※この作品はR-18です。

エロ短編集   作:いかじゅん

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多分言うほど即堕ちじゃないかもしれない。あとロゼおばあちゃんとレンちゃんの出番がちょっとあったり。





エマ・ミルスティン(連続絶頂、即堕ち)

 

 時は七耀歴1207年某日。数多の勢力が交錯し大規模な内戦となった帝国の動乱が過ぎ去り、世界大戦へと発展しかけた災厄を乗り越え、技術的特異点の発生が観測された後、新たな軌跡(ものがたり)が紡がれる刹那の間。

 エレボニアに伝わる魔女の一族・《魔女の眷属》。その一人である若き魔女、エマ・ミルスティンは閉じていた瞼をゆっくりと開いた。

 

「おや、お目覚めかな?」

「……ひゃっ!?」

 

 その眼前に見知らぬ男の顔が大きく映り込んだことで、エマの寝ぼけ眼は強制的な覚醒を果たし、彼女は驚いた声を上げた。

 その時、反射的な動作でエマは身体を起こそうとした。

 

「え!?」

 

 が、まず両手が上がらない。硬い台座の上に枷のような固定具を嵌められ、腋を晒した状態で動けなかった。

 次に腰が一定以上に上がらない。エマの細い腹回りに腕と同質の機械拘束が施されていた。足には腕と同一。その拘束によってこれまた両手と同じく股を大きく広げ、合わせるとエマの身体でX字を描くように固定化されてしまっていた――――一糸纏わぬ姿を晒した状態で。

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 20歳を超えるとはいえ、エマはまだうら若き乙女だ。ましてや見ず知らず、性格どころか名前も顔も知らない男に裸で拘束された状態で目を覚まし、正気でいられようはずもなかった。

 顔を真っ赤にして叫びを上げるエマ。それに対し、彼女を拘束した白衣の男は悠長に椅子へ腰掛けると、彼女の悲鳴に満足気な笑みを浮かべた。

 

「ああ、そういう初々しい反応を返してくれる女の検体は久しく、こちらとしては嬉しい限りだ。最近取り扱ったモノは、風情がなくて嘆かわしい女ばかりだったからな」

「っ……あ、あなたは、誰なんですか!? ここは一体……!」

「ほう。混乱からすぐに脱した、いいや、混乱しながらも問いかけるか。さすがはかの高名なトールズ《Ⅶ組》の先人。場馴れしていますね」

 

 並の者なら狂乱し、慣れすぎている者なら悲鳴を抑えていの一番に様子を伺うことをした。そのどちらでもなく、若い反応を返しながら男に喰ってかかるエマの対応は、彼としては実に好ましいものであったようだ。

 白衣の男の返答を聞き、自らの立場が割れていることにエマは警戒を顕にした。彼はエマがトールズ《Ⅶ組》、幾度の動乱で名が知れた立場であることを知っている。エマとしては立場を鼻にかける気などサラサラないが、その立場を知っていながら〝このような〟犯罪を犯す相手に気を許すつもりはない。

 

「こんなことをして、タダで済むと……」

「君の質問に答えよう、エマ・ミルスティン 。私はしがない科学者でね。自慢ではないが、それなりのパトロンに恵まれるだけの才能は持っている」

 

 問い詰めようとしたエマの言葉を遮るように、白衣の男が言葉を紡ぐ。先ほどエマが咄嗟に発した問いかけの答え、ということだろう。

 気勢を削がれたエマだが、科学者を名乗る男の方から何かを語ってくれるなら、それは貴重な情報源だ。無論、自分を捕らえた人間の言葉を鵜呑みにするつもりはなく、しっかりと吟味するために彼女は聞き耳を立てた。

 

「そういうわけで、私も支援者の機嫌を取らなければならない。そんな折、ある依頼を持ちかけられた――――帝国、そしてこれから筆頭するだろう共和国が太刀打ちできない兵器。それを創り上げて欲しいとね。まあ、所謂〝世界征服〟のための機動兵器の開発さ」

「……は?」

 

 思わず素っ頓狂な声がエマの口から零れた。真面目な顔で目的を語っていた矢先、世界征服という突拍子のない要約を耳にして、現実感のなさに気が抜けてしまった。

 

「おや、その顔は信じていないようだね」

「そ、そんなことが出来るはずが……」

 

 いや、万が一そんな機動兵器の開発が出来るとして、それとエマをこうして誘拐することに何の意味があるというのか。

 

