ダイの大冒険 ポップ×レオナ 慰め合い 作:TANASOUKO
大魔王バーンとの死闘から4年が過ぎた。
――だが、勇者ダイの行方は杳として知れなかった。
パプニカ王城。
女王レオナの元、大魔道士ポップは報告に訪れていた。
王座の間。
文官、武官が立ち並ぶ中、ポップは口を開く。
「やっぱどこにもいなかった……地上は正直、手詰まりだぜ」
悔しげな顔のポップ。
ポップはパプニカの気球を用い、空からダイの行方を捜し続けていたのだった。
無人島はもちろん、小さな岩礁ですら。
怪しいと思うところには
破邪の洞窟の奥深くも捜索した。
実に地下999階。
ヒム、クロコダイン、マァム、メルルとともにポップは最奥まで達したのだが、そこでもダイを発見することはなかった。
むろん、探しているのはポップだけではない。
各国にはダイ捜索のお触れが出ており、わずかな情報でも収集し精査に当たっている。
「やはり天界、魔界のどちらかということかしら……」
レオナが思案顔でつぶやく。
だが、いずれも行く方法が見つからなかった。
かつて、ロン・ベルクが地上に着た際は、魔界のバーンが治める城のひとつの側に旅の扉があったという。
そこを通ることで地上の鬼岩城の側に出たそうだ。
おそらく、バーンが己の軍団を地上に送り込むに当たり設置したものだったのだろう。
だが、その旅の扉も鬼岩城崩壊とともに消失している。
地上から天界、魔界に行くすべは失われているのだ。
「だが、天界や、魔界に行ったとしても、全く音沙汰がないってのは……」
ポップが言う。
ダイならば、飛ばされた先で新たな戦いに巻き込まれたと言うことも考えられる。
ダイこそ、神が作りし世界を粛清するもの、竜の騎士なのだから。
だが4年だ。
4年は長すぎる。
この地上での大魔王バーンとの戦いは3ヶ月だった。
大魔王バーンの戦いが電撃的な進行戦だったとはいえ、4年もの間戦い続けているというのは考えづらい。
まして地上にはダイ最強の武器であるダイの剣があるのだ。
激しい戦いであればあるほどダイの剣を取りに来るはずなのだ。
「……ポップ君、ちょっと今後の話とかしたいから、あとで私の部屋に来てくれる?」
「……? ああ、そりゃ構わないが」
レオナの言葉に少し首をかしげるポップ。
文官武官の居並ぶこの場では話しづらいことなのかとポップは察した。
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パプニカ王城。
レオナの部屋。
一国の女王の居室である。
さすがに寝所は奥にあるのだろう。
部屋の中には各種の報告書と思われるものが山積みになっている。
「……よう、来たぜ、姫さん」
ポップが姿を見せた。
マァムとメルルはともに捜索に当たっていたが、今は宿屋に行っている。
気球に乗っての長旅だったのだ。
早く風呂にも入りたかったし、ベッドで休みたいだろうと、ポップひとりで報告に来たのだった。
「……あ、ポップ君」
ポップにはレオナは謁見の間にいた時よりも、一回り小さく見えた。
レオナは窓際に用意された2脚の椅子とテーブルにポップを案内する。
水差しからグラスに液体を注ぐ。
酒のようだ。
レオナは言いたくても言えない、そんな空気を出しながら、グラスに口をつけた。
ポップもグラスに口をつける。
やはり酒だった。
しばらく無言のふたり。
と、覚悟を決めたのか、レオナが口を開いた。
「……実はね、大臣の間から、勇者ダイの捜索をそろそろ縮小したらどうか、って話が出ているの」
「……!」
「バーンとの戦いからの復興もようやく終わりつつある。これからは勇者捜索の予算を減らして、民が豊かに暮らすための施策を行うべきじゃないかって」
「姫さん、あんたそれ認めるつもりなのか……?」
「私だってやりたくないわ!」
レオナが声を張り上げる。
自分であげた声の大きさに驚いたかのように口に手をあてる。
「……でも、全く効果が出ていないのも事実なの。ダイ君捜索の予算を他に回せば確かに民が豊かに暮らせるのよ」
それらの声は、真摯に国の発展、民の安寧を思うもの。
女王として、無視できない意見なのだろう。
「まぁ……しゃあないだろ。4年も経てばバーンとの戦いも過去っちゃ過去だ。そう言う意見が出るのも仕方ないと思うぜ」
レオナの苦悩を察した様子で、ポップは言う。
ぽん、とレオナの肩に手を置く。
「だいじょうぶだ。たとえ国の支援がなくたって、俺たちはダイを探し続ける。そしてきっと見つけてみせる」
「ポップ君……」
レオナは肩に置かれたポップの手に自らの手を添える。
「ねぇ……ホントに……ダイ君……生きているのかしら……」
ぽつりと、レオナが言った。
