※この作品はR-18です。

エロ短編集   作:いかじゅん

60 / 182
イラッとして投稿サボりまくったけどまあそろそろやっとくか。くらいの考え。


七草はづき、月岡恋鐘、白瀬咲耶、田中摩美々、三峰結華、幽谷霧子(催眠)

 この世で唯一無二の【催眠アプリ】を作り上げた男。誰の信用も得ず、ただ一方的な関係を生み出す力を手に入れた彼はアイドル事務所【283プロ】の少女たちに欲望の牙を向けた。

 美女事務員を催眠アプリで操り、都合のいい雌奴隷に。そして、うら若き輝きの乙女【illumination STARS】を見事射止めてみせた男は、ギラついたその目で次の獲物を見繕っていた。

 

「…………」

 

 否。彼の中で、その工程は既に終えたものだった。彼からすれば、誰を選ぶかの楽しみなど一瞬のこと。自ら作り上げた催眠の力さえあれば、思うがまま手にすることができる。その〝思うがまま〟の部分の方が、余程迷ってしまうかもしれないくらいだった。

 広大な屋敷の一室が手狭に思えるほど様々な機材が置かれている。男はその部屋の中で、一心不乱にぼんやりとした光を放つモニタと見合っていた。キーボードを叩き、機材と接続した催眠アプリ用の端末に何かを打ち込んでいるようだ。

 連日、男は念願の【アイドルコレクション計画】を進めず、こうして何かの作業に没頭していた。

 

「……ご主人様〜。いらっしゃいますかー?」

「はづきか。ああ、何か用か」

 

 アイドル以外で特別な愛着を持つ専属の世話人、もとい283プロ事務員の七草はづきが声をかけても、相槌で済ませる。

 いつもの彼なら、ドスケベなオープンクロッチタイツとハイレグシャツ姿の淫乱事務員に、肉棒を反り勃たせてしゃぶりつくはずだが、部屋を訪れた彼女のあられもない姿を横目で見やるだけに留める集中力。これにははづきも小首を傾げてしまったが、彼女は己の疑問より命じられた責務を優先した。

 

「はい、ご報告ですよ〜。周辺への根回し、全部完了しました。これで本当に、あの三人はご主人様と一緒の生活ができるようになりましたー♥」

「……ほう。それは実に良い報告だ。手が早いな、さすが俺の奴隷だ」

 

 その報告には作業に没頭していた男も、見るからに機嫌を良くしてはづきを褒めた。と言っても、彼が褒め称えるのは〝自分が操ったはづき〟であり、実質的には自画自賛のようなもの。完全に掌握した人間の力は、すべからく己の物であるという傲慢な考えから来る身勝手な賞賛だった。もちろん、愛おしい事務員が「褒めすぎですよ〜♥」と甘えたっぷりで照れることも分かっての言動だ。

 男がはづきに命じていたのは、形式だけで済ませていた周辺の整備や仕事の調整だった。彼女に催眠アプリ、一度でも催眠にかけた者を操作できる簡易仕様のものを預け、必要な仕込みをすべて機能させるよう動かした。

 事務所の重役は術中、手駒としている。支配したアイドルの家族には丁寧な〝説得〟を用いて、彼の屋敷で同棲する了承を得た。その上で、アイドルの仕事は続けさせている。舞台に上がり、人々に夢を見せるアイドルを己の場所でファンに知られることなく穢し、辱める背徳感と優越感に浸る意味でも彼女たちの仕事は欠かしてはいけない要素だ。

 しかし、仕事の忙しさで男とアイドルが〝遊ぶ〟時間が取れなくなっては本末転倒。そこも、はづきや事務所の重役に簡易催眠アプリを持たせしっかりと根回し。男にとって都合のいいスケジュールや契約が来るように仕向けた。

 

 という一連がはづきに命じて進行させていたことだ。スケジュールや契約は常に動かすものであり、厳密には完了というわけではない。が、めぐるたちイルミネの面々がこの屋敷に定住できるというのは、非常に喜ばしい報告だと言えた。作業にかかりきりで癒しがなかった男も少しは気分が晴れ、思考が冴えて手の動きがより活発になる。

 

「そういえばぁ、ご主人様は何をしてらっしゃるんですかー? この数日、ずーっと同じ作業に勤しんでるみたいですけど……」

「ん? これはアップデートだ。おまえたちを俺のコレクションに変えて、今も世話になってる【催眠アプリ】のな」

 

 はづきの問いかけに悠々と答える余裕まで生まれた彼は、作業の内容を彼女に語り始めた。

 催眠アプリのアップデート。個人開発した催眠アプリの権限は彼にあり、必然として機能の改良を加えられるのも彼のみ。そしてはづきに続き、イルミネの三人にもアプリの効きがあまり良くなかったことに男は懸念を抱いていた。

 効いてはいた。催眠を浸透させる調教もそれなりに気分を高揚させて楽しんでもいた。が、自慢の催眠アプリに不備があり不便を感じていたことは純然たる事実だ。

 己が意図して引き起こした物ならともかく、不備の表れをわざわざ残しておく理由はない。そういった部分以外にも改善の余地があると判断した彼は、計画を一度止めてアップデートを行うことにしたのだった。

 アプリの催眠深度、強度の大幅な向上。端末の画面サイズの都合上、同時催眠が良くて数人が限度であることを問題視し、催眠映像をモニタやスクリーン等の大きな画面に映して効果が発揮できる機能を追加。大人数を同時に催眠状態にできるように改良。

 重ねるようだが、この催眠アプリは実質彼専用のもの。一部分の権限を操った人間に分配することは可能だが、こうした改良は彼個人で行う他ない。だからはづきが問いかけてしまうほどの時間を費やすことになった。

 

「……とまぁ、今言った機能のすべてが〝こいつ〟に詰め込まれたってわけだ」

 

 しかし、それも今日で終わりだと男は唇に弧を描いた。はづきを見て思考が冴え渡り、佳境だった作業が一気に終わりを迎えた。

 

「完成したんですかー?」

 

 はづきの問いかけに男は首肯する。作業は終了し、彼の手には映像と音の組み合わせでより高度で強力な催眠を使用可能なアプリが収まった。

 

「ふふ、おめでとうございます〜♥ それで、次はどの子たちをご主人様のモノにしちゃうんですかー?」

「そっちはとっくに決まってる。次は――――ああいや、その前に」

「きゃっ♥」

 

 おもむろに立ち上がった男は、はづきの肩を押して機材から離れた壁に追いやる。乱暴な扱いに甲高い悲鳴を上げたはづきの唇を彼は唐突に奪った。

 

「んむっ♥ ん……ちゅ、ちゅ、んちゅっ……♥」

 

 乾いた唇が艶めかしく滑らかな唇を執拗に啄み、潤いを共有するように水音を鳴らす。ぴちゃぴちゃと唾液が絡まる淫らな音が響き始め、主人が強く自分を求めていることにはづきが悦びの笑みを零す。

