据え膳食わぬは男の恥って諺しってるか?
女に誘われる前に自分から誘って女に恥をかかすなよっていう教訓なんだ、と俺は勝手に解釈してる。
辞書には「女から誘ってるのにヤらない男は駄目だ」的なことが書いてあったが詳しくは覚えてねぇ。
ま、それはともより。まさに
「ああ。俺が可愛がってやるよ」
なにもわかってない発情美少女に色々仕込むのも乙なもんだよな。
今回やるのはいわゆる「スローセックス」ってやつをやる。愛撫や本番でも時間をかけてゆっくりと溶かしてゆくやつだ。フィーは龍神だから丈夫だし激しい方が好きだからいいんだけど……アーシアは人間で、とろとろに蕩けているのを見るあたり、情事をみてたんだろうな。それでもアーシアは人間で処女で性経験も性知識もなにもかもがほとんどゼロだろう。
まずは、彼女の身体を抱き寄せて、首筋をツゥ……と右指の腹で撫でる。
「あぅん……んふぅ……」
気持ち良さそうで何よりだな。優しく接してとにかく時間をかけるのがスローセックスの醍醐味だ。女の子をとろとろにとかして前後不覚どころか快感以外の情報が一切入らなくなるまで愛撫する。そしたら、挿入も楽になるだろ。
ゆっくり、落ち着いて。優しく、優しく……。
全身をくまなく撫でるように。まだ、シスター服の上から。
「んふぁ……んんっ……ぁぁ……」
……下着の濡れ具合を見るに一回イッた後か。さては無自覚にオナニーでもしたな……。
まだ我慢。胸の上を擽るかのように優しくなで回す。
「ん……ふぁ……あ、いっせー、さん……」
お、ちょっと理性が戻ったか? よし、日常会話のテンションで話しかけつつ愛撫を続けよう。
「ん? なんだいアーシア」
「きもち、いいです……なんだか、ほわほわしてて……」
……まだ、我慢。優しく太ももを撫でると快感に震える少女。
……ほほう、なるほど。背中や腹も弱いな。
そっと優しく。そっと優しく……。
気を使わねば壊れてしまいそうなほど儚い少女。だが――否。だからこそ美しいのだ。
「ぁぁ……いっせーさんの手、あったかい……」
「……そうか」
短い会話でもどうしようもなく愛しさが止めどなく溢れる。
優しく、優しく……。
こうして心掛けていなければいけないほど、彼女は美しく、純粋で。汚したくなってしまう。自分色に染め上げて俺しか見えなくしてやりたい。
……だが、アーシアを一気に染めるのは駄目だ。
美しい心のまま、俺の色に染め上げる。でなければ、器は簡単に壊れ汚れてしまう。
絶望に堕ちた心では、この少女の価値など無くなってしまう。そんな女を抱いてもなんの感動も俺は感じないだろう。彼女は女だ。ダッチワイフやオナホではない。
美しく、清く純真で、儚い。陶磁器のように美しくも脆い存在なのだ。
壊れてしまっては全く意味が、ない。
……ああ、成る程。確かに俺は催眠とかそういうのを集めてきた。事実、その知識は役立っている。しかし――心を砕くのは嫌いだ。成る程、悪魔王の子と言われてもするりと飲み込める筈だ。悪魔の本懐は人を堕落させること。しかし――人の心を砕き絶望させることではない。
悪魔は人間の敵ではない。それと同時に味方でもない。
人間を利用しているだけ。だから不必要に心を砕いてまで隷属を誓わせる必要がない。かつて神に怒り悪魔に堕ちた天使にして悪魔のルキフェルとて、人を愛していたのだから。
……アーシアには感謝しきれないな。ああ、こんなにも愛しい。
「アーシア……さわるよ」
「んぁぁ……!」
だから、愛す。壊れぬように気を使いながら、俺の色に染め上げる。
「んふぁ、いっせー、さん、きもち、いいですぅ……!」
「よかった……もっと、もっと愛すよ」
彼女の乳房に触れる。服の上から、優しく。
はじめはあてがうように。
しだいに、ゆっくりと揉みはじめる。
「んふぁ……あんっ……ぁぁ……」