「《エリュシオン》」

「っ!?」

 

 だが、そんなエマの考えを読み切ったように男はその単語を告げた。

 

「先の動乱の折、存在が観測されたことは私も知っている。既にその技術が失われたこともね。しかし、あの技術的特異点の一欠片は手にすることができた」

「《エリュシオン》を……彼女の祈りを、そんなことのために使わないでください!」

 

 技術的特異点・《エリュシオン》。その超越的な技術にはエマたちも苦しめられた。だが、あの力の本質は人類がやがて到達し得る地平、そして早すぎた技術でもあり、管理者であるかの少女がそう答えを出して闇に葬り去ったものなのだ。

 《エリュシオン》の欠片を手に入れ、あまつさえ私利私欲の世界征服などという戯言のために利用する。許されざる暴挙にエマは怒りの感情を科学者に向けるが、彼は美女の怒気を孕んだ横顔に肩を竦めて言葉を返す。

 

「それは私ではなくパトロン殿に口添えしてくれるとありがたい。彼は君のような美人の話は好んで聞くタイプだ。世界征服などという私欲を求める人間なのだから、当たり前の話だがね」

「び、美人……んん。あなたは、その方の目的に興味がないと?」

 

 ――――ならば交渉の余地があるかもしれない。

 僅かながらの期待を含んだエマの声は、しかし研究員にとっては失笑を禁じ得ない。あの動乱を生き抜いたという割には、人の善性を信じすぎている彼女の考えに、だ。

 

「いや? それはそれで悪くないと考えている。可能か不可能かの是非はともかく、私の技術があれば〝楽しいもの〟にはなるだろうからな」

「な……」

 

 科学者として可能と不可能を計算するのではなく、彼は〝楽しい〟という快楽主義を打ち立てることでエマの期待を打ち砕いた。

 そして、おもむろに椅子から立ち上がると、彼はエマの身体に指を立てて撫で上げていく。それはエマの豊満な乳房の肉を押し、腹を擽り、薄く生えた赤紫色の陰毛を摘んで遊ぶ。

 話に集中していたエマも、そこで自らの身体が裸であることを思い出したのだろう。カァッと激しく赤面をし、その朱色の顔で科学者を睨みつけた。

 

「やっぱり、不埒な目的のために……!」

「不思議かね? 雄という種であれば、誰しも持ち得る欲求だ。君のように素晴らしい身体に、美しい容姿。それを機動兵器作成の最中に都合よく扱えるというのなら、私はその欲を否定しない。いいや、むしろ肯定しよう」

 

 何故ならば――――楽しいからだ。

 

「さて、君には機動兵器の動力源になって貰う。希少な魔女の因子はコアのパーツとして最適でね」

「あなたのような人に協力はしません……!」

「結構。私はこちらで勝手をさせてもらう。安心したまえ。君の意思は私個人の嗜好で確認こそすれど、何ら影響はしない」

 

 どこまでも勝手な科学者の男にエマは歯噛みをする。

 現状、エマに打てる手は無いに等しい。ここに拘束されるまでの記憶は喪失し、自らの失踪の痕跡を仲間に示唆することが出来たかさえ怪しい。

 だがそれでも出来ることはある。家族を、友を、仲間を信じること。その力で困難を乗り越えてきたエマだからこそ、身体を弄ばれようとする絶体絶命の状況でも、諦めずにいることが出来るのだ。

 裸身に剥かれたエマを下劣な男の魔の手から守るものは何もない。しかしその心は受け継がれた魔女の意思と《Ⅶ組》の絆で守られている。気丈を保つ美しく気高い面が声を発した。

 

「……私の仲間が、必ず助けに来ます! それまで何をされようと――――あなた方のような下劣な者に、私は屈しない!」

 

 

 エマの仲間を信じる尊き心の宣言から数刻後、彼女を磔にした台座の上から劈くような悲鳴が轟いていた。

 

「ん゛ッあ゛がア゛ア゛あ゛ぁ゛ァ゛〜〜〜〜っ……!!?♥♥♥♥」

 

 悲鳴の意味を区分するのであれば、それは間違いなく嬌声であろう。エマの広げられた股座で回転するシリコン製の丸鋸。それが小指の先サイズまで膨張した陰核に押し当てられ、超高速の刺激で快楽物質を生成している。