 催眠状態の自覚がありながら、彼女はそれを遥かに上回る歓喜に満ち溢れていた。どんな内容であれ、主人からの命令であればはづきは喜びを覚える。そして、こんな風に使ってもらえるともなれば、奴隷として最上の悦びに満ち満ちる。

 股上ミニスカで丸見えの秘部から愛液が垂れ、アイドルとの差を作るためもっさりと生い茂った恥毛が卑猥に湿り出す。そんな己の秘部に導くべく、はづきは濃厚な口付けを受け入れながら男のズボンを下ろした。

 

「……わー♥」

 

 モノがズボンから零れると、はづきはその大きさに見惚れて絶句した。

 浮かんだ血管がビクビクと脈を打つ竿は、いつも以上に巨大だった。臭いも濃厚で鼻に突き、彼に心酔する女であれば欲情を耐えられそうにないくらい凄まじい勃起だ。

 

「しばらく作業ばっかで全然ヤれてねぇんだ。このまま次に向かうと、獲物を見ただけで出しちまいそうでな」

 

 催眠の前にバレちまうかもしれない。それはそれで、中々スリルがありそうだが、などと軽口を叩きながら男ははづきのムッチリとした左脚の太ももを持ち上げ、彼女の濡れた秘部に滾ったモノをぶち込む。

 

 ずりゅ♥ ずりゅずりゅずりゅっ♥

 

「あっ……んんッ、おっ♥♥」

「だから一回使わせろ」

 

 抱かせろと言う前に挿入を終えている。対面体位で膣内深くまで大きな逸物を挿入れられたはづきは、数日ぶりに感じる主人のモノということもあり、その表情を鼻の下を伸ばして口をだらしなく開いたトロ顔に変えた。

 開かれた口から雌声が溢れ、目の焦点が鮮烈な快感で狂う。男は構わず腰を振ってセックスに興じた。

 

 パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥

 

「ん゛おっ♥♥ あっあっ、うぅ……お゛ぉ♥ ご主人様の、おちんぽ〜♥ い、いつも大きいですけど、今日はもっとおっきいィ〜〜♥ か、かんじる♥ 膣内で、子宮で大きさ感じちゃいま……お゛っっ♥♥♥ すっご♥ そこ深、ふかいっ♥♥ ん゛お゛ぉぉぉっ♥♥♥」

「数日ぶりに聞くおまえのマヌケな声の実況と顔、めちゃくちゃ効くぜ」

 

 じっくり楽しむのも良いが、一刻も早く新しいアイドルを味わいたい。矛盾した嗜好は後者が勝り、彼は飲食と風呂と睡眠以外すべての時間を作業に費やした。

 その結果、283プロのアイドル全員を喰い尽くすつもりでいる彼の絶倫は、たった数日の禁欲で限界を迎えつつあった。一度ここで抜いておかなければ、頭の中で何度犯したか分からない件のアイドルを見た途端に弾けてしまうかもしれないほどに。

 

「あ゛ッ♥♥ んんん……はいっ♥ たくさん使ってくださいー♥ 私のマンコでいっぱいコキ捨ててくださいー♥ ご主人様のためなら、いくらでも差し出します、よォ゛っ♥♥ う゛っ、お゛♥♥♥ お゛っほ♥♥ お゛っお゛っお゛っ♥」

 

 はづきの豊満な肉で気持ちよく発散して、気分よく新たなアイドルたちで遊ぶ。もしくはイルミネを呼びつけて一晩使い潰してから、冷静な頭で迎えに行くのも良いかもしれない。

 彼女の肌肉に腰を打ち付け、シャツからはみ出た乳房を揉みしだき、腹の底から溢れる濁声を浴びながら男は幾つもの道を模索する。すべてが彼の思い通り、彼の望む淫蕩に耽る未来。

 

「っと、次はどのアイドルを俺のコレクションにするかだったな」

 

 彼は至極の快楽を貪りながら今回の本命を口にした。

 

「今回は選り取りみどりだぜ。新型の性能テストに相応しい――――――狙いは、アンティーカだ」

 

 【L'Antica】。彼のコレクションとなる運命の扉を持つ彼女たちに、ケダモノの目は向けられていた。

 

 

 

 

 アンティーカのメンバーは月岡恋鐘、白瀬咲耶、田中摩美々、三峰結華、幽谷霧子の合計五人で構成されている。

 年齢は近いが個性はバラバラ。しかし、オフにはメンバー同士の交流は盛んで、さりとてファンに見せる顔はアンティーカとしてのクールな装い。果たしてどちらが素であるのかはファンの目線次第というところであろう。

 そんなアンティーカの面々は、次の仕事の打ち合わせということで会議室に集められていた。クライアントが来るまで、少女たちは思うがままに振る舞う。

 

「けどさー、一体どんな人なんだろうね、新しい仕事の依頼主って」

 

 結華が眼鏡の奥に潜ませた瞳を細める。興味津々という輝きが宿った彼女の目を見て、咲耶が顎に手を当てて思案する。

 

「どうだろうね。少なくとも、様々な人たちから信頼を得ている……ということは確かだろうけれど」

 

 確信には至らないが、恐らくはというニュアンスを強めた咲耶の言動には理由があった。

 新しい仕事の詳細はクライアントから説明を受けて欲しい。けど、絶対に気に入ると思う。と、プロデューサーや事務員のはづきから太鼓判を押される顧客と顔を合わせるともなれば、その未知に否が応にも惹かれるものだ。

 まして、彼女たちは感性に秀でた盛んな年頃。アイドルとして表と裏の経験を積んでいるとはいえ、これほど不鮮明な仕事の始まりは初めてのことだった。

 

「んふふ……案外、すごい詐欺師に騙されてたりしてぇ」

「こら、そげなこと冗談でも言ったらいけんよ!」

「プロデューサーさんが信用した人なら……きっと、大丈夫だと思うよ……」

 

 摩美々が冗談めかし、恋鐘が少しだけ語彙を強くして咎め、霧子が信用する人間を通じてのお墨付きを下す。

 顔も名前も知らないクライアントへの不安など瑣末なこと。五人で受ける仕事なら平気。仲睦まじいアンティーカのメンバーからは、そんな信頼が感じ取れた。

 微笑ましい光景を目にして満足がいった……のかは彼にしか分からないが、会議室の扉がノックされたのはまさにそのタイミングだった。

 各々が自由にしていた五人も、ノックがあれば椅子に座って佇まいを正して待つ。そこにも個性が出ていたが、少なくとも仕事に支障が出るほどではない。

 程なくして、クライアントが扉を開いて現れた。軽い挨拶と共に見えたのは、少女たちから見て比較的平凡な容姿の青年だった。

 

