※この作品はR-18です。

エロ短編集   作:いかじゅん

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言われて気づいた最近は即堕ちや催眠ばかりでじっくりな敗北書いてなかったと。書きたいな、書くしかねぇ!

したら前編になりました。リクエストより閃の軌跡、シャロン・クルーガー&アリサ・ラインフォルト。メインはシャロンさんになります。時系列イメージはIV終了とかそのくらいですが異世界転移な感じなので具体的には特に縛りなしで。

裏の組織に所属している強キャラでお茶目でいい声とスタイルしてるメイドさん。そりゃあもう戦って色々してもらうしかないでしょう(ゲス顔)とか話してたらこうなった。特に反省はしてないし、何ならここ最近でかなりまともな仕上がりになったと思う。

私は何を言われても私の性癖しか書けないので。まあその中でも久しぶりってこともあり気合いが入りました。最近お下品に振り切った反動とも……言うか?






シャロン・クルーガー、アリサ・ラインフォルト(服ビリ、肉体改造、爆乳化・前編)

 

 

「アリサお嬢様、お下がりください」

 

 神速の手刀、と見紛う短剣の一振り。目にも止まらぬ速さの一閃を繰り出したのは、何と見た目麗しい翠の瞳を持つメイドだった。

 淡いウェーブがかかったショートカットにヘッドドレス。白いエプロンやロングスカート、ブーツと使用人を思わせる要素を身に纏った二十代ほどに見える可憐な女性。

 彼女の名はシャロン・クルーガー。ガラスで仕切られた部屋に閉じ込められた仕えるべき雇用主の令嬢、アリサ・ラインフォルトと共に転移させられた(・・・・・・・)者だ。

 

「っ……」

 

 神速の一閃から、シャロンがどれほどの実力者かはその筋の人間なら誰しもが理解できよう。が、想定と異なる(・・・・・・)力加減の一刀は、壁を隔てた先にいるアリサへの道を切り開くことは叶わなかった。

 

「シャロン、あなただけでも逃げて! ここ、何かすごく嫌な感じがするわ……」

「そうはまいりません。この有事、お嬢様をお守りすることこそわたくしの役目――――――」

 

 シャロンとアリサを仕切る壁はたった一枚の硝子。確かにシャロンだけならば、彼女側だけ広く取られた謎の部屋から逃れられる可能性はある。しかし、シャロンにとってアリサは雇用主以上の感情を持つ相手――――大切な家族と互いを認める彼女を見捨てることを、シャロンという女性は絶対にできない。

 眉を顰めた視線を鋭く直し、再び愛用の短剣を彼女が振るおうとした瞬間、殺風景で広いだけの部屋に何者かの声が響いた。

 

『あーあー、聞こえてる?』

「え?」

「子供の声……?」

 

 それは、聞き間違えようもない少年の声(・・・・)。アリサだけでなくシャロンさえ目を見開いて耳を疑った。

 しかし、声の主は二人を面白がるように笑いながら続ける。

 

『驚いた? こんにちは、アリサ・ラインフォルト――――執行者No.IX・死線のクルーガー。シャロンさん?』

「な……っ!?」

「…………」

 

 アリサが思わず絶句し、シャロンがぴくりと眉根を上げて彼女を背に警戒を顕にする。

 シャロンの裏の名を、忌み名を知っている。それだけで相手が単なる子供ではないと理解し、思考と身体の警戒を深める。ただでさえ知らぬ間に連れられた場所で、誰ともしれぬ子供が自らを知っている。目的は、正体は――――――

 

『そんなに警戒しなくてもいいよ。シャロンさんが思うような人間じゃ、僕はないからね』

「では、わたくしとお嬢様を監禁した目的をお聞かせくださいませ。わたくしが返却(・・)をした名を知る理由もですわ」

『ふふ、思ったより直球だなぁ。そんなにお嬢様が大切? まあいいや――――僕の名前はライ。いきなりだけど、僕は今使用人(メイド)さんが欲しいんだ。だから僕に仕えてよ、シャロンさん』

「……は?」

 

 あまりにも突拍子のないお願い。監禁の状況を考えれば要求だろうか。シャロンが相手を蕩かす色気の声を、完全に唖然とした様子で零れ落とし、翡翠の目を丸々と見開いた。

 