 その快楽はエマの中枢神経に到達すると、彼女の表情を一変させた。伸びた鼻の下にトロトロの鼻水を流し、舌を突き出しよがり狂ったアヘ顔。そこから吐き出される悲鳴が嬌声でない、というのはあまりに苦しすぎる言い訳ではないだろうか。

 

「だめっ、だべえ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛え゛え゛え゛♥♥♥ めぐれる゛♥♥ くりっ、捲れてりゅ♥♥ 捲れへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?♥♥♥」

 

 ヂヂヂヂヂヂヂヂッ♥♥

 

 クリトリスを削り取る勢いで刃が乱回転する。鋭敏な陰核を傷つけずに刺激だけを促すシリコン素材も、エマからすれば鋭い刃に切り裂かれるような苦痛だった。

 苦痛が苦痛らしくなく、絶頂感として脳髄を焼いて弾ける。瞼の裏から閃光が明滅し、いつ起きているのか、いつ気を失っているのか、その二つさえ定かでなくなる。まして、思考をするなど以ての外。

 

「い゛びィィィィ゛♥♥♥ はひっ、あひょっ、ん゛い゛ィィィィいぃあぁぁぁぁぁぁ……っ、おひぃぃぃぃぃぃぃぃんっ♥♥♥♥」

 

 プシュゥゥゥゥゥゥゥッ♥

 

 エマは感じたことを思考を挟むことなく口から走らせる。枷に囚われ、ガクガクと小刻みな痙攣を繰り返すだけの腰下から噴水のようなアクメ汁を吹き上げながら、言葉にならない感情を喜悦の声にして発していた。

 

「活きがいい……いや、いいイキっぷりだ。投与から2時間15分42秒後の成果としては、かなりのものだ。やはり魔女の末裔という材質が良いのかな?」

 

 科学者は淡々と、しかしどこか楽しげな声色でイキ狂うエマを見下ろしていた。時折、痙攣して揺れる彼女の爆乳を揉みしだいて楽しむなどして、実に悠々自適な様子だ。

 気が狂うような快感を与えられるエマへの気遣いや遠慮などは感じられない。自らの胸が手で揉まれている事実が、クリトリスの刺激で押し流されていく。電流の如き閃光と、流れる涙で歪む視界。彼の顔が見えなくなるほどの苦痛絶頂の中、エマが言葉を振り絞った。

 

「な、なにっ、どうして、ひぃんっ♥♥♥ こんにゃ、ことひっ、なんの、ひみが、うひぃぃぃぃぃぃぃっ!!?♥♥♥♥」

「んん? 大方察していると思っていたが……君をコアにするための改造実験だ。まあお察しの通り、私の嗜好が盛り込まれているがね」

 

 でなければ、陰核に怪しげな薬品を投与してサイズと感度を増加させ、集中的な刺激でイキ狂わせる官能的な光景を選ぶ意味はない。

 エマを性的な意味で弄びながら、実験の成果を引き出す。嗜好と目的を無理やり一致させたもの。被験者が騒がしいことこの上ない実験など、そういう嗜好の人間でなければ全く意味がない行為だ。彼の場合、よくある苦痛の悲鳴を快楽の嬌声に変えた方が〝楽しい〟からそうしている、というわけだ。

 

「コアに必要なものは長時間の運用に必要な耐久力と、何より特別な魔力。あらゆる薬物を投与し、君の絶頂による魔力の生成及びブーストを行う。コア化のための実験を兼ねていると思えばいい。そら、早く絶頂に慣れないと壊れてしまうぞ」

「そ、ぞんな゛♥♥ むりっ、む゛り゛ィ゛♥ イグっ、イグぅぅうぅぅぅぅうぅぅうぅ!!♥♥♥♥」

 

 無茶苦茶なことを言う彼の言葉の半分も、恐らくはエマの頭に入ってきていない。彼女の思考能力はほぼ全てが絶頂へと持っていかれている。頭が真っ白になるエクスタシー、頂点にエマの思考は引きずり出されて居座ることを強要されているようなものなのだ。

 イクことに慣れろ、などと意味がわからない。理解ができない。こんな快感、人間が耐えていられるはずがない。人間の脳は、絶頂に耐え続けられるように出来ていない。絶対的なアクメに頭が壊れる方が遥かに早い。だからエマは『イク』しか返すことができなかった。

 