「……なーんか、普通ゥ」

「しー!」

 

 唇を尖らせた摩美々がポツリと落胆を零してしまうくらいに男は〝普通〟だった。顔は悪くないが、秀でているほどでもない。身体付きも悪くないが、スーツを纏っていればプロデューサーとさして変わりのない体躯だ。

 期待を煽られていなければ摩美々も言葉を零すことはなかっただろう。なまじ、プロデューサーたちから全幅の信頼を置かれるクライアントが、普通以外の何物でもない見た目をしていたからこそ少女たちは疑問を抱いた。

 もっとも、その疑問は一瞬だ。表面の信頼を得るだけなら容姿に秀でていればいいが、深い信頼を勝ち得る場合は違う。しっかりとした性根でなければ、全面的に信用されるなどありえない。腹に幾つもの思惑を抱えた者が多い複雑な業界を知るが故に、彼女たちは分かることもあるのだ。

 

「初めまして、アンティーカの皆さん。早速ですが、こちらの映像資料を見ていただきたい」

 

 だが、男は自己紹介の間もなく用意されていたスクリーンに映像を投影し、見て欲しいと言い出した。名前も名乗らず、参考資料を見せつける。信用以前に礼儀に欠けていた。

 プロデューサーたちが競合して仕掛けた何かしらのサプライズないしドッキリか、などと疑い始めた少女たちの目に――――何も映らない。

 

「? 何も映ってなか……?」

「音は聞こえてくるけど、これは」

 

 スクリーンには光だけが映り込み、特殊な光度なのか少女たちの困惑した顔を鏡のように鮮明な形で返していた。音はモスキート音のような、不協和音のような、判別が上手くできないような……移り変わる不可思議な曲調だった。

 そして、クライアントの男はニヤリと笑った。普遍的な表情から、獣じみた表情になる。ともすれば、顔が変わったとさえ思える豹変にアンティーカのメンバーは背筋を凍らせた。

 

「ええ、この映像は――――おまえら(アイドル)を人形にするためのもんだよ」

 

 彼女たちの思考は、そこまでだった。豹変したクライアントの言葉を聞き切るより早く、少女たちの脳は堕ちた。考えるという信号が断絶し、全く別のモノに置き換わる。

 手を下ろし、背もたれへ一身を捧げる。輝いていた目は光を失い、彼の言う人形としての意識だけを宿していた。

 

「立ち上がれ。スカートの中身を見せろ」

『はい。立って、おパンツを見せます』

 

 五人の意識がトランス状態に移行したことを確かめた男がそう命じると、少女たちは命令を復唱しながら椅子から立ち上がり、両手でスカートの裾を摘んでたくし上げた。単調な命令に単調な動き、それでいてどこか細やかで情欲を煽り立てる扇情的な仕草だ。

 

「細かいところまで反映されてるな。反抗もねぇ。クク、これで当面はすんなりヤれそうだな」

 

 大事な場所に最も近い下着を見せつける命令を従順にこなした少女たちの姿に、クライアントを装った男はクツクツと笑う。全員でスカートをたくし上げ、ショーツを見せつけたあられもないアイドルたちに催眠アプリのアップデートが完璧だったことを確信し、安堵の言葉を零していた。

 新しい仕事、プロデューサーの信頼を勝ち得たクライアント。そんなものは存在しない。あるとすれば、雌奴隷として男のアイドルコレクションになる仕事と、催眠で思考操作を受けたプロデューサーからの偽りの信頼だ。

 

「さあ、じっくり拝見させてもらおうか。今回は焦らし無しでな」

 

 以前までなら、ここで不躾なお預けがあった。アイドルたちの精神力に催眠の暗示が通り切らず、ボディタッチどころか肌を見せることさえ拒絶された。

 けれど、今は煩わしさを一切感じない。アイドルたちは従順で、抵抗の言葉もなく下着を晒して立っている。男は邪魔なテーブルを退けると、横並びの少女たちの股間前にしゃがんで、その生脚を撫でながら下着を吟味していった。

 

「ほお……これはこれは、はづきから聞いてたイメージ通りだな。ギャップがあっていい。特にみんなに好かれる王子様は、意外に子供っぽい趣味をしてるじゃないか」

 

 元々から283プロのアイドルたちを調べ尽くしていたのみならず、事務所のありとあらゆる情報に通ずるはづきを従えた男は、アンティーカの個人的な情報を隅々まで熟知していた。

 だが実際に見てみると、また違った感情が浮かぶ。摩美々は見た目通り少し派手目な紫ショーツ。霧子と結華は綺麗めで落ち着いた色合いのショーツ。恋鐘、そして王子様と呼ばれるイケメンタイプの咲耶は白色、言ってしまえば派手さのないシンプルなショーツ。

 見られること、ましてや自分から見せてしまうなど夢にも思っていない。彼女たちの恥部を守る儚い布切れ一枚に興奮を抱き、感想を述べる男。

 

「さてさて、ここからどうしてやろうか」

 

 前後左右からアイドルの生パンを満足いくまで拝見した男は、一度彼女たちを揃って眺められる位置まで下がって思案を始めた。

 このまま艶かしい肉を帯びた少女たちの肌を弄り、犯すことは簡単だ。今の催眠は人間の抵抗力を容易く屈服させられる。彼が命令すれば、彼女たちは今すぐ裸になって秘部を己の手で開くことも躊躇わないだろう。

 しかし、それでは面白くない。ただ単に犯して手に入れるだけで、アイドルに対する歪んだ情欲は解消されない。それは、完全に自分のコレクションとした後の楽しみ方だ。

 

「クククッ、実際に顔と身体を眺めて考えると、色々と浮かんできやがる。このエロい身体を遊び尽くすやり方は、どれがいいか」

 

 催眠の不具合で仕方なく選ぶのではなく、手に入れる過程を楽しむ目的で選ぶ。

 次々と浮かび上がってくる遊びの内容。男の意思によって現実になる無限の可能性――――――彼が選んだのは、仲睦まじいアンティーカの絆を利用した醜悪なゲームだった。

 

 

 

 

「う……頭、が……」

 

 ――――アンティーカの五人が意識を取り戻す。

 強制的に切り替えられた脳の信号が影響しているのか、ズキリと鋭い頭痛が咲耶たちの頭に走った。

 しかし、その痛みの甲斐もあり彼女たちの意識はハッキリと覚醒した。覚醒して、自分たちの身体に起こった異常に目を見開いた。

 

「ひゃ……ひゃぁぁぁぁぁ!? な、なして! こげんいやらしい格好しとると!?」

「恋鐘、どうし……ひゃっ!?」

 

 恋鐘の悲鳴に反応した咲耶が語彙を上擦らせる。二人は抜群すぎるプロポーションの女体を持っているため、自分たちの異質な装束に関して真っ先に異常を感じ、激しい羞恥に悲鳴を上げる。もし身体が自由に動けたのなら、飛び上がって尻もちをつき身を手で覆うくらいはしたはずだ。

