ポケモンたちとズブズブのヌチョヌチョな関係にさせられた。 作:輝く羊モドキ
アンチ・ヘイトタグが大仕事をします。苦手な方はしっかり心得てから読み進めてください。
サーナイト視点。
人間の心は簡単に変わる。
幼かった頃のワタシが理解していなかった事だ。
きもちポケモン、ラルトス。
ワタシがそう呼ばれる姿だった頃に彼と初めて出会った。
当時のワタシは野生で産まれ、偶々見かけた明るく前向きな気持ちを持った人間の後をコッソリついて行って……違う方向から突然襲われた。
生まれつき感情を読み取る能力に長けているワタシ達でも、まだ幼かったワタシは一人に集中していた為に別方向から向けられていた悪意に気が付かなかった。
そうして襲われて、運良く悪い人間から逃げ出す事が出来たけど、ワタシは致命的な傷を負ってしまっていた。目がかすんでいき、走り続けていた脚が棒のようになって、何処とも分からない森の中で倒れてしまった。
偶々見かけた人間をコッソリと追ってしまった事。悪い人間に追われた上に逃げ惑い、とにかく走り続けた事。その二つが合わさって、まったく知らない場所まで来てしまった。父と母に助けを呼んでも、テレパシーでは届かない程に遠い。
森の中で倒れ、漠然と忍び寄る死に対してポロポロと涙がこぼれてきた時。彼がワタシを見つけてくれた。
「ぽ、ポケモンっ!?何で倒れて……くっ、めちゃくちゃ酷い怪我じゃねえか!」
ワタシと同じように幼かった彼はワタシを見つけると、すぐさま駆け寄って甘い飲み物を飲ませてくれた。
「ミックス・オレはポケモンの体力回復にも良いって言ってたしな。後は止血か……えいっ!」
彼は着ていた服を破って布きれに変え、怪我で血を流すワタシにキツく巻いた。
そしてワタシを抱きかかえ、そのまま何処かに向かって走り出した。
「重い……けど、持ち上げられない程じゃ、ない……!」
女の子に対して酷いと思う。
でも彼が浮かべる必死の表情と、ワタシを絶対に助けるという眩しいまでに強い感情を見てしまったら何も言えなくなってしまった。
彼に抱きかかえられたまま森を抜けると、彼はそのまま変な建物に向かって飛びこんでいった。
「ジョーイさん!この子を治してくれ!!」
「また君?此処は野生のポケモンを預かる場所じゃないの―――って、なんて酷い怪我!?」
「頼むよ!少ないかもだけど俺のお小遣い全部やるから!」
「子供が要らない気遣いしない!」
そうして治療を受け、数日が経った。
ワタシは元気を取り戻し、再び歩けるようになった。
「ラルトス、ねぇ……少なくともこの辺に生息してるなんて話は聞いた事無いわね。アナタ何処で拾ってきたのよ」
「近くの森だぞ」
「猶更そこに生息してるとは聞いた事無いわよ……」
「この子は子供なんだぞ!絶対何処かで親が探してる筈だ!」
「子供のアナタが言うセリフか。……はぁ~、分かったわ。知り合いのポケモンレンジャー呼ぶから、見つけて拾ってきたアナタが最後まで責任もって行動しなさい」
「分かってる!」
そうして短い間、彼と一緒の生活を送りながらワタシの親を探してくれた。
彼はいつも『絶対に家に帰してやるからな』とワタシを励ましてくれた。とても嬉しかった。
そして彼は宣言通りにワタシの親を見つけ、元の場所に帰してくれた。
彼は笑顔で別れを告げた。本当はとっても寂しいけど、彼と一緒の生活を送りたかったけど、彼と家族を同時に選ぶ事は出来なかったから。別れを告げる彼に笑顔で手を振った。
……ただ一つ気掛かりだったのは、ワタシと同じくらい幼かった彼の
それから長い時が経った。ワタシは一人前となり、あるポケモントレーナーの仲間となってポケモンリーグのチャンピオンを征した。その頃が最も幸せだった時。良いトレーナー、良い仲間に恵まれて、こんな幸せがずっと続けば良いのにと思っていた。昔の死にかけた事も、『ああ、そういう事もあったなぁ』と良い思い出となっていた。
