今回はTwitterで受けたリクエストを基にして出来た話になります。仁と亜矢が恋人同士になってからの夏の一幕です。
あと活動報告の方で、レイトショーの内容に関するリクエストの応募を始めました。もし『こんな話が見てみたい』と言う方がいらしたらどうぞご応募ください。
暑く静かに
季節は夏。仁と亜矢の2人は、東京を離れ千葉の館山へと足を運んでいた。
それと言うのも、偶には戦いも卒論も忘れて心と体を休めようと言う事で、夏休みを利用して2人で小旅行に出たからだ。その向かった先が何故館山なのかと言えば、そんなに難しい話ではなくそこに仁の母方の実家があり軽く旅行するには丁度良かったからである。
無論、あまり長居するつもりは無く、精々二泊三日程度祖母の家に泊まっていくつもりだった。
しかし祖母の家に到着した時、仁の母方の祖父母の反応は凄かった。何しろ子供の頃から他人に対して関心の薄かった仁が、亜矢の様な美人を彼女として連れてきたのだから。何気に孫の将来を心配していた彼の祖父母の内、祖母は涙を流しながら亜矢の手を取り孫をよろしく頼むと言って彼女を赤面させ、祖父に至っては式は何時だと聞いてきた。
その勢いに流石の仁もタジタジになった。
ともあれ、静かに片田舎で二泊三日の休日を過ごすことにした2人は、二日目の夜に近所の神社で夏祭りが行われる事を聞かされた。
折角だからと言う事で、夏祭りに向かおう2人。その際亜矢は、祖母の手で浴衣を着せてもらう事となった。何でも仁の母が若い頃に使っていたものらしい。海の様な青い生地に、白い雪の結晶が描かれた浴衣だ。絵柄が季節に合っていない気もするが、色合い的には悪くない。
サイズが合うかどうかが不安だったが、着てみれば問題なくサイズもピッタリであった。ついでに普段は下ろしている髪を、この時ばかりはポニーテールにして準備万端。
そうして日が傾き夕日も大分沈んできた頃に夏祭りへと向かった2人は、一時軽く童心に帰って夏祭りを楽しんだ。
屋台の焼きそばやたこ焼き、りんご飴なんかに舌鼓を打ち――――
金魚掬いでは仁が器ぎりぎりまで金魚を掬い、射的では亜矢が、ルーレットの的当てでは真矢が高得点を叩き出した。
2人とも存分に夏祭りを堪能し、満足した2人は月明かりに照らされた暗い夜道をのんびりと歩いていた。
「ふぅ……ちょっと疲れたね」
「でも楽しかったですよ」
「そうだね……」
「ん~! お祭りの甘い物、久しぶりに一杯食べれた~!」
「東京じゃああいう祭りなんて殆どやらないからね」
仁と亜矢・真矢は喋りながら暗い夜道を歩く。流石に田舎と言う事で、街灯も殆どない。月明かりだけでは心もとないので、仁は予め持ってきておいたランタンにもなる懐中電灯を使って辺りを照らしていた。
何気ない会話をしながら歩いていたその時、彼の目に彼女のうなじが目に留まった。
普段は下ろされた髪で隠れた彼女の首筋。そこに夏の夜の暑さと祭りの熱気で、じんわりと汗が浮かんでいた。
それを見て、仁の喉が動いた。普段見れない亜矢の浴衣姿に露わとなったうなじ、そして彼女の汗の匂いに仁の雄が刺激された。
その衝動に突き動かされるように、仁は亜矢の肩を抱くと彼女の首筋にそっと口付けを落とした。
「ッ! えっ!?」
突然の仁の行動に驚く亜矢。だが既に何度か体を重ねている彼女は、彼の行動が合図である事に直ぐ気付いた。
その合図に対し、真っ先に反応を示したのは真矢の方だった。
「うふふっ、仁君ってば私の浴衣姿に興奮しちゃった?」
「うん……普段は見れない姿だから。凄く綺麗で、可愛くて……魅力的だよ」
そう言って仁は真矢に抱き着き、首筋に顔を埋めて再び口付けをした。そのキスに真矢も背筋に痺れるような快楽を感じる。
愛しい彼が求めてくれている事に真矢が応じそうになるが、まだ冷静さを保っていた亜矢が待ったを掛けた。
「ちょちょ、待ってください!? あの、今は落ち着きましょ? ね? その、やるならせめて仁君のお爺さんたちの家に帰ってから――」