 それほどまでに、アンティーカの面々の〝衣装〟は甚だしく卑猥だった。

 レース生地で縫われたボディースーツの下着とでも表現しよう。それが、彼女たちの身体を辛うじて守っている。際どさは水着以上で、一歩処理を誤れば恥毛が零れるだろう股部の切れ込みに、上が大胆に露出している上に際どい張り付きで、恋鐘や咲耶の爆乳が飛び出しかねない胸部。足に履いたニーハイも、彼女たちの極限的な羞恥を助長するだけに思える。

 そんな卑猥極まりない格好でいる事実に残ったメンバーもすぐ気づき、慌てて身体を手で隠そうとした。

 

「っ!? な、なんで……身体、動かない……」

「どうして……え、え!?」

 

 身体が動かない。冗談でも何でもなく、彼女たちは己の恥を隠すという行為ができなかった。恋鐘や咲耶は張り裂けんばかりの爆乳の乳首がくっきりと下着スーツに、結華たちも鼠径部を隠せない切れ込みのハイレグレース生地に浮かんだ割れ目を隠そうと思っても叶わない。

 見えない何か。まるで超能力に縛られたかのように卑猥な格好の身体を動かすことができず、少女たちは真っ青な顔になって動揺を露にした。

 

「おはよう、アンティーカの諸君……と、こんな演技はもういらないな」

『!?』

 

 そんな五人が立ち竦む部屋の正面。男は傲慢なまでの感情を彼女たちに見せた。

 演技は必要ない。そう語った人間は、五人の仕事相手を装った男その人に他ならない。意識を失う直前、あの寒気がする笑みを浮かべた青年だった。

 

「早速だが本題だ。おまえらは俺に催眠をかけられた。今後、一切自分で考えて行動することはできない」

「……冗談にしては、ちょっと低レベルすぎるんですけどぉ」

「冗談と思うなら動いてみたらどうだ? そんないやらしい下着姿を見せつける必要はないだろうに」

 

 いやらしいと分かっていて着せた。改めて男の口から指摘を受けると、気恥ずかしさがピークに達してしまう。だが、やはり身体の自由を取り戻すことはできなかった。

 催眠。そのような物が存在するはずがないと考えながらも、実際に自分たちが味わってしまえば信じざるを得ない。

 

「俺はおまえらみたいなアイドルを〝コレクション〟している。つまり、選ばれたおまえらアンティーカは、これから俺の所有物になってもらうことにした……が、そう簡単に事が運んでも面白みにかける」

 

 絶対的な強者であるが故の高慢な考えの元、男はニヤリと笑って言葉を重ねた。

 

「ゲームをしようぜ。それに勝てたら、おまえたち全員を解放する。内容は――――絶頂耐久ゲームだ」

「ぜ、絶頂……?」

 

 咲耶が頬を赤らめ、ゲームの内容を呑み込み切れない様子で呟きを返した。他の面々も、大体の意味は分かっているのだろう。

 催眠をかけられた事実。ゲームなどと遊び始める男への苛立ち。その上で、男が一方的に提案した【絶頂耐久】ゲームの破壊力は、それらの困惑を上回って理解が及ぶくらい〝分かりやすい〟ものだったのだ。

 

「そう。おまえらアイドルでもオナニーくらいは知ってるだろ? その絶頂だ。どんな方法でもいい。エロいことをして先にイッた方が負け。一人でも勝てたら、全員を解放してやる……ただし、1対5っていうのはフェアじゃないからな」

 

 ハンデは付けてやるが、人数は揃えた方がゲームらしい。男は指を少女たちに向かって二度突きつけた。黒髪長身の美少女と、栗髪爆乳の美少女。

 

「白瀬咲耶と月岡恋鐘、二人はこっちについてもらおう。スタイルで分けられてちょうどいいだろう?」

「ふざけないでもらいたい。誰が貴方のような男に協力するものか!」

「そげなこと、うちらがするわけなか!」

 

 当然、ふざけた理由で指名された咲耶と恋鐘は憤りと共に反発した。

 まずもって男の側につく理由がない。そもそも、身勝手極まりないゲームになぜ参加しなければならないのか。身体が催眠状態にあるという混乱の中であっても、二人は、否、五人は確固たる意思を示した。

 

「この状況でそこまで言えるとはな。流石はアイドル、肝が据わってるぜ――――けどな、やれって言ったらやるんだよ。コレクションにもなってないお遊び人形の分際で、俺に逆らうな」

「「あ……」」

 

 だが、男が強い命令口調で咲耶と恋鐘に語りかけると、二人は怒りの表情を一変させてしまった。

 背中で一纏めにしていた両手をだらりと下げ、意思の光が宿った瞳に歪みが溢れる。虚ろになりきったわけではない。意思そのものを奪われたような、怪しい色を灯した。

 

「……分かりました」

「うちらは、霧子たちをイカせる役を、する……」

「こ、こがたん、さくやん?」

「二人とも……しっかり……!!」

 

 その光は段々と強くなり、結華たちの強い呼びかけでは揺るがぬほどに硬くなった。二人は艶かしい上乳をタプタプと暴れさせながら、男の横に立ち位置を変える。彼の側に立つ、このゲームにおいて自分たちのチームはこちらだと言わんばかりに。

 

「ははは! これでフェアなゲームができるぜ。仲良くやっていこうな、咲耶、恋鐘」

「はい、よろしくお願いします」

「精一杯、頑張るけんね」

 

 男は両隣に立った美少女たちの肩を抱くどころか、二人の爆乳を両サイドから『むにゅうっ♥』とこれみよがしに揉みしだき、自分のモノにしたことを残った三人に見せつけた。

 突然の裏切り光景に結華たちは愕然とした表情を浮かべた。裏切り自体がショックというわけではない。その気になれば、自分たちの意思を思いのまま捻じ曲げることも容易い。暗にそう宣言され、絶望的な立場を自覚した。

 ゲームという遊びを提示されなければ、自分たちはこうして意思を取り戻すことさえなくコレクションにされていた。その絶対的な恐ろしさを味わっているのだ。

 

「さあ、いい加減始めようぜ。チンポが早くヤらせろってウズウズしてんだ」

 

 しかし、遊びを提示されたからこそ彼女たちにチャンスが巡ってきている。3対3のイカせ合いに誰か一人でも勝てば、催眠から解放される。それが本当かどうかは関係ない。その事実が希望になることが大切なのだ。

 

「……勝手なことばっか言ってくれちゃって。いいよ、三峰がおじさんの相手してあげる――――手加減なんてしてやらないからね!」

 

 少女は鼓舞をした。自分の頑張り次第で、五人全員が助かる。希望は霧子と摩美々にも伝わり、力になる。

 アンティーカは五人で一つのアイドルだ。希望が催眠などという悪辣なモノに負けるはずがない。

 

