HEROS OF HONEY LAND OMNIBUS 作:地水
時間軸的には少し先の未来のお話。
見知らぬキャラの名前や、先に登場しているキャラの関係性にネタバレがありますので、お気をつけてください。
季節は夏、とある海での話。
―――それは、とある夏の日の事。
日差しの激しさが増すばかりの午前中にて、賑わうのは海水浴へ来た人々。
白い砂浜と青い海が視界に広がる中、二人の男女は寄り添いながら眺めていた。
「うわぁ、すんごい人の賑わいだな」
「はぐれたら大変そうだね。手を繋いでいこう」
灰色のパーカーにボードショーツの黒い水着姿の一登と、赤と白を基調としたビキニを見に纏う優奈。
二人の高校生カップルは東京・頼打地区から離れ、有名な観光スポットであるビーチへと足を運んでいた。
事の発端は悠二から『海に行く旅行』の計画を企てられて、一登と優奈が言い渡された。
本来ならお客の書き入れ時でもある喫茶店NewAmigoからはなれるわけにはいかなのだが、悠二から『せっかくの夏だ、行ってこい』と言われ、今に至る。
……一登的には、優奈の美しく瑞瑞しい水着姿の見られて、嬉しく思うのだが。
「……」
「どうしたの? 私の恰好変かな?」
「俺の可愛い彼女がナンパされないか心配なんですよ。優奈さん」
「もう、なによそれ。心配しすぎよ。君以外に靡かないし、逆に君の方が女の人にナンパされるからね」
「ええ!? 俺、心配される側なの!?」
「だから私が君と一緒にいます。そこ、忘れないでよね」
眉を顰めながら優奈は一登の腕にしがみつくと、わざとらしく両胸に挟み込む。
豊かな双乳に挟まれて柔らかな感触が腕に伝わり顔を赤くする一登だが、優奈にしっかりしがみ付かれて逃げ場がない。
顔を赤くする一登にも気にせず、優奈はそっぽを向くと、海の方へと引っ張っていく。
「ちょっと優奈さん、当たって、当たってますから!?」
「いいの! 一登君だってこういうの好きなんでしょ! ほら、泳ぎにいくよ!」
「ちょっ、せめて人前では……ちょっとー!?」
意外にも強い引く力になすすべなく、一登は優奈に連れていかれるのであった。
時間は10時10分……日差しは強く、昼頃にはまだまだ遠い時間であった。
~~~~~
その頃、近くに併設された海の家・電光石火。
まだ昼前にも関わらず賑わっているそこでは一登達がよく知る人物達が働いていた。
「注文! 3番テーブル焼きそばセット二つとビール二つ! 急いで!」
「5番テーブルのラーメンお待ちどう! 吾郷、任せた!」
「あいよっと! ほーら、あつあつだぁ!」
店内では注文を伺う里子、厨房に立つ心矢、料理の品物を運ぶ改。
その傍らでは屋台にてカキ氷を作る蒼汰と、焼き鳥を作る有栖の姿があった。
「た、大変だなぁ。って有栖、大丈夫? 顔がよくないように見えるけど」
「大丈夫です。熱中症になんかになってはいません」
「ああ、一登が優奈と一緒にいるのが気に入らないのかい?」
「だって私達が必死に汗水流して頑張ってるのに、あの二人だけ遊んでいてズルいじゃないですか!!」
天然の氷塊をカキ氷機で削っていく蒼汰に対し、ぶつくさ言いながらも器用に焼き鳥を作り上げていく有栖。
何故彼らがここにいるのかというと、二人でやってきた一登と優奈を追いかけるため、改の伝手で住み込みの短期間バイトとしてこのビーチにやってきたのだ。
今、海の家にいる吾郷達以外にもメンバーはいるのだが、彼女らは呼び込みや宣伝の方で行っているためこの場にはいないのだ。
熱々の鉄板に置かれた茶色のソースを白い麺に絡ませながら焼きそばを作る心矢の横で、空の器を片付けにきた改が戻ってきた。
「へぇーへぇー、しっかし一登のヤツ。我がライバルながら可愛い子達に思われてるなぁ。幸せ者めぇ」
「だけどアイツは優奈一筋だぞ。報われないのは確かだ」
「ま、それは言わないお約束っすよ。紅道先輩」
「まあな……ところで、今回働きに来たメンバーは?」
「えっと、俺に先輩、それと蒼汰に有栖に里子、あとは外の方にいるであろう後輩達5人だな」
「一人は一登のほうじゃないとして、残りは大変そうだな」
