※この作品はR-18です。

新世界の第3村で、愛を育む二人(LRS)   作:ハル(LRS活動推進中)

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初めてひとつになった二人。
シンジ視点。

次回は同じ話のレイ視点となります。




第9話「ありがとう」side S (R18)

布団の上で向き合い、両手の指を絡め、キスをした。

 

ちゅっ、ちゅ、と軽く唇を合わせた後、目を開け、見つめ合い、また重ね合う。

 

目を開いてキスをするなんて、ひと月前の自分では考えられないような成長だと思う。

 

というより、ひと月で二人が身体を重ねる関係になるなど誰が予想していただろうか。

 

 

綾波の唇に指を添える。

白い歯が見えるくらいに口を開かせた。

顔を傾け、形が合うように彼女の口をしっかりと塞ぐ。

 

舌を口内に滑り込ませ、柔らかな粘膜同士の絡みを楽しむ。

 

息継ぎをしながら何度も角度を変え、深く深く貪り合った。

 

顔に添えていた手を綾波の背に回し、服の上から身体に触れた。

今綾波はパジャマを着ている。

尻から腰のラインに手を添わすと、綾波の身体が少し強張ったのがわかった。

 

キスを続けたまま、手を綾波の前面へと……胸の膨らみへと、手を触れた。

 

服の上からでもわかる、柔らかな感触。

 

強く揉むと痛いと聞いたことがあったので、なるべく優しく、親指で胸の先を押しながら少しだけ力を入れてみた。

 

「んっ、」

 

彼女が反応を示した。 

 

胸への愛撫は続けたまま、頭を移動させ、首筋をぺろりと舐める。

そのまま上に移動し耳を舐めると、ふわふわの髪が顔にかかった。

 

いい匂いがする。

お風呂上がりの石鹸の香りと綾波の匂い。

抱きしめる体勢で横から髪に顔を埋め香りを楽しんでいたら、彼女がくすぐったそうに笑った。

 

綾波も少し余裕が出てきたのか、僕の身体に触れてきた。

僕の胸から腰へと、彼女の手が回る。

 

こちらが斜めに押している中途半端な体勢になっていたので、彼女の後頭部に手を添え、仰向けに枕に寝かせた。

 

髪が床に広がるその姿はまるでお姫様みたいだ、と思った。

 

おでこにキスをし、瞼にもキスをする。

そして前開きのパジャマのボタンに手を掛けた。

胸元から腹部までのボタンを外し、服を左右に開く。

 

パジャマの下は直接下着を着けていて、シンプルな白い布が、形の良い胸を覆っていた。

 

ごくん、と唾を飲む。

 

照明は消えているが、窓から射す月明かりでその美しい顔と身体はハッキリと見ることができた。

 

今綾波が目の前にいて、下着姿で、今から自分とセックスをするのだ。

 

ドッ、ドッ、ドッと耳からも聞こえそうな程に心臓が早鐘を打っていた。

 

上手くできるかわからない……けど、もう勢いに任せながら、痛くしないように努めようと思った。

 

「綾波……」

 

二つの膨らみを覆っている布と肌の隙間に、下から手を滑り込ませてみた。

 

今までに感じたこともないような柔らかな感触に衝撃を受ける。

以前彼女を押し倒してしまったことがあるが、あのときは事故だったこともありほとんど感触は覚えていなかった。

 

それは程よく手のひらに収まる形をしていて、指の間から少し余った膨らみが見えるくらいの大きさだった。

中学生にしては大きい方なのではないだろうか。

 

その柔らかさをしばし堪能した後、親指で胸の突起に刺激を与えてみる。

 

「んっ、ん……」

 

綾波が俯いて声を漏らした。

なんてかわいらしい声なんだろう。

もっとこの声が聞きたいと思った。

 

両手をパジャマと背中の間に入れ、背面にあった下着のホックを外した。

同時にパジャマの袖から腕を抜かせて、上半身の衣服を全て外す。

下着を腕から外すと、綾波が腕で胸を隠していた。

 

「……恥ずかしい?」

 

「……碇君が、いっぱい触るから」

 

ちょっと困ったような恥じらいの表情で、彼女は言った。

 

裸を見られることには抵抗がなさそうだったのに(実際何度も目にしているし)、触られるのは恥ずかしいということなのだろうか。

実際、見られるのも触れられるのも恥ずかしいとは思うけれど。

 

しかし、そんなささやかな抵抗はこちらを煽る要素にしかならない。

 

「……もっと触らせて?」

 

胸を隠す腕にキスをし、腕を掴んで優しく外す。

そのまま、彼女の右胸の突起に舌を這わせた。

 

