、もっと舐め舐めしてな?♥」

 

 シックスナインの体位でマンコに顔を埋め合い、陰毛を口で掻き分け中身を探り愛撫をする。自分たちの陰毛からケツ毛まで見せつけ合いながら、二人は獣のような絶頂を味わって雌エルーンの匂いを漂わせていった。

 

 

「あ、支配人さんやん。おはようさん♥」

「おはようございます、支配人はん♥」

 

 たっぷり何十回もイキあった二人は、部屋から打って変わって広々とした館の通路でニコリと笑って朝の挨拶をした。

 廊下には雌エルーンの重厚な香りが充満し、それぞれの恥毛を汗ばんだ女体に貼り付けたユエルとソシエからもそれは感じられる。近づくだけで猛烈な性臭が迸るような二人に対し、男の『支配人』は平然と挨拶を返した。

 

「おはようございます。ユエルさん、ソシエさん。本日も雌エルーンの匂いが素晴らしい朝ですね」

 

 男は旅館の『支配人』だ。彼は青年のようでもあり中年のようでもあり、あるいは初老の男にも若々しい未成年のようにも見える。人によって見方が変わり、けれど確かにそこにいる。それがエルーンから彼に感じる共通的な認識だった。

 一見して理解のし難い人間のように思えるが、エルーンたちは彼に悪感情を一切抱くことはなかった。

 

「せやなぁ。これも支配人さんのおかげやわ、いつもありがとうな♥」

「こんなにもお世話になって、毎日素敵な場所に寝泊まりさせてもらえて……支配人はん、本当にありがとう♥」

 

 むしろ、深々と感謝の念を抱きさえする。何せエルーンたちからすれば彼はこれほどの旅館を彼女たちに貸し与え、いつまでも宿泊して構わないと無償で権利を明け渡しているようなものなのだ。

 たとえその実態が支配人と彼のもたらす【ルール】によって縛られていたとしても、それがエルーンたちの常識であるならばそこに介在する感情は感謝以外の何物でもない。

 

「いえいえ、感謝をするのはこちらの方です。皆様のおかげで、エルーンのためにあるこの館に素晴らしい匂いが染み付きました。ユエルさんとソシエさんを始め、マヌケなエルーンが無駄毛を生やして裸で練り歩く姿など……あなた方淫乱なペットの姿に、思わず滾ってしまいますよ」

 

 ――――たとえ支配人が操られた馬鹿なエルーンを蔑み、嘲笑し、その快楽の糧にしていようとも、二人は感謝を返され照れくさそうに笑うだけなのだ。

 ユエルを初めとしたエルーンは数多く、彼がその目で見定めた者たちはこの館に必ず〝泊まり〟、定められた【ルール】に従い続けてくれる。ユエルたちと朝の挨拶をして別れた支配人は、また別のエルーンから挨拶を受けた――――全裸土下座で。

 

「おはよう、頭……いえ、支配人♥」

「おや。おはようございます、ユイシスさん」

 

 ユエルやソシエのように平然とした態度で痴態を晒す者を〝基本〟とするなら、ユイシスのような人間は想定以上の感謝を抱いて彼に敬服するタイプだ。

 今日も美しい土下座だと支配人はユイシスを見下ろした。彼女は出自柄もあって上下関係を重んじる。その刃物の如き目は敵には容赦をしないが、身内と定めた者には敬服と信頼を大きく向ける。裸一貫で出来る最大限にして最底辺の敬意と懇願、全裸土下座はユイシスの得意技だった。

 

「行き場のなかった私をこの館に匿ってくれた恩……あなたの人情に雌エルーンのだらしない身体で応え、粉骨砕身の雌穴で尽くすわ♥」

 

 義を重んじるユイシスが支配人を裏切ることはない。彼女も皆と同じように全身から雌の匂いを発し、その手に刃ではなくチンポを握る剛毛痴女として生活をしていた。それ自体がユイシスにとってかけがえのない〝対価〟なのだ。

