「お義父さん、しばらくの間、お義母さんには内緒ですよ」
朝食をいただけば、昨夜の疲れが出た直之は、未だ上げていない布団に転がった。
「お義父さん、起きてくださいよ」
呼びかけに目を覚ました直之は、小百合の姿を見て興奮を覚え、夜着の裾から出ているしなやかな足に飛びついた。
窓から差し込む朝の光で、薄いネグリジェの布地がカーテンのように、小百合の陰毛を輝かせ浮かび上がらせている。
夜着の裾に頭を隠し、ラビアに舌を伸ばせばそこにあるのは甘い蜜の味。
「ズルッ、ズルッ」
と、啜り込むほどに濃いさが増し、直之の鼻さえも淫液の汁でベタベタに濡らしていく。
「あ~あああああー・・・・・・」
ラビアから伝わる快感に堪えられなくなった小百合はそのまま膝から崩れ畳に倒れた。その上に直之は重なり、近頃なしえなかった二日続きの射精に挑戦した。
自宅を出て二日、翔太のアパートで過ごした由紀子は、喪服をたたみ直すとキャリー・バッグにしまい玄関先に置いた。
「翔太、そろそろ帰らなくちゃね」
「ママ、もっといてよ。僕、寂しいよー」
「翔太も、一度くらい小百合さんを見舞いなさいよ」
「二日もパパと暮らしていれば今頃はパパの腕に抱かれよがってるさ」
由紀子は何故息子、翔太が小百合との結婚を決めたのかを尋ねたくて今日、初めて口にする。
「翔太、なぜ、小百合さんと結婚したの?」
「パパ、ママは気づいていないと思うけど、小百合に僕は、僕たちと同じような匂いを感じたんだよ」
小百合の口ぐちに出す言葉の中に、翔太は、ファザー・コンプレックスの匂いを嗅いでいた。
(小百合はパパを好きになるかも・・・そして、ママとも仲良くなれるかも・・・)
翔太は、実母 由紀子がバイであることも、うすうす感じていたのだった。
「ママが、今日、帰れば僕は、明日こっちを立つよ、連絡は僕がパパにするから、ママはママだけの連絡に止めておいてよ」
翔太が、車のトランクにキャリー・バッグを積めば、由紀子が、助手席に座り駅まで向かう。
「じゃあ、明日、家で・・・・・・」
別れ間際に、人目を忍び唇を重ねるふたりだった。
「ただいま」
自宅に着いた由紀子は、キャリー・バッグを玄関先においたまま小百合を訪ねた。
「あっ、お義母さん、お帰りなさい」
布団から身体を起こし挨拶をする小百合だった。
「小百合さん、もう起きても大丈夫なの?」
「ハイ。お義父さんの熱い介護のおかげで、こうして上半身だけは起こせるようになりました」
由紀子は、夫、直之のところにいき、留守を詫びるとお茶を用意した。
「実家の方はどうだった?」
「なれない者ばかりで、右往左往でしたよ。悲しみよりもそちらの方が大変でしたよ」
土産を買ってこなかったことを詫びている由紀子手を見て、直之は不信感を抱いた。
(不幸から帰ってくれば、イの一番に手を清めるのだが?・・・)
「由紀子、明日、翔太が帰ってくるそうだから何か頼むよ」
「そうですか?やっと見舞いに来るのですね。小百合さんには?」
「あ~、もちろん伝えたよ。ニコニコして喜んでいたよ」
腰だけでも起こせるようになれば、明日、見舞いの為に帰ってくる翔太のことを思い、寝室に戻った小百合だった。
「ただいま。小百合は・・・」
二階に駆け上がってきた夫、翔太を見て、小百合は上半身を起こし、挨拶をしようとした。
「小百合、身体を起こせるんだったら、玄関ぐらいまで迎えに来いよ!」
「翔太、ごめんね・・・・・・」
言われた小百合は、痛めた腰を庇うそぶりを見せ身体を起こすと、翔太と一緒に夕食の膳についた。
「あらっ、小百合さん起きてきて大丈夫なの?」
「ええ、今日は少し楽になりましたから」
直之は横目で小百合を見て、笑いをかみ殺した。小百合も同様だった。
夕食後に、椅子から腰を上げようとしている小百合に気づいた由紀子は、肩をかそうとした。
「パパやママが、そうやって甘やかすから、小百合はいつまで経っても、布団から身体を起こそうとしないんだよ」
(あんまりだわ翔太さん。・・・・・・ふふふ)
演技に苦労する小百合だったが、これだけでは済まなかった。
夜のベッドに入っても、演技を続けなければならなかった。
「小百合、寝る時ぐらい、パンツは脱げよ!この前も言っただろう」
小百合は腰を浮かし、ショーツのウエスト部分に手を入れ脱ごうとした。
「ちゃんと脱げるじゃないか!最初から脱げよ」
小百合は、ショーツをとると翔太に頭をあずけ、股間に手を伸ばした。
「手じゃなく口でやれよ!」
「そこまでは、腰が・・・翔太、ごめんね」
腰に手を当て、辛そうな表情を作る小百合だった。
「本当に喰えない嫁だなぁー。もういいから寝ろよ!」
小百合は翔太に背を向けた。
(畜生!小百合のやつ、どこまで腰が痛いのやら・・・)
朝になると、ふくれっ面の翔太は赴任先にもどった。
「翔太、昨夜は音が全然しなかったけど?・・・でも、おかげでグッスリ寝れたわ」
「ママ、音聞いていたの?パパも」
小百合の報告も忘れない翔太だった。
「翔太、今度、小百合さんを交えて面白いことしようよ?」
「そうだね。ママが計画してよね」
トンネルに入り通話は切断された。
由紀子が買い物に出ると、直之はベッドに寝ているはずの小百合を訪ねた。
「小百合さん、夕べは・・・音がしなかったけど・・・まだ腰が・・・」
口では小百合を心配するような態度を見せながら、寝ている彼女の腕を引き別の部屋に連れ込んだ。
「お、お義父さん、今日はダメですよ・・・」
「な~に。腰のマッサージをしてあげるだけだよ」
直之の手が伸びてくれば、身体を預けるようにして床の上に倒れた。
「ここが痛いんだね」
まだ着替えを済ませていない小百合の素肌に直之の狡猾な手が妖しい動きを伴い這ってくる。
つづく