「何を仰るかと思えば……(わたくし)はラインフォルト家に仕える女。謹んでお断りいたしますわ」

『そう言うと思った。じゃあゲームをしよう』

「ゲーム?」

 

 また脈絡のない提案に訝しむシャロンだったが、次の瞬間、表情を読み取らせないポーカーフェイスが崩れ去った。

 

「――――きゃあぁぁぁっ!?」

「っ!! アリサお嬢様!?」

 

 自身ではなく、アリサに引き起こされた異常と彼女の悲鳴によって。

 シャロンと違い、わざわざ四方を硝子で囲まれて監禁されていたアリサの足元から無数のアームが出現し、彼女の身動きを封じたのだ。

 

「な、何よこの格好!?」

「お嬢様……くっ!」

 

 しかも、空中に吊られたアリサの姿はM字開脚(・・・・)。白いミニスカから下着が丸見えになり、シャロンしかいないとはいえ声が聞こえてくる状況で下着を晒すことに、アリサはは反射的に赤面をしてしまう。

 その赤面や下着を隠そうにも足と共に手までアームに封じられており、シャロンが三度刃で硝子に斬り付けるも、やはり傷一つ付けることができず歯噛みした。

 

『あはは! 赤パンティーだ。お嬢様は意外と過激――――――』

「……それ以上お嬢様への侮辱を続けるというのなら、その命が惜しくないと受け取らせていただきます」

 

殺気(・・)。結社『身喰らう蛇』の執行者とは、彼女たちの世界(・・・・・・・)において名の知れた実力者。そのシャロンが放つ殺気は、たとえ相手の姿が見えなかったとしても貫き通す。

 

『おっと、ごめんね。シャロンさんを怒らせたいわけじゃないんだ』

「それ以外の意図があるとは思えませんけれど」

『さっきも言ったけど、僕はシャロンさんが欲しい。だからゲームだ――――聡明なシャロンさんは、どう答えるかな?』

 

 事実上、選択肢などない。

 

「子供にしてはよく回る舌をお持ちのご様子――――そのゲーム、私が受けて立たせていただきます」

「シャロン、駄目!」

 

 自分たちに悟られず二人揃って監禁する力、或いは何かを持っている者たち。実質人質に取られた大切なお嬢様(家族)

 下着丸出しで拘束されたあられもない姿のアリサが、自分のために得体のしれない〝ゲーム〟を受けるシャロンを制止する。だがシャロンは、恥ずかしい姿のアリサに最高の礼を尽くす。

 

「ご心配には及びません。必ず――――お迎えにあがります」

「シャロン……」

 

 スカート摘み、片足を引いて頭を下げる、メイドとしての嗜みを見せることでアリサへ案ずることはないと言ってのけた。

 

 それが強がりでない実力を持つシャロン・クルーガー。否、たとえ強がりであっても彼女の態度に変わりはない。

 しかし、シャロンはまだ気がついていない。ライと名乗った少年が――――彼女の想像を絶するほど、子供離れした歪んだ欲求の持ち主だと。

 

『それじゃ、ステージセレクト!』

「っ!」

 

 急に子供らしい無邪気な声と共に、シャロンが監禁されている殺風景な部屋の光景が移り変わった(・・・・・・・)

 様変わりした光景の主なものは、リング(・・・)だろう。部屋の広さをふんだんに活用し、長く広く張り巡らされたロープと中のリング。

 そして、シャロンが見上げるリングの内側には、下にウェアを一枚着た屈強な肉体を持つ大柄な男性。

 

『ルールは簡単。僕の兄さんを倒したら二人とも解放してあげる。何ラウンドかけてもいいよ! シャロンさんが負けを認めるまで、ゲームは続くってことさ』

「…………」

 

 大まかなルールを頭に叩き込みながら、シャロンはトン、と軽やかに地面を蹴り上がってリングに降り立ち――――その動きの、彼女だけにわかる違和感に眉を僅かに下げた。

 

『あ、さすがにシャロンさんがそのままだと勝負にならないから、ちょっと身体能力を制限させてもらったんだ。それと武器も使用禁止。ちょっとした格闘技って思ってもらえればいいかな』

「なるほど……女一人に随分な念の入れようですわ」

『そう言わないでよ。けど安心して――――すぐ負けちゃうようなゲームは、つまらないからね』

 