「やれやれ、クリトリスで泣き言とは先が思いやられるな。さて、次は〝彼ら〟の道を整備しておくとしよう」

 

 狂ったように繰り返される地獄のアクメが不意に止む。エマの耳には聞こえていなかったようだが、科学者の男が彼女の陰核を擦り続けていた装置を停止させたのだ。

 

「……はぁぁぁー♥♥ はっ、はへっ、ッヘぇ♥」

 

 舌を突き出したまま、いつぶりかの長い呼吸をする。落ち着いてとも言えず、綺麗とも言えない。仰け反り顔で大口を開け、鼻の穴を開いて無様な呼吸をするエマの顔は総じてみっともない。悪く言えば品性がなく、よく言えば雄の劣情を誘う快楽の余韻に浸った顔だ。涙淵に沈む顔は鼻水さえも淫らに見え、エマ・ミルスティンという美女の顔立ちが途方もなく美しいものだと証明している。

 

「実に良い。こちらとしても、生の感触を楽しむに越したことはないからね」

「へ…………ひぃ!?」

 

 エマが悲鳴を上げる。彼女の両足は知らぬ間に拘束を解かれ、引き締まった太股を科学者の手で握られる形で押し広げられていた。

 両手を開き、股をガニ股にした望まぬ下品なポーズ。そして、強制絶頂で失禁のように愛液が垂れて上気を発する己の秘部に、男の性器が突き立てられようとしていた。

 異様なほど大きいそれは、常人のサイズを遥かに上回っている。混浴が常識的な文化ということもあり、未通のエマも垣間見たことは何度かある。が、それらが興奮状態になかったものだとしても、その差は比べるだけ無駄に思える。何かの薬物を投与し、膨らませたとしか思えない凶悪な剛直だった。

 〝それ〟が己の膣内に挿入れられる。想像してしまった生娘であれば、頬を引き攣らせて喉から悲痛な声を上げるのも必然だった。

 

「や、やめ――――ん゛お゛っ♥♥」

 

 そして科学者がエマに遠慮せず、その意思を確認こそすれど、配慮はしないというのは存じているだろう。

 在り来りな制止の声が途切れ、腹の底から出た野太い雌声がハッキリと響く。ありえないほど大きい肉棒が、エマの女性器の奥へと突き立てられた。

 

「ん゛ほお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥」

 

 およそ未通とは思えない魔女の汚声が溢れ出す。膣壁を擦るカリ高チンポの亀頭が子宮口へと到達し、エマは震える喉笛を翻して白目を剥いてアクメをキメた。

 

「未通か、これは失礼した。これほど優秀な膣内が使われていないとは、君の周りの男は見る目がないか、勃起不全を疑ってしまうがね」

「ん゛ッほ♥♥ おおっ、おっおっお♥♥ おぉ゛お……いぐっ、い゛ぐぅお゛ぉ゛♥♥♥♥」

 

 仲間を、大切な人を嘲り笑う言葉がエマの鼓膜を震わせた。はずなのだが、彼女は断続的なピストンによって膣内から発せられる快楽に、白目を剥きかけた蕩け顔で濁声を上げることに夢中なようだ。

 したくてしているわけではないのだろうが、連続的な絶頂から断続的な絶頂へと切り替わったことで、僅かながらに生まれた隙間の思考でより深い絶頂感を味わっている。そんな彼女に侮辱で芽生えた反抗の意思を果たせる力が残されているはずもなかった。

 

「お゛っお゛っお゛ぉっ♥♥ ぅぐぉ゛おっ……♥♥ ぬぐっ、あ゛っあ゛♥♥♥ お゛ぉぉぉぉぉ!!?♥♥♥♥」

 

 ペニスを突き立てられてよがり狂う。生殖行動という原初の快感をその素晴らしい女体で味わうエマの心は、たった数時間で打ち砕かれる寸前まで追い込まれていた。

 初めてを奪われた喪失感。大切な人を侮辱された怒り。そんな善性の思考は暴力的な快感の前では無意味とばかりに押し流され、エマ・ミルスティンは淫乱な雌の姿を晒す。

 

「……ああ、そうだ。確かあなたの仲間が助けに来るのだったか」

 

 不意に、本当に唐突にエマとの性行為で快感を得ていた科学者の男が声を発した。

 それは数時間前、何も知らないエマが気高い顔で吠えた言葉への返答だった。彼の癖のようなものなのか、相手の言葉に時間差で応える。あるいは彼の嗜好がそうさせているのかもしれない。