その幸せが粉々に崩れるのは、すぐ後の事だった。
ある時、トレーナーが次々と仲間達を切り捨てて新たな仲間を加えていった。それ自体は、前からある事だった。強くなるためには新たな戦術を取り入れ、弱い仲間を鍛え上げ、それでも厳しい戦いについてこれなかった者は涙を呑んで別れを告げる。そうしてワタシ達は洗練され、強くなって、その地方で最も強い者達と呼ばれるようになったのだから。
しかし今回のは異常だった。常軌を逸していた。
初めに切り捨てられたのは、トレーナーと最も長い付き合いであったミロカロス。彼女はトレーナーが小さい頃からずっと旅のお供をしていたと話していた。そんな彼女をトレーナーは勝つために、と切り捨てた。
次に切り捨てられたのは、パーティのエースであったクチート。より優れた才能、より優れた特性を持ったクチートを連れてきたトレーナーは、『お前はもう要らない』と宣告した。
そして次に切り捨てられたのは……。
トレーナーは、バトル何とかという施設に入り浸る様になってから人が変わってしまったようだ。ただ、強さだけを求める……違う、『勝つ』事だけを求めるようになってしまった。
勝つために仲間を切り捨てる、それはトレーナーにとっては正しいこと。でも、今まで貴方に愛情を注がれ、共に戦ってきたワタシ達はどうなる?貴方の愛は偽物だった?……きっと、違う。あの愛情は確かに本物だったのだろう。ワタシと出会ったばかりのトレーナーは間違いなく『良い人間』だった。ワタシを殺しかけたあの人間は『悪い人間』だった。そしてワタシ達を狭い檻に閉じ込め、発情薬を嗅がせ続ける事でタマゴを無理矢理産ませるあの人間も『悪い人間』だろう。
ただ、ワタシは知らなかっただけだ。『悪い人間』は生まれた時から『悪い人間』で、『良い人間』は生まれた時から『良い人間』だと思っていた事が間違いだったと。
「やれやれ、ようやく
そうしてワタシはその時生まれていた一匹を除いた
心身共にボロボロだったワタシはフラフラと幽鬼の如く歩いて……気が付けば故郷に戻っていた。あれからどれ程の時間が経ったのか分からない。沢山いた筈の
故郷に帰ったが、父や母は居なかった。ワタシが一人前になったその日に二人とも新天地へ旅立っていったから。誰も居ない故郷の地で、ただずっと人目を避けるように生きていた。ワタシは、人間に絶望していたんだろう。
延々と嗅がされ続けた発情薬の影響がまだ身体に残っている。その衝動に犯される度にワタシは自分自身にさいみんじゅつを掛けた。自分にとって都合の良い妄想を見続けた。あの時の彼が、ワタシのトレーナーだったらどんなに良かったか。夢から覚める度に、彼もあのトレーナーと同じように変わってしまうと考える。どうせそうなるという絶望と、彼がそうなるわけがないという自己嫌悪に心が潰されてしまいそうになる。
そんなワタシを間近で見守ってくれていた
いつしか愛は憎しみとなってワタシの心を締め上げる。ワタシが完全に壊れて、
そうして、奇跡は起きた。
ある日、娘達の一人が居なくなっていた。弱くて儚い娘が、この弱肉強食の世界で一人生きていられる訳が無い。その瞬間、ワタシの中の大事なモノが音を立てて壊れてしまった。
そして壊れてしまった直後に、彼を見つけてしまった。
彼の姿は昔とは大きく違っていたが、一目見ただけで『彼』だと理解できた。
「おっ、アイツがお前の親か?無事に戻れて良かったな」
そう言って娘に笑いかける彼の笑顔は、昔と何一つ変わっていなかった。ワタシが何かを伝える間もなく、彼は娘を置いて去っていってしまった。
