これからの流れとしては徐々に他のキャラが段々と堕ちていく流れ……かな?
次も塩崎とは限らないですねノリです
季節は冬。
時は昼時にかかった轟家。
その一室。そこで三人の男女が居た。
一人は拳藤一佳。サイドテールが特徴の美少女で、机に広げられた参考書を片手に来るべき入試に備えている。
残りに二人の男女の様子はというと―――。
「冬美、ちゃんとおまんこ締めろっ! お前が欲しいって言ったんだろ!」
「で、でもでもだって♡ そんなこと言われてもっ♡ 久しぶりで♡♡ それにご主人様のおちんぽが凄すぎてっ♡」
「言い訳なんて知るか……っ!肉オナホが逆らうんじゃない!」
「んひゅぅうううっ♡♡ ご、ごめんなひゃい♡ ごめんなひゃい♡ 冬美が間違ってました♡♡ あ゛あ゛っ♡ 夢の先生になれて♡ 少しは大人になれたかな♡♡ なんて思いあがった♡ 冬美のよわよわめすまんこ♡ しつけてくだひゃい♡ あ゛あ゛ぅンっ♡♡」
「ま、ったくだめオナホの管理は大変だな!」
明らかにセックスをしていた。
分かりやすいほどにセックスをしていた。
ベッドの周りに放り捨てられた二人分の服が散乱し、男――魔人が女――冬美に一発腰を打ち付けるたびに淫らな水音と嬌声が上がる。
艶やかであり甘い快感と歓喜からのその喘ぎ声は、同性であっても聞いているだけで情欲を誘うそんな淫らさがあった。
そんな声と光景、そしてむせかえるような淫靡な匂いの充満する中で一佳は平然と勉強を続ける。
まるで何時もの光景だとでもいうように。
いや、顔を赤く染め何処かもじもじとしているので当てられているのは間違いないのだが、それでも進められているあたり、
――どうにも慣れてしまったのだろう。いや、麻痺をしているというべきか?
ともかく、一佳は人間の持つ環境適応能力というの偉大さを感じていた。
(人間ってなれるもんなんだなー)
一昔前の一佳ならこんな空間に居るだけで頭がショートしていたのだろうが。
参考書問題を処理しながらちらりと横眼で観察。
年齢もずっと下な少年にマンコをガン突きされよがっている年上の女性。
魔人から紹介された第一奴隷でオナホ妻の冬美の様子を観察する。
おしとやかで優しく可愛い女性。肉体は男好きするというか肉感的で、一佳には無いたっぷりと肉のつまった胸に太腿、お尻にと男を誘う肢体。
そして何よりも男を誘惑する時にぞっとするほどの色気をまとう大人の女性。
それが一佳の冬美に持つ印象だ。
家庭的であり、女の子女の子したちょっと憧れている女性であるのだが……。
「ごめんなひゃい♡♡ ごめんなひゃい♡♡ あ゛ぅっ♡ だめだめまんこで♡ ごめんなひゃい♡ 捨てないで♡ ご主人様ぁ♡♡」
「お前を捨てるわけないだろ!」
「う、うれひぃ♡ れす♡ あっ♡ あ゛ぁっ♡」
――あいつにかかればこの様だ。
佳境に入ったのだろう。
感謝の言葉を口にしながら冬美は魔人の腰に脚を絡めて射精を受け止める態勢に入る。
何度も細かい絶頂に至り、がくがくと身体を痙攣させているがそんなことは関係ないとばかりに鞭を入れる。
雄の子種を迎え入れるのは雌としての礼儀だと何度も惚ける一佳の耳に繰り返し刷り込んできたのが冬美である。
彼女は当然のようにそれを実行する。
どちゅん♡どちゅどちゅっ♡♡ずぶっ♡じゅぶぅううっ♡
「おおッ♡♡ ぉおおおおお♡♡ ご主人様ぁ♡♡ マーキングしてぇ♡ ご主人様専用の雌胎にざーめんたっぷり注いでくださいっ♡♡」
「…………ごくっ」
参考書の問題を解いていく一佳を尻目に乱れ狂う冬美の嬌声に知らずに唾を呑み込む。
(ほんと……なんで、こんなことになったんだか)
きゅんきゅんと下腹が痺れ、熱を帯びていることを自覚している。
部屋に充満している淫靡な空気に当てられて……躾けられた肢体が反応しているのだ。
(けど、参考書を予定のところまで進めないとご褒美が――って違う違う!そうじゃなくてこれは雄英の受験のために……!)
