※この作品はR-18です。

ふりすお   作:NYODO in JELLY

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※まだオフ会描写はありません。


配信(1)

 カメラのソースを開く。電源を入れて、プレビューで確認。

 うん、ちゃんと映ってる。そして余計なものは映っていない。

 まだライブは開始していないのに、待機中の文字列の横には17という数字。目ざといというか、ありがたいというか。

 

 それで、ええと、息を吸って。

 放送開始のボタンを押す。放送ツールの配信開始ボタンを押す。

 

 確認用のモニターに、半裸の少女が映った。

 

 

 □

 

 

 ──"来た"

 ──"待ってました"

 

 ぽつ、ぽつと現れるチャット。アクティブは5人。閲覧総数は32人。うん、いつも通り。

 まだ全部は脱がない。もっと焦らして、もっと待たせてからだ。

 それまで、先に来た子達と会話をする。

 

「こんばんはー」

 

 ──"脱いで"

 ──"まんこ見せて"

 

「気が早いなぁ」

 

 流れの遅いチャットは、しかし独特なソレであるといえるだろう。

 少なくとも一般チャンネルの方で流れているソレとは一線を画す、要望と欲望の怨嗟。自らの配信がR18チャンネルの中でもマイナー且つニッチなジャンルである事は自覚しているけれど、こうも丸出しだと、どこか可笑しく、面白くなってしまう。

 需要と供給。一応、このサイトではオンリーワンだから、好きな人は好きなんだろうなぁ、と。

 

 ──"リネちゃん、今日はどっち?"

 ──"はよ"

 ──"脱がないんですか?"

 

「今日はー、前かなー」

 

 ──"2穴というテも"

 ──"はよしてくれ、寒い"

 ──"じゃあ今日は凶悪おちんちんも見れるわけだ"

 

「別に今日だけじゃなく、いつも見せてるでしょー?」

 

 画面外から、それを持ってくる。

 白い持ち手にピンクの刀身。イボイボや返しのついた凶悪な形状のソレは、凡そ16㎝程。

 それを、その刀身の切っ先を、ねたり、と出した舌に置いて、舐め始める。シリコン材質の舌触りはそれほど良くはないけれど、パフォーマンスとして、こうすると喜ばれるのでやっている。

 

 ──"早く開始してくれ"

 ──"上からでいいから早く脱いで"

 

「はいはいってば」

 

 だけど、今日の視聴者はとりわけ我慢が利かないらしい。シリコンペニスへのフェラパフォーマンスもそこそこに、来ている服のボタンを一つずつ外していく。セーラー服。半袖の、夏服仕様の奴だ。配信開始時にはスカートは既に無いので、これを脱げば、半裸から下着姿へとグレードアップする。

 一つ、二つ。

 普段学校に来ていくような肌着でなく、ちゃんとえっちなものを身に着けているから、ボタンの下から覗くのはしっかりと肌だし、おへそ出し、下乳だ。

 冷房はつけていても、暑さから逃れられない夏の日。その蒸れた感じは、配信越しにも伝わったらしい。

 

 ──"汗小瓶に入れて売ってほしい"

 ──"なめてえ"

 

「流石にきもいよそれー」

 

 ──"相変わらずでけえ"

 

 目に入ったチャットに、内心でふふんと鼻を鳴らす。この胸は結構自慢だ。年頃の近い子で、ここまでの巨乳はあまり見た事がない。勿論疲れるし邪魔だし重いのはあるんだけど、それを補い余りあって周囲の男子からの目線が心地良い。

 そして、こういう場でも、かなりの武器となる。

 

 ──"上は良いから早く脱いで"

 ──"胸なんか見に来てないんだよなぁ"

 

「……」

 

 ──"マスク越しでも口尖らせてるのわかるじゃん"

 

 人が折角悦に浸っている所に水を差すのだ、当然不満。

 でもまぁ、私も私自身がどこに需要を供給しているのかくらいわかっている。

 

 一番上のボタン二つを残したままに一度手を止め、先ほど舐めて濡らしたソレ……バイブを手に取り、ショーツの上から股間に宛がう。

 既に染みを作っているそこ。

 もっこりと膨らんだそれの、少し下の辺り。

 

「んー」

 

 ──"早く入れて、早くスタートしなさい"

 ──"お金欲しいだろ?"