ゆったりと、余裕をもって真剣に。女と相手するときに別の女を考えるのは無粋だ。
「服、脱がすぞ。いいか?」
「ぁ、はぃ……んっ……」
ゆっくりと彼女の服を脱がしてゆく。彼女の裸体を隠していたそれは簡単に脱がされ、可愛らしいブラとパンティが露となる。
「いっせー、さん、?」
「……ああ、すまん。思わず見とれてた」
数瞬とはいえ意識をぶっとばされた。それほどまでに彼女は美しい。白磁の肌はまるで
一般的にも巨乳の部類に入るアーシアの乳房は、白いフルカップタイプのブラにてそれを隠している。
金の茂みを隠しているであろうパンティは、やはりブラと同じように純白だ。
天使のようだ、という喩えは彼女のためにあるのだと錯覚してしまうほどだ。
運動は苦手なのか全体的に肉付きがいい。程よくついた脂肪はまた美しさを際立たせる。
「綺麗だよ、アーシア」
本音を構わず口にする。非常に月並みな言葉ではあるが……俺の語彙力では綺麗だ、とか美しい、とかでしか表現できないのが非常に悔やまれる。
「あぅ……」
少し羞恥が戻ってきたのか顔を赤らめるアーシア。まっすぐ誉められることが無かったんだろう。
彼女を抱き寄せて心臓のあたりに耳がつく感じにする。
「アーシアを抱き締めるだけで俺はこんなにも緊張する」
事実、心臓は警鐘を鳴らすように激しく鼓動している。
回数を重ねているとはいえ……緊張するのは当然だ。いつも不安だからな。
「あぅぅ……」
羞恥で真っ赤に染まるアーシアのうなじを軽く擽る。
「だから、もっとアーシアと触れ合いたい」
「わ、私も……私も、イッセーさんと、その……触れ合いたい、です」
恥ずかしげにはにかむその姿に心臓が締め付けられるような感覚がする。くそ、やっぱ狙ってんのか……?
まぁ、いいか。俺はアーシアを気持ちよくすることだけを考えよう。処女を奪うのはそれからでも遅くはない。
★
「イッセーさんと、その……触れ合いたい、です」
私は自らが発した言葉に驚いていた。
服を脱がされるのだって、否定しなかった。
……なんでだろう。ぼやけた頭で考える。
私はイッセーさんの事をどう思ってるのか。
「アーシアは柔らかいね」
イッセーさんがお尻を軽く撫でる。
「そ、そんな……ふぁん……!」
それだけなのに、心が満たされてゆく。イッセーさんと、もっともっと触れあって“仲良く”したい……。
「ほら、ここも」
イッセーさんが身体に触れるたびに思考が溶けてゆく。
心地よいその感覚は、雪が溶けるようにじわりと染み込んでゆく。
気持ちよくて、抗えなくて。
抗おうとも、思えなくて……心地よくて。
私はイッセーさんをどう思ってるんだろう。イッセーさんと何をしたいんだろう。
イッセーさんは、素肌を指の腹で優しく撫でたりつついたり、時には手のひらで包み込んでみたり。
ぞわぞわと、快感が沸き立つ。激しいものじゃなくて、優しく穏やかな快感。
あそこを触ったときの激しい快感とは違う。
唇に触れられると、気持ちいい。
二の腕に触れられると、気持ちいい。
お腹を撫でられると、気持ちいい。
胸を触られても、お尻を触られても、嫌じゃない。気持ちいい。その度に恥ずかしい声を漏らしてしまう。
快感が次第に、強くなりはじめていた。
★
「んくっ……ひぁぁ!」
……さてと。時計をちらりと見ればすでに七時を回っている。二時間も愛撫してたのか俺……。普段ならそろそろご飯なのだが……オーフィスは寝ている。
俺はアーシアの相手だ。……まぁ、一食程度抜いても問題ない。
「ひぁぁ、いっせー、さん! んぁぁ♪」
……うむ、出来上がっているな。
クロッチは愛液でびっしょりで、パンティの布地ではそれを吸いとりきれず内腿を伝って床を濡らしている。半分腰砕けなアーシアは快感でかくかくと震えている。そろそろ頃合いか?
