そう言えば、日記の最後の文字は何かとかっこよくするためにわざと血で書いたな。意味はないけどこれで少しは脅迫になってくれると助かるだけどな。
文章も完全に中二病感が丸出しだったしでもこの世界ならば問題はないよねと思いながら砦で過ごして翌日には国に戻ってきた。
戻ってくると前よりも防衛線らしくなっておりこれならば雑魚クラスの魔物ならば大丈夫だろうと思っているとこの日に帰ると約束をしたからかスイレンが待っていてくれたがスイレンは隣にいるディエーラを見てすぐに顔を膨らませた。
もしかして嫉妬をしてくれているのかな、それはそれで嬉しいのだけどと思いながらスイレンにお帰りを言うとすぐに
「全く、人材を集めてくると言ったけど私はまさか、そんな女性を連れてくるとは思わなかったな。どうせ、可愛いから連れてきただけでしょう」
「スイレン、確かにそのような考えがないかと言われたらそうではないがそればかりではない。彼女は非常に優れた商いができる人物でこの地域には商業などが発展していないからそれを栄えさせるために連れてきただよ」
自分がそう言うとふーんと言ってスイレンはディエーラの顔を見ていた。それに見られてディエーラは苦笑いでどうかよろしくお願いしますと挨拶をした。
スイレンも返事を返してこれから仲良くしていきましょうと返してとりあえずなんとかその場はなった。
それからディエーラの指揮のもとで都市開発が始まった。それと同時にこの地域での商いなども始めていた。
商いは毎日毎日、一日過ぎるほどに栄えて来ていた。これを見たスイレンが本当にすごい、雅也が見た目だけで連れてきたわけじゃなかった。
おい、自分はどこまで信用されていないのだと思いながらも自分もディエーラの手伝いをして国を豊かにさせるために努力をしていた。
本当に彼女が昔にいてくれたら戦争ももしかしたら結果が変わっていたかもしれないと思うほどに優秀さを見せていた。そしてディエーラが言うにはもし国同士で戦いが起きても商いが栄えていれば戦わずに勝てると自信満々に言っていた。
いやいや、戦わずに勝つなんて無理でしょうと思っていたけどここまで国を一気に栄えさせている彼女を見るとその言葉も嘘には感じられずに本当に心強い味方が出来て嬉しい限りだと思うのであった。
そんな日々が半月以上が過ぎたある日に自分は回復などができる人材が欲しいと言うとそれを聞いたスイレンが実は昔からの知り合いがいるらしい。それはとても良い情報だと思いで聞いてみると実はこの地方にある山奥に住んでいる少女で名前はリンネと言うらしい。
・・・リンネ!?、もしかして風水士、最強のあのリンネですか。とんでもない人材がこんなところに埋もれていたのですけど、でもどうして山奥にいるのだと聞いてみると実は昔はとある都市で未来が見えるだけで幽閉されていたせいで人が信用ができないということで山奥で暮らしているらしい。
けれどスイレンちゃんだけは会ってくれるみたいでその時に食料などを渡す代わりにいろいろと占ってもらっているとか。それにしても年にいた人間は心がないのか。未来が見えるだけで幽閉をさせるなんて・・・そう言えばあの時、幽閉されていた少女と言うより幼女に近いあの子は元気にしているのかな。
あれからの月日を考えても今頃は美しい女子になっていることだろうな・・・あれ?今更だけどなんか共通点が多すぎませんか。でもまさかねと思いでそのような考えをやめた。
けれどリンネがこの地方の山奥にいるとわかった以上は登用するに決まっている。もちろんこれほどの賢者を一度で仲間はできないだろう、ここは三国志に出てくる三顧の礼を尽くして迎えよう。
まあ、立場的にもそれがあっているからねと思いで自分はスイレンにリンネの場所に向かうねと伝えるとスイレンは呆れた顔で自分に対して
「これで雅也さんの毒牙にまた一人の女性が犠牲になる・・・いや、もしかしたらもっといるかもしれない」
