00.兵藤一誠※
俺の名前は兵藤一誠。皆はイッセーと俺の事を呼ぶ。
女子たちは日々俺の事を噂し、騒いでいる。
……この年になるまで、辛い日々だった。
催眠術や刷り込みといった精神的な技術、邪魔な男をおっぱらったり女を押さえ込んだりする肉体的な技術。
俺が五歳のときに合ったあのおっぱいのおっちゃんのお陰で俺の世界は一変した。
──乳を沢山揉む。
つまり、沢山の女を抱き、経験しろ、と俺は都合よく解釈した。
はっきり言うが、俺はブスとヤりたくはない。そうだろ? 見た目はそこまで気にしない。まぁ、美しければ美しいだけ良い。清楚なら清楚なだけ好ましい。
実生活では清楚な女たちが俺の前では卑しく俺を求める性奴隷に成り下がる姿。
──ああ、想像しただけでぞくぞくする。
どこぞのハゲとメガネが童貞がどうのと騒いでいるが、まぁ気にしない方がいい。
今日が初の催眠術の発動日だ。
なにせ俺に好きだと言ってきた女がいた。
天野夕麻。くくっ、いい実験体だ、みてくれもいい。慎ましくも主張する胸、スレンダーで細い腰、ぷりりとした尻もたまらない。あの時たま見せるつり目もぞくぞくするねぇ。じっくりねっぷり調教して、彼女から牝奴隷第一号へと格上げしてやる。
「おいイッセー、次の授業はじまんぞ」
「……ん? ああ、わりぃ」
まぁ、今は学生の身分だ。勉学にも精を出すさ。女共に精を注ぐ傍ら、な。くははは! まってろよ俺の女たちよ!!
★
俺はまず初デートにさそい、少しだけ隷属させることにした。初っぱなから催眠術なんか使ってりゃあ面白味もなにもねぇからな。
ちなみにだが、俺の両親は他界してる。んー、五年前だったか? 不運にも交通事故でな……。
まぁ、多額の財産を残してくれてたから食っていけるわけだ。高校出たらさっさと就職したいものだ。そして山奥の大豪邸で裕福に暮らしながらも女を自由気ままに抱き続ける生活……いや、性活か。くく、ぞくぞくする。ああ、楽しみだ。
お陰で料理スキルも上達した。それだけじゃねぇ、いわゆる『何度でも食べたくなる料理』ってやつらしい。これは友人談。
「イッセーくん、待った?」
「いや、今来たところさ──夕麻ちゃん」
うむ、初々しそうな演技も上等だな。俺は恋……うむ、恋はしたことねぇな。
うーん、恋、か……たぶんだが、あの赤い髪の女……リアスとかいったか。プライドの高そう面しててよぉ。落としがいはありそうだな。でもまぁ、今は時期じゃねぇ。
今は目の前のこの女だ。天野夕麻……こいつを俺色に染め上げて俺以外見えなくさせてやるよ……くくくっ!
★
夕麻ちゃんがトイレのために一旦席を離れた。……今のうちだな。
俺は懐から小さな瓶を取り出すと、彼女の飲み物へと混入させる。回りは俺の行動なんざ見ちゃいない。
これは無味無臭の媚薬だ。通販なんかでも簡単にてにはいるシロモンだ。こいつを飲ませてとりあえず発情させる。んで、俺は抱いて隷属させるって寸法だ。
種類によっちゃあ効きにくい種類の人間もいるらしいが……大丈夫だろ。なんせそっち界隈では有名な『フォーリン製薬』のイチオシ品で、どんな種族でも、例え天使や悪魔でも発情させるとかいうすげー謳い文句だったしな。ちょっと値が
「ふぅ……」
彼女は息を吐くと、躊躇い無く媚薬入りのアイスティーを飲んでいく。しかも飲み干した。
くくっ、これで完璧だ。たしか効能のところによると、人間相手なら早くて二時間、遅くとも三時間後にはどんな種族も発情状態になるってはなしだ。すげぇな、さすがフォーリン製薬。
世界を征服なんてちゃちな夢は要らん。女がほしい。女を抱くためだったら社長だろうが悪魔だろうがなんにだってなってやるぜ。くくくくっ!