娘は怪我一つ無かったが、彼女のテレパシーによって何が起きたかを全て教えてくれた。
娘はかつてのワタシと同じように、明るく前向きな気持ちを持った人間を見つけて追いかけたようだ。今のワタシを治せるのは、ワタシを壊した同じ人間だけだと、そう思って。
そうして追いかけたは良いが、人間の街を目の前にした瞬間に野生のポケモンに襲われてしまったようだ。こんな所まで母親と似なくて良いだろうに。
それから、それから。逃げながらもボロボロになり、街の路地裏でトドメを刺される直前に彼が飛び出してきて、身一つで守ってくれたのだという。
彼が野生のポケモンを追い払った後、持っていた甘い飲み物を飲ませ、服を破って止血してくれたのだという。
彼に抱きかかえられ、すぐに変な建物に連れられて治療を受けたのだという。
そしてもう一人の人間を連れて、此処まで送り届けてくれたという。
娘のテレパシーを受けて、ワタシは泣いた。枯れたと思っていた涙をボロボロ流した。彼は変わっていないと。彼はきっと変わらないと。
グチャグチャに壊れた心をかき集め、ワタシは彼の住む場所に向かって移動した。ずっと使わなかった、サビついた身体にムチを打って。何回か日が昇って沈んで、月が昇って沈んでを繰り返して。ようやく。
彼の匂い、彼の意識、彼の存在感。あらゆるモノを手繰り寄せるようにして、ついに。彼の家へとたどり着いた。家の前にたどり着いた瞬間、昔の記憶が鮮明に蘇る。彼と共に過ごした数日間。本当の幸せ。扉を開ける。彼が居た。大きくなった姿で。ワタシも大きくなったよ。会いたかった。色々な事を経験してきた。ねえ。また一緒に過ごしたいな。
「あー……。サー……ナイト?どうした?此処は俺の家だが……何かどっかと間違えてないか?」
……え?
ワタシを覚えて無い?
―――ああ、そうか。ちょっと忘れてるだけか。ワタシはアナタを覚えてたのに。
ラルトス、助けてくれたこと覚えてる?
「ん?……あ、この前の事か?」
違う。違う違う違うチガウ!!!娘の事じゃない。ワタシの事。ワタシの事を覚えてない。なんで。なんでなんでなんで。
娘を助けてくれてありがとう。
だからお礼がしたい。
「お礼って……要らねえよ。俺が特になんかした訳じゃないし……」
アナタは身体を張って娘を助けてくれた。
だからお礼したい。
ねえ。ワタシだよ。気付いてよ。
「だから要らねえって。お前の、あー……娘?妹?を助けたのは偶々だから」
……テレパシーが上手く伝わってない?どうでもいい。ワタシを覚えてないの?どうして?なんで?
ふと部屋の中を見渡すと写真立てがあった。そこには昔会った時よりも更に幼い彼が虚無の表情で他の人間二人と共に映っていた。
スンと鼻に入ってくるこの匂い、これは……
「あっ、ちょ……コラコラコラ!ソレは男の夢が詰まったオモチャだから触ってはイカン!」
それは穴の開いた筒のような物だった。そしてその匂いは、ある意味で嗅ぎなれてしまったモノの匂い。
……。
お礼。娘を助けてくれたお礼がしたい。
「ご、強情な奴だな……。分かった分かった、お前のお礼ってのを受け取るから。なるべく手早く済むモンにしてくれ。この際木の実とかでもいいから」
手早く……分かった。
延々と繰り返した行為だ。もう何も思わなくてもソレを行うことが出来るようになってしまった。
フルリ……と身体を震わせ、
「ッ!?なっ、オイ何をッむぶっ!??」
彼の口の中に舌を入れる。何度も、何度もメタモンとタマゴを産まされたせいで、より
彼の
「うっ……ああっ……やめっ、ろっ……」
彼のモノを扱くたびに、部屋に異質な匂いが広がっていく。それもまたメタモンとの交尾の際によく嗅ぐ匂いだが、ソレの発生源が彼と思えば何処か愛しく思えてくる。
―――愛しい?
