※この作品はR-18です。

傾国狐とふたなり奴隷巫女   作:喚く狂人


原作:東方Project
タグ:R-18 藍 霊夢 ふたなり 調教 レズ
博麗霊夢さんが八雲藍さんにとっ捕まってふたなりレズセックスの快楽を刻み込まれたり、狐の姿となった八雲藍さんと獣姦おファックしたりするスケベ

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傾国狐とふたなり奴隷巫女

 幻想郷の片隅、おそらく誰も知らないだろう地下牢に、霊夢は放り込まれていた。鋸があっても切れないほど太い格子が出入りを阻んでいる。御札でガチガチに封印するおまけつきだ。両腕を壁に吊り下げる形で拘束されているのもあって、どうにもならなかった。

 室内に調度品はなく、実に殺風景だ。寝台代わりのテーブルがあるだけだった。採光窓すら存在しないため、たいへん薄暗い。行灯の火がちろちろ揺れるのだけが頼りだった。もちろん、太陽や月の動きで時間の経過をはかるのも無理だ。少なくとも、投獄されてから一日ではきかないはずだが。

「はぁ……」

 溜息を吐く。僅かな空気の動きによって、行灯の明かりが蠢く。一糸まとわぬ少女の肌を、黄金色の光が照らした。

 放り込まれるにあたって、一切合切ひん剥かれていた。博麗の巫女といえば、針や御札や陰陽玉をあらゆるところに仕込んだ妖怪バスターだ。暗器を警戒するのは当然だった。

 とはいえ、うら若き乙女を裸のまま放置するなど、許されない。脱出したら覚えていろよと息巻く。もっとも、今のところどうやれば出られるか皆目見当もついていないが。

「ふぅ、ん」

 また息を吐いて、小さく体をよじる。素っ裸なのをさっ引いても、室温や湿度は高くも低くもない。快適な部類だ。にもかかわらず、玉の肌にはうっすらと汗が浮かんでいた。原因は外気温ではなく、己の内からこみ上げてくる熱だった。

 部屋の隅に、香炉が置かれている。ゆらゆらと煙を漂わせている。けばけばしいくらいに甘ったるい、明らかに不自然なバニラの香りがした。

 多分、マトモな品ではないのだろう。嗅げば嗅ぐほど、身体が熱くなってくる。オンナとしての本能が、生殖したいと訴えてくる。

 要するに媚薬だった。効き目からして非合法なのだろう代物に、どれほど燻されてきただろう。少女の肉体はすっかり発情しきっていた。

「やあ。久しぶりだなぁ博麗の?」

 延々とこうして煙で燻して、音を上げさせる作戦なのは分かる。にしたっていつまで放っておくつもりだと、堪忍袋の緒が切れそうになったところで、格子戸が開かれた。

 現れたのは、金色の毛並みが美しい九本の尾を背に湛えた、幻想郷最強の妖獣。すなわち八雲藍だ。

 霊夢と同様、何一つ身に纏っていない。時の権力者たちを手玉に取ってきたボディを、惜しげもなく晒していた。

 一本一本が艶めく金髪、切れ長の瞳に、すっと通った鼻筋。シャープでありながらも肉感的な頬や唇。絶世の美女と称するに相応しい、えげつないほどの艶貌だった。まさしく傾城傾国だ。

 ずば抜けているのは、体つきもだ。普段ゆったりした道士服に覆われているため分かりにくいが、かなりメリハリがきいている。ボディラインはしなやかでありながら、脂を纏って豊満でもある。

 セックスの概念を具現化したかのごとき魔性の肉付きは、天女でも足元にも及ぶまい。齢八十の老人ですら勃起させるほどの破壊力を秘めていた。

 象る肌は白く細やかで、行灯の橙の光を反射して輝く。皮膚下を走る静脈が透けて見えるほどだった。

 すらりと長い首筋には、うっすらと胸鎖乳突筋の輪郭が浮かぶ。フェティッシュなラインを描きながら、やがて鎖骨の窪みへ至る。優雅に左右へと広がって、翼のごとき肩の稜線を成していた。

 驚くほどにたわわで、見るからに柔らかく、しかし弾力を備えてもいる。非の打ち所もないGカップは、本来ならば重力に負けて垂れてしまうだろうところを、ぴんと張り詰めた涙滴型を保っていた。老若男女を問わず魅入ってしまう、魔性の美巨乳だった。

 わずかな呼吸のたび、流麗なる曲線をふるんっ、ふるんっと震わせる。いっそ悪魔的ですらある光景だった。

 乳輪はやや濃く色づいて、乳頭もぷっくり膨れている。豊富な性経験を窺わせる姿は、全男子垂涎と呼ぶべきだろう。

 腹回りは女性らしく肉を蓄えつつも、不自然でない程度の健康的なくびれを描いている。存在だけで男を虜にする、魅惑の弧だった。縦に走る臍のラインは、あらゆる女性が手に入れたいと願ってフィットネスに血道を上げるものだ。

 骨盤は大きく広がっており、安産型の下半身を形成している。引き締まったウェストラインもあいまって、メリハリのきいたボディラインが生み出されていた。

 妖獣は毛が濃く、彼女も例外ではない。陰毛は整えられてこそいるが、密度は高くふさふさと生い茂っている。雌フェロモンをふわりと漂わせる。

 淫裂はすでにむわりと花開いて、雄を、快楽を求めて見えた。ストレートの女であっても問答無用で魅了する、ある種イデア的なエロスが醸し出されていた。

 まさしく、理想的な淫らなる女体だ。そんなバランスをぶち壊しにするのが、股間からそびえ立つモノだった。すなわち、ペニスである。

 思い切り勃起した、大業物だった。赤黒い亀頭は力強く張り出し、幹は曲刀のごとく反り返る。表面を這い回る血管はさながら蛇だ。

 言うまでもなく藍は女で、従って男根が生えているわけもない。妖術か何かでも使って得たのだろう一物は、驚くほど逞しく、そして似合っていた。

「ッ……」

 思わず、視線が吸い込まれる。他人の性器など、見ていて楽しいわけもないのに。何時間も分からないほど媚毒香気に燻されて、頭が少し、おかしくなっている。本能の疼きが、どうにも押さえられないのだ。