 

 

 そうして、ありえない状況であっても希望を持ってゲームに参加して、数十分後。

 

「おごっ、げっ……ごげっ、おぼぉぉ♥ ごっ、んげ、お゛ん゛ぼぉ……♥」

 

 結華は、男の巨根を喉で呑まされ白目を剥きかけながら汚らしく喘いでいた。

 

「あーあ、ダメダメだわ。あんな啖呵切ったからてっきり経験あるのかと思ったら、ズブの素人じゃねぇか。期待して損したわ」

「ん゛ごぉぉぉぉっ!?♥」

 

 ツインテールを手網のように持たれ、喉に無理やり詰め込まれた肉棒をさらに押し込まれる。喉笛がチンポの形になりそうだ。それ以前に、男の陰嚢に顔面を埋めさせられて頭がおかしくなりそうだ。

 イラマチオ。結華の小さな喉を強引に押し広げ、オナホ代わりに使う行為だ。イカせ合いという勝負からは、少し外れすぎているように見えた。

 

「おいおいおい。先手を二回もくれてやったんだ。もっと頑張ってくれよミツミネちゃん」

「う゛ぶぅ……お゛、ごげぇ……♥」

 

 それもそのはず。男は啖呵を切った結華を評し、二度も先手を譲って絶好の機会を与えたのだ。その機会を無下にしたのは、誰でもない結華だった。

 最初は男の竿の大きさを見た途端に震え上がり、拙い手で扱いて射精させようとした。男性経験の薄い彼女なりに、創作の知識で知っていることだったのかもしれない。が、もちろんチンポを見て慄く女の手コキなど、下手というレベルの話ではなかった。はづき、めぐるたちといった美女と美少女たちから絶え間なく奉仕を受けた経験を持つ男の竿は、全くと言っていいほど感じなかった。

 それならばと意を決し、二度目のチャンスを得てのフェラチオ。こちらは言うまでもなく惨敗。口の先でペロペロと舐める男からすればくすぐったいだけの奉仕が限界だった。

 精一杯、結華からすれば口内にチンポを招き入れるだけで勇気を振り絞ったと言える行為だ。もっとも、業を煮やした男の手でこうしてイラマチオをさせられ、すべてが台無しになってしまっているのだけれど。

 

「はぁ、とんだ期待外れだわ。見ろよ、あっちはおまえと違って頑張ってるぜ」

「おんぶぅ……っ!?♥」

 

 そうして結華が初の性行為に翻弄される間に、ゲームは着実に進行していた。イラマチオの圧迫感から僅かに解放され、眼球の運動で辺りを見回した結華は目を見開く。

 

「ちょ、っと……マジ、で……それ、やめ……ん゛んっっ♥♥♥」

「咲耶、さん……だ、だめ、正気に、戻って、えぇっ♥♥♥」

 

 既にグロッキー。そう思えてしまうほど追い詰められている摩美々と霧子の姿がそこにはあった。

 相手は当然、恋鐘と咲耶だ。二人とも、床に伏した摩美々と霧子の訴えに全く耳を貸さず、己の恥部を相手の恥部に擦り付けていた。片足を手で掴んで広げさせ、逃げられないよう身体で押さえつけながらの貝合わせ。

 

(あ、あれじゃあ、もう……)

 

 結華が目にした光景に、彼女たちの勝ち目などありはしなかった。至極真っ当な結論であろう。

 相手が操られていると知っていて、行動に少なくない罪悪感や躊躇いが付き纏ってしまう摩美々たちと、催眠状態の命令という優位性から積極的な攻めを行える恋鐘たち。

 どちらが先に絶頂へと至るかなど、クイズにもならない。最初から答えが出ているものに問いかける意味がなかった。

 だから結華がすべての元凶である男のチンポをイカせなければならない。取り繕う必要はなく、結華が男性器を絶頂させればいい。出来ることと言えば、イラマチオ中に舌で舐める程度しかないが。

 

「はっ、俺も本腰入れてやるとするか。ボーナスタイムは終わりだ」

「ん゛っぼぉっ! げほっ、ごほっ……お゛ぇぇぇ……!」

 

 咥えさせられていたモノを不意に引きずり出され、酷い嗚咽を上げながら結華が蹲った。青年はそんな彼女の唾液に塗れたグロテスクな逸物を、押し倒して顕になったボディースーツの割れ目に沿うように当てる。

 

「きゃっ……あ、あぁっ!! やめて、やめてぇ!!」

「はは、止めるわけねぇだろ。これはおまえにとってもチャンスなんだぜ? 二回もチャンスを譲りながらフェアプレーの精神を忘れない俺、優しいなぁ」

 

 何をされるか理解した結華が顔を真っ青にして制止するが、男が止まるわけがない。イカせ合いの勝負で、この行為を避けられるはずがない。彼の言うフェアプレーは、互いの性器を噛み合わせてこそ成り立つものだ。

 チャンスタイムは終わりという言葉を男は行動を重ねることで示す。際どい下着スーツを横にズラし、結華の秘所を露にした彼は、ギンギンに滾った肉棒を容赦なくその穴へと挿入した。

 

 ずぷ、ずりゅずりゅ、ずりゅうぅぅ♥

 

「ひぎっ!?♥ は、あ゛……ん゛んんんんんんんっ!!♥♥」

「おっ、良いマンコの締りだ。何気にこのレベルの催眠でヤるの初めてだから、新鮮で堪んねぇなぁおい」

 

 パンパンパンパンパンッ♥

 

 男は容赦のない挿入から遠慮のないピストンを始める。初挿入への配慮などなく、未完成の催眠状態の正常位という初めての体験で中枢神経に快感が満ちている。恐らくそんなところだろう。

 対して結華は必死も必死だった。無理やり股を開かされ、挿入だけでなくピストンセックスまでされている。感情の制御が効かず、手で口を抑えて我慢するだけでいっぱいっぱいだ。

 

(なんっ♥ でっ♥♥ 男の人の、って……こんなに、大きいの?♥ 気持ちいいの?♥ だ、だめ、こんなの直ぐに……っ♥)

 

 ――――嫌悪感が溢れるべきはずなのに、セックスの快感が溢れて止まらない。

 予想外に大きなモノを受け止めた痛みが、男の腰使いで気持ちよさに呑まれていく。単調なように見えて、結華の弱い部分をしっかりと見つけて〝突いて〟〝擦る〟のは、ついさっきまで処女だった結華には想像し難い技術だった。

 性に関しての経験や知識に乏しいアイドルと、性の経験値を積み重ねて技術を磨いた催眠使い。勝負に関わる要素のすべてが男に味方していることは明白だった。

 

「あっ、うあっ、うぅぅぅっ……♥♥」

(だ、めっ♥ 本気で、イ、くッ!!♥♥♥)

