人物:符离集烧鸡(弟)×德州扒鸡(兄)
設定:空桑に行かない(行く前)の世界線
内容:「弟のリクエスト」の続き。長編の設定もちらっと使ってます
OoC等:寛容な心で読んでね
※公式設定で血の繋がりはないとされています
※注!>中盤~後半で変態行為・和姦的要素・流血表現があります。免疫のない方は閲覧をお勧めしません。あと危険なのでリアルでは絶対に真似しないでね。
兄の脚を床に、胴体をソファに、首を座面に預けるようにして仰がせる。ついでに手錠で繋いだ手も頭の上に持ってくる。
そして徳州の体を跨ぎ、覆いかぶさるように膝立ちになると、片手で手錠を押さえつけた。
符離は徳州に顔を近づけると、閉じられたままの瞼に触れるギリギリの距離を保ったまま、熱い息を吹きかけるように銀色の髪、スッキリとした鼻筋、薄い唇、滑らかな顎、ほっそりとした喉へと移動していった。
ほのかに酒の匂いが香る兄の体臭は甘く感じられ、符離の欲望をますます掻き立てた。このまま好きにしてしまいたい。
黙っていれば美しい顔立ちの兄なのだ。もし、この顔が自分のために喘いでくれたらどんなに興奮するだろう?
符離は徳州の首筋の髪に大胆に鼻を埋めた。そして兄の香りを独占しながら、うなじへと移動する。つややかな銀髪が符離の頬をくすぐった。普段ならけしてこんなことはできない。
符離は兄の香りを吸い込みながら、自身のズボンのベルトを緩め、ショーツから熱く腫れ上がったそれを取り出した。
兄の耳元で荒い息を吐きかけ、自由な方の手で敏感な自身に摩擦を与えていく。
仄かに赤みの差した徳州の頬は、おそらく酒のせいだろう。彼は恐ろしいほど静かに寝入っていた。
符離は兄の柔らかな唇に軽く口づけし、手錠に回していた手を唇に滑らせ、半開きの口に親指を突っ込んでこじ開けた。しかし、顎の力は無意識でも強く、指一本の隙間以上になかなか開けてくれない。
符離は考えた末にいったん徳州の口を閉じさせ、その鼻をつまんだ。
しばらく静かにしていた徳州だったが、息苦しくなったのか自発的にぽっかりと口を開けた。
符離は立ち上がり、感じていたそれを兄の唇に押し付け、息を荒げて熱い流れを口の中に解き放った。
半開きになった口からすぐに白い精液が溢れて端から零れ落ちるが、符離は構わず注ぎ続けた。
液体が喉を埋めるほど溜まり、徳州はたまらず再び咳きこんだ。
しかし、今度は符離がその口を押さえる。
「吐き出さないで。飲んでよ…」
苦しそうに逃げようとする頭を両腕でがっしりと固定し、前からその口を覆った。咳と共に鼻から白い液体が流れ出てくるが、手を広げてその孔も隙間なく塞ぐ。
完全に息ができなくなり、徳州は繋がれた手で無意識に口元を開けようとするが、符離の肩に邪魔されて腕を下ろすこともできない。混乱した彼は身をよじってますます暴れたが、ガッチリと固定されたヘッドロックから逃れることができず、苦しさに何度も喉を上下させた挙句、口の中のものを全て飲み込み尽くし痙攣した。
暴れる力が弱まったのに気づいた符離が拘束を緩めるのと、徳州が脱力するのは同時だった。
再び口をぽっかりと開いた徳州は大きく息を吸い、生理的に溢れてしまった涙を頬に滑らせ、時折大きく体を震わせながら粘液でひっかかったような乱れた息を繰り返した。
符離はその口の中を覗き見て、自分の体液がきちんと飲み込まれていることを確認し、しばらく奇妙な征服感に浸った。
***
德州は不思議な夢を見ていた。
それはあの晩のことだ。
符離の熱を口の中で受け止めそうになり、慌てて身を引いたのだが、後ろは沼になっており、あっという間に転げ落ちて徳州は息ができなくなった。
(苦しい…)
符離は助けを呼んでくれるだろうか?