「あっ、」

 

左胸には先程のように右手での刺激を。

右胸には口と舌での刺激を。

 

両胸を捉えられ、彼女は戸惑いを見せたが、気にせず続けた。

 

「あっ、ん、碇くん」

 

初めは押せば埋まる程に柔らかかった乳首が、少しずつ硬さを増していく。

 

「んん、はぁ、あっ、」

 

刺激を与える毎に漏れる声。

この声を出させているのが自分だと思うと、なんだかいけないことをしているような感覚になる。

 

身体を離し、自分も上半身の衣服を脱いだ。

パジャマの下にTシャツも着ていたが、それも脱ぎ、布団の横に置いた。

 

綾波の細い指が、僕の身体に触れる。

衣服の下の素肌を人に触れられるなど、覚えている記憶の中では人生で初めてのことかもしれない。

 

その流れで、彼女のパジャマのズボンも取り外し、自分も同じく脱ぎ捨てた。

お互い上半身は裸、下半身のみ下着を着けている状態だ。

 

僕の方は……、既に男性の部分は隆起し、下着の上からもしっかりわかる程の形になっていた。

 

綾波はそれを見て驚いているようだった。

 

 

口付けをしながら、手を彼女の下半身へと伸ばした。

下着の上から、その部分に触れてみる。

 

「……っ、」

 

湿り気を帯びた布の感触が指先から伝わってきた。

軽く撫で、形を確かめてみる。

 

布越しではなく、直接触れてみたいと思った。

 

 

恥部とはよく言ったものだ。

普段は絶対に見ることも触ることもできない、パーソナルな部分。

それを人に触れさせるということは、即ち、その相手に恥ずかしい部分を全て曝け出すということに他ならない。

 

そこに触れる権利を僕が得たということが、未だに信じられなかった。

 

 

お腹に触れ、滑らせるように下着と肌の隙間に手を入れた。

 

その秘めた部分に指を触れた瞬間、ぬるっとした感触があった。

 

濡れている。

 

綾波の秘部から溢れた体液。

更に下の方へと指を滑らせると、その粘液が指にまとわりついた。

 

僕の拙い愛撫でも綾波が感じてくれている。

その事実が嬉しかった。

 

ほら、こんなに濡れてるよ?

……などと言葉に出して彼女を煽ってみたい気もしたが、言葉攻めはその後が続かなそうな気がしてやめた。

 

 

女性の性器がどんな構造になっているのか、正直よくわかっていない。

 

以前トウジやケンスケといかがわしい冊子を一緒に読んだこともあるが、大抵秘部にはモザイクがかかっていて具体的な形はわからず終いだった。

 

保健体育で習った知識では、膣があり、その外には外陰部、その前方にクリトリスがあった筈だ。

 

全てが柔らかく、粘液で指が滑り、一体今どこに触れているのかがよくわからなかったが、指の感触で小さな突起を探り当てた。

 

「ひゃっ」

 

彼女が小さく、悲鳴のような声をあげた。

先程胸に触れたときとは全く違う反応。

 

大丈夫、爪はいつもちゃんと短く切っている。

 

痛くしないように気をつけながら指を動かした。

 

「あっ、あ、碇くん……」

 

指の動きに合わせて声が漏れる。

綾波が僕の腕を掴んだ。

 

「んっ、ん、……変、あっ、碇くん」

 

綾波は軽く目を瞑り、刺激を受け入れながら耐えていた。

 

隙間から溢れる蜜を絡めとりながら、突起への刺激を続けた。

 

刺激に流される綾波の可愛い顔をもう少し見ていたい気もしたが、更なる好奇心に駆られて次の行動に移った。

 

下着を脱がす。

下着に付いた愛液が糸を引く。

 

そして、自身の頭を彼女の下半身へと移動させた。

 

「えっ?碇君?」

 

まさか僕が口でするとは思っていなかったのだろうか。

脚を割り、その秘部にある小さな突起へと吸い付いた。

 

「んっ——!」

 

ビクッと綾波の身体が跳ねる。

 

「あっ、碇くん、だめ……」

 

肩に手を置かれ、下に向けて押される。

とはいえ、本気で抵抗しているという程の力でもなかったので、口での愛撫をそのまま継続した。

 

隙間から溢れ出る蜜を舐め取り、その奥へと舌を差し込む。

 

これが綾波の味。

生暖かい温度。鼻腔をくすぐる女性の香り。

その初めての感触に興奮した。

 

くちゅ、ぢゅっ、と音を立て、口に含んだり吸ったりしていると、とろみのある液体が更に溢れ出てきた。

 