 それだけで、少年の異質さと性悪な本性が垣間見えたのか、シャロンは不快感を隠さず短剣や暗器の類をリングの外へ投げ捨てる。

 今は従う。そして、何があろうと勝つ。

 

「へへ、よろしくな」

「ええ。どうか、お手柔らかに」

 

 指を鳴らしてシャロンに挨拶をするライの兄に対し、彼女はあくまでも物腰が柔らかなメイドとして礼を取る。

 強者故に焦りはない。どんな状況であろうと、淑女として振る舞う彼女はまさに使用人(メイド)として完璧だ。

 

『第一ラウンド――――スタートだ』

 

 それが、どこまで崩れてしまうか(・・・・・・・・・・・)、開幕の合図を鳴らしたライは楽しみで仕方がないと微笑みを零した。

 

「おらっ!」

「……」

 

 先制は男からのストレート。重心の勢いを乗せた容赦のない拳に、シャロンは焦りどころか眉一つ動かすことなく軽やかに飛んだ。

 そして、反撃の足蹴を見舞いながら距離を取る。

 

「おっと!」

 

 だが、シャロンから見れば隙だらけの男に攻撃を防がれ、彼女は完璧な着地を見せながら自身の肉体変化に眉を下げた。

 

(今の一撃を防がれてしまった……考えを改める必要がある、と見るべき)

 

 腕が、足が重い(・・)。傍から見れば軽やかに見えるシャロンの動きも、当人からすれば情けないほど怠けたものに感じられた。

 彼女からすれば至極真っ当な感覚だ。シャロン本来の実力は、屈強な男程度一秒かからず制圧できる。それが今は攻撃を避けて僅かな反撃を試みる、という動きがやっとの貧弱さに能力を落とされてしまっていた。

 武具以外にも護身の心得はある。しかし彼女が解せないのは、シャロンの能力を意図的に落とすだけの何かを持つ者たちが、わざわざこんな〝ゲーム〟をさせている理由だった。

 

「考え事してるなんて余裕だなぁ!」

「――――――」

 

 だが今優先すべきことは、アリサを必ず救出すること。試合に勝つことでどうなるか、その先を想定ながら、勝つ(・・)

 距離を詰めながら拳を振り被る男を冷ややかに見つめ、細い息を吐いて身をかがめて――――走る。

 

「なぁ!?」

「遅すぎます。少しはリィン様を見習うべきですわ」

 

 すり抜け、背を取り、組み伏せる(・・・・・)

 屈強な男の足を容易く崩したシャロンが取った攻撃の手段は、絞め技(・・・)。今の力では急所を人体の衝くことは安定しないと判断し、彼女は確実に絞め落とす手段を取った。

 

「ぐおぉ、ぉぉ……!!」

「ご安心を。命までは奪いません」

 

 早急に意識を刈り取らせてはもらうが、とばかりに男の首を腕で絞め上げるシャロン。このまま勝負を一気に決める――――はずだった。

 

「ひゃぁぁぁっ♡♡」

「っ――――アリサお嬢様!?」

 

 アリサの艶声(・・)が、リングまで響き渡ってくることがなければ、そうなっていたことだろう。

 シャロンの邪魔をすまいとM字開脚拘束を甘んじて受け入れていたアリサ。その彼女が声高に喘いだ理由に、シャロンは目を見開いた。

 

「ひ、ひゃぁ!♡♡ な、なっ♡あぁ♡♡」

 

 無数のアームがその手に持ったこけし状の道具――――色を武器とするシャロンは当然、それに見覚えがあった。

 アリサの服の上から、パンツの上から局部を激しく振動で責める淫具(バイブ)。それこそが彼女に官能の叫びを上げさせる物の正体。

 

「隙ありだぜ!」

「っ!」

 

 そして、アリサに気を取られた代償は大きかった。組み伏せていた拘束を解かれ、逆にシャロンが()られる……よりも早く彼女は飛び退いた。

 

「っらぁ!」

「く……」

 

 しかし、男の手はシャロンの衣服の一部を握り、強引に引き裂く。

 引き裂いたのはスカートの一部だった。左側のブーツとその美脚に、大胆なスリットと見えなくもない切れ込みからは黒地の布。無論、その正体は言うまでもない。

 

