八宮めぐる、僕と同じ高校に通う同級生だ。彼女は日本人のお父さんとアメリカ人のお母さんの間に生まれたハーフで、髪は金髪、瞳は青色だ。
僕は彼女と中学が一緒だったから、八宮のことは他の同級生よりよく知っている。中学生のときから、八宮はめちゃくちゃ可愛かった。中学でも高校でも、八宮は入学式の時点から、既に全男子生徒の注目を集めていた。
ぱっちり大きな目と長いまつげ、特に弄ってないのに細い眉、ぷるぷるした唇、驚くくらい白い肌、それに何よりあのスタイル。骨格からして日本人とは違う。制服では隠しきれないおっぱいの膨らみ、すらりと長い脚に健康的な太もも、キュッとくびれた腰、高く上がったお尻。中学時代に八宮でシコったことのない男子はおそらく皆無だろうし、僕も毎日のように、体育のときの八宮の胸が揺れる様子とかをオカズにしてオナニーしまくった。
じゃあ、僕が八宮のことが好きかと聞かれたら、必ずしもそうじゃなかった。それは別に、八宮のことが嫌いだという意味じゃない。八宮は性格もいいから、嫉妬深い女子ですら、「めぐるちゃん」のことを大切な友達だと思っている。僕が言いたいのは、八宮が僕からあまりに遠すぎて、恋愛対象として見ようとする機会すらなかったってことだ。
八宮にとっても、僕という存在は、ただの同級生でしかなかったはずだ。八宮は人懐っこいから、廊下ですれ違ったりすると、僕にも明るい笑顔を向けて挨拶してくれる。でも、それは他の男子に対しても同様だった。
クラスの中心にいるみんなの憧れのアイドルと、その背景の端にいるモブ的な男子。それが僕らの関係だった。
だけど、ある日を境にその関係は変わった。
今の八宮めぐるは、僕の言うことを何でも聞く、僕のセックスフレンドだ。
「――うっ♡ ああっ♡ あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ ――イっ♡」
「あ~ヤッバい……! 八宮のマンコ、めちゃ締まるぅ……!」
一人暮らしのアパートの部屋、普段使っているベッドの上で、僕は八宮をバックから犯している。八宮の肉厚マンコはコンドーム越しでもハッキリ感じられるくらい熱々のトロトロで、その上に僕の勃起チンポをギッチギチに締め付けてきて、気を抜けばすぐに射精してしまいそうだ。
「――んっ♡ おおっ♡ ヒっ♡ あっ♡ おっ♡おっ♡おっ♡おっ♡おっ♡」
「ああ……! 八宮とセックスしてる……! アイドルの八宮と……! 僕にピストンされて、八宮が喘いでるよ……! おっぱいブルブル揺れて、ドスケベ過ぎる……!」
僕はわざわざ声に出して、いまのこの状況を確認した。そうすると、脳内に快楽物質がドバドバと溢れて、さらに気持ち良くなれる。
学校の全男子――それどころか日本中の若い男の憧れである八宮が、僕のチンポに突かれてヨガっている。八宮のバレーボールみたいにハリのある巨乳が、左右別々の方向に震えているのが、背中越しでもハッキリと見える。八宮は金髪のツインテールを揺らして、僕の身体の下でアンアンと喘いでいる。八宮めぐるは僕のセフレだ。僕のチンポが八宮めぐるをメスにしている。最高過ぎて、射精が堪えられない。
僕は八宮に予告せず、一番深くまで腰を打ち付けると同時に、限界まで溜まった射精欲求を解き放った。
「うああっ!!!! おっ……ぐぅ……!!!! で、出てる……!!!!」
「~~っ♡♡♡ お゛っ♡ お゛ーっ♡♡ お゛ーっ♡♡」
「ああ……八宮の動物みたいなイキ声、めっちゃチンポにクる……!! こんなの、射精止まるわけないだろ……!! うああ…………」
僕はあんぐりと口を開け、涎を零しそうになりながら、あまりにも強すぎる射精快楽で頭をバカにしていた。八宮の表情は見えないけど、きっといつものように涙目で舌を垂らし、イキ悶えているに違いない。彼女がイキまくっているのは、アヘ声とマンコのうねりで丸わかりだ。そうなってしまうほど、僕らのカラダは奇跡的なくらい相性が良かった。
「う……あ、ああ……だ、出したぁ…………ははっ、射精終わったのに、腰ガックガクなんだけど……」