もがけばもがくほど何故か底に引きずり込まれていき、光が見えなくなっていく。徳州は必死になって何かを掴んだ。布のような感触のそれは、赤ん坊のお包みだった。
衝撃を受けた徳州がそれを見つめていると、布はまるで生き物のように震えて泣き出した。
恐る恐るめくってみると、そこにいたのは赤ん坊の符離だった。
自分があの雨の日、助け損ねたのは符離だった――?
徳州は冷や汗をかきながら目を見開いた。
電灯の眩しさが目に飛び込んできて、何も見えない。体が重たく、夢と現実の境目で徳州はまだ混乱していた。
カチカチと時計の秒針が時を刻む音を耳に入れ、ようやく視界が安定してきた頃になって、彼は異臭に気付いた。
(この匂い――なんだっけ――、…ああ。)
精液の匂い。
(…精液?)
徳州は衝撃的な現実に驚き、身を起こそうとした。
途端、肩に猛烈な痛みが走り、しかも何かにブロックされて上半身を起こすことができなかった。
腰から下もしびれており、全身がおかしな格好で固まっていた。
(一体何が起こってるんだ?)
再び混乱した頭で状況を分析しようとする徳州だったが、自分にのしかかっているのが符離だったことに気付いて、彼の顔を見やった。彼は自分の肩に顔をうずめるようにして寝入っていた。
とっさに連想したのは、酔った勢いでまだ先日の行為が繰り返されたということだ。記憶が飛ぶのは符離だけの特権ではなかったらしい。
しかし、よく見ると彼はちゃんと服を着ており、自分も着衣のままだった。ではこの匂いは一体――?
周囲を見回すと、テーブルに置かれた紹興酒の瓶が目に入った。中身はすっかり空になっており、おそらく符離が飲み干したのだろう…。
(また二日酔いにならないといいのだけど)
徳州は先日の醜態を思い出し、重い息を吐いた。その息はやはり精液臭い。何故自分から匂いがするのか…?
彼はしびれているがようやく動かせるようになった腕を慎重に下ろし、符離を揺り起こそうとした――ところで、何故か手首同士が引っ張られ、徳州は自分の頭に自分の手をぶつけてしまった。
「いたっ」
大して痛くなかったが、それより驚きのほうが大きかった。それに、口の中がガサガサに乾いていて、声が掠れ、喉が痛かった。
(本当に、何が起こったんだ??)
まるで爆弾の衝撃で吹っ飛ばされて塹壕の中で目覚めたかのようだった。理解が追いつかない。
徳州は改めて慎重に腕を下ろすと、その手首を見やって三度驚いた。
手錠をかけられている。
何故???
徳州は眠っている符離に話しかけようとして、再び酷く咳込んだ。
その音で符離が目覚める。
咳込んでいる徳州に気付くと、彼はもぞもぞと兄の頭を抱えた。
咳が止められなかった徳州は、符離の肩にありったけの唾と涎を吸わせてしまった。
「符…けほっ、ごめ…げほっ、…咳、止めら、…っ!、……ない…」
すると、意外に落ち着いた声音で符離が応えた。
「いいよ」
徳州は無理やり深呼吸をして呼吸を落ち着かせると、符離の髪に手錠で繋がれたままの手を遣って繰り返し撫でた。
「ええと…。」鼻をすすり、掠れた声で徳州が続ける。「聞きたいことはたくさん――本当にたくさんあるんだけど…」
何から質問していいか困るほどあったが、徳州は符の様子を最優先にすることにした。
「符…なにかあったの?」
「なにもないよ」
彼は徳州の頭を抱え込んだまま、ふてくされたように呟いた。その息は随分酒臭い。
「なにもないわりに随分…その、色々あったようだけど」混乱を極めた言い様に徳州は自分自身で目を回しながら続けた。「とりあえずこの手錠を外してくれないか」
「いやだ」
符離は即座に拒否した。
「……。」
徳州は黙って手首の手錠を見つめた。外そうと思えば外せないことはないが――。
「これは何の意味があるんだ?」
音を鳴らして手錠を掲げ、徳州はため息をつく。
「ただのいたずらだよ。」符離は徳州の顔を再び両手で拘束した。「ただ…俺を拒絶できなくなるだけ」