 モニタが点灯する。ちょうどエマの横にいつの間にか設えられていたそれは、彼女の目にある光景を映し出した。

 

『お゛ぉぉおぉおぉ〜〜〜っ……♥♥♥ や、やべよ゛♥♥ やべッ、のお゛♥♥ イグのどめ゛っ、イぎだぐな゛♥ ん゛お゛お゛お゛ッ♥♥♥♥』

 

 金髪の美女が、後部の壁に手足を無理やり入れられ拘束された状態で、身体を反らして絶頂に喘いでいる。

 女性器には太いディルドが固定具のように壁から伸びて突き刺さり、下腹部には電動マッサージ器、乳首にはローター。それらが絶え間なく振動を与え、エマをも超える爆乳の美女にアクメの地獄を与えていた。

 エマはその光景に絶句した。女がイキ狂っているから、というだけではない――――信頼する家族であり魔女の長たるローゼリア・ミルスティンが、力を振るうための姿を晒して囚われているという現実にも、エマは言葉を失ったのだ。

 

「彼女は君の祖母に当たる魔女で相違ない。さすがは《魔女の眷属》の長だ。丸四日の絶頂で限界を迎える様子すらない……こちらは君の仲間だな」

 

 映像が切り替わる。君の仲間、と呼ばれた二つ並びの〝尻〟が映る。ロゼが壁に手足を入れられていたなら、その尻は壁から飛び出した〝壁尻〟だ。

 片方は引き締まった無毛の小尻。もう片方は青みがかった硬そうな尻毛を晒したムチムチの巨尻。だがどちらも女のものだとわかる性器が丸見えで、秘部は細い糸を絶え間なく垂らし、酷くもどかしげに見えた。

 

「便利に扱える手駒が欲しいのだが、洗脳技術は専門外で興味がないものでな。故に、君たち旧《Ⅶ組》なら申し分ないだろうと様々なアプローチで〝交渉〟をしてみたところ、媚薬を塗って放置するのが一番わかりやすく効果的だった」

 

 それから、それから、それから。と、彼はエマが知り、考え得る限りの友人や仲間たちをモニタに映し出していく。それは全てエマと同じ雌であり、ロゼのように全体を映してイキ顔を晒した姿や、フィーやラウラのように極一部分を惨めに映し出した姿など、彼の嗜好の一部が垣間見えるものばかりだった。

 

「さて――――仲間が助けに来る、だったか。その確率は、君の中でどれほど高くなった?」

「………………………………………………………………………………ぁ」

 

 ハッキリと、何かが折れたような音が零れた。エマの瞳が死んだように光を失った。これから先、彼女を襲う快楽に耐えるだけのものをあっさりとへし折られた。

 

「……ゆる、し、て――――い゛お゛ぉ゛っ!?♥♥♥」

 

 ドプッ♥ ドプドプドプ♥ ドブプビュルルルルルルルルッ♥♥

 

「お゛っ♥ イグっ、イグゥッ♥♥♥♥ ぅ゛お゛♥♥ お゛ッほお゛ぉ゛お゛ぉ゛お゛お゛お゛〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」

 

 その絶望に快楽の汁はよく染み渡る。胎内をなみなみと満たしていく快楽主義者のザーメンで、エマが果てる。

 心がへし折られた魔女の蕩けたアクメ顔は、彼の刹那的な情欲を満足いくまで楽しませるものだったのは、言うまでもないことだろう。

 

 

「では、エマくん。準備はよろしいかな?」

 

 帝国にも未来の共和国にも存在しない新型の自律型人形兵器。完成を直前に控え、その兵器の眼前でコンソールを叩く科学者の男は、その制御盤に映ったコックピットの中にいる美女に問いかけた。

 コックピットと言っても、ほとんど名ばかりだ。機体の心臓部に〝取り付けられた〟彼女は、両の手足を埋め込まれる形で〝組み込まれて〟いる。取り付けられ、組み込まれる。それは正しく生体パーツ。生きたコアユニット。紛うことなき動力源であった。

 艶やかな赤紫色の髪が汗で張り付いている扇情的な顔を上げたコアの女は、怯え切った顔で僅かな言葉を発した。

 

『ごめ、……ん、なさい……』

 

 それは誰に向けての言葉であろうか。大切な人への謝罪か、それとも科学者に向けた『助けて』が続く懇願か。

 