「へへ、色っぽいの履いてんじゃねぇか」

「品格が感じられない残念なお方ですわ」

 

 引きちぎれたスカートの生地とシャロンの艶姿を見比べ、いやらしい笑みを見せる男にシャロンは無表情の嫌悪を抱きながらスカートを払うように整え、己の下着を隠す。

 このような男に見られたところで動揺はない。が、舐るような視線は不愉快に変わりはないようだ。その視線を無視して、シャロンは声を発した。

 

「何をお考えなのでしょう」

『言ったでしょ、ゲームだって。僕はあのお嬢様には興味はないけど、シャロンさんのことは欲しい――――あんまり長く兄さんと接触すると、お嬢様にイタズラちゃうかもね』

 

 シャロンが穏やかな口調の中で憤りを顕にしていると察しながら、顔を見せない会話を行い彼女の神経を逆撫でする。

 経験豊富なシャロンはライのような手合いには慣れている。慣れてはいるが、状況が悪すぎた(・・・・・・・)

 

「そのご様子では、(わたくし)の行動如何では、まだ子供じみたくだらない遊びをご用意している……ということですわね?」

『酷いなぁ。でも否定はしないよ――――頑張ってね、シャロンさん』

 

 答えるつもりはない。が、シャロンやアリサに隠されたゲームルールが存在していることは確か。

 

「しゃ、シャロンっ♡♡ 私のことは、いいからぁぁぁぁぁっ!?♡♡♡」

「っ……」

 

 そして、シャロンの視界端で淫具に弄ばれるアリサの姿は、否が応にも彼女の集中力を削いだ。一部が引きちぎれたスカートを握り、奥歯をギリッと噛む。人を手玉に取れる冷静さを抱えた彼女、その余裕のなさ(・・・・・)が見て取れた。

 シャロン本来の実力であればそのようなことはなかったはずだ。しかし今の彼女は、たかが屈強な男如きに戦術を構築し、立ち回らなければならないほど身体能力を削られ武器を封じられで弱体化させられている。

 あまりにも頼りない薄氷の上で、シャロンという人間の経験と集中によって互角に見せていた(・・・・・・・・)勝負は、アリサの嬌声を以てその均衡を破られた。

 

 

「ぐ……そらぁ!」

「きゃ……っ」

 

 男の僅かな呻き声と、シャロンの滑らかで可憐な声が連続して発生したリング内に、衣服の生地が破れる音が響いた。

 事実上絞め技を封じられ、攻撃の隙間を縫った打撃戦を余儀なくされたシャロンと、彼女から反撃を見舞われながら異様なタフネスで執拗に彼女の衣服を狙うライの兄。

 如何に上質なメイド服であろうと、そう力任せに掴まれては破れた部位から崩壊していく。初めはスリット程度だったスカートの破れ目は広がりを見せ、シャロンの上品な黒下着を常にチラ見せする頼りない衣服と成り果てていた。

 

「へっ、可愛い声も出せるじゃねぇか。似合ってるぜ、その格好」

「お褒めに預かり光栄にございますわ。まったく、嬉しくはございませんけれど」

 

 試合中に意図的な(・・・・)衣服の破壊。鎧などでは珍しくもないことだが、この場合は別の趣味、という視線の類を見抜くことはシャロンにとって難しくはない。

 ニコリとした皮肉の冷笑にも、初めに比べて余裕は薄くなっている。何せ、シャロンが男如きに手こずっている間にも、今は彼女の背後から聞こえてくる嬌声の勢いが増しているのだから。

 

(反撃は覚悟の上。ですが、アリサお嬢様にこれ以上……!)

 

 自分だけではなく手の届かない相手のことを思う。敵はリングの中にあるが、気遣うべきはリングの外。

 いっそ、シャロンだけが傷つくのなら彼女にとって話は早い。しかし、シャロンが下手を打てば辱められるのはアリサ。その相手を想うが故の悪循環と高度な集中力を求められる弱体化した身体能力は、悪い意味で合わさってシャロンのミスを引き起こす。

 

「ぐぉ――――捕まえたぜ」

「……!!」

 

 弱所に刺突。だが、焦りから加減を誤ったシャロンは、その僅かな隙を突かれて腕を捻り上げられた。

 やられる。そう考えて瞬時に策を練り上げるシャロンだったが、その必要はなかったと言える。

 