「……。」
両者は沈黙のまま、近すぎるお互いの顔を正面から見つめあった。
「酒に強いはずなのに泥酔しちまうの、面白いな?」
兄の胴にまたがりマウントをとった状態で、符離は真顔で皮肉を言った。徳州は気まずそうに視線を反らす。
「いつもならこの程度で酔ったりはしないんだけど…」
「あの完璧な徳州様がねえ…」
むっとして徳州は弟を睨みつける。
自分が完璧でないことくらい、徳州は嫌というほどわかっていた。だが、努力の成果をときに人はこのようにあてこする。
「オレだって失敗くらいするよ」
「例えば…泥酔して手錠をかけられたり…俺のザーメン飲まされたり?」
「?」
すぐには何のことかわからなかった徳州は、目覚めた時のことを思い出した。濃すぎる精液の匂い。つまり、それは――…
徳州は衝撃の事実を悟って目を見開き、青ざめた。
「おま――」
震えながら開きかけた口に、符離は素早く唇を重ね、舌を差し込んだ。
徳州は符離を引き離そうと腕を動かすが、手錠にくくられた手首が符離の背中に引っ掛かり、手が戻せない。
そうするうちに符離は兄の後ろ髪を引っ張って口を大きく開けさせる。
「自分で全部飲み込んだくせに」
「嘘ら…」
徳州は涙目になって否定し、抵抗した。
「ほんとだよ。ぐちゃぐちゃでいい顔だったぜ」
弟の悪びれない囁きにショックを受けた徳州は、呆然として動きを止めた。
徳州は弟が好きだったし、彼のために何かをすることは苦ではなかったし、愛をもって接しているつもりだった。でも、まさかそれらの気持ちを踏みにじるような行いをされるとは思ってもみなかった。
(どうしてそんなことをされたの?…)
無抵抗になり宙を見つめたままな兄の服を、符離は乱暴に剥がしていく。
ベルトを外したズボンに手をかけようとしたとき、徳州の呟きが漏れた。
「こんなことは間違ってる…」
符離はカチンときて反射的に言い返した。
「ああそうだろうよ。お前はいつも正しい。」
「そうは言ってない…」
徳州は哀しい気持ちで否定した。しかし符離は続ける。
「いつも俺に文句をつけてばかりじゃないか。何が違うんだ」
「……。」
徳州は弟に社会的な規則や倫理を教えたかったのだが、そのことがこのように鬱憤としてとらえられているとは思いもしなかった。
(オレが――オレのせいなのか?)
相手にうまく思いを伝えられないこと、愚直な教え方、過去の過ち、すべてが自分に跳ね返ってきているのかもしれない。すべては自分の行いが誤っているから。
徳州の頭の奥がズキリと痛んだ。
いつも自分にできる最大限のことを誠実に選び取っているつもりだった。符離に言わせれば、『お前はいつも自分が正しいと思っている』態度の根底の思考なのだろう。
焦点の合わない瞳で黙りこくってしまった兄の手を引っ張り、符離はイライラして言った。
「なんとか言えよ」
視界がぼんやりとぶれたまま自身の内側に浸っていた徳州は、この言葉に答えられなかった。
符離はしびれをきらして、再び徳州のズボンに手をかけた。
「お前もたまには屈辱を味わえば、俺の気持ちがわかるだろうよ」
するとやっと兄から力ない反応が返された。
「犯したい?…」
「お前が拒絶しなければそうならない」
「……。」
徳州はその言葉を聞いて唇の内側を強く嚙んだ。
こんなことは間違ってる。
でも自業自得ならば、オレさえ我慢すれば符離は満たされる――。
徳州の脳裏にあの晩のことが蘇った。
『兄貴が欲しい』
それは、形が変わればこのように押し付けられる歪んだ気持ちだったのかもしれない。
(たとえ憎まれていたとしても――オレはこれからずっと符の傍に居ると約束した…したんだ)
彼は覚悟を決めてその鈍い銀の瞳を閉ざした。
「わかった…」
それが正しいのか間違っているのか、相手の感情に翻弄された徳州にはもう判断することができなかった。
(下)はR18Gです