俺はふうま小太郎。五車学園の生徒で、”独立遊撃隊”を率いる対魔忍だ。
独立遊撃隊っていうのは、簡単に言えば俺の判断で自由に動かせる部隊の事だ。
そんな俺は今回、以前にも騒動を起こした”ブレインフレーヤー”というタコみたいな頭をしたヤツが悪巧みをしていると言う情報を掴み、対処する為に蛇子・鹿之助の2人に加え、雷遁使いのゆきかぜ、ハイブリッド対魔忍で氷を操れるきらら先輩の5人でヤツを追っていたんだが……
「……ここは?」
目が覚めて回りを見渡すと、そこは何故か五車学園のグラウンドだった。
周囲には俺以外の4人がいる事が確認できた。特に怪我とかも無さそうだが……
「んっ……あれ? ここって……」
「へっ? なんで俺たち五車学園にいるんだ?」
目を覚ました蛇子と鹿之助が周囲を見て、ここが学園だと気付いたようだ。続けて目を覚ましたゆきかぜときらら先輩も同じだ。
「……んっ? ねえふうま、何かあるけど……」
きらら先輩の視線の方を見ると、「ここで並んで待て!」と書かれた立て札があった。
……よく分からんが、取り合えず待ってみるか?
「えー? 大丈夫なの?」
「下手に逆らって動く方が危険じゃないか? 少なくともここが”本物”の五車学園だって確信も無いしな」
不満そうな顔をしながらもゆきかぜはこっちの話に乗ってくれた。
右から俺、鹿之助、蛇子、ゆきかぜ、きらら先輩の順番で並んで待つ。
すると、校舎の方から誰かが小走りでやって来た。
誰だ? 女子生徒……? 金髪の……
「お・ま・た・せ~♥」
「「「「「…………」」」」」
……マジかよ。
やって来たのは、この場の全員が良く知る人物だった。
長く伸びた金髪に眼鏡、そして過剰なまでに色気を振り撒くボディをした……五車学園の”教師”である高坂静流先生が、何故か制服姿で俺達の前に現れた。
──────────
「……えっと、静流先生? その格好は一体……」
俺達の前に立った静流先生に蛇子が代表して尋ねるが、それを無視して静流先生は話を始めた。
「ここはブレインフレーヤー様が支配する次元の1つ。ここで貴方達には、ある”ゲーム”に挑戦してもらうわ♥」
ゲームだって? あんなタコ野郎の考えるゲームなんて、絶対下らない物に決まってる。
「名付けて、”絶対に勃起してはいけない対魔忍24時”~♥」
「想像以上に下らねぇっっ!!??」
なんだよ”絶対に勃起してはいけない対魔忍24時”って……年末の某お笑い特番のパクリじゃねえか……
いや、それよりもおかしいだろ?
「なあ、質問して良いか?」
「ええ、どうぞ?」
「じゃあ遠慮無く……そのゲーム、そもそも成立しないだろ?」
ここで言う勃起と言うのは男の生理現象の事だろう。だがそもそも俺達5人の内3人は女子だ。
勃起なんてしたくても出来ない筈だが……
「そこは問題無いわ♥それよりも……その格好は良くないわね。
早速だけど、あっちのボックスに着替えを用意してるから、それに着替えてちょうだい♥」
そう言って静流先生が指差した先には、某お笑い特番でもお馴染みの着替えボックスが……
「ふざけんじゃないわよっ!! ”ライトニングシューター”!!」
「”凍豹拳”っ!!」
怒りを露にしたゆきかぜときらら先輩が同時に攻撃を仕掛ける。が、しかし──ー
「あれっ!? ライトニングシューターが無い!?」
「嘘っ!? 何で氷が出ないのよ!?」
ゆきかぜの銃はその手に無く、きらら先輩も冷気の力が使えない。
「言い忘れてたけど、この世界では一切の武力行使が出来ないわ。武器の類いは存在出来ないし、忍法等の特殊能力も使えないわ」
……面倒な。従う振りだけしてブレインフレーヤーを探すつもりだったのに、まさか武器すら持てないのかよ。
「安心しなさい? 24時間無事に過ごせたら、元の世界に帰して貰えるから♥」
全く信用ならないが、取り合えず今は従うしか無さそうだ……
──────────
静流先生に案内され、着替えボックスの前までやって来た俺達。
……ご丁寧にそれぞれカーテンに名前まで書いてやがる。
「右から順番に俺、蛇子、きらら先輩、ゆきかぜ、鹿之助か……」
某お笑い特番だと、大体最後のボックスのヤツに何か仕掛けてあるんだが……
不安を感じつつも、全員素直にボックスの中へ入っていく。
「……普通の制服だな」
俺に用意されてたのは、何の変哲も無い学園指定の制服だ。
袖を通しても、別に変な所は見当たらない。
「着替え終わったかしら? それじゃあ順番に出て来てもらうわね♥
まずはふうま君♥」
やっぱ俺が最初か。後の4人はどうなるやら……
「まあ、いつも通りね」
感想それだけかよ。ま、その通りなんだけど。
「次は蛇子ちゃん♥」
「……」
隣のボックスのカーテンが開くと、顔を赤くした蛇子が出て来た。
その服装は……
「俺と同じ?」
蛇子の服装も制服なんだが、下は俺と同じくズボンだった。
普段とは違ってなんか新鮮だな。でも何で顔が赤いんだ?