「アーシア、脱がすぞ」
「んっ……はい……」
快感でぼーっとしてるせいなのか、肯定するのでブラをはずすことにした。手早く背中に手を回してホックを外す。
美しい二つの双丘はみるからに柔らかそうだ。その頂点は淡い桜色で、自慰経験がない、または薄いのが伺える。しかし、隆起したそれは感じている証だ。
その乳房を優しく包み込む。少し弱めに、優しく。それから、軽く押すように。
「んぁ……んっ……」
掌で、乳頭を優しく撫でるように刺激すると、くすぐったそうに軽く身を震わす。
「んぁっ、ぁぁぁ……」
そのまま、ひたすら乳房を揉む。揉むといっても軽く揉んでいるので肌に負荷はかかっていない。ひたすら胸を優しく攻める。
「アーシア」
「ふぁ……いっせー、さん……」
アーシアがもたれ掛かってくるのでそのまま抱えてベッドへ。
ちょうど、アーシアを押し倒す形になる。彼女の艶やかな唇を軽く撫でるとぴくりと反応する。
「アーシア……キス、してもいいか?」
そういうと、ぼやけていた顔が微笑む。
「はい、私、イッセーさんの事、なんだか好きになっちゃってたみたいです」
……恋はいつでも突然に、か。
優しく唇を重ねる。……飴でも食ってたのか、ほんのり甘い味がする。
「んっ……えへへ、ファーストキス、あげちゃいました」
照れ笑いをする彼女はとても可愛らしい。とても情事をする前とは思えない。
「そっか、ファーストキスだったのか……いいのか? 俺で」
「むぅ……イッセーさんはローマの休日って知ってます? それと同じですっ」
「身分違いの二人が一日で恋に落ちるって話だったな。悪魔とシスター、実に身分違いだ」
「そうですね……」
……よくよく考えればシスターと交わって悪魔的に大丈夫なのか? ……ま、なるようになるか。
「アーシア。俺はアーシアと……そうだな、性交をしたいと思っている」
「……そう、ですか。何となく、そんな気はしてました」
俺は枕元にあらかじめ用意しておいた
というか性交の意味は知ってるのか。
「アーシアは初めてだろう? 処女を失う痛みは人それぞれだ。でも痛いことにはかわりない。どうする? 今なら……やめるぞ」
半分脅しだ。ここで交わらなくてもよし、交わってもよし。
「……私。いっせーさんと、えっちをするにはすごく短い期間かもしれませんけど……過ごしてきました。ご飯も服も、色々たくさんよくしてくれて……イッセーさんの、役に立ちたいんです……貰ってばっかりじゃ、嫌です……」
っとと、泣きそうな雰囲気だな。頭を撫でる。
「あ……」
小さくそう漏らす。俺は頭を撫でながら続ける。
「アーシア、俺は女の子が大好きだから他の娘とも関係を持つ。いいのか?」
「……いいんです。ただ……私の事も忘れちゃ駄目ですよ?」
俺のハーレム宣言に臆すどころかこうきたか。……本当、いい娘だ。
「……そっか。ありがとうアーシア」
お礼の意味を込めて唇にキスを落とす。
そのまま、舌を入れてみる。はじめは驚いていたが、次第にとろんと目を細めてキスに没頭する。
ちなみにだが、いつのまにかフィーは退室していた。
「んむ……ん、んぁ、あむ……んむぅ……」
すぐにキスの快感に没頭する彼女。
舌と舌が絡み合い互いの唾液を混ぜていく。
一旦口を離すと、二人の間につぅ、と唾液の糸が橋を架ける。
「ぁ……いっせーさぁん……」
……もう辛抱たまらんな。
「下ろすぞ」
確認をとる前にパンティをずり下ろす。
……oh.
……生えてない。
シスター・アーシア、齢16にして未だ生えてないのである。
剃ってるとかそういうのではなく、生えてないのである。
本来ならば閉じているであろう秘裂は、少し開き物欲しそうに開き蠢いている。
キスをしながらその大陰唇へと軽く触れる。
「んぅぅ!?」
……すげぇ濡れてんな。
もうこれでもか、というほど濡れている。だが……解れていない。まだ筋肉が少し緊張している。なら……解すのみ。
「んふぅぅ……んんっ……!」
……軽く指の腹で押しただけでこれか……やはりオナニーの経験はない、か。無意識下ならともかく……。ふむ。
少し小陰唇あたりを探ってみるか。大陰唇より、さらに奥へ。指が入っているようにも見える。
「んふぁ!? ぁぁっ!」
おとと、キスしてたのが放しちまった。
んー……感触的にまだ固いか? いや……このくらいだろうか。よし……さらに奥の膣の入り口へ。
「ぁぁっ!?」
うご、締め付けてくる……こりゃちょっとキツいな……。
中指で揉みほぐすかのように動かす。膣を傷つけないように気にしながら。
「あぅっく、んぁ、ふぁぁぁ♪」
彼女が矯声をあげてびくびくと身体を痙攣させる度に膣はだんだんとほぐれてゆく。徐々に、奥へ。
「んぁぁ、きもち、い、あぁぁぁ♪」
……もう少しの辛抱だ。ああ、声が可愛すぎて全然萎えねぇ。
もうシーツも手も愛液でベトベトだ。
ついぞ膣は指二本をなんとか迎え入れることの出来る程度までは拡張してきている。
……そろそろ頃合いか。
俺はいきり立ったそれにコンドームを装着する。フィーの間に子供は出来ない。ある一定の時期でないと子作りは不可能だそうだ。
アーシアの足をいわゆるM字開脚の状態にする。
「アーシア。力抜けよ」
俺の言葉に快楽に溺れた顔でこくりと頷き力が抜けたのがわかる。
俺は亀頭をあてがうと、ゆっくりと挿入を開始する。
「ぁぁあああ、ぁぁっ!」
愛液がきちんと役割を果たし、ゆっくりとではあるがスムーズに挿入されていく。
そして、何かに触れる感覚がする。……これが処女膜か?