「くく。夢中だなぁ? 調教部屋に乗り込んできたときは、大層威勢がよかったというのに」

 最近、紫が明らかに挙動不審になっていた。何か隠しているのではないかと勘が囁き、調査に乗り出したのがしばらく前だ。

 怪しい気がして突撃した人里外れの小屋にて目にしたのは、紫が藍によって、性的調教を施される現場だった。胡散臭く余裕を崩さない大妖怪が、小娘のごとくひんひんと喘いでは、汁という汁をまき散らす――。想定外の光景に、妖怪即成敗を信条とする霊夢も、流石に戸惑った。巫女が乗り込んでくるのを見込んで、罠が仕掛けられていたのは、さらなる想定外だった。

 あれよあれよと霊力を奪われ、組み伏せられて、今に至る。まさに一生の不覚だった。

「アンタ結局、紫に何したの」

「いや何、本当の自分に気付いていただいただけさ。すなわち下品なハメ穴奴隷としての自分にね。お前も見ちゃったからには、『ついで』でそうなるんだ、博麗の」

 奥歯を噛みしめ睨み付ける。人を捕まえておいて『ついで』とは、舐め腐った物言いだった。

 こちらの反骨心を鼻で笑いながら、藍はにじりよってくる。彼女自身の香りに混じって、隠しきれぬ性臭が漂ってくる。湯浴みをしても消せぬ、濃厚な交尾の香りが。

「なにせ紫様は、あの美貌で、あの身体だ。肉の柔らかさと締め付けときたら、右に出るものはいない。それに比べてお前は、ただの小便臭い小娘。本来なら相手するのも面倒なわけだが――特別に、骨の髄まで蕩かして、食らい尽くしてやろうじゃないか?」

 視線が体表を這う。ただ見られているだけだ。にも関わらず、羽毛でなぞられているかのごとき官能が身を駆け抜けていく。

 小便臭い小娘と評されこそしたが、霊夢はもともと、人里で噂されるくらいの美少女なのだ。美しさも、紫や藍と比べタイプこそ違えど、決して遜色はなかった。

 ぱっちりくりっと開いた瞳に柔らかな頬。愛くるしい鼻筋に、瑞々しい唇。妖艶とはいかないが、素朴で飾らない可愛らしさがある。成長しながらもどこかあどけなさを残す顔つきは、まさしく少女と呼ぶにふさわしかった。

 体つきも同じだった。まだまだ今後膨らんでいく乳房、ほんのりくびれた腹回りに、広がりつつある骨盤。脂肪を纏っている最中の臀部。二次性徴を終えたボディは、子供から大人へ移り変わる途上にあった。僅かな凹凸には、数年経ってから得る色香ではあがなえない、独特の魅力が宿っているのだ。

 華奢な輪郭が、そうした印象をさらに強めていた。触れれば折れてしまいそうな、丁寧かつ大切に扱うべきものとして見る者に認識させる。一方で柳のごときしなやかさと力強さを備えてもおり、まさしく人体がもつ本来の健康的美しさを醸し出していた。

 うっすら汗をかいた細い首に、行灯の明かりが映える。鎖骨にかけてのラインにおいて、きらきらと輝く様は、さながら無数の宝石をあしらったネックレスだ。

 数年ほど前までまな板同然だった胸郭は、柔らかな肉を纏いつつあった。瑞々しく弾力あるCカップバストは、後からの努力で得られない財産――すなわち「若さ」によって成り立っている。つんと上向いた稜線は、妖艶といった語彙とは流石に縁遠い。しかしながら、今でしかありえない、愛くるしさに満ち満ちていた。

 乳輪は未だ小さく、色素も薄い。淡い桜が、肌色とグラデーションを成している。先端のぽっちりは、媚毒の香によって硬く膨らんでいた。ぷっくり充血した様は、どれほど昂ぶらされているかを無言で物語っていた。

 寸胴だった腹回りはすっきりとくびれ始めている。

 あるかないかといった程度のカーブではあるが、あるとないとで印象が全く異なる。

 力を込めれば折れてしまいそうなほど、脆く繊細に見える。一方で、虚弱とは感じさせない。女性らしさを獲得し、子を成せるのだと示していた。

 下半身は年齢相応に広がりつつある。この調子なら、将来、元気な子を沢山産めるだろう。陰毛がやや濃いのもその証拠だ。

 巫女なので当然だが、裂け目は未だ純潔を保っている。にもかかわらず、ぬらぬらと汗以外の液体を滴らせていた。たっぷり吸収した媚薬の回り具合が、一目で分かるさまだった。

「ふむ……なるほど? 前言を撤回しようか。お前も食らい甲斐のあるカラダだ」

「はん。せいぜい抜かしてなさいよ……」

 藍や紫のもつ豊満さは、あいにくみられない。けれども、二人にない武器を、しっかりと備えたボディだった。

 色事で悪名を馳せたからこそ、女体の評価に嘘はつかない。藍は顎を撫で、「小便臭い小娘」の言葉を引っ込めた。主人と同じく奴隷にする価値があるという意味ゆえ、言われても何一つ嬉しくない。