ブヂュッ、ズチュッ、ブチュッ、ヂュチュ。
ワタシの体液に塗れた、性器を模した道具で一方的にヨがる彼を見ていると、とても変な気分になる。
そうして扱き続けると、彼は遂に射精した。ワタシの手の中で、びゅーっ、びゅるるーっ、と。
彼は、恐らく人間の誰かの性器を模した道具に、射精した。
「くっ……はっ……はぁっ……も、もう気が済んだか?」
なんでなんでなんでなんで。ああ、砕けた心が更に掻き毟られるようだ。
彼の目をワタシの手で覆いながら、彼を押し倒し、彼のモノに跨る。
そして―――
「な、何を―――ッッッ!!!」
彼のモノがワタシを貫いた。
ごめんなさい。ごめんなさい。望まない子供を作る事がどれ程苦痛か分かっている筈なのに。アナタとの子が欲しくて、欲しくて、どうしようもない。
何個もタマゴを産んで緩くなっている膣内をサイコキネシスで強引に締め付ける。自傷行為に等しいが、それでアナタが歓んでくれるのなら何度だって。
「あっ、あああああああっ!!!?」
効率的に搾り取る。彼の口の中に何度も舌を入れながら、グヂャグヂュとサイコキネシスで膣内を動かす。激しくし過ぎて結合部から血が出てきてるが、どうせワタシはもう痛みすら感じないから。存分に気持ち良くなって、イけ。
ぶびゅるるるるるっ!!!
彼の熱い子種がワタシの中に広がっていく。ああ、これが幸せか。そう、このじんわりと広がる感覚こそが幸せだった。ねえ。アナタも幸せでしょう。オスは子孫を残す事が一番幸せって
気が付けば、彼は意識を失っていた。彼の鼓動は、とても弱くなっていた。彼の感情は、悲しみに溢れていた。なんで。なんでなんでなんでなんで。
違う。ワタシはただ彼に恩を返そうと。ただ―――憎しみをぶつける丁度良い相手が居たから。
違うッ!!!ワタシは彼に喜んでもらいたかった!彼に助けてもらった事、娘を助けてくれた事のお礼がしたかった!!
―――なら何で嫌がる彼を押し倒した。
……それに対する答えは、ワタシの中には無かった。
ああ、ワタシは、彼を、彼に、ただ、ワタシを―――
―――昔のように、救って貰いたかっただけだったんだ。
グチャグチャに壊されたせいで、もう戦う事が出来なくなってしまったから。ただ、優しいアナタに甘えたかったから。
でも、怖かった。優しかったアナタが、優しいアナタが、『悪い人間』と同じになってしまう事が、何よりも。
ごめんなさい。ごめんなさい。ワタシはアナタを深く傷つけてしまった。優しいアナタを傷つけてしまった。
呆然としたまま、彼から離れる。精液と共に赤い血が流れ出て床を汚してしまった。ああ、せめて綺麗にしないと……そう思ってねんりきで血と精液を浮かし……ふ、と。部屋の中の景色が目に入る。それは特に変哲もない……否、
昔、ワタシと一緒に居た時はもっと色々なモノがあったのに……。
勝利する事に飢えた憎きトレーナーの自室でさえもっと色々なモノが置いていた事を思い出しながら、複数ある写真立ての中を見てみる。そのどれもが幼い時の彼の写真で、そのどれもが虚無の表情をしていた。他の写真も。違う写真も。どれも、これもが。
壊れたワタシでさえオカシイと思うナニカがそこにあった。
……彼は、まだ意識を失っている。ワタシは、褒められた事じゃないと知りつつも彼の頭に触れ、その
―――ああ、そうか。彼もワタシと同じだったのか。
彼も、どうしようもなく壊れていた。ワタシと出会い、別れた、その直後に。
彼は、
外に出る度に『表情』を顔に張り付け、家に戻ってきた時に『表情』を剥がす。そんな彼を周りの人間は
虚無の表情の写真は、親から『愛』を教えてもらってなかったから。『表情』を張り付けるのは、そうしなければ周りに溶け込めないから。
唯一、彼が自分を引き出せる時こそが一人で近くの森に行った時。本当の自然の中で、彼は