慌てて頭を振って胸中で言い訳をする一佳。
これは夢のため、受験のためにやっているわけで決して何かを期待しているわけではない。
そう繰り返した。
(あーもう!全く……誰かさんのせいで私は絶対おかしくなった)
チラリと横目で伺う。
大人の女性を穿つように腰を振り手玉に取る男。いや、雌を支配する上位者としての雄の姿。
そして支配される雌犬の姿。
その組伏せられ、犯されている姿を自分に脳内で自分に置き換え、ブルリと震えてしまったあたり自分でも「どうしようもないな……」と一佳は思うのだ。
無論、その震えは恐怖とか不安というマイナスな感情の発露ではない。
(あ……終わった)
どちゅんぅううっ♡♡♡
「……っ、ぃくぞッ!!」
「~~~~~~っ!!♡♡♡」
最後の一際大きく音を立てて魔人が腰を叩きつけ、そして冬美の身体が大きく跳ね――止まる。
そして、
どびゅるるるっ♡♡ どぶっ♡♡ どぶっ♡♡ どぷぷぅっ♡ びゅるっ♡♡
「あはぁ♡♡ ぃ、いくぅ♡♡ いくっっ♡ たっぷり出てるっ……♡ ご主人様のざーめんっ♡♡ ぁあ゛あ゛っ♡ しあわへ♡♡ 私のナカに一滴残らず出しちゃってぇ♡♡ 雌オナホとしてちゃんと受け止めますぅ♡♡ 頑張ります……からぁ♡♡ ぁああああぁぁ♡♡」
それは女の幸せに耽溺する嬌声。
聞いているだけでもその法悦の深さがわかる中出しアクメを極めた女の声。
ぞくぞくとした甘い痺れが一佳の身体を駆け巡った。
(また子宮の中へたっぷりと……♡個性の力で孕ませないことが出来るとはいえ、あんな容赦のない……♡)
そういう話は既に聞いていた。
やろうと思えば必中も必ず外すことも出来るとか。
だからこそ、避妊具を着けてすることに意味はないので、中出しが基本だというのを一佳はよく知っていた。
(……有りは有りで感触が変わって偶にならあれはあれで♡♡)
頭がピンク色の靄が掛かったかのように思考が飛ぶ。
そんな一佳のことなど知ったことではないかのように冬美は呼吸を整えつつ繋がったまま、魔人の唇に何度もキスを落とした。
甘えるように奉仕するように自身の熱を伝えるかのように次第にそれは濃密なキスへと変わり、舌を絡め唾液を混ぜる水音が部屋の中で響く。
(キス……あんなに♡うわぁ、冬美さん眼を潤ませてやらしい顔をして……♡♡)
二人が唇を重ねるのに魅入ってしまいそうになるのを何とか意識を引き剥がし、参考書の問題へと戻す。
予定していたページまで後数問。
後数問で……。
「えへへ♪ちゃーんと受け取めましたよー?偉い?」
「おー、偉い偉い。よくできたオナホだ」
「もう!酷ーい。ご主人様は凄く出すから大変なのよ?」
「ごめんってほらキスしてやるから」
歳の差を感じない恋人のような、あるいは主従のようなやり取りをしながら親密に笑い合う二人。
まるで一佳など居ないかのように二人の世界に入っているのを尻目に……。
(あと―― 一問)
「んっ、ちゅっ♡ もう……誤魔化せらないんだから――ってご主人様?私の中で硬くなってきているものがあるんだけど?」
「おう、そろそろ回復もしてきたかなって」
「んふふー♡それじゃあ次に――」
バンッ!