「でも爺ちゃん家防音性皆無だから、やったら声響いちゃうよ。それでもいいの?」
言われてみれば、あの家は都会のマンションに比べれば古い造りをしていた。それが悪いとは言わないが、防音性は全く期待できない。そんなところでまぐわえば、嬌声やらなんやらが仁の祖父母に聞こえてしまう。
普段家でやる時は防音がしっかりしているので隣の部屋に響く事を心配しなくていいが、今回はそうはいかない。
となると、取れる手段は一つしかなかった。
「それでもどうしても嫌だって言うなら、俺も頑張って我慢するけど?」
ここで仁がもう一つの道を示してくれた。この旅行中はとにかく我慢し、東京の家に帰ってから存分にと言う道だ。それなら確かに羞恥は少ない。
だが先程の首筋へのキスは、亜矢の雌も刺激して火を点けていた。今更何もしないなんて選択肢を提示されても、それを選ぶ気は彼女にもなかった。
「最近……仁君ちょっと意地悪です」
「ゴメン……」
ランタンライトの灯りの中、他に誰も居ない田舎道で2人は見つめ合い、どちらからともなく口付けをした。
月明かりも届かない道端の林の中、亜矢は木に手をついて快楽に身を震わせていた。
「んっ! あ、はぁ――――!!」
暗い林の中、視界も殆ど利かない中で亜矢は仁に体をまさぐられていた。浴衣の隙間から胸と股間に手を突っ込まれ、胸と秘所を同時に弄られる。豊満な胸を揉まれ、硬く尖った乳首を強めに抓られ、亜矢の体がビクンと跳ねる。
「んんッ!」
亜矢が快楽に体を仰け反らせる。その際近付いてきたうなじに、仁はキスを落とし赤い痕を付けた。さらにそのまま首筋を舐め上げる。
「んやぁっ! 仁くん! 私今日、汗かいてるから――!」
「だから?」
「んんっ! んふっ! や! 汗、汚い……」
「そんな事ないよ」
仁は胸と秘所を責めながら、亜矢の首筋を舐める。その度に彼女の体はびくびくと痙攣した。
「あ、や! 仁君、舐めてばかりじゃヤダ……」
表に出てきた真矢が、切なそうな目で仁を見る。仁は彼女の首筋を舐めるのを止めると、顔を近付け唇を塞いだ。
すると真矢は待っていましたと言わんばかりに彼の口の中に舌を突っ込んだ。
「んん! ん! じゅるじゅる、んく! れろ、ちゅぅ……んん~!」
仁が口付けをすると、真矢は木に付いていた手の片方を彼の首に回し、体を固定して彼とのキスに集中できるようにした。おかげで仁は彼女の胸が揉みやすくなる。
同時に秘所を責める手も激しくなった。既に彼女が最も感じるところは把握しているので、仁はそこを重点的に責め続ける。
「んん! んぐっ!? んん~!! ふ、ん! ふは、んきゅ! ひふ! ひっひゃう!!」
絶頂が近い事を仁に知らせる真矢だったが、口を塞がれている為言葉では分かり辛い。だが彼女の体の反応から絶頂が近い事を察した仁は、突っ込まれた真矢の舌を甘噛みしながらGスポットを強く引っ掻き同時にクリトリスも刺激した。
その瞬間彼女は絶頂を迎え、秘裂からは大量の潮を噴き膝ががくがくと振るえる。
「んんん~~~!!!! ん! んん! ん、ふ……」
一頻り真矢が絶頂の快楽を堪能して、落ち着いてきたのを見ると仁は彼女から口を離した。2人の口の間に唾液が銀色の橋を作りぷつりと途切れる。
「はぁ! はぁ! ん、は……仁くん、次は…………」
真矢に変わり表に出てきた亜矢は、快楽の余韻も冷めやらぬままに浴衣の裾を上げて秘所を露出させる。愛液でべとべとになったそこは、近くに置いたランタンライトの光に照らされてらてらと光っている。
「ここに……来て……」
秘所を露出させ仁を誘う亜矢。最初こそ渋っていたが、一度始めてしまえば彼女は積極的だった。
仁は誘われるままに逸物を取り出すと、濡れぼそった亜矢の膣に突っ込んだ。
「んあぁぁっ! き、来たぁ! 仁くんの、太いの……入っ、て――!」
亜矢は快楽に打ち震える。顔を蕩けさせる彼女に、仁は彼女の腰を両手で掴む。
「動くよ、亜矢さん?」