 睨み付け、憎まれ口をたたく。傾国毒婦の口元がニヤリと歪む。視線に込められた意思を言語化するならば、その自信がいつまで続くかな、だった。

「触んじゃないわよ……っひ」

 白い手を、下腹にかざしてくる。身をよじるが、拘束されていては逃れられなかった。

 藍から妖力が流し込まれる。腹の奥の何かを絡め取ってくる。得体の知れない感覚に、身体を震わせる。

 変化はすぐに訪れた。全身が火照り、かっかと熱をもつ。媚毒に燻されたのとはまた異なる、直接的に燃え上がる熱さだった。

「っひ、ぃ、っく、ぅうううッ……!」

 敵の目の前なので、あまり無様は晒したくない。とはいえ、堪えがたかった。

 奥歯を噛みしめながら、身悶えする。小さく悲鳴が漏れている。汗腺が開き、汗を滲ませた。

 藍は構わず、妖力を注ぎ続けてくる。始めこそモヤのようだったが、次第に具体的な形を伴い始める。やや反り返った棒の形をだ。

 十分に凝り固まったところで、それは身体の内側から飛び出した。恥骨の下、淫裂の直上から、ずるりとまろび出る。

「なッ……」

 絶句する。現れたのは、己に決してあり得ないはずのモノ。薄紅色の帽子型の先端、肉色の幹。ほんのりカーブした肉の棒、すなわちペニスだった。勃起し、びくんびくんと震えている。

「ちょ……っと、何してくれてんのよ!」

 狐お得意の、変化の術に違いなかった。なに気色の悪いことをしてくれてるんだとがなり立てる。藍はどこ吹く風といった様子で、新たにそびえた性器を眺めていた。

「何をって? 決まっているだろう、愉しむための、下ごしらえさ」

「ひぃッ!?」

 傾城の白指が伸ばされ、硬く張り詰めた竿につんっ、と触れる。亀頭にちょっと触れたか触れていないかの、ごく僅かな接触だ。

 にもかかわらず、走った強い電撃的刺激に、全身は大きく跳ねた。彼女の性別では持ち得ぬ全く新たな器官は、あまりにも敏感だった。ちょうど、火傷が治った出来たての皮膚が、刺激に弱いのと似ていた。

「そうら」

「う、あ、ッ、あぁああ……ッ」

 つつつ、つつつっと、裏筋を指先でなぞり上げてくる。羽毛でなぞるくらい曖昧な手つきだが、あらゆる男を手玉にとった悪女の指技だ。小娘一匹転がす程度わけはない。腰は小さく震えていた。

「ひッ、は、ッ、くぅ、ぅううッ」

 得体の知れない怪物が、理性を食い散らかし、出口を求めて暴れ回っている。己の内側からこみ上げる強烈な欲求は、浮世離れた巫女をして狂わせるに十分すぎた。ぎりぎりと噛みしめた歯の隙間から、涎がこぼれ落ちる。

 新たに芽生えた欲望を言語化するなら、射精欲だ。溜まったDNAをぶちまけ、スッキリしたい原始的欲求。だからこそ抗いがたく、あらゆる男がより気持ちよくぶっ放すことを求める。

 有史以来、あらゆる男が、ソレに振り回されてきた。性徴とともに適切な付き合い方を学びつつも、ときには失敗して悲劇を招いたりしてきた。

 彼女は、まさに今しがたペニスを得たばかり。言うなればドのつく初心者だ。いくら天才といっても、普通の男子が十年少々費やして学ぶ制御方法を、一瞬で覚えられるはずがなかった。まして、媚毒に冒されている今は。

「ひッ!? アッ、あぁッ、ひぃッ、あんっ、はぁあッ!」

 親指と人差し指で輪っかをつくり、ゆっくりと扱き上げてくる。根元から先端にかけて、搾り上げる手つきだ。なぞられるだけでも、溜息が出るほどの官能が突き抜けていったのだ。到底、堪えられるわけもなかった。

 もう片手が、乳房をやわやわ揉みしだいてくる。

 指先で、乳首をカリカリカリ……と責め立てる。

 乳首とペニスの神経は直結している。同時責めには、偉丈夫でも狂ってしまう。まさに今ふたなりになったばかりの小娘ともなれば、翻弄される以外に道はなかった。

「ひッ、くッ、ぅうッ、あぁああああッ」

 へこっ、へこっと、腰が前後にカクついている。体内で暴れる欲求を、少しでも逃がそうとしているのだ。無論、焼け石に水だった。その程度でどうにかなるなら、世の男達はもう少し理性的に生きているだろう。

「おやおや、博麗の巫女ともあろうものが、随分と堪え性のないことだ」

 耳元で囁き、煽りながら、扱き上げてくる。狂わせているのは他ならぬ彼女なのだが、完全に棚に上げていた。

「ひッ、はッ、アッ、あぁあッ」

 そうこうしているうちに、腹の奥から衝動がこみ上げてくる。声は次第に高くなり、短く詰まり、明確な嬌声の形を取り始める。

「おっと」

「ひ、ぃッ、あ、あ、あ~ッ……え?」

 いよいよ炸裂する、といったところで、しかし藍は手を止める。腰を突き出す形でただただ甘くよがっていた霊夢は、不意の出来事に疑問符を浮かべる。にたりと、口元が歪んでいた。

「はッ、あ!」

 かと思いきや、また手が上下に動き始める。時代の寵児、国の英雄、皇帝までも転がしてきた指技だ。小娘一匹を手玉にとるくらい、わけもなかった。

 あん、あんと喘ぎながら、こみ上げる射精欲に翻弄される。膨らんだ風船がはち切れる瞬間に、手は止まる。明確な意思をもって、焦らしに掛かっていた。

「う、うッ、うぅう~ッ……!」

 実際のところ、風船が萎んでは膨れる……といった感じであれば、まだ耐えられる。抜ける空気と入る空気は等量だからだ。だがこれは違う。欲望は膨れる一方で、抜けていかない。抜くための手段が、すなわち射精なのだから。

