※この作品はR-18です。

もしもイッセーが大変な変態だったら   作:天ノ羽々斬

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最近気がついたんですが、D×D1期OPを意訳すると「人の道を踏み外したお人好しドラゴン」ってなりますよね。Tripは踏み外した、innocentはお人好しだし、DはDragonかDevil……。

そしてさっき気がついたんですが、ハイスクールD×Dの略称の一つの「HSDD」ってあるじゃないですか、あれHypoactive Sexual Desire Disorder……即ち「性的欲求低下障害」。なんというダブルニーミング……いや偶然だろうけど。




09.ファースト・フェイズ

 次元の狭間に創られたレーティングゲームの空間。そこは駒王学園そっくりに創られており、地の利はグレモリー側に傾く。

 はっきり言って、このゲームは茶(・)番(・)だ(・)っ(・)た(・)。ライザー一人でもリアス達を蹂躙して倒すことくらい容(・)易(・)い(・)。十日間のアドバンテージなどあってないものなのだ。

 

 

 ────神滅具(ロンギヌス)なんてものが無ければ。

 

 

 ライザーは神器にはあまり詳しくない。『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』なるものが、10秒ごとの倍加だということは知っている。しかし、イッセー程度の魔(・)力(・)の素養をもつ下級悪魔ならごろごろいるし、己の技量と不死鳥としての素養があれば、長期戦に持ち込めば負けるはずはない、と確信していた。そしてそれはおおよそ正しい。

 イッセーが『闇』を使えば、不死鳥の炎も呑まれてしまう。しかし、イッセーは闇を使うつもりはない。ではどこが間違っているのか。

 それは、ライザーがイッセーをどこか侮っているのに対し、イッセーはライザーを高く評価し『覚悟』を決めていることだ。『覚悟』がない存在は『油断』と『傲慢』で身を滅ぼす。実に悪魔らしい理由で……。

 

★

 

 作戦会議が完了した俺たちグレモリー眷属。優美はトラップ設置に向かい、そのまま遊撃。分かりやすく言えば『セオリー通り』の戦術だ。そして、俺と小猫が体育館側で敵戦力を誘導・足止め、俺たちが退避後に体育館ごと朱乃が爆砕する。ここは意外性がある。その後、戦力を集めて運動場から新校舎へ堂々侵入、絡め手なしで推し通るという寸法だ。

 

 リアス曰く、敵で要注意の戦力は王(キング)のライザーとその妹、それから爆弾女王(キラー・クイーン)……じゃなかった、爆弾王妃(ボム・クイーン)……ライザーの隣にいたフード女の三名だ。ライザーとその妹とやらは言わずもがな、不死鳥であるが故である。そして、爆弾王妃(ボム・クイーン)は朱乃と互角の能力をもつとか。

 ライザーは犠牲(サクリファイス)を好んで使うということが過去のゲームから分かっている。どちらかと言えば眷属任せで搦め手を使うのを得意とするんだろう。本人が戦場に立つことは少ない。

 

 確かに敵戦力を削ることは大切だ。俺は戦術には詳しくないが、確かに大切だ。だが、なにか引っ掛かる。何だろうか……。

 

「先輩、いきますよ」

「おう」

 

 小猫の声で思考を止める。進んでみなきゃ分からねぇからな。

 

 体育館に入れば、いるのは四人。た(・)っ(・)た(・)四人である。Holy Shit!(ちくしょう!) こっちが『捨駒』……いや。恐らく運動場側でも同じだろう。片方に戦力がいったら……ってやつだ。来るのは恐らく最大戦力たる女王(クイーン)。ヤツの爆発で殺られたらたまったもんじゃあねぇ。いくら堅牢な戦車(ルーク)とてひとたまりもあるまい。各個撃破されておじゃん、だ。

 

「小猫ちゃん。普通さ、こういう重要拠点は戦力を集めておくのが定石ってやつだよな?」

「そうですね……見たところ『兵士』3、『戦車』1……この戦力じゃ私たちを突破するには……」

「だよなぁ。なんか引っ掛かる。……注意しとけ」

「……了解です」

 

 さぁて、女の子に手を上げるのは趣味じゃあないんだが……。やるか。

 

「作戦会議は終わりかしら? それじゃいくわよ!」

「「解体しまーす♪」」

 

 双子の幼女……『兵士』の二人が出してきたのは……チェーンソー。日本語で書くと鎖鋸(くさりのこ)。……また凄く珍しい武器だなぁオイ。

 

「しかし無駄なんだよ無駄無駄ァ!」

 

 俺は容赦なく炎の魔力砲弾をぶち込む。そしてあっけなく二人のチェーンソーは引火して爆発四散!

 修行の成果だな。きちんと使い分けられてる。

 

「らりほっ!?」

「ちゅみっ!?」

 

 そしてその爆発に巻き込まれた二人は奇妙な悲鳴を上げて腰を抜かしている。

 小猫の方も戦車と棒術の兵士の娘を軽やかなフットワークで翻弄していた。弱ぇ……あからさまにおかしい。十日間でこうも変わるか? いや……それはねぇ。

 そう訝しんでいると部長から連絡が。

 

『朱乃の準備が終わったわ! 40秒後に崩壊されるわよ!』

 

「小猫ちゃん!」

「わかってます、はぁっ!」

 

 いままで戦っていた戦車(ルーク)の娘を吹き飛ばすと、俺たちは急いで体育館を脱出。俺達が安全圏に入った直後に落雷。まるで光の柱が落ちてきたみてぇだ。

 

★

 

 

『ライザー・フェニックス様の『兵士』3名、『戦車』一名、戦(リ)闘(タ)不(イ)能(ア)!』

 

 グレイフィアの音声アナウンスを確認して、イッセーと小猫はほっとする。15分の4とはいえ、戦力を削れたのには間違いない。

 

「……なんとかなりましたね、先輩」

「ああ、だが……何かひっかか──」

 

 そこからイッセーの声は途絶える。イッセーが爆発に包まれた。





没ネタ

ヴァーリ「強いやつに会いに行く!」
一誠「てめー、頭脳がマヌケか?」

ポル一誠と野菜人ヴァーリの奇妙な冒険バトル。
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