音を立てて筆記用具を地面にたたきつけて、一佳は一言。
「お、終わった!から……その確認の方をお願いしますっ!冬美さん!」
「あら、終わっちゃったようね」
「みたいだなー」
冬美は残念そうに……しかしどこか悪戯っぽく笑うとあっさりとベッドから降りて一佳の元へ。
「それじゃあ、答え合わせをするわね?」
「は、はい。お願いします」
「少し時間がかかっちゃうかもだから……一佳ちゃんはベッドの方に、ね?♡」
「うぅ……は、はい。邪魔になってしまいますからね」
そう言い訳染みたことをあえて言いながら一佳はおっかなびっくりとベッドの方へと。
そして、ちょこんと顔を真っ赤にしながら座った。
ついさっきまで行われていた淫靡な行為の匂いが、熱の名残がむぁっと一佳に襲い掛かってくるかのようだ。
「おっ、終わったんだな。お疲れ様」
「お、お前はしなくていいのかよ。一応、雄英志望なんだろ?お前みたいのが雄英志望なんて世も末だけど……」
「酷い……まあ、事実だけど。でも、俺はA判定だし」
「くそっ、納得がいかない。学力試験だけでも全国トップクラスの難関なのに」
ベットに腰を掛けた一佳の後ろから抱き着くようにしながら話しかけてくる魔人。
それにビクっと反応しながらもまるで日常のように会話をし始める。
「いやいや、一佳だって元から優秀だったけど最近は目覚ましく成績上げてるじゃんか。余裕でしょ?」
「私はそこまで楽観的にはなれないんだよ」
「個性だって強くなってきてるし戦闘訓練だって伸びがいいって聞いてるぜ?」
「まあ、それはそうだけどさ……」
一佳は自身でも明確にわかるほどに成長を遂げていた。
学力的な伸びはいいし、身体のキレも良くなっている。個性も成長していた。
本来は手を大きく出来るという些か地味な個性だったのだが、個性発動中の筋力の増加。ならびに硬度の向上、個性発動する際の手の巨大化のスピードの向上とかなり別物になってきている。
具体的にどれくらい違うかと言うとあまりの巨大化のスピードが速すぎてソニックムーブが発生するくらい。つまり衝撃波が出来る。わけがわからない伸びである。
そして、魔人の伝手というか冬美のアシストもあってエンデヴァー事務所のプロヒーローに時間が空いた時に指導を受けているのもその成長に拍車をかけている。
流石にマンツーマンとかそういうことではないがそれでも一佳のスタイルが特殊過ぎるものではなく、近接格闘を主眼とするものだったので戦闘訓練も指導がしやすかったというのもあるだろう。少なくとも格闘戦で同年代に早々おくれは取らないと思えるだけの自信はついてきたと思う。
つまり順風満帆と言っていい。そして、それもこれも……。
「俺とのセックスのおかげだな!」
「ほんと、納得いかねー」
だが、否定も出来ないのが困ったところなのだ。
元々、どうにも「淫魔化」の個性にはセックスした女の魅力を引き立てる力はあったらしい。
肌は羨ましいほど綺麗で、肉感的な身体からは匂いたつ色香を。不意に見せる仕草一つで女性である一佳でさえドキリとするような妖しげな色気を時に出す冬美を見ればそれは決して嘘ではないことがわかるだろう。
……ちなみにこの轟家にはもう一人ほど綺麗になっていく女性がいるが、それについては深く気にしてはいけないと一佳は考えないようにしている。
閑話休題。
それを考えると学力の向上、身体の調子のよさや個性の成長も関連している可能性は高い。
事実としてその推論にたってこっそりと人気のない場所で冬美が個性を全力で使ったら氷塊が現れたのだ。大きさとしては四メートルほどの。冷気関係の個性ではあったが、そんなことは出来なかったというのが冬美の主張だ。
つまりは個性が成長している。特に訓練をしているわけでもなかったのに……だ。
それらのことを考慮すると「魔人とセックスすると強くなれる」という馬鹿らしい仮説が成り立ってしまうのだ。
色々と納得は出来ない。だが、現状において結果は出続けている。