「ああ……ダメ、うっ、私……」

 

胎内へと続くその入り口と、舌で届く範囲の内側を口で刺激しながら、指で小さな肉の芽への刺激を与えた。

 

「ひあっ、あっ、だめ……」

 

突起をグッと親指で押し付けながら、細かく刺激を与え続ける。

彼女の腰が浮き、より舐めやすい体勢になった。

 

指の動きを早める。

彼女の身体に力が入り、太腿に挟まれた顔が痛かったが、構わずに強い刺激と弱い刺激を交えながらリズミカルに攻め立てた。

 

「あ、あっ、あ、もう、あっ、んんっ、わたし……っ、」

 

啜り泣くような声で追い込まれていく綾波。

僕の肩を抑える指に力が入る。

 

「ああッ——」

 

チリ、と肩の肉に爪が食い込む痛みと同時に、

彼女の身体が大きく弓形になり……果てた。

 

その後も、ビクビクと小さな痙攣が続いていた。

 

脚の間から顔を上げると、肩で息をしながら、腕で顔を隠している綾波がいた。

 

「うっ……」

 

もしかして泣いているのだろうか?

 

「大丈夫?」

 

「……大丈夫じゃないわ……」

 

上気した顔で、むっとした表情でこちらに視線を送った。

 

「だめって言ったのに」

 

あの場は止めるべきではないと思ったのだが違ったのだろうか。

 

「……ダメだった?」

 

僕の質問に対し、少しの沈黙の後、答えが返ってきた。

 

「…………ダメじゃなかった。

 

 すごく……気持ちよかったの……」

 

表情を見られまいと、火照った顔を両手で隠しながら彼女は言った。

 

(うっ、か、可愛い——!!)

 

なんという可愛らしい生き物なのだろう。

こんな可愛い存在を僕が独占していてもいいのだろうか?

いや、もちろん僕以外の誰にも触れさせたくはないけれど、そういうことではなく、綾波は世界一可愛いということを皆に言いふらしたいような気分だった。

 

綾波の様子に胸を射抜かれていたら、普段よりも低い声で何かを言われた。

 

「……今度は碇君の番」

 

「え?」

 

身体を起こした綾波に両手で胸を押され、ぼふっ!と布団に押し倒された。

 

裸の綾波が僕の上に馬乗りになり、

ずい、と僕の方に顔を寄せる。

 

「碇君も気持ちよくなってくれなきゃ駄目」

 

何かが綾波の闘争心に火を付けてしまったらしく、今度は僕がされる側になってしまったようだ。

 

「あ、綾波!?」

 

彼女は、僕の下着を剥ぎ取った。

抑えるものの無くなった男性器は、天井へ向い高く聳え立っていた。

 

その見た目に驚いたのか、一瞬綾波の動きが止まり、そのモノに視線が注がれる。

 

「……これ、碇君の?」

 

「え、そうだけど……」

 

自分の身体から生えているものだから僕のものなのだが、以前綾波が見たことのある(それも事故だったけれど)僕のそれとは全く違う形だったから、そんなことを言ったのかもしれない。

 

戸惑いつつも綾波は亀頭の先に触れ、優しく竿を握り込んだ。

彼女のひんやりとした手と、熱くなった肉棒との温度差が気持ちいい。

 

「んっ……」

 

さわさわと触られる感じがくすぐったかった。

 

綾波は暫く触りながらそれをじっと観察していたが、顔に落ちる髪を手でかき上げ耳にかけた。

 

もしかして、綾波も口でするつもり——

 

と思った瞬間、それは柔らかな唇で包まれた。

 

「っっ!」

 

先程の綾波のひんやりとした手とは違う、柔らかく熱い感触が性器を包む。

 

「うっ、あ、……」

 

手で自慰をするのとも全く違う。

素早い動きで刺激を与えているわけでもないのに、一気に血液がそこに集約され、激しい快楽の刺激が身体を襲った。

 

綾波の口は小さく、深く咥え込むには無理があるようだ。

彼女は手を袋の方に添え、竿を撫でながら先を舐め始めた。

 

亀頭の裏の筋を舌でなぞられる。

 

「うあっ、んっ、」

 

一体綾波はこの行為をどこで覚えたのだろうか?