「おぉ……メイド服の上からでもデカくて良い柔らかさだ。こりゃあライも気に入るわけだ」

「…………」

 

 何せ、シャロンを抱き込んだ男は何を思ったのか、メイド服の上から膨らんだシャロンの乳房を両手で揉みしだいたのだから。

 お硬いメイド服ながら、シャロンの優雅な立ち振る舞い、時に色気すら武器とする魅惑の女性。下劣な視線から想像は易かったシャロンだが、いざ勝負の場で決着をつけず女体に目が眩んだ男には冷たい侮蔑の視線を向ける。

 

「ふっ」

「っと!」

 

 足を厚いブーツで踏みつけ、肘の反撃。やはり今の彼女では大したダメージにはならないが、逃れるには十分と宙を舞う。

 もっとも、今のシャロンがそんな大胆なことをすれば、ビリビリに破けたスカートが翻りショーツが丸見えとなる。だがその恥辱を、アリサと比べればなんということはないと彼女は一切の羞恥を見せずにリングで踊って見せた。

 

「ひゅー、胸を触られて、パンツ丸見えでもクールだねぇ」

「女の扱いがなっていない殿方……いえ、暴漢に何をされても、感じることなどありませんわ」

 

 事実、シャロンは何の性的興奮も覚えることはない。下着を見られたところで、胸を触られたところで、倒すべき障害にして不埒な視線を投げかける下賎な男の手でシャロンが感じるものなどありはしない。

 

「ひぃ!?♡ や、やめ、そんなの入らなぁぁぁぁ――――おぉっ!?♡♡♡」

「お嬢様!?」

 

 ただし、シャロンと男の接触でペナルティ(・・・・・)をもらったアリサは別だ。

 M字開脚吊りでおっぴろげられ、振動によって赤い下着には露骨な染みが溢れている。濡れた下着の一部を退けた淫具付きの(・・・・・)アームが、アリサの秘部を容赦なく尽き穿った。

 経験のない衝撃に顔を逸らして嬌声を鳴らすアリサに、咄嗟に振り向いてしまうシャロン。いけないと理解していても、本能的にそうしてしまった。

 

「もらいぃ!」

「あ――――ぐっ!?」

 

 そうなれば、シャロンの素早い動きは失われる。今のシャロンにとってもっとも避けなければならないのは、力が集中するような拘束だ。

 膂力を抑えられたシャロンを襲う頭上の負荷(・・・・・)。彼女の美しい髪ごと鷲掴みにしたライの兄が、その華奢な身体を強引に跪かせギチギチのウェア(・・・・・・・・)に可憐な顔を擦り付ける。

 

「おら、おら!」

「く……汚らしい臭い、を……」

 

 シャロンの魅力に膨れ上がり、激しい動きで汗ばんだ股間部(・・・)。男が初めから真っ当な意味で戦っているわけではないと理解でき、さらに鼻が曲がりそうな性臭に抵抗するシャロンが顔を顰めてしまうほどの責め手。

 鼻腔を突き上げる雄の香りは、これまで彼女が嗅いだどの臭いより濃く不快。汗を滲ませたウェア越しとはいえ、顔に逸物を擦り付けられその不快はさらに味を増し――――男は、そんなシャロンを前にウェアを下ろした。

 

「な――――」

 

 それは露出を選んだことへの動揺もあった。経験豊富はシャロンといえど、戦いの場でここまで淫猥な行動をする相手などいなかったからだ。

 だが、それ以上にシャロンを絶句させたのはモノの大きさ(・・・・・・)。その影、その巨頭は、シャロンが小顔ということを差し引いてもあまりに壮大。彼女ですら見たことのない巨大な逸物が、

 

「――――おごぉ!?」

 

 その小口の内側へと放り込まされた(・・・・・・・)

 

「あ〜、いい具合だ。あんたの驚いた顔もたまんねぇ、よ!」

「んごぉ!?」

 

 ぐぼっ♡ ぐぼっ♡

 

 とてもシャロンの声とは思えない潰れた悲鳴は、無理やりディープ・スロートをさせられたことを考えれば当然の反応だろう。

 顎が外れても何ら不思議はないペニスがシャロンの喉奥を突き、戻り、また突く。しっかりと頭の前と後ろを手で絡め取られ、大きすぎるモノに噛み切ろうという考えすら浮かばない。