「だから、しょうがないというか何というか。あくまでそういうことであって……んっ♡」
「うんうんそうだなー。だから今日も楽しくセックスしようなー?」
「……ばか♡」
むにゅ♡むにゅ♡
いつも通りの形だけの反発を楽しみながら魔人は一佳のその柔らかな胸を弄ぶ。
最近、良くなった発育のせいで同級生の男子からの視線を良く感じるようになったソレを我が物顔で掌で揉む。そして、一佳もそれを素直に受け入れる。淫気に当たられて熱を帯びた身体がじんわりと昂っていくのを感じる。
「ふふふ♡一佳ちゃんは可愛いですねー♡始まったらいつもあれだけ甘えん坊なのに、始まるまではツーンってしてて……♡」
「そこが一佳の可愛いところなんだ。甘えん坊のモードにしてやるぞって気になるって言うか」
「誘い受けというやつね。出来るわね……一佳ちゃん」
「この……っ、色ボケ♡ んぅ……♡♡ バカども……やんっ♡」
「むぅ、やっぱり冬美がいると恥ずかしいのかな。照れがある」
「二人きりにしてあげた方がいいですか?一佳ちゃん?ご主人様と二人の方が好き?」
「……んぅっ、ひぃうっ♡ ……バカ♡♡」
揉まれるごとに甘い声を出しながら身をよじり、徐々に一佳の顔が甘く蕩けていく。
その様子を観察され羞恥心が強くなればなればほどの内なる熱がどんどんと強くなっていくのを一佳は知っていた。
そしてほどなくしてそれにのまれることも。
「んぅ、ふぅ♡ そ、それよりほんとに受験のことは大丈夫なのかよ。学力の方はともかく実技試験は大丈夫なのか?飛行能力もあるし異形型としてのパワーもあるけどそこまでずば抜けてるわけじゃ……ひぃう♡♡ な、ないだろ?♡」
「淫魔化」はあくまでエッチ特化の個性だ。表向きの「悪魔化」としているが空も飛べるしそこそこパワーもあるが、それらはあくまで主体ではないのでやはりそこそこの域を出ない。それで個性としては優秀だとは思うが必ず合格と言えるほどの強力さもないのも事実だ。
「なんだ?心配してくれるのか?」
「と、当然だろ♡ 私だけ受かってもその……さ、寂しいし」
「…………………」
むにゅぅ♡ むにゅむにゅ♡ こりこり♡
一佳のそんな言葉に魔人は一瞬無言になると猛然と愛撫の手を強めた。
「あんっ♡ ばか♡ 急になにを……っ♡ あっ♡ やんっ♡ そこぉ♡」
「なんでそんな可愛いこというかなー」
「やはり侮れない一佳ちゃん……」
冬美はどこか戦慄しているかのような表情を浮かべている。
そして、魔人はそんな一佳の心配を打ち消すために明るく言い放った。
「大丈夫だ。俺にいい考えがある」
親指をぐっとサムズアップ。
一佳はとても不安になった。
それはそれとしてこの後「無茶苦茶セックスした」ため、そんなことはどうでも良くなってしまったが……。
***
雄英高等学校。
原作において物語の中心となるべき場所。原作知識を持って転生した魔人にとってそれは全国で一番の人気を誇るヒーロー科がある最高学府という意味だけを持たない特別な場所。
その雄英への一般入試の受験日、その門の前で立ちながら感慨に――
「ぐっ、ぬぬっ……!!」
「お前さぁ……」
耽る余裕は全くと言っていいほどなかった。
呆れたようにこちらを見る一佳に返答することも出来やしない。
身体の内をマグマのように煮えたぎるパワーを抑えるのに必死で、緑色の髪をした少年がコケちょうど隣にいた茶髪の丸顔の少女が助けた原作シーンや悪態をついて会場に向かっている下水煮込みな性格のボンバーマンにも気づいていない。
何せ都合一ヶ月分のオナ禁すら封じたリビドーパワーが蓄積しているのだ。
正直、気が狂いそうである。
(確実に合格するために限界ギリギリを狙ったけど狙い過ぎた……っ!)
性欲を力の源にする「淫魔化」。
溜まったリビドーは単純な発動中の身体能力にも適応される。
たぶん、今この瞬間だけなら単純なパワーとスピードならそれこそOFAみたいなチート個性を除けば軽く上回っているだろう。
(問題はちょっと暴走して女の子を襲わないか気を付けないといけないところだが……っ!)
