※この作品はR-18です。

あなたとエグゼ世界の片隅で   作:ヌオー来訪者

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 Xシリーズのアイリスもすこってもろて


#2 あなたとアイリスと新型コピーロイド【ディープキス】

「ありやとございやしたー!」

 

 ある日、あなたはアイリスと一緒に舌っ足らずの宅急便を見送った後。

 送られてきたとても大きなダンボール箱をうんしょうんしょと力を合わせて必死に部屋の中へと運んだ。

 

 あなたとアイリスはそのダンボールの中身を知っている。お互い顔を見合わせて、示し合わせたように箱のガムテープを剥がし始めた。

 箱を開け、幾重にも敷き詰められた緩衝材を箱の外に放り出すとそこには……白い等身大の人形が顔を出した。

 

 のっぺらぼうのように顔のない人形。……コピーロイドだ。

 今あなたの隣にいるアイリスがこうして現実世界で過ごせているのはこれのお陰だけれども、今日届いたのは今アイリスが使っているコピーロイドではない。

 今回のコピーロイドはテスト用として送られた新型だ。個人的なツテでテストを頼まれたのだ。

 アイリスが同梱されていた説明書を読み始める。

 

「えっと、バッテリーは通常の1.5倍。人間同様五感全て高い水準で再現し、限りなく人間に近づけるように改良されています……耐水、防水、防塵、耐衝撃加工は従来通り搭載、水洗いも可能……と。ネットナビ側には任意で……ごにょごにょ」

 

 人間に限りなく近づけるように。

 五感と言うと、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚だ。初期ロットはあくまでナビの活動を目的としていたので完全ではなかったものの、今度は限りなく人間に近づけた……とのこと。

 

 早速試してみる? 

 あなたがそう訊くと、アイリスは「うん」と頷いた。

 

 

 

 

 

 ◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 アイリス、転送完了。

 新しいコピーロイドにアイリスが移った所で、あなたは少し新しいコピーロイドで落ち着かない彼女をゆっくりと観察する。

 

 飴色の長い髪に、蝶の形をした髪留め。透き通るような白い肌。翡翠色の瞳。

 紫色のブラウスに薄紫のスカート。そして慎ましやかな双丘。

 可憐な姿にあなたは見惚れるけれども、以前のコピーロイドを使っていた時から変わったようには見えなかった。

 それから、アイリスはコピーロイド内のデータを確認しているのかどこか上の空で、あなたは彼女が我に返るのを待つ。

 

「……っ」

 

 しばらくすると何かに気付いたのかぴくりとアイリスの肩が跳ねた。

 どうしたの? 声をかけると、アイリスはいつものように落ち着き払った顔持ちで首を横に振った。

 

「ううん。なんでもないわ」

 

 彼女が何を見たのか分からないけれども深入りはしない方が良さそうだ。

 それに……

 

「これならきっといちご牛乳……飲めるかも」

 

 と一人嬉しそうにごちていた。

 どうしていちご牛乳なんだろう? とか思ったけれども、嬉しそうなアイリスの声を聴くと疑問は吹き飛んだ。

 ただ、彼女が幸せそうにしているのが嬉しいのだ。

 

 

 

 

 

 それから。

 あなたとアイリスは新しいコピーロイドの性能を試した。嗅覚、本来必要としなかった食事。

 一つ一つ触れてアイリスはまるで宝物を抱きしめるように言葉を紡ぐ。

 

「あなたはこんな風に感じて、生きているのね」

 

 一つ一つ知らないことを知って、あなたに近づいていくことが嬉しいようだ。

 

 ソファに一緒に腰掛けマグカップに注がれたココアをこく、こくと呑むと。アイリスはその甘ったるさに頬が緩む。

 そんな彼女の笑顔が愛らしい。ずっと見ていたいし、触れてもいたい。

 気付けば、飲み終わった時にはあなたの指先がアイリスの白い手まで伸びていた。

 ひんやりとした彼女の手に触れると、ぴくりと跳ねる。

 