 

「んぐっ、おぐっ! んん、んーッ!!」

 

 ズチュ、ヂュブッ!♡

 

 陰毛が生い茂った股間部に顔面を何度も押し付けさせられ、喉を苦しげに鳴らすシャロン。手は足を叩き、掴んで押し返しとか弱な抵抗を見せ、イラマチオの中で男を睨み付けることさえしている――――無論、それで状況が改善されるわけではないが。

 身勝手なイラマチオでも、興奮し切った男の巨根は一度目の吐き出しを求める。膨らみ脈動した肉棒がシャロンの喉奥を通り、強引な咀嚼を求めて絶頂する。

 

射精()るぜ!」

「んぶっ!? ふっ、んふぅ!? お、ごぉ……」

 

 ドビュッドビュッ♡♡ ブビュッ、ブビュルルルルルッ!♡♡♡♡

 喉を制圧しながら胃に流し込まれる濃厚な精子。優美なシャロンが白目を剥きかけ、息を求めて鼻孔を広げなければならない強引な射精が突き抜けた。

 

「ふ、ごぉ……お゛っ!!」

 

 だが、射精の一瞬はその快感に男の力も弱まる。シャロンはイラマチオをされながら一瞬の隙を見逃さず、剥いた目をキッと鋭い睨みにしながら全力で肉棒を口から引き剥がした。

 

「ぶはっ! ……げほっ、げほっ!!」

「お、やるぅ。どうだい、俺のザーメンの味は」

 

 リングに転がり、喉奥をヒリつかせる白濁溜りを口から吐き出す。そ咄嗟に手で口元を塞ぎ見苦しさを軽減する立ち振る舞いは、普段がものを言う仕草であり、男をさらに上機嫌にした。

 しかし――――シャロンは挫けず、白濁を手で拭い超然とした微笑みを作り出す。

 

「ふふ……その大きさ、見かけだけとお見受けいたしましたわ」

「てめぇ……」

 

 口元に滲む白濁すら色香の一種。目に浮かんだ水分さえ、シャロンの笑みを美しくしている。

 その追い詰められたとは思えない振る舞いは、追い詰める側の男の神経を苛立たせ――――天からの声は爛漫に笑った。

 

『あっはははは! さすがはシャロンさんだ。僕の見込み通りだよ』

「……お褒めの返礼に進言差し上げます。あなたの兄の粗末なモノをしまわせて差し上げては如何でしょう? そう見苦しいモノを下げられていては、わたくしも敵いませんわ」

 

 膨大な射精をしてもシャロンの姿に興奮冷めらぬ様子の肉棒。イキリ勃ち、イラマチオで吐き出した白濁液の残滓を尿道から滴らせる様は、彼に何ら魅力を感じないシャロンからすれば見苦しいという他ない。

 シャロンにも余裕はないのだろう。言葉の端々に嫌悪と憎悪が綯い交ぜになった刃のような鋭さが感じられる。それに青筋を立てるのが彼女の目の前にいる男であり、言葉から笑みを外さないのが彼の弟であるライという少年だった。

 

『えー? その必要はないんじゃないかなぁ。そろそろ、始まりそうだからね』

「?」

 

 ライの言葉の意味が読み取れず、訝しむ素振りを見せるシャロン――――その鼓膜をある少女の絶叫(・・)が震わせた。

 

「あっ♡あぁっ♡ だ、だめぇぇぇぇぇっ!!♡♡♡♡」

 

 じゅぽっじゅぽっ♡♡ しゃぁぁぁぁぁ……♡♡♡♡

 アリサ・ラインフォルトの初絶頂(・・・)。バイブで散々と局部を刺激され、膣内刺し用のバイブの刺激に愛液を漏らして頭を真っ白にしてしまうアリサ。

 

「お嬢さ――――お゛っ!?♡♡♡♡」

 

 刹那、アリサを呼ぶ何度目かの声が遮られた。他ならない、シャロン自身の濁り声によって。

 

「ひ、ぃ……♡ な、何が……っ!?♡♡」

 

 突如として様子が変わり、身体の一部分に信じられないほどの()を感じるシャロン。艶やかな声音で身悶えをしながら、胸元をサッと手で抑える――――直後、ミチミチッ♡プチッ♡と内側から何か(・・)が敗れる音がした。