彼は、
もう、いいじゃないか。ワタシ達が何をした。何故こんな辛い思いをしなければならない。
愛して、でも愛されず。尚愛を求めて何が悪い。
この弱肉強食の世界は、とかく
ただ、彼を。親からも愛されなかった彼が苦しみを忘れて、ただ愛を注がれる世界。そんな世界に行きたいと、そう
そうして、奇跡は起きた。
ワタシ達は、いつの間にか違う所に居た。そこはワタシの故郷のような、深い深い森の中。
でも故郷と違うのは、見渡す限り存在する数多もの木の実をつけた巨木。住み家。そして、あのトレーナーに捨てられた筈の仲間達。いいや、知らない顔も居る……だが、分かる。ワタシには分かる。彼女達も同じなのだと。
ワタシの膝の上には、健やかな表情で眠っている彼の姿。これは、夢か、幻か、それとも世界に絶望しながら死んでいくワタシの脳内が見せる妄想か。仲間達も皆一様にゾロアークにつままれたような表情をしていたのが少しだけおかしい。
此処は何もないが、全てが満たされている。腹を空かして、食料を求めて争う事も無い。寝床を奪い合って争う事も無い。そういう特別な場所なんだ……と、本能的に理解出来てしまった。
仲間達が集まって、ワタシを取り囲む。いいや、正確に言えばワタシではなく、ワタシの膝の上で寝ている彼を取り囲んでいる。
「この人は、あのトレーナーとは違う。ワタシ達を虐めたり、傷つけたりするような人間じゃない!」
「それは分かってるよ」
よく見れば、皆は優しい目で彼を見ていた。一部の者は懐疑的な目で彼を見ていたが、それでも少数だ。
「彼がとても良い人だというのは、よく知ってるから」
ワタシ達のエースだったクチートは、そう言って昔話をした。それはとても身に覚えのある話だ。とある森で生まれたばかりの幼いクチートが好奇心によって、親の目を盗んで遠出をしてしまう。外敵に襲われ、そこで死んでしまうかと思いきや人間が突然飛び出してきて敵を追い払ったのだという。
「それが、彼だよ」
クチートの親が、娘の危機に急いで駆けつけてきた時には全てが収まっていた。非常に危険だった娘はのんきなモノで、甘い飲み物を飲んでニコニコしていたそうだ。
「彼はすぐに遠くへ引っ越したから、それっきり。あのトレーナーに捨てられて、戦う事が嫌になって、何もかもがどうでもよくなって……ふ、と彼の顔が思い浮かんだら……此処に居たの」
この場には、彼に助けてもらった者がとにかく多かった。皆がワタシの知らない彼を知ってると思うと、おもしろくない。
でも、それなら丁度良い。ワタシは、ついさっき思いついた『計画』を皆に話す。
「……そんな事は」
「許されない……そんな事は分かってる。でも、きっと『向こうの世界』で彼を幸せにすることは出来ないから」
「……そう、なのかもしれないね」
ワタシのさいみんじゅつで、彼の記憶を全て消す。いやな事、つらい記憶、全てを。その上から、『普通』の記憶を植え付ける。『普通』に育ち、『普通』に愛され、『普通』に生きてきた、という記憶を。
ワタシ達の事を一度忘れられるのは、ちょっとつらいけど。それ以上の愛をアナタに注いで、それ以上の愛をアナタから受け取りたい。そんな、ワガママ。
そうして皆から承諾を得て、作戦を実行に移す。皆から愛され、皆を愛してほしい。アナタを絶対に幸せにします。
眠っている彼の頭に、両手を合わせる。―――記憶、消去。
でも、ごめんなさい。皆。ワタシは一つ嘘を吐きました。―――記憶、刷り込み。
眠っている彼の唇を奪い、舌を絡め合わせる。
「ッ!?えっ、サーナイト、何を―――!!!??」
特性:シンクロ
「ッッッ!?♥あっ……はァッ……!!♥」
皆、皆、蹲ってお腹らへんを押さえ込んだ。キュゥ、キュゥ、と口から切なそうな声を漏らす。