このまま刺激を続けられたら、すぐに射精してしまいそうだ。

 

「あ、綾波っ、」

 

彼女の額を片手で押さえ、顔を離そうとした。

もう片方の手は、背の方で自分の身体を斜めに支えている体勢だ。

 

「も、出そうだから、離して……っ」

 

僕の制止も聞かず、綾波は口と手での刺激を続ける。

今度は連続的な動きで。

先程僕が彼女にしたのを仕返しされているようだった。

 

だめだ、このままじゃ出———

 

「———ッッ!!」

 

綾波がパッと身を引いたが間に合わず、放たれた精液が彼女の顔と胸にかかってしまった。

 

「……はっ!ごめん綾波!!」

 

全く動じず、自分の胸元と手に付いた白い液体をじっと見つめる綾波。

 

何を思ったか、手の腹に付いたその精液を、ペロリと舐めた。

 

「!!」

 

「……これが、碇君の味……」

 

「あっ、綾波……」

 

僕も綾波のそれを舐めた時に同じことを思ったが、そういう恥ずかしい言葉をサラッと口に出すのが綾波だ。

 

手に付いたものを全て舐め取り、言った。

 

「碇君も、気持ちよくなってくれた……?」

 

今綾波の口で果てたのだ。気持ち良くないわけがない。

 

「うん……すごく……、気持ちよかったよ」

 

彼女は満足そうに微笑んだ。

 

 

***

 

 

ティッシュで綾波の顔や胸に付いた精液を拭いてあげた。

 

お互いに果てる姿を見せてしまったので、裸でいることにも少し慣れてきた。

 

ゴミ箱にティッシュを捨てに行き、布団に戻ると綾波はこちらに背を向けていたので、なんとなく、後ろから抱きついてみた。

 

「碇君?」

 

綾波の髪の香りを感じながら、彼女の肩に顔を乗せ、後ろから前を覗く。

彼女の胸の膨らみと、おへそから下腹部が一望できた。

先程は正面の視点から仰向けの姿を目に焼き付けたが、上からの眺めもなかなかにいいアングルだ。

 

プラグスーツは身体のラインがハッキリと見えるとはいえ、やはり多少の締め付けはある。

押さえるものもなく重力のままに解き放たれた胸は、普段目にしていた彼女のそれよりも大きく感じた。

 

そんな眺めを楽しみつつ、右手を彼女の下腹部へと伸ばす。

 

再び閉じた蕾に指を差し入れた。

 

「あっ、碇くん……」

 

彼女も初めてなのだから、受け入れるのも痛みを伴うだろう。

しっかりと解しておいたほうがいいかと思い、膣の中へと中指を入れてみた。

入り口の方は乾きかけていたが、奥は変わらず熱く濡れており、少し刺激を与えるとすぐに蜜が溢れ出てきた。

 

もう一本、指を増やしてみる。

 

「んん……」

 

二本の指を入れるだけでもキツい。

 

三本目の指を入れると中を傷付けそうな気がして、そこでやめてしまった。

 

 

綾波の前にまわり、膝を立てた間に割り込む。

 

「……いい?」

 

「……うん」

 

承諾を得て、彼女の脚を開き、受け入れる場所を確認した。

 

この蜜が溢れる小さな隙間から、男性器を差し込むなどと、なんという恥辱的な行為だろう。

 

それはなんだかとても恐ろしいことのような気がした。

 

けれどその状況を想像するだけで、再び下半身に血液が集まっていく感覚がハッキリとわかった。

 

その矛盾した気持ちに、男はなんて身勝手な生き物なんだろうと自分で思う。

 

「入れるよ……」

 

「ん……」

 

十分に硬くなった男性器を、彼女の女性器の入り口に押し付ける。

 

事前に指でほぐしはしたものの、入るのか不安だ。

 

すると、彼女が手を添え、位置を定めやすいように誘導してくれた。

 

僕を見つめる優しい瞳が、「大丈夫」と言っているのを感じ取った。

 

その無言のメッセージに背中を押され、覚悟を決めた。

 

 

塞がれた肉を割り、ぐぐっと前に押し進める。

 

「うっ、」

 

綾波が眉を顰める。

 

痛いのかもしれない。

 

けれど、そのまま彼女の腰を掴み、行く手を阻む肉壁を押し広げて進んだ。

 

狭い。キツい。

 

こちらも絞られる程の痛みを感じるのであれば、彼女の方はもっと痛みがあるのではないか?