「ふむ……なら起動を開始するとしよう。安心したまえ、君のコアとしての適性は完璧だ。命の保証は確実なものだよ」

 

 科学者は、起動のキーを押した。それはエマの返答を聞いたが故の行動ではない。エマの返答は彼の嗜好を刺激することはあれど、彼の目的を改変する力は持たない。

 エマが泣き叫んで懇願していようと、次の瞬間の結果が覆ることはない。人形兵器のシステムが駆動を始めた瞬間、エマの身体をとてつもない電流が駆け巡る。

 

『ぎょっ、ほぎょっ、んぎょぼっ!?♥♥♥♥ ほぎょべべべべべべあ゛ぅ゛べべべべべべべべべっ!♥♥♥♥』

 

 白目を剥き、鼻水を噴いてエマが奇声を響かせた。

 電流はエマの中の快楽物質生成を補助する『快楽電流』だ。もっとも、身体を傷つけないこと以外は本物の高圧電流と威力に差はない。

 囚われたまま快楽電流に身を焦がし、怪しい痙攣を起こしてアクメするエマの裸身。実にエロティックなコックピットブロックに新たな変化が起こる。エマの手足を埋め込んだ機械の隙間から、薄青い流動体が染み出し、その豊満な裸身を包み込んでいく。

 

『あべべべべべ、あ゛がごっ、あべっ♥♥♥♥ な゛、な゛に゛っ、い゛い゛ぃ゛い゛ぃ゛い゛!!?♥♥♥♥♥』

「通電性と吸着性を持った魔獣のスライムだ。そのまま電流の通りを良くする……ああ、特に子宮へ吸着した際の通電性は、君でも目を見張るものがあるだろうな」

『がう゛ぐィ゛ィ゛!?♥♥♥ や゛べッ、ホびょ♥♥♥ へべぇえぇえぇえぇ!!?♥♥♥♥ ヘッぶぅぁぅあぅうぅぐうぅぅぅぅーーーーーッ゛!?!?!?♥♥♥♥♥』

 

 子宮内に到達したスライムが胎内に走る快楽電流を加速させる。爆乳と呼ぶに相応しい乳房、ムチムチの尻肉に纏わりつき、揉みしだく。魔力の供給を高めるという名目にかこつけて、スライムはエマの身体を楽しんでいるかのようだ。

 揉みほぐされていくエマの身体から異常な魔力が迸る。そのついでに、スライムの色を変える彼女の恥ずかしい小便液まで溢れているようだが、まあ些細なことだろうと男は映像を切り替えた。

 

「頭部の思考、事象予測ユニットの方はどうだろうか、レンくん」

『ごべん゛な゛ざい゛!♥♥ ごべん゛な゛ざい゛ごべん゛な゛ざい゛ごべん゛な゛ざい゛ごべん゛な゛ざい゛!!♥♥♥ も゛う゛がんにん゛じでぇ゛♥♥♥ ゆ゛る゛じでぐだざい゛ごべん゛な゛ざい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ーーーーーーッ゛ッ゛!!♥♥♥♥♥』

「ふむ、上々だな。これから想定された以上性能を確実に引き出してくれることだろう。これは素晴らしい……」

 

 とユニット内には、スミレ髪の少女が頭部の上半分にメットのようなものを被せられ、脳イキし続ける姿があった。脳の機能を絶頂信号で支配して操作し、彼女の天才性を余すことなく機体の性能に変換する。

 優秀なパーツを埋め込んだこの人形兵器は、自律型の名に恥じぬ超常的な性能を保有した。かの《至宝》がもたらした騎神をも上回る性能と、小型の《エリュシオン》とも言える高次元予測を単騎で持つ最強の大型機動兵器。

 

「――――さて、次の開発に移るとするか」

 

 予測を超えた性能を持った兵器の前で悦に浸る。その表情は偽りなく恍惚としたものながら、彼は次を見据えていた。

 たった一機の最強で世界征服という大それたことを成し得るのであれば、先の事変の結末は変わっていた。故に一機では足りない。足りないならば増やせばいい。

 彼は世界を牛耳るパトロンの手足となって、その目的のために働き続けるだけだ。その先に待つのが支配であれ破滅であれ、美しい女を楽しみながら満たされるのであれば――――世界の行く末への憂いなど、彼には不要なものである。

 

 

 

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