仁の言葉に亜矢は何度も頷く事で答えた。既に軽く絶頂しているのか、言葉を返す余裕もないらしい。
そんな彼女の膣内を仁が抉った。
「あっ! んあっ! あふっ! んんっ! んっぐ!」
一突きごとに亜矢の口から喘ぎ声が零れ、膣内が蠢き仁の逸物をしごく。それが仁にも堪らない快楽を与え、さらに責めが激しくなる。
「あっ! あんっ! くぁっ! あ、いい! 仁くん、気持ちいい! あぅっ!」
快楽に喘ぐ亜矢の姿と、腰から伝わる快楽を堪能していた仁。
その時、亜矢と同じく仁から与えられる快楽に喘いでいた真矢がこちらに近付いてくる人の気配に気づいた。
【ファッ! あふっ!――――ッ!? 亜矢、誰か来るッ!!】
「ぇあ? えっ!? ん゛ん゛っ!?」
最初真矢の言っている事の意味が分からない程思考も蕩けていた亜矢だったが、彼女の言葉の意味が頭に染み込んだ瞬間一気に冷や汗が噴き出し慌てて口を噤む。
だが接近する人の存在に気付いたのは亜矢と真矢だけで、仁は気付いていないのかそのまま彼女に腰を打ち付けた。
「んんっ!? ん゛んんっ!? じ、仁くんっ!? ちょっと、待って――!?」
「ん?」
「人ッ!? 誰か、来てますから――!」
腰を打ち付けられながら何とか絞り出した言葉に、仁も状況を理解し足元のランタンライトを蹴りで消した。途端に2人の姿は闇に覆われ誰からも見えなくなる。
耳を澄ませば、確かに近くの道を誰かが歩いてくるのが聞こえた。話し声から察するに、人数は3人ほどだろうか。恐らく2人と同じく祭りを楽しんだ者達だ。
流石に見ず知らずの他人に野外での情事を見られる趣味は無いので、仁も一度亜矢への責めを中断して人が通り過ぎるのを待とうとした。
しかし――――――
「んっ、んあっ、んぃい……んく……」
仁はまだ
その姿に仁は劣情を感じずにはいられなかった。羞恥と快楽の間で揺れ動き、自分を必死に抑えようとしている彼女の姿は仁の雄としての本能を刺激した。
「動くよ、亜矢さん真矢さん」
「――――え?」
最初仁の言った事の意味が分からなかった亜矢だが、彼の言葉の意味を即座に理解した真矢は彼が動く前に亜矢の代わりに表に出て全力で口を噤んだ。
次の瞬間再びピストンが再開され、彼女の中で快楽の嵐が巻き起こった。
「ん゛ッ!!??」
段々と近付いてくる人の気配を前に、仁は構わず腰を打ち付ける。それでも音が立たないようにと一応気を付けてはいるようだが、突かれている真矢にとっては関係ない事であった。
「んっ!? んんっ!? んぐっ!? ん゛ん゛ん゛ッ!?(やっ!? 仁君、お願い待って!?)」
【あっ!? あひっ! ひぁっ!! ま、真矢ッ!? 仁くん止めさせてッ!?】
「んんっ! んーっ!!(そんな事、言ったって――!?)」
素早く真矢が表に出て口を噤んだのは英断だったが、表に出てしまった事を彼女は後悔した。主導権を握ってしまったら、声が出ないようにしなければならない。内面に居れば亜矢の様に声を抑える必要もないのに、自分は必死に抑えなければならないのが今の彼女には辛かった。
真矢はうっかり声が出てしまわないようにと、片手で口を押えながら後ろの仁を振り返り、視線で止めてくれと懇願した。しかし視界に映るのは暗闇のみで、仁の姿は殆ど見えない。
「ん!? んっふ! んーんー!!(お願い待って! 声出ちゃう! 出ちゃうから!!)」
【んあっ! あぁっ! 何、これ!? 気持ちいい! きもちいいよぉ!!】
目に涙を浮かべて頬を紅潮させながら声を抑える真矢に対し、亜矢は思う存分嬌声を上げていた。人が頑張っているのにと不満を感じつつ、真矢は声を押さえる事に全力を注いだ。
「――――でさ、――は――」
「うん――――だよね――――」
「――ッ!?!?」
とうとう声が聞こえる位に近付いて来た人の気配に、真矢が目を見開き歯を食いしばる。こんな所を誰かに見られるなんて冗談じゃない。