 

「その心意気に感服しました。私めからささやかですが、お酌をさせていただきましょう」

 

 裸で頭を垂れるユイシスを見下した彼は、支配人としてもっともらしい、言ってしまえば大根役者の演技を行いながら肉棒を取り出した。

 美しいエルーンの無様下品な様に勃起は十分。エルーンの餌である精液は湯水の如く溢れることだろう。支配人はユイシスの背後に回ると、彼女の身体で一番高く掲げられた尻を掴んでその肉を横に広げた。

 細身に乗った肉を掻き分けると、ジャングルじみた雌臭い毛が目に映る。支配人はその下の口……ではなく、ぷっくら膨れた肉が縦に割れたもう一つの性器に肉棒を突き立てた。

 

 ズブズプッ、ヌプププププッ♥♥

 

「おっ、おっ♥♥ おぉ、おほぉぉぉぉぉぉっ!!♥♥♥♥」

 

 アナルに挿入された途端、床に額を擦り付けていたユイシスが野太い嬌声を響かせて顔を反り返した。土下座の姿勢を維持しながら顔を上げ、ケツを掲げる。マヌケな全裸土下座エルーンのケツマンコに、支配人は勢いよくピストンを繰り出した。

 

「お゛っ♥♥ おっおっおぉぉ♥♥♥ あっ、んっ、ン゛ッ!♥♥♥ ふぉっ♥♥ け、ケツ穴、イクッ、ケツマンコ、ちんぽでイグゥ!!♥♥♥♥」

 

 尻穴で感じることは当たり前。そもそも尻穴を差し出すことも当たり前。この館においてエルーンはペットであり【エルーンの餌は精液】のルールに従い、ユイシスは餌を与えてくれる支配人に敬愛を抱いて穴を差し出す。重ねてルールに従い、どれだけ卑猥な単語でも積極的に口に出し続ける。淫らなオホ顔に染まった面から品性下劣な淫語を口走る。

 ただの排泄穴だった場所は、肉棒を出し入れされて『ぶぼっ♥』と淫猥な音を立てる性器と化していた。ケツ毛を絡ませ肉棒に穴を委ね、腹の底から汚らしく下品な雌声を発して彼女は餌を待つ。

 【精液を食べるなら下の口が一番絶品】。今や館中で誰もが知るルールに喜びを感じたユイシスは、肉棒の脈動を直腸で味わい声高々に嬌声を上げた。

 

 ドビュルッ♥ ブビュブビュブビュルルルルルルルルルルルッ!!♥

 

「んッほお゛おぉぉぉぉぉぉぉぉ……ッ!♥♥♥♥ ザーメンッ♥♥ ケツ穴でいただいてるっ♥♥ 主食のおちんぽ汁っ、エルーンのドスケベケツ毛マンコでイグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!♥♥♥♥」

 

 雄の精液を主食とし、白目を剥きながら尻穴で味わうのは広い空の世界と言えどこの館に宿泊する変態エルーンペットたちのみだろう。

 ドプドプドプとユイシスの尻穴に餌を注ぎ込み、ゆっくりと肉棒を引きずり出す。肛門の皺が竿に吸い付く快感に残った精液を吐き出しながら引き抜くと、ユイシスの尻穴は喜びに打ち震えたようにザー屁を噴射した。

 

「う゛っほぉ゛♥♥♥」

 

 それは最早清純なエルーンではありえない酷く濁り切った獣の遠吠えだ。ケツ穴からザーメンを噴射する助平なエルーンを見下して笑いながら、それでいて労わるように支配人は声をかけた。

 

「ユイシスさん、この後一緒にお風呂はどうです? 背中を流し合いましょう」

「は、はひっ♥ イクッ♥ 家族である頭の、支配人の背中、私に流させて欲しいわ♥」

 

 時間と設備は支配人が望むだけある。エルーンも望めば望むだけ美しい者たちが増える――――それを無様なペットにする快感は筆舌に尽くし難いものであろう。彼の醜悪な笑みにはそれが如実に現れていた。