 

「欲しい!」

 

 ショーツに手を掛け、一気に引き摺り下ろす。

 ぼろん、と。外気に触れる剛直。否、未だ勃ちきってはいないから膨張率はそこそこだけど、これもまた、そんじょそこらの男子には負けない大きさだっていう自負がある。

 おちんちん。ペニス。陰茎。

 私にはソレがある。

 

 ──"でけえ"

 ──"相変わらず似合わないねーリネちゃん"

 

「じゃ、入れるよー」

 

 ──"待ってました"

 

 その、おちんちんを無視して、さらに下。

 男子であれば金玉袋のある場所にぽっかりと開いた、私の、女性としての本来の穴。バイブを持っていない方の手で大陰唇をぐい、と開けば、じゅくじゅくに塗れたピンク色が顔を出す。

 そこに、挿れる。ここに焦らしはいらない。そろそろ彼らの痺れが切れそうだから。

 アクティブ12人。総閲覧数88人。上々だ。

 

「ん……ぅ」

 

 ──"リネちゃん開始ボタン押してー"

 ──"はよしろよそれ目当てに来てんだから"

 ──"ちんちんもっと立たせろよ"

 

「少しくらいレディの余韻を待てないわけー?」

 

 ──"レディとかww"

 ──"レディがどこにいんだよ"

 ──"そんなでけえちんこぶら下げておいてレディは無理がある"

 

「はいはい、開始しますよーだ」

 

 しっかり奥まで挿れて、その上から、ショーツを履き直す。

 当然バイブはさらに強く奥を叩くし、その圧迫感は異様な不快感を奥底……子宮頚部に齎してくれる。

 

 その状態のまま態勢を戻して、マウスを操作。

 サイト側にあるシステムの一つを開き、開始のボタンを押す。

 

「んんん……っ、い、いきなり……」

 

 唐突に強い振動を始めたバイブに甘い声を出しながら、画面を、チャットを見る。

 そこに飛び交うは二種類の文字。

 

 ──"ちんこビンビンになってきたじゃん"

 ──"声えろいわやっぱ"

 ──"○学生が出していい声じゃねー"

 

 というチャットと。

 

 ──"1000\ -強"

 ──"1000\ -強-弱"

 ──"15000\ 電流"

 

 なんかの、機械的なシステムチャット。

 

「ちょ、ちょっと飛ばし過ぎじゃない?」

 

 ──"今日は資金潤沢だから激しくいくよーリネちゃん"

 ──"富豪だ、富豪がおる"

 ──"三分後期待"

 

「んんっ、ふぅ、ぅぅう……んん……うぅ」

 

 膣に入ったバイブは不規則な振動を齎す。その強弱はあらかじめ決められた周期パターンではなく、今、現在、リアルタイムで決定される。

 投じられた金額に応じて選べるオプションがあって、たとえば千円だったらバイブの強弱とパターン。たとえば一万円以上だったら、バイブの側面に付けられた電極からの──。

 

「ん、ぎぃぃいいいいゅううううぁっ!?」

 

 ──"いいよーリネちゃん。おじさん女の子の痙攣してる姿でしか抜けないから超嬉しい"

 ──"人体に害のないレベルの電圧なのは知っててもすげーリアクション"

 ──"ちょっと射精してねか?ww"

 

「う、ぶ、ふぅう……んん……き、ぎもちい……」

 

 ──"変態だ"

 ──"ドマゾ性奴隷"

 ──"リネちゃん、五万円投げるから尿道にも挿そうよ"

 

「え、ぅひ……えぇ? う、うそでしょ?」

 

 ──"2000\ 強"

 ──"50000\ 電流 -1分間"

 ──"もう投げちゃった"

 

「ちょ、ちょっと待って、今挿すから、ぅぅうんっ」

 

 常連客の中でもかなりのお金持ちで、かなりの変態の人からの五万円は、流石に無視できない。私が有名になれたのもこの人のおかげみたいな所あるし。

 だから、手の届く範囲にあったもうソレ……細く長いその棒を、一舐めした程度でおちんちんに宛がう。

 宛がって──思い切り、突っ込む。

 

「ふぎゅぅうぅううっ!?」

 

 ──"見てるだけで痛い"

 ──"尿道開発は素質無いと無理だからなー"

 ──"ローションじゃない唾液だけで行くのマジ勇者"

 

 痛みはある。だけど、というかだからこそ、興奮するし、気持ちがいい。

 ひんやりとした異物が灼熱を伴っておちんちんを圧迫している。勃起し、反り返るにまで至っていたおちんちんが棒によって直立となり、それが一層、尿道内を刺激して。

 

「──ぁ、がぁああぁっ!?」

 

 直後訪れた衝撃に、私は背を仰け反らせて飛び跳ねた。

 

 

 