近付いてくる人たちの声は当然仁の耳にも届いている筈だが、彼は真矢への責めを止める気はないようだ。寧ろ先程よりも激しさを増している。腰がぶつかり合う音と湿った音が、近付いてくる人たちの耳に入らない事を真矢は快楽に霞む思考の中で願った。
【んあっ! あっ! もうだめ、イク! イっちゃう!!】
「んん! んんん! んんー!!!」
力強く仁に腰を叩き付けられ、遂に真矢の身体が限界に達した。快楽のボルテージが降り切れ、彼女を絶頂へと導く。
【んあぁぁっ!! イク! あぁぁぁぁぁぁぁ!!】
「ッッッ!!!!????」
亜矢が激しく嬌声を上げる中、真矢は全力で声を押さえる事に力を注いだ。快楽で思考が蕩けそうになるのを必死に堪え、全身に力を込めて声が出てしまわないようにした。
その結果、膣内も強烈に締め付けられる事になった。
「うぁぁ、すご――! くぅぅっ!!」
逸物を締め付けられ、激しい快楽が仁の全身を伝わる。快楽は全身を巡った後股間へと集まり、精となって吐き出された。
【あはぁぁぁぁっ! あつい! あついのいっぱいきたぁ!!】
「ッ!? ッ!!?? ッ!!!!!???」
吐き出された精液が子宮の中を満たす快楽に更なる絶頂が真矢を襲う。亜矢の嬌声が脳裏に響く中、真矢は呼吸すら止めて歯を食いしばり全身全霊を持って声が出ないように踏ん張った。
どれ程の時間が経ったか、仁の吐精は終わり同時に真矢の全身を駆け巡っていた快楽も落ち着いた。その頃には通行人も遠くへと通り過ぎており、2人の周囲は再び静寂へと包まれた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
今までに感じた事のない快楽に、仁は亜矢を後ろから抱えながら木に手をついて大きく呼吸をした。真矢を抱きかかえているのは、そうしないと彼女がそのまま崩れ落ちてしまうからだ。絶頂が過ぎた後、彼女が脱力したのを感じたのである。
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ…………はぁ、はぁ、はっ……はっ……」
全力で快楽を押さえつけた真矢は、目に見えて消耗している。流石にやり過ぎたかと仁は心配になり、背後から声を掛けた。
「真矢さん?」
仁の声に、真矢は胡乱な目で背後を振り返った。焦点の合わない目が仁の目と合う。
「仁、君……はふ、んちゅ……れろ」
目が合うなり、真矢は先程まで口を押さえるのに使っていた手を仁の首に伸ばし、腕を回して引き寄せると貪るようにキスをした。
「んん、ちゅぅ……れろ、ちゅぱ……はぁ……ねぇ仁君、もっと……もっとぉ」
真矢は一度キスを中断すると、紅潮した顔で仁に懇願した。
「も、いいよね? 我慢、しなくていいよね? 私、頑張ったから……今度はもっと、仁君を感じたい」
「……いいよ。でもどうせだから……亜矢さん、交代しよう」
「ん……はい、仁くん。真矢、今度は真矢がいっぱい気持ちよくなって」
亜矢は真矢の人格を内側に引っ込め、自分が表に出た。これなら真矢がどれだけ激しく嬌声を上げようが、亜矢以外の耳には入らない。
準備が出来たのを見て、仁は亜矢の片足を掴んで肩に担いだ。亜矢は片手を木に、片手を仁にかけて体を固定した。
「それじゃ、いくよ」
返事を待たず仁が再び腰を振った。不安定な体勢ながら、亜矢は膣内を突かれ子宮口をノックされる快楽に身を震わせた。
「うあっ! 仁く、これ、すごい! さっきより、深く、んあぁ!」
【あぁぁっ! んあぁ! しゅごい! しゅごいのぉ! 仁君のが、奥まで届いてぇ!】
仁に突かれる度、肩に担いだ亜矢の足が跳ねる。その拍子に下駄が彼女の足から落ちるが、2人はそれを気にもしない。
仁からの激しい責めに、亜矢の浴衣は半分ほど脱げて上半身が剥き出しとなっている。露となった胸は仁に突かれる度大きく揺れ、月明かりでシルエットしか見えないが仁の劣情を刺激した。
もっと亜矢の乱れる姿を見たい。もっと亜矢の蕩けた顔を見たい。もっと亜矢を深く愛したい。