 

 

 

 場所は望めばある。正確には望めば〝増える〟。ドスケベエルーンを支配するためだけにある旅館とその支配者に不可能などない。それがエルーンのためであれば、そんな理由一つで全てが叶えられてしまう。

 凄まじい人数のエルーンがズラリと並ぶ。誰もが一糸纏わぬ裸体で、多少の差はあれど等しく深い毛を蓄えたエルーンたちが宴会場のような場所にスペースを開けて立ち竦む。一人一人が十分な間を取るだけの広大な会場、そのステージに一匹の雌エルーンが立った。

 

「ん、ふふ……凄い熱気♥ これならとっても素敵な舞踏を踊れそう……♥」

 

 炎のような赤毛を靡かせたそのエルーンの名はアンスリア。各地で情熱的な舞を披露し、熱狂へと導いてきた炎の踊り子だ。が、今やその踊り子も宿泊に心酔する一匹の雌エルーンでしかなかった。

 くびれた身体は雌の匂いを発し、情熱的な赤毛は前は下腹に迫り、後ろは尻肉の外まで見えるほどビッシリと生い茂り、彼女は腋毛を見せつけるように扇情的な舞を披露する。

 

「さあ、私と一緒に踊りましょう? 愛しい支配人に捧げる――――無様で下品なドスケベダンスを♥」

 

 無論、彼女がもたらす情熱の舞さえ【ルール】を元に改変が為されている。アンスリアが踊る理由は、自らが世話になった支配人のため、未熟な雌エルーンたちに下品で無様なエロダンスを教授することにあった。

 太股がムチムチと激しく揺れるティコも、幼い身体を柔軟に動かして独自の魅力を醸し出すアンチラも、熟れた裸身に扇情的な無駄毛を生い茂らせたエイレアも、皆が支配人に捧げる舞を会得するため心を一つにしてアンスリアの指導に耳を傾けた。

 

「まずは両手を頭の後ろに、両脚は限界まで外に開いて……もっと……そう、もっと限界までよ♥ 腰はしっかりと下に落として、あの方に後ろ側まで見せつけるっ♥♥」

 

 両手を頭の後ろで組んで雌臭い腋の毛を余すことなくさらけ出す。腰を低くして両脚を開くことで、尻臀まで前方へと見せつける下品なガニ股を描かせる。

 全裸土下座が人の子に出来る最大限最底辺の誠意ならば、それは全身の性器を雄に見せつけ捧げる屈服羞恥のポージング。

 

「これが……おまんこの舞い!♥」

『おまんこの舞い!♥』

 

 ガニ股腋見せ屈服ポーズを〝おまんこの舞い〟などと称して披露し、並んだエルーンたちもアンスリアのガニ股ポージングに追随して自らの全てを暴いた。

 

「そしておまんこの舞いはここから腰を……こうっ♥♥」

 

 ヘコッ♥

 

「ほっほっほっ♥ はっはっはっ♥」

 

 ヘコヘコヘコッ♥ カクカクカクッ♥

 

 ガニ股に開いた脚を震わせ、中腰を一気呵成に踊らせる。アンスリアが腰を強く前後に振る度、彼女の剛毛が風に靡いて膣液があちこちに飛び散る。

 ガニ股ポーズの腰振り前後ダンスを意気揚々とお手本にしてみせたアンスリアは、至って真面目な表情で声を発した。

 

「腰は強く、鋭く、激しくっ♥ 支配人への感謝と愛を込めて、ドスケベ腰振り舞踏を踊りましょう♥ さあ私に合わせて――――おまんこっ♥」

『おまんこっ♥』

 

 腰を前後に『カクッ♥』『ヘコッ♥』と踊らせながら、エルーンたちがアンスリアの掛け声に続いて叫びを上げる。

 

