暑い昼下がり、小百合はシャワーを浴びる目的で浴室に行き、脱衣場で服を脱ぐと洗い場の壁に取り付けられているシャワーの取っ手を握った。
ヌチャと生ぬるく極度に柔らかい感触が手のひらにあった。
「キャッー」
取っ手についていた虫に気づかず触ったショックで、腰を抜かし浴場の隅に蹲った。
「どうしたの?小百合さん」
悲鳴を聞き、すぐに浴場に飛んで行ったのは義母 由紀子だった。肩を抱き尋ねてくれるが、小百合は恐怖で声が出せない。
「おい、どうしたんだ」
義父、直之は少し遅れ浴場にきた。
浴場に足を踏み入れた直之は、陰毛の奥にあるラビアのとびらをパックリと開き、蹲っている小百合の姿に呆然として立ち尽くしていた。
「おとうさん。バスタオルか何か、小百合さんにまとえるモノを・・・」
丁寧にも、直之は小百合の部屋に行き、箪笥の中からネグリジェを携え浴場に向かった。
腰を抜かしている小百合を、お姫様抱っこで直之は、とりあえず脱衣場まで運び、浴場の虫を外に放り投げた。
ネグリジェを身にまとい、元気は取り戻したけど、腰を痛めた小百合。直之は部屋まで運び、由紀子が用意していた布団の上に降ろした。
小百合が、浴場で腰を痛めたことを翔太に知らせたのだが
「たかが腰でしょう」
と言い、小百合を電話で見舞うことすらしない。
「小百合さん、何か困ったことがあったらいつでも、遠慮しないでこの鈴を鳴らすのよ」
直之と由紀子は、小百合の枕元に呼び鈴を置いてやった。
三度の食事も、夫婦ふたりで摂らせ、夜中には、交代で小百合の介抱にあたった。介抱にあたっている直之と由紀子が困ったのは、小百合の排尿、排便だった。
洋式の便座に座らせるのが大変だった。小百合が着ている夜着には腰をつかめるところがない。排尿、排便には由紀子が面倒見ることになった。
「お義父さん、会社、大丈夫なのですか?」
「大丈夫だよ、来春には定年だし、有給休暇は山のように残っているしね。それに由紀子には内緒だが、小百合さんのそばにいれて嬉しいよ」
呼び鈴で起こすのも・・・と言い、三人が一つの部屋で、枕を並べて寝るようになった。
入り口の近くに小百合が寝れば、奥が直之で挟まれて由紀子だった。
「おとうさん、小百合さんの隣じゃなくてごめんなさいね」
「わたしが隣に寝ると小百合さんが眠れないだろう。興奮して・・・」
「まっ!おとうさんたらっ・・・」
和やかな冗談に、楽しくにぎやかな夜になり、痛みをこらえ小百合も笑っている。
直之にとってはうれしいような困った問題が生じた。
妻、由紀子の親類に不幸があり、夫婦そろっての参列なのだが、息子、翔太に連絡しても、一時的にでも全く帰ってくるつもりはない。
小百合の介護をそれなりのところにお願いしようとしたのだが、急なことには対応できないと言われた直之が、妻 由紀子が留守にする間は、一人で面倒を看なければいけないようになった。
食事は、配膳さえしてやれば座椅子に腰を預け、一人で口に運び食事は摂れるのだが、歩行になるとまだ、肩を貸す必要がある。
直之の肩の位置と、小百合の胸の高さが同じ位置にあり、足を進めるたびに乳房が、肩に触れ直之を悩ましている。
(わあ。小百合さんの豊かな乳房が・・・・・・肩にあたっている)
横目で小百合を覗けば、直之の混乱している姿を、楽しみ微笑んでいるように見える。
夜は、夜で、部屋の照明具合では、寝ている小百合の胸と下半身とが、シルエットのように薄いネグリジェに、輪郭をあらわにしている。
「お義父さん、・・・・・・」
細い声で呼ばれ、何事かと思い尋ねれば、身体を拭いてほしいということだった。
由紀子が出かける前日に拭いていたので、今日、拭いて上げなければ、丸二日開けることになる。男の身体なら、無精で済まされるけど、女性ではそうはいかない。
(ブラジャーはどうするのだろう?悩ましいショーツは、脱がして拭いて上げるのかな?)
由紀子の介護を見ていれば、方法はわかったかもしれないが、それは無理なことだった。
とりあえず、直之は、洗面器に湯を張り、タオルを用意した。
「お義父さん、ネグリジェが濡れますので、それに邪魔でしょうから・・・」
尋ねられても困った直之は尋ねた。
「由紀子のときは?」
「脱いで拭いてもらっていました」
先日は、騒動にまぎれ触れたが、若い女性の、身体に触れるのが初めての直之は、緊張で身体を強張らせた。
ネグリジェの裾に手をかけた。さっと、剥がすのは簡単だけど、それではあまりにも素っ気ない。
時間をかけて、小百合の裸体を楽しむかのように、ゆっくり裾をたくし上げ腰まで捲ったところで、小百合の手を引き、上半身を起こせば腰を少し浮かせた。
ネグリジェの裾が胸の下まで脱がし終えた。
「お義父さん、これから先は自分でできますので・・・・・・」
首元にある紐のリボンは、小百合みずからの手で解いていた。直之の手から、夜着の裾をもらうと、一気に頭から脱いだ。
頭を上げれば、乳房の半分を隠しているハーフ・カップ胸の谷間が悩ましい。下半身に目をやれば、女性らしい花柄のショーツだが、ビキニ仕様はデルタを覆っているだけだ。
直之は手を貸しうつ伏せで布団に寝かせた。
先日の、マッサージでは着けていたネグリジェを脱ぎ、無防備な格好で直之に背を向けている。
「お義父さん、相談したいことがあるのですが・・・」
「わたしたちには小百合さんの話を聞いて上げることしかできないからなぁ」
「……どうして・・・帰ってきてくれないのでしょうかね」
小百合は夫、翔太が見舞いをくれないことに不満を見せている。
「わたしだけは、何があっても小百合さんの味方だからね・・・・・・」
小百合の悩みを聞きながら直之は、タオルで拭き続けていた。
しばらく、無言状態になり背を拭いていると、小百合は言った。
「ブラジャーの後ろについているホックを、はずしてもらえませんか?」
直之は、震える指でホックに手をかけプッチとはずした。乳房のふくらみが、布団に挟まれグニャとつぶれて可哀そうだ。
小百合の要望で、白い肌が痛くないくらいに、タオルに力を入れ背中を拭き、脇腹を拭くときには、指先が柔らかい乳房に触れる。
順序から言えば、腰周りなのだが直之は脚を選び、つま先から足の裏と拭けば、ふくらはぎから、むっちりとした太ももにきた。
ビキニのショーツが、尻の谷間に食い込んでいる。ラビアの縦筋に食い込んでいるのと、変わらないほど卑猥な食い込みだ。
つづく