「あ、次は服屋さん行く?」
「おう、いいぜ」
服屋か。くく、服屋なら一時間ほど潰せるな。
★
服屋やゲーセンを見て回り、あたりはすっかり暗くなってきた。
「はぁ………はぁ……」
夕麻ちゃんは息を荒くして顔が赤い。
「どうかしたのか、大丈夫か? もし辛いなら何処かへ……」
と、わざとらしく言葉をつまらせる。そりゃそうだ、ここはラブホ街が近い位置だからな。
「あ、べ、別に変な意味じゃないからな!?」
取り合えずこうやって狼狽えておこう。
「……うん、わかった」
ほら、返事した。
☆
おかしい。なにかがおかしい。私はぼうっとする頭で考えた。
兵藤一誠。見た目は地味だけど気配りの聞く餓鬼。そして殺害対象、そのはずだった。
その男に対して、私が欲情し始めたのは、日が落ち始めた頃だった。
おかしい。なにかがおかしい。
私はベッドに寝転がりながら欲にかられる。
したい、したくない、したい、したい。
調査の限りでは性交渉を一度もしたことがないと聞く。彼は顔を朱に染めつつもこちらの心配をしている。
それが少し気にくわない。こんなに欲情してるのに、なにもしてこない、気づきやしないこのもどかしさに。この餓鬼が。
頭がぼうっとする。したい、したい、したい、したい。
それしか考えられなくなった頃、彼が心配そうな顔をする。
そして──悪魔の囁きをする。
「本当に大丈夫? もし俺に何か出来ることがあるなら言ってくれよ。できる範囲なら
それが
私は彼の腕を掴むと、こう言う。ああ、自分が自分でないようだ。
「なら……一緒に寝て」
「……こうか?」
彼がベッドに潜り込み、隣に寝る。
彼から、雄の臭いがする。濃厚な雄の香り……たまらない。
「うん。そしたら――して?」
「え……なにを?」
「えっちできもちいーこと、して?」
こんな甘えた声が出せるのかと自分でも驚いた。甘く、囁くような声だ。
処女なんてとうに捨てていたのに。アザゼル様とシェムハザ様の寵愛を受けたいのに。
まるで、恋人にささやくように、初めてを捧げるようにそう呟いていた。
「……っ、俺なんかで、よければ」
彼は一瞬つまるものの、OKをした。
彼に胸を揉みしだかれ、恥部に触れられ、掻き回され、そして彼のアレに貫かれ、はしたなく絶頂する。そして、彼の熱い精を膣で受け止める。
妄想だけで秘部は蜜を滴してクロッチを濡らす。ああ、今日は縞パンなんてはいてくるんじゃなかった。所詮、私は堕天使だ。快楽に勝てるはずがない。
──もう、我慢なんて、できない。
彼は意を決すると、ゆっくりと私のお腹に手を回す。
「それじゃ、触る、ぞ」
緊張した声色で彼が私の胸に手をあてがう。そして、私の胸をおっかなびっくりといった風に揉み始めた。
「んっ……」
思わず声が出てしまう。しかし、彼はお構いなしといった風に胸を丁寧に揉んでいく。
「女の子のおっぱいってこんなに柔らかいんだ……」
本当にこういったことは初めてなのか、感心したようにそういう。
──もっと、強く……!
私がそう思考する寸前に、彼は私の服に手をいれ、ブラ越しに揉みしだいていく。
段々と手つきが慣れたように動き始める。童貞にしては上手い方だな、と思う。
「ブラ、取るぞ」
こちらが小さく頷くと、彼は私の上着を脱がせて、上着をベッドの脇に落とす。
そして、左手を私の乳房にあてがい、右腕を後ろに回すと……
カチンッ。私のブラのホックを片手ではずした。
私は右を下にして寝ているので、必然的に私と向かい合っている彼は左手で乳房を揉みながら右手で操作している。
彼の側へ、ブラの背中のホック部の片方を持ってくると、そのままするりと腕にそって動かした。
すると、肩の帯とカップの部分も共に少し下がる。彼はホックから手を離し、肩ベルトへ右手を伸ばす。その間も忙しなく左手は執拗に胸のみを揉んでいる。
ついにその左手も肩ホックに手を当てると、私の手を沿うようにブラを下ろす。
すると、ブラは簡単にするりと私の腕から抜け落ちてしまう。そして私から取り上げたブラを上着と同じところへ落とす。
私の乳房は彼の前へ露となった。そして、感じている証拠として、私の乳首は痛いくらいに固くなっていた。
そして、彼は──その乳首へと、指を沈めた。
ずむっ、と指が沈む。
「ぃゃんっ……」
思わず声が出てしまう。焦らされている? いや、彼は初めてなのだ、我慢だ。
「おおっ……」
彼はまるで初めてテレビのスイッチを入れたかのような感嘆の声をあげる。
そして、彼は丁寧に胸を揉み込み始めた。
乳房を捏ね回し、乳首をすりすりと親指と人差し指の腹で転がす。
その度に私は情けない小さな矯声をあげる。そして、執拗に胸のみを攻める。
くりくりと乳首を指の腹で転がしたり、人差し指でかるくつついて、そのまま円を描くようにまわしてみたり。
そして、彼に乳首を軽く摘ままれたとたん。
痺れるような感覚と共に、一瞬、脳が快感で焼ききれるような感覚があった。
「んひぃぃい!?」
もしかして、胸だけでイってしまったの? そんな……。
そして、彼は正面から抱きつく。彼もいつのまにか服を脱ぎ、パンツのみになっていた。
そして、その怒張の感覚をパンツごしに感じる。
熱い。固い。
……もう、たまらなかった。
私は熱に浮かされたように彼の怒張へと手を伸ばし、撫でるようにパンツごしに触れる。
「うくっ!?」
唐突の快感にぴくりと体を反応させた彼。かわいい……と少し思った。
そして、それをゆっくりとパンツの前開きの裂け目から取り出して、思った。
デカい。馬並みと言っても遜色ないであろうレベルの巨根がそこにはあった。勃起のためへその辺りまで反り返ったそれは濃密な雄の臭いを放つ。
それはまるで媚薬のように私の体を支配した。
――もう、とまらない。
私は戸惑う彼のそれへと顔を近づけ、臭いを嗅ぐ。
――ああ、もう我慢なんてできないっ!