「おまんこっ、まんこっ、ケツ穴っ、ケツマンコ♥ ほっほっ、おまんこおまんこ〜♥♥ おまんこフリフリふ〜りふり〜♥」

『おまんこっ、まんこっ、ケツ穴っ、ケツマンコ♥ ほっほっ、おまんこおまんこ〜♥♥ おまんこフリフリふ〜りふり〜♥』

 

 その舞いに美しさは存在しなかった。毛が生い茂った下品な身体でガニ股腰振りダンスとみっともない掛け声を伴えば、それはまさしく品性下劣。鼻の下を伸ばしたアヘ顔手前の顔を揃え、腰を全力で振り乱してエルーンたちが変態ダンスを踊る。

 全く無駄にしか見えない踊りの熱気は加速度的に増していく。その一体感は支配人への感謝がそれだけ強いことへの証であり、美少女と美女揃いの素っ裸の下品腰振りダンスも彼からすれば壮観極まりない光景なのだろう。

 

「おまんこ、ケツ穴、おまんこケツ穴おまんこケツ穴っ♥♥ た、高ぶってきた♥ すごい熱で、おまんことケツ穴から雌汁飛び出してるっ♥♥ はぁ、はぁっ♥♥ そ、想像して♥ 腰振りで迎え入れるおちんぽを♥♥ あぁ、イクイクイクぅ……♥♥♥」

 

 ヘコヘコヘコヘコ――――ヘコォ♥

 

「おまんこケツ穴、イクッ!!♥♥♥♥」

『おまんこケツ穴、イクッ!!♥♥♥♥』

 

 プシャァァァァァァァァァァッ!♥

 

 アンスリアが腰を鋭く突き出した瞬間、エルーンたちは示し合わせたように愛液を打ち上げた。毛に囲まれた肛門の皺も窪んで、その絶頂を露にしている。彼女たちは腰振りで雌臭を撒き散らすだけでイッてみせたのだ。

 腰振りで靡いていたマン毛が愛液でいやらしく張り付く。全身から汗が滴り落ち、並んだエルーンたちは前列の尻に淫汁をぶちまける。ステージに立つアンスリアは、彼女たちが放つ淫汁を浴びずともその匂いを感じて唇を歪ませていた。

 

「さあ次は……ケツマンコの舞い♥」

『ケツマンコの舞い♥』

 

 淫乱な熱量に当てられたアンスリアがさらに舞い踊る。それは淫靡というより、やはり下品で無様だった。

 ガニ股ポージングを反転させ、ケツ穴を見せつけるように中腰を突き出す。並び立つエルーンたちと尻を付き合わせたアンスリアは、そのまま尻を小刻みに揺らし始めた。

 

「ふっ♥ ほっ♥ ひっ♥ ふっ♥」

 

 ケツ毛が靡いて尻肉が揺れる。大胆で勢いのある腰振りダンスから一転し、ケツ肉を小刻みに揺らす卑猥な踊りを指導する。

 もちろん〝ケツマンコの舞い〟はその程度で終わるものではない。アンスリアはマヌケな剛毛エルーンたちが尻を必死に揺らす姿を肩口から見守り、クスリと微笑むと左手をその揺れる尻の上に掲げ――――――一気に振り下ろした。

 

「はいっ!♥♥」

 

 パチィィィィィンッ♥

 

 手の平が尻肉に打ち付けられて気持ちの良い音が響く。エルーンたちもアンスリアのケツ叩きに続くように音を掻き鳴らした。

 

「はいっ♥ はいっ♥ はいっ、はいっ、はいっ♥」

 

 パンッ♥ パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!♥ パチィンパチィンパチィンパチィンパチィン!♥

 

 尻をリズミカルに揺らしながらの連続スパンキング。尻肉に赤みが残る自傷行為――――マゾダンス。

 それにエルーンたちもついて行く。バラバラだった音が次第に重なる。

 

『はいっ♥ はいっ♥ はいっ、はいっ、はいっ♥』

 

