七日目。
あれからアーシアとは交わっていない。当然だ、処女を喪失したんだから。無茶をさせるのは良くない。体にも心にも悪いからな。
「……イッセー。どんな魔法を使えばそんな彼女になつかれるのかしら?」
少々苦笑いしたリアス。
まぁ当然だ、アーシアは俺にベッタリくっついてるからな。
「さぁ? ただ言えることは、アーシアは悪魔になることを“受け入れた”だけです」
「そう。……じゃ、始めるわよ」
そう言うと、リアスは懐からそっと紅い駒を取り出した。
★
「くそっくそっ! 役に立たない堕天使共め! あの男、よくも僕の邪魔を! ああ、
時は、アーシアを拾った時点まで遡る。
教会の影で隠れていた男はそう悪態をつく。
イッセーがこの言葉を聞いたら、この男の頭と腕は無くなり闇の炎に抱かれて消えているだろう。
「……まぁ、いい。クク、あの真実を告げればあの娘の心は砕け消える。そこに僕が甘言と共に犯せば心も肉体も僕のものだ……!」
男はそう言って勝手に一人で盛り上がる。アーシアが、誰のものであるかも全く理解せぬまま。
「アーシアと初体験するときはやっぱりシスター服かな……」
もはやアーシアの純潔はイッセーに優しく奪われているのも露知らず、勝手にテンションをあげているディオドラ。もはやここまで来ると滑稽である。とらぬ狸の皮算用とはまさにこの事だ。
自らの首を絞めているとも知らずディオドラは気色悪い……否、生理的に受け付けない、モザイクがかかりそうな笑みをうかべ、ニヤニヤしながら魔方陣へと消えていった。
★
無事転生も終わった。見事『僧侶』として転生を完了したアーシアは悪魔になった。
「!?」
アーシアが一瞬、ぞくぞくと体を震わせる。なんだ?
「大丈夫か?」
「ちょっと、悪寒がしただけです。大丈夫ですよ♪」
そういいながらアーシアは俺に抱きついてくる。うーん、すげぇ懐いたな。
「そういえば、前もいたけどその小さい子はなに?」
と、リアスが俺の頭の上を指差す。頭では心地良さそうに頭の上で座っているミニ龍神さまだ。
うーん、『龍神さまなのですー。にぱー☆』なんて説明は出来ないだろうしな……。
「我、フィー」
ほう、そうきたか。種族を語らん方向だな。
「俺が悪魔になった翌日からいたんですけど……俺もよくわかってないんですよ。でも可愛いからなんとなく家においてるんです」
「ええ、確かに愛らしいわね」
リアスがフィーに触れようとして……フィーは避ける。
触れようとする。避ける。触れようとする。避ける。頭の上ではシュバババとかいう効果音が聞こえそうな位、高速で回避と
「ぶい」
「うーん、嫌われちゃったかしら? ……そろそろ私は帰るけど、明日からアーシアもクラスメートだからよろしくね? 教科書とかはもう手配してあるから心配しなくても大丈夫よ。じゃ、また明日」
い……今、ありのまま起こったことを整理しよう。『アーシアが明日からクラスメートになる』……アーシアの柔肌をあの野獣共に見せたり触れさせたりするのがもったいなさすぎる……でも守りやすいしなぁ。
「……やれやれだぜ」
思わず、小さくそう呟いた。
★
『……今回の
『……うーん、チートってやつだよねー』
『……まぁ、こいつならば呪いなんぞ弾いてくれるか』
『私たちのでる幕じゃないよね、カーレ』
『うむ、そうだな』
『ほらほらぁ、もっとそれっぽく喋ってよぉ。邪神っぽくさぁ』
『アハハハハ……! 今代の赤き龍と白き龍は格別に段違いだ! さぁ、魅せてくれよ、君達の英雄譚! 君達の奏でる、優しく哀しい狂想曲を! そうさ、総ては……総てはこの僕、ナイアルラホトテップ意のままに……! ……こうか?』
『うんうん、わざわざ声真似と姿真似までありがとぉ』
『……なぁ、これに意味あるのか?』
『んー、ないよー』
『だろうな』
最後の二人はセルフコラボ……というか、私のD×D二次創作関連全部に適応されますね(笑)