我ながら笑ってしまう。鈴口から発射されるザーメンの流れは途切れたのに、敏感になったチンポを八宮のキツマンに握り締められて、射精がずっと続いてるような感じがする。僕は八宮の腰のくびれをガッシリ掴んで、しばらくのあいだその感覚に身を任せていた。
「八宮、今日も凄く良かったよ」
「……う、うん…………」
セックスが終われば、楽しいピロートークの時間だ。僕と八宮は、一枚の毛布を共有し、シングルベッドに並んで横たわっている。
「やっぱり、僕らの相性は最高だよね。そう思わない?」
「……そ、そんなこと…………」
八宮は認めたくないようだけど、僕が八宮の中で三発射精するまでのあいだに、八宮は数えきれないくらい膣イキしまくっていた。イキかたが深すぎて、最後は失神寸前になっていたくらいだ。これが相性の良さと言わずして何なのだろう。
僕は意地悪心を出して、八宮に問いかけた。
「僕のチンポと『プロデューサー』のチンポ、どっちが良かった?」
「…………」
八宮は、その質問に答えない。答えたくないんじゃなく、答えられないからだ。大切な「初めて」を捧げた大好きなプロデューサーより、セフレの僕のモノのほうが良かったって認めるわけにはいかないからだ。
そう、僕と八宮がセフレなのは、八宮にはちゃんとした恋人がいるからだ。――いや、ちゃんとしたってのは語弊がある。大人で、しかもアイドルのプロデューサーのクセに、未成年の担当アイドルに手を出すヤツが「ちゃんとしている」とは思えない。
僕が八宮とセフレになったのは、いまから一か月くらい前の話だ。きっかけは些細なことだった。人気の無い学校の廊下にいた八宮の傍を僕が通りかかったとき、彼女が財布から何かを床に落としたのだ。
(あれ? 八宮さん、何か落としたよ?)
それは初め、個包装のお菓子か、何かの薬のように見えた。でなければ、女の子が使う化粧品の一種とか。だから僕は、何げなく八宮に声をかけて、かがんでそれを拾い上げた。八宮は小さく「あっ」と叫んで僕を止めようとしたけど、もう手遅れだった。
(………………コンドーム?)
それは紛れもなく、男女がセックスの際に使う避妊具だった。交尾の快感は貪りたいけど、妊娠はしたくないっていう恋人たちが使う道具だった。パッケージには、0.01㎜の文字が書いてあった。僕はしばらくのあいだ、その道具と目の前の八宮とがどうしても結びつかず、顔を耳まで赤くしてうつむく彼女の前で、首を傾げていた。
(…………誰と?)
こんなものを用意するくらい八宮に愛されている人間がこの世にいて、それが誰かなんて、聞きたくもない。でも、思わず聞いていた。八宮のほうも適当にごまかせばいいのに、テンパっていたからか、根が純粋だからか、モジモジと指を絡めながら、蚊の鳴くような小声で答えた。
(…………プロデューサー……と)
(………………………………へぇ)
その時の僕は、自分でも驚くくらい、低くドスの利いた声をだしていた。
たぶん、その告白を八宮の口から聞いてしまったことで、それまで平凡に――それでもある程度真面目に生きてきた僕は、どこかに消えてしまったんだ。
だってそうじゃないか。世の中には、八宮めぐるのカラダを好きに抱いて、彼女に愛を囁かれている男がいる。しかもそれは彼女のプロデューサーで、担当アイドルに手を出したことを裁かれてもいない。
なら、真面目に生きるのは不公平だ。
(なぁ八宮)
僕に馴れ馴れしく呼び捨てられた瞬間、八宮の肩は、可哀そうになるくらいビクリと震えた。
(誰かにバラされたくなかったらさ……僕とも一回セックスしてよ)
八宮の弱みに付け込んだ、卑劣で卑怯な申し出だ。漫画の中の不良でも、こんなゲス野郎はなかなかいない。でも、あの瞬間、僕はそんなゲス野郎に堕ちていた。それで一度でも八宮を抱けるなら、それでいいと思っていた。
(アパートで独り暮らしなんだよね、僕)
僕はうつむいたままの八宮の耳元に口を寄せて、自分のアパートの住所を囁いた。
(絶対来いよ? 来ないと、どうなるか分かってるよな?)