 叩いて叩いて叩き続け、尻が真っ赤になるまでエルーンダンサーは踊り狂う。

 ガニ股を左右に踊らせながらフェラのジェスチャー。ケツ穴の奥まで見えるようなブリッジの姿勢でマンコオナニー。マヌケで下品で無様な踊り子たちへの教義は引き続き行われる。

 

 もちろん、それぞれの舞いは合わせるためにある。全てをマスターし、一つのダンスとして成立させる。それがダンスレッスンの目的だ。その完成まで身を粉にしてアンスリアは踊り狂ってくれるだろう――――支配人は彼女のおまんこブリッジの舞いをニヤニヤと嘲笑う。この館の中で唯一彼女たちのマヌケさを知っているからこそ、彼はその笑いを止めることはない。

 

 

 

 男の役割は『支配人』。あくまでエルーンが宿泊する旅館を管理、ルールを取り決める人間でしかない。少なくとも彼はそう考えていた。

 言うなれば一種のロールプレイだ。ルールに従うエルーンたちと同様に、定められた役割に沿って行動を決める。その方が味が出て楽しい。

 とはいえ、客たちの自主的な行動ばかりに合わせていては自由に発散というわけにはいかない。もっとも、取り決められた【ルール】の数々を見て彼が自由に振る舞っていないと宣言するには無理があるのだけれど。

 そんな『支配人』だから、稀に他の〝支配〟が欲しくなるのだ。ユエルやソシエ、ユイシスのように支配人に感謝をしながら様々なルールに支配され、平然とした態度で痴態を晒す。それは悪いものではないが、もう少し苛烈なものが欲しいと思う時は当然ながらある。

 

「さあ、散歩の時間ですよ」

 

 旅館の庭は和風で統一された内部に比べ、森林などの自然が豊かなものだ。まあ庭と言っても旅館の〝中〟であるため、内部に取り込んだエルーンが飛び出したところで何の支障もない。彼の言う〝散歩〟にはうってつけの自然コースだ。

 支配人は庭の一角に向かって声をかけた。すると、上質とはとても言えない木の小屋から、四つん這いの手足を野ざらしの地面にヒタヒタと付けて歩く雌エルーンが二匹、その裸身を露にした。

 

「良い子にしていましたか、フォリア、ヘルエス」

 

 彼はその雌エルーンを見下し、呼びかけた。それは全裸土下座のユイシスを見下した時以上に敬意を捨てたもので、二人への呼び方にそれが現れていた。

 しかし、支配人の態度に元王女と元国王は怒りを滲ませるどころか、ヘラヘラと媚びへつらういやらしい笑みと豚のように平たく不細工な歪みを伴った鼻を鳴らして応えた。

 

「当然じゃ♥ 妾たちは、ふごっ♥ 支配人様の可愛い家畜だからのう♥」

「感謝いたします♥ ふぅ、ふぶっ♥ 家畜如きに散歩の時間を割いていただいたこと、その慈悲深さ♥ 私たちの下品でみっともない身体を以てお返しさせてくださいませ♥」

 

 鼻は内側に鈎が食い込み、それらが三方向に向かって引っ張ることで二人の小さな鼻孔は最大まで大きく、平たく、酷く惨めで不細工な豚鼻に成り果てていた。二人とも元が美貌に優れているため、その豚鼻はより醜く映えている。

 アナルには豚の尻尾を模したビーズの着用を義務付け、首からは『豚奴隷♥』と書かれた木の板を下げ、無駄毛はペットたち以上に無造作に伸び、毛の線が一本になってピアスが付いた臍まで伸び切っている。

 その姿はもはや喪女と称することさえ烏滸がましい。女ではない獣の雌。人間以下のペット、ペット以下の家畜。家畜となった二人は支配人に飼われ、飼育され、庭にあるボロボロの小屋で住まうことを良しとする――――それが家畜に架せられた【ルール】だからだ。

 