それを我慢しながら受け入れてくれることに、感謝の気持ちで胸が熱くなった。

 

「あっ」

 

ゆっくりと押し進めると、ある部分を過ぎたときに肉壁の抵抗がなくなり、その反動で少し勢いが付いた状態で奥に収まった。

 

しっかりと。

彼女の胎内に。

 

繋がった部分に目をやると、完全に根元まで噛み合っていることがわかった。

 

顔の方に視線をやると、安堵した表情の瞳と目が合った。

 

「碇くん……」

 

「綾波」

 

顔を近付け、唇を合わせた。

彼女の両手が、僕の頬に添えられた。

 

「わたし……今、碇君と、ひとつになってる……?」

 

「うん……」

 

「…………嬉しい」

 

綾波の目尻に涙が伝っていた。

 

 

身体がひとつになったことだけではない、魂の片割れがやっとひとつになれたような、不思議な感覚。

 

 

ずっと目で追っていた、白い少女。

その存在は儚く、透明で、手を伸ばしたら消えてしまいそうな雰囲気を湛えていた。

 

何度も手を掴もうとしたが、何度も僕の手をすり抜けた。

 

向こうから手を伸ばしてくれるようになっても、互いの魂が互いを求めていることに気付いても、運命がそれを許してくれなかった。

 

目の前で、腕の中で、僕は何度も彼女を失った。

 

抗えなかった、彼女を失う運命。

運命を受け入れ、自分が消えることも厭わなかった彼女。

 

けれど今は違う。

 

彼女は生きることを願い、

運命が、変わった。

 

もう失うことはない。

失わせない。

 

 

ひとつになった、身体と心、そして魂。

 

もう二度と、彼女の手を離したりはしない。

 

*

 

僕の頬に添えられた彼女の手は頭の後ろに回され、ひとつになれたことの喜びを確かめ合うような優しいキスをした。

 

彼女の胎内に飲み込まれた僕の分身は、熱く脈打っていた。

 

かなりキツく締め付けられており、このまま動いてもいいものなのかと考える。

 

両手で彼女の腰を押さえ、ゆっくりと、前後に動いてみた。

 

「つっ、」

 

彼女の眉が軽く寄せられる。

 

「……痛い?」

 

「少しだけ……。

 ……でも、平気」

 

肯定の言葉を貰い、頷いてから動きを再開した。

 

 

「うっ、んっ、」

 

前後に動く度に、彼女の苦しそうな声が漏れる。

 

十分に濡れていたため摩擦は軽減されていたとは思うが、狭く閉じられた肉を押し広げる感覚に申し訳なさを感じた。

 

 

探りながら動きを続けると、ある一点で、彼女の反応が変わった。

 

「あっ、」

 

一瞬目を見開き、そこに到達する度に先程とは違う種類の声が漏れた。

 

奥だ。

 

あまり深くすると痛いかと思い、始めは控えめにしていたのだが、グッと根元まで押し込んだ時に明らかに反応が変わるのがわかった。

 

もっとより深く密着できるよう、彼女の足を肩に上げ、体制を変える。

 

動きを早めるのではなく、確実に深く食い込むようにゆっくりとねじ込んだ。

 

「ああっ……」

 

狭い道の奥の壁に当たる感覚。

 

打ちつける度に、甘い声が漏れた。

 

「あっ、あん、ああっ」

 

綾波の目に涙が溜まっている。

 

気付くと、僕の目からも涙が溢れていた。

 

 

綾波の脚を肩に乗せたまま彼女の腰を浮かせて、動きやすい体勢を整えた。

 

奥を狙い、腰の動きを早めて打ちつける。

 

「んっ、綾波、あやなみ……っ」

「あっ、あっ、碇君、碇くんっ……」

 

振動が伝わりやすい、古い木造の建物。

激しく軋む床。

 

「あやなみっ、もう——」

「んっ、碇くん……」

 

互いに昂っていくのがわかり、本能に身を委ねる。

 

「いかりくんっ———」

「綾波ッ———」

 

彼女の身体が痙攣し、ひときわ強く締め付けられた。

 

僕は彼女の中に欲望を吐き出した。

 

 

*

 

 

互いに果て、そのままぐったりと重なり合い息を整える。

 

繋がったままの状態で抱きしめ合い、二人で涙を流した。

 

 

心も身体もひとつになることは、

とてもとても気持ちのいいこと。

 

いつか誰かから聞いたことのある言葉。

その通りだったが、それだけではなかった。

 

愛しい。守りたい。

『愛してる』。

 

彼女への愛おしさと、感謝の気持ちが溢れていた。

 

 

「綾波……」

 

「碇君……」

 

名前を呼び合う。

 

多くの言葉は必要なかった。

 

 

「「 ありがとう 」」

 

 

声が重なり、一瞬驚いた後、二人で微笑み合った。

 

 

あたたかな幸せが、僕達二人を包んでいた。

 

 

 

 

つづく




感想等々、ありがとうございます。
本日公式から爆弾投下がありましたが……やはりLRSが大好きなので、これからもLRS活動を頑張っていきたいと思っています。

もうしばらくお付き合いお願いいたします。
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