そう思ったら、仁は一度腰の動きを止めると亜矢の背中に手を回して抱き上げながら彼女の体を回転させて正面から彼女と向き合う様にした。所謂駅弁スタイルである。
同時に、少しでも彼女の事が見えるようにと先程消したランタンライトを蹴りで再び点けた。下からの明かりが、亜矢の姿を浮かび上がらせる。
「うあっ! じ、仁くん、これ――――!」
「もっと見せて……亜矢さんと真矢さんのエッチな所……」
そのまま仁は亜矢と向き合う形で腰を振った。先程よりもダイレクトに亜矢の体重が仁に圧し掛かる事になるが、亜矢の乱れる艶姿を前にそんなものは全く気にならない。寧ろライトの明かりで下から照らされる亜矢の蕩けた顔や揺れる胸に、仁は疲れも忘れて我武者羅に彼女を下から突きまくった。
「ひゃうっ!! うあっ! じ、仁く、すご! ふか、深くてぇ……凄いぃ!」
【んにゃぁっ!! あくぅっ!! しゅご! きもちぃぃ!! もっと! 仁君もっとぉ!!】
仁に突かれて、亜矢と真矢は激しく乱れた。
【亜矢、一緒! 一緒にぃ!!】
「う、うん! 仁、くん! もっと、愛して! 私と! 真矢を! もっと愛して! あふっ!!」
口の橋から涎を垂らし、目尻をとろんと下げながら亜矢が懇願する。その顔を見て仁は居ても立ても居られず彼女の口に貪るようにキスをした。
「亜矢、真矢――!」
「んむっ! ん、ちゅ……んく、うん!!……れろ、じゅる……んく……んん! れろ、ちゅぱ……ちゅぅ……んふ! んむぅっ!」
仁の舌が亜矢の口の中を嬲り、舌を弄び、唾液を交換した。膣内を突かれる快楽と口の中を蹂躙される快楽に、亜矢は自らも舌を仁の口の中に入れ負けじと彼の口の中を嘗め回した。
互いの口の中を堪能し、2人はどちらからともなく口を離した。濃厚な唾液が2人の口の間に銀色の橋を作り、途切れた唾液が亜矢の胸に落ちる。
キスを止めて腰の動きに集中できるようになったからか、仁の腰の動きが激しくなる。亜矢は振り落とされないようにと、仁の首に腕を回して彼にしがみついた。
「あ! あん! じ、仁……きもちいぃ! しゅき、だいしゅき!」
「亜矢! 真矢!……くぅ!」
至近距離に近付いた亜矢の蕩けた顔と押し付けられた胸の柔らかさに、仁は逸物が熱くなるのを感じた。
仁の射精が近くなってきた事を亜矢も感じ取った。
「あふっ! んあっ! あぁん! だ、出すの? ねぇ出すの?」
「ん! あぁ、そろそろ……限界だよ」
「くぁ! だ、出して! 仁の、あついのぜんぶ、わたしのなかに! うけとめる! ぜんぶうけとめるからぁ!」
快楽で意識が朦朧としているのか、焦点がやや合わない目で懇願してくる亜矢。真矢と精神が高レベルでシンクロしたのか、表に出ているのがどちらなのか判断できなくなった。つまり、それだけ2人は仁を求めてくれているという事だ。
仁はこの状態の亜矢が好きだ。勿論普段の亜矢と真矢の事も大好きだが、今の状態の彼女は文字通り仁の全てを受け止めてくれる。自分の全てを優しく、温かく包んでくれる彼女が、仁は堪らなく愛おしい。
その気持ちを表現するように、仁は亜矢の頭を優しく撫で、彼女の額に浮かんだ汗を優しく拭った。
「分かった……それじゃ、いくよ。亜矢、真矢」
「うん……きて、仁」
仁の言葉に亜矢が力の抜けた笑みを浮かべる。そんな彼女に仁はキスをすると、そこから一気に激しく腰を振った。
「ん! んんん! んんんんんんんん!!!!」
激しい仁の動きに、亜矢が仁の体にぎゅと抱き着く。膣肉が抉られ、Gスポットが刺激される度に結合部からは溢れる愛液が最初に出された精液と混ざって噴き出した。
「んぎゅ! んぐ! んん! ん! ん! ん!」
絶え間なく響く快楽に、亜矢は絶頂しっぱなしだ。真矢と精神がシンクロした事で、相互に快楽が響き合い相乗効果で二倍どころか二乗に膨れ上がった快楽が亜矢の意識を焼く。
飛びそうになる意識を、しかし亜矢は真矢との2人分の精神で堪えた。今は耐えるのだ。一番気持ちいいのはこの後だし、何より今意識を失っては彼が心から気持ちよくなれない。