っていうか炎司に暗示をかけるためにオナ禁した時より、一日で溜まるリビドーの量が増えている気がする。
なんでだろうと思ったが、我慢なんてせずにたまったら冬美や冷さんや一佳で開放するなんて我慢のガの字もない生活を続けていればそりゃそうなるか。
「ほんと……事件起さないか気を付けろよ」
「~~~~~っ!」
そんな一佳の言葉に無言で気をつけると首を縦に振った。
俺はヒーロー科の受験に来て女性を襲うなんて事件を起こさないか真剣に危機感を覚えていた。
「ちゃ、ちゃんと我慢できて終わったら……私を使っていいからさ♡」
恥ずかしげに顔を赤らめてそう耳元で囁いてきた一佳に、
――コイツ実は俺をここで暴走させて落とす気なんじゃ……。
などと考えつつ俺は試験会場へと足を運んだ。
試験の説明が終わった。
なんか山田がHeyHey言っていてメガネも何かを言っていたがそんなことを気にしている余裕はない。
原作シーンだということにも気付かずに早く終われと念じて耐え。
そして、今は各々決められた試験会場に別れ、入り口で待機していた。
一佳は別の試験会場だった。
まあ、それはいいだろう。むしろラッキーだった。
正直、あまり周りのことを気にすることが出来るほど精神的余裕がない。
開始したら猛然と片っ端からロボを壊して、後ついでに救助ポイントのことも知ってるのでタイミングがあれば狙って行く感じになるだろう。
あんま暴れすぎるとそのせいで実はおんなじ試験会場にいる原作キャラの合格とかにも影響を受けるんじゃ……。
とか、そこら辺のことは考えない。
んな余裕はない。そうなったらそうなった時に考えよう。今は一佳は別の試験会場で魔人は気にする必要がないというのが重要なのだ。
「おい、なんだアイツ」
「なんか凄いオーラが出ているような」
「翼も生えているしまるで悪魔のような異形の姿だ」
溢れ出たリビドーが何やらエフェクトに近いオーラを漂わせ注目を集める中、賽は投げられた。
『ハイ!スタァァァァァトッ!!!』
開始の合図が唐突に響き渡り、それを知っていた俺は鎖から解き放たれた猟犬のように動きだしたのだ。
塩崎茨は己の不甲斐なさに腹が立っていた。
巨大な仮想敵が動き出した拍子に、次々と逃げ出す受験生の中に混じって自分も逃げようとした時のことだ。
恐らく誰かしらの個性によるものだろう。ロボットの破壊された残骸、そしてゼロポイントヴィランの動きによる地面の揺れ。よろけた拍子に脚を取られてくじいてしまったのはどうしようもなく失態だった。
(迂闊……っ、精進が足りません)
その巨体に気を取られたのが原因なのは間違いない。
自分では冷静だったつもりでも全然冷静ではなかったのだ。
「~~っ、痛っ!」
ゼロポイントヴィランがこちらへと移動してきているのが見える。
咄嗟に立ち上がって逃げようとするも脚に鋭い痛みが走る。動き自体はそれほどでもないが、大きさが大きさだ。この脚では到底逃げられそうもない。
辺りを見渡すとすでに他の受験者は逃げ出した後、ゼロポイントヴィランがやってきた方向とは逆側に逃避している。
救助を求めようかと口を開けるも逡巡。
(仮にもヒーローを目指すものが助けを求めるなど……っ)
情けなく助けを乞うぐらいならば……。
到底自分の力でなんとか出来るとも思えない。それでもと自身の個性「蔓」の髪をたわめかせた。
「――磔刑(クルセフィクション)」
膨大な蔓が巨大仮想敵へと殺到する。
だが、そんなものは知らないとばかりに相手はその巨腕を振り上げ……そして、振り下ろす。
自身を叩き潰さんとする巨大仮想敵の腕がすぐそこまで迫るのを睨めつけながらも必死に蔓でその身体を拘束しようとするも、
ぶちぶちぶちぃ!!
相手はあまりにも大きく。そして質量もあった。
巨体であるというのはそれ自体が武器であるかと示すように引きちぎりながら――
(っ、ここまで……!)
衝撃に備えようと覚悟を決めた――その瞬間。
「そこまでだ」
ドンッ!
衝撃音が響くと同時にその振り下ろされた腕は茨の前に現れた男に受け止められたのだ。
「…………」
茨は目を疑った。
あれほどの巨大質量を受け止めるその雄姿。
漆黒の翼に尾を持ったその姿は茨が信仰している宗教においての――
(……悪魔?)