こげ茶色の光沢を輝かせたソース焼きそばをヘラで器用に器へ注ぎながら、心矢は焼きそばの器を改へと渡す。
それを受け取った改は再び人々が賑わう客席へと向かっていった。
一方で蒼汰はイチゴのシロップをかけたカキ氷の注文客へと渡し、ヘルプに入った里子が備え付けられていたレジスターを操作してお釣りを渡す。
「まいどありがとうございましたー!」
「しっかし、今日はお客さん多いねぇ。なんでだろう?」
「こっちが聞きたいくらいよ……こんなに忙しいならあいつらを探しに行けないじゃない」
「あはは、気になるのもわかるけどもさ。今はお勤め頑張ろうね」
里子が思わず口にした"願望"を耳にしてしまった蒼汰は苦笑いを浮かべながら諭す。
流石にそこまで子供じゃないのか、ため息をつきながら里子はバイトの仕事に戻る。
有栖は両手に焼き鳥を炭火で焼きながら、思わず叫んだ。
「一登、優奈、早く海の家にきなさーい!」
~~~~~
ビーチの渚へと踏み入れた一登と優奈。
先に入っていった優奈はパシャパシャと押し寄せる波飛沫を脚で蹴飛ばしながら、笑い声を上げていた。
「ほらほら一登君も入って!」
「そうは言っても海は逃げませんよ……っと」
一足先にはしゃいで遊ぶ優奈の元へ、パーカーを脱いで海へと浸かる。
冷たい感触が足に伝わる中、一登は一人はしゃぐ優奈の元へと向かう。
「お待たせ、どう? 海のご感想は?」
「すっごい楽しいよ。海なんていつ以来だろう……冷たくて気持ちいいし、なによりキミと一緒に来れるなんて、幸せだなぁ」
「おいおい、まだ始まったばかりですよ。優奈さん」
久方ぶりの海にやってきたことに喜びの表情を浮かべる優奈と、笑顔を綻ばせながら彼女へ手を差し向ける一登。
二人の手は繋がり、共に踝から膝まで浸かるほどの深さへと足を進め、そこで海水を浴びせあいを始めた。
「ほらほら! 一登冷たいでしょ!」
「冷たいのはわかってるって、うぉ!?」
優奈がかけてきた多くの海水が一登の顔へと降りかかる。
口の中に入った海水の塩辛さが広がり、ぺっぺと吐き出しながら一登は両腕を海へ浸からせ、おもいっきりかけた。
「お返しだ!!」
「きゃっ!? やったわね、だったら私も! てーい!」
互いに冷たく冷えた海水を掛け合い、海を堪能する一登と優奈。
海で戯れる事なんて生まれて初めてな二人は胸の内を楽しい気持ちへいっぱいに満たされていく。
―――そんな時だった、二人に強い波が迫ってきたのは。
「えっ、きゃっ!」
「優奈! 手を出せ!」
強い波によって足を掬われた優奈、波にさらわれようとした彼女の手を引くのは一登。
だが、思ったより波の力が強かったのか優奈の手を掴む一登までもが海へと引きずりこまれてしまう。
一登は波に流される優奈を離さないと、彼女の身体を無理やり抱き寄せる。
そして先程いた場所から少し海の方へ一登は優奈と共に海面から顔を出す。
自分たちがいた場所と砂浜の見える距離からどうやら沖まで流されてはいない……そう思った一登は優奈に顔を向ける。
「優奈、大丈夫か……」
「ま、待って! 離れないで!」
「へっ? うぉっと!?」
一登が言い切る前に、優奈の腕が一登の身体を回して抱きしめられ、その身を力強く寄せた。
形だけ見れば愛の抱擁、いきなりの彼女からの熱い愛情表現に驚いているのだが、そこでとある違和感に気付く。
胸に押さえつけられた優奈のたわわな胸、それがしっかりとした触感で伝わってくる。
しかも胸板にて感じる柔らかくもしっかりとした二つの突起物……不覚にも一登はそれを知っている。
何かを悟った一登は顔を真っ赤にしながら周囲を探ると、海面に漂う白い布のようなものがあった。
―――もしかしなくても、優奈の身につけていた水着だ。
「ゆ、優奈!? 上、ないのか!?」
「言ってる暇あったら拾って! このままじゃ地上にすら上がれないよ!」
「あ、ああ……!」
耳まで真っ赤になった優奈に言われ、一登は彼女を抱えたまま海面を泳ぐ。
そして、何らく海面を漂っていた水着を掴み、回収に成功すると優奈に再び身につけようする。
しかし優奈はしっかりとしがみ付いており、なかなか離れようとしない。