自分の気持ちよさ以上に、彼に気持ちよくなってもらいたい一心で亜矢と真矢は2人で手を取り合い、焼き切れて途切れそうになる意識を繋ぎ止めた。
「ぷはっ!」
「
「う、うん! ちょうらい! 仁の、あちゅいの、ちょうらいぃぃ!」
そして遂に、仁が限界を迎えた。それを宣言すると、亜矢は仁の腰に絡めた脚と背中に回した腕に力を入れて仁の射精を受け止める準備をする。同時に膣肉も締まり、子宮口も下がってきた。
それを察したかのようなタイミングで、仁の鈴口から熱い白濁液が亜矢の中に放たれた。追加で放たれた精液が、最初に子宮を満たした精液を押し流して結合部から溢れ出る。
「んああああああぁぁぁぁぁっ!!!!」
子宮を仁の精液が満たす感覚に、亜矢が体を仰け反らせた。豊満な胸が大きく揺れ、汗が飛び跳ね足元のランタンライトの明かりに照らされキラキラと光る。
「あ――! あ、ぁ……ん、あふ…………はぁぁぁ――!」
亜矢は絶頂の余韻で身を震わせ、それが過ぎると脱力し彼の体に寄り掛かった。膣内にはまだ彼の逸物が刺さったまま、彼女は意識を失う一歩手前までいっていた。
仁はそんな彼女から逸物を引き抜くと、はだけさせた浴衣を直してやり木に寄りかからせる。流石に彼女を抱きかかえたままでは、自分の身なりが直せない。
二度亜矢の中に射精し満足したのか、硬さを失って萎えた逸物を仕舞いながら仁は木に寄りかからせて休ませた亜矢を見た。
一応胸元は隠させたが、首筋や額を汗で濡らし肩を大きく揺らしながら頬を赤く染めて息をする彼女の姿は非常に艶やかだ。しかも膣からは二度に渡って出した仁の精液を逆流させている。ハッキリ言って煽情的に過ぎる。思わず息を呑まずにはいられない。
(っと、我慢我慢……)
流石にこれ以上は亜矢の体力も持つまい。それ以上にあまり帰りが遅くなると、祖父母達が心配してしまう。
祖父母と言えば、この情事で汚してしまった浴衣はどうしよう。浴衣は洗濯機で洗えるんだったか?
「…………ま、帰りながら考えるか」
仁は気持ちを切り替えると、とりあえず亜矢に下着を穿かせ背中に背負った。このまま亜矢を背負ったまま帰り、彼女には風呂に入ってもらい浴衣は祖父母にバレない内に洗ってしまおうと決めた。
帰りの道中、ある程度休んで体力の戻った亜矢が仁の耳元で囁いた。
「仁くん……どうでしたか? 私の浴衣姿?」
「ん……似合ってたよ。凄く……」
「ふふっ…………。向こうに戻ってからも、仁君がしてほしいならいつでも浴衣着て相手したげるからね」
真矢がそう言って仁の首筋にキスをした。彼女が自分にキスマークを付けた事に気付き、仁は小さく笑みを浮かべると楽しみにしていると一言告げ、そのまま彼女を背負って祖父母の家へと帰っていった。
因みに、問題なく祖父母の家に帰った仁と亜矢は、彼の当初の予定通り祖父母に遭遇する前に彼女を風呂場に放り込み浴衣は即行洗濯機で洗う事に成功した。
祖母はそれを普通に仁が後片付けなんかをしてくれたと思ったようだが、祖父の方は何かに気付いたのか祖母に気付かれないように仁に近付くと、小さな声でこう言った。
「曾孫が出来るのを楽しみにしてるぞ」
感づかれた事に仁が思わず目を見開く中、彼の祖父はほっほっほっ、と笑いながら彼から離れていくのであった。
読んでいただきありがとうございました。
仁の母方の実家は千葉の館山にあると言う設定ですが、これは私が正にそうだからイメージしやすかったからに過ぎません。
前書きでも書きましたが、活動報告の方でレイトショーの内容にリクエストの募集を始めました。興味のある方は是非どうぞ。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=263314&uid=16132
執筆の糧となりますので、感想その他よろしくお願いします!
次回もよろしくお願いします。それでは。