背徳であり悪とされる存在。
無論、この時代において異形差別など許されてはいない。
それでもそういう教義として教えられてきた茨にとって、その姿はどうしてもマイナスの心証を与える。心優しい茨ならそれだけに囚われることなどは無いだろうが、それでも小さいころからの教えというのはそういうものだ。
だというのに、
「無事だな?」
あっけにとられた茨へと振り向き。そう問いかけられた瞬間に茨は初めての情動を覚えた。
「は、はい……しかし、これは試験。何故助けて」
「
男――魔人は素直にそう答えた。
救助ポイント云々もあるが単純に割ってはいったのは単に美少女のピンチを淫魔のセンサーが働いて察知したからである。
救助ポイントはどの程度反映されるかは評価次第になってしまうので、確実に取りたかったら戦闘で稼いだ方が確実なのだ。あくまで取れる時には取る程度のものでそれでも動いたのは……
美少女は世界の遺産。野郎はどうでもいい。というは世界の真理に基づいた行動である。
「――悪魔の左腕」
どっかで聞いたことのある技名を……でもルビふってないからセーフというノリでリビドーをインパクトの瞬間に解放する。
圧倒的な破壊のパワーがゼロポイントヴィランに向かい――そして爆散、破壊された。
ビーーーーー!!
そして、同時に響き渡る試験終了の合図。
『終了ぉぉぉぉぉぉ!!!』
それを聞きながら「やれることはやった……」っと達成感に満ちながら、魔人は颯爽と歩きだした。
「あっ、お待ちください―――」
(もう無理限界限界限界限界限界限界帰る帰る帰る帰る帰るー!!)
ちなみに美少女センサーで察知して助けたものの魔人は彼女が塩崎茨であるということには全く気付いていなかった。
色々と限界だったので仕方ないことかもしれない。
そんな内心を知ることなく。どこか呆然とその後ろ姿を見送っていた茨はハッと我に返ると……
「そ、そうです。お礼をちゃんと言わなければ……。ええ、ヒーローを目指すものとして当然の心構えとして」
どこか言い訳染みたことを言いながら、茨は初めての衝動に身を任せるようにしてかの人物を探しを────
***
「ん……あっ♡♡ ば、ばかぁ♡♡ こ、こんなところで……♡♡ 帰ってから……♡」
「ごめん無理。もー、耐えられない。我慢の限界」
「ふっ♡ やん♡ あんなアホな手段で……♡ やっ、んんッ……♡ 試験に♡ 挑戦するからだろうが♡♡」
「俺の個性だとあーするのが一番なんだから仕方ないだろ?」
(こ……これは、いったいっ!?)
そして茨は、信じられない光景を目撃することになった。
試験も終わりを迎え一斉に受験生が変える人混みの中、自身を助けてくれたその人を見つけれたのは幸運だったのだろう。
ただ、茨はあまり異性に話しかけるといった経験がなかったし、今日あったばかりに男性に話しかけるというのはなかなかに勇気のいることだった。
それに助けられた礼を言うだけだというのに妙に気恥しい気分、緊張もあった。
それ故にタイミングを計ろうとまごついている間に相手は歩いていき、そしてそれは人通りのない裏路地の物陰へ。
そして──
じゅぶっ♡ じゅぶっ♡ じゅちっ♡ ぱん♡♡
「ばか♡ エッチ♡ 変態っ……♡ あんっ♡」
「全部事実だし自覚もあるので毛ほども気にならないな。あー、やっぱ一佳のナカいいわー」
「感慨深げに♡ 言ってるんじゃ……♡♡ あ゛ぅっ♡ ふ、深っ♡♡ あ゛っ♡」
──サイドテールが印象的な少女の身体を弄りながら、バックから突いている男の姿を目撃することになったのだ。
茨は知識として持ってはいないが、所謂立ちバックという体勢。
貫かれている少女は恐らくは茨と同じ年頃に見える。
スカートをぺろりとめくり、ショーツをずらし男のモノをおさめていた。
(な、ななな……なんて……は、破廉恥な……!? こ、このような場所で……!!)
茨は性的知識が薄い。
家が教会関係の人間というのもあって色々と厳しく育てられた結果だ。
後は男親というのもあってそういったものから遠ざけられて育てられたのも強く、性的知識というのは保健体育の授業で学んだ最低限度のことしか知らなかった。
娯楽的な趣味も持たないのでちょっとエッチな漫画を読んだりしたこともないし、当然AVやそういった系の動画見たことはない。
知識としてあれどそういうものは大人がやるものという意識があった。
「色々言うけどヤらせてくれる一佳好きー」
「んっ♡ ひゅうっ♡♡ こ、こんな……♡ こんなに勃起させてるやつ♡♡ 放っておいたら誰か犠牲になっちまうからな♡ んっ♡ 性犯罪者にするのも♡ あっ♡ か、可哀想だしィ?♡」
「あー、みんなのことを考えてヤらせてくれる。優しい一佳は正しくヒーローだなー」
だが、目の前の光景はどうなのだろう?