「う、ぐ……んんんっ!?」

「あぎ、いい、うぅううっふ、ぅ」

「んぐぎ……い、イくイく!!」

 

 たとえ気絶しようが、絶頂しようが、バイブは止まらない。

 スマートフォン内のアプリと連動して振動し電流を放つバイブは、お金が投げられる限り、無情にもシステム通りの命令をバイブに下す。

 バイブはまだいいけれど、膣と尿道を貫通せんとする電流は余りに痛く、あまりに気持ちがいい。扱かれてもいないのにびゅるびゅる射精をしてしまうし、尿道を棒が圧迫しているから思うように出せないしでさらに快感は増幅し、膣の方もびちゃびちゃに愛液を漏らす。

 

 三時間。

 初めから定めていた配信終了時間のその時まで、私は白目を剥いて、泡を吹いて、身体を跳ねさせながらイき続けた。

 

 

 

 □

 

 

「ふぅ……飛ばし過ぎだよ、ホント」

 

 ──"でも気持ちよかったでしょ?"

 ──"カメラ大丈夫かこれ。めっちゃ濡れてたけど"

 ──"叫び声で近所迷惑とかなりそう"

 ──"超しこれたわさんがつ"

 

「めっちゃ気持ちよかったけど、めっちゃ疲れたー」

 

 ──"でしょうね"

 ──"だろうな"

 

「さて、そろそろ配信終わるけど……一つお知らせがあります」

 

 ──"何、結婚?"

 ──"誰か孕ませた?"

 

「そこは孕まされる側でしょ」

 

 ──"でもリネちゃん女の子好きじゃん"

 ──"そういえば後輩の抱き着いてくる子どうなったん? 食ったん?"

 

「食うわけない。学校ではふたなりだってバレてないんだから」

 

 ──"全校生徒の前で全裸チンポ踊りとかしてくれよー"

 ──"お知らせって何?"

 

「ん。なんと私、リネは……今週末! リスナーとオフ会をすることにしましたー!」

 

 ──"マ?"

 ──"行くけど"

 ──"誰と?"

 

「瀬尾さんと、コーさんと、CaOさん」

 

 ──"ド変態三人衆じゃんやめとけば?"

 ──"危なくね? いつも五万とか投げてる連中じゃん"

 ──"おいおい信用ないなー"

 

「大丈夫大丈夫ー。私空手やってるからー」

 

 ──"初耳なんだけど"

 ──"ふたなり隠せるの?"

 ──"巨乳ふたなりっこで空手少女とか属性盛りすぎだろ"

 

「ここからはプライバシーでーす」

 

 ──"それお知らせしたってことは、配信すんの?"

 ──"いつ?"

 

「配信はまだわかんないけど、三人にド変態調教してもらって、その動画を販売とかしようかなって」

 

 ──"学生の内からAVデビューはやばすぎ"

 ──"流石に親に相談しろ"

 

「今更でしょー、何善人ぶっちゃってんのー?」

 

 ──"リネちゃんが思ってるより社会は怖いぞ"

 ──"顔バレ身バレで一生インターネットの晒し者コースだろうな"

 ──"今でさえそんなマスクだけなのに"

 

「心配は嬉しいけど、私もうえっちなことから足洗えそうにないし。働かなくても、お金はみんながくれるでしょー?」

 

 ──"うわ、わからせてえ"

 ──"このふたなりメスガキ完全調教してきてくだせぇド変態三人衆!"

 ──"チンポに屈服する姿見てぇ~ww"

 

「ということで、週明けをお楽しみにー。あ、でも動画編集の時間とかあるだろうから、すぐには出ないと思うけど」

 

 ──"乙乙"

 ──"誘拐とかだけはマジで気を付けろよ"

 ──"マジで信用無いなぁ。おじさんこれでも常識はある方なんだけど"

 ──"ふたなり娘が白目剥いて痙攣してる姿でしかヌけねえ中年男性とか絶対ロクなヤツじゃないだろ"

 ──"字面にするとやば"

 

「それじゃあ、お疲れー」

 

 

 □

 

 

「ふぅ……」

 

 カメラの電源を切って、配信のソースを閉じて。

 ベッドに背を預けている今の姿勢は、実のところ刺さったままのバイブを更に奥へ押しやる行為なので、精神衛生上はあんまりよくなかったりする。

 だから、ゆっくり、ゆっくり、姿勢を変えて、仰向けになる。

 仰向けになって、少しだけ目を閉じた。

 

 