どうしてかと疑問を持った一登は訊ねた。
「優奈、いったん離れてくれないか?これじゃあつけられない……」
「やだっ! だ、だって……見えちゃうよ」
「見えるって……そんな、優奈の裸なんてこれがはじめてじゃないし」
「それでも恥ずかしいよ! キミに見られるのはドキドキするもん……!」
瞳を潤ませた上目づかいの優奈、そして彼女の胸元から見える、たわたに実った乳房とその先端に桃色の乳首。
その艶めかしくも愛らしい姿に一登の加虐心とが疼き、下半身に熱と力が籠る。
盛り上がった分身が優奈の局部に当たり、可愛らしい悲鳴を上げた。
「きゃっ!? かかか一登君、し、下に……硬いものが当たってるんですけど……!」
「しまっ、その、ごめん! 優奈のその、はだけた胸が見えて……!」
「そ、それはそれで、その……もう! 怒るに怒れないじゃない……ひゃっ!?」
自分自身の股の間に盛り上がった一登の分身に優奈は悲鳴を上げた。
水着越しでもわかるくらい盛り上がった彼の逸物が優奈の股に当たって擦れる。
何とも言えない歯痒い触感に耐えながら、一登は優奈に水着をつけようとする。
「優奈、ちょっと失礼……」
「あんっ、む……胸を触らないでっ……キミに触られるとっ……」
「い、色っぽい声出すなよ……ほ、ほら、もうすぐだから」
優奈の柔らかかい乳房に触れながら、一登はぎこちない仕草で彼女の水着を付けた。
途中、零れ落ちた乳房を手で戻しながら、水着の位置を整えた。
やがて二人離れないまま泳いで砂浜まで戻ってきた一登と優奈。
先に上がった優奈は足早に一登が脱ぎ捨てたパーカーを広い、すぐさま持ち主である一登へと渡した。
「一登君、こっち……人気がいないところへいこう」
「えっ、なんで」
「そ、それは当然でしょ……君のそれを人に見られたら」
優奈が顔を赤らめながら指摘された物に気付き、咄嗟にパーカーで下の『盛り上がったテント』を隠す一登。
優奈に少し強引に手を引かれながら、二人は人混みから離れ、近くの岩場へと足を運んだ。
岩場に辿り着いた二人は物陰になるような場所を見つけると、まず腰かけになる岩へ一登を座らせる。
そして優奈が一登の股の間に座ると、彼の水着をずらし、いきり立った逸物を取り出す。
いつも事に及ぶ時は薄暗いことが多いが、今回は日に照らされているために可愛い顔して男らしい男性器がよく見える。
まじまじと見る優奈に、気恥ずかしそうに一登は訊ねる。
「……なんですか、そんなにまじまじと見て」
「こんなかわいい顔して、下半身にこんな凶悪なのをぶら下がっていて、毎回私をイかせてるって思うと……なんか、カチンとものがあります」
「それはその、不可抗力とうものがありまして……あぁっ!?」
「はむっ……ちゅっ、じゅる、むふん」
一登の言い訳も聞かず、優奈は口に含んで舐め始める。
仮首の裏へ舌を這わせ、じっとりと舐めとっていく。その度に一登の顔が歪み、そして快楽が染めていく。
悶える一登の様子を見て、優奈は内心愉しんでいた。
「むぅ、ちゅぷん、ぺろっ……」
「優奈っ、お前……愉しんでるだろ!」
「
「まっ、あっ、喋ったら、……やばっ」
一登の男根を加えたまま喋る優奈。口腔の中で唇と舌に優しく愛撫する快楽に一登は身悶えする。
柔らかな唇と、這わせる舌によって一登の逸物は軽く弄ばれていた。
暫くフェラチオによる水音が岩場にて響き渡り……やがて、一登の男根が脈打つ速度が上がっている事に優奈は直で感じていた。
名残惜しいように口から放ち、唾液でできた銀色の糸を落としながら、手コキをしながら妖艶な笑みを浮かべていた。
「ふふっ、一登君。可愛いなぁ……こんなになってくれて。」
「優奈……俺、もう……」
「うん、いいよ。だしたいよね? 私が全部、受け止めてあげるよ……はむっ」
快楽に魘されている一登の顔を見て、口元を笑みで歪ませながら優奈は彼の男根と再び口の中へと含む。
膨れ上がった一登の欲望が今にも吐き出さんと震えているのを嬉しく思いながら、舌と唇で愛撫を続ける。
やがて力強く跳ね上がった途端、一登は限界を達した。
「優奈……ああああっ!!」