「よろしい。おまえたちはエルーンでありながら王女と国王などという地位にあった。この旅館にそのような卑しい者は相応しくない……家畜として生き、罪を注ぐがいい」

「はい♥ 卑しい身分のわたくしたちを家畜に召し上げていただき、ありがとうございますっ♥」

「妾たちは豚のように鳴き、家畜として生を終える♥ 支配人様からのお恵みで生きていられる無様な雌豚エルーン♥ ぶひっ、ぶごっ、ぶひぶひぃ〜♥」

 

 ヘルエスとフォリアはいやらしく歪んだ微笑みで支配人を見上げた。四つん這いの姿勢は土下座のように低く、チラチラと顔を見上げる仕草は許しを乞うため男に媚びているようで、支配人の脳は得も言えぬ多幸感を感じていた。

 彼女たちは客人(ペット)ではない。エルーンでありながら高貴な身分にあった卑しい女に相応しい無様を用意されたことで、旅館の家畜奴隷に堕ちた哀れな雌豚だ。

 家畜は【鼻フックを必ず着用し、アナルビーズで豚の尻尾を生やし、乳首と臍にピアスを付け、板を首から下げて常に無様な自分を紹介する】というルールが設けられており、客人でない雌エルーンに支配人が遠慮をする理由などなかった。むしろ不細工な鼻の雌豚奴隷を飼育してやっている、という大義名分を鑑みれば先の尊大な態度は不遜とは言えない。

 

 ――――無様なエルーンペットたちの中でも、自由な振る舞いで扱える便利で下品なオナペット。

 様々な理由があると思われるが、結局は性処理に都合がいいというのが筆頭の思惑だ。それ以外でならば、ヘルエスとフォリアが高貴な身分に着いていたことが彼の支配欲を唆ったのだろう。

 

「一日中慰めることしか脳のない豚に恵みを与えてやろう」

 

 罵倒のような言葉を投げかけたというのに、二匹の雌エルーンは〝恵み〟を想像し恍惚とした笑みと鼻水を垂らす息を漏らした。ヘルエスなど滲み出ていた高貴さが全て消え失せ、フォリアは尊大な口調だけが残り哀れに思えるほどだ。

 支配人は服の下から男性器を露出させた。何十匹のエルーンを相手にしていながら、相変わらず衰え知らずの巨根だ。宿泊しているペットが相手ならこのまま行為に及ぶのだが、家畜への恵みとあれば一味違う楽しみ方がある。

 

「味わえ。ただししゃぶるな」

 

 精液はエルーンの主食。それはペットであろうと家畜であろうと変わらない【ルール】である。当然だが、曲がりなりにも宿泊する雌エルーンと外に放り出されて飼われている雌豚エルーンとでは配給量が全く違う。

 朝昼晩の主食と気まぐれな摘み食い。十分な量が割り振られるペットと違い、家畜の配給は本当に〝気まぐれ〟。ヘルエスとフォリアからすれば、ほぼ一日ぶりの精液だ。

 それを〝しゃぶらずに味わえ〟という命令は、仮にユエルやソシエならば支配人に〝いけず〟と不満を顕にするだろう。

 

「ありがとうございます……ぶぐごぉっ♥♥」

「むふふ、久方ぶりのおちんぽ様……はぁぁぁ♥♥ 顔が洗われるのじゃあ♥」

 

 けれど家畜は違う。家畜であり雌豚奴隷であるヘルエスとフォリアは、その配給量に僅かであっても不満を漏らさない。それどころか、深い感謝の念を抱いて肉棒を敬い、命令の中で出来る最大限の行動を取った。

 ヘルエスはフックで開き切った鼻に亀頭を無理やり詰め、捩じ込むようにセルフ鼻ファック。フォリアは至福の表情で竿に頬擦りをし、持ち前の魔力で潤いを失わない肌で肉棒を楽しませる。

 

「ぶごっ、ぶごごっ♥♥ 鼻ちんぽ、うまっ、うまいのじゃ♥♥ ぶひ、ぶごびぃ♥♥♥」

「ふぅ、ふぅ♥ ちんぽ、ちんぽちんぽちんぽ♥ 家畜にザーメン♥ 支配人様、どうかお慈悲をぉ♥」

 