だって、ワタシ達はポケモンで、彼は人間なんだもん。ポケモンと人間が
―――さいみんじゅつ、最大出力。『彼の事が好きで好きで、いっぱい彼の赤ちゃんを産みたくなっちゃう程だーいすきになっちゃう♥』
「あッ……あぁッ……♥♥♥」
皆の目が、あっという間に情欲に塗れた色に染まった。眠っている彼の衣服を脱がし、彼のおちんちんを手で優しく擦り上げる。
―――ムワァッと雌を魅了しちゃうステキな匂いが広がった。
「うぁ、ぁあああっ♥♥♥」
父と母は、尊敬する親だった。きっと皆の親も尊敬出来る程の『愛』を持っていたのだろう。
それなら、親に愛されなかった彼を愛する為には……皆が尊敬出来る程の『愛』を持った親となればいい。その為に皆、皆で彼の『妻』になればいい。
発情した皆が、この中で唯一の『雄』を見る。とっても大きなおちんちんは、きっと皆気に入ってくれる筈だ。
「はぁーッッッ♥はぁぁぁーッ♥♥♥」
ほら。瞳をハートに変えたクチートが、彼のおちんちんを大事な所に当てている。催眠術は、心の底から嫌がる事までは強制出来ない。
―――つまり、皆本当は彼にたぁ~っぷり
「あっ♥あっ♥あぁぁぁぁッッッ♥♥♥」
クチートがついに彼のおちんちんを受け入れた。一気に奥まで飲み込んじゃって……エッチ♥
「あ”あ”あ”ッ♥♥♥何コレッ♥♥♥なにこれぇッ♥♥♥しらないよぉっ♥♥♥こんなのしらないよぉッッッ♥♥♥」
お腹が内側から押し出される位にガチガチなおちんちんを小さな身体で受け止めるクチート。気持ち良さそうな絶叫を何度も上げながら、腰をパンパンと動かして彼の精液をオネダリしている。
「寝ている彼もきもちー♥きもちー♥って言ってる♥」
「あ”あ”あ”あ”あ”ッッッ♥♥♥」
彼がクチートの膣内で射精すると同時に、クチートも身体を反らせて絶頂した。お腹を張り上げているおちんちんがビクビクしてるの丸わかり♥
ヌポォッ♥
おちんちんがクチートから抜けた瞬間、頭を打たれたかのような衝撃が走る。こんなにも濃い精液の匂いを嗅がされちゃったら……♥
「はっ♥はっ♥はっ♥はっ♥」
ヘコヘコと腰を動かして空交尾しちゃってるニンフィア。
「ふーっ♥ふーっ♥」
目を見開いてビクビク震えるおちんちんを見つめるアブソル。
「ぁ……ぁぁぁ……♥」
完全に彼をパートナーとして定めてしまったせいか、頭の花が途端にくすみ、萎れ、枯れてしまうドレディア。
皆、皆が彼に夢中になってしまった。
ワタシは彼にいやしのはどうを掛けながら、精液まみれのおちんちんをニュチニュチと擦る。精液の匂いが更に広がった瞬間、皆が雌の顔で彼に向かって飛びかかった。
此処は何もないが、全てが満たされている。腹を空かして、食料を求めて争う事も無い。寝床を奪い合って争う事も無い。
……でも、彼を求めて争い合ってしまう。勿論互いを傷つけるような事は無いが、押し合いへし合い。彼のおちんちんを少しでも早く味わおうと舌を伸ばし、身体を押し付け、彼に向けてだらしない表情を見せる。これだけ彼の事が好きならば、大丈夫だろう。これだけ愛し合えれば、大丈夫だろう。壊れた彼を壊れたままに愛し合う。きっとそれが一番、彼にとっての幸せとなる筈だから。
だからいっぱい、いっぱい、気持ち良くなって、頭トロトロにして、
◆
目が、覚める。
チュプッ……ヂュルルッ……といった水音と共に、下半身から背にかけて走る快楽によって一瞬で目が冴えてしまった。
被さっている布団を退ければ、俺のイチモツを熱心に舐めているポケモンが其処に居た。
「……♥」
「その起こし方は止めろって言ってるだろ……」
垂れ流れている精液を舐め取りながら淫靡な笑顔を向けてくるサーナイト。そして俺の制止を無視して、二回戦と言わんばかりにフェラチオを再開する。しかもご丁寧にサイコキネシスで俺を動けなくした上で、だ。