 眉尻が垂れ下がり、苦悶の声が漏れる。妖怪退治の際には決して見せない、情けない姿だった。いかな博麗の巫女といえど、生やされたてのペニスからこみ上げる暴力的欲求には逆らえないのだ。

「そら、もっと気持ちよくしてやろうか」

「ひッ――んッ!」

 がくがくと震える内腿の間に、もう片手を忍び込ませてくる。人差し指で、無垢なる裂け目の入口に触れてくる。脚を閉じるにも、こうがっつりと腕を挟まれていては難しい。

 本来あるべきほうの性器に触れられたことで、己が凌辱されているのだと思い出す。が、恐怖したり、あるいは怒りを感じる暇はなかった。指先が尺取虫のように這い回り、媚毒に冒され濡れそぼつクレヴァスを嬲りはじめたからだ。

「あぅんッ、っく、は、っぁ、ひ、んぅうう……ッ!」

 霊夢も年頃の娘なので、自分で弄ったりもする。が、そうした自涜行為とは比較にならぬ性感が、背骨を通じて脳を蕩かしてくる。こんなのを味わわされたら、もうオナニーではイけなくなってしまう。

「そぉら……」

「ッあ――ッ!」

 巫女を堕落させるべく、藍はさらなる行動に出る。陰唇を擦り上げていた指を、体内に潜り込ませてきたのだ。

「ひぃッ、あぅ、あぁ、はぁあああん……っ」

 狭穴を押し広げられる感覚に、身体は跳ね、背筋が反る。内部を探るように弄くられ、快楽の吐息を零す。巫女は神に仕える者であり、純潔でなくてはならない。貞操を、ひいては己の在り方を脅かされているというのに、切ない声をあげて腰をモジつかせるばかりだった。

「そら。普通ならあり得ない悦びというのを、その身体に刻んでやろう」

「ひぃ、ッ、あ、あっ、ダメ、ッ~!」

 男性器と女性器を、それぞれ責め立ててくる。しこしこぬちぬちと、しつこく、ねっとりと弄んでくる。男女の性感を同時に与えられ、声にならぬ声を漏らす。

 藍の言うとおり、普通ならありえない悦びだ。もはや尋常の行為では満足できぬ身体に造り替えられていくのが分かった。一度でも絶頂してしまえば、もう後戻りできないだろうと、巫女の勘が告げている。

「く、は、ァう、なんで、どうしてぇ……っ」

 そういうわけなので、何度も何度も寸止めされるのは、むしろ好都合だ。にもかかわらず、漏れるのはなぜという言葉だった。複雑な理屈や後先について、考えるだけの余裕がなかった。媚毒に燻され、焦らされ続けた身体は、ただただ気持ちよくなりたいとだけ告げていた。到底、抗えない。

「達したいのか、ん?」

「……ッ」

 囁かれる。図星すぎて、返答に窮する。

「我慢せずとも、ぶちまけてしまえばいい。気持ちいいぞ? ソレから思い切りぶっぱなすのは。傾城傾国と呼ばれた私が保障しようじゃないか」

「ッ……は」

 耳元から流し込まれるのは、まさに甘言としか言いようのない言葉だった。普段なら、バカ抜かすんじゃないわよと一蹴できただろう。

「イ、かせて」

 だが、理性も知性も入念に、グズグズに蕩かされた今は駄目だった。気持ちよくなりたさに、頷いてしまう。

「イかせてください、ちんちん射精させて、おまんこイかせてくださいぃッ!」

 一度口を開けば、もう駄目だった。千丈の堤がたった一箇所の蟻穴から崩れるのと同じだ。小さくぽろりと漏れた呟きを皮切りに、言葉が溢れた。自らを売り飛ばし、快楽にただ流れる、後戻りできぬ言葉をだ。

 藍の口が、裂けるように歪んだ。目線は、チョロいな、と語っていた。

「いいだろう、そら、存分にイくがいい」

「ッ、あ、はッ、――アァアアアあんっ!」

 とどめとばかりに扱かれる。搾り立てる、今までで一番激しい手つきだ。雌穴も弄くられる。彼女自身知らなかった弱点を、思い切り指先で擦り上げてきた。

 当然、アクメするに決まっていた。背筋を反らし、腰を跳ねさせ、オーガズムと至る。

 散々に膨れ上がった欲望が、尿道を通じて解放される。びゅくッ、びゅくっと、白いものが勢いよく放たれては、放物線を描いて床板に落ちていく。女穴は収縮し、ねじ込まれた指にきゅうきゅうと絡みつく。ぷしッぷしッ、と熱い潤みが噴き出した。

「あぉッ、あぅんッ、ひぃッ、あぁあああッ」

 目を見開き、ただただ焦がれる嬌声を上げる。脳味噌の裏側がチリチリ灼けているのを感じていた。

 どうしようもない肉の悦びは、巫女の魂を捕らえ堕落させていく。藍に対して反抗心や敵愾心など、すっかり喪われていた。気持ちよくしてもらったことに、感謝する始末だった。

「はッ、あ……は、あぁっ、あはぁ……」

「ふむ。主人を堕とす愉しみとは比ぶべくもないがほどではないが、まあそれなりの見世物だったな」

 アクメの波が退いていき、ぐったりと脱力する。人生初の――普通ならば味わう機会など絶対に訪れない――男女同時の絶頂は、体力を消耗させるのに十分すぎた。全身は汗に濡れており、荒い呼吸のたび乳房がふるんっ、ふるんっと震えている。