 元は高貴な身分のエルーン美少女と美女が、今や無駄毛を生やし鼻の穴にチンポを捩じ込む年増の家畜エルーン。それだけで肉棒が滾るというのに、先ほど見学したエルーンのドスケベダンスと不細工顔面奉仕も合わさって、彼は今すぐにでも射精してしまいそうだった。

 

「待て」

『っ♥』

 

 しかし、家畜にただぶちまけるというのは面白くない。一言でピタリと動きを止めた家畜たちを尻目に、支配人は何故か全く別の場所へ精液を解き放った。

 ドピュドピュとヘドロのような白濁液がヌキ放たれた先は――――ペット用の丸い小皿だ。

 

「……はっ、はっ、へっ♥」

「ふごっ♥ ぶごごっ、んごっ♥」

 

 餌箱に白濁液が注がれる。エルーンの大好物に家畜たちが舌を出し、鼻を鳴らし、今度は彼女たちがイキそうな目になる。

 半開きの口から輝く涎。全開きの鼻から淫らな水が。剛毛マンコから堪えきれないと言わんばかりの愛液が。言葉もなく精液を欲しがる物乞いの家畜を支配人は嘲笑って声を発した。

 

「よし」

 

 瞬間、四つん這いのヘルエスとフォリアは顔面を餌箱に突っ込んだ。

 

「あむっ、じゅるるるる、ぶちゅるっ♥♥ ずびっ、ずぼぼぼ、じゅぶ、んぐっ、ごきゅっ♥♥♥」

「ふーっ、ふーっ、ふーっ♥♥ はぐ、ぶごっ、ぢゅるるるるるるる♥♥」

 

 口で咀嚼し鼻で吸い込み、味わい深いザーメンを胃の中にたっぷりと収めていく。臭くてエグくて絶品のチンポザーメンに、二人のマンコは淫汁を吹き出してイキ狂っているようだ。

 

「やれやれ、はしたない家畜たちだ。もう少し恵みが必要ですか」

 

 ヘルエスとフォリアをそう扱い、育て上げた張本人が呆れたように肩を竦ませ、一つの餌箱にがっつく二人の背後に回った。

 地面に置かれた餌に顔面を突っ込んだことで、二人の下半身は必然的に掲げられている。これでは豚というより犬だ。エルーンの耳も相まって種族がめちゃくちゃな二匹のうちのグラマラスなエルーンのマンコを狙いすまし、支配人は肉棒を挿入した。

 

「んィ゛う゛ぅ゛う゛ぅ゛う゛う゛ッ!?♥♥♥♥」

 

 まるで獣の唸り声。ヘルエスは美しさの残る数少ない背中を全力で反らし、ずぶ濡れのマンコで仰け反りアクメを享受した。支配人はヘルエスが顔面を反らした拍子に跳ねた三つ編みの銀髪を手に取ると、手網を握るようにピストンをする。

 

「ん゛お゛お゛お゛お゛っ♥♥♥♥ ちんぽっ、支配人様の、おちんぽぉ゛っ゛♥♥♥ 私の家畜マンコに来てっ、突いて、イグッ!♥♥♥♥♥ よわすぎて、アクメ、イグッ!♥♥♥♥ 馬鹿マンコじぬ゛ぅ゛ぅぅぅぅぅぅ!!?♥♥♥♥♥」

 

 スレンダーな身体のデカ乳が揺れ、デカケツが音を立てる。パンパンと肉付きの良い音が鳴り響く度に、熟れたマンコが肉棒を解し、ド下劣な嬌声が雄の猛りを遺憾無く助長させた。

 白目を剥いてよがり狂う巨乳の家畜エルーン。元ロイヤルマンコを奥の奥まで突いて楽しんだ支配人は、何の躊躇いもなくその子宮へと新鮮な白濁液を流し込んだ。

 