目尻に涙が光っている。
「い、生きてるに決まっているだろ! ダイの剣の宝玉はまだ光ってる! 俺たちが信じてやらねえで、誰が信じてやるんだよ!」
ポップはレオナの両肩に手を置いて、力強く言う。
「そう、そうよね……でもポップ君、私、怖いの……!」
レオナは自らの身体を抱きしめるように手を回し、つぶやく。
「ダイ君はどこかで戦って、もう負けてしまって閉じ込められたり、封印されているんじゃないかって……」
「レオナ……」
「私たちがどれだけ探しても、どれだけ待っていても、もうダイ君には2度と会えないんじゃないかって……怖くて怖くてたまらないの。こうしている間にも時間は過ぎていく。そうしていつか誰もがダイ君のことを過去の英雄だと思うようになって、歴史の一部みたいになってしまうんじゃないかって」
レオナの目から涙がぼろぼろとこぼれる。
「夜眠るのが怖い。朝起きるのが怖い。ダイ君のいない時間が日々過ぎていくことが怖いの。怖くてたまらないのよ……」
レオナはポップの胸に飛び込む。
そうしてポップの胸にすがるようにしてレオナは泣き続けた。
「……姫さん」
ポップがレオナの髪をそっと撫でながら言う。
レオナがそっと顔を上げる。
「姫さん。あんたと俺だけは最後までダイを信じてやろうぜ。あの時、言ったじゃねえか。ダイがダイでなくなっても、俺たちは見届けるって……」
あの時。
かつて大魔王バーンとの最後の死闘の中。
双竜紋を全開にし真の力――竜魔人級の力を出そうとした時。
側にいたのは、ポップとレオナのふたりだった。
最後の最後までダイを信じると誓ったふたりだったのだ。
「あの時の言葉は嘘じゃねえって、ダイに言ってやらねえと。俺たちは最後まで信じてたぞって、あいつに言ってやろうぜ……」
いつしかポップの目からも涙がこぼれていた。
「……ポップ君?」
「あ、あれ? おかしいな……なんで俺まで……?」
拭っても拭ってもこぼれる大粒の涙。
――それを見て、レオナはぎゅっとポップを抱きしめた。
「……ひ、姫さん!?」
「ポップ君も私と同じなんだね……ダイ君が帰ってこない時間が恐ろしくてたまらないんでしょう?」
「――!」
「……ね?」
「あ、ああ。怖え。あいつが帰ってこないんじゃないか。この4年、考えねえ日はなかった。空の洞窟を探す度、気球から地上を見る度。誰にも言えなかったけど、恐ろしくてたまらなかった。探しても探しても、あいつがもうどこにもいないって証拠がどんどん増えていっちまって……」
ぶるぶると震えながら語るポップ。
ぎゅっとレオナを抱きしめ返す。
「なぁ姫さん。俺たち、あいつを信じてやらなきゃいけねえんだよな。……それで間違ってねえんだよな!?」
「……」
ぼろぼろと泣くポップ。
と。
ちゅ。
同じく大粒の涙を流すレオナが、そっとポップに口づけをした。
「――姫さん!?」
「私も、ポップ君も、もうお互いひとりじゃ抱えきれないみたい……なら、少しでも、分かち合いましょう? ひとりじゃ抱えきれなくても、きっとふたりなら、抱えきれるわ……」
ちゅっ。
再度のキス。
「ちょっとだけ、ダイ君にごめんなさいして、……ほんの少しの間だけ、ダイ君を忘れましょう?」
「……ああ」
ちゅっ。
今度はポップからキスをした。
互いの身体に回す手に力が入った。
しばしの間、ふたりは固く抱き合ったのだった。
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レオナの居室の奥の寝室。
豪奢な天蓋付きのベッド。
「姫さん……綺麗だ」
一糸まとわぬ姿となったふたり。
レオナは絹のような滑らかさときめの細やかさの肌を見せている。
手で隠しきれない大きさの乳房は白桃のよう。うっすらと血管が浮いている。
その先端は桜色の乳首が隆起している。
へその舌の草原地帯は髪色と同じ薄茶色の毛並み。
それほど濃くない陰毛の合間から秘所がうっすらと見えている。
「ポップ君も、魔術師とは思えないほどいい身体じゃない……」
少し顔を赤くして、レオナが答える。
ちゅっ。
口づけを交わすふたり。
どちらからともなく、舌が伸びる。
互いの口腔内を蹂躙し、歯の裏を撫で、舌同士が絡み合う。
「ぷぁ……ポップ君……もしかして、慣れてる?」
「そんなことはねえよ……」
「……あれだけマァムとメルルと一緒にいて何もしてないの?」
少し呆れたようにレオナが言う。
「3人ってのがどうにもなぁ……なんかお互い監視しちまうんだよ」
少しげっそりした表情のポップ。
ちゅっ。
ポップの頬にレオナがキスをする。
「じゃ、もしかしてポップ君も初めて?」
「ああ……姫さんは……当然初めてか」