 それは段々と大きくなり、シャロン自身にも重さ(・・)が感じられて翠色の目を見開く。だが、異常を叫び問いかけるよりも早く、彼女から言語を発する余裕は奪い去られた。

 

「あ、あつ……おっ♡♡♡ お、お、おぉ!?♡♡♡♡ お――――ひぃぃぃぃぃっ!!♥♥♥♥」

 

 ミチ、プチッ♡ ブチブチブチ――――ブチン、ブルンッ!!♥♥♥♥

 音を表現すると、あまりにシャロンが惨めに思えた。胸を必死に押さえつける無意味な抵抗も虚しく、膨れ上がった(・・・・・・)シャロンの乳房はその勢いを急速に増し、弾けた。

 ガクンッ♡と膝を曲げ仰け反ったシャロンの細身から胸が飛び出した(・・・・・・・)。黒いインナーと白いエプロンを弾き飛ばし、美乳を締め付けていた黒いブラまで引きちぎって飛び出したのは、シャロンの身体に見合わない爆乳(・・)だった。

 

「おぉー! 良いデカ乳じゃねぇか!! 何センチあんだ?」

『さぁ? 正確なサイズは後で計るけど、100は下らないんじゃない?』

「そりゃそうだろ。明らかに100じゃ済まない爆乳だぜ?」

「な、な……♡ これ、これは……っ!?♡♡♡」

 

 ブルン、ブルン、プルンッ!♡♡♡

 恐らく、兄弟の呑気な会話などシャロンの耳には入っていない。それより、己の身体に引き起こされた異常な変化に動揺を隠し切れない。

 衣服を引きちぎり現れた生乳。それも、スタイルに優れたシャロンの美乳から優に20センチは膨乳が成されたまさに〝爆乳〟と呼ぶに相応しいもの。

 細身をアンバランスに、だが淫らに彩る爆乳。元のメイド服には一切収まらず、下乳まで剥き出しになり、ビンビンに勃った桜色の乳頭をも外気に触れさせてしまう。

 その結果、ようやく激しい動揺を見せた赤面顔のシャロンは危機的状況を察知した。

 

(この、胸は……いけませんっ♡ こ、これは……♡)

 

 爆乳化の瞬間に晒した醜態とその表情を必死に押さえ付けるシャロンは、己の胸が全く別のものに成り果てていることに気づく。

 それは爆乳ながら張りのある素晴らしい形だけではない。胸の熱さ――――感度(・・)がシャロンの意味を成していないスカートの下、黒い下着にぐちゅ♡ぐちゅ♡といやらしい音を立てさせていた。

 

「そんじゃ、その爆乳もたらふく見せてもらったし、そろそろ試合(ゲーム)再開だ。そら――――ッ!!」

「っ!!♡」

 

 急激な爆乳化でバランス感覚が崩れたシャロン。履き慣れたブーツですら足首を挫いてしまいかねず、質量を一気に増した乳房はその重さすら敵だ。

 そんなシャロンへの攻撃は、今までのような拳を握ったストレートではなく、手のひらを開いてかぶりを振った空気を割くような一撃――――ビンタ(・・・)だ。

 

「っっ♡」

 

絶対に(・・・)当たってはならない。戦士として、何より女としての勘がシャロンにそう告げていた。

 そのため、足は動いた。地面を蹴った。しかし、軽やかにとは到底言えるものではない。

 胸だけを増やした重量増加。そのあまりの重さはシャロンから神速を奪い、さらに目視すら見誤らせ――――バチィン!♥♥♥♥と、ビンタがシャロンの爆乳に炸裂した。

 

「ひぎぃ!?♥♥♥♥」

 

 足が止まり、咄嗟に歯を食いしばった我慢顔(間抜けな表情)と悲鳴が走る。

 さらに男は反対の手で――――逆側の爆乳にビンタを直撃させた。

 

「あひぃんっ!!♥♥♥♥」

 

 バルンッ♥バルンッ!♥♥ とシャロンの顔以上の爆乳がビンタによって飛び跳ね、シャロンが品を失った舌出し仰け反り顔を披露する。

 踏ん張ろうとして、重さもあって踏ん張りきれない足腰がガクガクと砕けて震え、迫り来る波に精神力で対抗した――――――

 

