ケラウノスは珍しく朝早く目を覚ましていた、早く寝ていたのが原因であったが久しぶりに洗脳魔法を使っていたので疲れてしまったのだ。
それにしてもいつもならば早起きをするはずの雅也が起きてこないなと思いながら雅也が寝ている部屋に歩いて扉を開けてみるとそこには雅也とフィナンが抱きしめながら寝ていた、しかも服が乱れている。
数秒間、時間が止まるようにしてケラウノスは見ていたがその後にすぐに顔から炎が出てくるような暑さになりすぐに扉を静かに閉めてからその場から勢いよく離れた。
いやいや、昨日で出会ったばかりだよね。いつの間にそんな関係になったの。と言うか何が起きたの隠し持っていたダイヤがあったの、何か始めるときのボーナスみたいなもので好感度アイテムを持っていたの。
洗脳魔法は雅也は使えないはずだし私もしていないはずだ、なのにもう二人の関係がやばいですけど本気で王子と並ぶつもりですかと思っていた。
でもとりあえず今の迫ってきている危機を何とかする必要があった、それは料理ができないから朝食がない、どうしようと思っていた。
ケラウノスは元々は部下に任せておいて現代では雅也が作ってくれていたので料理などしたことがなかった。けれども料理番組などは見たことがあるからそれを元に頑張ればと思いながら台所に来てみると思うことはただ一つ。
(そう言えば中世みたい世界観だったから電子レンジや冷蔵庫、オーブントースターなどないじゃない。お願いよ、雅也ー起きて。あの状況で私は起こせる勇気がないのよ。お願いだから起きなさいー)
そう必死に願いをしながら台所で待つことにしたケラウノスであった。今度、料理を教えてもらおうかなと後悔をして待っていた。
そのころ雅也は目を覚ました、服が一部脱いでいるからどうしてなんだろうと思いで寒い思いをしていたら横で可愛く寝息をしているフィナンの姿があった。
どうしてと思っているとどんどんと記憶が思い出してきて真っ赤になり先ほどまで寒かったはずが今では暑いぐらいになっていた。
その後にフィナンも起きておはようございますと言ってきたのですぐにフィナンの裸に近い状態を見て恥ずかしいと思いながらもおはようございますと返答した。
すぐにフィナンも記憶がよみがえりお互いに赤くなりながらとりあえず服を着ましょうかということになり服を着替えてからとりあえずお互いに座って
「フィナン、これからよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いをします」
そう言い終えた自分とフィナンは台所にでも行って料理を作るかと思って向かってみるとそこではケラウノスが待っていましたと言って待ち構えていた。
そう言えば、ケラウノスは料理ができなかった『だった』と思いながら見ていた。そうなると少し悪いことをしてしまったなと思いながら料理を作り始めた。
それをしながら今後の予定を話し合いをしていた。
「そう言えばさ、フィナン。この辺の地形などわかることがあるかな」
「そうですね、ここは大陸と繋がっていますけど半分ぐらいは閉ざされている地域ですね」
「それはどうしてだ、何かわかる物でもあれば出してくれると嬉しいかな」
そう言うとフィナンはこの砦に残されていた地図を出してくれた。それはこの辺の地図みたいであるがこの辺は半島みたいになっておりそして大陸に繋がる場所には大きな山脈がありこれが大陸へ向かうための唯一の道であり今では魔物なども出て来て事実上通れない道になっており閉ざされているわけだ。
確か地図から見てもこの山脈を超えるのは相当な勇気と準備が必要だ。少なくても今の自分たちでは突破は無理だろうな。それにしてもこの地図を見ていると千葉みたいな形だなと思ってみていた。
そこにイタリアにあるアルプス山脈がある形か、それは天然の要塞だな。もしここに国があれば栄えることは間違いなしだ。外敵には攻められにくい場所に豊かな土地、国が栄えるにはいい条件がそろっている。
しかし、聞いてみるとこの辺には国みたいなものはなく大きな勢力もないみたいであった。するとそれを聞いていたケラウノスが
「ならば私たちがこの辺の地域を統一させて王国を建国しましょう」
ケラウノス、お前は本気で言っているのか。この人数でそれをまじめにするつもりか、そう聞いていたがケラウノスはいたって真面目だと答えられた。
けれども確かにケラウノスを信仰している国などはないから作ること自体は賛成だけど・・・三人と一匹でどうしろと言うのか、聞いてみるとケラウノスは自身の表情でこう答えた。
「努力、友情、勝利・・・ってどこかの漫画で描いてあった」
とりあえず考えもなしだということが分かったのでケラウノスの朝食を減らすことに決めた自分だった。