「凄く、どきどきする」

 

 そして、あなたの顔を見て自分の感情を口にする。

 ナビにも緊張という感情はある。

 けれどもコピーロイドにちゃんと反映されていることに少し戸惑いも感じているようだ。

 そっと、恐る恐る触れたあなたの手をまるで壊れ物のように触れる。

 冷たくて、それでいて餅のように柔らかい。ずっと撫でていたいくらいにすべすべとした手だった。

 

「ん……ちょっとくすぐったい……」

 

 嫌がらず、ただあなたの横に更に寄りかかる。

 もっと触れて。そう言わんばかりだ。

 確かめるように指を絡めると、彼女は絡め返す。情熱的というより縋っているようにも見えた。

 あなたは人間で、アイリスはネットナビだ。

 

 コピーロイドは現実世界に彼女を繋ぎ止める綱のようなもの。それがなくなれば離れ離れだ。

 それはお互い理解している。たとえどれだけコピーロイドの性能が上がっても覆せないものは、ある。

 

 けれども、それ以上にあなたはアイリスのことを、アイリスはあなたのことをたくさん知り過ぎた。

 何が好きで、何が楽しいのか。積み重ねて覚えていって。

 ささやかな事で笑い合ったりしたからこそ離れがたい感情が上回ってしまった。

 ただあなたが、アイリスが。いなくなるのが怖かったのだ。

 

「いいわ。あなたが望むことを、して?」

 

 上目遣いであなたの顔を覗き込む。以前のフェラ事件からアイリスが性について少し貪欲な所はあったのだけれども今回はこれまで以上だ。

 外見年齢とは裏腹の艶のある瞳が、あなたの我慢を決壊させた。

 

 手から、慎ましやかな胸まで指先を移しゆっくりと痛くないように撫でる。

 流石にコピーロイドに性感はないだろう。諦め半分でしばらく撫でているとアイリスの喉奥から甘い声が漏れ出た。

 

「……んっ」

 

 え? 

 あなたは思わず疑問符を浮かべた。確かめるようにブラウスの上を撫で、カリカリと乳首のありそうなところを引っ掻くと

 

「ひゃん! はぁ……ぅっ♡」

 

 甘ったるい嬌声が返ってきた。

 アイリスの顔は白い肌が上気して仄かに赤く、息は荒い。

 

「なに……これ……」

 

 初めてなのだろう感覚にアイリスは戸惑い切っていた。絡めた指に力を込めると同じくらい力を込め返した。

 きっと、怖いのだ。

 大丈夫。大丈夫だと抱き締めると「うん」とか細い声が返ってきた。

 

 

 抱きしめ合っていると顔と顔が近づくのは自然なこと。互いの顔を近づける。

 すると、ぷるりとしたアイリスの唇にあなたは美味しそうだと思った。

 

 抵抗は、ない。

 あなたを信頼しているからだ。

 信頼に応えるように恐る恐る唇同士を近づけ、触れ合う。

 

 これがファーストキスではない。

 以前のフェラ事件より前に、キスをアイリスに強請られたことがある。勿論これは彼女の興味に付き合う形だ。

 あの時はお互いああ、こんなもんか。と呆気なく納得して終わった。

 けれども今回はその比ではない。

 

 柔らかく、最早人間の女性と相違ない。いや、それ以上に瑞々しくずっと触れ合っていたいくらいの唇だ。長く触れ合っていると、舌が差し込まれた。

 これはあなたの舌ではない。アイリスの舌だ。

 

 唾液とは違ってこれはただの花のような匂いのついた水だけれども、すぐさまあなたの唾液と混じり合う。

 まるで違う生き物のように、舌と舌が絡み合った。

 

「んちゅ……ん……れる……にゅりゅ……ん……」

 