おいおい、自分はそこまで女性を落とせる自信がないぞと言うとならば賭けをしませんかと言われた。もし自分がリンネだけを連れてきたら自分の勝ちでスイレンがどんな命令も聞いてあげるということ。
もし自分がリンネ以外の女性を連れてきたら自分の負けでスイレンが自分に対してどんな命令も聞くことという勝負であった。
それは面白いと思いで勝負を受けた、自分は女性を落とせる自信がないのだ。それも能力も封印をすれば勝てると内心で喜んでいた。
そうなればスイレンにはとてもエロい格好をして夜這いをしてもらおうかなと考えた。スイレンの破廉恥な姿で・・・と言うか普段から破廉恥な格好をしている気がするのは自分だけだろうか。
それともこの時代では当たり前なのかなと思いながらならば早速、迎えに行きますかと言って自分はリンネが住んでいる山奥に向かって歩き出したのであった。
この辺はそこまで魔物がいないから安全だよなと思いで歩いていると歩いていると奥の方から大きな揺れを感じていた。
これは大きな生物の足音だ、魔物はいないと思うのだがと思いながら奥に向かって歩いてみるとそこにいたのは巨大なドラゴン・・・いや、どちらかと言うと恐竜みたいな感じだ。
三体ぐらい回り込んでいた、そしてその包囲されている中には一人の少女が己の槍を持って戦っていた。まずい、このままではあの少女が命が危ないと思いで自分は封印の石をその場においてすぐに持っている刀を抜いて背後から包囲をしている一体を後ろ脚に向かって刺した。
そして倒れこんでくるドラゴン又は恐竜を止めを刺して自分はすぐに包囲をされている少女に対して
「そこの君、すぐにこちらに来て。あそこの陰ならばその巨大な生物も追ってこれないだろうから」
そう言うと少女はこちらに向かって走り出した、自分は走ってきている少女を姫様抱っこして崖を跳んで逃げた。そうして向こうも諦めたのかその場から立ち去った。自分は本当に危なかったと思いで一安心をしていると少女が自分に対して
「あなた、その恰好から見るに悪魔なのにどうして人間の私を助けてくれたの」
「そうだな、困っている人がいたら基本的に助けるようにしているから。又はこの辺の道案内をしてもらいたいからかな」
そう言うと少女は可笑しい悪魔ねと言いながら笑っていた。まあ、確かに可笑しい悪魔かもしれないけどそれでもやるときはやるからなと思いながら聞いていた。すると少女が自己紹介をしてきたのである。
「私はエレイン、元々はとある国に仕えていた騎兵だったけど今はやめてこの地で修行をしているわ」
「そうなのですか、自分はアパオシャ、人間に化けている時には吉田雅也と名乗っている。よろしくな」
そしてすぐに思い出したがこのエレインって千年戦争で最初にお世話になった銀ユニットじゃないですか。本当に初期は助かりました、しかも最古参と言うキャラであるけどそんな人物がどうしてこんな山奥にいるのだと思っていた。
すると自分の顔を見てどうしてここいるのと疑問な顔をしていることに理解したのかその理由を教えてくれた。
元々は王国に仕えていただけど魔物が出現してエレインはすぐに王子たちと共に神殿で再起を図り始めたらしいけどその時はエレインは王子の役に立ってみせると思っていたが実際はキャリーと言う人物にその座を奪われて更に時間が進むにつれて王子の周りには多くの優秀な女性たちが集まってきたのだ。
エレインは元々王子のことを好意に思っていたから一緒に過ごしたかったがそれは次から次から現れる女性たちと仲良くしていく王子を見て熱が冷めてしまったらしく。
こんな覚悟もない状態で戦いをすればいつかはどこかで死んでしまうかもしれないと感じたエレインは置手紙だけ残して王国を去ったらしい。そしてまたそんなことが起きても今度は戦えるようになるためにこの地まで来て修行をしていたというわけだ。
全く、王子はこんなに良い女子を見逃すとはきっと仲良くなれたら良い彼女そして妻になってくれる女性だと思うのになと思いながらエレインを見ているのだった。