そう言うと、八宮にコンドームを返して、僕はその場を立ち去った。
何も証拠なんかない。プロデューサーと肉体関係を持っていると、八宮が僕につぶやいただけだ。だから、彼女は僕の部屋に来なければよかった。あとから僕に何かを言われても、ただすっとぼければよかった。僕と八宮の発言を比べて、僕のほうを信じるやつなんかいない。だから、八宮は僕のアパートの部屋に来るべきじゃなかった。
来ないと思っていた。あれは本当に、怒りに任せた不意の発言だったんだ。そう、八宮が来るわけない。こんな卑劣なゲス野郎のところに、可愛くて明るくて優しくて純粋な八宮が来るわけが――
でも、チャイムは鳴った。
僕が扉を開けると、学校の制服を着た八宮が立っていた。
うつむいていて、表情は見えなかった。顔が赤い。手と肩が、細かくプルプル震えていた。
僕は我を忘れて、彼女の手首を掴むと、自分の部屋に引き込んだ。
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八宮を初めて犯したあの日から一か月経っても、僕らのセフレ関係は継続している。八宮も、口ではそんなことないと言うけれど、僕とのセックスで毎回すごく感じていた。
「やっぱりさ、僕と八宮のカラダの相性が最高だからだよ」
「――ハぁっ♡ ンっ♡ おっぱい揉んじゃダメだよぉ……♡♡」
「それとも、プロデューサーとヤる時もこんな風になってるの? だったら、八宮がスケベ過ぎるせいかな?」
「スケベっ、なんて♡ そんなこと――♡♡ アっ♡」
裸でベッドに寝転がっていると、またムラムラしてきた。僕は八宮の後ろから彼女のおっぱいを思う存分揉みしだき、勃起したチンポをお尻の割れ目に擦り付けた。
「チンポがバッキバキになってるの、八宮にも分かるだろ?」
「はぁ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡」
「こうなったら、八宮のマンコに突っ込んで射精しないと収まらないよ。責任取れよ」
酷い論法だけど、八宮は僕の言うことに従うしかない。初めてのときと違い、僕のスマホやPCには、使用済みコンドームで飾り付けられた八宮のヌード写真や、多種多様なハメ撮り映像が保存されている。今の僕は、ガチで八宮の弱みを握り、彼女を言いなりにしていた。その僕にヤらせろと言われたら、八宮は大人しく頷くしかない。
「わかり……ました」
「どの格好でシたい? それくらいは決めさせてあげる」
「……じゃあ、後ろから抱っこされるの…………」
背面座位が、今日の八宮のご希望のようだ。ハメる前に、八宮は僕のチンポに新しいコンドームを取り付けた。八宮は、アイドルらしくネイルまで手入れされた細く綺麗な指を使い、パンパンに膨れた亀頭から竿の根元まで、スルスルと薄いゴムをかぶせていく。
「だいぶ慣れたね」
「…………」
実は、最初にセックスしたとき、八宮はチンポにコンドームをかぶせるのが下手だった。どうやらあの時点で、例の「プロデューサー」とは、そんなに回数をこなしていたわけじゃないらしい。でも、今ではかなり上手になった。
「僕は座ってるから、八宮が自分で挿入しな」
「うん……」
僕はベッド脇に腰掛け、上半身を少し後ろに反らし、両手をシーツについた。天井を向いてそそり立つ肉棒には、ピンク色のゴムがかぶさっている。このゴムは、あのとき八宮が落としたものと同じメーカーだ。
八宮は僕に背中を向け、チンポの位置を確認すると、まるで僕という椅子に座るように腰を下ろしていく。八宮の割れ目に僕のチンポの先端が触れた瞬間、彼女はオクターブ高い声で鳴いた。
「ンっ――ハァ……っ♡♡」
まさに、感極まって、という表現が相応しい音色だ。八宮に体位を選ばせると、たいてい後背位や背面座位などの後ろからの挿入になるのは、単に彼女の好みというのもあるかもしれないけれど、感じている顔を僕に見られるのがイヤだかららしい。
八宮が、徐々に体重をかけていく。膨らんだ亀頭がぴっちり閉じた割れ目を押し広げ、八宮のナカに侵入していく。この瞬間が、僕はたまらなく好きだ。
僕の目からは、自分のチンポが、八宮のきゅっと引き締まったヒップに飲み込まれていくように見えた。チンポが熱くてヌルヌルした沼の中に沈んでいく。僕はすっかりこの感覚の中毒になっていた。