 

 頭の中が真っ白になって、果てる。自慰行為では決して得ることのできない絶大な熱の放出が始まる、瞬間。

 

「おぉっと、そろそろイキそうだわ。危ない危ない」

「へぇあっ!?♥♥」

 

 あれだけ激しかったピストンがピタリと止まり、膣穴から流れてきていた快感までもが停止した。

 開発されていない未熟な膣内は、男のセックステクニックで快楽を享受していた。それが唐突に失われれば、熱があっという間に引くのは当然のことだ。彼の技術がなければ、結華の膣内はギュウギュウと締め付けるだけの単調な子供マンコでしかないのだから。

 結華が素っ頓狂な声を上げたのも仕方のないことだった。トロ顔を真っ赤にして困惑した結華を見下ろした男は、笑みを露骨に隠した表情で言葉を続けた。

 

「いやぁ、ミツミネちゃんのマンコが気持ちよすぎてイッちまいそうだったわ。惜しかったねぇ。もうちょっとで俺の方が射精しちまいそうだったのになぁ」

「っ〜〜〜〜〜〜♥♥」

 

 清々しい棒読みの台詞に結華が耳まで真っ赤にし、言葉にならない声を上げる。明らかに弄ばれている。今イキそうになったのは男ではなく、結華の方なのに。

 いいように弄ばれた挙句、寸止めの余裕さえ見せつけられる。結華の膣内は絶頂を求めるようにヒクヒクと蠢き、彼女の意思で制御できないというのに。

 

「さぁて、再開だ。次は射精させられるといいねぇ、ミツミネチャン♪」

「ば、バカにして、ンンッ♥♥ あ、そこっ、だめ、だめ……だめだってば!♥ やめてっ!♥ し、知らない、気持ちいい場所♥♥ 擦るの、止めてぇぇぇぇぇぇっ!♥♥♥」

 

 痴態を餌に楽しまれている。舞台の上ではなく、無機質な床に押し倒され、アイドルが受け入れるべきでは無いモノを挿入れられ、あまつさえよがり狂って泣き叫ぶ。

 自分の知らない自分の弱点をひたすら責め立てられ、勝ち目など初めから存在しないと骨の髄まで教わる。結華は、いいや、結華たちは男の手管に為す術なく敗れた。

 

「いぅ゛、あ゛っ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!♥♥♥♥」

「うぅ゛〜〜〜〜♥♥♥♥」

「あっ、ん゛っ、お゛ぉぉぉっ♥♥♥♥」

 

 結華が一番大きく、摩美々が慎ましやかで、霧子は唸るような下品な声で。全員が一斉にアクメをキメた。

 背を反って愛液を膣穴からびちゃばちゃと激しく打ち上げる、これ以上ない絶頂の証を全員で立てる。数秒間痙攣しながらそうしていた三人だったが、またもや同時に振り抜いた腰をカクンッと床に落とした。

 初めての深い絶頂と、この状況下で快楽を貪ってしまったことへの複雑な感情。心のキャパシティを超えて気絶してしまったらしい。

 

「こいつらはここまでか……ま、十分だな」

 

 催眠で起こすこともできた。結華に関しては、そのまま肉棒を弱点に擦り付けていればすぐに目覚めただろう。

 そうしなかったのは、一度絶頂を迎えたら敗北という彼自身が定めたゲームのルールに則った……のが建前だ。

 

「選手交代の時間だ。後半戦を始めようぜ」

 

 本音は、わざわざ残した爆乳美少女を味わうため以外の何物でもなかった。霧子と摩美々をイカせ、自分たちもスーツから愛液が滲み出て細い粘液の糸が伝っているいやらしい姿に加えて淫猥な股を広げた咲耶と恋鐘の命令を解く。

 催眠命令は男側につき、霧子たちを絶頂させること。選手交代はもちろんその逆で、咲耶たちは彼の言葉にハッと目を開いて正気に戻る。

 

「あ……う、うち、なんでこげんなことしようと……あ、あぁ、ぅああぁぁぁ!」

「っ……どこまでも下衆なことを!!」

 

 仲間に酷い仕打ちをした、させられた。正気に戻れば、そういった正しい認識を当たり前に感じられるようになる。

 二人は自分たちが仲間をイカせた罪悪感と、強要した男に対しての怒りに震えた。

 

「うるせぇなぁ。おい咲耶、チンハメ姿勢だ。まんぐり返しでマンコ差し出せ」

「なっ!?♥」

 

 だが、そんな罪悪感や怒気をお構い無しに男は勝負を続行した。まだ楽しみは続いている。二人と余計な問答をして、アイドルの処女マンコで温めるという贅沢な下準備をした肉棒を萎えさせてはそれこそ興冷めだ。

 男に命じられた咲耶の身体は、当人の意思を無視して床に転がり股を開いた。スラリと伸びたモデル体型の美脚を腕で抑え、固める。両脚を揃って頭の方まで持っていき、愛液を吸ったスーツが細さを増したことで『クパァ♥』と露になったマンコと紐の下から見え隠れするアナルを見せつけ、命令通り見事なまんぐり返しの体勢になる。

 己を優雅で凛々しく見せる振る舞いではなく、自分の身体がとてつもなく下品でスケベなモノだとひけらかすまんぐり返しのポーズに咲耶は口をパクパクと開き絶句をしてしまう。

 

「こげんなこともう止めるばい! 女の子を何と考え……」

「いいから。恋鐘ちゃんは大事な仲間が犯されてるところをオカズにしてオナってな。しっかり深くイケるまで、そのムッチムチで卑しい身体で楽しむんだ」

「え……あっ、あ♥♥ うぅ、また身体が勝手にぃ♥」

 

 恋鐘は咲耶に迫る男を止める、あるいは自らを盾にしようとした。が、今日の彼はメインディッシュに長身爆乳美少女を求めた。ムチムチの爆乳美少女は少し嗜好から外れていたため、残酷な自慰命令が下される。

 催眠の支配からは逃れられない。恋鐘も男の指示通り、まんぐり返しでセックスアピールをする咲耶を視界に入れて自慢の胸を揉みながら秘部を擦り出す。

 

「うぅぅぅ♥ なして、こげん、こと……あっ、あぁぁ♥♥ せ、せんといけんこと……咲耶、見んで、見たらだめっ♥♥」

「恋鐘……」

 

 見られたくないのは互いに同じだろう。絶望的なゲームの中、残されたのは咲耶と恋鐘のみ。そして、恋鐘はオナニーで絶頂する。確定的、逃れられない結末だった。

 

「さぁて、モデルもしてる白瀬咲耶ちゃんのおまんこの具合、しっかりと改めさせてもらおうか」

「くっ……!」

 

 となれば、もはや咲耶一人しか残されていない。男はまんぐり返しの咲耶の眼前でしゃがむと、結華のマンコで育てた巨根をこれみよがしに『ペチペチッ♥』と咲耶の豊満な臀部、開かれた恥部に当て擦る。

 逃れようがないのは咲耶も同じだった。見ているだけで総毛立つようなグロテスクな逸物が、あと一歩踏み出せば膣穴を突き穿つ位置にある。恐ろしい、おぞましい、逃げ出したいのに逃げ出せない。

 

(私しかいない……みんなを助けられるのは、私しかいないんだ!)