 枷が解かれ、床に崩れおちる。ようやく得た自由だ。札も針も陰陽玉もない不利な状況ではあるが、藍をシバき倒す千載一遇のチャンスだった。にもかかわらず、霊夢は行動を起こさなかった。薄暗い、媚びた視線を向けていた。

「くく、いい目をするじゃァないか。いいことを教えてやろう。そういう風に雄を見る雌が、何をされるかをな」

「あんっ……!」

 床へ仰向けに組み伏せられる。四肢の動きを九尾で封じられ、あげるのは反抗の言葉ではなく、甘い溜息だった。

「そぉら、分かるか? コレが私の一物だ。身体で覚えるんだな。まあ、嫌だといっても覚えさせるがな……」

「っ、あ」

 太腿に、硬いものが押し当てられる。藍の股間からそびえ立つ、ペニスだった。

 ギンギンと張り詰めており、さながら燃え上がる鉄だ。いったい、肉体がどうしたらこうも硬くなれるのかと思わずにはいられなかった。

 同時に、自らに生やされたモノとの違いを感じていた。藍の方がはるかに太く長く逞しく、そして雄々しかった。女であるにも関わらず、雄としての格の差を思い知らされていたのだ。

 自然界において、雄の序列とは絶対だ。ベータはアルファに、いいようにされるしかない。

 疼く本能が、その通りの行動をとっていた。自らを差し出すがごとく、両脚が広げられる。曝け出された下腹は、むわむわと雄雌両方の臭気を漂わせていた。

「はは。これは随分と話が早い。鴨葱とはこのことだな?」

「アッ……!」

 裂け目に、亀頭が押し当てられる。純潔でなくてはならぬ裂け目にだ。

 貞操を、処女を奪われる。泣いて嫌がるべき場面で、覚えたのは期待だった。挿入れてもらえたら、絶対に気持ちいい。貞操観念をぶっちぎる程度には、欲望は膨れ上がっていた。

 むろん恐怖してもいたが、それは破瓜し、巫女でなくなることへ向けられていたわけではない。想定される暴力的性感に、正気を保っていられるかだけを恐れていた。

「そら、よぅく味わえ……!」

「アッ、は、あぁああああああああっ!」

 腰が突き出される。他者の侵入を許したことのない、純真無垢なる狭穴へ、数えきれぬ女を食い散らかしてきた大業物が叩き込まれる。どぢゅんっ、と音が響き、雄々しき肉竿はめりめりと膣肉を押し広げていく。亀頭はすぐ、清い身体たらしめる薄膜へと至る。熱さ1ミリもない膜ではなんの抵抗にもならない。車に轢かれるような勢いで、ぶちりと破られた。

 感じたのは、鋭い痛みを覚えた。大切にとってきた封を、つまみ食い感覚で切られた証拠だ。

 上がったのは、蕩けた嬌声だった。初めてのペニス・初めてのセックスは、今まで感じてきた何よりも甘美で、蕩けてしまいそうだった。強烈きわまる性感が、脳天を駆け巡って思考を白く染める。恐怖したとおり、到底まともではいられなかった。

「あんっ! あっはっ、ぁ! あんっあんっ、はひ、っ、くはぁん!」

 ずんッ、ずんッと、勢いよく小突き上げてくる。腰使いにあわせて、藍のたわわな乳房が弾んでいる。

 しゃくり上げるストロークで、男を知らぬ穴を快楽交尾用の淫乱穴に仕立て上げてくる。抵抗する手段などあろうはずもなく、ただただ喘ぎよがるしかない。今しがた破瓜したばかりだとはとても思えぬ乱れっぷりだった。

「はは。小娘のくせして、なかなか良い具合じゃァないか。そうら、もっとよがれ……!」

「はひ、っ、あぅっ、アッ、はんっ、あんっ、あっあっあっ、あぁあ!」

 腰が突き出され、未だ堅さを残す膣肉が抉られる。腰が引かれ、肉襞がめくり返される。ぶちゅぶちゅぐちょぐちょと、結合部から淫猥音が響き渡っていた。巫女の神聖なる小道が、ペニスの形に造り替えられていく。

 ぷるんっ、ぷるんっと、霊夢の股間で生やされたイチモツが弾んでいる。気付けば、自ら扱き上げていた。尿道に残っていたスペルマが絞り出され、掌の内でにちゃにちゃと音をたてる。

「何を自分だけ愉しんでいるんだ? 私を悦ばせるのが先だろう」

「はひっ、はひ、頑張りますから、もっとぱんぱん、ぱんぱんしてぇっ」

「お前が腰を振るのが先だ。ものぐさ巫女が――いや、元・巫女か」

 少し前の彼女であれば、なんで私がとか、アンタが頑張んなさいよと言っていただろう。今はがくがくと首を縦に振り、一生懸命言われるがままにしていた。代価を求めるあたりはちゃっかりしているが。

 相手は雄として圧倒的な力を見せつけてくださった御方なのだ。負けた以上、従うのが当たり前だと、本能が告げていた。到底、逆らいようもなかった。

 くねっ、くねっと腰が踊る。とてもこれが初めてのセックスだとは思えぬ、淫猥なる動きだった。娼婦と比べても遜色ないほどだ。技術的には拙くとも、快楽を求め貪る本能がカバーしていた。

「上出来じゃないか。そら、ご褒美だ」

「アッアッ、あぁああ!」

 こりっこりっと、男根の裏側のあたりを亀頭で抉られる。身体の内側から、女の機能ばかりか、男性機能までも刺激される。あまりによすぎて、正体を失っていた。涎を垂らしよがる姿は、雌犬よりも浅ましい。