「……入ったね」
「う……んっ♡」
「どう、八宮」
「――ンっ♡ おなかのナカ、パンパンで苦しいよぉ……♡」
「大好きなプロデューサーのとどっちが大きい?」
「聞か――ないでぇっ♡♡」
八宮は僕から顔を隠しているつもりなんだろうけど、実は部屋の隅に置いてある姿見に、彼女の表情がバッチリとうつっている。印象的な青い目をぎゅっとつぶり、金色の眉を八の字にひそめ、明らかに快感に打ち震えている表情が、バッチリと。
僕はニヤリと笑うと、腰を揺すり始めた。
「アっ♡ ンっ♡ アっ♡アっ♡アっ♡アっ♡アアっ♡」
「ほ~ら、やっぱりすぐにノッてきた。八宮ってば、もう自分で腰振っちゃってるじゃん」
「し、知らないよぉっ♡♡ アっ♡ ンっ♡ンっ♡ンっ♡ンっ♡」
「素直になってセックス楽しもうよ。アイドルやってると、ストレスなんかも多いだろ? 何も考えずに、馬鹿みたいに気持ち良くなっちゃおうよ」
「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ ――ンっ♡」
八宮の腰の動きが、上下に揺すったり、円を描くようにしたりと、段々と奔放になっていく。僕も彼女に合わせて腰を動かしつつ、ブルブル揺れるたわわなおっぱいを揉みしだいた。
「アっ♡ オっ♡オっ♡オっ♡オっ♡ あああっ♡ イイっ♡ 気持ちイイよぉっ♡♡」
「いいよ八宮、正直になってきたじゃないか! 僕もチンポ気持ちイイぞ!」
「わたしもっ♡ わたしもおマンコ気持ちイイっ♡ ビリビリするっ♡ 君のおチンポ、とっても気持ちイイよぉっ♡♡」
声にも遠慮がなくなっていき、八宮もセックスの快感を最大限に享受し始めた。八宮のマンコをズルズルと出入りする僕のチンポには、白濁した本気汁がべっとり付着している。八宮の両手は僕の手に重ねられ、二人で一緒に八宮のおっぱいを揉んでいた。
そもそも、こんなにセックス向きに作られたカラダを持っているくせに、セックスの快感を否定しようとすること自体に無理がある。浮気セックスだとかは考えずに、一種のレクリエーションかエクササイズ感覚で楽しめばいいんだと、僕は日頃から八宮を唆していた。
「――あっ♡ イクっ♡♡ ナカでイッちゃう♡♡ おっきぃのキちゃうよっ♡♡」
「僕もそろそろ出そうだ! 一緒にイクぞ!」
「うんっ♡ うんっ♡♡♡」
セックスの最後は、同時イキするのが一番気持ちいい。僕も八宮も、それはよく知っている。イク瞬間、八宮は僕の手を強く掴んで、自分のおっぱいを握りつぶさせた。
「――イっ♡ クぅううううっ♡♡♡ ああああああっっ♡♡♡♡ ううううううっ♡♡♡♡」
「ぐああああっ!!!! 出る……!!!!」
「お゛~~~~っ♡♡♡♡ お゛~~~~っ♡♡♡♡」
「うっ、ぐうぅううううっ!!!!」
絶頂でのけ反った八宮の頭が、僕の頭のすぐ横にある。現役アイドルが発散する大量のフェロモンが、僕の鼻から侵入し、射精の快感をとんでもなく高める。八宮もイキまくり、僕らは二人で獣のような声を上げていた。
「あ……っ♡ ヒ……っ♡ ぐすっ」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「ぐすっ……あっ♡ はぁ……っ♡ はぁ……っ♡ ぐすっ」
ようやく絶頂の波が引いたころ、八宮は、快楽の余韻に震えたり、イキ過ぎて嗚咽を漏らしたりで忙しそうにしていた。僕は彼女の身体を背後から抱えたまま、後ろのベッドに向かって倒れ込んだ。そして、左手で八宮のお腹をさすりながら、右手で滑らかな金髪を優しく撫でた。
「どうしたの、八宮」
「あ……♡ あ……♡ だ、だって……♡ ぐすっ」
「イキ過ぎて怖くなっちゃった?」
「うん…………ぐすっ」
深イキから降りられなくなって、不安のあまり涙が出てきたということらしい。僕とセックスするたびに出てくる新しい自分を知るのも怖いと、八宮は以前ぼんやりと口にしていた。
「大丈夫だよ、八宮。どんな君でも、僕は嫌いにならないからね」
セフレが言うにしては臭い台詞だけど、事後のどさくさなら許されるだろう。僕は彼女が泣き止むまで、まだまだ子どもっぽいところもある金髪少女を抱きしめていた。