目の前の男女は自身と同い年、それが明らかに性行為をしかもこのような場所でやっている。
茨の中での常識がガラガラと崩れ去るのを感じた。
じゅぶっ♡ じゅぶっ♡ ぢゅぶっ♡ ぱんぱん♡ どちゅんっ♡
「でもさー、俺思うんだけど。大した前戯もせずに突っ込んだんだけど、こんな乱れようで……どうしてかな?ん?」
「お゛っ♡ あ゛あ゛っ♡ んんぅっ♡ ふっ♡ そ、それは……♡♡」
「それは?」
無論、性犯罪やそれに類する卑劣な犯罪については茨だって知っている。
もしこれがそれに類するものだったのならヒーローを目指す者として奮い立って動けただろう。
男の方がもしかしたら初めて気になった異性だったとしても、それは自身の眼がなかったと反省しつつ行動は出来たのだろうが……。
(あ……あの人は……)
「い、言わせるなよ……♡ んちゅっ♡ ちゅっ♡」
「いやだね、言わせたい。キスじゃ誤魔化されない。ほら、言わないと腰を動かさないぞ」
「あっ♡ んっ♡ この……もう……っ!♡ 我慢キツイ癖に……♡」
「一佳のかわいいところ見るためならこれぐらい……我慢比べするか?」
「……しない♡」
男が腰の動きを緩めると女はもどかしそうに腰を動かすもすぐに諦め、ゆっくりと手を男の頬に添えた。
「わ、私だって溜まってたんだよ♡ 一ヶ月、相手をしてくれなくて……自分で慰めたけど全然だめでおもちゃとか買ったけど全然物足りない♡ このぶっといヤツじゃないとダメだって♡ 熱い子種を注がれないと♡ 満足できない身体に躾けられちゃったんだなーって♡ ずっと待ち遠しかったんだ♡ だから……ね♡」
(なんて淫らで……美しい顔を……)
これが襲われている者の顔だろうか。
女性である茨ですら吸い込まれそうな淫靡に濡れる瞳、蠱惑的な表情、蕩けるような甘い誘う声、そして男の頬を愛おしそうに撫でる指。
その全てがそうではないということを示している。
それは茨が初めてこれがそうなのだと本能的に理解した雄を誘う雌そのものの姿。
「ね?♡ 一佳は上手に誘えた?♡」
「ああ、ちんぽに来る誘い文句だった」
「じゃあ、ご褒美……期待するからね?♡」
「任せろ……っての」
どちゅんっ♡
「あ゛ぅっ♡♡」
緩んでいた腰の動きが再開される。
腰をがっちり掴まれ、先ほどより深くそして早くチンポを出し入れが行われていく。
ピストンのストロークが早くなるにつれ喘ぎ声は湿り気を帯び、そして淫らに裏路地に響いていく。
どちゅんっ♡ どちゅんっ♡ ぱんぱんっ♡ ずちゅずちゅ♡ どちゅっ♡
「あっ♡ あ゛うっ♡ す、すご……っ♡♡ はぁっ♡ んんぅっ♡」
「声抑えないで。聞かせてくれよ、一佳の可愛い喘ぎ声」
「ば、かぁ♡ だ、誰が聞いてるか……♡ こんな場所で……あ゛ぅっ♡ やぁっ♡」
「大丈夫だ。領域展開したから誰にもバレないって何度か使っただろ? ………あれ、さっき発動したよな?発動したはず……まあ、いいか」
「いま、なにか……っ♡ いっ♡ ああんっ♡ やぁっ♡ あっ、チンポ……膨らんで……♡♡ 射精すんだぁ♡♡」
「やべ、射精るっ!」
男がそういった瞬間、男と女は深く密着し……茨の前で、ぶるり。
(ま、まさか……な、中に……出して……?)