アーシアは経験人数的には三人目だが、処女は何気にはじめての相手だ。
「いくぞ」
……ゆっくりとやったら痛いのじわじわくるんだろうか。
だったら、一気に……っ!
ずん、と深く打ち込む。それでも優しく。
「っっ!? 痛……?」
……まさか、上手くいったのか? それとも、処女膜が痛みにくいタイプだったか?
とにかく、そんなに痛くなさそうで安心した。勿論秘部からは血が出てきているが、漫画のようにそんなにたくさんではない。
奥まで深く突いた肉棒は快感で降りてきた子宮の入り口に当たっている状態だ。
「アーシア、大丈夫か?」
「はい、平気です……なんだか、拍子抜けしちゃいますね」
……よし。
「こうして繋がってると、アーシアを感じているような気分になるな」
「私も、イッセーさんを感じます……」
アーシアに負荷が掛かるんで、じっとしている。アーシアの中は少々キツい。当たり前だが初めてだしな。なんだかんだ言って痛かったのた。
しかしそれも次第に弱まっていくと、少し慌てたように膣が蠢きはじめる。
「イッセーさん……一緒に、気持ちよくなれますよね?」
一緒に気持ちよくなる。
「ああ、勿論だ」
ぐぐ、と腰を引くと再び挿入する。処女相手に端から激しいのは体に負担がかかる。
ゆっくりとした、ストロークだ。
「んぁ……ぁぁぁ、あんっ!」
ゆっくり引いて、ゆっくり挿して。本当なら激しくしたいが……そこはな。
「アーシア、気持ちいいか?」
「んっ、ぁぁ、はいぃ、いっせーさんの、きもち、いいですぅぅ♪」
……よし。少しペースアップするか。
一拍子から、二拍子へ。
「あぅん、んぁぁ、いっせーさぁぁん♪」
かわいく名を呼ぶので思わずそのままキスをしてストロークをはやめてしまう。ああくそ、抑えが聞かねぇ!
「ん、ん、ん、ん、んん、んぅ、んむ、ん、んんっっ♪」
次第に激しくなってゆくストロークに快感を感じているアーシアに安堵しつつも、もう止まらない。
「んっ、んっ、んっ、んんんっ、んん、んんっ、んむ、んむぅぅぅぅぅ!!」
彼女がついに絶頂に達し、精液を搾り取らんと締め上げる。
彼女の口のなかで出ると呟いた。
性の奔流が鈴口から溢れ出るが、それはコンドームが阻み子種としての機能を阻害する。
何度かびくびくと脈打った後、ようやく射精が収まる。
「ぁ……」
ようやく性交が終わったことに安堵したのかぱたりと倒れ混んで寝てしまう。
俺は彼女の膣から肉棒を抜くとさっさとコンドームを取り外して縛る。
そしてゴミ箱へぽい。
「終わった?」
「ああ、今な」
「ん。アーシア、寝かしとく。ご飯、出来てる」
……なにこの家庭的な龍神。すげぇ可愛いんだけど。
「わりぃな」
「ん。アーシアも、我と一緒。……サタンの眷属?」
……。
「そういうはなしはまた今度にしてくれ……疲れた」
「ん。今日の夕飯は、蜆の佃煮を用意しておいた。滋養強壮に聞くと、本にかいてあった」
フィーが見せつけるのは『旬の食材を知る~四季折々 著:西行く寺娘』。どうやら食材に関する本らしい。
ほんと気が利くな。
「そっか、ありがとな」
「ん……」
頭を撫でてやると気持ち良さそうに目を細めたあと、食卓へと向かった。俺はそのあとについていく。
余談だが、蜆の佃煮と白米の相性は抜群だった。
本編総文字数6666文字。
つまり……わかるな?
スローセックスはポリネシアンセックスともいうみたいですね。肉体よりも精神の繋がりを重視する、ポリネシア発祥の地方性交法だそうです。
まぁ、途中で快感とアーシアの誘惑(無自覚)に負けたISSEIは激しくしちゃいましたが。彼もまだまだ若いということですねー。