「――――あ♥」

 

 のは一瞬だけ。

 

「あ、あっ♥♥♥ あっあっあっ♥♥ あひっ、ひぃ!♥♥♥ ――――おほっ♥♥ ほお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!♥♥♥♥♥」

 

 プシュップシュッ!♥♥♥♥ ブシャァァァァァァァァァッ!♥♥♥♥♥

 

 官能の声を途切れ途切れにし、達した絶頂に酷い悲鳴を上げて完全に身体を仰け反らせるシャロン。爆乳メイドの千切れスカートまで激しく濡らす潮を吹き散らかし、仰け反った姿勢のまま仰向けにダウンしてしまう。

 

「おひっ!?♥♥♥♥ いひっ、ひぃぃぃぃぃっ!♥♥♥♥」

 

 だが、シャロンの絶頂はそれでも止まらない。下半身をブリッジさせるようにピンッ♥と突き出し、意味のないスカートから透明な汁を激しく噴射。

 下半身と爆乳に隠れたその可憐な面は、愛と献身の対象へ捧げる逆さアクメ顔といったところだろう。

 

『かんかーん。第一ラウンドしゅーりょー。あ、ちなみにラウンド変更はイッたら(・・・・)って決まってるからね。シャロンさんが「イッてません」って宣言したら、楽しみ(・・・)は違うんだけど……』

「ひっ、ほひっ♥♥♥ お、ぉ……♥♥」

『その様子じゃ――――聞くまでもないか』

 

 楽しげに、爆乳を投げ出して絶頂余韻に痙攣した下半身から愛液をリングに流すシャロンをライとその兄が見届ける。

 千切れたスカートの隙間から、高級な黒ショーツを突き抜けちょろろろろ♥と流れる愛液は、敗北して漏らしてしまったようにすら見える。

 

「ていうか、ラウンド変える意味あんのか? 死線さん……爆乳のクルーガーさんにはあるだろうがな」

『決まってるじゃん。その方がもっと楽しいものを見れるから、だよ』

「おうおう、怖ぇ弟だ」

 

 仲良く言葉を交わす兄弟の会話は、やはりシャロンの耳には入っていない。異常な爆乳と絶頂を与えられ、無様に倒れたメイドが聞けるものなど、主が己を呼ぶ悲鳴(・・・・・・・・)しかないのだから。

 

「お……♥ ふ、く……っ!♥」

「ん? もう立てんのかよ」

「とう、ぜん……です、わっ♥」

 

 故に、シャロンは立ち上がる。愛液の線が滴る足を無様に震わせて、重すぎる爆乳を垂れ下げながら、快楽に蕩けた顔を出来もしない引き締めで直し。

 

「かな、らず!♥ お嬢様を……おむかえに、あがりますっ♥♥」

 

 快楽に屈した爆乳を抱えたメイドは、その愛と献身を主のためだけに捧げ――――淫欲のゲームにその見定められた美しい身体を浸すのだった。

 

 

 

 






世界観設定は前の鬼ごっこ世界という凄くどうでもいい話。天の声ショタの名前は2秒で考えたので意味はないです。

……シャロンさんの性格と口調こんなんで大丈夫だっけ?過去が過去だし自分のことは平然と受け流しそうだけどアリサのことになると感情は見せそうなので……じっくり優雅してから次回に続くお無様絶頂してもらいました。溜めたのでちょっと派手目でしたね。
戦闘も極力最低限わかる程度にして、アリサ側も控えめにしたのにこれである。だって服ビリさせたいじゃん!!戦闘中セクハラされてもクールに決めてほしいじゃん!!黒下着は完全なイメージです!!!!

元の軌跡世界でシャロンさん書くなら……やっぱりじっくり調教ですかねぇ。メイドの仕事中セクハラ。最初は何も感じないお胸調教など……問題はシャロンさんの立場上そこまで持っていく理由ですが。ラインフォルト家がヤバくなって何とかならんか。気軽に家を傾かせるんじゃないよ。

感想、評価、お気に入りなどなどありがとうございます。どしどしお待ちしておりますー。お次は後編。さてつよつよ美女メイドさんの運命は如何に。ところでスカートだけ器用にビリビリするお兄さん凄い力加減ですね(今更)
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