「びくりびくりっ♡」と跳ねる二人の両者の身体。
それを見て茨はそう察した。
「くっ♡ あっ♡ あぁんっ♡ 久しぶりの雄ちんぽ……凄い♡♡ こんな……っ♡♡ だして♡♡」
「あー、オナ禁明けの一発目はヤバい。すげー濃いの出た。ドロドロのギトギトのやつ」
「ほ、んと……♡♡ あぁ♡ まだ出るの?♡ こんなの絶対こびりついて落ちないじゃんかぁ♡♡」
「一ヶ月ものだからなぁ。あー、でもやっぱダメだ。もう一発、もう一発だけ……」
「それ絶対に一発で終わらないやつだろ♡ ばか♡ こんなにたっぷり出しやがって♡ これをお腹に入れて帰るのだけでも大変だって言うのに……ぁんっ♡ こら♡ 動かす……ひゃんっ♡ わ、わかったから一発だけだぞ?♡」
(あんな……淫らな表情……なんと……)
衝撃的といってもいいだろう。
同じくらいのその女の子がするその表情、態度、それは正しく雌そのものだ。
憎まれ口のようなものを叩いていても雄の象徴で小突かれてしまえば従ってしまう弱々しく淫靡な雌の姿。
茨は思い出した、彼女はどこかで見たことあると思えばそういえば筆記試験の会場で近くに居たのだ。
話をしたわけでもないしちらりと見ただけだが少女はどこかさばさばとした、どちらかと言えば同性にモテそうな頼りがいのあるスポーティな印象を受けた。
ほんの数時間前見たばかりなのにすぐには印象が繋がらなかったのは、今の彼女がどうしようもなく雌の色香を出していたからだろう。
それで繋がらなかったのだ。
最初の印象が間違っていたのだろうか。
それとも―――。
――そんな少女ですらあんな雌丸出しになってしまうほど、セックスというのは気持ちいいのだろうか?
(な、なんという破廉恥なことを考えているのですか私は!)
そんな疑問を必死で頭から追い出す。
早々にここから去らねばならない。確かに年齢から考えればどうかと思うし、外で行為に及ぶというのもいかがかと思う。
とはいえ、無理やりと言う形ではなく合意に基づくものならば第三者である茨が口出しをする問題かと思うし明らかに今ままでの行動は覗き見でもあったのは間違いない。
(こ、これは予想外の光景に驚いてしまっただけであり決して覗き見ていたわけでは……)
そう思いつつ動こうとし風が吹いたことでようやく茨は気付いた。
ひんやりした感覚を感じ、確かめるように恐る恐る手をやればで茨のショーツはすでに濡れそぼっていた。
気付かぬうちに目の前での情交に愛液を分泌し濡らしていたのだ。
(……っ、ぁ……)
こんなことにも気付かない程、茨の意識は見ることに囚われていた所作。
そして一旦そのことに気付くと子宮がかつてないほどにきゅんきゅん疼いたことを自覚した。
「…………ごくっ♡」
茨は自身は性欲の薄い方だと考えていた。
というより性知識自体がほとんどないので比較の仕様もないし、オナニーだってほとんどした事がない。
それ自体も知識もないので機械的なものだったのでさほどの快感も得られず、「こんなものか」あるいは自身にそのような欲求自体が薄いのだと。
だが、それも切っ掛けがなかっただけだったとしたら……。
「~~~っっ!?♡♡♡」
その日、茨は初めてオナニーで本当の意味での絶頂を体験した。
二回戦を始めた彼らを見ながら、よたよたと逃げるようにして裏路地を去っていった。
次のターゲット(あくまで参考です)
-
敗北屈服願望持ちのミッドナイトの話
-
塩崎茨が同級生を調教献上し褒美を貰う話
-
主人公の逆鱗に触れトガちゃんは凌辱――
-
時を超えてナガンに幸せアクメ叩き込む話
-
I・アイランドで金髪巨乳ゲットする話
-
合宿でマンダレイを屈服させる話
-
ねじれ先輩と無知シチュを楽しむ話
-
耳年増取蔭を捕まえて携帯オナホにする話
-
轟冷とイチャラブ義息子セックス指導編
-
轟冬美との痴漢プレイからのラブセックス
-
拳藤一佳のスリルを楽しむ校内セックス話
-
耳郎響香の個性を使ったポルチオ開発の話