私は慌てたようにそれをくわえ込む。
あまりのサイズに私の小さな口では入りきらない。
でも、私は飴でも舐めるかのように亀頭を舐める。
「っ!?」
まるでおしゃぶりをくわえるようにそれに吸い付き、舐めている。多少の汗などまるで気にならない。
私はじゅん、と女の部分が熱くなる。
これが、私の、中に?
普段ならありえないと拒んだだろう。だが、あいにく私は快楽に狂ってしまった状態。
それだけで――私はもうとまらない。
しゃぶりつつできるだけ大きく口をあけると、それの先端をくわえこんでみる。
「っく、それ、やば……」
彼は快感に悶えている。
……もう、私が我慢できない。
私はちゅぽん、とわざと下品な音を出して彼の怒張から口を離すと、彼に向かって手を伸ばしながら、甘えるように、それでいて懇願するように言う。
「――きて。私と一緒に気持ちよくなろ?」
きっと今日の私はどうかしている。普段ならこんなこと絶対に言わない。きっと今日はどうかしているのだ。
「……わかった、じゃあゴムを――」
彼がホテルの備え付けのコンドームを取り出そうとする。――待てない。
「いいよ。生でしても」
「っ、でも子供が――」
私の頭のなかではすでに周期を思い出していた。
安全日だと、記憶が伝えた。
「――今日は、あかちゃんができない日だから。大丈夫だから。して。貴方とつながりたい」
「……わかった。行くぞ?」
彼は私のスカートを脱がし、パンツも脱がしてしまう。
そのクロッチは既に私の愛液でぐっしょりとしていた。
彼は私の上に覆い被さる。
「……行くぞ」
彼は亀頭を私の秘部へと押し当てる。
そして、狙いを定め……
ずん、と衝撃が来た。
「ああああああああっ!?!?!?」
そのあまりの衝撃と快感に絶叫に近いあえぎ声をあげてしまう。軽くイッた。
頭のなかでは星がチカチカしてなにがなんだか分からなくなる。
「血は出てねぇってことは……初めてじゃあないのか。ま、そんなもんだろな。動くぞ」
彼はずずっ、と腰を引く。
それだけで内蔵ごと引っ張られるような感覚に陥る。
なんだ、これは?
そして、ボディーブローをかませるようにずん、と降りる。
そして、激しいストロークが始まった。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あっ!!」
私はもはやなにも考えられない。ただ、快感に身を任せていく。己の欲望に正直に。殺すのは明日でいいか。
「イきそうか?」
「あ、あ、あ、イク、イキそうなのっ!!!」
彼は私の言葉を聞くと、抽挿をピタリとやめてしまう。
――なんで、なんでとめるの?
はやく、はやく、イキたいのにっ!
彼はゆっくりとずにずにとぺニスを馴染ませるように動かしているだけだ。まだ完全に埋まっていないそれは、不安感すら感じさせる。
「イキたいか?」
「うんっ、イキたいっ!」
私は彼の問いにはしたなく答える。
――今日は、おかしくなってるから、仕方ないんだ。
そう、考えたら少し心が休まった。
「なら、おねだしりしてみて?」
「――ッッ!」
おねだりだと、ふざけるなと普段なら激昂していた。でも、今はおかしいから。
「イキたい、イカせてっ!!! 私のおまんこをその固くておっきいチンポでじゅぼじゅぽ抉って犯して濃い精子を私の
絶頂はおろか、中出しすらを求めるような変態発言。
とにかく、イカせてっ!
「いいぜ。お望み通り
彼は――イッセー君は激しいストロークで私の膣内を犯す。激しく、荒々しく。
「あっ、あっ、んっ、あ、あ、あ、イク、イク、イクうっ!?」
もう、イキそう――そう思ったとき。
「――っ、出すぞっ!!」
――どびゅうううううううううううううううううううううううううっ!!!
私の膣内で彼のぺニスが暴れ、マグマのような精液を多量に吐き出す。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
私もその快感の波にのまれ、同時に絶頂する。あまりの快感に世界が真っ白になってチカチカする。ただ――下半身の彼の存在だけしか感じなくなっていた。
あ、もう、だ、め……。
☆
「ふぅ……」
思った以上に夕麻ちゃんがエロかったでござるの巻。
そして何より童貞を捨ててやった。途中から演技なんて出来てなかったけど……大丈夫か?
彼女は絶頂で気絶してしまい、精液がゴポゴポと恥部から出てきているのがなんともエロい。
射精特有の気だるさに身を任せながら、俺も眠りにつくことにした。
いやー、明日も休みで助かった。
あー、精液とか、流してねーや……ダメだ、眠い…
『……今代はなんともまぁ酷い』