「おちんちんの具合はどうかしら、蛇子ちゃん?」
「はぁっ!!???」
言われた蛇子は赤い顔のまま俯いてしまった。よく見ると、両足をもじもじさせてるし……てゆうかいつの間に!?
「お着替え中に、ブレインフレーヤー様のお力でちょちょいとね♥」
ほんとにろくでもねえな。一体何が目的なんだ?
「じゃあ次にきららちゃん♥」
「もう!! 一体どうなってんのよ!!」
そう言って内股歩きで出て来たきらら先輩も、俺等と同じくズボン姿だった。
「あらあら、怖い顔♥次、ゆきかぜちゃーん♥」
「うー……」
ゆきかぜもズボン姿で出て来た。顔は真っ赤で、内股歩きで、だが。
「じゃあ最後に鹿之助君♥」
最後に鹿之助のボックスのカーテンが開かれる……が。
「な、なんで俺の服”コレ”なんだよぉぉっっ!!?」
やっぱりと言うか……女装した鹿之助が出て来た。
上は普通のワイシャツにネクタイだが、スカートはすそを引っ張って押さえてないとその下が見えそうになるくらい際どい。
おまけに白いニーソックスまで……と言うか、鹿之助が女顔なのも相まって違和感が全く無い。
「似合ってるわよ鹿之助君♥」
「似合うとか言うなぁぁ──っっ!!」
「……っ!?」
『デデーン! ゆきかぜ、OUT~』
と、俺達が騒いでいるとどこからか”例の音”が流れて来た。てかもう始まってんのかよ!?
「ちょ、ちょっと!? 勃起してない!! 私勃起とかしてないから!!」
「ざ~んねんでした♥おしおき隊かも~ん♥」
ゆきかぜは股間を押さえながら抵抗するが、その背後に現れた仮面を付けた大柄な対魔忍がゆきかぜを羽交い締めにする。そして……
「さあゆきかぜ、おしおきの時間だ」
「えぇっ!? 凜子先輩!?」
「今回のおしおきは、凜子ちゃんによる”手コキ”よ♥」
ボックスの裏手から出て来た凜子先輩(制服姿)がゆきかぜの前にしゃがみこみ、ズボンのチャックを下ろすと……
「……ぅぅ///」
「ふふっ、なかなか立派じゃないか♥」
凜子先輩の言う通り、立派な”モノ”がズボンの内側から現れた。
「さあ、気持ちよくさせてやるぞ♥」
そう言うと凜子先輩は、どこからか取り出したローションを手に取って馴染ませ、その手でゆきかぜの”モノ”を扱き始める。
「んおおっっっ!!!? おほっ!!? おほぉぉぉっっっ!!!?? ♥♥♥」
その瞬間、ゆきかぜの口から獣のような声が漏れる。
「んひぃぃっっ!! ♥♥チンポきもちよしゅぎぃぃっっっ!!! ♥♥♥」
「
「おっほぉぉぉ!!!?? でりゅうぅぅぅっっっっ!!!???? ♥♥♥♥」
びゅるる────ーっっっっ!!!! びゅるっっ!!!! ぶびゅるるっっっっ!!!!
「あはぁ♥凄いな……熱くてドロドロだ……♥」
──────────
「とまあ、こんな風に、勃起しちゃったら罰ゲームとして今凜子ちゃんが使った”感度3000倍ローション”を使って射精してもらうから、勃起しないように頑張ってね♥」
……ほんとになんてゲームだ、とこの場の全員が思っただろう。(ちなみにゆきかぜは気絶中、凜子先輩は何処かへ行ってしまった)
しかしそんな事意に介さず静流先生は説明を続ける。
「時間はちょうど24時間後、つまり明日の午前9時まで。
それが終われば、元の世界に帰れるわ」
「……やるしかないか」
こうして、ブレインフレーヤーの仕掛けたゲーム”絶対に勃起してはいけない対魔忍24時”が始まった……
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<現在の罰数>
・ふうま小太郎→0回
・上原鹿之助→0回
・相州蛇子→0回
・水城ゆきかぜ→1回
・鬼崎きらら→0回