「……ッ!!(来た、一登君の……!)」
一登の分身から吐き出された白濁とした体液が一気に優奈の口腔へと流れ込む。
苦々しい味が広がる中、優奈は一滴たりとも零さないように受け止める。
ビクリビクリと跳ねる男根から放たれる精液を、優奈は献身的に飲もうとする。
「ゆ、うな……」
「んんん……ごくっ……一登君の、濃厚だなぁ。味は苦いけど、君のならいやじゃないよ」
一登が放った精液を口の中で味わいながら、優奈は喉を鳴らしながら飲み干した。
口から流れ落ちようとした白濁液を指で拭い、白い指で舐めとっていく。
その齢16ながらも漂わせる扇情的な雰囲気に、先程吐き出した一登の肉棒は再び硬さを取り戻していく。
上へと反り返っていく様子の逸物を見て、優奈は驚く。
「あっ、一登君、また元気になったらダメじゃない……これじゃあまた抜かないと」
「―――優奈」
「えっ……きゃっ!?」
一登に名前を呼ばれて顔を見上げた優奈だが、その瞬間身体が浮いた。
脇の間を掴まれて、優奈は一登の左膝に膝に座らされる。
そしてすぐさま一登の左手が胸元へ滑り込み、水着の間を這わせて地肌のたわわな乳を掴む。
「やん! 一登君!」
「優奈だけにはいいカッコさせられないからな。お返しだ」
優奈の柔乳を揉みながら、一登の右手は優奈の下腹部へと伸ばす。
引き締まった腹部を指で撫で、そのまま下腹部と越えて局部に合わせる。
彼女の水着をずらし、露になった秘所の割れ目へ指を挿入させる。
先程の行為で興奮したのか若干水気が滴っており、すんなりと指が入る。
胸と秘所を同時に愛撫しながら、一登は優奈の耳元でささやく。
「どう、気持ちいい?」
「ひゃっ、あうっ……うううっ、あぁ!」
「まんざらでもなくてなによりだよ。はむっ」
気持ちよさそうに嬌声を上げている優奈の様子を見てにんまりと笑みを浮かべた一登は、優奈の耳へ齧り付く。
優しく甘噛みして、乳首を弾き、秘所へ指を出し入れする。
三つの情事を並行的に行っていれば優奈に襲い掛かる快感も尋常ではなかった。
「ああぁぁあ! かず、と、くん……ああっ!ずるい、よっ……それはっ!?」
「むふっ、うむっ、ぷはっ……弱点が多いのは優奈のいい所だよなぁ。こうして君を悦ばせる事ができるから……ぺろっ」
「それはっ……君にぃ触れられて……んんっ……いるから、であって……あぁぁ!」
優奈は一登の言い分に抗議しようとするも、迫る快楽に身を悶える。
やがて迫りくる快楽に耐え切れなくなったのか、弓のように体を大きく仰け反らせた。
「あああっ、ああああああっっ!?」
「おっとっと……優奈、気持ちよかった?」
「ぜぇ……はぁ……か、一登君の……えっちっ……」
大きく胸を上下させながら、息継ぎをする優奈。
余程快感がすごかったのか、ぐったりと身体を身を投げ出している状態だが一登は好機と見て彼女の身体を持ち上げる。
そして、優奈と向かい合う形に座らせると、一登は優奈に告げた。
「優奈、いれてもいいか?イッたばかりだけど」
「うん……じゃないと、一登君のここは収まらないもんね」
優奈は優しい声音でそういうと、一登の股間に手を伸ばし、彼の分身を掴む。
そして自分の秘所に宛がうと、そのままゆっくり沈めていった。
「ああっ、……きっ、来たよ……」
「っっ……締まりが凄いなぁ。もしかして期待していた?」
「そんなんじゃっ、ないよ……あっあっあぁぁ」
柔肉に包まれた剛直から来る快感に身悶えしながら耐える一登。
同時に自身の体を貫く彼の分身に対し、蕩けた表現を隠しきれない優奈。
互いに体を駆け巡る快楽に耐えながら、落ち着くのを待つ二人。やがて、ある程度収まると、一登は腰を動かし始めた。
「動かすぞ……んッッ!」
「あん、やだっ、スゴいっ、やっ、あっ……!」
一登の腰が優奈へぶつけられる度、剛直と肉筒が擦れ合って艶かしい水音が鳴る。
パチュンパチュンと淫靡な音色と共に、優奈が快楽を孕んだ言葉を漏らす。
「かずと、くぅん……ああん、もっと……もっと!!」
「優奈……うぐぅ……うぅぅ!!」
「かずとくんのっ、ココっ、すっごくきもちっ……いいよ……ああっ、ねぇ、かずとくん、うけとめるからぁ、ぜんぶだしてぇぇ……」