 

 咲耶は己を奮い立たせた。結華と同じで、仲間のために最大限自分に出来ることをする。想像した己を形作るのは、咲耶の得意分野だった――――――

 

「オラァ!!」

 

 ごりゅごりゅごりゅっ、どちゅんっっっ!♥♥

 

「ん゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉッ!!?♥♥♥」

 

 咲耶の技術が発揮されることは終ぞなく、彼女はプレスされるような力強い挿入に首を反らして舌を突き出した。大型犬を彷彿とさせるだらりと差し出されたベロは、咲耶が一瞬でイキかけたことの証左だった。

 

「ふぅ、一気に子宮まで到着っと……ほら、ここを穿られると堪らねぇだろ? そんな顔してるなぁ」

「ん゛お゛ッ♥♥ ちがっ゛、そんな、こと、ない゛ぃ゛♥」

 

 そのイケメンオーラが剥がれ落ちた情けない顔の口を締め直した頃、今度は子宮口を『グリグリッ♥』と亀頭で圧迫されて、彼女の知らない濁声が溢れた。意識して出す雄を真似た声とは違う。雄に負けじと野太い下品な嬌声だった。

 それは子宮口を押し込まれる度に強くなった。最初のようにグリグリと、次はトントンと小突くように、その次は近辺を詰って詰め寄るかの如く念入りに。

 

「女はみんなそう言うんだよ。何が王子様だ、子宮でチンポしゃぶれ! 雌は雌らしくイキやがれ!!」

「うぐぉ♥♥ お゛♥ くぅぅ、ふっぅうっっ♥ ふ、かいぃぃぃ……お゛ぉぉぉっほ♥♥♥」

「ほらほら、良い声出してるじゃねぇか。一皮剥けたドスケベアイドルの喘ぎ声をよ」

 

 思わず迸る汚らしい声。抑えきれない情欲が子宮から快楽の熱になって中枢神経を刺激し、咲耶の心から言葉が離れていく。彼の言う雌になる。女は子宮でチンポを受け止めるのが役目だと、知ってしまう。

 

(そんなことないっ♥ こんな男に私は負けない……これは、催眠で感じているだけだ♥ 耐えろ、耐えるんだ……耐えて、私がみんなを助けるぅぅぅぅぅ!!♥♥)

 

 万能感さえ覚えてしまうチンポの快楽は、貝合わせで濡れた咲耶のマンコには力強すぎるものだった。

 

「う゛ぐおぉぉぉ、うぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜ッ♥♥」

 

 何とか耐えようと歯を食いしばる。鼻の下を伸ばした淫らな顔で、歯茎を剥き出しにしながら目を上擦らせる。絶頂に近づいた顔が絶頂を我慢した時、こうもおかしく卑猥になるのだと大衆を魅了する美貌の面で男に向けて証明してしまう。

 

「ぶはははは! すっげぇ情けないツラしやがって、それで我慢してるつもりか? なら、もっと気持ちよくしてやるよ」

 

 咲耶の下品な絶頂我慢顔を笑いながら興奮を強めた男が、メインディッシュに相応しい場所へと手を伸ばした。

 まんぐり返しで平面になった咲耶の身体から飛び出した、そのたわわな果実。ピッチリスーツからとっくに零れ出した凄まじい重量感の爆乳を鷲掴みにして捉えた男は、先端の充血した二つの乳首に狙いを定め、大きめの乳輪ごと指で引き絞るように抓りあげた。

 

「くふぅぅぅぅぅぅぅんッ♥♥♥」

 

 声を我慢し損ね、弾けた。もちろん子宮をねちっこく責め立てることも忘れていない男の手で、咲耶はめいっぱいイカされかけた。絶頂していないのが不思議なくらい頭が真っ白になり、目の奥から火花が散る。

 これでイッていないなんて嘘だ。けれど、身体はまだ上があると叫んでいた。自分が負けたら仲間を救えなくなる。その一心だけで耐えていた。結果として、途方のない快感が蓄積していると分かっていても、だ。

 

「『くふぅん』だってよ。犬みたいに啼きやがるなぁ……デカパイ乳首摘まれてエロい気分になったか、んん? もっともっと欲しいってか?」

「あ゛♥♥ いぎっ♥ んお゛っ♥ お゛ぉぉぉぉおっ♥♥」

 

 咲耶は、もう啼くことしかできなくなる。子宮を小突かれてポルチオを開発されながら、雌の身体を大きさで値踏みする男の指で乳首を嬲られながら、何もできない。

 イクことさえ自由にできない。反抗もできない。できない尽くしの彼女に、催眠への抵抗力などあってないようなものだった。

 

「そろっとマジで射精そうなんでな……楽しいゲームのフィナーレといこうや」

 

 ずりゅりゅりゅりゅ……♥

 

「ひうぅぅぅぅ♥♥」

 

 腰を引き上げてカリ首を膣穴入口に引っ掛けた男は、目をチカチカさせて悲鳴を上げた咲耶の乳房を揉みしだいて最後の瞬間を味わった。

 子宮に叩きつけて、乳首を抓ってイカせる気だ。これだけネチネチと絶頂を〝焦らされた〟咲耶は、男の手段が手に取るように分かった。理解できたからと言って、咲耶に手段はない。

 

(イカないイカないイカないイカないイカないイカないイカないイカないイカない!!♥ 絶対に、こんなモノで私はイカない!!♥ イッたりしない!!♥)

 

 王子様と呼ばれた少女は祈ることしかできない。不可能なことばかりの状況で、仲間のためにも絶対に絶頂などしないという誓いを心の中で立て続けて、

 

 ――――どっっっっちゅんっっっっ!!♥♥♥♥

 

「お゛ッほ♥♥♥♥ う゛ぎゅお゛ぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!♥♥♥♥ イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ゛!!♥♥♥♥♥」

 

 実に三回。子宮突きで一回。乳首抓りで二回。両方で三回の絶頂を易々と宣言した。一瞬とはいえ白目を剥くほどのアクメをキメて、先にイキ果てていた同胞の仲間入りをした。

 彼女はアヘ顔で絶頂する雌でしかないことまで証明した。なんてことはない。アイドルなど、彼に支配されるだけの奴隷だと。

 

(こ、がね、は……あっ♥)

 

 上向き目だが、辛うじて戻った視界で咲耶は最後の仲間を探した。藁にも縋る思いで恋鐘を見た。

 