 ライブチャットという文化がある。

 カメラを付けて、送られてくる大多数のコメントを見ながら生配信をする、という文化。

 一般の人がやっている雑談配信やゲーム実況がポピュラーではあるけれど、こういうアンダーグラウンドの、R18限定の場になってくると、今度はアダルトチャットが主流になる。

 顔をマスクなんかで隠して、オナニーをする。

 チャットの指示通りに、あるいは自分のプラン通りに。

 見せつける事。見られている事。そしてそれに伴う投げ銭や有料視聴を目的に、日夜女の子はカラダを売る。

 

 正直良い文化だと思う。

 私達は見られて嬉しい。気持ちよくなっているだけでいいし、可愛いとかエロいだとかいう言葉で承認欲求も満たせる。不特定多数の男性に視姦されている事実が快楽を加速させ、疑似的ながらも露出行為をしていることに心が躍る。

 視聴者側は、そういう女の子達の痴態を見ることが出来て嬉しい。自分の言葉通りにナマの女の子を動かし、えっちなことをさせ、イかせ、満足すればお金を投げる。もっと見たければお金を払う。

 

 商売として、win-winだ。

 

 そして更に、その文化の中でも比較的新しいもの。

 それが私のやっている、チップバイブとなる。

 

 配信サイトとスマートフォンアプリ、そしてバイブが連動していて、投げられた金額のオプションがスマートフォンアプリに伝わり、バイブへ命令が出され、その通りに動くという仕組み。

 チャットでの指示はどうしても女の子側の采配があるというか、こっち側でセーブしてしまえるのが難点なのだ。どんなに激しい行為を強制しようとしても、疲労や恐怖なんかが心のブレーキになって、甘えてしまう。

 それが機械なら。

 ショーツが押し上げるバイブと、深く深くまで突き刺さった尿道プラグであれば、私が手を加える要素がない。無論思い切って抜いてしまうというのは最終手段ではあるけれど、それをするくらいなら最初からやらない。

 

 強制絶頂。連続絶頂。

 それに伴う呼吸困難や動悸なんかのリスクは理解している。その上でやっているのだ。

 

 だからこそ、巨額が投げられるのだし。

 だからこそ、気持ちいのだし。

 

「……さんじゅうよんまんえん……良い……」

 

 配信の管理画面に映る儲けに笑みが隠せない。この内の二割は手数料として配信サイトに差っ引かれるのだとしても、三時間の収支と考えれば破格も破格である。

 これだけ気持ちよくなって、こんなにお金がもらえて。

 そんな良い事は無い。

 

「ん……ぐぅっ、ん」

 

 さて、と。

 ショーツに手を掛け、下ろそうとする。けれど仰向けの姿勢でそれをすれば、おちんちんの形が歪む。となれば当然、未だ挿さったままの棒が、尿道を押し広げる。

 仕方がないのでお手紙書いた……もとい、おちんちんの棒から処理する事にする。

 

「う、ぅぅう……んんぅ……あ、っはぁ、っはぁ」

 

 少しずつ、少しずつ。

 細長い棒を引き抜いていく。

 まるで長大な射精をしているかのような感覚。腰には甘い痺れ。やっぱり寝っ転がったままで良かった。立っていたら、崩れ落ちてしまう可能性もあったから。

 そしておちんちんの痺れに下半身へ力を込めれば、当然、膣が加えているバイブも締め付ける結果になる。振動はもうしないからそこまでとはいえ、私が最も気持ちいいと感じる形を選んだそれは、膣圧を押し返して膣壁を刺激する。

 

 きもてぃ……。

 

「うううっ、っふぅ、ふぅぅぅうんっ!」

 

 長らくを惜しみながら。

 ようやく、じゅぽん、と尿道から棒が抜けた。ぽっかりと開いた黒穴。ひくひくとその縁を揺らし、私の鼻息にびくびくと反応する。

 

「楽しみ、だな……」

 

 これが、どうなってしまうのか。

 どんな辱めを受けるんだろう。どんなプレイを強要させられるんだろう。

 他の、もっとスタイルの良い子達じゃなくて、わざわざ私を選んでお金を投げ続ける三人。なら、私の身体には相当な思い入れがあるはず。それは画面越しでなく、バイブでもなく──自らの剛直で、私の膣を、そしておちんちんを、ぶち犯したい、みたいな。

 

 この狭い狭い穴に、おちんちんが入ったりするのかな。

 

「……興奮するなぁ」

 

 つくづく、自分の変態さには呆れるけれど。

 ショーツを脱ぐのを止めて、布越しに持ち手を掴む。

 

「んっ……」

 

 そしてまた、来(きた)る自信の凌辱会へ妄想を馳せ、オナニーを始めるのだった。

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