先程見せられた淫夢を思い返す。俺が寝ている所に、テレパシー的なアレでああいった淫夢を見せられるのは今に始まった事ではない。俺が眠れば、嬉々として何度も何度も―――
―――――――
―――――
―――
―
此処は人間を愛しながらも人間に捨てられたポケモン、忘れ去られたポケモン達が集う楽園。
戦う事を諦めてしまった者達が流れつく永遠の国。
神が作りだした、最後の愛の巣。
そこには数多のポケモンが生きている。
彼女達は皆捨てられた者達。そして新たに拾われた者達。
彼女達の聖域を犯してはならない。
彼女達の平穏を乱してはならない。
彼女達は皆、失ったモノを求めているだけに過ぎないのだから。
長く連れ添った、相棒とも呼べるポケモンを躊躇なく捨てた者。
ポケモンに無理矢理タマゴを産ませて、孵化した直後に野生へ逃がす者。
手持ちのポケモンを薬漬けにした者。
そして、そこまで
驚く事に、全員同一人物らしい。
最近はそういう事が減っているようだけど。
ワタシはポケモンをプレイした事が無いんですけど、聞いておきます。
あなたの相棒は、あなたの事を待っていますか?待っていると良いですね。
……それとも、あなたは相棒の事を忘れてしまったのですか?あなたの相棒は、もうあなたの事を待っていないのですか?
くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
というのは冗談として。
これにて『ポケモンたちとズブズブのヌチョヌチョな関係にさせられた。』メインストーリーを締めたいと思います。駄文を最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
ワタシの個人的な趣味のせいで精神ブッ壊れたサーナイトとオリキャラをネチョネチョさせましたが、個人的にはとてもとても良い感じで描けたと思います。駆け抜けたとも言います。
皆さまの評価、感想は本当に励みになりました。特に昨日今日は一切寝ないで書き進めたせいで投稿速度ヤベー事になってしまった。これが評価式執筆エンジン加速術です。深夜テンションとも言います。
新鮮なポケ姦はいいぞ。と評価してくださった皆様のご期待に添えないストーリーでは無かったかと戦々恐々としておりますが、何分『傷だらけの純愛』というのはワタシの趣味であります故に致し方なく……正直ね、『助けた、惚れた、何事もなくハッピーエンド』ってのは食傷気味なの。かと言ってNTRはホント……まあ、それがトッピング程度の味付けなら好みなのです。ソレメインは無理。
さて。作者の鬱陶しい趣味何ぞにお付き合い頂けなくとも、次話以降はストーリーから解放された完全蛇足。
それと同じく作者の趣味的なサムシングによって今後はケモホモ描写が増える予定。と言ってもショタチンチンシコシコ程度のモノですが。まあポケモナーの皆さまならショタチンシコシコもスコスコですよね。お尻?オリキャラ総攻めですが?
感想欄で幾つかカワイイ候補のポケモンがあります。いいぞ。
一点。注意していただきたいのは感想欄でのリクエスト行為は利用規約に触れるのでご遠慮ください。ただ、自分が好きなポケモンのスコスコな部分を書くのであれば経験上大丈夫なようです。あくまで経験上、なのでダメな時はダメだぜ。
最後に。大変後書きが長くなりましたが此処まで見ていただき、誠にありがとうございました。感想、評価はいつでもお待ちしております。輝く羊モドキ先生の次話にご期待ください。
それはそうとして今日もサーナイトはてぇてぇなぁ!!!!!
ポケモンは喋ってもOK?
-
普通に喋って良し
-
鳴き声混じりなら良し
-
鳴き声オンリーなら良し
-
鳴かすな