誠深学院高等学校 1年生 橘大喜
俺のつるんでた友人グループと“偶然”の縁で繋がった女子グループの中に小幡がいた。よくある話だと思う。
知り合ったばかりのころから、なんかイイなって思ったけど、そう思った男子はきっと俺だけじゃなかっただろうな。小幡は優しい性格をしていたし親しみやすい女の子だったから……というのもあるけど、なにより可愛かった。
中3の頃になると可愛いのに加えて、グンっと色っぽくなった。
体つきが女っぽくなってたし、制服ごしでもわかるくらい、すくすくと育った胸はホントに堪らなかった。プール遊びに行ったとき、こっそり写した水着写真は、オナニーにもう何度使ったのかわからない。
で、中3の夏。これまた“偶然”だった。俺だけが小幡の進路志望用紙を見てしまった。
誠深学院高等学校……いいとこの私立高校だ。オレの通っていた中学は、地元の公立高校に進学するのが当たり前で、それはもちろん、俺たちのグループも当てはまってた……はずだった。
“偶然”だ。
俺は、小幡と結ばれるための絶対的な偶然、その“運”を、だれよりもガッシリと掴んでいる……!
高校に入ってひと月も経たずに、急激に縮まりつつある関係。全部全部、オレのためにお膳立てされていたかのようだ。
だれよりも小幡との“運”に恵まれている、この俺だから“
この“男”は、小幡に近づけても――まったく“問題ない”ってな。
◇ ◇ ◇
「……だれだお前? 俺か小幡になんか用かよ」
「ぐひひっ、小幡さん、僕と同じクラスだったんだ。ぐひっ……やっぱり……か、かわいいね。今日の昼休みは君にしようかなぁ」
見るからに冴えないデブ。どうもクラスメイトの“田中はじめ”とかいうヤツらしい。
小幡を見定めるような目で見ていたから、まさかコイツも小幡狙いなのかと一瞬勘ぐった。……が、どこからどうみても女に好かれそうもないブサ男。恋愛なんてものとは、一生無縁の人間だろう。
なんの用で昼休みに小幡の席までやってきたんだこいつ……小幡に目配せをしても、全然検討がついていなさそうだったが……。
俺に電流走る――――!
(――ッ!? これって、まさかあれか。小幡の好感度を稼ぐ“イベント”か!??)
田中が小幡にウザ絡みをしてきたら、俺が小幡を
コイツを餌にして、俺は小幡から感謝の気持ちをゲット……!!
あとの雰囲気次第をうまくやって、交際を始めるキッカケを掴む……みたいなの!!
まじか。そういうことなのか!?
“田中はじめ”は次の関係に進むための“踏み台”ってことなのか!?
「橘くん、それだと、すごんでるみたいで話し方が怖いよ。……田中クンだよね? なにか私に用事なの?」
「うん、そうなんだ。……これ見てよ」
そういいながら田中のヤツは、自分のズボンのジッパーを下ろして、ボロンッと醜いチンポを取り出した。
「きゃっ!!?」
「……おま! ……えーっと、田中……おまえ、急にチンポ出すやつがあるかよ。小幡が驚いてるだろ」
「ははっ。目の前で急にごめんね、小幡さん。でも、ほら見て……」
自席に座っていた小幡は、田中のどギチいチンポ、ばっちり目の前“モロ”見え。そりゃ驚くってものだろう。
小幡、めちゃくちゃ赤面している。……しかし、コイツ、ガチガチに勃起してやがるな。
「……もしかして、田中クン。すごい……その、勃起してるってことだよね……?」
「ぐふっ、正解。全然収まらなくて困っていてね……。よかったら、小幡さんにシコるの助けてほしいなって」
「え、えぇ?! ……そんなことやったことないから、上手くできないと思うよ? ……どうするのか教えてくれたら、やるだけやってみてもいいけど……」
「ぐひっ、じゃあね、まず、僕のチンポを手で握ってみて……」
田中のチンポはかなり濃厚な精臭で満ち満ちていた。
……そういえば、3限目の間に津島理奈を見ながらオナってたの、コイツだっけ。まだ溜まってるってことか。
運がねぇよなぁ、小幡も。昼休みにこんなヤツのシモの世話をするハメになるなんてよ。さすがに俺も、こんな間抜けな話じゃ、すっかり白けちまった。
激臭漂う田中のチンポを小幡のきれいな手がそっと掴むと、シュッ、シュと慣れない感じで扱き始める。
「はぁ、イイ……イイよぉ……小幡さん……はぁはぁ」
「あっ、田中クンのおちんちん、ビクビクしてる。どう? いいのかな?」
(ごくりっ……うっ。なんで、興奮してんだオレ。田中のキモいオナニーだろ?)
小幡の手コキが相当イイらしい。田中は、腰をヘコヘコ動かしていた。
チンポの先から透明なガマン液がどんどん出て、シュッシュと扱く乾いた音が、ヌチャヌチャと粘り気を含むようになっていくと、次第に田中の腰の動きも荒々しくなってきた。
「
「た、田中クン、ま、まって、あっ……んぅ!?」
嘘だろ!? 田中のヤツ、射精する瞬間、小幡の頭を両手でつかんで、自分のチンポを小幡の口の中に無理やりブチ
びゅるっ! びゅるっ! びゅ、びゅるるるっ!
「で、
「んっ、んう! んっ! う………けっほ、うびゅっ! んっ!」
田中の
一方の田中はと言えば、小幡をフォローするでもなく、だらしなく緩んだ醜い笑みを浮かべて小幡の頭をカクカクと揺すって余韻を楽しんでいるようだった。
「小幡さん……よ、よかったよ……も、もうちょっとだけいいかな?」
「っ!? 無理、ちょっ、待……っ!」
「……はぁ、もう昼休み終わっちまうジャン。授業始まるし、オレ先に席戻るわ」
せっかくの昼休みが、田中の下らない用事のせいで、無駄につぶれてしまった。
小幡との進展はまた次だな。焦らない、焦らない。
なんたって、俺の高校生活はもうゴール目前だしな。小幡みたいな、最高にエロかわいい彼女ができちゃったら……これから楽しみすぎるだろ――!
「うひ! うひっ!」
昼の授業が始まっても、小幡は田中の世話が終わらないみたいで大変そうだった。
しかし、田中は異様に性欲の強えーヤツだな。
なんでまぁムダに勃起させてんだか。どうせ誰ともセックスすることなく終わるくせによ。
……笑える、ククッ。
どういうわけかこの時の俺のチンポは、勃起していてズボンにテントを張っていた。
昼食を食べて血の巡りがよくなっていたのだろうか。
机の背面に押しつけると、金属のひんやりとした感触が気持ちよかった。