「お゛♥♥ お゛ぉ……ッ♥♥♥♥」

 

 咲耶自身が考えたことを忘れていた。恋鐘は、とっくの昔にイッている。股座を派手に開いて倒れ、ニーソックスを愛液でぐちゃぐちゃにして、イキ潮のアーチを描きながら失神していた。その姿で律儀にオナニー命令を守っているものだから、より悲惨な光景になっていた。

 分かっていながら見てしまった。咲耶の希望はどこにもない。彼女自身が本当に最後の希望だった。それをくじかれて、踏み躙られてイッた。

 

(みん、な……すまない……ごめん……なさい……♥)

 

 仲間たちを助けられなかったことへの謝罪――――それが現実の声になることは、二度となかった。

 溜まりに溜まった快楽同士が結合する。男の射精が咲耶の胎内に注ぎ込まれた瞬間、彼女は意識を手放しながら今一度果てた。

 

 ドビュルルルルルルルルルルッ!♥ ブビュブビュブビュブビュッ、ボビュルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!♥

 

「ん゛ぎゅっ♥♥ あ゛お゛っ♥ い゛お゛♥♥♥ お゛ほ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ゛っ゛♥♥♥♥♥♥」

 

 

 

 

「奴隷アイドルの皆さん、ご入場です〜♥」

 

 以前よりも芝居がかったはづきの声に招かれて、新しいコレクションたちが部屋の中に入ってくる。

 前回までと違うのははづきだけではない。焦らしに焦らされた時と異なり、存分に発散してから手に入れたアイドルたちの姿を男は落ち着いた様子でベッドに座り、眺めて楽しむ胆力を得ていた。もっとも、ペニスの方は裸入場してきたアイドルたちに分かりやすい反応を示してはいたが。

 部屋の外からゾロゾロと現れた五人のアイドルは、胸の先端から尻の穴まですべてを晒している。ヌードモデルのような姿で五人は〝衣装〟の前に立ち並ぶ。

 アイドルとしてステージに立つための衣装ではなく、奴隷(アイドル)としてのステージに立つため綺麗に折り畳まれた衣装の前に歩いてきた少女たち――――――アンティーカは、男に向かって土下座した。

 

『お待たせしました、ご主人様♥ アイドルグループ改め、ドスケベおまんこアイドルグループ・アンティーカです♥』

 

 ムッチリとしたものから引き締まったものまで取り揃えられた尻を掲げ、胸を潰し、手と額を床に擦り付けた土下座並べの自己紹介。

 アイドルグループ・アンティーカが勢揃いした全裸土下座の味わいは、男の性器と表情から窺い知れた。

 

「良し……衣装を着て、一人一人宣言しろ。敗北と、コレクションになることをな」

 

 向上した催眠アプリの権能で得た妖しくも甘美でイッてしまいそうな光景に、機嫌が良くないわけがない。男はそこから、彼だけに許されたさらに深く背徳の味わいを望んだ。

 ゴシックドレスを恥部丸出しのスケベセックス衣装に作り替えたモノを着せ、一人一人じっくり丁寧な【敗北宣言】の幕を開く。

 

「マンコアイドルに転身した……幽谷霧子……です♥ この度は、ご主人様に対して無意味なことをして、本当に申し訳ありませんでした……これからは、心を入れ替えて……無駄にした時間を取り返すくらい、おちんぽ様をシコシコ奉仕します♥ 重ね重ね、マンコアイドルの分際で頭を下げるまで時間を使って、申し訳ありませんでした……♥」

 

「マンコアイドル転職、田中摩美々ですよー……メスマンコ持ちドスケベ変態奴隷の分際でぇ、ご主人様に生意気な態度を取ったことを謝罪しますぅ♥ 本気でそう思ってます……だから、ガニ股おまんこ開きしますー♥ 人間卒業して、ご主人様のコレクションにならないと恥ずかしすぎてできないガニ股腋見せ屈服ポーズ、しちゃいましたぁ♥」

 

「改めましてマンコアイドルになった、三峰結華でーす♥ 三峰はぁ、ヘッタクソな手コキとフェラチオでお時間を取らせた挙句、チンポハメられて即イキ散らかしたクソ雑魚マンコを振って謝罪しま〜す♥ へっこへっこ♥ おっほ♥ ご主人様のチンポ欲しいです〜♥ 敗北宣言しますから、雑魚マンコにチンポハメて潰してください〜♥」

 

 一人、また一人と必死に抗った自身を貶めながら見せつけ姿勢を取る。煌びやかな踊りは舞台の上に置き去りにし、コレクションとなるマンコアイドルと名乗るに相応しいガニ股腋見せ屈服ポーズ。

 

「マンコアイドル、月岡恋鐘ばい♥ うちは、仲間がチンハメされる姿で、ド派手スケベにオナってイッた変態アイドルたい♥ 人として終わったデカチチだけが取り柄のマンコアイドルとして、ご主人様に敗北♥ 屈服♥ 所有物になることを誓うばい〜♥」

 

「マンコアイドル・白瀬咲耶♥ 生意気にもご主人様に最後まで逆らった雌犬風情に、コレクションになるチャンスをくださったことに感謝します……これからはぁ♥ こんなふうにカッコつけず初めからおまんこおっぱいダンスで媚びっ媚びのチン請いダンスします♥ 咲耶の淫乱おっぱい♥ 屈服子宮マンコ♥ ご主人様の立派なおちんぽで、ハ・メ・て♥ ハ・メ・た・お・し・て♥ 大口白目でアヘ顔アクメをキメるまで愛してください〜〜〜〜♥♥♥♥」

 

 偶像足らんと鍛えて柔らかい四肢を存分に活用し、エロい腋を見せつけ下品にガニ股をおっぴろげ、恋鐘や咲耶は爆乳おっぱいと共にマンコを突き出し全力媚び売り敗北宣言を行った。

 屈服完了した精神を身体で表すガニ股腋見せポージングは、男が望めばより激しくなる。多種多様な胸が踊り、チンポに欲情したマンコが垂れた糸を飛ばしながら振り、あまつさえ尻の穴を突き出し開いて見せつけることさえ厭わない。

 

『スケベおまんこアイドルアンティーカ♥ ご主人様の催眠コレクションにエントリーします♥ おまんこ〜〜〜〜♥ イク〜〜〜〜♥♥♥♥』

 

 どんなにエロい格好も、どんなにマヌケな言動も、男の意思で自由自在。

 

 

 こうして、彼の望むアイドルコレクションに一つのグループが加わった。

 動かし使えるこの世で唯一の美術品。幾つ手に入れても飽きがこないコレクション。アンティーカを嬲る視線の一部は既に、次なる輝きに向けられているのかもしれない――――――――次の嗜好は、どのアイドルを選ぶのか。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。