 漫画本の内容を真似たのだろうか、必死に真似をしてあなたの隣に追いつこうとするアイリスがいじらしく思えた。

 可愛い。

 アイリスの気持ちに応えるようにあなたも絡め返す。

 互いの唾液がしたたり落ちる。

 

「ちゅる……ひゃ……ぁん……にゅぷ……ぷはぁ……! はぁ……んっ……あっ♡」

 

 暫く睦み合っていると絡めず手持ち無沙汰な手が行き場を求めて彷徨う。そして行き着いた先が紫のブラウスに隠された慎ましやかな双丘だ。

 始めは軽く触れるだけ、次第に痛くないように気をつけながら揉み始め、隙あらば乳首をカリカリする。

 するとアイリスは歯を噛み締め嬌声を必死に抑えながら自分の内股を擦り始めもじもじとし始める。

 くちゅ、くちゅり、と水音すら聞こえる。これは舌と舌が絡み合い奏でている音ではない。

 変だ。あなたがそう思った矢先だった。

 絡まれた指に万力で締め付けられるくらいに力が込められ、あなたが目を見開いた瞬間──

 

「イッ……んんんんんっ!!!!」

 

 アイリスの抑えた嬌声があなたの耳朶を打った。

 唇である程度堰き止められていた唾液がどろりと一気に吐き出され、同時にびくっとアイリスの細い躰が痙攣する。

 びくり、ぴくり、とリズミカルに痙攣する。イッた。

 ネットナビには本来あり得ない現象にあなたは驚いた。新型のコピーロイドはそんなこともできるのか。

 

 

 半開きの口元からは涎が滴り、清楚な顔立ちからは想像出来ないほどに淫蕩にとろけ切った翡翠の瞳が、あなたを映す。

 彼女に映るあなたはどうしようもなく、雌に子種を植え付けようとする雄で。

 あなたに映る彼女はどうしようもなく、雄からの子種を強請る雌の顔をしていた。

 

「りゃ……めぇ……♡」

 

 これ以上ソファの上で続けるのは良くなさそうだ。

 ベッドに行くよ。そう伝えたら彼女は弱々しく頷いた。

 腰も砕けてしまっているようで、今この状態ではもう歩くことは出来なさそうだ。

 

 あなたはなけなしの力を使ってるお姫様抱っこをする。

 素体がコピーロイドなのもあって、ちょっと重かったけれども、それが逆に心地のいい重みだった。

 

 けれども。

 ここで運んでどうしようと言うのだろう。

 これまで、服を脱がせることは出来なかったし彼女をちゃんと満足させられるだろうか。

 ふと、あなたの脳裏にそんな不安が去来する。それにあなたのモノは彼女の痴態に興奮し切って最早爆発寸前だ。本能があなたに彼女を犯したいと囁く。

 

 するとアイリスがあなたの頬に手を伸ばし、聖母のようにそれでいて娼婦のようにも見える微笑みを見せた。

 

「大丈夫。あなたが思ったこと、ぜんぶ出来そうだから…………」

 

 アイリスが内股を動かすと、清楚な淡い薄紫色のスカートの奥から想像付かないような、くちゅりと粘り気のある淫音を奏でる。……もはや疑いようはなかった。

 そのままあなたは火に誘われる羽虫のように、アイリスのブラウスにある外せないはずのボタンに手を掛けた。




 
Q:いちご牛乳って?
A:万博事件の時に出来たとある女友達との約束のこと

Q:あれ?時系列は?
A:6の万博事件は解決済み。アイリスは「あなた」が頑張ったのかなんやかんやで生きているif

Q:本番はやくしてよぉ!
A:次だよ!



 登場する「あなた」はオリ主です。
 主人公はアイリスが好きなこれを読んでいる貴方かもしれません。

 では(=゚ω゚)ノ

今後の展開

  • アイリスの話を増やして欲しい
  • みゆきの話を増やして欲しい
  • しゅー姉ちゃんの話が欲しい
  • プライドの話が欲しい
  • サロマさんの話が欲しい
  • その他の娘の話が欲しい
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