「おとうさん、遅かったわねぇ。大丈夫だった?」
「野良猫が、床の下から迷い込んでいたよ」
直之は、まんじりともせずに朝を迎えた。
朝食の膳についた直之は、流し台の前に立っている小百合の臀部を眺めながら、昨夜の激しいオナニー姿を思い出し眺めていた。
(果たして、小百合さんは誰の名を呼んだのだろうか。浮気相手でなければいいが?)
定年間際の直之。会社に出勤しても、そのことが気になり、一日中、仕事が手につかなかった。
直之の心ここにあらず。
「おとうさん。おとうさん。聞こえているの!」
「あっ!ごめん。由紀子かぁ~」
帰宅してもこのありさまだった。
直之は、夕食後早々に部屋に向かった。
嫁の小百合も浴室に向かい、ダイニングに誰もいなくなると、由紀子は携帯を握った。
「もしもし、わたし。由紀子・・・・・・」
―・・・・・・。・・・・・・―
「うまくいったわよ。何も知らずに・・・覗きに行って驚いたでしょうね」
小百合の足音が聞え、由紀子は携帯を閉じた。
「お義母さん、おやすみなさい」
「小百合さんも、おやすみなさい」
由紀子は小用を済ますと、直之が眠っている寝室へと向かった。
どうにか無事に一日が終えた。
「ただいま。いま帰ったよお」
次の日、突然、連絡もなしに出張に行っていた翔太が戻ってきた。
「パパ、ママ。ただいま」
新妻 小百合の華やいだ笑顔も戻ってきた。
「なぁ、由紀子。今日は耳栓して早く寝ようや」
「そうですね。でも、寝れるかなぁ」
ふたりは息子夫婦に気遣い、早い時間から寝室に引っ込んだ。
「お義父さんたち、たらっあ。わたしたちに気をつかっちゃってさぁ」
「当たり前だよ!」
翔太は小百合を引き寄せ唇を重ねた。
小百合は、翔太の唇に歯を立て噛んだ。それほどに待ち焦がれた、翔太の肉体だった。
翔太は、小百合の下半身に手を伸ばしショーツの感触が手に伝わると言った。
「小百合、俺が返ってきた日ぐらいパンツは穿かずに寝ろよ」
ガードされているみたいで、翔太は気に食わなかった。
「ごめんなさい。あなた」
小百合は腰からショーツを剥ぐと、着ている夜着も脱ぎ、翔太の厚い胸に顔を埋めた。
「翔太、抱いて、きつく抱いて、壊れるほど・・・・・・」
「なんーだ。もうお前、びしょびしょに濡らしているのか」
前戯とは程遠い前戯でも、小百合にとっては久々の男だった。
翔太の手が乳房を這えば、それだけでヴァギナから大量のスケベ汁があふれ、陰毛を伝い太ももまでも濡らすありさまだった。
(翔太の口が、わたしの醜いあそこに・・・舐められたらどうしよう?)
翔太は小百合の股間に顔を埋め鼻先でクリトリスの先端を擦り、舌先でピンク色に輝きうごめいているヴァギナ周辺を音を立て舐めている。
「ペチャ。ペチャ」
まるで、小動物たちが、お皿に入れられている、白濁色の牛乳を啜り飲むみたいに。
いやらしい音を響かせ舐めている。
「あっ。翔太、そこ、そこ、そこがいいわ~・・・」
翔太の舌先が這っているラビアを、小百合は腰を浮かせ一層の密着を図っている。
「キャー、そこそこ。わあー」
舌先が、いよいよ本丸のヴァギナの中に挿入された。挿入された舌先は、膣ひだを舐めるように動かされている。
「翔太、お願い。逝かせてぇ・・・・・・」
小百合は、下肢からつま先まで、一直線にピーンと伸ばし、荒い呼吸を両肩で大きくしている。
翔太が寝転がれば小百合が口でペニスを癒さなければならない。
股間に顔を埋めれば、口元に付く髪の毛を片手で払い抜け、ペニスに顔を寄せていった。
(これがわたしの好きな翔太の匂いだわ)
翔太のペニスから漂う臭いは、新妻の小百合を淫乱な女へと変えていく。
両手でペニスの竿部分を包み込むように握れば舌先でまず亀頭の頭をあいさつ代わりに「ペロッ」そして、妖しく光らせたまなざしを、下から上にあげる。
清そな魅力を携えた小百合からは、想像すら困難なほどの、なまめかしい顔を翔太に向ける。その魅力はオトコの腰をブルッ、ブルッと震わせる。
亀頭の雁部分を、舌先が一回りするころは、翔太は、身体を後ろに倒し、瞼を閉じて快感を味わっている。
「わーっ。止めてくれーっ。そんないやらしい舐め方をしないでくれ」
男と女が、入れ替わったようなうめき声を、狭い夫婦の寝室に響かせている。
小百合は、ペニスを包み込んだいた手で、今度は、ペニスの根元に垂れ下がっている陰嚢を包み、その中の睾丸を優しく揉む。
その快感がペニスを通してジンジン伝わってくる。
「わー。逝きそうだっ。・・・・・・」
翔太の、苦悩にあふれた声が発せられる頃、小百合は、勃起しているペニスを丸ごと口に含み、頬をすぼめると唇を使い前後にストロークさせていく。
「あ~。あ~・・・・・・あ~。逝くうー。逝くうー・・・・・・ウッ」
翔太が果てた一瞬だった。
「ゴックン」
その喉の音は、おびただしいほど射精された、翔太の精液を飲み込む、小百合の音だった。
口元に着いた精液を、小百合が手の甲で拭けば、翔太が小百合を押し倒す。
萎えていたペニスの、回復が早いのは翔太の自慢だった。小百合の両脚を肩で担ぎ、濡れている小百合のヴァギナを目指して、深く突き刺していく。
「あ~、翔太。きてー。きてー・・・・・・」
小百合は、自由が利かない脚を、翔太の肩でバタバタと、なびかせている。
腰を激しく前後にふれば翔太の快感も増してくる。
「小百合。逝くぞー。いいかー・・・・・・うっ」
一度目と同じくらいの精液を、小百合の身体に排出させた翔太だった。
快楽で疲れたふたりは、お腹で大きく呼吸させ、寝室に静寂が訪れようとしている。
「おとうさん、やっと二階は静かになったようですね」
「今日は、ちょっといつもより激しかったなぁ・・・。おかげで・・・」
直之は、ペニスの先端からわずかに付着している、粘性の液体を手に擦り付け、由紀子に見せた。
(休日の前夜でよかったなぁ)
小さくつぶやいた直之だった。
つづく