「ん゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……ッ♥♥♥♥」

 

 ビクッ、ビクッ、ビクッと断続的に裸身を震わせ、喉奥から濁った声をひり出すヘルエス。雌汁が滴り、顔面の精液が垂れ、獣の嬌声が猥りがましい音を奏でた。

 いつまでも絶頂しているのではないかと思える長い嬌声。それに付き合うことなく肉棒を引きずり出した支配人は、精液と鼻水と愛液と我慢汁、ありとあらゆる汁で濡れた肉棒をそのままフォリアの蜜壷にぶち込んだ。

 

「ほッお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛♥♥♥♥」

 

 ヘルエスが遠吠えのような嬌声だったならば、フォリアは唸り声のような嬌声だ。餌が吸い尽くされた箱に顔を突っ伏し、膣壁を擦るカリ首に唸り、汚らしい喉声を以て子宮に到達した肉棒を歓迎する。

 

「ほぉ゛っ♥♥ ん゛ッほぉ♥♥♥♥ 一日ぶりの、おちんぽ様っ♥♥ すごっ、はげし……ん゛ごっ、げぇっ♥♥♥ お゛お゛っ、お゛ッほ♥♥♥♥ 妾の行き遅れマンコにっ、とてつもない魔羅がきて、ハメられてっ、い、イォ゛ォ゛ッ!♥♥♥♥」

 

 ヘルエスよりは理性が残っているのか、多少は饒舌に肉棒の味を語るフォリアだが、結局は無様なことに変わりはない。鼻穴にこびりついたザーメンを吹き出し、王失格のケダモノアクメで言葉にならない声を上げていた。

 成長が著しく遅い幼女の如き身体のマンコはキツめで堪らない。ヘルエス同様、またも脈絡なく白濁液を子宮に注ぎ込んだ。

 

「おッほお゛ぉお゛ぉぉオ゛ォ゛オ゛ォ゛ォ゛~~~~~~~~~~~~~~~~♥♥♥♥ ざーめん♥ ありがとう、なのじゃっ♥♥ ロリババアマンコ♥ イグ、イグ、イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!♥♥♥♥」

 

 家畜の媚び売りアクメ声は脳髄によく響く。これなら午後からの業務もしっかりと身に入りそうだ――――――

 

「おっと、散歩を忘れるところでした。行きますよ、家畜」

『ぶひぃんっ♥♥』

 

 ぺちぃん、と忘れかけていたことを棚に上げた尻への仕置きが飛ぶ。酷いことに見えるかもしれないが、みっともない悲鳴を上げる家畜に気遣いなど不要だろう――――これだけ好き勝手に扱っておきながら、それこそ今さらなのだろうけれど。

 

 

 来客はいつでも歓迎する。それは悪意を以て訪れる者であっても、だ。

 

「……ようやく見つけたな。ここが例の〝館〟というやつだろう。うむむ、ガルとははぐれてしまったか。そっちはどうだ、フェリ」

「ああ。私の方も同じだ……エルーンしか見つけられないという噂は本当だったみたいだな。ヴァジラ、とにかく安全な場所から様子を見よう。この館がどんな仕組みなのか、それだけでも知って帰らないと――――――」

 

 それがエルーンにとっての善意であれ、館にとっての悪意であれ意味は等しい。

 どんな思惑を持つ者でも、どれほどの力を持つ者でも、エルーンでなければ辿り着けず、エルーンであれば歓迎をする。

 

「おやおや、可愛らしいエルーン様でございますね――――歓迎しますよ。どんな種族よりも丁重に、あなた方エルーンをね」

 

 逃れられるエルーンはいない。逃れる必要もない。エルーンのためだけにある支配の館。

 

 今日も新たな来客が館の扉を開く。彼女たちが、雌エルーンが空の世界に戻る時は、二度と来ない。それに後悔も疑念も必要ない。獣は獣らしく、何も知らず何も得ず、ただ惨めに無様に喘げばいいのだから。

 

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