「あっ、きちゃう、イッちゃう、イくの、イっていいですか、イかせてくださいいっ」

 絶頂が近づいていようと、勝手に達することはない。アルファである藍に、許可を取ってしかるべきだった。快感に狂った甘ったるい声で、どうかアクメさせてほしいとねだる。どんな男であれ恵比寿顔になって頷く、天然のキャンディボイスだった。

「はは、いいだろう。イかせてやろうじゃないか……!」

「アッ、ありがとうございまっ、アッ、あんっ、あっあっあっ、あぁああん!」

 ストロークがいっそう激しくなる。

 ぞりっぞりっと、大好きなところを擦り上げ襞をめくり返してくる。

 あの博麗霊夢が、自らはしたなく求めるほど堕落したところに、何よりの愉悦を感じているらしい。

「そうら、イけ!」

「アッ、イく、イくぅんっ――あぁああああっ――!」

 いっとう深く、腰が突き出される。女として最大のプレジャー・ポイント、すなわち子宮口を、亀頭がノックした。まだ少女の身体とはいえ、二次性徴も終えて、立派に子を成す準備が整っている。生殖本能を物理的に刺激されては、正体など保っていられなかった。

 背筋を反らし、ひときわ高い声をあげ、悦びの頂点に至る。自分で弄くって達するのとは、根本的に異なっていた。満たされる生殖本能に、涙すら溢れるほどだ。

「あっあっ、出ちゃう、出ちゃうッ……」

 自ら扱き上げていたイチモツから、ぴゅっ、ぴゅっと白濁が滴っていく。吐き出された濁液は、自らの身体を汚していく。少女の愛くるしい顔が汚れていく。本日二度目の射精は、己が情けなくなるくらいみっともなかった。

「ッ、はぁッ、は、あぅッ、はぁ、あぁ」

「ふん。肉壺の具合も、まあ愉しめた部類か」

 絶頂の波が退いていき、男根が引き抜かれていく。いまだ不慣れた肉穴は、未だ初挿入の衝撃から抜けられぬとばかりにペニスに吸い付いている。亀頭が抜ける瞬間には、ぢゅぽんッ、とコルク栓が抜けるような音をたてたほどだ。

 いかにも精根尽き果てた様子でぐったりした霊夢と比べると、藍はまだまだ余裕といった風情だった。うっすらと汗をかいてこそいるが、逆にいえばその程度だ。圧倒的な経験の差を感じさせる。

「だが、私はまだ一度だって、達していないんだ――もっとお前で、愉しませてもらわないとなぁ?」

 藍の口が、またもにたりと歪められる。姿が、見る間に変わっていく。見目麗しき人型から、四つ足の獣へと。人化を解き、本来の姿、すなわち九尾狐へと戻っていく。

「さて、二回戦といこうか。人相手では味わえない悦楽を、その小さい脳ミソに刻みつけてやろうなぁ?」

 どんな神話に登場する獣より、毛並みは美しい。それ自体が光を放っているかのごとく、きらきらと輝いている。性の恍惚に揺蕩う霊夢ですら、魅入られるほどだった。

「さぁて。まずはお前の、味を愉しませてもらおうか?」

「ひ――」

 口元から覗くのは、鋭すぎるほどの牙だ。尖っている、どころの騒ぎではない。人の肉体であろうと、なんなく食いちぎるだろう。

 本能的な恐怖に、喉の奥が引きつる。まして彼女が、己の下腹に顔を埋めたとなれば、なおさらだった。

「安心しろ、取って食いやしないさ。その代わり、たっぷりと搾り尽くさせてもらうが」

「あぁあああッ!?」

 半萎えだった一物を、れろりと舐め上げてくる。ヌルつきつつもザラついた感触に、腰が跳ねた。

「ひっ、あぅッ、アッ、ひッ、アッ、あぁあッ」

 犬科の舌は、ヒトと比べて随分長い。そして器用だ。たとえば飼い犬がよくやる「深皿から水を舐める」動作は、人間には困難だろう。

 そんな器官を、陰茎愛撫のために活用するのだ。ヤスリのごとくザラザラした表面は、唾液をたっぷり纏って、絶妙な刺激となっている。根元から先端にかけてヌルヌルと舐め回されれば、目を白黒させるしかない。まして、今日初めて男根性感を知った少女となれば、なおさらだった。

「やッ、アッ、こんな、こんなのヘン、あッ、ひッ、あぅううッ!」

 はっ、はっと、吐息を吹きかけられる。口内の熱が亀頭や竿に伝わってくる。未知の性感に、腰が何度も跳ねる。

 否定するかのごとく首を左右に振るが、感覚はごまかせない。萎えかけていたはずの一物は、再び勢いよく反り返っていた。すでに二度、思い切り射精しているにもかかわらずだ。

 無理もない。今塗りつけられているのは、妖の体液なのだ。人外の中には、生き肝が貴重な薬になる者もいる。そういう意味で、唾液は何よりの興奮剤だった。まして藍ほど強力な妖獣のものともなれば、塗りつけられただけで萎え知らずの絶倫と化す。――どれだけ搾られても萎えることのできない、射精マシーンと化す。

「そぉら――」

「ひッ、ひぃッ、あっ! 待って、アッ、ああッ」

 ぱくりと、かぶりつかれる。引きちぎられる! と、本能的な恐怖に腰が引ける。何より滑らかでふさふさした九尾に四肢を押さえつけられた。

「アッ、アッ、あぁあッ、ひッ」

 少女の身体で味わうにはあまりにも強烈な魔性の舌が、肉竿を責め立ててくる。そこに、コリコリと硬い感触がアクセントとして加わってきた。先ほど見せつけた牙で甘噛みしているのだ。