ちゅぱっ。
ポップはレオナの首筋にキスをする。
ちゅっ。ちゅっ。
ポップのキスが少しずつ下に進む。
首筋から鎖骨。鎖骨から乳房へ。
「んっ……」
レオナの声にわずかに快楽が混じる。
ポップはゆっくりとレオナの乳房をもみほぐすようにした。
「ああっ……ポップ君……」
レオナがポップの下腹部に手を伸ばした。
そこにはすでにはち切れそうになっているポップの息子がある。
「んっ! ……姫さん」
レオナの手がポップの息子をひとなでした。
それだけでぞっとするような快感がポップに押し寄せる。
ポップは首を振って快楽をはねのけると、レオナの乳首に口を寄せる。
ちゅぱっ。
「あっ! ポップ君!」
びくんとレオナが身体を弾ませた。
ポップはそのままちろちろとレオナの乳首をしゃぶる。
びくん、びくんとレオナの身体が震える。
ぎゅっとレオナがポップの息子を握りしめる。
「んっ」
ポップの顔がゆがみ、身体が震える。
「……ふぅ」
互いに大きく息をついて、笑い合う。
快感に対する、照れだ。
ポップとレオナは69の体勢となった。
ポップが下からレオナの秘所を舐めあげる。
「あんっ!」
レオナが声を上げる。
レオナの秘所からは愛液があふれて周囲をてかてかと光らせている。
レオナも負けじとポップの息子を口に含む。
「うっ」
こちらはポップの声だ。
レオナの口唇がポップのカリをさわさわと刺激している。
ぺろりと亀頭を舌がねぶる。
ポップはクリトリスを舐めた。
そこはすでに固く充血している。
「あっ! ああっ! あんっ!」
ポップの舌が触れるたび、レオナが嬌声を上げる。
じゅるっ、じゅるっとポップが音を立ててクリトリスを吸い上げる。
レオナはそのたびに身体を大きく弾ませた。
ふたりは正常位の体勢になった。
「……姫さん」
「……何も言わないで」
ポップの言わんとすることを察してレオナが言う。
本来この行為をするはずの誰か。
今無理矢理に脳裏から追いやっている誰かのことを、互いに口にしない。
ずぷっ。
ポップの息子の先端がレオナの秘所にめり込む。
そこから進まない。
ポップは力を込める。
ぐぐっ。
少し進んだ。
「はぁっ……」
レオナが息を吐いた。
ぐにゅるっ!
一気に奥まで入った。
「あっ!」
痛みを感じさせる声でレオナが声を上げた。
「……姫さん、だいじょうぶか」
「うん……」
その手が下腹部に添えられると、
そのため、破瓜の後は
「もう、動いてもだいじょうぶ……」
「ああ……」
ずっ、ずりゅっ、ずるっ。
ポップの腰が前後するたび、結合部がいやらしい音を立てる。
「んっ、んんっ」
ぬちゃっ、ぐちゅっ、ぬちゅっ。
それを裏付けるかのように結合部の音も汁っぽい音が増してきている。
「姫さん……気持ちいいか」
「あっ、うん……ポップ君、気持ちいい……」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
ポップが腰を打ち付ける音が響く。
「ああっ! あっ! すごいっ!」
レオナの抑えきれない声が響く。
「ダメっ! ああっ! あんっ!」
ポップが動くたびにレオナは身体を震わせている。
「姫さん……そろそろ……」
「うん……いいよ……来て……」
そう言うと、レオナはポップの身体を両手でぎゅっと抱きしめた。
足もポップの尻の後ろで交差する。
ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!
「あっ! ああっ! 姫さんっ! 出るっ!」
「出して! ポップ君! ああっ! あーーーーっ!!」
びくん。びくん。
ポップの身体が痙攣すると同時に、レオナの身体も痙攣した。
ポップの身体から力が抜け、レオナの乳房の上に頭が落ちる。
それをレオナは優しく抱きしめるのだった。
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行為の後は無言だった。
愛を囁くことはない。
次を約束することもない。
ただ、この先こういったことが今後もあることはふたりともわかっていた。
いつか。いつの日か。
探し人が見つかるまでの間。
個人的にNTRというのは好みではありません。(好きな方を否定するつもりはありません)
では、どこらへんまでだったら自分の中で許容範囲なんだろう? と考えていたら
なぜかポップとレオナが出てきました。
ダイの一番の女性がレオナで、一番の親友がポップ。
ダイを失ったふたりが長い時の果てに救いを互いに求めてしまうとしたらそれは許せると思いました。
いやそれはNTRでも何でもないよ! とかご意見ありましたら感想いただけますと幸いです。