「……ぐうう……きっつい……もう……!!」
快楽によって蕩け切った優奈の表情と彼女の柔肉の締まりが強まり、一登の逸物から精液を吐き出さんと搾り取ろうとする。
一登と優奈、二人の限界が達しようとしたその時だった。
岩場へ近づく足音と、誰かの呼ぶ
「ねぇ、梨絵。本当にこっちに一登先輩を見かけたの?」
「うん、一登先輩がこっちへ向かうのを見たもん」
聞こえてきた二人の少女の声に、一登は驚きながら、繋がったままの状態の優奈を抱えて咄嗟に近くにあった岩の影へと身を隠す。
物陰から様子を見ると、そこにいたのは自分達がよく知る人物だった。
黒髪の少女・梨絵と赤髪の少女・千世……二人は二年生になった一登にとって一年下の後輩にあたり、共に慕っている関係だ。
二人はビキニタイプの水着の上から店のロゴを書かれていたTシャツを身に纏っており、辺りを周囲を見回している。
どうやら梨絵の言葉からして、一登を見かけてここまで探しに来たようだ。
しかし今の自分達を見られればまずい。情事をやっている最中の自分達の姿を見れば生真面目な彼女達に何を言われるか。
そう思った一登は快楽に身悶えする優奈を口を手で塞いだ。
「んっ、んんんんんん……!!」
「しっ、梨絵達が来てるから我慢してくれ……くぅ……うぅぅ……!」
声を出さないように口を塞いで梨絵達が来ている事を告げると、この状況に興奮しているのか一登の剛直を包み込む優奈の柔肉がいっそう締まる。
思わず一登も嬌声を上げそうになる中、優奈の胸元に埋める形で口を塞いだ。
豊満な乳房に埋もれながら、二人が通り過ぎるのを待つために身を潜める一登と優奈。
梨絵と千世の歩みが一登達が隠れている岩陰へ迫る中、二人の心臓の鼓動が高鳴っていく。
やがて梨絵達との距離が岩の挟んでまでしかなくなった時、一登と優奈は焦る。
そして梨絵と千世が足を一歩近づこうとした瞬間―――。
「梨絵さーん、千世さーん、何処にいるんですかー!」
「そろそろ店番の交代よ、帰ってきなさい」
聞こえてきたのは、梨絵と千世を呼ぶ二つの声。
それに気づいた二人は進める足を止めて反応した。
「あっ、詩音さんと珪花さんの声だ。梨絵、お店に戻らないと」
「うーん、そうだね千世……先輩、こっちにいると思ったんだけどなぁ」
千世に手を引かれ、梨絵は名残惜しそうに岩場から足早に去っていく。
二人の姿が見えなくなったのを確認すると、ほっとした一登は優奈の口を開放する。
「ぷはっ……かずと、くぅん……とちゅうでとめるなんて、ひどいよぉ」
「ごめんごめん、でも、バレたら恥ずかしい想いをするのは俺達二人だよ?」
「そうだけどぉ……ねぇ、きす、して?」
「仰せの通りに……んっ」
優奈のおねだりに答えるかのように、一登は彼女の唇にキスを落とした。
深い深いディープキスを味わいながら、再び腰を振るい、硬さを増した肉棒を彼女の中へと出し入れする。
優奈の蕩けた表情と豊かな乳房が揺れる光景に情欲を掻き立てられながら、一登はラストスパートをかける。
「優奈、いくよ。中に……」
「うん、だして、いっぱい、だして……!」
快楽に蕩ける優奈の言葉と共に、一登は限界を悟った瞬間を狙って思いっきり腰を密着させた。
その瞬間、たまりにたまった白濁とした欲望が彼女の中へと放たれた。
びくりびくりと震えながら射精された精液は優奈の子宮へと向かい、内部を満たしていく。
愛しい人の子種が内部に満たしていく感覚を味わいながら、優奈は一登に寄りかかった。
「はあぁぁぁぁ……あっ、あっ、あぁぁあ……」
「どう? 気持ちよかった?」
「うん、とっても……できるなら、もうちょっとしていたいのだけど」
「……けど?」
「こんな炎天下じゃ、身体がもたないよ」
「ふふっ、だな……とりあえず、海で洗い流して砂浜に戻るか」
一登と優奈は互いの顔を見合わせながら笑いあう。
互いに汗と体液混じりになっている状態で身なりを整えると、洗い流すために再び海へと入っていった。
……その後、昼時に海の家へ入店した際、クラスメイトによる一悶着あったのは別の話。