 牙とはいうが、九尾狐ともなれば刃物も同然だ。自分か相手のどちらかがほんの少し力加減を間違えただけで、雄棒はすっぱりと切断されるだろう。

 かりそめのペニスとはいえ、感覚は本物だ。本能的恐怖を覚えずにはいられない。だが同時に、どうしようもなく気持ちよかった。恐れと表裏一体のマゾヒスティックな快感に、おかしいとは思いながらも声を抑えられない。

「イッ、あ、出ちゃッ……あ」

 本日三度目の衝動がこみあげてくる。そのままに絶頂しそうなところを、藍は口を離してしまう。ニヤニヤと、意地の悪い笑みを浮かべながら。

「おいおい。またお前だけ気持ちよくなるつもりか? そろそろ、私のことも愉しませてほしいものだな」

 言いながら、こちらに背を向けてくる。ふわりとかき分けられた尾の奥から現れたのは、何より生々しく艶めかしい肉穴だ。

 獣の姿をとっているからか、人化していたとき以上に、むわむわと濃厚な雌フェロモンが漂っている。同性である霊夢をして、性的興奮に陥らせるほどだった。

「っは……」

 息を飲む。一物が、痛いほど勃起しているのを感じていた。ふらふらと、吸い寄せられていく。

 霊夢とて、己がしようとしていることの異常さ加減は認識している。女の身でありながら、男としてセックスしようとしている時点で、ありえない。ましてその相手は、人の形すらしていない獣なのだ。変態と後ろ指を差されて余りあった。

 それでも、我慢ができない。目の前でぬらぬらと淫猥なる様を晒す、あの淫らなる穴にねじ込みたいと、本能が訴えている。今さら抗えるわけもなかった。

 自らも四つん這いとなり、藍に対しマウントをとる。ねっとりと蜜を垂らす猥褻穴に、肉竿の先端を押し当てる。妖しげな生暖かさは、どうしようもなく魅力的だった。

「そうら、来い。もう二度と他の手段でまともに射精できなくなる覚悟があるならなぁ?」

 何か言っている。が、もはや聞こえていなかった。分かるのは、あらためて挿入の許可をもらえたということだけ。せっかくのチャンスをふいにするほど、霊夢は間抜けでなかった。

「あっは、あぁあああああああああッ!」

 獣欲のままに、腰を突き出す。粘膜をかきわけ、陰茎が藍の体内へと侵入する。女の体でありながら、童貞を喪失した。

「ククッ、童貞卒業おめでとう」

「アッ、あ、これ、これすっご、これすごぉッ……」

 うわごとのごとくブツブツと呟く。かくっ、かくっと、膝が震えている。

 一国の主ですら、目の色を変えて求めた肉穴だ。温かくヌルヌルと絡みつき、奥へ誘い、吸い付いてくる。そうした動きひとつひとつが、雄を気持ちよく射精へ導くためにあるかのようだった。己のしていることが異常であるか否かなど、もうどうでもよかった。ただ、もっとこの気持ちよさを味わいたかった。

「あはッ、あぁッ! あっあっあぅ、あっあっあっ!」

 腰を振り始める。振らされていると表現したほうが、ある意味では正しいかもしれない。これほどの快感穴を味わって、他に選択肢などあろうはずもないのだから。

 ぬぽッ、ぢゅぽっと、結合部から卑猥音が響く。雌フェロモンをたっぷり含んだ愛蜜がまきちらされ、室内に淫臭が満ちていく。もふッ、もふっと、柔らかな毛並みに下腹が打ち付けられていく。

 藍とくらべて、ピストンの何と稚拙なことか。乱暴で歯止めがきかず、ただただ自分の敏感棒を気持ちよくすることだけを考えた抽送だった。霊夢の痴態を眺め、みっともないストロークを受け止めながら、藍はニヤニヤと意地の悪い表情を浮かべていた。幻想郷の調停者たる巫女を、快楽狂いの射精猿に堕とす悦楽を、心底楽しんでいるらしかった。

「そぉら、これはサービスだ」

「んはあぁあッ」

 柔らかな九尾が、少女の全身を包み込む。どんな絹よりも滑らかな毛並みによる摩擦は、それ自体が皮膚に対する愛撫といってもいい。まして乳房や恥部といった性感帯を嬲られれば、蕩けきった嬌声をあげるのも無理はなかった。

「あっ! あっ! あっ! あぁんッ!」

 股の間に挟み込まれた尾が、膣口を擦って責め立ててくる。人生初の雄としてのセックスの最中に、雌としての性感までも与えられるのだ。よがる口端からは、涎すら垂れていた。

「そうら、腰というのはこう振るんだ」

「アッ、はっ、あひっ、まっ、イ、イくッ、出ちゃうぅうッ……!」

 尻たぶを割り開き、肛門をやわやわと刺激しながら、腰に絡みついた尾がピストン運動を強制させる。先ほどまでのへっぴり腰な抽送とは違う、本格的なストロークだ。彼女自身にペース配分をさせず、魔性の蜜壺に何度も腰を叩きつけさせる。当然、射精に至るまで、さほど時間はかからなかった。

「アッ、イっく、イッ、あぁあああああ~ッ……!」

 金毛に埋もれた毛玉の姿で、嗄れたかのごとき声を漏らしながら、がくがくと全身を痙攣させる。びゅくッ、びゅくっと、肉穴の中で吐精し、子宮へ種を植え付けていく。金玉――存在しないが――の中身を全て持っていかれるかのようだ。

「いい無様っぷりだったぞ? 博麗」

 尾が離れ、ようやく解放される。露わになった霊夢は、涎や涙に塗れて、全身汗を浮かべていた。ペニス初心者が味わうには、八雲藍の膣はあまりに強烈すぎた。文字通り搾られつくした一物は、赤子のごとく縮み上がっていた。

