「提督、海兵隊62名ならびに民間人146名の受け入れ感謝致します、それからこちらをご覧ください」
合流した海兵隊臨時指揮官である海兵隊中尉が基地司令より託された書類を提出してきた。
「これは?」
「基地司令が独自に調査した結果です……」
私は海兵隊中尉からその封筒を受け取ると開封して中の書類に目を通した。
「何かの……冗談では無いの……」
私はその書類を読んでいるうちに驚愕を覚えた。
「提督、自分達は何が書いてあるのか解りません、差し支えなければ教えて下さい」
海兵隊中尉が懇願してきた、
「あぁ構わないが……先ず今回の仮称ゾンビ発生の原因はアンブレラと云う会社が開発したウィルス兵器である事、噛まれた者は例外なくゾンビ化する、更に恐ろしいのは人や艦娘だけでなく犬や猫と云った動物にも感染するという点だそうだ……対処法はなく、頭を破壊して動きを止めるしかないそうだ……死体の処分についても記載がある、焼却は灰による拡散が懸念されている為に、放射性物質の処分と同じ様に密閉容器に封じ込めるしかないそうだ」
私が書類に書かれていた事をかいつまんで説明するとの海兵隊中尉に書類を渡した。
「……そんな!」
海兵隊中尉は驚きを隠せなかったようだ。
「アンブレラは製薬企業じゃなかったのか!」
彼の話しぶりから元凶の企業であるアンブレラは自国民すら騙していたようだ。
「この鎮守府に於いてアレの処理は地下弾薬庫に保管しているから恐らくは問題は無いと考えている」
私は仮称ゾンビの処分方法を海兵隊中尉に話した。
「地下弾薬庫なら空調も専用の上に防爆仕様だから完全密閉だ」
私は施設の特徴を海兵隊中尉に説明した。
「提督、あとは餌となる物が無くなった場合……アレはどれ位の間活動可能なのかを見極めないとなりません、普通の遺体であればこの時期には数日で腐敗が始まりますが、ゾンビ化した場合は捕食しているのでどう変化するのか未知数です…」
私は海兵隊中尉の話を注意深く聞いた。
「そうなると、艦娘と人のゾンビ化したサンプルを用いて検証する必要があると言うことか…地下弾薬庫内の監視カメラ映像を見れば予測くらいは建てられるか」
私は青葉を呼び出すと、地下弾薬庫内の監視カメラ映像を一週間前から今日までの分を用意するように指示を出した。
「了解しました、少し時間を頂きます」
青葉が退出すると、私は大尉を呼んだ。
「大尉、これを読んでおいてくれ」
先程の海兵隊中尉からの書類を静かに読んでいたが、
「人為的なウィルス…」
大尉が書類を読み進めていくうちに驚愕の表情を浮かべていた。
「単なる漏洩事故ではないようですね…故意に漏洩させたような気がしますが……飽くまでも私個人の意見ですが……」
大尉の意見はその場にいた全員が同じ事を考えてはいたが口には出せなかった事であった。
やっと出てきました元凶の企業『アンブレラ』!