※この作品はR-18です。

もしもイッセーが大変な変態だったら   作:天ノ羽々斬

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05.目覚め

 

『アナタ、アサデスヨ? ……キャ!? モウ、ショウガナイワネ』

 

んー、気持ちのいい朝だ。ダルいけど。

……ん? なんか腹の上に……?

掛け布を退かせばあら不思議。黒髪幼女が寝ていました。

……俺はいつからエロゲ主人公になったんだか……。

幼女は目を覚ますと、腹の上でちょこん、と座って。

 

「……ドライグ、久しい」

「お前誰だよ」

 

即座にそう返した俺は悪くない。

 

☆

 

「我、オーフィス」

「俺は兵藤一誠だ」

 

この不法侵入幼女はかの無限の龍神だという。……この幼女が? 世の中理不尽だな……。

互いに自己紹介も終わったので取り合えず朝食を作ることにした。

 

「……何してる?」

「飯作ってる。悪魔にしろ人間にしろ、お前みたいな無限の存在じゃないからな。飯にありつけなきゃ一月で死んじまうのさ」

「……」

 

じぃ、と興味津々と見ているオーフィス。なんか無垢な子供みたいだな……。

 

「そういえば、どうしてお前は俺のとこへ来たんだ?」

 

オーフィスは、無表情で俺に告げる。

 

「我、故郷の次元の狭間に住み着いたグレートレッド倒して、静寂を得たい。でも一人では無理。だから仲間集め」

 

ホームシックかよ……なぁドライグたん。

 

『何だ? って、たん言うなッ!』

 

言うね。で、だ。ぶっちゃけるとグレートレッドってやつを倒すのにオーフィスが後何人欲しいんだ?

 

『…………2人位か?』

 

……それでも無理そうな気がするんだけど。

……あ、いいこと思い付いた……。

 

『いいことだと?』

 

ふっふっふ……俺に隷属させてやるぜ!

 

『どこがいいことだ! この、おにちく!』

 

誉め言葉です。

 

「ふぅん……なぁオーフィス。本当に静寂でいいのか?」

「……?」

 

首をかしげるオーフィス。無表情だが可愛いな。……この無表情を俺の剛直でアへ顔にするとか……くくっ……最高じゃねーか……。

 

「俺なら、静寂よりもイイコト、教えてやれるかもな」

「……! 静寂より……?」

 

おっ、食いついたな。

この子はホームシック、つまり心の拠り所が故郷な訳だ。その拠り所を俺にしてしまえばいい。目指すは我が家のマスコットだな。エロ可の。

カレンダーを見れば、今日は土曜日だった。

……なんてタイミングだ……恵まれてるな、俺。バイトのシフトも入ってないし……ここはひとつ、龍神幼女を堕とすとしますか。

 

「……ソーセージ、食うか?」

「ん」

 

……まぁ、その前に飯だ。

 

★

 

「どうだ、気持ちいいか?」

「ん……」

 

オーフィスはイッセーに、いわゆるおひざだっこされながら、頭を撫でられていた。

撫でられるたびに、胸の中に暖かいものが込み上げてくるのに驚いていた。

 

(我、この暖かいの、知らない)

 

孤独と虚無の感情しか知らなかったオーフィスは、この暖かさがわからかなかった。

しかし、彼女にもそれが心地よいことだけは判った。

イッセーは、ただただ撫でるだけだ。優しく頭をなで、時おり髪をすく。

ただソレだけなのに、オーフィスの心はどうしようもなく暖まった。この心地よさに、委ねていた。 イッセーの手は魔法の手なのではないか? と思ってしまうほどだった。

ほわん、という暖まった胸が、じん、と熱くなっているのに、オーフィスは気づいた。

コチ、コチと時計が時を刻む度に、胸のじんとした熱さが高まっていく。時計の針は、既に午前10時を指していた。

オーフィスはこの感覚に戸惑った。自分は頭を撫でられているだけなのに……と。頭もぼーっとして、良く分からない。

 

「オーフィス?」

 

イッセーの柔らかい声が心に染み渡る。

 

「気持ちいいか?」

「うん……」

「そっか」

 

イッセーは頭を撫でるのをやめると、お腹に手を回してお腹を撫で始めた。

 

(あ……)

 

ふと、オーフィスの視線に入ったものがあった。本だ。小説がベッド近くの机に無造作に置いてあったのだ。

タイトルには「愛に堕ちる」と書いてあり、どうやらドロドロの恋愛物小説らしい。

だが、オーフィスにとって内容はどうでも良く、「愛」という文字だけで十分だった。

 

(あい……愛)

 

愛しい、と思う気持ち。それがイッセーから伝わってくるような気がして。嬉しかった。

オーフィスとて、伊達に長生きしているわけではない。恋や愛の意味くらいわかる。だが、その感情が理解できないだけだった。

胸の熱さが、愛しさなのだと思った。そう思うと……少し、本当に少しだが――頬に朱が差した。

そして……ぽて、と力を抜き、彼に身体を任せたのだった。

 

「……オーフィス?」

 

彼が撫でるのを中断すると、そう問う。

 

(もっとしてほしい……)

 

すでにオーフィスは彼の虜だった。……いや、彼の手の虜、というべきか。

 

「ん……もっと」

「おうよ」

 

オーフィスはちょっとだけ、考えた。

 

(この後、狭間に帰れるだろうか?)

 

そう考えて、ふるりと少し身震いをした。

たかたか数時間の出来事――といっても、オーフィスにはもっと永い時間のように感じたのだが、ともかくソレだけの時間で感情が芽生えてしまった。

オーフィスには、イッセーから離れることがただただ怖かった。愛と共に、恐怖の感情も生まれた。

 

(我は、イッセーが……愛しい。愛しいのに、怖い)

 

オーフィスの感情は幼い。だがそれと同時に知識は大人以上だ。

だからこそ、イッセーとの別れも容易に理解できた。幼き心で考え、大人びた知識が少し歪んだ答えを弾き出す。

 

「考えなくていい。今は、俺に身を委ねて」

 

オーフィスは、イッセーの言葉に委ねた。その優しい毒に身を委ねる。

とくん、と心臓が熱く脈打つのを感じながら……。

 




うーん、堕ちるの早かったかな?オーフィスといちゃいちゃしたいです。
でも俺的にはオーフィスはこのくらいちょろいと思う。
何が言いたいかって、合法ロリサイコー。
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