「さぁて、じゃあお返ししてやらないとなぁ?」

「アッ――」

 転がされ、獣の姿勢を取らされる。後ろからのしかかられる。柔らかな圧迫感に、肺から空気が漏れ出た。

「あはッ――」

 藍が何をしようとしているか、もちろん分かる。セックスのお返しなのだから、セックスに決まっていた。

 獣を受け入れるなど、どうかしている。しているが、自分はすでに、獣姦を経験した。男として味わうのも、女として味わうのも、一度も二度も大して変わらない。むしろ、ヒトの姿で交わるのとどう違うのか、期待すらしていた。

「あはっ、きて、来てぇ」

 どのみち、拒んだところで無意味なのだ。開き直って、自ら快楽を求める。淫裂に指をひっかけ、割り開くおまけつきだった。とろぉ――と、破瓜血まじりの愛蜜が滴る様は、いやらしいという言葉ではとても言い表せない。

「そぅら、狐のモノを、せいぜい愉しむがいい」

「アッ、は、あッ、あぁあああああああんッ!」

 腰が突き出される。ぢゅぷんッ、と、沼に杭を打つような音が響く。幾らか慣れてきた狭穴を肉竿が押し広げ、再び蹂躙する。軽く全身が跳ねたのは、獣の刺突を骨盤で受け止めたからだ。そうして、人生二度目のセックスが――否、交尾が始まった。

「あっはッ、アッ、あぁあッ」

 悦びの声をあげながら、びくびくと身体を震わせる。獣のペニスは、ヒトのそれより硬く熱く、なにより雄々しい。数えきれぬ雌を堕としてきたのだろうモノは、まさしく野性を感じさせた。

「あぉッ、あんッ、ぉんッ、あっあっあっあっ、ぉおおんっ!」

 肩に前肢がかけられる。万一にも逃げられないようにしたうえで、情け容赦ないストロークが始まる。ぼふぼふと、毛皮が尻肉を叩く。どちゅッ、どぢゅっと、雌穴をほじくり返すえげつない十が響く。

 抉り返されるたびに感じる熱量は、先ほどまでの比ではなかった。猛烈なまでの繁殖欲、征服欲に裏付けられたピストンを受けて、ただただ喘ぐしかできない。少女の喉から漏れるのは、あがるのは、発情期の雌犬のごとき遠吠えだった。

 いや、もう一つできることがある。レイプしていただいている身として、相手を悦ばせることだ。

 腰を上下左右にくねらせていく。拙くも情熱的な腰使いだ。くねっ、くねっと柳腰を躍らせれば、藍もそれにあわせて抽送を繰り出してきた。ぢゅぽッ、ぢゅぼっと、結合部から愛蜜がまき散らされている。

「あはぁ、いいっ、いいのぉ、もっと、もっとズポズポして、ぐちゅぐちゅして、滅茶苦茶にしてっ。なんでもぉ、なんでもしますからぁ!」

 媚びた言葉が、自然と喉からこぼれ落ちる。本心からの言葉だった。もっとこの強く逞しいモノでほじられて、狂わされたかった。ヒトとて元は動物だ。久しく忘れていた、獣としての本能――すなわち強いペニスに屈して孕む悦びを、容赦ない子宮ノックで思い出していた。

「そうかそうか。そこまで言うなら、種をくれてやろうじゃないか、そら、よぉく味わえ……!」

「あっ、あっあっあっあっ……!」

 ストロークが激しくなっていく。射精が近いのだと、否応なしに期待を抱かせる。

 腰が押しつけられる。肉竿の先端が、ぐりぐりと子宮口を押さえ、ロックする。膣内にねじ込まれた、根元のあたりが膨らむ。いわゆる亀頭球だ。雄が雌に種を植える瞬間、引き抜けないよう固定して受精確率を上げる機構。生態レベルで、雌を孕ませるようにできているのだ。ここで妊娠するのだ――そう思うと、オンナとしての本能が強烈に疼いた。

「あっ、あぁああああッ~……――!」

 ほどなくして、雄の悦びの頂点、射精が始まる。マグマほども熱い滾りが注がれ始める。恐ろしいほど粘っこく、腹の奥で滞留しているのがわかる。無数の精虫が、卵子に向かって殺到しているのを感じる。

 これが、セックスにおける最上位のエクスタシー、膣内射精なのだ。オーガズムが押し寄せてくる。先ほど、ヒトの形態で交わっていたときの絶頂とは、比較にならない。世界が白熱し、頭の中がピンクに染まる。生物としての根源的悦びに、全身は激しく痙攣を繰り返していた。

「アッ、アッ、アッ、あああああ……ッ!」

 どくどくと、種汁は注がれ続ける。力強い脈動を前に、己の射精など情けない紛いものだったのだと思い知らされる。

「そぉら――我々の射精は長いぞ? 数十分ほどは続くからなぁ。その間、精々狂わないでいられるといいなぁ?」

「はひッ、あひ、はへぇっ……」

 数十分。圧倒的なアクメを前に、あまりにも長かった。狂わないでいられるといいな? そんなの、無理に決まっていた。

「はは。始まる前からほとんど狂ってるようなものか。……調教が済んだら、紫様とも交尾させてやろうなぁ? 私のペットとして、擦り切れるまで可愛がってやろう」

「あはぁ、ありがとう、ございま、しゅ、っ、あぁああ……」

 もはや言葉もまともに紡げない口で、どうにかこうにかひねり出したのは感謝だった。これからどんな素晴らしい日々が待ち受けるているか、想像もつかなかった。

 


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